JP2002013790A - 空調機の遠隔監視方法 - Google Patents

空調機の遠隔監視方法

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JP2002013790A
JP2002013790A JP2000195211A JP2000195211A JP2002013790A JP 2002013790 A JP2002013790 A JP 2002013790A JP 2000195211 A JP2000195211 A JP 2000195211A JP 2000195211 A JP2000195211 A JP 2000195211A JP 2002013790 A JP2002013790 A JP 2002013790A
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Yutaka Miyao
裕 宮尾
Yoshihiro Ito
喜啓 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調機の状態に関する情報の入手を容易に
し、修理などの効率化を図ること。 【解決手段】 空調機110の運転状況に関するデータ
を、情報処理装置300へ送信する。情報処理装置30
0は、このデータをネットワーク500を通じて、サー
バ装置400へと送信する。サーバ装置400の側では
集めたデータを解析する。たとえば、故障要因などに関
するデータベースを構築する。修理の依頼があった場
合、メーカの保守要員は、修理の依頼のあったユーザ宅
の空調機110についてのデータ、および、このデータ
ベースを確認することで、空調機110の運転状況を現
地にゆくことなく故障部位などを推定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機の遠隔監視
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調機は、各種センサによって室内環境
をモニタし、その結果に基づいて快適な室内環境が実現
できるように自動運転をおこなうようになっている。
【0003】このような空調機に不具合などが生じた場
合、これまでは、ユーザが電話によってサービスセンタ
ーに連絡し、これに応じて保守要員が現地に行って修理
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】修理等の際には、事前
に状況が詳しく分かっていれば、修理に必要な部品をあ
らかじめ用意することができるため、作業効率がよくな
る。しかし、現状では、実際に現地にゆかなければ、状
況が分からなかった。
【0005】修理を依頼してきたユーザの申告に基づい
て、空調機の状態をあらかじめ推定することも考えられ
る。しかし、空調機が十分に機能しうるか否かは、実際
の使用環境によって大きく異なる。たとえば、同じよう
に運転していたとしても、家屋の材質(木造/鉄筋コン
クリート)、部屋の広さ等に応じて、部屋の温度等は異
なってしまう。さらには、階(1階、2階)、隣部屋の
有無、角部屋であるか否か、窓の有無、空調機の取り付
け位置、日当たり、湿度、外気温度等によって大きく異
なる。このため、顧客からの状況報告のみでは、故障原
因などを正確に推定することは困難であった。特に新製
品の空調機が場合には、これまでの設置実績がないため
情報の絶対量が少なく、故障要因を推定するのが困難で
あった。
【0006】また、空調機の異常は、必ずしも、室温等
を設定(目標値)どおりに制御できない場合だけとは限
らない。たとえば、現在の空調機においてはセンサによ
って室内環境を監視しつつ自動運転を行っているため、
フィルターが目詰まりしている場合でも、設定した温度
に保たれてしまう。しかし、設定した温度には維持され
てはいるものの、この場合には、消費電力が本来よりも
多くなっているはずであり、正常な状態とは言い難い。
つまり、センサの検出結果等に基づいて自動運転するこ
とが、空調機の状態を正確に判断することを却って困難
にしていた。
【0007】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、修理などの効率化を図った、空調機の
遠隔監視方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る空調機の遠隔監視方法は、空調機
の運転状況に関するデータ(以下「運転状況データ」と
いう)をネットワークを通じて集め、集めた該運転状況
データを解析すること、を特徴とするものである。
【0009】この請求項1に記載の発明によれば、運転
状況データをネットワークを通じて集め、集めた運転状
況データを解析する。
【0010】請求項2に係る空調機の遠隔監視方法は、
請求項1に記載の発明において、前記ネットワークは、
インターネットを含んで構成されたものであること、を
特徴とするものである。
【0011】この請求項2に記載の発明によれば、イン
ターネットを通じて運転状況データを集める。
【0012】請求項3に係る空調機の遠隔監視方法は、
請求項1または2に記載の発明において、前記運転状況
データには、空調機が設置されている室内の温度、湿
度、室外の温度、温度制御の目標温度、冷媒の圧力、電
源のON/OFF状態、インバータ制御における周波
