JPH04261506A - 等倍型イメージセンサのレンズ固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、等倍型イメージセンサ
のレンズ固定装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種のレンズ固定装置としては、従来
、特開昭５８−１０２９５８号に記載されたものがある
。図５はここに開示されたレンズ固定装置を示したもの
で、１はロツドレンズアレイ、１ａ、１ｂはこのロツド
レンズアレイの側枠、Ａはロツドレンズアレイ１の一方
端部の下角隅部を切欠して形成したＬ字部の基準面（水
平面）である。このロツドレンズアレイ１は他方端部に
位置決め用孔１ｃを有し、この位置決め用孔１ｃに、脚
部３Ａを持つ支持ブロック３から突出する支持軸３ａを
通して上記他方端部側を該支持ブロック３に支持され、
上記一方端部（基準面Ａ側端部）は支持ブロック３から
支持軸３ａと同方向に突出する位置決めピン３ｂに基準
面Ａを載せて支持されている。４はロツドレンズアレイ
１の基準面Ａ側端の上面を押さえる押え部材であって、
押圧爪部２ａを有し、図示しない本体枠にから伸びる支
持ピン５で回動可能に支持され、ばね６で下向きに付勢
されている。このばね６は押え部材４から横向きの突出
するピン２ｂと上記本体枠から伸びるピン７との間に張
設されている。８は板ばねであってね下端部を上本体枠
に固定され、上端部がロツドレンズアレイ１の側枠１ａ
に弾接している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の等倍型イメージ
センサにおけるレンズ固定装置は、上記のように、ロツ
ドレンズアレイ１の一方端を回動可能に支持軸３ａで支
持し、他方端を位置決めピン３ｂに載せて上から押え部
材４で押さえるだけであるので、ロツドレンズアレイ１
の光軸に体する上下方向の微調整は不可能であり、その
上、１本のばね６のばね力だけで固定するので、押圧力
が弱く、ロツドレンズアレイ１の安定した固定が得られ
ないという問題があった。

【０００４】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、ロツドレンズアレイを強固に固定することが
でき、しかもその姿勢の微調整が可能である等倍型イメ
ージセンサのレンズ固定装置を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、センサ基板を上面に載置・固定される基台、
ロッドレンズアレイを両側から挟んで上記基台上に固定
される一対の支持ブロック、上記支持ブロック対の長手
方向両端部側にそれぞれ配設されて下端部を上記基台上
に固定される一対の固定具、上記基台の下面から該基台
を螺合・貫通して上記ロッドレンズアレイの長手方向両
端部下面に形成された基準面に圧接するロッドレンズア
レイ位置決め用ねじからなり、上記固定具はばね体であ
って、上記ロッドレンズアレイの長手方向端部上面に圧
接する上押え部と上記支持ブロック対の両外面に係合し
て挟み込む二叉状の側押え部とを有する構成とした。

【０００６】請求項２では、上記固定具の二叉状の側押
え部が、基部側の本固定用挟圧部と、端部側の仮り固定
用挟圧部からなる構成とし、該仮り固定用挟圧部の挟圧
力を上記本固定用挟圧部の挟圧力より小さくした。

【０００７】

【作用】本発明では、ロッドレンズアレイの両端部をロ
ッドレンズアレイ位置決め用ねじの上端で受けて支持す
るとともに該ロッドレンズアレイの上記両端部の上面を
ばね体である固定具の上押え部で押えるので、ロッドレ
ンズアレイ姿勢の微調整を容易に行なえる。また、ロッ
ドレンズアレイの両端部上面を固定具の上押え部で押え
るとともに支持ブロック対の両端側部を固定具の二叉状
の側押え部で挟圧するので、ロッドレンズアレイを強固
に固定することがでせきる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の１実施例を図面を参照して説
明する。

【０００９】図１〜図３において、１０はセンサ４０を
取りつける基台、２１、２２は支持ブロック、３０、３
１は固定具である。基板１０の上面には、図３に示す如
く、基板長手方向に伸びる凹部１１が形成され、該凹部
１１に、その一方溝面１１ａを基準側面としてセンサ基
板４１が嵌入されている。１１ｂはこの凹部１１の底か
ら突出する位置決め用突起であって、センサ基板４１の
一方端面が係合される。なお、ロッドレンズアレイ１は
、図２に示す如く、その両端に基準面Ａを持つＬ字部が
形成されている。支持ブロック２１、２２は脚部２３を
有する端面視Ｌ字形の支持ブロックであって、凹部１１
を挟んで基板１０上に配設される。支持ブロック２１、
２２の脚部２３の下面は段付き面にして基板１０との間
にセンサ配設空間が画成されるようにしてあり、一方の
支持ブロック２１の段付き面にはセンサ基板４１を押え
る押え面２３ａを形成してある。支持ブロック２２の左
右端からは支持ブロック２１に向かって伸びる所定長さ
の位置決め用ピン２４が伸びている。固定具３０、３１
は同じ形状を持つばね体であって、脚部３２で基台１０
に固定されて上方に鉛直に伸び、上端部にはＬ字に折曲
してロッドレンズアレイ１の端部上面に圧接される上押
え部３３と、両側部からＬ字に折曲して支持ブロック２
１、２２の外面に圧接される二叉状の側押え部３４を有
している。この側押え部３４は図４の（ｄ）に示すよう
に全体として先端に向って狭巾となるが、基部側の本固
定用挟圧部３４ａと、端部側の仮り固定用挟圧部３４ｂ
からなる形状を有し、該仮り固定用挟圧部３４ｂの挟圧
力を上記本固定用挟圧部３４ａの挟圧力より小さくして
ある。固定具３０、３１の脚部３２は中空の枠状をなし
、この枠状部内に下向き傾斜して伸びる止め片３２ａを
有し、この止め片３２ａの下縁を基台１０から上に突出
する突起１２の基部に圧接係合して固定される。図２に
符号２５で示す２本の部材はロッドレンズアレイ位置決
め用ねじであって、基台１０の下面から該基台１０を螺
合・貫通して上に伸び、上端がロッドレンズアレイ１の
基準面Ａに下から係合する。２６は支持ブロック２１、
２２を基台１０に固定するための固定ねじである。

