JPH0426208A - 乗算回路 - Google Patents

乗算回路

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JPH0426208A
JPH0426208A JP13074990A JP13074990A JPH0426208A JP H0426208 A JPH0426208 A JP H0426208A JP 13074990 A JP13074990 A JP 13074990A JP 13074990 A JP13074990 A JP 13074990A JP H0426208 A JPH0426208 A JP H0426208A
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transistors
transistor
constant current
current
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JP13074990A
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Masayuki Katakura
雅幸 片倉
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオーディオ信号処理回路等に適用して好適な乗
算回路に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、各ベースが互いに接続され、ベース接続点に
入力電流信号iが供給されると共に、飽和電流の比が、 N−1:1(但し、N〉2) に設定された第1及び第2のトランジスタと、各ベース
が互いに接続されると共に、飽和電流の比が、 1:N−1 に設定された第3及び第4のトランジスタと、第1及び
第3のトランジスタの各エミッタが共通接続され、定電
流がIxの第1の定電流源と、第2及び第4のトランジ
スタの各エミッタが共通接続され、定電流が1.の第2
の定電流源と、各ベースが互いに接続され、ベース接続
点が第3及び第4のトランジスタのベース接続点に接続
され、飽和電流の比が、 N−1:1 に設定された第5及び第6のトランジスタと、各ベース
が互いに接続され、ベース接続点が第1及び第2のトラ
ンジスタのベース接続点に接続され、飽和電流の比が、 4N−1 に設定された第7及び第8のトランジスタと、第5及び
第7のトランジスタの各エミッタに共通接続され、定電
流が■、の第3の定電流源と、第6及び第8のトランジ
スタの各エミッタに共通接続され、定電流がIyの第4
の定電流源とを有し、第6及び第7のトランジスタの各
コレクタ1を流の差として得られる出力電流信号10が
、1゜ io ;±       ・ l ― と成るようにしたことにより、大きな電流を流したり、
トランジスタのサイズを大にしなくても、S/Nを向上
することができると共に、オフセ・ノド特性を改善して
、後段との直流結合を容易にしたり、出力側にフィード
スルーを生しないようにすることができるようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
アナログ乗算回路は、基本アナログ回路として、変復調
回路1周波数変換回路、利得制御回路、モノリシンクフ
ィルタ回路等に広く使用されている。
以下に、第4図を参照して従来のアナログ乗算回路とし
ての可変利得回路について説明する。
(7)は差動増幅回路で、そのNPN形差動トランジス
タQ、、Q、。の各エミッタが利得可変用の定電流B(
その定電流を1.とする’) (12)を通して負電源
−Bに接続され、その各コレクタがカレントミラー回路
CM、を構成する負荷としての定電流源用トランジスタ
Qb++  Qi+を夫々通じて正電源子Bに接続され
る。尚、トランジスタQ、はそのベース及びコレクタが
直結されて、ダイオード構成と成っている。
(8)は差動増幅回路で、そのNPN形差動トランジス
タQll、Q+zの各エミッタが利得可変用の定電流7
g(その定電流を1.とする) (13)を通じて負電
源−Bに接続され、その各コレクタがカレントミラー回
路CM、を構成する負荷としての定電fL源用トランジ
スタQxz+Qbzを夫々通じて正電源子Bに接続され
る。
尚、カレントミラー回路CM、、CMZの具体構成は、
第6図に示す如くであって、定電流源用トランジスタQ
a+ +Q*Zは夫々エミッタに抵抗器R,が接続され
