JPH04261549A - 電荷制御剤としての重合体アンモニウム化合物 - Google Patents

電荷制御剤としての重合体アンモニウム化合物

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JPH04261549A JP3238349A JP23834991A JPH04261549A JP H04261549 A JPH04261549 A JP H04261549A JP 3238349 A JP3238349 A JP 3238349A JP 23834991 A JP23834991 A JP 23834991A JP H04261549 A JPH04261549 A JP H04261549A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホモポリマーまたはコ
ポリマーのポリ(ジアリルアンモニウム)誘導体および
ポリ(ジアリルアンモニウム)誘導体と選択されたビニ
ル化合物とのコポリマーを基礎とする重合体アンモニウ
ム化合物を電子写真記録法の為のトナーおよび現像剤に
おけるおよび表面被覆の為の粉末塗料における電荷制御
剤として用いることに関する。本発明の化合物は、ある
種の重合体アンモニウム−カチオンと選択されたアニオ
ンとの特別な組合せの結果として、特に高く且つ一定し
た電荷調整性および非常に良好な熱安定性および分散性
を有している。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録法において、“電荷潜像”
は光伝導体の上に生ずる。これは例えばコロナ放電によ
って光伝導体に帯電させそして次いで、光伝導体の静電
気的に帯電した表面を露光して像をもたらすことによっ
て行う。この場合、露光が露光される各点でアースした
基体への電荷放出を引き起こす。こうして生じる“電荷
潜像”が次いで、トナーの適用によって現像される。こ
れに続く段階でトナーを光伝導体から例えば紙、繊維材
料、フィルムまたはプラスチックスに転写し、そして例
えば圧力、放射線照射、熱によってまたは溶剤の作用に
よって定着させる。次いで、使用した光伝導体を掃除し
、新たな記録操作の為に使用できる。
【0003】沢山の特許明細書にトナーの最適化が開示
されており、中でも、トナー用バインダー(種々の樹脂
/樹脂成分またはワックス/ワックス成分)の作用およ
び(二成分系現像剤中の)キャリヤーおよび(一成分系
現像剤中の)磁性顔料の作用が研究された。
【0004】トナーの比電荷q/m(単位重量当たりの
電荷数)はそれの品質の目安である。静電気帯電の正負
の符号および大きさに加えて、所望の電荷レベルの速や
かな達成および長い活動期間を通してのこの電荷の安定
性が決定的な品質判断基準である。実地において、電荷
の安定性は、トナーが光伝導体の上に移される前に現像
剤混合物中で顕著な活性化時間に曝され得るので、中心
的な重要事項である。何故ならば、トナーが数千枚のコ
ピーを造る期間の間、現像剤混合物中にしばしば残るか
らである。更に、温度および大気中湿度の如き気候的影
響に対してトナーが鈍感であることが重要な適合性判断
基準である。
【0005】方法の種類および装置の種類に応じて、正
および負の両方に荷電し得るトナーが複写機およびレー
ザープリンターで使用される。
【0006】いわゆる電荷制御剤は、プラスまたはマイ
ナスのいずれかの電荷を持つ電子写真用トナーまたは現
像剤を得る為にしばしば添加される。電荷制御の正負符
号の他に、より高い能力が僅かな量で使用することを可
能とすることから制御効果の程度も重要である。トナー
用バインダーは原則として活性化時間への顕著な電荷依
存性を示すので、電荷制御剤の仕事は一方においてはト
ナー電荷の正負の符号および大きさを調節することであ
りそしてもう一方においてはトナー用バインダーの電荷
移動を妨害しそして一定のトナー電荷を保証することで
ある。
【0007】それ故に、トナーまたは現像剤が長時間の
使用期間の間(aging)に、トナーまたは現像剤が
逆に帯電する原因になる高い電荷移動を示すのを防止で
きない電荷制御剤は、実際の用途に適していない。
【0008】フルカラー−コピー機およびレーザー印刷
機は、三原色(黄色、シアン色および深紅色)の色調を
正確に一致させることを必要とする三色使用原理に従っ
て実施する。三原色の一つだけの自動的な色調の最も小
さいシフトが他の二つの色の色調のシフトを必要とする
ので、フルカラーコピーおよびプリントを未だオリジナ
ルにそっくりに生産できる。カラートナーで必要とされ
る他のものに個々の着色剤が色に関して正確に一致する
ので、固有の色が全くない電荷制御剤が本質的に重要で
ある。
【0009】カラートナーにおいては、黄色、シアン色
および深紅色の三種のトナーが正確に規定された色の要
求に合うだけでなく、それの摩擦電気的性質に関して他
のものに正確に適合しなければならない。この摩擦電気
的性質は、三色のトナー(または黒色が含まれている場
合には、四色トナー)をフルカラー印刷またはフルカラ
ーコピーに同じ装置において連続的に移さなければなら
ないので、必要とされる。
【0010】着色剤はトナーの摩擦電気帯電に有害な影
響をしばしば及ぼし得ることが公知である(H.−T.
Macholdt,A.Sieber,Dyes&  
Pigments  9(1988)、第119〜27
頁;および米国特許第4,057,426号明細書)。 着色剤の摩擦電気的作用は色々であり且つそのことから
しばしば生ずるトナー帯電性への非常に注目される作用
の為に、一度調製されたトナーの基本基本調製物中に着
色剤として単に添加することは不可能である。それどこ
ろか、個々の着色剤の為に、例えば必要とされる電荷制
御剤の種類および量が特別に設計されている特別の調整
物が必要とされ得る。この操作は、相応して費用が掛り
且つ追加的に、プロセス・カラー(三原色)の為のカラ
ートナーの場合に既に説明した困難が生じる。
【0011】それ故に、種々の着色剤の種々の摩擦電気
を相殺しそしてトナーに所望の電荷を与える能力のある
非常に有効な無色の電荷制御剤が必要とされる。この方
法では、摩擦電気的性質に非常に異なっている着色剤を
、必要とされる種々のトナー(黄色、シアン色、深紅色
および場合によっは黒色)中で、一度調製されたトナー
基本調整物の助けによって一種類のおよび同じ電荷制御
剤と一緒に使用できるきる。更に、実地においては電荷
制御剤が非常に熱に安定であり且つ良好な分散性を有し
ていることが重要である。電荷制御剤をトナー樹脂中に
導入する為の典型的な温度は、例えばニーダーまたは押
出機を用いる場合には、100℃〜200℃である。 従って、200℃の熱安定性、更には250℃でも安定
であることが非常に有利である。また、長期間にわたっ
て(約30分)および種々のバインダー系において熱安
定性を保証することが重要である。これは、しばしば生
じるマトリックス効果がトナー樹脂中での電荷制御剤の
時期尚早の分解をもたらすので重要である。この分解は
トナーを暗黄色または暗褐色にしそして電荷制御効果の
全てまたは幾分かを失わせることを意味する。代表的な
トナー用バインダーは、重合−、重付加−および重縮合
樹脂、例えばスチレン、スチレン/アクリレート、スチ
レン/ブタジエン、アクリレート、ポリエステル、フェ
ノール樹脂およびエポキシ樹脂のそれぞれまたは組合せ
であり、これらは他の含有物、例えば着色剤、ワックス
または流動性助剤を含有していてもよいしまたは後でこ
れらを添加してもよい。
【0012】良好な分散性である為には、電荷制御剤が
ワックス特性をできる限り有さず、粘着性を有さず且つ
>150℃、好ましくは>200℃の溶融または軟化点
を有していることが非常に有利である。粘着性はトナー
調製中に配量供給する間にしばしば問題を起こし、低い
融点または軟化点は、材料がキャリヤー物質中に例えば
液滴の状態で集まるので、分散処理の間に均一な分散を
達成できないことを意味する。
【0013】電子写真用トナーおよび現像剤中を別とす
れば、電荷制御剤は粉末およびワニスにおいて、特に例
えば金属、木材、プラスチック、ガラス、セラミック、
コンクリート、繊維材料、紙またはゴム製物体の表面被
覆に使用される様に静電気的にまたは動電的に噴霧塗装
される粉末塗料において静電気帯電性を改善する為にも
使用できる。粉末塗装技術は中でも小さい物体、例えば
庭用家具、キャンプ用製品、家庭用器具、乗物用部材、
冷蔵庫および棚を塗装するのにおよび複雑に成形された
制作品の塗装に使用される。粉末塗料または粉末に一般
に以下の二つの方法の一つによって静電気帯電させる:
a)  コロナ法では、粉末塗料または粉末をコロナ放
電の所を通しそしてこの操作の間に帯電させる。 b)  摩擦電気的または動電気的方法では、摩擦電気
の原理を使用する。粉末塗料または粉末が噴霧塗装装置
中で静電気電荷を受け取る。これは摩擦相手、一般にホ
ースまたは噴霧用チューブ(例えばポリテトラフルオロ