【００１０】この構成においては、支持ブロック２１、
２２を位置決め用ピン２４で互いに位置合わせしたのち
、両者が作る空間に、ロッドレンズアレイ１を上から挿
入し、固定具３０、３１の二叉状の側押え部３４で、図
４の（ｅ）に示す如く支持ブロック２１、２２を挟圧す
るとともに図４の（ｂ）に示す如く上押え部３３をロッ
ドレンズアレイ１の上面に係合して仮り固定状態とする
。次いで、センサ基板４１の長手方向の端縁を位置決め
用突起１１ｂに当て、かつ側縁を基準側面１１ａに当て
て凹部１１内に該センサ基板４１を位置決めする。次い
で、上記仮り固定した支持ブロック２１、２２を固定用
ねじ２６で固定したのち、２本のロッドレンズアレイ位
置決め用ねじ２５を基準面Ａに向って螺進させてロッド
レンズアレイ１の高さと姿勢を微調整する。次いで、固
定具３０、３１を図４の（ｆ）に示す如く押し込むとと
もに図４の（ｃ）に示す如く止め片３２ａを突起１２の
基部に圧接係合する。これにより、支持ブロック２１、
２２とロッドレンズアレイ１とが二叉状の側押え部３４
の基部側３４ｃの挟圧力によって強固に圧接する。

【００１１】このように、本実施例では、ロッドレンズ
アレイ１の両端部を、単に、ロッドレンズアレイ位置決
め用ねじ２５の上端で受け、上からばね体である固定具
の上押え部３３で押えるので、ロッドレンズアレイ姿勢
の微調整は容易である。

【００１２】また、ロッドレンズアレイの両端部上面を
固定具の上押え部で押えるとともに支持ブロック対２１
、２２の両端側部を固定具の二叉状の側押え部３４で挟
圧するので、ロッドレンズアレイを強固に固定すること
ができる。なお、上記実施例の支持ブロック２１、２２
と基台１０は別体であるが、基台１０と支持ブロック２
１、２２のいずれか一方とが一体化されていてもよい。 また、上記実施例のロッドレンズアレイ１の基準面Ａは
Ｌ字部を設けて形成しているが、基準面Ａの形成方法は
これに限定されるものではない。

【００１３】

【発明の効果】本発明は以上説明した通り、ロッドレン
ズアレイを貫通軸などで支持せずに両端部をロッドレン
ズアレイ位置決め用ねじの上端で受けて支持するととも
に該ロッドレンズアレイの上記両端部の上面をばね体で
ある固定具の上押え部で押えるので、ロッドレンズアレ
イ姿勢の微調整を容易に行うことができ、その上、ロッ
ドレンズアレイを挟む支持ブロック対の両端側部を固定
具の二叉状の側押え部で挟圧するので、ロッドレンズア
レイを充分な挟圧力で固定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す概略斜視図である。

【図２】上記実施例の側断面図である。

【図３】図１のＡ−Ａ矢視図である。

【図４】上記実施例の組立手順を説明するための図であ
る。

【図５】従来のレンズ固定装置を示す斜視図である。

【符号の説明】

１　　　　　　ロッドレンズアレイ １０　　　　基台 ２１、２２　　　　支持ブロック ２５　　　　位置決め用ねじ ３０、３１　　　　固定具 ３３　　　　上押え部 ３４　　　　側押え部 ３４ａ　　本固定用挟圧部 ３４ｂ　　仮り固定用挟圧部 Ａ　　　　　　基準面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　センサ基板を上面に載置・固定される
   基台、ロッドレンズアレイを両側から挟んで上記基台上
   に固定される一対の支持ブロック、上記支持ブロック対
   の長手方向両端部側にそれぞれ配設されて下端部を上記
   基台上に固定される一対の固定具、上記基台の下面から
   該基台を螺合・貫通して上記ロッドレンズアレイの長手
   方向両端部下面に形成された基準面に圧接するロッドレ
   ンズアレイ位置決め用ねじからなり、上記固定具はばね
   体であって、上記ロッドレンズアレイの長手方向端部上
   面に圧接する上押え部と上記支持ブロック対の両外面に
   係合して挟み込む二叉状の側押え部とを有していること
   を特徴とする等倍型イメージセンサのレンズ固定装置。
2. 【請求項２】　　固定具の二叉状の側押え部が、基部側
   の本固定用挟圧部と、端部側の仮り固定用挟圧部からな
   り、該仮り固定用挟圧部の挟圧力は上記本固定用挟圧部
   の挟圧力より小さいことを特徴とする請求項１記載の等
   倍型イメージセンサのレンズ固定装置。