JPH04261911A - アンカーの頭部等の構造 - Google Patents
アンカーの頭部等の構造Info
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- JPH04261911A JPH04261911A JP41853890A JP41853890A JPH04261911A JP H04261911 A JPH04261911 A JP H04261911A JP 41853890 A JP41853890 A JP 41853890A JP 41853890 A JP41853890 A JP 41853890A JP H04261911 A JPH04261911 A JP H04261911A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
カーの頭部等の構造に関するものである。
の雨水、地下水の侵入によるといわれている。そのため
に鋼線の露出部をキャップで包囲し、その内部にオイル
を封入する構造が採用されている。
にあっては、次のような問題点がある。 <イ>鋼線の先端部分をオイルで包囲する構造であるが
、キャップと支圧板との境界部分にはオイルが存在しな
いため止水性が十分ではない。そのために境界部分から
の浸水によって鋼線が腐食して切断するといった事故が
発生する可能性があった。 <ロ>さらにキャップ内にオイルを封入する形式におい
てもオイルによって保護されるのは鋼線や鋼棒の先端の
みであって支圧板との境界付近の保護が十分ではなかっ
た。
を改善するためになされたもので、鋼線の先端の止水は
もちろん、キャップと支圧板との境界からの止水も完全
に阻止することのできるアンカーの頭部等の構造を提供
することを目的とする。
C鋼線の先端を削孔内に定着し、その露出端を緊張して
PC鋼線に緊張を与えるアンカーの頭部の構造であって
、アンカーヘッドとヘッドキャップより構成し、アンカ
ーヘッドは、鋼線群の露出端をくさびと共に挿入する孔
を開口した円柱体によって構成し、この円柱体の外周に
円周方向のねじを刻設し、かつその外周に円柱の中心軸
と平行方向の溝を刻設し、一方、一端を蓋部で閉塞した
筒体によってヘッドキャップを構成し、このヘッドキャ
ップの内周面には、前記アンカーヘッドのねじ山と螺合
する内ねじを刻設し、かつヘッドキャップの筒体の解放
側の内径は、アンカーヘッドの外径よりも大きく構成し
たことを特徴とする、アンカーの頭部等の構造である。
て説明する。 <イ>全体の構造 本発明の頭部等の構造は、地中に削孔し、複数のPC鋼
線の先端を削孔内に挿入しモルタルなどを注入して定着
し、その露出端を緊張してPC鋼線に緊張を与えるアン
カーの頭部、あるいは橋梁、建築物における緊張用鋼線
、鋼棒の頭部において使用するものである。PC鋼線の
露出部は、アンカーヘッド1に固定し、そのアンカーの
周囲はヘッドキャップ2により包囲する構成する構成を
採用する。 <ロ>アンカーヘッド1 アンカーヘッド1は、円柱体の鋼材のブロックである。 そしてこのアンカーヘッド1には、この円柱体の中心軸
と平行に、多数本の孔を貫通する。この貫通孔には鋼線
P群の1本語との露出端をくさびと共に挿入する。さら
にこの円柱体の外周には円周方向に円周ねじ3を刻設す
る。この円周ねじ3はアンカーヘッド1の一端から他端
まで全周に形成するものである。 <ハ>ヘッドキャップ2 ヘッドキャップ2は一端開放の容器状の蓋体である。す
なわち、筒体の一端を蓋部で閉塞して容器を形成し、こ
れをキャップとする。このヘッドキャップ2の内周面に
は、前記アンカーヘッド1の円周ねじ3と螺合する内ね
じ5を刻設する。この内ねじ5は、ヘッドキャップ2の
筒体の解放側の一部には形成しない。そしてこのねじを
形成しないヘッドキャップ2の解放側の内径を、内ねじ
5の部分の内径よりも大きく形成して拡大部6を構成す
る。すなわちこのヘッドキャップ2の筒体部分の解放側
の内径は、拡大部6においてアンカーヘッド1の外径よ
りも大きく構成したことになる。さらにこのヘッドキャ
ップ2の内面には、筒体の中心軸と平行方向の縦溝4を
刻設する。この縦溝4は、ヘッドキャップ2内面の開放
側の端から奥まで刻設するものであり、その結果後述す
るようにヘッドキャップ2側面に供給したオイルが、キ
ャップの奥の蓋裏空間12にまで供給されることになる
。さらにヘッドキャップ2の拡大部6にはオイル注入口
7を開口し、一方蓋裏空間には排気口8を開口する。 注入口7も排気口8も共に栓をすることによって閉口し
、後述するように内部に注入したオイルの漏液を完全に
防止できる。この栓は、供給するオイルの圧力によって
開口し、外部からの圧力の供給がなくなると自動閉止す
る構造のものも採用できる。
。 <イ>緊張後の状態 特定の構造のジャッキを利用して、アンカーヘッド1か
ら露出しているPC鋼線Pの端部を把持して緊張を与え
る。こうした操作は公知であり、アンカーヘッド1は支
圧板に接して固定されている。 <ロ>ヘッドキャップ2の取り付け アンカーヘッド1の周囲の円周ねじ3のねじ山に、ヘッ
ドキャップ2の内ねじ5をねじ込む。両ねじはそのねじ
山、ピッチが一致しているからヘッドキャップ2をアン
カーヘッド1に確実にねじ込むことができる。このねじ
込み作業は、ヘッドキャップ2の開放端面が支圧板10
に強固に接触するまで行う。 <ハ>オイルの注入 ヘッドキャップ2の拡大部6に設けたオイル注入口7の
栓を外し、そこからオイルを注入する。内部の空気は、
蓋体に設けた排気口8の栓を外して行う。このオイル注
入は拡大部6において行われるが、この拡大部6ではヘ
ッドキャップ2の内径が、アンカーヘッド1の外径より
も大きいから、その寸法差から構成される円周空間11
にオイルが充填する。さらにヘッドキャップ2の内面に
は中心軸と平行に縦溝4が刻設してあるから、この円周
空間11に注入されたオイルは、ヘッドキャップ2の蓋
裏空間12、およびアンカーヘッドの周囲とヘッドキャ
ップとのねじ面にも充填される。こうしてPC鋼線Pの
先端部と、支圧板10との境界部およびアンカーヘッド
とヘッドキャップとのねじ面とは共にオイルによって包
囲されて保護することができるものである。 <ニ>再緊張の場合 アンカーを施工して一定の期間が経過すると、再度鋼線
