JPH04262627A - エコーキャンセラ装置 - Google Patents

エコーキャンセラ装置

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Publication number
JPH04262627A
JPH04262627A JP4425691A JP4425691A JPH04262627A JP H04262627 A JPH04262627 A JP H04262627A JP 4425691 A JP4425691 A JP 4425691A JP 4425691 A JP4425691 A JP 4425691A JP H04262627 A JPH04262627 A JP H04262627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
echo path
echo
path characteristic
signal
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4425691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Ito
伊藤 栄紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4425691A priority Critical patent/JPH04262627A/ja
Publication of JPH04262627A publication Critical patent/JPH04262627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線に使用される
エコーキャンセラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、長距離回線、特に衛星通信の回線
遅延により通信回線に生ずるエコーの存在が通信品質上
の問題になっている。このエコーを制御する手段として
、従来、スィッチング動作を基本とするエコーサプレッ
サが用いられている。
【0003】図2は従来形式のエコーキャンセラ装置の
構成図である。エコーキャンセラ装置11の受信側入力
端子1から入力した時刻jの受信信号Xj はエコーパ
スモデル6、エコーパス特性測定回路9および比較器1
0に入力すると共に、エコーキャンセラ装置11の受信
側出力端子2から出力してエコーパス5に送られる。エ
コーパス5は一般に通信回線、二線四線変換器および二
線側に接続される二線回線と電話機等の端末機器から構
成され、端末機器からの信号の無いときは線形系を構成
している。エコーパス5からの出力信号は時刻jのエコ
ー信号Yj とし、エコーキャンセラ装置11の送信側
入力端末3に入力される。エコーキャンセラ装置11で
はエコーパス特性に近似したアダプティブフィルタであ
るエコーパスモデル6に受信信号Xj を入力すること
によりエコーパスモデル6の出力に近似した擬似エコー
Yj ′を作りだし、減算器7で送信側入力端子3から
入力する実際のエコーYj から差し引くことによりエ
コーを打ち消す。この結果、減算器7の出力には実際の
エコーYj と擬似エコーYj ′との差分である消去
残エコーej が出力される。この消去残エコーej 
はエコーパス5の特性とエコーパスモデル6の特性とが
近似するほど小さくなる。このためにエコーキャンセラ
装置11ではエコーパス特性測定回路9を持ち、受信信
号Xj と消去残信号ej とをもとに学習的同定法に
従いエコーパスモデル6の特性をエコーパス5の特性と
一致するように修正している。 Hj+1 =Hj +α・(ei ・Xi /ΣX2 
)    … (1)なお、ここで、  H:アダプテ
ィブフィルタのタップ係数 α:修正係数である。
【0004】この学習的同定法は通信回線を線形系とみ
なして修正をしているが、近端話者が通話中にはエコー
パス内で信号が発生するために線形回路とは言えなくな
り修正を誤る。通信回線のエコーパスは回線の構成上常
にロス系になる。このために、比較器10で受信側信号
レベルと送信側信号レベルとを比較することにより近端
話者が通話を行っているか否かを判定できる。この判定
結果をもとにエコーパス特性測定回路9によるエコーパ
スモデル6の修正を停止する制御回路8を付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、比較器によりエコーパス側の話者の通話の有
無を判定するときに、受信側信号レベルに比較して送信
側信号レベルが高くなる程度に近端話者信号レベルが高
くならないと検出できないので、近端話者信号レベルが
小さいときは修正を誤りエコーパスモデルの特性が実際
のエコーパス特性と異なってきてエコーの打ち消しが充