数、PAM制御における電圧、消費電力、前記空調機の
故障内容を示すエラー情報、からなる群のうちの少なく
とも一つを含むこと、を特徴とするものである。
【0013】この請求項3に記載の発明によれば、空調
機が設置されている室内の温度、湿度、室外の温度、温
度制御の目標温度、冷媒の圧力、電源のON/OFF状
態、インバータ制御における周波数、PAM制御におけ
る電圧、消費電力、空調機の故障内容を示すエラー情
報、からなる群のうちの少なくとも一つを集める。
【0014】請求項4に係る空調機の遠隔監視方法は、
請求項3に記載の発明において、前記解析は、故障要因
に関するデータベースを構築するものであること、を特
徴とするものである。
【0015】この請求項4に記載の発明によれば、解析
によって、故障要因に関するデータベースを構築する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0017】この実施の形態は、ネットワークを通じ
て、空調機110を遠隔監視することを主な特徴とする
ものである。以下、詳細に説明する。
【0018】この実施の形態のシステムは、図1に示す
とおり、空調機110と、この空調機110に関する情
報を送信する情報処理装置300を備えて構成されてい
る。また、サーバ装置400と、ネットワーク500と
を備えて構成されている。
【0019】まず、空調機110について図1および図
2を用いて説明する。
【0020】空調機110は、図示しない室外機から供
給される冷媒を利用して冷気等を生成しこれを送風する
ことで室内環境を所望の状態に保つためのものであり、
室内(たとえば、壁面)に設置される。空調機110の
筐体111の正面には、図1に示すとおり、冷気等の吹
き出し口112、情報処理装置300と信号を授受する
ための端子部113等が設けられている。筐体111内
部には、熱交換機、送風ファンおよびこれを作動させる
送風ファンモータ121(図2参照)、室内の空気を外
部に排出する換気機構、空気の汚れを除去する空気浄化
機構などが収容されている。
【0021】空調機110は、図2に示すとおり制御構
成上、送風ファン(不図示)を駆動する送風ファンモー
タ121、温度などを検出する各種センサ122、通信
回路123、制御回路125等を備えて構成されてい
る。さらに、この図には示していないが、ファンなどの
換気機構、フィルタなどの空気浄化機構も備えている。
【0022】センサ122は、この空調機の状態、さら
には、室内外の状態を検出するためのものである。この
実施の形態としては、吹き出し口112における冷気な
どの温度を検出する温度センサ、室内の温度を検知する
室温センサ、室外の温度を検知する室外温度センサ、湿
度を検出する湿度センサを備えている。また、冷媒圧力
を検出する圧力センサ等も備えている。
【0023】通信回路123は、情報処理装置300と
各種信号を授受するためのものである。この通信回路1
23は、端子部113からこの信号を入出力する構成と
なっている。つまり、端子部113に接続されたケーブ
ルを介して、情報処理装置300と信号の授受をおこな
うようになっている。通信回路123は、制御回路12
5からの指示にしたがって動作している。
【0024】制御回路125は、この空調システム全体
を制御統括するものである。この制御回路125は、具
体的にはメモリ126と、CPU127を含んで構成さ
れている。CPU127がメモリ126に格納されてい
る制御プログラムを実行することで様々な機能を実現し
ている。たとえば、制御回路125は、上述した各部お
よび室外機(不図示)を制御して空調機としての機能動
作を実現している。
【0025】さらに、この実施の形態の制御回路125
は、この空調機110の運転状況等に関するデータを、
通信回路123によって情報処理装置300へと送信す
る機能を備えている。この運転状況に関するデータとし
ては、各種センサ122の検出値、設定温度、稼働状況
(ON/OFF、インバータ制御における周波数、PA
M(Pulse Amplitude Modulation)制御における電圧、
消費電力)等が上げられる。また、この制御回路125
は、該制御回路125自身および上記各部の異常の有無
を確認する自己診断機能を備えている。この自己診断の
結果、異常が検知された場合には、故障内容(たとえ
ば、異常部位、推定される故障要因)を示すエラーコー
ドを、運転状況などに関するデータの一部として情報処
理装置300へと送信する機能を備えている。
【0026】この他、制御回路125は、通信回路12
3を通じて情報処理装置300から入力される制御命令
にしたがって、上記各部を制御する機能を備えている。
【0027】次に情報処理装置300について説明す
る。
【0028】情報処理装置300は、空調機110から
送信されてきた運転状況などを示すデータを蓄積すると
ともに、この蓄積したデータをネットワーク500を通
じてサーバ装置400へ送信するものである。また、ネ
ットワーク500を通じて送信されてきた遠隔指示にし
たがって、空調機110を制御するものである。
【0029】情報処理装置300は、図3に示すとお
り、内部的には、表示回路311、入力回路312、通
信回路313、ネットワーク接続回路314、記憶回路
315および制御回路316を備えて構成されている。
【0030】表示回路311は、使用者による動作指示