Pに緊張を与える場合が有る。その際にはヘッドキャッ
プ2を外してテンションロッドを取り付けたり、あるい
はアンカーヘッド1の円周ねじ3に特殊なジャッキをね
じ込むなどの公知の方法で外側へ引っ張る。するとアン
カーヘッド1と鋼線Pを一体で持ち上がることになる。 持ち上がったアンカーヘッド1と支圧板10との間には
鋼板などで構成したスペーサ13を挟んで、ジャッキを
外しても新たな緊張力が維持されるように構成する。そ
の後に再度ヘッドキャップ2をアンカーヘッド1外周の
ねじにねじ込み、ヘッドキャップ2の開放端が支圧板1
0に接触するまでねじ込む。なおアンカーヘッドの外周
に寸法調整用にねじリングを取り付けた構造では、その
ねじリングを回転して長さを調整することによって距離
を延ばすことができるからスペーサは不要である。再緊
張によってアンカーヘッド1は支圧板10と離れた位置
にあるが、ヘッドキャップ2の内ねじ5を、最深部の近
くまで一杯に刻設しておけば問題はない。オイル注入口
7からのオイルの供給などの作業は前記した通りである
。
C鋼線Pの先端だけでなく、アンカーヘッド1と支圧板
10の隙間からの浸水をも防止することができる。した
がって従来のアンカーヘッド1の弱点となりやすい支圧
板10境界面付近の浸水を完全に防止して長期間の防錆
効果を達成することができる。さらにアンカーヘッドの
周囲の円周ねじの面にもオイルが常時供給される。その
ためにアンカーヘッド自体を錆の発生から防止すること
ができ長期の使用に絶える構造を提供することができる
。以上の構成は永久アンカーや仮設アンカーの頭部のみ
ではなく、橋梁、建築物その他の構築物の緊張材の固定
部においてそのまま使用できる応用範囲の広いものであ
る。
キャップの一部断面図
Claims (1)
- 【請求項1】PC鋼線の先端を削孔内に定着し、その露
出端を緊張してPC鋼線に緊張を与えるアンカーの頭部
の構造であって、アンカーヘッドとヘッドキャップより
構成し、アンカーヘッドは、鋼線群の露出端をくさびと
共に挿入する孔を開口した円柱体によって構成し、この
円柱体のの外周に円周方向のねじを刻設し、かつその外
周に円柱の中心軸と平行方向の溝を刻設し、一方、一端
を蓋部で閉塞した筒体によってヘッドキャップを構成し
、このヘッドキャップの内周面には、前記アンカーヘッ
ドのねじ山と螺合する内ねじを刻設し、かつヘッドキャ
ップの筒体の解放側の内径は、アンカーヘッドの外径よ
りも大きく構成したことを特徴とする、アンカーの頭部
等の構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41853890A JP2913516B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | アンカーの頭部等の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41853890A JP2913516B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | アンカーの頭部等の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04261911A true JPH04261911A (ja) | 1992-09-17 |
JP2913516B2 JP2913516B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=18526366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41853890A Expired - Fee Related JP2913516B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | アンカーの頭部等の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913516B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07224423A (ja) * | 1994-02-10 | 1995-08-22 | Kensetsu Kiso Eng Co Ltd | 再緊張グラウンドアンカーの頭部 |
KR101051089B1 (ko) * | 2010-05-28 | 2011-07-21 | 주식회사 한국종합기술 | 보호캡을 이용한 앵커두부 보강장치 및 그 시공방법 |
CN109578034A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-04-05 | 山东焱鑫矿用材料加工有限公司 | 一种具有自排气功能的高强度注浆锚索 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41853890A patent/JP2913516B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07224423A (ja) * | 1994-02-10 | 1995-08-22 | Kensetsu Kiso Eng Co Ltd | 再緊張グラウンドアンカーの頭部 |
KR101051089B1 (ko) * | 2010-05-28 | 2011-07-21 | 주식회사 한국종합기술 | 보호캡을 이용한 앵커두부 보강장치 및 그 시공방법 |
CN109578034A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-04-05 | 山东焱鑫矿用材料加工有限公司 | 一种具有自排气功能的高强度注浆锚索 |
CN109578034B (zh) * | 2019-01-25 | 2023-09-15 | 山东焱鑫矿用材料加工有限公司 | 一种具有自排气功能的高强度注浆锚索 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2913516B2 (ja) | 1999-06-28 |
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