たダイオード接続のPNP形トランジスタQ、に相当し
、定TH,KB用トランジスタQ bl+ QbZは夫
々エミッタに抵抗器R1が接続されたPNP形トランジ
スタQ、に相当する。
(14)は入力信号電流iの入力電流源で、トランジス
タQ、、Q、、の各ベースと接地との間に接続される。
そして、トランジスタQlo、Qzの各へ一スは接地さ
れている。
R8は、出力信号電流10を出力信号電圧に変換して取
り出すための抵抗器で、トランジスタQ + zのコレ
クタ及び接地間に接続されている。
次に、第4図の回路の動作を説明する。トランジスタQ
、、Q、。、Qll及びQ1□のコレクタ電流を夫々I
y、1..Iy及び14、それらの飽和電流を夫々■1
、トランジスタQ、のコレクタ電圧をVと夫々すると、
次のような式が成り立つ。
I +Iz=Iオ         ・・・・(1)I
+ −(1−+ i)/2      ・・・・(2)
rz=crヨーi〕/2     ・・・・(3)r、
+l、=ly         ・・・・(4)Is 
= (Iy  io)/2     ・・・・(5)1
4 = (Ty + r −) / 2     ・・
・・(6)v=Vtj2n(L)Is)−Vt  fn
(Iz/Is)   ++ −・(7)v=Vtf!n
(L/l5)−Vt fn(Ii/Is)  −−・−
(s)尚、上式(7)及び(8)におけるVtは、V 
t =kT/q(kはボルツマン定数、Tは絶対温度、
qは電子の電荷を示す)で、その電圧は常温で略26m
Vと成る。
上式(1)〜(8)より次の式(9)及び(10)が得
られる。
v =Vtjl!n[(1+i/Ix)/(1−i/I
x)]   ” ・・(9)io = 1−Iy/I−
・・・・(10)上式(10)から明らかなように、出
力信号電流10は、入力信号電流iに定電流源(13)
及び(12)の定電流Iy、1.の比(1,/1.)を
乗算したもので、この比を変化させることによって、同
じ人力信号電流iに対し、出力電流信号ioを変化させ
ることができる。
次に第5図を参照して、上述の乗算回路におけるオフセ
ント及びノイズについて説明する。第5図は、第4図に
ついて説明した乗算回路に、オフセット電圧源及びノイ
ズ電圧源を等価的に挿入した図である。従って、第4図
と対応する部分には同一符号を付して、その重複説明は
省略する。
先ず、オフセットについて説明する。差動増幅回路(7
)及び(8)のオフセント電圧を夫々Vorf2及び■
。flとして、図中にその直i電圧源を等価的に示して
いる。尚、差動増幅回路(力及び(8)は互いに構成、
条件等が路間じなので差動増幅回路(8)のオフセット
■。tf3について説明することで、差動増幅回路(7
)のオフセット■。7,2の説明を兼ねるものとする。
このオフセット電圧■。rtzは、トランジスタQ +
 +及び912間の飽和電流の不整合によって生し、そ
の値は略l〜2mVである。
このとき、入力電流iがOであれば差動トランジスタQ
9のコレクタ電圧VもOであるので、次のような式が成
り立つ。
L=Iy−1,・・・・(12) 又、このとき出力電流12に含まれるオフセット電圧を
l off3とすると次のような式か成り立つ。
・・・・(13) ここで■。ttx<Vt であればeXp x=IXxな ので、 ・・・・(14) と成る。
上式(14)から明らかなように、■、に対する出力電
流、即ちオフセット電流1 off3はオフセント電圧
■。fr3によって決まる。従って、オフセット電流1
6ff3の値を小さくするには、オフセット電圧を小さ
くしなければならない。尚、上述の差動増幅回路(7)
にオフセット電圧VoffZがある場合も同様である。
次に乗算回路のノイズについて説明する。乗算回路の各
部分に発生するノイズには、トランジスタQ、及びQ、
。並びにQ、及びQllのコレクタ電流のンヨソトノイ
ズ、ベース電流のンヨノトノイズ、ベースの抵抗による
熱ノイズ及び余剰ノイズ(1/fノイズやバーストノイ
ズ)等がある。
上述したノイズの内で最も不可避なトランジスタQ、及
びQ、。並びにQ、及びQ Izのコレクタ電流のショ
ットノイズを夫々電圧に変換したものをen、及びen
、、並びにen++及びenlzとして図中に等価的に
交it圧源として示し、以下これについて説明する。
単位周波数のノイズの電圧は次の式で与えられる。
e n q”= e n 、o” =4(kT)”/(
qIx)   −= (15)e nz” =e n1
Zz=4(kT)2/(qIx)  −(16)式(1