分に行えなくなり、話頭切断やクリック雑音等の障害が
発生する欠点があった。すなわち、エコーキャンセラ装
置は、内部にエコーパス特性と同一特性を持つアダプテ
ィブフィルタであるエコーパスモデルによりエコーと近
似的な擬似エコーを作成してこれにより実際のエコーを
打ち消すが、このエコーパスモデルはエコーパスの入力
信号である受信信号とエコーパスの出力信号である送信
信号とに含まれるエコーを使用して適応的に修正される
。ところが、片方向通話時は送信信号に含まれる信号は
エコーだけであるが、双方向通話時には送信信号にエコ
ー信号と共にエコーパス側の話者(近端話者)の通話信
号が含まれ、エコーパスの推定を誤って反響路モデルが
乱されることがある。従来より双方向通話時のエコーパ
スの乱れを防ぐために受信信号レベルと送信信号レベル
とを比較し、送信信号が受信信号より大きいときは送信
信号に近端話者信号が含まれるものとしてエコーパスの
修正を停止していた。しかし、通信信号が受信信号に比
較し小さいときは通話信号の有無が判定できず反響路モ
デルが乱れ打ち消し量が低下していた。
【0006】本発明は、このような欠点を除去するもの
で、双方向通信での打ち消し量の低下を抑えてエコーの
打ち消しが充分に行えるエコーキャンセラ装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信側信号出
力端子から送信側信号入力端子までのエコーパスの特性
に等しい特性のアダプティブフィルタで構成され疑似エ
コーを合成するエコーパスモデルと、実際のエコーから
この疑似エコーを差し引く減算器と、上記受信側信号出
力端子と上記減算器の出力とに接続され上記エコーパス
の特性を測定する第一エコーパス特性測定回路と、上記
受信側信号出力端子から出力される受信信号のレベルと
上記送信側信号入力端子に入力される送信信号のレベル
とを比較する比較器と、上記比較器の出力に応じて上記
第一エコーパス特性測定回路の出力を制御する第一制御
回路とを備えたエコーキャンセラ装置において、上記受
信側信号出力端子と上記送信側信号入力端子とに接続さ
れ上記エコーパスの特性を測定する第二エコーパス特性
測定回路と、上記第二エコーパス特性測定回路の測定値
の同期加算を行う同期加算回路と、上記第一制御回路の
出力または上記同期加算回路の出力のいずれか一方を選
択する第二制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0008】ここで、上記第二エコーパス特性測定回路
は、所定時間の受信信号と送信信号との間の相関を求め
、相関性の高い受信信号と送信信号とに基づきエコーパ
スの特性を測定する構成であることが好ましい。
【0009】
【作用】従来のエコーキャンセラ装置と同一の学習的同
定法を使用したエコーパス特性測定回路の他に、FFT
や相関性をとってエコーパス特性を求めるエコーパス特
性測定回路を設けることにより、受信信号に無関係な近
端話者信号の影響を弱くする一方、双方向通話に対して
強くする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0011】この実施例は、図1に示すように、受信側
信号出力端子2から送信側信号入力端子3までのエコー
パス5の特性に等しい特性のアダプティブフィルタで構
成され疑似エコーを合成するエコーパスモデル6と、実
際のエコーからこの疑似エコーを差し引く減算器7と、
受信側信号出力端子2と減算器7の出力とに接続されエ
コーパス5の特性を測定するエコーパス特性測定回路9
と、受信側信号出力端子2から出力される受信信号のレ
ベルと送信側信号入力端子3に入力される送信信号のレ
ベルとを比較する比較器10と、比較器10の出力に応
じて第一エコーパス特性測定回路9の出力を制御する制
御回路8とを備え、さらに、本発明の特徴とする手段と
して、受信側信号出力端子2と送信側信号入力端子3と
に接続されエコーパス5の特性を測定するエコーパス特
性測定回路12と、エコーパス特性測定回路12の測定
値の同期加算を行う同期加算回路13と、制御回路8の
出力または上記同期加算回路13の出力のいずれか一方
を選択する制御回路14とを備える。
【0012】次にこの実施例の動作を説明する。図1は
本発明実施例の構成図である。エコーパス特性測定回路
9は従来形のエコーキャンセラ装置と同じように受信信
号Xj と消去残信号ej を使用し、(1) 式に従
い毎サンプルエコーパスモデルの修正を行う。この結果
、通話開始後すばやくエコーパスモデルのチャネルがエ
コーパスと一致する。比較器10および制御回路8も従
来形のエコーキャンセラ装置と同じように双方向通話時
の修正を制御する。エコーパス特性測定回路12は受信
信号Xj と送信信号Yj のFFTを行うか相関を取
ることでエコーパスの特性を測定する測定回路であり、
一定時間の受信信号と一定時間の送信信号とを蓄積し、