の入力に際して必要な各種情報を表示させるためのもの
であり、表示画面301(図1)を構成するCRT(Ca
thode Ray Tube)、表示信号を処理する回路等を含んで
構成されている。そのときの入力内容の確認は、この表
示画面301上においておこなうことができる。この表
示回路311は制御回路316からの指示にしたがっ
て、動作している。
【0031】入力回路312は、使用者からの動作指示
の入力を受け付けるためのものであり、キーボード、マ
ウスなどの入力装置302を含んで構成されている。サ
ーバ装置400へ送信する項目のうち、空調機110に
よって得られないものは、この入力装置302を用いて
使用者が入力するようになっている。この入力回路31
2は受け付けた入力内容を、制御回路316へ出力する
ように構成されている。
【0032】通信回路313は、他の装置(ここでは、
空調機110)と信号を授受するためのものである。こ
の通信回路313は、制御回路316からの指示にした
がって動作するように構成されている。
【0033】ネットワーク接続回路314は、この情報
処理装置300をネットワーク500へ接続するための
ものである。この実施の形態では、ネットワーク500
として、主にインターネットを想定している。このた
め、ネットワーク接続回路314は、TCP/IPなど
のインターネットにおいて採用されているプロトコルに
対応している。
【0034】記憶回路315は、制御プログラム、各種
データを記憶するためのものである。この制御プログラ
ムは、必要に応じてメモリ317にロードされ、CPU
318によって実行されるようになっている。
【0035】この記憶回路315に格納されるデータと
しては、空調機110から送信されてきた運転状況など
に関するデータ、使用者によって入力装置302を用い
て入力されたデータ等が上げられる。さらに、この蓄積
されたデータを整理し、サーバ装置400へ送信するプ
ログラムなども格納されている。
【0036】記憶回路315は、コンピュータ読み取り
可能な記録媒体を含んで構成されている。たとえば、ハ
ードディスク装置や光磁気ディスク装置、磁気記録媒体
(たとえば、磁気ディスク、磁気テープ)、フラッシュ
メモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等のよう
な読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Acc
ess Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれら
の組み合わせにより構成されている。なお、記憶回路3
15を構成するこれら記憶媒体(あるいは、記録媒体)
は、必ずしもこの情報処理装置300に固定的に設けら
れている必要はない。情報処理装置300から取り外し
(あるいは、装脱着)可能に構成されていても構わな
い。記憶媒体(あるいは、記録媒体)に対してデータを
読み書きする機構(たとえば、ドライブ装置)について
も同様である。さらに、これらは、情報処理装置300
自身が備えている必要はなく、情報処理装置300から
アクセス可能に構成されていれば足りる。
【0037】制御回路316は、この情報処理装置30
0の全体を制御統括するものであり、メモリ317とC
PU318とを含んで構成されている。上述したとお
り、記憶回路315に格納されたプログラムをメモリ3
17にロードし、これをCPU318が実行すること
で、上記各部を制御して各種機能を実現している。たと
えば、空調機110から送信されてきた運転状況等に関
するデータ、および、入力装置302によって入力され
たデータを、サーバ装置400へと送信する機能を備え
ている。
【0038】サーバ装置400へ送信する項目はあらか
じめ決まっている。このため、この実施の形態ではあら
かじめ用意したフォーマットにその都度入手されるデー
タを入力することで、送信するデータを作成するように
なっている。
【0039】さらに、制御回路316は、通信回路31
3を通じて所定の動作指示を空調機110へ送信するこ
とで、空調機110を制御する機能を備えている。な
お、この動作指示は、入力装置302によって、あるい
は、ネットワーク接続回路314を通じてネットワーク
500から入力されるようになっている。
【0040】情報処理装置300としては、実際にはい
わゆるパーソナルコンピュータなどのコンピュータシス
テム上で、本実施の形態の動作を実現するためのソフト
ウエアを実行することで実現可能である。なお、ここで
いう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器な
どのハードウエアを含むものとする。また、上述した構
成以外にも専用のハードウエアによって実現してもよ
い。
【0041】サーバ装置400について説明する。
【0042】サーバ装置400は、各ユーザ宅の情報処
理装置300から送信されてくる各種情報を受信、蓄積
するためのものである。サーバ装置400のハードウエ
ア構成は、情報処理装置300とほぼ同様である。ただ
し、情報処理装置300とは機能が異なっている。すな
わち、このサーバ装置400は、情報処理装置300か
らネットワーク500を通じて送信されてきた情報を、
このサーバ装置400が備えている(あるいは、このサ
ーバ装置400からアクセス可能な)ハードディスク装