5)及び(16)から、出力信号電流10中のノイズW
ai、、は次の弐0ので示すことができる。
i n” ”’ gIIz(enq”+en+a” +
enz” +en+z2)=2Iy  −q  (1+
 Iy / Ix )    =・117)尚、上式0
7)におけるg、はトランジスタQll及びQ、□のト
ランスコンダクタンスである。
上式面から明らかなように、ノイズは直流電流+yのI
y2乗に比例して増え、出力電流の最大値は直流電流r
yに比例して増えることがわかる。
従って、ダイナミックレンジは電流Iyの172乗に比
例して広くなる。
尚、PAIJL R,GRAY  (ボール・アール・
グレイ)及びROBERT G、MEYER(ロハート
・ジー・メヤー)の著書rANALYsIs AND 
DESIGN OF ANALOG INTEGRAT
ED CIRCUITS J  (アナログ集積回路の
解析及び設計)の10.3 Analog Multi
−Pliers Employingthe Bipo
lar Transistor (バイポーラトランジ
スタを用いたアナログ乗算器)(第561〜575頁)
にギルバート乗算回路について記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来の乗算回路を、例えばオーディ
オ回路では、広いダイナミックレンジが要求される利得
制御回路及びフィルタ回路等に使用すると、上述したオ
フセットやノイズがオーディオ回路のS/N等を悪化さ
せる虞がある。特にフィルタ回路を集積化したモノリシ
ックフィルタ回路に上述の乗算回路を使用した場合、モ
ノリシンクフィルタ回路は積分容量を内蔵化させ、小さ
な容量で所望のカントオフ周波数を得るために、乗算回
路の乗算電流Iyは微小電流と成るのでS/Nが悪い。
従ってS/Nを良くするためには、乗算電流Ix及びT
yを大とすればよいが、一方でトランジスタQ、、Q、
、並びにQl+及びQ1□のベースの抵抗による熱ノイ
ズが大と成る。これに対して、トランジスタQ、及びQ
、。並びにQl+及びQ 12の大きさを大とすれば熱
ノイズの低減をはかることができるが、上述したモノリ
シンクフィルタ回路のようにIC化することが困難とな
る。
また、出力オフセットと乗算電流Iyの比がオフセット
電圧■。1,3によって一義的に定まり、この比を改善
するにはオフセット電圧■。ff3の低減以外に改善手
段がない。従って、オフセット特性を改善しないままで
使用することとなるので、この回路の後段の回路との直
流結合を容易にてきないばかりか、出力側にフィートス
ルーを生じさせてしまう。
かかる点に鑑み、本発明は、大きな電流を流したり、ト
ランジスタのサイズを大にしなくてもS7/Nを向上す
ることができると共に、オフセット特性を改善して、後
段との直流結合を容易にしたり、出力側にフィードスル
ーを生しさせないようにすることのできる乗算回路を提
案しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、各ベースが互いに接続され、ベース接続点に
入力電流信号iが供給されると共に、飽和電流の比が、 Ntl:1(但し、N〉2) に設定された第1及び第2のトランジスタQ1Q2と、
各ベースが互いに接続されると共に、飽和電流の比が、 1:N−1 に設定された第3及び第4のトランジスタQ3゜Q4と
、第1及び第3のトラン−・スタQ、、Q3の各エミッ
タが共通接続され、定電流がIxの第1の定電流源(7
)と、第2及び第4の1−ランンスタQ2.Q、の各エ
ミッタが共通接続され、定電流がIxの第2の定電流源
(8)と、各ベースが互いに接続され、ベース接続点が
第3及び第4のトランジスタQ、、Q、のベース接続点
に接続され、飽和電流の比が、 N−1:1 に設定された第5及び第6のトランジスタQ5Q6と、
各ベースが互いに接続され、ベース接続点が第1及び第
2のトランジスタQ、、Q、のベース接続点に接続され
、飽和電流の比が、1:N−1 に設定された第7及び第8のトランジスタQ、。
Qllと、第5及び第7のトランジスタQ、、Q。
の各エミッタに共通接続され、定電流が1.の第3の定
電流源(9)と、第6及び第8のトランジスタQ6、Q
Bの各エミッタに共通接続され、定電流がIyの第4の
定電流源(10)とを有し、第6及び第7のトランジス
タQ、、Q、の各コレクタ電流の差として得られる出力
電流信号10が、■9 〔作 用] 上述せる本発明によれば、第6及び第7のトランジスタ
Q、、Q、の各コレクタ電流の差として得られる出力電
