JPH04261327A - 過電流保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はモーター駆動装置等の
過電流保護装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３に、従来用いられているこの種の過
電流保護装置を示す。１は電流制限装置、２はモーター
等の出力負荷、３は駆動装置、４は表示装置であり、Ｉ
Ｎは入力、Ｏは自己診断出力を示す。

【０００３】電流制限装置１は、検出抵抗１ａ、電圧電
流変換回路１ｂ、電流電圧変換回路１ｃおよび比較回路
１ｄを備え、負荷２に流れる電流を検出して電圧に変換
後、基準電圧源１ｆの電圧Ｖｒ０と比較することにより
過電流を検出し自己診断出力を表示する。同時に比較回
路１ｄの出力は駆動装置３に与えられ、電流制限を行な
って負荷２を保護する。比較回路１ｄの基準電圧Ｖｒ０
は一定であるため、電流制限特性は図２にＩＩで示すよ
うになり、ショート時の過電流を検出し保護することと
なる。 同図中、Ｉは最小動作特性、Ｖは正常特性を示す。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の過電流保護装置
は以上のように基準電圧Ｖｒ０が電源電圧Ｖによらず一
定なため、ショートの状態によっては、例えば第２図中
に　ＩＩＩで示すような中途はんぱなショート（レアシ
ョートという）の場合、電源電圧が小さいと検出にかか
らず、保護できないという問題があった。この発明の目
的は、ショートの状態に応じて過電流の検出を行ない、
レアショート時の保護も可能とした過電流保護装置を得
ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、比較回路の
基準電圧に、電源電圧に対する正の依存性をもたせたも
のである。

【０００６】

【作用】基準電圧を、電源電圧の変化に応じ正の係数を
もって変化させることにより、例えば図２にＩＶで示す
ような電流制限特性が得られ、同図中に　ＩＩＩで示し
たようなレアショート状態の検出が可能となる。

【０００７】

【実施例】図１はこの発明の一実施例を示すブロック図
であり、図３と同一符号は同一もしくは相当部分を示す
。電流制限装置１は基本的に図３と同様の構成を有する
が、基準電圧源１ｅは、比較回路１ｄの基準電圧Ｖｒと
して電源電圧Ｖに対し正の依存性を有する電圧を供給す
る。その結果、本実施例の電流制限装置１は図２にＩＶ
で示すような電流制限特性を有する。

【０００８】負荷２が正常であれば、図２中にＶで示す
ような正常特性に従って正常動作が行なわれる。しかし
、負荷２がレアショートを起こすと、その特性は図２中
にＩＩＩ　で示すように電流制限特性ＩＶの外側に出る
ためにその異常が直ちに検出され、負荷２は過電流によ
る破壊から保護される。また負荷２がショート（レアシ
ョートではなく）した時は従来と同様に検出・保護が行
なわれる。なお、この発明を実施するに当り、電流制限
装置の構成は第１図に示したものに限定されるものでな
いことはいうまでもない。

【０００９】

【発明の効果】以上のようにこの発明よれば、比較回路
の基準電圧に、電源電圧に対する正の依存性をもたせた
ことにより、出力負荷のレアショートの検出・保護が可
能となり、品質の高い過電流保護装置が得られる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】その特性を示す図である。

【図３】従来例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１　　電流制限装置 １ａ　　検出抵抗 １ｄ　　比較回路 １ｅ　　基準電圧源 ２　　出力負荷

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　負荷に流れる電流に対応した電圧を基
   準電圧と比較する比較回路を備え、その出力により負荷
   に流れる電流が基準値を超えたことを検出して当該負荷
   に流れる電流を制限し負荷を保護する過電流保護装置に
   おいて、比較回路の基準電圧に、電源電圧に対する正の
   依存性をもたせたことを特徴とする過電流保護装置。