エチレン製)の電荷の反対である。
【0014】二つの方法の組合せも可能である。
【0015】粉末塗料用樹脂はエポキシ樹脂、カルボキ
シル基および水酸基を含むポリエステル樹脂およびポリ
ウレタンおよびアクリル樹脂が対応する硬化剤と一緒に
一般的に使用される。樹脂の組合せも使用される。例え
ばエポキシ樹脂はカルボキシル基および水酸基を含有す
るポリエステル樹脂と組合せてしばしば使用される。
【0016】エポキシ樹脂の為の典型的な硬化剤成分の
例には酸無水物、イミダゾール類およびジシアンジアミ
ドおよびそれらの誘導体がある。水酸基を含有するポリ
エステル樹脂の為の代表的な硬化剤成分の例には、酸無
水物、ブロックしたイソシアネート、ビスアクリルウレ
タン類、フェノール樹脂およびメラミン樹脂がありそし
てカルボキシル基を含有するポリエステル樹脂の代表的
な硬化剤成分の例にはトリグリシジル−イソシアヌレー
トまたはエポキシ樹脂がある。オキサゾリン類、イソシ
アネート類、トリグリシジル−イソシアヌレート類また
はジカルボン酸を例えばアクリル樹脂中の代表的硬化剤
成分として使用できる。中でもポリエステル樹脂、特に
カルボキシル基含有ポリエステルを基礎としてまたはい
わゆる混合粉末──ハイブリッド粉末とも称される──
を基礎として製造される摩擦電気的にまたは動電気的に
噴霧塗装される粉末塗料の場合に、適当量の電荷に不足
する場合が観察される。混合粉末は、樹脂ベースがエポ
キシ樹脂とカルボキシル基含有ポリエステル樹脂との組
合せより成る粉末塗料を意味する。この混合粉末は、最
もしばしば実地において代表される粉末塗料の基礎を成
している。上記の粉末塗料の不適当な帯電は、被覆すべ
き部材の上への沈着速度およびスローイング・パワーが
不適切であることを意味している。(“スローイング・
パワー”という言葉は、粉末または粉末塗料が裏側、孔
空間、間隙および内側末端および角を含めて被覆すべき
部材の上にどの程度析出するかの目安である。)無色の
電荷制御剤が沢山の特許で請求されている。例えばドイ
ツ特許出願公開第3,144,017号明細書、特開昭
61−236,557号公報および米国特許第4,65
6,112号明細書には金属錯塩およびメタルオルガニ
ル(metal  organyl)が記載されており
、ドイツ特許出願公開第3,837,345号明細書、
同第3,738,948号明細書、同第3,604,8
27号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第242,42
0号明細書、同第203,532号明細書、米国特許第
4,684,596号明細書、同第4,683,188
号明細書および同第4,493,883号明細書にはア
ンモニウム−およびイモニウム(immonium)化
合物がそしてドイツ特許出願公開第3,912,396
号明細書、米国特許第4,496,643号明細書およ
び同第3,893,935号明細書にはホスホニウム化
合物が、そしてヨーロッパ特許第185,509号明細
書、特開平01−136,166号公報、特開昭63−
60,458号公報、特開昭62−264,066号公
報、米国特許第4,840,863号明細書、同第4,
639,043号明細書、同第4,378,419号明
細書、同第4,355,167号明細書および同第4,
299,898号明細書には重合体アンモニウム化合物
が無色の電荷制御剤として記載されている。
【0017】それにもかかわらず、現在まで知られてい
る無色の電荷制御剤は実地においてそれを使用するのを
著しく制限するかまたはしばしば不可能にする沢山の欠
点を有している。その内、ドイツ特許出願公開第3,1
44,017号明細書および米国特許第4,656,1
12号明細書に記載されたクロム−、鉄−、コバルト−
および亜鉛錯塩並びに特開昭61−236,557号公
報に記載されているアンチモン−オルガニルは重金属の
問題の他に、若干の場合にこれらが真に無色ではなく、
それ故に有色のトナーにおいてまたは白色または有色の
粉末塗料で限定的にしか使用できない。
【0018】本質的に適している公知の第四アンモニウ
ム化合物はしばしば分散することが困難であって、この
ことがトナーに不均一な帯電をもたらす。更にしばしば
、これらの化合物によって発生するトナー電荷は特に高
い温度および大気中湿度での(24時間の活性化時間ま
での)長期間の活性化時間にわたって安定でないと言う
問題がしばしば生じ(ヨーロッパ特許出願公開第242
,420号明細書)、このことが次いでコピーまたは印
刷プロセスの過程で間違ってまたは不十分に帯電したト
ナー粒子を増加させそしてそれ故にプロセスを停止させ
る。更に、アンモニウムおよびイモニウムをベースとす
る電荷制御剤は光または機械的作用に敏感であり(ヨー
ロッパ特許出願公開第203,532号明細書および米
国特許第4,683,188号明細書)そして熱に不安
定であり、そしてこれらがトナーの摩擦帯電に逆の作用
をし得る分解生成物を形成し(米国特許第4,684,
596号明細書)および/または濃い、しばしば暗い褐
色の固有色を有している(ドイツ特許出願公開第3,7
38,948号明細書、同第3,604,827号明細
書および米国特許第4,493,883号明細書)こと
が判った。更にこれらはワックス様特性を示し、若干の
場合には水可溶性および/または電荷制御剤としての低
い活性を示す。
【0019】高度に弗素化されたアンモニウム−、イモ
ニウム−およびホスホニウム化合物をベースとしそして
本質的に適している電荷制御剤(ドイツ特許出願公開第
3,912,396号明細書および同第3,837,3
45号明細書)は合成に多大な費用が掛かり、これによ
って相応する物質の為に高い製造費が必要とされ且つ熱
に対して適切に安定ではないという欠点を有している。
【0020】ホスホニウム塩は電荷制御剤としてアンモ
ニウム塩よりも有効でなく(米国特許第4,496,6
43号明細書および同第3,893,939号明細書)
そして毒性の問題が存在し得る。重合体アンモニウム化
合物を基礎とする電荷制御剤はしばしば、トナーまたは
現像剤にアミン臭をもたらしそしてこれらの物質の電荷
制御特性は比較的に容易な酸化および湿気の吸収によっ
て変化し得る。更にその酸化生成物は着色しており、そ
れ故に中でも有色トナーにおいて問題を起こす(米国特
許第4,840,863号明細書)。電子写真トナーお
よび現像剤の為の上記の電荷制御剤は、例えば有色であ
る為に、専ら白色のまたは透明な摩擦電気的あるいは動
電気的に噴霧塗装される粉末塗料において使用するのに
適していない。更に、粉末塗料は例えば200℃以上で
15分焼き付けられるので、熱安定性が欠けていること
がかゝる電荷制御剤の用途を非常に制限する。粉末塗料
の為のドイツ特許出願公開第3,837,345号明細
書およびドイツ特許出願公開第3,600,395号明
細書で請求されている電荷制御剤は、ワックス状で且つ
水溶解性であるかまたは吸湿性の為に取扱が困難であり
、制限的にしか使用できない。粉末塗料の電荷制御剤と
してヨーロッパ特許出願公開第0,371,528号明
細書で請求しているアミン類は、臭気の煩わしさの為に
実地におい使用するのに問題がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、電荷水準の他にその電荷の迅速な達成および一定性
を保証しそして電荷調整効果が温度および湿度の変化に
対して敏感であってはならない改善された特に有効な無
色の電荷制御剤を見出すことであった。更にこの化合物
は相当な程度に、中でも個々のキャリヤー物質(樹脂)
中で長期間にわたって熱安定性でありそしてできる限り
水に不溶性であり、容易に分散しそしてトナーまたは粉
末塗料内容物と相容性があるべきである。更にこれら化
合物の合成にはあまり費用がかからずそしてそれの製造
は経済的であるべきである。
【0022】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、本発明
者は、ホモポリマーまたはコポリマーのポリ(ジアルキ
ルジアリルアンモニウム)誘導体およびポリ(ジアリル
アンモニウム)誘導体と選択されたビニル化合物とのコ
ポリマーを基礎とする特別な重合体アンモニウム化合物
が電子写真用トナーおよび現像剤の為の特に有効な電荷
制御剤でありそして更に表面被覆の為の粉末およびワニ
ス、特に摩擦電気的または動電気的に噴霧塗装される粉
末塗料中の電荷改善剤として使用できることを見出した
【0023】それが無色、高活性、良好な相容性および
通例のトナーおよび粉末塗料樹脂中への良好な分散性そ
して化学的不活性である為におよび温度および湿気の変
化に対してそれの電荷調整効果が敏感でない為に、この
化合物は三原色法の原理に従って(減色混合法)フルカ
ラーコピーおよびレーザー印刷の為の特に有色トナーま
たは現像剤で使用するのに特に適しており、そして着色
したトナーまたは現像剤の為にも、一般におよび黒色の
トナーまたは現像剤の為にも並びに粉末塗料の為にも適