流10が、 ■。
io=±    ・i と成るようにする。
〔実施例〕
以下に、第1図を参照して本発明による乗算回路の一実
施例について詳細に説明しよう。第1図において、(1
)は差動トランジスタ(NPN型)Q5及びQ7を備え
る差動増幅回路、トランジスタQ、及びQ、のエミッタ
は互に接続されて、利得可変用の定電流′a、(定電流
をIyとする)(9)を通じて負電源−Bに接続され、
トランジスタQ。
は直接正電差量Bに、トランジスタQ7はカレントミラ
ー回路CM2を構成する負荷としての定電流源用トラン
ジスタQ1□を通して正電源tBに接続されている。こ
の場合、トランジスタQ、Q。
のエミッタ面積の比は、N−1:1(但し、N〉2)で
ある。
差動増幅回路(2)は、差動トランジスタ(NPN型)
Q、及びその差動トランジスタQ6のエミッタ面積の(
N−1)倍のエミッタ面積のエミッタを有する差動トラ
ンジスタ(NPN型)Qllを備え、トランジスタQ6
及びQ、のエミッタは互に接続され、利得可変用の定電
流rX(定電流をIyとする) (10)を通して、負
電源−Bと接続され、トランジスタQ8のコレクタは直
接に正電[+Bに接続され、トランジスタQ、のコレク
タはカレントミラー回路CM2を構成する負荷としての
定電流源用トランジスタQ b zを通じて正電導子B
に接続されている。トランジスタQ6のベースは差動増
幅回路(1)のトランジスタQ、のベースに接続され、
トランジスタQ、のベースは差動増幅回路(1)のトラ
ンジスタQ、のベースに接続される。
差動増幅回路(3)は、差動トランジスタ(NPN型)
Ql及びQ3を備え、トランジスタQ、及びQ、のエミ
ッタは互に接続されて利得可変用の定電流源(定電流を
18とする)(7)を通して、負電源−Bに接続され、
トランジスタQ、のコレクタは直接圧tiE(+Bに接
続され、差動トランジスタQ、のコレクタはカレントミ
ラー回路CM、を構成する負荷としての定電流源用トラ
ンジスタQ。
を通し、て正t#十Bに接続されている。トランジスタ
Q、、Q、のエミッタ面積の比;よN−1:1である。
差動増幅回路(4)は差動トランジスタ(NPN型)Q
2及びその差動トランジスタQ2のエミッタ面積の(N
−1)倍のエミッタ面積のエミッタを有する差動トラン
ジスタ(NPN型)Q4を備え、トランジスタQ2及び
Q4のエミッタは互に接続されて利得可変用の定電流源
(定電流を1.、とする)(8)を通じて、貫電B−B
4こ接続されている。
トランジスタQ2のコレクタはカレントミラー回路CM
を構成する負荷とじての定電流源用トランジスタQ b
 +を通して正電孫子BQこ接続されると共に、トラン
ジスタQ2のコレクタが差動増幅回路(3)のトランジ
スタQ1のベース及びトランジスタQ2のベースに接続
される。トランジスタQ4のコレクタは正電源+Bに直
接接続される。
尚、カレントミラー回路CM、、CMzの具体構成は、
第6図に示す如くであって、定電流源用スタQ、に相当
し、定電流源用トランジスタQbQ 12は夫々エミッ
タに抵抗器R5が接続されたPNP形トランジスタQ、
に相当する。
(5)は入力信号電流iの入力電流源で、トランSスジ
Q、、Q、の各ペースと接地との間に接続いれる。そし
て、トランジスタQ、、Q、の各ペースは接地されてい
る。
R,は、出力信号電流10を出力信号電圧に招換して取
り出すための抵抗器で、トランジスタQ、のコレクタ及
び接地間に接続されている。
次に、第1図の回路の動作を説明する。トランジスタQ
1.Qt  、Q−、Q4の各コレクタ電流を夫々11
1.11□、113.1+aとし、それらの飽和電流を
夫々r5、トランジスタQtのコレクタ電圧をVと夫々
する。ここで、第4図について説明した弐(7)を整理
し、式(2)及び(3)をこの式(7)に代入すると、
このコレクタ電圧vは v=Vtffin(1++/Is) −Vtj!n(L
z/l5)=VH!n(1++/I+z) ;νtin [(Ix+ i ) / (Ix  i 
) )−Vtln C(1+ i/1x) / (1−
I/1x))・・・・(17) 次に、第4図について説明した弐(8)を整理し、式(
3)及び(4)を二〇式(8)に代入すると、このコレ
クタ電圧Vは v =Vin(L4/Is>  −Vt 42 n (
1+ z/Js)=νtj2n(Iz/L3) =Vtln C(Iy+i、) / <Iy  io)
 )=Vtf!n ((1++o /Iy)/(1−+
、 /Iy))・・・・(I8) 従って、 Vtj2n[(1+i/Ix)/(1−i/Ix)] 
