JPH0426142Y2 - - Google Patents

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JPH0426142Y2
JPH0426142Y2 JP1987013227U JP1322787U JPH0426142Y2 JP H0426142 Y2 JPH0426142 Y2 JP H0426142Y2 JP 1987013227 U JP1987013227 U JP 1987013227U JP 1322787 U JP1322787 U JP 1322787U JP H0426142 Y2 JPH0426142 Y2 JP H0426142Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 3.1 目的 産業上の利用分野 この考案は、平面上をころがつて走行するころ
がり走行玩具に関するものである。
従来技術とその欠点 従来の走行玩具は、車輪又はキヤタピラなどの
車輪類似物の回転により、その車輪などを取付け
た車体が移動するものである。このような走行玩
具を環状外輪の内周に沿つて走行させて、外輪を
ころがらせるようにしたものが知られているが、
走行玩具の位置エネルギーが外輪の位置エネルギ
ーよりも小さいため、走行玩具が外輪内周を走行
回転してしまうので、外輪が希望通りにころがら
ず、一定位置で揺動するだけである。従つて、外
輪が移動しないので、面白みが足りなかつた。
解決しようとする技術課題 この考案は、上記の点に鑑み、従来の走行玩具
に代えて、動力部を内蔵した内輪を用い、この内
輪を外輪に内接することにより、内輪が外輪の内
周面に沿つて走行してしまつて外輪を単に揺動さ
せることなく、確実にころがしながら外輪ととも
に平面上を移動する、斬新な走行態様を示すころ
がり走行玩具を提供しようとするもである。
3.2 構成 課題解決手段 (a) 回転輪、中心軸及び動力部からなる動力部内
蔵内輪を有する。
(b) 前記内輪を内接し、その内輪から回転力を与
えられて平面上を転動する環状外輪を有する。
(c) 前記内輪の両端に、前記外輪の外側に延出し
て内輪の転倒及び外輪の脱出を防止する案内部
材を備えている。
作 用 上記(a)により、内輪の外周面を接地して一定方
向に回転すると動力部に回転エネルギーが蓄積さ
れ、内輪を解放すると前記エネルギーが放出され
て内輪が回転を接続する。
上記(b)の外輪に回転エネルギーを蓄積した内輪
を内接して内輪を解放すると、内輪が外輪の内周
面を前方上方に走行しようとする。内輪は動力部
を内蔵しているので、適当な荷重を外輪の前部に
加える。従つて、外輪に前方回転力が加わり、外
輪が前方にころがり始める。内輪の引続く回転に
より外輪も継続してころがる。こうして、内輪と
外輪がともに前方に移動する。
上記(c)により、案内部材は、内輪が走行中に転
倒すること、外輪がころがり中に内輪から外れ出
ることを防止する。
この考案の実施例 次に、この考案の一実施例を図面に基いて説明
する。
この考案に係るころがり走行玩具は、第1図に
示すように、動力部を内蔵した内輪Aと、この内
輪を内接させて、内輪から回転力を与えられて、
平面上をころがる外輪Bとからなつており、内輪
Aは、後記中心軸の両端から外輪の外側に延出し
て、内輪の転倒及び外輪の内輪からの脱出を防止
する案内部材Cを有している。
内輪Aは、これを一定方向に回転すると、内蔵
する後記動力部に回転エネルギーを蓄積し、内輪
の解放によりその動力部から回転エネルギーを
徐々に放出して内輪をエネルギー蓄積時と逆方向
に比較的長時間回転させるように構成したもので
ある。
このような動力部内蔵内輪Aは、第3図ないし
第6図に示すように、回転輪1と、この回転輪の
中央を貫通する中心軸2と、回転輪と中心軸との
間に設けられて回転輪に収容され、回転輪の外力
による回転に基いて回転エネルギーを蓄積し、中
心軸との作用により回転輪に再び回転エネルギー
を放出する動力部からなつている。図示の例は動
力部にゼンマイ式のものを用いた場合の動力部内
蔵内輪である。
回転輪1は、左右二つの皿状の部材1a,1b
を突き合せて接続して、中空状に形成してあり、
この回転輪1に中心軸2を貫通し、その軸上に固
着した歯車g1を一方部材1a内に固定板3により
回転自在に保持した入力用及び出力用の歯車列g2
〜g4,g5,g6の端部歯車g2に噛み合せるととも
に、他方部材1bに設けた伝動歯車g7,g8をそれ
ぞれg2,g6に噛み合せ、さらに他方部材1bに一
端4aに固定したゼンマイ4の他端4bを軸2に
固定してなつている。5,6は部材1aと1bを
連結固定する係止手段である。
回転輪1の外周面は、内輪の外周面となるもの
であるから、内輪から後記外輪への回転力伝達効
率を高くするため、回転輪の外周にゴムタイヤ7
が嵌合装着される。他の部材を装着する代りに、
外周面を摩擦係数の大きい材料で形成し、又は摩
擦係数が大になる形状に形成してもよい。
ゼンマイ式動力部を用いる場合は、例えば、フ
ライホイール式のものを使用する場合に比し、内
輪からの出力を大きくし、接続時間を長くするこ
とができる。
内輪Aの中心軸2の両端に取付けられた案内部
材Cは、内輪の接地面方向に延びる連結部材1
1,11と、その連結部材の先端に中心軸3と平
行な軸線回りに回転自在に取付けられている補助
輪12,12とからなつている。補助輪12の接
地面は回転輪1の接地面と等しい高さとしてもよ
く、後者よりも後記外輪Bの厚さ分だけ低くして
もよい。13は両補助輪の車軸の間に連結された
装飾板である。
内輪Aの上部には装飾要素Dとして、中心軸2
の両端にさらに上方に延ばした連結部材14を設
け、その上端に他の装飾要素として、人形15が
乗つた模擬オートバイ16を取付けている。
外輪Bは、環状に形成してあり、この中に前記
内輪A及びこれに取付けた案内部材Cと装飾要素
15,16を挿入しうるだけの内径を有し、これ
により、第1図に示すように、外輪Bに内輪Aと
案内部材C及び装飾要素Dを挿入して、内輪Aの
外周面を外輪の内周面に当接(内接)させること
ができる。そして、内接した状態で外輪の外周面
を接地し、内輪から手を離したときは、案内部材
Cの補助輪12が走行面に接地し、又は近接し