それらの信号間でFFT演算または相関を求めてエコー
パスの特性を測定する。測定方法として、相関性の強い
受信信号と送信信号とを基にエコーパス特性を求めるの
でエコーパス特性測定までの時間はかかるが、受信信号
または送信エコー信号と相関性の無い近端話者信号の影
響を受けにくい。 このエコーパス特性測定回路11の出力を同期加算回路
12に入力する。同期加算回路12でN回の加算を行う
ことで相関性の強いエコーパス特性の精度はさらに10
*log n dB  の向上する。この結果、近端話
者信号によるエコーパス特性の測定誤差は実用上影響無
い程度まで抑えられる。制御回路14は通話開始時には
双方向通話での乱れが大きいが収束速度の早い第一のエ
コーパス特性測定回路の出力である制御回路8の出力を
選択し、エコーパス特性測定回路12側よりエコーパス
の測定結果が出力されるタイミングで同期加算回路13
の出力を選択するよう制御することで近端話者信号によ
るエコーパスの乱れを妨げる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、双方向
通話状態でも十分なエコーの打ち消しの可能なエコーキ
ャンセラ装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明実施例の構成を示すブロック構成図
【図2】  従来例の構成を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1    受信側入力端子 2    受信側出力端子 3    送信側入力端子 4    送信側出力端子 5    エコーパス 6    エコーパスモデル 7    減算器 8    制御回路 9    エコーパス特性測定回路 10    比較器 11    エコーキャンセラ装置 12    エコーパス特性測定回路 13    同期加算回路 14    制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  受信側信号出力端子から送信側信号入
    力端子までのエコーパスの特性に等しい特性のアダプテ
    ィブフィルタで構成され疑似エコーを合成するエコーパ
    スモデルと、実際のエコーからこの疑似エコーを差し引
    く減算器と、上記受信側信号出力端子と上記減算器の出
    力とに接続され上記エコーパスの特性を測定する第一エ
    コーパス特性測定回路と、上記受信側信号出力端子から
    出力される受信信号のレベルと上記送信側信号入力端子
    に入力される送信信号のレベルとを比較する比較器と、
    上記比較器の出力に応じて上記第一エコーパス特性測定
    回路の出力を制御する第一制御回路とを備えたエコーキ
    ャンセラ装置において、上記受信側信号出力端子と上記
    送信側信号入力端子とに接続され上記エコーパスの特性
    を測定する第二エコーパス特性測定回路と、上記第二エ
    コーパス特性測定回路の測定値の同期加算を行う同期加
    算回路と、上記第一制御回路の出力または上記同期加算
    回路の出力のいずれか一方を選択する第二制御回路とを
    備えたことを特徴とするエコーキャンセラ装置。
  2. 【請求項2】  上記第二エコーパス特性測定回路は、
    所定時間の受信信号と送信信号との間の相関を求め、相
    関性の高い受信信号と送信信号とに基づきエコーパスの
    特性を測定する構成である請求項1記載のエコーキャン
    セラ装置。
JP4425691A 1991-02-15 1991-02-15 エコーキャンセラ装置 Pending JPH04262627A (ja)

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JP4425691A JPH04262627A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 エコーキャンセラ装置

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JPH04262627A true JPH04262627A (ja) 1992-09-18

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ID=12686444

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JP4425691A Pending JPH04262627A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 エコーキャンセラ装置

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