JPH04261911A - アンカーの頭部等の構造 - Google Patents

アンカーの頭部等の構造

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JPH04261911A
JPH04261911A JP41853890A JP41853890A JPH04261911A JP H04261911 A JPH04261911 A JP H04261911A JP 41853890 A JP41853890 A JP 41853890A JP 41853890 A JP41853890 A JP 41853890A JP H04261911 A JPH04261911 A JP H04261911A
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Japan
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cap
head
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Seiji Naito
内藤 清司
Toshimitsu Hirabe
平部 俊光
Masataka Oka
岡 正隆
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V S L JAPAN KK
Taisei Corp
Eneos Corp
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V S L JAPAN KK
Taisei Corp
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は永久アンカー、仮設アン
カーの頭部等の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンカーの破断は主にその露出部分から
の雨水、地下水の侵入によるといわれている。そのため
に鋼線の露出部をキャップで包囲し、その内部にオイル
を封入する構造が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の構造
にあっては、次のような問題点がある。 <イ>鋼線の先端部分をオイルで包囲する構造であるが
、キャップと支圧板との境界部分にはオイルが存在しな
いため止水性が十分ではない。そのために境界部分から
の浸水によって鋼線が腐食して切断するといった事故が
発生する可能性があった。 <ロ>さらにキャップ内にオイルを封入する形式におい
てもオイルによって保護されるのは鋼線や鋼棒の先端の
みであって支圧板との境界付近の保護が十分ではなかっ
た。
【0004】
【本発明の目的】本発明発明はこのような従来の問題点
を改善するためになされたもので、鋼線の先端の止水は
もちろん、キャップと支圧板との境界からの止水も完全
に阻止することのできるアンカーの頭部等の構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】すなわち本発明は、P
C鋼線の先端を削孔内に定着し、その露出端を緊張して
PC鋼線に緊張を与えるアンカーの頭部の構造であって
、アンカーヘッドとヘッドキャップより構成し、アンカ
ーヘッドは、鋼線群の露出端をくさびと共に挿入する孔
を開口した円柱体によって構成し、この円柱体の外周に
円周方向のねじを刻設し、かつその外周に円柱の中心軸
と平行方向の溝を刻設し、一方、一端を蓋部で閉塞した
筒体によってヘッドキャップを構成し、このヘッドキャ
ップの内周面には、前記アンカーヘッドのねじ山と螺合
する内ねじを刻設し、かつヘッドキャップの筒体の解放
側の内径は、アンカーヘッドの外径よりも大きく構成し
たことを特徴とする、アンカーの頭部等の構造である。
【0006】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明につい
て説明する。 <イ>全体の構造 本発明の頭部等の構造は、地中に削孔し、複数のPC鋼
線の先端を削孔内に挿入しモルタルなどを注入して定着
し、その露出端を緊張してPC鋼線に緊張を与えるアン
カーの頭部、あるいは橋梁、建築物における緊張用鋼線
、鋼棒の頭部において使用するものである。PC鋼線の
露出部は、アンカーヘッド1に固定し、そのアンカーの
周囲はヘッドキャップ2により包囲する構成する構成を
採用する。 <ロ>アンカーヘッド1 アンカーヘッド1は、円柱体の鋼材のブロックである。 そしてこのアンカーヘッド1には、この円柱体の中心軸
と平行に、多数本の孔を貫通する。この貫通孔には鋼線
P群の1本語との露出端をくさびと共に挿入する。さら
にこの円柱体の外周には円周方向に円周ねじ3を刻設す
る。この円周ねじ3はアンカーヘッド1の一端から他端
まで全周に形成するものである。 <ハ>ヘッドキャップ2 ヘッドキャップ2は一端開放の容器状の蓋体である。す
なわち、筒体の一端を蓋部で閉塞して容器を形成し、こ
れをキャップとする。このヘッドキャップ2の内周面に
は、前記アンカーヘッド1の円周ねじ3と螺合する内ね
じ5を刻設する。この内ねじ5は、ヘッドキャップ2の
筒体の解放側の一部には形成しない。そしてこのねじを
形成しないヘッドキャップ2の解放側の内径を、内ねじ
5の部分の内径よりも大きく形成して拡大部6を構成す
る。すなわちこのヘッドキャップ2の筒体部分の解放側
の内径は、拡大部6においてアンカーヘッド1の外径よ
りも大きく構成したことになる。さらにこのヘッドキャ
ップ2の内面には、筒体の中心軸と平行方向の縦溝4を
刻設する。この縦溝4は、ヘッドキャップ2内面の開放
側の端から奥まで刻設するものであり、その結果後述す
るようにヘッドキャップ2側面に供給したオイルが、キ
ャップの奥の蓋裏空間12にまで供給されることになる
。さらにヘッドキャップ2の拡大部6にはオイル注入口
7を開口し、一方蓋裏空間には排気口8を開口する。 注入口7も排気口8も共に栓をすることによって閉口し