て、内輪を転倒させないように支持し又はバラン
スを取つている。また、両側の案内部材は外輪B
が内輪から外れ出ることを防止する。
外輪Bの外周面には、走行面に対する摩擦係数
を大にするため、突起17を形成したり、ゴムタ
イヤを嵌合したりしてもよい。また、外輪の内周
面の内輪の外周面に対する摩擦係数を大にするた
め、ゴムライナーを貼着するなどするとよい。
上記の構成により、内輪Aを外輪Bに内接させ
ない状態で、内輪の外周に一定方向(第1図にお
いて時計方向)の回転力を加えて動力部に回転エ
ネルギーを蓄積し、内輪を回転させないように押
えて、これを外輪Bに内接し、外輪Bの外周及び
内輪の案内部材Cを走行面に接地させ、又は近接
させて内輪Aを解放すると、内輪が動力部の出力
により所定方向(第1図におい反時計方向)に回
転するため、内輪は外輪の内周に沿つて前方上方
に走行しようとする。
しかし、内輪Aは中心軸、動力部及び案内部材
Cを有して重いので、内輪が外輪Bの前部に加え
る位置エネルギー及び運動エネルギーは外輪Bの
位置エネルギーよりも大きいため、外輪Bがころ
がり運動を始める。そして、外輪Bが前方にころ
がると、内輪Aが引続き外輪の内周に沿つて前方
に移動するので、外輪のころがりと内輪の移動が
継続される。こうして、外輪がころがるとともに
内輪が走行する。
案内部材Cを両側に備えているので、多少の凹
凸面を移動しても、内輪の転倒及び外輪の内輪か
らの脱落が防止される。
第7図は、装飾要素Dを動物の形状を有するも
ので構成し、これを内輪の中心軸に固定して回転
輪の上部を被覆するとともに、下部を外輪Bの内
周面に内接させうるだけ露出させ、動物の手足の
部分を外輪の外側に延出させて、これを案内部材
Cとした実施例を示す。このように、動力部内蔵
内輪を用いるので、内輪のほぼ全体を装飾部材で
被覆してあたかも、動物が外輪を回転させてころ
がし、これにつかまつて遊戯しているような外観
を呈させることができる。
なお、いずれの実施例の場合も、走行中に内輪
の中心軸が走行面に対して自由回転しないように
することが重要であり、案内部材Cを中心軸から
前後方向に延長させることは、この自由回転防止
のために有効である。
3.3 効果 上記のように、この考案による走行玩具は、動
力部を内蔵した内輪と、この内輪を内接し、平面
上を転動する環状外輪とからなり、前記内輪の両
端に、前記外輪外側に延出して前記内輪の転倒及
び前記外輪の脱出を防ぐ案内部材を設けてあるか
ら、内輪が外輪の内周面に沿つて走行回転してし
まうことなく、確実に外輪をころがしながら外輪
とともに移動を続ける、斬新な走行態様を示すこ
ろがり走行玩具を提供することができる。また、
内輪の両端に案内部材を設けたので、外輪自体の
形状構造は簡素なものとすることができ、安価に
製作することができる。さらに、案内部材に平面
に接地する補助輪を備えたので、外輪及び内輪の
ころがり移動が円滑になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示すものであり、
第1図は第一実施例の斜視図、第2図は同側面図
である。第3図ないし第6図は動力部内蔵内輪の
一例を示すものであり、第3図は分解斜視図、第
4図は回転輪の一部を反対側より見た斜視図、第
5図は組立てた状態の縦断面図、第6図は同横断
面図である。第7図は第二実施例の斜視図であ
る。 A……内輪、B……外輪、C……案内部材、D
……装飾要素、1……回転輪、2……中心軸、4
……ゼンマイ、11……連結部材、12……補助
輪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 動力部を内蔵した内輪と、この内輪を内接
    し、平面上を転動する環状外輪とからなり、 (ロ) 前記内輪は、回転輪と、この回転輪の中心を
    貫通する中心軸と、前記回転輪と前記中心軸と
    の間に設けられて前記回転輪に収容され、前記
    回転輪の外力による回転に基づいて回転エネル
    ギーを蓄積し、前記回転輪の解放に伴ない、前
    記中心軸との作用により前記回転輪に回転エネ
    ルギーを放出する動力部とを有するものであ
    り、 (ハ) 前記内輪の両端に、前記中心軸から前記外輪
    の外側まで延出する案内部材を設け、その案内
    部材に前記平面に接地する補助輪を備えたこ
    と、を特徴とするころがり走行玩具。
JP1987013227U 1987-01-31 1987-01-31 Expired JPH0426142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987013227U JPH0426142Y2 (ja) 1987-01-31 1987-01-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987013227U JPH0426142Y2 (ja) 1987-01-31 1987-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63122492U JPS63122492U (ja) 1988-08-09
JPH0426142Y2 true JPH0426142Y2 (ja) 1992-06-23

Family

ID=30802089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987013227U Expired JPH0426142Y2 (ja) 1987-01-31 1987-01-31

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JP (1) JPH0426142Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239516Y2 (ja) * 1984-11-22 1990-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63122492U (ja) 1988-08-09

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