−vt1n ((1+i。#y)/(1−i。/ly)
 〕= = (19)1−4/Ix     1−io
 /Iy上式(20)より、 i / Ix −i、 / Iy       ”(2
1)i6−1−Iy / Ix       ・・・(
22)尚、上式θω及び09)ニ、にケルVt Lt、
Vt =kT/q(kはポルツマン定数、Tは絶対温度
、qは電子の電荷を示す)で、その電圧は常温で略26
mVとなる。
上式(22)から明らかなように、出力信号電流10は
入力信号電流1に定電流源(1o)及び(7)の定電流
Iy、Ixの比(Iy/Ix)を乗算したもので、この
比を変化させることによって、同じ入力信号電流iに対
し、出力電流信号10を変化させることができる。
次ムこ、第1図について説明した乗算回路にオフセット
電圧源及びノイズ電圧源を挿入した等価回路を示した第
2図を参照して説明する。
又、Voffはその乗算回路のオフセット電圧の総和で
、■。fflは例えば差動増幅回路(1)のオフセント
電圧である。
以下、このオフセット■。7,1について説明する。
このとき、入力信号電流iが0であれば、トランジスタ
Q2とトランジスタQ1のコレクタ・ベース間電圧■、
はOであるから、次のように表すことができる。
・・・・(23) ・・・・(24) 11、− Iy へ 従って、 上式(23)〜(26)によって、 出力電流 1゜に含まれるオフセラ ト電流i。、f は次のよう に表すことができる。
・・・・(27) 上式(27)から、第5図について説明した式04)と
比較すると、オフセット電流が小さいことがわかる。
次にノイズについて説明する。図中、en++〜en+
sは乗算回路の各トランジスタQI−QIIのコレクタ
電流のシゴノトノイズを電圧として示し、enaはノイ
ズ電圧enl〜enaをまとめたもの、en、はノイズ
電圧ens〜ensをまとめたものである。単位周波数
当りのノイズ電圧は次の式で与えられる。
e nl+2=e nz” =2N (kT)” /(
qIx  (N  1))   ・・・・(28)e 
n+z”  =e n+3” =2N (kT) ” 
/(q−1x )         ・・・・(29)
en+5” =erzg2=2N (kT) 2/(q
−Iy  (N−1) l   ・・・・(30)e 
n16” =e n+7” =2N (kT) ” /
(q・ Iy)         ・・・・(31)こ
こで、 トランジスタQ7 のベースから 出力電流10に対するトランスコンダクタンスをglと
し、出力ノイズをLo&すると、次のような弐で表すこ
とができる。
17゜r= < −)・ (en++”+  en+□
2+en13”+  en14”+  en15”+ 
 en(b”TenI〕2+   ends”   )
・・・・(32) ここでトランスコンダクタンスg。
は次のよう に表すことができる。
・・・・(33) 従って、上式(32) 、 (33)より次式が得られ
る・・・・(34) 従って、第5図について説明した弐〇′7)と比較して
出力ノイズ17゜のレベルが小さいことがわかる。
次に第3図を参照して、本発明の他の実施例について説
明するも、第1図について説明した乗算回路と対応する
部分には同一符号を付して、その重複説明を省略する。
第3図の乗算回路は、第1図の乗算回路にオペアンプ(
11)を追加し、更に、その一端が接地され、他端が差
動増幅回路(3)の差動トランジスタQ1のベースと接
続された抵抗器R2に信号源(6)からの電圧■、を印
加した例である。オペアンプ(11)の出力端子は差動
増幅回路(4)及び(1)の差動トランジスタQ4及び
Q5のベースに共通に接続(b点とする)され、その非
反転入力端子は接地され、その反転入力端子は抵抗器R
2及び電if!! (6)を通じて接地されている。従
って、抵抗器 R,に電圧■。
を印加すると、電流iの値は、その印加電圧■。
と抵抗器R2の抵抗値によって決まる。又、図中すで示
す部分には第1図について説明した乗算回路の同じ部分
、即ち、トランジスタQ4及び95間に発生する電圧と
逆相の電圧が発生し、更に差動増幅回路(4)の差動ト
ランジスタQ2のコレクタ及び差動増幅回路(3)の差
動トランジスタQ、のベース間の電圧は接地電位に保た
れる。従って、利得の誤差や、出力の非線形状態が発生
しない。尚、差動増幅回路(1)及び(2)の差動トラ
ンジスタQ7及びQaのベースは接地されていても良い
。又、上述の実施例及び他の実施例において、更にそれ