置等の記憶装置(不図示)に蓄積するように構成されて
いる。このサーバ装置400は空調機110を製造した
メーカ等によって開設されているものであり、これに蓄
積されたデータは解析されて、故障要因の特定などに用
いられるデータベースの構築に供されるようになってい
る。
【0043】なお、実際のサーバ装置400は、コンピ
ュータシステム上において所定のプログラムを実行する
ことで実現されている。
【0044】次に、このシステムにおける遠隔監視の概
要を図4を用いて説明する。
【0045】空調機110は、該空調機110の状態な
どを検出し、情報処理装置300へと送信する(ステッ
プS101)。より詳しくは、以下の通りである。空調
機110のセンサ122は、常に、温度、湿度などを検
出している。制御回路125は通信回路123を制御す
ることで、各センサ122の検出値等の運転状況に関す
るデータを、端子部113に接続されたケーブルを通じ
て、情報処理装置300へと逐次送信している。この
他、自己診断の結果、さらには、故障時にはそのエラー
コード等も情報処理装置300へと送信している。
【0046】なお、制御回路125は、これと並行し
て、このセンサ122の検出結果に基づいて送風ファン
モータ121などを制御することで、室内の温度など
が、使用者によって指定された目標値と一致するように
自動運転を行っている。
【0047】情報処理装置300の制御回路316は、
空調機110から送られてきた各種データを通信回路3
13を通じて受信し、この受信したデータを記憶回路3
15へ蓄積する(ステップS102)。
【0048】制御回路316は、この記憶回路315に
蓄積されたデータを、所定期間ごとに、ネットワーク接
続回路314によってサーバ装置400へと送信する
(ステップS103)。
【0049】なお、送信する情報の内容(項目)として
は、空調機110によって得られるデータの他にも、空
調機110の設置環境などに関する項目(たとえば、部
屋の広さ)も上げられる。さらには、ユーザの氏名、住
所、電話番号、電子メールのアドレス等も上げられる。
このような項目については、この図には示していない
が、使用者が入力装置302を用いて入力する。この入
力に際しては、表示回路311によって表示画面301
に所定の入力欄を備えた入力画面を表示させ、使用者が
入力装置302を用いてこの画面上において入力するよ
うになっている。したがって、これらの項目の入力に際
して使用者は専門知識は不要である。制御回路316
は、このようにして入力された各項目の内容について
も、空調機110から送信されてきたデータと同様にし
て、サーバ装置400へと送信する。
【0050】上述した入力画面上で使用者によって直接
入力されたデータも、記憶回路315に保持されること
になる。このデータは、特別な事情がない限りは変更さ
れることはない。したがって、この入力装置302を用
いた入力は、最初だけでよい。ただし、空調機110を
他の部屋に移動させたような場合には、その都度、入力
し直す必要がある。
【0051】サーバ装置400は、以上のようにして各
家庭の空調機110から送信されてきたデータを蓄積し
解析する(ステップS104)。たとえば、この蓄積さ
れたデータを解析し、故障時の現象とその故障要因との
関係を示すデータベースを構築しておけば、故障部位の
特定等にこのデータを活かすことができる。
【0052】この後も同様の動作がおこなわれること
で、サーバ装置400には、常に最新のデータが追加さ
れてゆくことになる。したがって、メーカの保守要員等
は、サーバ装置400に蓄積されているデータを閲覧、
解析することで、空調機110の動作状態を遠隔監視す
ることができる。
【0053】以上説明したとおりこの実施の形態では、
各家庭等に設置された空調機110の状態を遠隔監視す
ることができる。したがって、保守、メンテナンスなど
を効率化することができる。つまり、修理などの際には
これまで実際に現地にゆくまで、故障の状況などを知る
ことができなかったが、この実施の形態では現地にゆく
ことなく各種情報を入手できる。しかも、過去にさかの
ぼって使用状況の分析が可能である。したがって、修理
などの際には故障部位をあらかじめ特定し、故障が推定
される部品をあらかじめ用意してゆくことで、1回の訪
問で修理を完了させることができる。
【0054】上述した実施の形態では、空調機110の
状態を示す情報のうちすべての時間分を送信していた
が、必ずしもすべてを送信する必要はない。情報処理装
置300に蓄積されるデータのうち実際に必要とされる
部分は、異常が生じる直前の一定期間(たとえば、一週
間)分だけで済むことが多い。あるいは、動作状態を観
察している所定期間分だけであることが多い。また、デ
ータの送受信にはコストがかかるため、真に必要なデー
タだけを必要なときにだけ送信するようにしてもよい。
たとえば、修理を依頼する際にだけ、故障が生じる直前
の一定期間分のデータを送信するようにしてもよい。あ
るいは、故障修理後、一定期間だけデータを送信し遠隔
監視するようにすれば、修理が完全であったか否かを容
易に確認できる。
【0055】上述した実施の形態では、空調機110の
運転状況に関するデータを、空調機110を製造したメ
ーカのサーバ装置400へと送信していたが、送信先は
これに限定されるものではない。たとえば、空調機11