している。更にこれらの化合物はキャリヤーの被覆にま
たはキャリヤーの被覆剤成分としても適している。これ
らの易分散性化合物の一つの大きな工業的長所は、同じ
化合物群の物質をアニオン−カチオン組合せ次第でプラ
スの電荷制御剤として並びにマイナスの電荷制御剤とし
て使用できる点である。トナー用バインダー中に導入す
る際の問題およびトナーの基礎調製物の調製後のトナー
用バインダーとの相容性の問題が最小限である。従って
プラスおよびマイナスの両方のトナーを、一定のトナー
基礎調製物(トナー用バインダー、着色剤、流動助剤お
よび場合によっは他の成分で構成される)を用いて所望
の制御剤を導入することによって製造できる。本発明の
化合物の場合には、合成にあまり費用が掛からないこと
、費用的に有利に製造できること、活性が高いことおよ
び熱安定性が優れていることという特別な長所がある。
【0024】従って本発明は、約5,000〜約500
,000の分子量を有しそしてポリ(ジアリルアンモニ
ウム)誘導体またはそれのコポリマーを基礎とし、該共
重合体が約0.5:0.5〜0.95:0.05の(I
):(II)および(I):(III) および(II
):(III)のコポリマー中モノマーモル比を有しそ
して下記一般式(I)または(II)のモノマーの単独
重合または下記式(I)〜(III)の内の二種類のモ
ノマー混合物の共重合によっておよび場合によっは続く
アニオン交換によって製造される重合体アンモニウム塩
を単独でまたは組み合わせて、コピーまたは原版(マス
ター)の複写にまたは電子的、磁気的または光学的に記
憶された情報の印刷に使用される電子写真用トナーおよ
び現像剤におけるまたはカラー・プルーフィングにおけ
る電荷制御剤として用いる方法に関する:
【0025】
【化2】
【0026】〔式中、基R1 〜R12およびR1 ’
 〜R12’ は互いに無関係にそれぞれ水素原子、ハ
ロゲン原子、水酸基、第一−、第二−または第三アミノ
基、カルボン酸−またはカルボン酸エステル基、スルホ
ン酸−またはスルホン酸エステル基またはシアノ−また
はニトロ基であるかまたはそれぞれ、ヘテロ原子によっ
て中断されていてもよい炭化水素を基礎とする基であり
、そして基R13〜R16は互いに無関係にそれぞれ水
素原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、第一−、第二−
または第三アミノ基、カルボン酸−またはカルボン酸エ
ステル基、スルホン酸−またはスルホン酸エステル基ま
たはシアノ基またはニトロ基であるかまたはそれぞれ、
ヘテロ原子によって中断されていてもよい炭化水素を基
礎とする基であり、そして基R1 およびR2 または
R1 ’ およびR2 ’ は互いに無関係に水素原子
、直鎖状または枝分かれした飽和−または不飽和アルキ
ル(C1 〜C18)またはアルコキシ(C1 〜C1
8)基、一般式─(アルキレン(C1 〜C5 )−O
)n −R (式中、Rは水素原子、アルキル(C1 〜C4 )基
またはアシル基、例えばアセチル基、ベンゾイル基また
はナフトイル基であり、nは1〜10の数である)で表
されるポリオキシアルキレン基、好ましくはポリオキシ
エチレン基またはポリオキシプロピレン基、アリール−
またはヘテロアリール基、例えばフェニル−、ナフチル
−またはピリジル基、アルアルキル基、例えばトリル基
、アルアルコキシ基、例えばメトキシフェニル基、アル
キルアリール基、例えばベンジル基、またはシクロアル
キル基、例えばシクロペンチルまたはシクロヘキシル基
であり、そしてR1 とR2 またはR1 ’ とR2
 ’ とが結合して、更にヘテロ原子、好ましくは窒素
原子および/または酸素原子および/または硫黄原子を
含有していてもよく──例えば、モルホリン環系──且
つ置換されていてもおよび/または他の環系、例えばキ
ノリン環系に融合または橋架けすることによって変性さ
れていてもよい飽和または不飽和の芳香族−または非芳
香族5−〜7−員環系を形成してもよく、またR1 お
よびR2 またはR1 ’ およびR2 ’ は一つま
たは複数のヘテロ原子、例えば窒素原子および/または
酸素原子および/または硫黄原子および/またはリン原
子を含有していてもよくそしてハロゲン原子、水酸基、
カルボキシル基、スルホン酸基、シアノ−またはメルカ
プト基、カルボキシアミド基、例えば−NH−C(O)
−アルキル(C1 〜C4 )、スルホンアミド基、例
えば−NH−SO2 −アルキル(C1 〜C4 )、
ウレタン基、例えば−NH−C(O)O−アルキル(C
1 〜C4 )、ケト基、例えば−C(O)−アルキル
(C1 〜C4 )、第一−、第二−または第三アミノ
基、例えば−NH〔アルキル(C1 〜C4 )〕また
は−N〔アルキル(C1 〜C4 )〕2 、ニトロ基
、エーテル基、例えば−アルキレン(C1 〜C4 )
−O−アルキル(C1〜C4 )、アルキル(C1 〜
C30)−またはアルコキシ(C1 〜C30)基、ア
ロキシ基、例えばフェノキシ基、ハロゲノアルキル(C
1 〜C30)−またはハロゲノアルコキシ(C1 〜
C30)基またはエステル基、例えば−C(O)O−ア
ルキル(C1 〜C4 )で置換されていてもよく、そ
して基R3 〜R12またはR3 ’〜R12’ が互
いに無関係に水素原子、ハロゲン原子、直鎖状または枝
分かれした飽和−または不飽和アルキル(C1 〜C1
8)またはアルコキシ(C1 〜C18)基、一般式─
(アルキレン(C1 〜C5 )−O)n −R (式中、Rは水素原子、アルキル(C1 〜C4 )基
またはアシル基、例えばアセチル−、ベンゾイル−また
はナフトイル基であり、nは1〜10の数である)で表
されるポリオキシアルキレン基、好ましくはポリオキシ
エチレン−またはポリオキシプロピレン基、アリール−
またはヘテロアリール基、例えばフェニル−、ナフチル
−またはピリジル基、アルアルキル基、例えばトリル基
、アルアルコキシ基、例えばメトキシフェニル基、アロ
キシ基、例えばフェノキシ基、アルキルアリール基、例
えばベンジル基、またはシクロアルキル基、例えばシク
ロペンチル−またはシクロヘキシル基であり、そしてR
3 〜R12またはR3 ’ 〜R12’ の二つが結
合して、更にヘテロ原子、好ましくは窒素原子および/
または酸素原子および/または硫黄原子および/または
リン原子を含有していてもよく──モルホリン環系──
且つ置換されていてもおよび/または他の環系、例えば
キノリン環系に融合または橋架することによって変性さ
れていてもよい飽和または不飽和の芳香族−または非芳
香族5−〜7−員環系を形成してもよく、また基R3 
〜R12またはR3 ’ 〜R12’ は一つまたは複
数のヘテロ原子、例えば窒素原子および/または酸素原
子および/または硫黄原子および/またはリン原子を含
有していてもよくそしてハロゲン原子、水酸基、カルボ
キシル基、スルホン酸基、シアノ−またはメルカプト基
、カルボキシアミド基、例えば−NH−C(O)−アル
キル(C1 〜C4 )、スルホンアミド基、例えば−
NH−SO2 −アルキル(C1 〜C4 )、ウレタ
ン基、例えば−NH−C(O)O−アルキル(C1 〜
C4 )、ケト基、例えば−C(O)−アルキル(C1
 〜C4 )、第一−、第二−または第三アミノ基、例
えば−NH〔アルキル(C1 〜C4 )〕または−N
〔アルキル(C1 〜C4 )〕2 、ニトロ基、エー
テル基、例えば−アルキレン(C1 〜C4 )−O−
アルキル(C1 〜C4 )、アルキル(C1 〜C3
0)−またはアルコキシ(C1 〜C30)基、アロキ
シ基、例えばフェノキシ基、ハロゲノアルキル(C1 
〜C30)−またはハロゲノアルコキシ(C1 〜C3
0)基またはエステル基、例えば−C(O)O−アルキ
ル(C1〜C4 )で置換されていてもよく、そして基
R13〜R16は互いに無関係に水素原子、塩素原子、
臭素原子、直鎖状または枝分かれした飽和−または不飽
和アルキル(C1 〜C30)、一般式─(アルキレン
(C1 〜C5 )−O)n −R(式中、Rは水素原
子、アルキル(C1 〜C4 )基またはアシル基、例
えばアセチル−、ベンゾイル−またはナフトイル基であ
り、nは1〜10の数である)で表されるポリオキシア
ルキレン基、好ましくはポリオキシエチレン−またはポ
リオキシプロピレン基、アリール−またはヘテロアリー
ル基、例えばフェニル−、ナフチル−またはピリジル基
、アルアルキル基、例えばトリル基、アルアルコキシ基
、例えばメトキシフェニル基、アルキルアリール基、例
えばベンジル基、またはシクロアルキル基、例えばシク
ロペンチル−またはシクロヘキシル基、カルボキシル基
、スルホン酸−またはシアノ基、カルボキシアミド基、
例えば−NH−C(O)−アルキル(C1 〜C4 )
、スルホンアミド基、例えば−NH−SO2 −アルキ
ル(C1 〜C4 )、エステル基、例えば−C(O)
O−アルキル(C1 〜C4 )、カルボキシレート基
、例えば−O−C(O)−アルキル(C1 〜C4 )
、ケト基、例えば−C(O)−アルキル(C1 〜C4
