JPH04262237A - フーリエ変換赤外分光計を用いたエンジン排ガス分析装置 - Google Patents

フーリエ変換赤外分光計を用いたエンジン排ガス分析装置

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JPH04262237A
JPH04262237A JP3044165A JP4416591A JPH04262237A JP H04262237 A JPH04262237 A JP H04262237A JP 3044165 A JP3044165 A JP 3044165A JP 4416591 A JP4416591 A JP 4416591A JP H04262237 A JPH04262237 A JP H04262237A
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ftir
vehicle engine
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exhaust gas
vehicle
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Ko Inoue
香 井上
Yutaka Yamagishi
豊 山岸
Masayuki Adachi
正之 足立
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定試料に対して赤外
光を照射し、そのとき得られる吸収スペクトル中の複数
の指定された波数ポイントにおける吸光度に基づいて測
定試料中に含まれる多成分を定量分析するFTIR(フ
ーリエ変換赤外分光計)を用いた車両エンジン排ガス分
析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記車両エンジン排ガス分析装置は、例
えば図1に示すように構成されている。この図において
、1は排ガス源であるエンジンを搭載した供試車両(例
えば乗用車)、2は車両1のエンジンから排出される排
ガスを適宜希釈するダイリューショントンネル、3は希
釈用エヤー導入管、4はガス流路、5はクリティカルフ
ローベンチュリ(Critical  Flow  V
enturi )、6は吸引ブロアである。そして、ダ
イリューショントンネル2の途中には希釈ガス(これが
測定対象としての測定ガスとなる)を採取するガス採取
管7が接続してあって、その下流側にはFTIR8が設
けられている。
【0003】前記FTIR8は、詳細には図示してない
が、前記ガス採取管7によって導かれる測定ガスや比較
ガスを収容するセルと、このセルに対して平行な赤外光
を発するように構成された赤外光源と、ビームスプリッ
タ,固定ミラー,可動ミラーからなる干渉機構と、セル
を透過した赤外光が入射される半導体検出器などからな
る分析部9と、この分析部9から出力されるインターフ
ェログラムを加算平均し、その加算平均出力を高速でフ
ーリエ変換し、さらに、このフーリエ変換出力に基づい
て測定対象成分に関するスペクトル演算などを行うデー
タ処理部10とからなり、このデータ処理部10は例え
ばコンピュータよりなる。なお、11は入力装置として
のキーボード、12はディスプレイとしてのCRTであ
る。
【0004】このように構成されたFTIR8において
は、次のようにして多成分を定量分析することができる
。すなわち、前記セルに比較試料または測定試料をそれ
ぞれ収容して赤外光源からの赤外光をセルに照射し、比
較試料または測定試料のインターフェログラムを測定す
る。これらのインターフェログラムをデータ処理部10
において、それぞれフーリエ変換してパワースペクトル
を得た後、比較試料のパワースペクトルに対する測定試
料のパワースペクトルの比を求め、これを吸光度スケー
ルに変換することにより吸収スペクトルを得た後、この
吸収スペクトル中の複数の波数ポイントにおける吸光度
に基づいて測定試料中に含まれる成分を定量分析するの
である。
【0005】上記成分を定量分析する方法として、例え
ば本願出願人に係る平成2年6月28日付けの特許出願
(特願平2−171038号)があり、その概要は、吸
収スペクトル中の複数の波数ポイントにおける局所的ピ
ーク値と局所的バレー値との差である相対吸光度の和を
求め、この和に基づいて各成分の濃度を各別に得ると云
うものであり、FTIRによれば、吸収スペクトルにお
ける波数ポイント群を適宜選ぶことにより測定試料中の
多成分を定量分析することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
なFTIR方式のガス分析計を用いて測定試料中の多成
分を同時に定量分析する場合、測定試料中に実際に存在
するガスの組成・濃度が予想していたものと大きくずれ
ていると、干渉影響が出たり、十分な精度が得られない
などといった問題がある。
【0007】殊に、自動車など車両のエンジンからの排
ガスの組成・濃度は、燃料の種類,触媒の有無,排気量
といった供試車両の条件やサンプリング方法,運転モー
ドといった試験条件により多様であり、これら全てに対
応するのは困難である。また、測定対象ガス種がある程
度選択可能な場合でも、適当な組み合わせを選ぶにはか
なりの知識が必要で、分析を失敗しやすい。そして、そ
の対策として、吸収スペクトルまたはパワースペクトル
,インターフェログラムの形でデータを保存し再計算可
能とすると、ファイル容量が膨大になり、連続分析時間
が制限されてしまう。
【0008】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、供試車両の条件,試
験条件によって組成やその濃度が大きく異なる排ガスを
、常に最適の条件で同時に多成分定量分析できるFTI
Rを用いた車両エンジン排ガス分析装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明に係るFTIRを用いた車両エンジン排ガス分