らの乗算回路の変形例として、例えば差動増幅回路(3
)及び(4)の差動トランジスタQ1及びQ4のコレク
タを差動トランジスタQ2及びQ3のコレクタに接続し
たり、差動増幅回路(1)及び(2)の差動トランジス
タQ、及びQ3のコレクタを差動トランジスタQ6及び
Q、のコレクタに夫々接続しても良い。
上述の実施例から明らかなように、上述の乗算回路では
オフセット特性が改善され、上述の乗算回路から他の回
路への直流結合が容易と成り、又、制御信号のフィード
スルーが小さくなる。
(発明の効果] 上述せる本発明ニこよれば、各ベースが互いに接続され
、ベース接続点に入力電流信号iが供給されると共に、
飽和電流の比が、 N−1:1(但し、N〉2) に設定された第1及び第2のトランジスタと、各ベース
が互いに接続されると共に、飽和電流の比が、 1:N−1 に設定された第3及び第4のトランジスタと、第1及び
第3のトランジスタの各エミッタが共通接続され1.定
電流がIXの第1の定電流源と、第2及び第4のトラン
ジスタの各エミッタが共通接続され、定電流が1.の第
2の定電流源と、各へ一スが互いに接続され、ベース接
続点が第3及び第4のトランジスタのベース接続点に接
続され、飽和電流の比が、 N−1:1 に設定された第5及び第6のトランジスタと、各ベース
が互いに接続され、ベース接続点が第1及び第2のトラ
ンジスタのベース接続点に接続され、飽和電流の比が、 1:N−1 に設定された第7及び第8のトランジスタと、第5及び
第7のトランジスタの各エミッタに共通接続され、定電
流がIyの第3の定電流源と、第6及び第8のトランジ
スタの各エミッタに共通接続され、定電流がIyの第4
の定電流源とを有し、第6及び第7のトランジスタの各
コレクタ電流の差として得られる出力電流信号10が、
Iア IO0±    °l IX と成るようにしたので、大きな電流を流したり、トラン
ジスタのサイズを大にしなくとも、S/Nを向上するこ
とができると共に、オフセット特性を改善し、後段との
直流結合を容易己こしたり、出力側にフィードスルーを
生しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図はその
実施例の等化回路を示す図、第3図は他の実施例を示す
回路図、第4図は従来の例を示す回路図、第5Vはその
従来の例の等化回路を示す図、第6図はカレントミラー
回路を示す回路図である。 (1)、 (2)、 (3)及び(4)は差動増幅回路
、(5)は定電流回路、(6)は信号源、(7L (8
)、(9)及び(10)は定電流源、(1])はオペア
ンプである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 各ベースが互いに接続され、該ベース接続点に入力電流
    信号iが供給されると共に、飽和電流の比が、 N−1:1(但し、N>2) に設定された第1及び第2のトランジスタと、各ベース
    が互いに接続されると共に、飽和電流の比が、 1:N−1 に設定された第3及び第4のトランジスタと、上記第1
    及び第3のトランジスタの各エミッタが共通接続され、
    定電流がI_xの第1の定電流源と、 上記第2及び第4のトランジスタの各エミッタが共通接
    続され、定電流がI_xの第2の定電流源と、 各ベースが互いに接続され、該ベース接続点が上記第3
    及び第4のトランジスタのベース接続点に接続され、飽
    和電流の比が、 N−1:1 に設定された第5及び第6のトランジスタと、各ベース
    が互いに接続され、該ベース接続点が上記第1及び第2
    のトランジスタのベース接続点に接続され、飽和電流の
    比が、 1:N−1 に設定された第7及び第8のトランジスタと、上記第5
    及び第7のトランジスタの各エミッタに共通接続され、
    定電流がI_yの第3の定電流源と、 上記第6及び第8のトランジスタの各エミッタに共通接
    続され、定電流がI_yの第4の定電流源とを有し、 上記第6及び第7のトランジスタの各コレクタ電流の差
    として得られる出力電流信号i_oが、i_o=±(I
    _y)/(I_x)・i と成るようにしたことを特徴とする乗算回路。
JP13074990A 1990-05-21 1990-05-21 乗算回路 Pending JPH0426208A (ja)

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