 )、ラクタム基、例えば
【0027】
【化3】
【0028】またはエーテル基、例えば−アルキレン(
C1 〜C4 )−O−アルキル(C1 〜C4 )で
あり、またR13〜R16は一つまたは複数のヘテロ原
子、例えば窒素原子および/または酸素原子および/ま
たは硫黄原子および/またはリン原子を含有していても
よくそして塩素原子または臭素原子、水酸基、カルボキ
シル基、スルホン酸基、シアノ−またはメルカプト基、
カルボキシアミド基、例えば−NH−C(O)−アルキ
ル(C1 〜C4 )、スルホンアミド基、例えば−N
H−SO2 −アルキル(C1 〜C4 )、第一−、
第二−または第三アミノ基、例えば−NH〔アルキル(
C1 〜C4 )〕または−N〔アルキル(C1 〜C
4 )〕2 またはニトロ基で置換されていてもよく、
そしてX− およびY− は何れの場合にも化学量論的
当量の有機系−または無機系アニオンまたは有機系−お
よび/または無機系アニオンの混合物でありそして式(
I)または(II)のモノマーの単独重合の場合には、
基R1 およびR2 および/またはR1 ’ および
R2 ’ は互いに同じでも異なっていてもよく、式(
I)〜(III)の内の二種類の混合物の共重合の場合
には、基R1 およびR2 および/またはR1 ’ 
およびR2 ’ 並びにアニオンX− およびY− は
互いに同じでも異なっていてもよい。〕更に本発明の化
合物は、金属、木材、プラスチック、ガラス、セラミッ
ク、コンクリート、繊維材料、紙またはゴムで製造され
た物質の表面被覆する為の粉末またはワニス中の、特に
摩擦電気的または動電気的に噴霧塗装する粉末塗料中の
電荷改善剤として適している。
【0029】更にこれらの化合物は、電子写真複写機ま
たは印刷機の為の現像剤中で使用されるキャリヤーの被
覆剤の状態でまたはキャリヤーの被覆剤の一つの成分と
しても使用できる。
【0030】本発明の化合物は、個々のトナー、現像剤
、ワニスまたは粉末中に均一に分布した状態で約0.0
1〜約30重量% 、好ましくは約0.1〜約5重量%
 の量で存在する。
【0031】特に適する重合体アンモニウム化合物は、
約20,000〜約250,000の分子量を有しそし
てポリ(ジアリルアンモニウム)誘導体およびそれのコ
ポリマーを基礎とし、該共重合体が約0.5:0.5〜
0.95:0.05の(I):(II)および(I):
(III) および(II):(III)のコポリマー
中モノマーモル比を有しており、そしてこれら化合物は
前述の式(I)または(II)のモノマーの単独重合ま
たは前述の式(I)〜(III)の内の二種類のモノマ
ー混合物の共重合および場合によっは続くアニオン交換
によって製造され、但し、各式中、基R1 およびR2
 および/またはR1 ’ およびR2 ’ は互いに
無関係に水素原子、直鎖状または枝分かれした飽和−ま
たは不飽和アルキル(C1 〜C8 )またはアルコキ
シ(C1 〜C8 )基、アリール−またはヘテロアリ
ール基、例えばフェニル−、ナフチル−またはピリジル
基、アルアルキル基、例えばトリル基、アルアルコキシ
基、例えばメトキシフェニル基、アルキルアリール基、
例えばベンジル基、またはシクロアルキル基、例えばシ
クロペンチルまたはシクロヘキシル基であり、そして基
R1 およびR2 またはR1 ’ およびR2 ’ 
はハロゲン原子、水酸基、カルボキシル− またはスル
ホン酸基、カルボキシアミド基、例えば−NH−C(O
)−アルキル(C1 〜C4 )、スルホンアミド基、
例えば−NH−SO2 −アルキル(C1 〜C4 )
、ケト基、例えば−C(O)−アルキル(C1 〜C4
 )、第一−、第二−または第三アミノ基、例えば−N
H〔アルキル(C1〜C4 )〕または−N〔アルキル
(C1 〜C4 )〕2 、ニトロ基、エーテル基、例
えば−アルキレン(C1 〜C4 )−O−アルキル(
C1 〜C4 )、アルキル(C1 〜C4 )−また
はアルコキシ(C1 〜C4 )基、アロキシ基、例え
ばフェノキシ基、ハロゲノアルキル(C1 〜C4 )
−またはハロゲノアルコキシ(C1 〜C4 )基また
はエステル基、例えば−C(O)O−アルキル(C1 
〜C4 )で置換されていてもよく、そして基R3 〜
R12またはR3 ’ 〜R12’ が互いに無関係に
水素原子、ハロゲン原子、直鎖状または枝分かれした飽
和−または不飽和アルキル(C1 〜C8 )−または
アルコキシ(C1 〜C8 )基、アリール−またはヘ
テロアリール基、例えばフェニル−、ナフチル−または
ピリジル基、アルアルキル基、例えばトリル基、アルア
ルコキシ基、例えばメトキシフェニル基、アロキシ基、
例えばフェノキシ基、アルキルアリール基、例えばベン
ジル基、またはシクロアルキル基、例えばシクロペンチ
ルまたはシクロヘキシル基であり、そして基R3 〜R
12またはR3 ’ 〜R12’ はハロゲン原子、水
酸基、カルボキシル− またはスルホン酸基、カルボキ
シアミド基、例えば−NH−C(O)−アルキル(C1
 〜C4 )、スルホンアミド基、例えば−NH−SO
2 −アルキル(C1 〜C4 )、ケト基、例えば−
C(O)−アルキル(C1 〜C4 )、第一−、第二
−または第三アミノ基、例えば−NH〔アルキル(C1
 〜C4 )〕または−N〔アルキル(C1 〜C4 
)〕2 、ニトロ基、エーテル基、例えば−アルキレン
(C1 〜C4 )−O−アルキル(C1 〜C4 )
、アルキル(C1 〜C4 )−またはアルコキシ(C
1 〜C4 )基、アロキシ基、例えばフェノキシ基、
ハロゲノアルキル(C1 〜C4 )−またはハロゲノ
アルコキシ(C1 〜C4 )基またはエステル基、例
えば−C(O)O−アルキル(C1 〜C4 )で置換
されていてもよく、そして基R13〜R16が互いに無
関係に水素原子、直鎖状または枝分かれした飽和−また
は不飽和アルキル(C1 〜C8 )基、アリール−ま
たはヘテロアリール基、例えばフェニル−、ナフチル−
またはピリジル基、アルアルキル基、例えばトリル基、
アルアルコキシ基、例えばメトキシフェニル基、アルキ
ルアリール基、例えばベンジル基、シクロアルキル基、
例えばシクロペンチル−またはシクロヘキシル基、カル
ボキシル基、スルホン酸−またはシアノ基、エステル基
、例えば−C(O)O−アルキル(C1 〜C4 )、
カルボキシレート基、例えば−O−C(O)−アルキル
(C1 〜C4 )、カルボキシアミド基、例えば−N
H−C(O)−アルキル(C1 〜C4 )、スルホン
アミド基、例えば−NH−SO2 −アルキル(C1 
〜C4 )、ケト基、例えば−C(O)−アルキル(C
1 〜C4 )、ラクタム基、例えば式
【0032】
【化4】
【0033】またはエーテル基、例えば−アルキレン(
C1 〜C4 )−O−アルキル(C1 〜C4 )で
ありそして基R13〜R16は、塩素原子または臭素原
子、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基、シアノ−
またはメルカプト基、カルボキシアミド基、例えば−N
H−C(O)−アルキル(C1 〜C4 )、スルホン
アミド基、例えば−NH−SO2 −アルキル(C1 
〜C4 )、第一−、第二−または第三アミノ基、例え
ば−NH〔アルキル(C1 〜C4 )〕または−N〔
アルキル(C1 〜C4 )〕2 またはニトロ基で置
換されていてもよく、そしてX− およびY− がいず
れの場合にも化学量論的当量のアニオンまたはアニオン
混合物、例えばF− 、Cl− 、Br− 、I− 、
NO3 − 、OH− 、HSO4 − 、SO42−
、S2−、SO3 2−、S2 O3 2−、HCO3
 − 、CO3 2−、H2 PO4 − 、HPO4
 2−、PO4 3−、CN− 、シアネート、イソシ
アネート、チオシアネート、テトラシアネート亜鉛、テ
トラチオシアネート亜鉛、過塩素酸塩、BF4 − 、
PF6 −、B(アリール)4 − 例えばテトラフェ
ニル−ボラート、テトラ(フルオロフェニル)ボラート
、テトラ(クロロフェニル)ボラート、テトラトルイル
−ボラート、テトラナフチル−ボラート、テトラ(メト
キシフェニル)ボラート、テトラビフェニル−ボラート
、テトラベンジル−ボラートまたはテトラピリジル−ボ
ラート、エチル−およびメチル−スルファート、フェノ
ラート、ニトロフェノラート、飽和または不飽和の脂肪
族−、脂環式−または芳香族カルボキシレートまたはス
ルホナート、例えばアセテート、ラクタート、ベンゾエ
ート、サリチレート、2−ヒドロキシ−3−ナフトエー
ト、2−ヒドロキシ−6−ネフトエート、エチルスルホ
ナート、フェニルスルホナートまたはトシラート、およ
び更に過弗化飽和または過弗化不飽和の脂肪族−、脂環
式−または芳香族カルボキシレートまたはスルホナート
、例えばパーフルオロアセテート、パーフルオロアルキ
ルベンゾエート、パーフルオロエチルスルホナートまた
はパーフルオロアルキルベンゼンスルホナート、および
飽和または不飽和の脂肪族−、脂環式−または芳香族ジ
−またはトリカルボキシレート、例えばシトラート、蓚