、後述するように内部に注入したオイルの漏液を完全に
防止できる。この栓は、供給するオイルの圧力によって
開口し、外部からの圧力の供給がなくなると自動閉止す
る構造のものも採用できる。
【0007】
【作用】次にアンカー頭部の構成方法について説明する
。 <イ>緊張後の状態 特定の構造のジャッキを利用して、アンカーヘッド1か
ら露出しているPC鋼線Pの端部を把持して緊張を与え
る。こうした操作は公知であり、アンカーヘッド1は支
圧板に接して固定されている。 <ロ>ヘッドキャップ2の取り付け アンカーヘッド1の周囲の円周ねじ3のねじ山に、ヘッ
ドキャップ2の内ねじ5をねじ込む。両ねじはそのねじ
山、ピッチが一致しているからヘッドキャップ2をアン
カーヘッド1に確実にねじ込むことができる。このねじ
込み作業は、ヘッドキャップ2の開放端面が支圧板10
に強固に接触するまで行う。 <ハ>オイルの注入 ヘッドキャップ2の拡大部6に設けたオイル注入口7の
栓を外し、そこからオイルを注入する。内部の空気は、
蓋体に設けた排気口8の栓を外して行う。このオイル注
入は拡大部6において行われるが、この拡大部6ではヘ
ッドキャップ2の内径が、アンカーヘッド1の外径より
も大きいから、その寸法差から構成される円周空間11
にオイルが充填する。さらにヘッドキャップ2の内面に
は中心軸と平行に縦溝4が刻設してあるから、この円周
空間11に注入されたオイルは、ヘッドキャップ2の蓋
裏空間12、およびアンカーヘッドの周囲とヘッドキャ
ップとのねじ面にも充填される。こうしてPC鋼線Pの
先端部と、支圧板10との境界部およびアンカーヘッド
とヘッドキャップとのねじ面とは共にオイルによって包
囲されて保護することができるものである。 <ニ>再緊張の場合 アンカーを施工して一定の期間が経過すると、再度鋼線
Pに緊張を与える場合が有る。その際にはヘッドキャッ
プ2を外してテンションロッドを取り付けたり、あるい
はアンカーヘッド1の円周ねじ3に特殊なジャッキをね
じ込むなどの公知の方法で外側へ引っ張る。するとアン
カーヘッド1と鋼線Pを一体で持ち上がることになる。 持ち上がったアンカーヘッド1と支圧板10との間には
鋼板などで構成したスペーサ13を挟んで、ジャッキを
外しても新たな緊張力が維持されるように構成する。そ
の後に再度ヘッドキャップ2をアンカーヘッド1外周の
ねじにねじ込み、ヘッドキャップ2の開放端が支圧板1
0に接触するまでねじ込む。なおアンカーヘッドの外周
に寸法調整用にねじリングを取り付けた構造では、その
ねじリングを回転して長さを調整することによって距離
を延ばすことができるからスペーサは不要である。再緊
張によってアンカーヘッド1は支圧板10と離れた位置
にあるが、ヘッドキャップ2の内ねじ5を、最深部の近
くまで一杯に刻設しておけば問題はない。オイル注入口
7からのオイルの供給などの作業は前記した通りである
【0008】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるからP
C鋼線Pの先端だけでなく、アンカーヘッド1と支圧板
10の隙間からの浸水をも防止することができる。した
がって従来のアンカーヘッド1の弱点となりやすい支圧
板10境界面付近の浸水を完全に防止して長期間の防錆
効果を達成することができる。さらにアンカーヘッドの
周囲の円周ねじの面にもオイルが常時供給される。その
ためにアンカーヘッド自体を錆の発生から防止すること
ができ長期の使用に絶える構造を提供することができる
。以上の構成は永久アンカーや仮設アンカーの頭部のみ
ではなく、橋梁、建築物その他の構築物の緊張材の固定
部においてそのまま使用できる応用範囲の広いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の頭部等の構造の説明図
【図2】ヘッド
キャップの一部断面図
【図3】再緊張した場合の状況の説明図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PC鋼線の先端を削孔内に定着し、その露
    出端を緊張してPC鋼線に緊張を与えるアンカーの頭部
    の構造であって、アンカーヘッドとヘッドキャップより
    構成し、アンカーヘッドは、鋼線群の露出端をくさびと
    共に挿入する孔を開口した円柱体によって構成し、この
    円柱体のの外周に円周方向のねじを刻設し、かつその外
    周に円柱の中心軸と平行方向の溝を刻設し、一方、一端
    を蓋部で閉塞した筒体によってヘッドキャップを構成し
    、このヘッドキャップの内周面には、前記アンカーヘッ
    ドのねじ山と螺合する内ねじを刻設し、かつヘッドキャ
    ップの筒体の解放側の内径は、アンカーヘッドの外径よ
    りも大きく構成したことを特徴とする、アンカーの頭部
    等の構造
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07224423A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Kensetsu Kiso Eng Co Ltd 再緊張グラウンドアンカーの頭部
KR101051089B1 (ko) * 2010-05-28 2011-07-21 주식회사 한국종합기술 보호캡을 이용한 앵커두부 보강장치 및 그 시공방법
CN109578034A (zh) * 2019-01-25 2019-04-05 山东焱鑫矿用材料加工有限公司 一种具有自排气功能的高强度注浆锚索

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CN109578034B (zh) * 2019-01-25 2023-09-15 山东焱鑫矿用材料加工有限公司 一种具有自排气功能的高强度注浆锚索

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