析装置は、測定開始前に、供試車両の条件,試験条件を
指定することにより、判定テーブルに従って、予め用意
してある測定対象成分とその濃度レンジとの組み合わせ
のうち適当と思われるものを一つまたは複数選定し、こ
れを表示するように構成されている。
【0010】
【作用】上記構成のFTIRを用いた車両エンジン排ガ
ス分析装置によれば、供試車両の条件,試験条件に応じ
て測定対象ガス種・濃度レンジを簡単に変更することが
でき、従って、多様な車両エンジン排ガスの多成分の定
量分析を精度よく行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】本発明に係るFTIRを用いた車両エンジ
ン排ガス分析装置が従来のこの種の装置と大きく異なる
点は、測定開始前に、供試車両の条件,試験条件を指定
すると、判定テーブルに従って、予め用意してある測定
対象成分とその濃度レンジとの組み合わせのうち適当と
思われるものを一つまたは複数選定し、これを表示する
ようにした点である。
【0013】ところで、供試車両の条件と試験条件を種
々に変えたときに排出される排ガス中に含まれるガス組
成とその濃度範囲はおおよそ予想することができるので
、それに対応する濃度計算用の波数ポイント群を予め指
定し、これをCPU10のメモリ内に登録しておく。そ
して、このメモリ内には、表1に示すような判定テーブ
ルが格納されている。
【0014】
【表1】
【0015】この表1は燃料、触媒、排気量、運転モー
ド、サンプリング法をそれぞれ選択することにより、測
定対象成分とその濃度レンジとの組み合わせを1または
複数個示す判定テーブルで、表中の1〜8の数字はその
組み合わせに付した番号(候補番号)を示している。
【0016】而して、本発明に係るFTIRを用いた車
両エンジン排ガス分析装置においては、先ず、測定を開
始する前に、供試車両の条件と試験条件を指定する必要
があるが、これは次のようにして行われる。すなわち、
図2は前記供試車両の条件と試験条件を設定するために
、CRT12に表示された「条件設定」画面の一例を示
すもので、この図において、項目Aは車両エンジンにお
いて使用する燃料の種類を、項目Bは触媒の有無を、項
目Cは車両エンジンの排気量をそれぞれ示しており、こ
こまでが供試車両の条件である。また、項目Dはサンプ
リング方法を、項目Eは運転モードの種類をそれぞれ示
しており、これらが試験条件である。そして、条件設定
に際しては、キーボード11を用いてこれらA〜Eの各
項目について適当なものを選択し(この例においては、
下線を施したものがそれぞれ選択される)、「確認」の
項にカーソルを移動してリターンキー(図外)を押す。
【0017】前記リターンキーを押すことにより、図3
に示すような「測定ガス種・濃度レンジ」画面が表示さ
れる。この「測定ガス種・濃度レンジ」は、測定対象と
濃度レンジとを対にして表したもので、この例では、「
候補1:ガソリン用2」と「候補2:ガソリン用3」と
が表示される。ここで云う候補とは、前記表1に示す判
定テーブルにおける候補番号で表されるものである。 そして、この場合、候補1,2のいずれかを選択して「
確認」の項にカーソルを移動してリターンキーを押すこ
とにより、濃度計算対象のガス種・濃度レンジが決定さ
れ、これに伴って濃度計算上必要な設定が行われるので
ある。
【0018】上述の説明では、測定に際して、最適と思
われる測定対象および濃度レンジを自動判断して指定で
きるようにしてあるが、本発明はこれに限られるもので
はなく、前記候補の選択時、ユーザー(分析施行者)の
判断で「測定対象:」欄に他の適当な候補名を入力でき
るようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るFT
IRを用いた車両エンジン排ガス分析装置おいては、供
試車両の条件,試験条件に応じて濃度計算ガス種・濃度
レンジを変更することができるので、多様な車両エンジ
ン排ガスの多成分の定量分析を精度よく行うことができ
る。そして、自動判断機能を持たせたことにより、ガス
種の設定は容易であり、熟練を要求されないから誰にで
も比較的簡単にしかも失敗することなく所望の分析を行
うことができる。また、必要に応じて、ユーザーの判断
でべつの設定に変更することができるから、特殊な場合
にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の一例を概略的に示す図であ
る。
【図2】条件設定を行うときの表示画面の一例を示す図
である。
【図3】測定ガス種・濃度レンジの候補を選択するとき
の表示画面の一例を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車両エンジンからの排ガスをサンプリ
    ング装置を介してFTIRに導いて、前記排ガスに対し
    て赤外光を照射し、そのとき得られる吸収スペクトル中
    の複数の指定された波数ポイントにおける吸光度に基づ
    いて排ガス中に含まれる成分を定量分析するFTIRを
    用いた車両エンジン排ガス分析装置において、測定開始
    前に、供試車両の条件,試験条件を指定することにより
    、判定テーブルに従って、予め用意してある測定対象成
    分とその濃度レンジとの組み合わせのうち適当と思われ
    るものを一つまたは複数選定し、これを表示するように
    構成したことを特徴とするFTIRを用いた車両エンジ
    ン排ガス分析装置。
JP4416591A 1991-02-16 1991-02-16 フーリエ変換赤外分光計を用いたエンジン排ガス分析装置 Expired - Fee Related JP3020626B2 (ja)

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