酸塩またはコハク酸塩、またはジ−またはトリスルホナ
ート、タングステン酸塩、モリブデン酸塩またはヘテロ
ポリ酸アニオン、例えばホスホモリブデン酸塩または−
タングステン酸塩、シリコモリブデン酸塩または−タン
グステン酸塩、F− 、Cl− 、Br− 、I− 、
BF4 − 、B(アリール)4 − 、PF6 − 
またはP(Mo3 O10)4 3−アニオンが特に適
している。
【0034】特に適する化合物の例には以下のものがあ
る: −下記モノマーのホモポリマー
【0035】
【化5】
【0036】〔式中、X− はCl− 、BF4 − 
、B(フェニル)4 − またはPF6 − であり、
R1 はHまたはCH3 でありそしてR2 はCH3
 またはC8 H17である。〕この化合物は約20,
000〜約250,000の分子量を有している。 −下記モノマー相互のコポリマー
【0037】
【化6】
【0038】〔式中、X− およびY− はCl− 、
BF4 − 、B(フェニル)4 − またはPF6 
− であり、R1 およびR1 ’ はHまたはCH3
 でありそしてR2 およびR2 ’ はCH3 また
はC8 H17である。〕この化合物は約20,000
〜約250,000の分子量および約0.5:0.5〜
約0.95:0.05のコポリマー中モノマーモル比を
有している。 −下記モノマー相互のコポリマー
【0039】
【化7】
【0040】〔式中、X− およびY− はCl− 、
BF4 − 、B(フェニル)4 − またはPF6 
− であり、R1 はHまたはCH3 で、R2 はC
H3 またはC8 H17で、R3 はHまたはCH3
 でそしてR4 はCOOH、C(O)OCH3 、C
(O)OC2 H5 、C(O)NH2 、OC(O)
OCH3 またはCNである。〕この化合物は約20,
000〜約250,000の分子量および約0.5:0
.5〜約0.95:0.05のコポリマー中モノマーモ
ル比を有している。
【0041】挙げることのできる個々の化合物の例には
以下のものがある: −下記モノマーの約100,000の分子量のホモポリ
マー
【0042】
【化8】
【0043】−下記モノマーの約100,000の分子
量のホモポリマー
【0044】
【化9】
【0045】−下記モノマーの約100,000の分子
量のホモポリマー
【0046】
【化10】
【0047】−下記モノマーの約100,000の分子
量のホモポリマー
【0048】
【化11】
【0049】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0050】
【化12】
【0051】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0052】
【化13】
【0053】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0054】
【化14】
【0055】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0056】
【化15】
【0057】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0058】
【化16】
【0059】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0060】
【化17】
【0061】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0062】
【化18】
【0063】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0064】
【化19】
【0065】−約100,000の分子量および約0.
95:0.05のコポリマー中モノマーモル比を持つ、
下記モノマーのコポリマー
【0066】
【化20】
【0067】−約100,000の分子量および約0.
95:0.05のコポリマー中モノマーモル比を持つ、
下記モノマーのコポリマー
【0068】
【化21】
【0069】−約100,000の分子量および約0.
95:0.05のコポリマー中モノマーモル比を持つ、
下記モノマーのコポリマー
【0070】
【化22】
【0071】−約100,000の分子量および約0.
95:0.05のコポリマー中モノマーモル比を持つ、
下記モノマーのコポリマー
【0072】
【化23】
【0073】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0074】
【化24】
【0075】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0076】
【化25】
【0077】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0078】
【化26】
【0079】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0080】
【化27】
【0081】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0082】
【化28】
【0083】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0084】
【化29】
【0085】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0086】
【化30】
【0087】−約100,000の分子量および約0.
8:0.2のコポリマー中モノマーモル比を持つ、下記
モノマーのコポリマー
【0088】
【化31】
【0089】一般式(I)〜(III) の化合物およ
びそれのホモ−またはコポリマーは、自体公知であり且
つ文献に詳細に説明されている方法で製造される(例え
ば、G.B.Butler,R.J.Angelo、J
.Am.Chem.Soc.79(1957):第31
28〜31頁;G.B.Butler,in:E.J.
Goethals、“Polymeric  Amin
esand  Ammoniumu  Salts”:
Pergamon  Press、1980、125〜
42頁;D.H.Solomon,D.G.Hawth
orne,J.Macromol.Sci.−Rev.
Macromol.Chem.C15(1976):第
143〜64頁;Houben−Weyl、“Meth
oden  der  Organishen  Ch
emie(有機化合物の方法)”、第XIV/1 巻、
Thieme出版社、シュトットガルト、1961、第
561〜1182頁、K.Weissermel,H.
−J.Arpe、“Industille  Orga
nische  Chemie(工業有機化合物)”、
Chemie出版社、ワインハイム、1988、第23
0〜51頁;東ドイツ特許第127,729号明細書;
ヨーロッパ特許第0,103,698号明細書および米
国特許第3,288,770号明細書〕。
【0090】従って、一般式(I)および(II)の化
合物は、例えばハロゲン化アリルとN,N−ジアルキル
ジアリルアミンとを反応させることによってまたはアル
キルニトリルを還元し、次いでそのアミンをハロゲン化
アリルと反応させそしてジアリルアミンを四級化するこ
とによって製造される。
【0091】一般式(III) の化合物は例えば、ハ
ロゲン化水素をエチンに付加することによって、NaC
Nおよびアルコール類との反応によってエチレンクロロ
ヒドリンから、乳酸のエステル化および続いての熱分解
によって、エテンと酢酸との反応によって、芳香族化合
物のフリーデル・クラフト−アルキル化および後続のク
ラッキングによって、プロペンのアンモ酸化によってま
たはアクリルアミドの接触的加水分解によって製造され
る。
【0092】一般式(I)および(II)のモノマーの
ホモポリマーおよび一般式(I)〜(III) の内の
二種類のモノマーの混合物のコポリマーは、不活性ガス
の雰囲気で極性溶剤、例えば水またはジメイルホルムア
ミド中で遊離ラジカル開始剤、例えば第三ブチル−ヒド
ロキシパーオキサイドまたはアンモニウム−パーオキシ
ジスルファートによって遊離ラジカル単独重合または−
共重合することによって製造され、その際ハロゲン化塩
をモノマーとして用いるのが特に有利である。
【0093】種々の塩、例えば化合物(2)〜(4)、
(6)〜(8)、(10)〜(12)、(14)〜(1
6)、(18)〜(20)および(22)〜(24)は
アニオン交換によって例えば製造例に記載した如き水性
媒体から沈澱させることによって製造される。
【0094】本発明で請求している化合物の特別な長所
は、無色であることおよび高い電荷制御効果を示すこと
およびそれが長期間の活性化時間(24時間まで)にわ
たって一定していることである。
【0095】従って例えば化合物(3)を1重量% 含