0が設置されているビルを管理している管理会社に設置
されたサーバ装置へと送信してもよい。このようにすれ
ば、ビル管理あるいはアパート管理などのため、各部屋
のエアコンの状況、利用電気代などを遠隔監視すること
ができる。
【0056】上述した実施の形態では、ネットワーク5
00としてインターネットを想定していたが、インター
ネットへの接続形態は、特に限定されるものではない。
専用線によって、情報処理装置300を、直接、インタ
ーネットに接続してもよい。あるいは、途中の一部の回
線部分については公衆回線を利用して、インターネット
に接続してもよい。この場合には、ネットワーク500
は、公衆回線とインターネットとによって構成されるこ
とになる。また、ネットワーク500は、インターネッ
ト以外のネットワークであっても構わない。
【0057】サーバ装置400へ送信するデータのフォ
ーマット等は特に限定されるものではなく、どのような
フォーマットであっても構わない。
【0058】なお、本明細書において言う「コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネットなど
のネットワークや電話回線などの通信回線を解してプロ
グラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、
動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバや
クライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性
メモリのように、一定時間プログラムを保持しているも
のを含むものとする。
【0059】また、上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述
した機能をコンピュータシステムにすでに記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるものであって
もよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空調機
の遠隔監視方法によれば、保守管理の効率化を図ること
ができる。さらには、空調機の利便性を高めることがで
きる。より詳しくは以下の通りである。
【0061】請求項1に記載の発明では、ネットワーク
を通じて集められた運転状況データを解析することで、
保守要員は空調機の設置されている現場に行くことな
く、空調機の状態を知ることができる。したがって、修
理に必要な部品をあらかじめ用意した上で、空調機の設
置場所へ行くことができる。したがって、修理などの作
業効率が高い。
【0062】請求項2に記載の発明では、インターネッ
トを通じて集めることで、通信コストを低減することが
できる。
【0063】請求項3に記載の発明では、空調機の運転
状況を示す様々な項目について、確認できる。したがっ
て、故障内容等を正確に推定できる。
【0064】請求項4に記載の発明では、多くのデータ
に基づいてデータベースを構築することができるため、
信頼性の高いデータベースを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空調機の遠隔監視
システムの概要を示す図である。
【図2】空調機の構成を示す図である。
【図3】情報処理装置の構成を示す図である。
【図4】遠隔監視の動作概要を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
110 空調機 113 端子部 122 センサ 123 通信回路 125 制御回路 300 情報処理装置 301 表示画面 302 入力装置 311 表示回路 312 入力回路 313 通信回路 314 ネットワーク接続回路 315 記憶回路 316 制御回路 400 サーバ装置 500 ネットワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機の運転状況に関するデータ(以下
    「運転状況データ」という)をネットワークを通じて集
    め、集めた該運転状況データを解析すること、 を特徴とする空調機の遠隔監視方法。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークは、インターネットを
    含んで構成されたものであること、 を特徴とする請求項1に記載の空調機の遠隔監視方法。
  3. 【請求項3】 前記運転状況データには、空調機が設置
    されている室内の温度、湿度、室外の温度、温度制御の
    目標温度、冷媒の圧力、電源のON/OFF状態、イン
    バータ制御における周波数、PAM制御における電圧、
    消費電力、前記空調機の故障内容を示すエラー情報、か
    らなる群のうちの少なくとも一つを含むこと、 を特徴とする請求項1または2に記載の空調機の遠隔監
    視方法。
  4. 【請求項4】 前記解析は、故障要因に関するデータベ
    ースを構築するものであること、 を特徴とする請求項3に記載の空調機の遠隔監視方法。
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Cited By (4)

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