有する試験用トナーは10分後に−8μC/g、30分
後に−21μC/g、2時間後に−31μC/gそして
24時間後に−33μC/gの電荷を示す(使用例3)
。 化合物(13)を1重量% 含有する試験用トナーは次
の挙動を示す:10分後に+30μC/g、30分後に
+25μC/g、2時間後に+16μC/gそして24
時間後に+12μC/gの電荷を示す(使用例10)。 化合物(15)を1重量% 含有する試験用トナーは次
の挙動を示す:10分後に−20μC/g、30分後に
−28μC/g、2時間後に−33μC/gそして24
時間後に−33μC/gの電荷を示す(使用例11)。
【0096】化合物(3)を1重量% 含有する試験用
粉末塗料は10分後に−3μC/g、30分後に−1μ
C/g、2時間後に+4μC/gそして24時間後に+
2μC/gの電荷を示す(使用例5)。化合物(1)を
1重量% 含有する試験用粉末塗料は10分後に−6μ
C/g、30分後に−7μC/g、2時間後に−7μC
/gそして24時間後に−6μC/gの電荷を示す(使
用例6)。この高い電荷調整効果は、例えば純粋のトナ
ー用バインダー“Dialec  S−309”の帯電
特性(比較例1:10分後に−4μC/g、30分後に
−12μC/g、2時間後に−27μC/g、24時間
後に−48μC/g)、純粋な粉末塗料のバインダー“
Alftalat  AN  757”の帯電特性(比
較例2:10分後に−35μC/g、30分後に−32
μC/g、2時間後に−24μC/g、24時間後に−
13μC/g)および純粋な粉末塗料のバインダー“A
lftalat  AN  792”の帯電特性(比較
例3:10分後に−15μC/g、30分後に−17μ
C/g、2時間後に−13μC/g、24時間後に−2
μC/g)と比較してみるとますます明瞭である。使用
例7、8および9において、高い電荷調整効果は、摩擦
電気問題のある着色剤(C.I.Pigment  R
ed57:1およびC.I.Solvent  Blu
e125)も併用されているので、比較例4、5および
6との比較で特に明らかである。
【0097】本発明の化合物が化学的に不活性であり且
つバインダー、例えばスチレン−アクリレート類、ポリ
エステル類、エポキシ類およびポリウレタン類と良好な
相容性を有することが実地において非常に有意義である
。更にこれら化合物は熱安定性があり且つそれ故に、慣
用の条件(100℃〜200℃の温度)のもとで通例の
方法(押出加工または混練)によって通例のバインダー
中に難無く混入することができる。本発明の特許請求の
範囲に記載の化合物の合成にはあまり費用が掛からず、
生成物が高純度で得られる。
【0098】本発明に従って使用する化合物は、一般に
約0.01〜約30重量% 、好ましくは約0.1〜5
.0重量% の濃度で公知の方法で、例えば押出加工ま
たは混練によってそれぞれのバインダー中に均一に混入
される。トナーの為の電荷制御剤または表面被覆の為の
粉末またはワニスの為の、特に摩擦電気的にまたは動電
気的に噴霧塗装される粉末塗料の為の電荷改善剤をここ
では乾燥し且つ粉砕した粉末、分散物または溶液、圧縮
ケーキ状物またはマスターバッチとして、適当なキャリ
ヤー、例えばシリカゲル、TiO2 またはAl2 O
3 に水溶液または非水溶液の状態で吸収された化合物
としてまたは別の状態で添加することができる。同様に
、本発明で使用されるこれらの化合物も既にそれぞれの
バインダーの製造の間に、即ちバインダーの重合、重付
加または重縮合の過程で添加してもよい。本発明に従う
電荷制御剤が均一に混入されている電子写真用トナーま
たは粉末塗料の静電気帯電のレベルは、同じ条件(例え
ば、同じ分散時間、同じ粒度分布および同じ粒子形態)
のもとで室温および50% の相対湿度のもとで標準的
試験システムで測定する。トナーまたは粉末塗料を回転
機台の上でキャリヤー──これは標準化摩擦相手物質で
ある──と一緒に渦流させる(150回転/分)ことに
よって静電気帯電させる。次いでこの静電気電荷を通例
のq/m−測定台の上で測定した(J.H.Dessa
uer,H.E.Clark、“Xerography
  and  related  Processes
”、Focal  Press、ニューヨーク、196
5、第289頁;J.F.Hughes、“Elect
rostatic  Powder  Coating
”、Reseach  Studies  Press
  Ltd.、“Letchworth、Hertfo
rdshire、英国、1984、第2章参照)。粒度
はq/m値の測定に大きな影響を及ぼすので、分級によ
って得られるトナー−および粉末塗料試料中に一様な粒
度分布とする様に厳しく注意した。
【0099】
【実施例】以下の実施例によって本発明を更に詳細に説
明する。しかしながら本発明これらの実施例によって制
限されない。実施例中に記載の部は重量部である。 製造例: 製造例1 ジアリルジメチルアンモニウム−クロライドの10 g
(0.06mol)のホモポリマー(分子量約100,
000 g/mol)を200 gの水に溶解し、10
0 gの水に溶解した7.5 g(0.07mol)の
ナトリウム−テトラフルオロボラートを攪拌下に室温で
ゆっくり滴加する。白色の沈澱物を吸引濾過で濾過し、
塩化物が無くなるまで水で洗浄しそして真空室中で10
0℃で乾燥する。 収量:  12.2 g(理論値の92.4% )の化
合物(2);白色粉末 融点:  >300℃(分解) 元素分析:   計算値:C  45.1%、H  7.5%、N 
 6.6%、F  35.7%  測定値:C  44
.5%、H  7.9%、N  6.5%、F  33
.4%製造例2 操作は製造例1におけるのと同じであるが、ナトリウム
−テトラフルオロボラートの代わりに23.9 g(0
.07mol)のナトリウム−テトラフェニルボラート
を使用する。 収量:  27.2 g(理論値の98.7% )の化
合物(3);白色粉末 融点:  225℃ 元素分析:   計算値:C  86.3%、H  8.1%、N 
 3.1%、B  2.4%  測定値:C  84.
2%、H  8.1%、N  3.4%、B  2.0
%製造例3 ジアリルジメチルアンモニウム−クロライドとジアリル
メチルオクチルアンモニウム−クロライドとの10 g
(0.06mol)のコポリマー(分子量約100,0
00 g/mol、コポリマー中モノマー単位モル比 
 約0.8:0.2)を400 gの水に溶解し、そし
て100 gの水に溶解した7.5 g(0.07mo
l)のナトリウム−テトラフルオロボラートを攪拌下に
室温でゆっくり滴加する。白色の沈澱物を吸引濾過で濾
過し、塩化物が無くなるまで水で洗浄しそして真空室中
で100℃で乾燥する。 収量:  12.4 g(理論値の89.9% )の化
合物(10);白色粉末 融点:  >300℃(分解) 元素分析:   計算値:C  48.0%、H  8.0%、N 
 6.1%、F  33.0%  測定値:C  46
.9%、H  8.2%、N  6.2%、F  32
.7%製造例4 操作は製造例3におけるのと同じであるが、ナトリウム
−テトラフルオロボラートの代わりに、150 mlの
水に溶解した24.0 g(0.07mol)のナトリ
ウム−テトラフェニルボラートを使用する。 収量:  26.7 g(理論値の96.3% )の化
合物(11);白色粉末 融点:  205〜210℃ 元素分析:   計算値:C  86.2%、H  8.3%、N 
 3.0%、B  2.4%  測定値:C  85.
6%、H  8.4%、N  3.3%、B  2.2
%製造例5 ジアリルジメチルアンモニウム−クロライドとジアリル
メチルオクチルアンモニウム−クロライドとの10 g
(0.06mol)のコポリマー(分子量約100,0
00 g/mol、コポリマー中モノマー単位モル比 
 約0.95:0.05)を400 gの水に溶解し、
そして100 gの水に溶解した7.5 g(0.07
mol)のナトリウム−テトラフルオロボラートを攪拌
下に室温でゆっくり滴加する。僅かにコハク色の沈澱物
を吸引濾過で濾過し、塩化物が無くなるまで水で洗浄し
そして真空室中で100℃で乾燥する。 収量:  9.5 g(理論値の72.0% )の化合
物(14);僅かにコハク色の粉末 融点:  270℃(分解) 元素分析:   計算値:C  46.0%、H  7.7%、N 
 6.4%、B  5.0%  測定値:C  45.
5%、H  8.0%、N  6.7%、B  4.3
%製造例6 操作は製造例5におけるのと同じであるが、ナトリウム
−テトラフルオロボラートの代わりに、150 mlの
水に溶解した24.0 g(0.07mol)のナトリ
ウム−テトラフェニルボラートを使用する。 収量:  25.8 g(理論値の95.6% )の化
合物(15);白色粉末 融点:  240℃ 元素分析:   計算値:C  86.3%、H  8.2%、N 
 3.1%、B  2.4%  測定値:C  85.
7%、H  8.8%、N  3.0%、B  2.2
%製造例7 ジアリルジメチルアンモニウム−クロライドとアクリル
アミドとの10 g(0.08mol)のコポリマー(
分子量約100,000 g/mol、コポリマー中モ
ノマー単位モル比  約0.8:0.2)を400 g
の水に溶解し、そして200 gの水に溶解した9.9
 g(0.09mol)のナトリウム−テトラフルオロ
ボラートを攪拌下に室温でゆっくり滴加する。白色の沈
澱物を吸引濾過で濾過し、塩化物が無くなるまで水で洗
浄しそして真空室中で100℃で乾燥する。 収量:  11.6 g(理論値の78.2% )の化
合物(22);白色粉末 融点:  >300℃(分解) 元素分析:   計算値:C  45.4%、H  7.5%、N 
 7.6%、B  4.8%  測定値:C  45.
1%、H  7.7%、N  7.4%、B  4.3
%使用例: 使用例1 1.0部の化合物(1)を99.0部のトナー用バイン
ダー(“DialecS−309”、Diamond 
 Shamrock製、スチレン−メタクリレート−(
60:40)コポリマー)中にWerner&Pfle
iderer(Stuttgart)社のニーダーによ
って45分間の間に混入する。次いでこの混合物を実験
室用万能ミル100LU(Alpin、Augsbur
g)で粉砕し、次いで遠心分離ふるい100MZR(A
lpin)で分級する。
【0100】所望の粒度フラクション(4〜25μm 
)をキャリヤーとしての、Plasma  Mater
ials  Inc.(米国、ニューハンプシャー州、
マンチェスター)の“90μm Xerographi
c  Carrier”タイプの──スチレン−メタク
リレート(90:10)コポリマーで被覆された──5
0〜200μm の粒度の磁鉄鉱粒子にて活性化する。
【0101】測定は、普通のq/m−測定台(Eppi
ng  GmbH、Neufahren)の上で実施し
た。25μm のメッシュ幅のふるい(Gebr.Ku
fferath、Dueren)を用ることによって、
トナーを吹き飛ばす時にキャリヤーが同伴されないこと
を確実にした。測定は室温および50% の相対湿度で
行った。活性化時間の関数として以下のq/m−値〔μ
C/g〕が測定された。
【0102】 使用例2 0.5部の化合物(3)を使用例1に記載した様に99
.5部のトナー用バインダーに均一に混入する。次のq
/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として測定さ
れた: 使用例3 1.0部の化合物(3)を使用例1に記載した様に99
.0部のトナー用バインダーに均一に混入する。次のq
/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として測定さ
れた: 使用例4 2.5部の化合物(3)を使用例1に記載した様に97
.5部のトナー用バインダーに均一に混入する。次のq
/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として測定さ
れた: 使用例5 1.0部の化合物(3)を使用例1に記載した様に99
.0部の粉末塗料用バインダー〔“Alftalat 
 AN757”、製造元:Hoechst  AG、カ
ルボキシル基含有ポリエステル樹脂〕に均一に混入する
。 次のq/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として
測定された: 使用例6 1.0部の化合物(1)を使用例1に記載した様に99
.0部の粉末塗料用バインダー〔“Alftalat 
 AN792”、製造元:Hoechst  AG、水
酸基含有ポリエステル樹脂〕に均一に混入する。次のq
/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として測定さ
れた: 使用例7 2.5部の化合物(3)および2.5部の着色剤C.I
.Solvent  Blue  125を使用例1に
記載した様に95.0部のトナー用バインダーに均一に
混入する。次のq/m−値〔μC/g〕が活性化時間の
関数として測定された: 使用例8 2.5部の化合物(3)および2.5部の着色剤C.I
.Pigment  Red  57:1を使用例1に
記載した様に95.0部のトナー用バインダーに均一に
混入する。次のq/m−値〔μC/g〕が活性化時間の
関数として測定された: 使用例9 1.0部の化合物(3)および5.0部の着色剤C.I
.Pigment  Red  57:1を使用例1に
記載した様に94.0部のトナー用バインダーに均一に
混入する。次のq/m−値〔μC/g〕が活性化時間の
関数として測定された: 使用例10 1.0部の化合物(13)を使用例1に記載した様に9
9.0部のトナー用バインダーに均一に混入する。次の
q/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として測定
された: 使用例11 1.0部の化合物(15)を使用例1に記載した様に9
9.0部のトナー用バインダーに均一に混入する。次の
q/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として測定
された: 比較例1(使用例1〜4および10〜11に対応)10
0部の、実施例1に記載した如きトナー用バインダー“
DialecS−309”を他の添加物を加えずに実施
例1に記載した様にニーダー中で45分間混練し、次い
で粉砕し、分級しそしてq/m−測定台で測定する。 次のq/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数として
測定された: 比較例2(使用例5に対応)比較例1と同様に実施する
が、トナー用バインダー“Dialec  S−309
”の代わりに粉末塗料用バインダー“Alftalat
  AN  757”を使用した。次のq/m−値〔μ
C/g〕が活性化時間の関数として測定された:比較例
3(使用例6に対応)比較例1と同様に実施するが、ト
ナー用バインダー“Dialec  S−309”の代
わりに粉末塗料用バインダー“Alftalat  A
N  792”を使用した。次のq/m−値〔μC/g
〕が活性化時間の関数として測定された:比較例4(使
用例9に対応) 5.0部の着色剤C.I.Pigment  Red 
 57:1を使用例1に記載のトナー用バインダー95
.0部中に均一に混入する。次のq/m−値〔μC/g
〕が活性化時間の関数として測定された: 比較例5(使用例8に対応)2.5部の着色剤C.I.
Pigment  Red  57:1を使用例1に記
載のトナー用バインダー97.5部中に均一に混入する
。次のq/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数とし
て測定された: 比較例6(使用例7に対応)2.5部の着色剤C.I.
Solvent  Blue  125を使用例1に記
載のトナー用バインダー97.5部中に均一に混入する
。次のq/m−値〔μC/g〕が活性化時間の関数とし
て測定された:

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  約5,000〜約500,000の分
    子量を有しそして下記式(I)または(II)のモノマ
    ーの単独重合によってまたは約0.5:0.5〜0.9
    5:0.05の(I):(II)および(I):(II
    I) および(II):(III)のコポリマー中モノ
    マー−モル比での下記式(I)〜(III)の内の二種
    類の混合物の共重合によって、場合によっは続いてアニ
    オン交換することによって得られる重合体アンモニウム
    塩を単独でまたは他のものと組み合わせて、コピーまた
    は原版(マスター)の複写にまたは電子的、磁気的また
    は光学的に記憶された情報の印刷に使用される電子写真
    用トナーおよび現像剤におけるまたはカラー・プルーフ
    ィングにおいて電荷制御剤としておよび粉末塗料におけ
    る電荷制御剤として用いる方法:【化1】 〔式中、基R1 〜R12およびR1 ’ 〜R12’
     は互いに無関係にそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、
    水酸基、第一−、第二−または第三アミノ基、カルボン
    酸−またはカルボン酸エステル基、スルホン酸−または
    スルホン酸エステル基またはシアノ−またはニトロ基で
    あるかまたはそれぞれ、ヘテロ原子によって中断されて
    いてもよい炭化水素を基礎とする基であり、X− およ
    びY− は何れの場合にも化学量論的当量の有機系−ま
    たは無機系アニオンまたは有機系−および/または無機
    系アニオンの混合物でありそして基R13〜R16は互
    いに無関係にそれぞれ水素原子、塩素原子、臭素原子、
    水酸基、第一−、第二−または第三アミノ基、カルボン
    酸−またはカルボン酸エステル基、スルホン酸−または
    スルホン酸エステル基またはシアノ−またはニトロ基で
    あるかまたはそれぞれ、ヘテロ原子によって中断されて
    いてもよい炭化水素を基礎とする基である。〕
  2. 【請求項2】  基R1 およびR2 またはR1 ’
     およびR2 ’ が互いに無関係に水素原子、直鎖状
    または枝分かれした飽和−または不飽和アルキル(C1
     〜C18)−またはアルコキシ(C1 〜C18)基
    、式─(アルキレン(C1 〜C5 )−O)n −R (式中、Rは水素原子、アルキル(C1 〜C4 )基
    またはアシル基であり、nは1〜10の数である)で表
    されるポリオキシアルキレン基、アリール−またはヘテ
    ロアリール基またはアルアルキル−、アルアルコキシ−
    、アルキルアリール−またはシクロアルキル基であり、
    そしてR1 とR2 またはR1 ’ とR2 ’ と
    が結合して、更にヘテロ原子を含有していてもよく且つ
    置換されていてもおよび/または他の環系と融合または
    橋架して変性されていてもよい飽和または不飽和の芳香
    族−または非芳香族5−〜7−員環系を形成してもよく
    、また基R1およびR2 またはR1 ’ およびR2
     ’ は一つ以上のヘテロ原子を含有していてもよくそ
    してハロゲン原子、水酸基、カルボキシル基、スルホン
    酸基、シアノ基、メルカプト基、カルボキシアミド基、
    スルホンアミド基、ウレタン基またはケト基、第一−、
    第二−または第三アミノ基またはニトロ基、エーテル基
    、アルキル(C1 〜C30)基、アルコキシ(C1 
    〜C30)基、アロキシ基、ハロゲノアルキル(C1 
    〜C30)基、ハロゲノアルコキシ(C1 〜C30)
    基またはエステル基で置換されていてもよい、重合体ア
    ンモニウム塩の請求項1の使用方法。
  3. 【請求項3】  基R3 〜R12またはR3 ’ 〜
    R12’ が互いに無関係に水素原子、ハロゲン原子、
    直鎖状または枝分かれした飽和または不飽和アルキル(
    C1 〜C18)−またはアルコキシ(C1 〜C18
    )基、式─(アルキレン(C1 〜C5 )−O)n 
    −R (式中、Rは水素原子、アルキル(C1 〜C4 )基
    またはアシル基であり、nは1〜10の数である)で表
    されるポリオキシアルキレン基、アリール−またはヘテ
    ロアリール基またはアルアルキル−、アルアルコキシ−
    、アロキシ−、アルキルアリール−またはシクロアルキ
    ル基であり、そしてR3 〜R12またはR3 ’ 〜
    R12’ の二つが結合して、更にヘテロ原子を含有し
    ていてもよく且つ置換されていてもおよび/または他の
    環系と融合または橋架して変性されていてもよい飽和ま
    たは不飽和の芳香族−または非芳香族5−〜7−員環系
    を形成してもよく、また基R3  〜R12またはR3
     ’ 〜R12’ が一つまたは複数のヘテロ原子を含
    有していてもよくそしてハロゲン原子、水酸基、カルボ
    キシル基、スルホン酸基、シアノ基、メルカプト基、カ
    ルボキシアミド基、スルホンアミド基、ウレタン基また
    はケト基、第一−、第二−または第三アミノ基またはニ
    トロ基、エーテル基、アルキル(C1 〜C30)基、
    アルコキシ(C1 〜C30)基、アロキシ基、ハロゲ
    ノアルキル(C1 〜C30)基、ハロゲノアルコキシ
    (C1 〜C30)基またはエステル基で置換されてい
    てもよい、重合体アンモニウム塩の請求項1または2に
    記載の使用方法。
  4. 【請求項4】  基R13〜R16が互いに無関係に水
    素原子、塩素原子、臭素原子、直鎖状または枝分かれし
    た飽和または不飽和アルキル(C1 〜C30)、式─
    (アルキレン(C1 〜C5 )−O)n −R(式中
    、Rは水素原子、アルキル(C1 〜C4 )基または
    アシル基であり、nは1〜10の数である)で表される
    ポリオキシアルキレン基、アリール−またはヘテロアリ
    ール基またはアルアルキル−、アルアルコキシ−、アル
    キルアリール−またはシクロアルキル基またはカルボキ
    シル基、スルホン酸基、シアノ基、カルボキシアミド基
    、スルホンアミド基、エステル基、カルボキシレート基
    、ケト基、ラクタム基またはエーテル基であってもよく
    、またR13〜R16は一つまたは複数のヘテロ原子を
    含有していてもよくそして塩素原子または臭素原子、水
    酸基、カルボキシル基、スルホン酸基、シアノ基、メル
    カプト基、カルボキシアミド基、スルホンアミド基、第
    一−、第二−または第三アミノ基またはニトロ基で置換
    されていてもよい、重合体アンモニウム塩の請求項1〜
    3の何れか一つに記載の使用方法。
  5. 【請求項5】  式(I)または(II)のモノマーの
    単独重合の場合には、基R1 およびR2 および/ま
    たはR1 ’ およびR2 ’ は互いに同じでも異な
    っていてもよく、そして式(I)〜(III)の内の二
    種類の混合物の共重合の場合には、基R1 およびR2
     および/またはR1 ’ およびR2 ’ 並びにア
    ニオンX− およびY− は互いに同じでも異なってい
    てもよい、重合体アンモニウム塩の請求項1〜4項の何
    れか一つに記載の使用方法。
  6. 【請求項6】  請求項1に記載した式(I)または(
    II)中、X−およびY− は互いに無関係にハロゲン
    化物、硝酸塩、水酸化物、硫酸水素塩、硫酸塩、硫化物
    、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、燐酸二水
    素塩、燐酸水素塩、燐酸、シアニド、シアネート、イソ
    シアネート、チオシアネート、テトラシアネート亜鉛、
    テトラチオシアネート亜鉛、過塩素酸塩、BF4 − 
    、PF6 − 、B(アリール)4 − 、CH3 O
    SO3 − 、C2 H5 OSO3 − 、フェノラ
    ートまたはニトロフェノラート−アニオン、飽和または
    不飽和の脂肪族−、脂環式−または芳香族カルボキシレ
    ートまたはスルホナート−アニオン、過弗化した飽和ま
    たは不飽和の脂肪族−、脂環式−または芳香族カルボキ
    シレートまたはスルホナート−アニオン、飽和または不
    飽和の脂肪族−、脂環式−または芳香族ジ−またはトリ
    カルボン酸−アニオンまたはジ−またはトリスルホン酸
    −アニオンまたはタングステン酸塩、モリブデン酸塩ま
    たはヘテロポリ酸−アニオンであり、これらアニオンは
    混合状態で存在することも可能である、重合体アンモニ
    ウム塩の請求項1〜5のいずれか一つに記載の使用方法
  7. 【請求項7】  請求項1に記載の式(I)〜(III
    )中、基R1 およびR2 および/またはR1 ’ 
    およびR2 ’ は互いに無関係に水素原子またはアル
    キル(C1 〜C8 )基、シクロペンチル基、シクロ
    ヘキシル基、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、ベ
    ンジル基、トルイル基またはメトキシフェニル基であり
    、そして上記の各基はハロゲン原子、水酸基、シアノま
    たはメルカプト基、第一−、第二−または第三アミノ基
    またはニトロ基で置換されていてもよく、そして基R3
     〜R12またはR3 ’ 〜R12’ は互いに無関
    係に水素原子、ハロゲン原子またはアルキル(C1 〜
    C8 )基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フ
    ェニル基、ナフチル基、ピリジル基、ベンジル基、トル
    イル基またはメトキシフェニル基であり、そして上記の
    各基はハロゲン原子、水酸基、シアノまたはメルカプト
    基、第一−、第二−または第三アミノ基またはニトロ基
    で置換されていてもよく、そして基R13〜R16は互
    いに無関係に水素原子、シアノ基、アルキル(C1 〜
    C8 )基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フ
    ェニル基、ナフチル基、ピリジル基、ベンジル基、トル
    イル基、メトキシフェニル基、カルボキシル基、スルホ
    ン酸基、カルボキシアミド基、スルホンアミド基、エス
    テルまたはラクタム基であり、そして上記の各基は塩素
    −または臭素原子、水酸基、シアノまたはメルカプト基
    、第一−、第二−または第三アミノ基またはニトロ基で
    置換されていてもよく、そしてX− およびY− は互
    いに無関係にF−、Cl− 、Br− 、I− 、BF
    4 − 、B(アリール)4 − 、PF6 − また
    はP(Mo3 O10)4 3−アニオンであり、これ
    らアニオンは混合物の状態で存在してもよい、重合体ア
    ンモニウム塩の請求項 1〜6のいずれか一つに記載の
    使用方法。
  8. 【請求項8】  請求項1に記載の式(I)〜(III
    )のモノマーの内の二種類の混合物を共重合する場合に
    おいて、コポリマー中の(I):(II)および(I)
    :(III) および(II):(III)のモノマー
    −モル比が約0.5:0.5〜約0.95:0.05で
    ある、重合体アンモニウム塩の請求項 1〜7のいずれ
    か一つに記載の使用方法。
  9. 【請求項9】  約20,000〜約250,000の
    分子量を有している、重合体アンモニウム塩の請求項 
    1〜8のいずれか一つに記載の使用方法。
  10. 【請求項10】  単独でまたは他のものと組み合わせ
    て約0.01〜約30重量% の濃度で使用する、重合
    体アンモニウム塩の請求項1〜9のいずれか一つに記載
    の使用方法。
  11. 【請求項11】  電子写真コピーまたは原版(マスタ
    ー)の複写の為および電子的、磁気的または光学的に記
    憶された情報の印刷の為の現像剤においてまたはカラー
    ・プルーフィングにおいてに使用されるキャリヤーの被
    覆剤としてまたはキャリヤーの被覆剤の一つの成分とし
    て用いる、重合体アンモニウム塩の請求項1〜10のい
    ずれか一つに記載の使用方法。
  12. 【請求項12】  単独でまたは他のものと組合せて、
    金属、木材、プラスチック、ガラス、セラミック、コン
    クリート、繊維材料、紙またはゴムで製造された物質の
    表面を被覆する為の粉末またはワニスにおいて、特に摩
    擦電気的にまたは動電気的に噴霧塗装される粉末塗料中
    の電荷改善剤として使用する、重合体アンモニウム塩の
    請求項1〜10のいずれか一つに記載の使用方法。
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