JPH04260523A - 受渡しリフタを備えた搬送装置 - Google Patents

受渡しリフタを備えた搬送装置

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JPH04260523A
JPH04260523A JP2084491A JP2084491A JPH04260523A JP H04260523 A JPH04260523 A JP H04260523A JP 2084491 A JP2084491 A JP 2084491A JP 2084491 A JP2084491 A JP 2084491A JP H04260523 A JPH04260523 A JP H04260523A
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JP
Japan
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conveyor
pallet
roller
base
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP2084491A
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English (en)
Inventor
Haruo Saito
齋藤 春夫
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送コンベアから送ら
れる部材を他のコンベアへ振り分ける受渡しリフタを備
えた搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】組立ラインにおける組立作業は、搬送ラ
インを複数の組立ステーションに区画し、それぞれのス
テーションにおいて順次部品の組付けを行い、ラインの
終端で目的の製品を得るようになされている。
【0003】一般に製品の組立はコンベアライン上に複
数のパレットを搬送し、それぞれのパレット上で各ステ
ーションにおいて順次部品の組付けを行ない、最終ステ
ーションでパレット上から製品を取り出し、パレットは
再び組立ラインの始端へ戻される。
【0004】ところで上記組立ラインにおいて、ロボッ
ト等を用いた自動組立の場合や、人手で組立てるもので
もそれぞれのステーションの作業をタクトタイムを一定
にして行う場合には、何らかの事情で製品に不良が発生
した場合にすぐに手直しが出来ない。そこで不良のもの
については識別信号により区分けをし、不良の製品だけ
リペアラインに導く方式が採られている。
【0005】図13はそうした組立ラインの一例を示し
たもので、図は組立ラインの終端付近を示している。始
端においても同様であっても良い。但し各ステーション
にはパレットを停止するストッパ機構や不良が発生した
場合に信号を記録する組立情報伝達装置等が設けられて
いる。又、リペアラインからのラインは必ずしも始端に
連続させる必要もない。
【0006】尚、上記のライン構成や始端付近の構成は
本発明の要旨と関係ないので説明を省略する。
【0007】25はパレット受渡しリフタであり、26
は搬送コンベアである。搬送コンベア26はパレット1
5を順次搬送して組立を行う組立ライン26Aと、この
組立ライン26Aの上部に組立ライン26Aと平行に設
けたリターンコンベア26B、及び組立ライン26Aの
下部に設けたリペアコンベア26Cで構成されている。 パレット受渡しリフタ25はこれら組立ライン26A、
リターンコンベア26B、リペアコンベア26Cの端部
に近接して設けられていて、昇降する昇降ベース19を
備えていて組立ライン26Aから送出されるパレット1
5を他のコンベアへ移載する。
【0008】27はそれぞれ独自に回転駆動出来るモー
タローラで、複数個図示せぬ枠体に取付けて、組立ライ
ン26A、リターンコンベア26B、リペアコンベア2
6Cを構成している。
【0009】図に示すモータローラ27に変えてアキュ
ームレーションコンベア等のフリーフローコンベアを用
いることも出来る。
【0010】16aは搬出側領域で後述する第2のパレ
ット15bを係止する領域であり、16bは搬出側領域
で同じく第1のパレット15aを係止する領域である。 搬出側領域16aは組立ライン26Aの最終ステーショ
ンであっても良い。
【0011】17,18はストッパシリンダでロッド部
17a,18aがモータローラ27の上面から突出した
時に搬送されてくるパレット15を係止する。ストッパ
シリンダ17は組立ライン26Aの終端近傍に設けられ
、パレット受渡しリフタ25へのパレット15の受渡し
の為のもので、搬送される第1のパレット15aを係止
する。ストッパシリンダ18はストッパシリンダ17で
係止されたパレット15aの次の第2のパレット15b
を係止する。
【0012】パレット15は図13に示し様に搬送方向
の前後下部に切欠き28が設けてあり、この切欠き28
を図示せぬセンサで検知する事によりストッパシリンダ
18を作動させるもので、連続するパレット15をタイ
ミング良く係止出来る。
【0013】パレット受渡しリフタ25はパレット15
の受渡し及びパレット15を載置して昇降するチェーン
22を備えた昇降ベース19を具備しており、昇降ベー
ス19は両サイドにガイド10が設置されていて、図示
せぬ枠体に固定されているシャフト9をスライドする。
【0014】昇降ベース19の昇降は、昇降モータ7の
回転をチェーン5,6と複数のスプロケット8で伝達し
、チェーン5の一部を昇降ベース19に固定することで
行なわれている。
【0015】昇降ベース19には搬入/搬出モータ20
が設けられていて、チェーン21と複数のスプロケット
8により、前記チェーン22を回動する。チェーン22
の上面は下降端ではリペアコンベア26Cのモータロー
ラ27の上面と、上昇端ではリターンコンベア26Bの
モータローラ27の上面と、更に中間の停止位置では組
立ライン26Aのモータローラ27の上面と同じ高さに
設定されている。19aは昇降ベース19上にパレット
15を取込んだ時の突き当て部である。
【0016】続いて上記装置の動作を図13、図14及
び図15により説明する。
【0017】組立ライン26A上には製品を取り出した
パレット15a又は何らかの理由で手直しを必要とする
製品を搭載したパレット15bがランダムな順で搬送さ
れていて、ストッパシリンダ17,18に係止されてい
る。
【0018】説明の都合上第1のパレット15つまりパ
レットA15aはパレット15のみのものとし、第2の
パレット15つまりパレットB15bは手直しを要する
製品29を搭載したパレット15とする。
【0019】ストッパシリンダ17のロッド部17aに
は図13に示す如く組立ライン26A上を搬送される第
1のパレットA15aが係止され、続く第2のパレット
B15bは同じくストッパシリンダ18のロッド部18
aで係止されている。
【0020】図には示していないが、例えばパレット1
5上にパレット15の個有の番号を示すバーコードを設
けて、この番号に基づいてリターンコンベア26Bに搬
送するものとリペアコンベア26Cに搬送するものとを
区分けするとか、或いはパレット15上に設けたフラグ
ユニットで上記搬送区分に従って、フラグを選択的に移
動させてこれを読み取り区分けする等している。
【0021】先ずパレット15をリターンコンベア26
Bに移載する場合について説明する。
【0022】ストッパシリンダ17のロッド部17aで
係止されているパレットA15aを図示していない前記
判別装置で読み取り、該パレットA15aがリターンコ
ンベア26Bに搬送されるものであると判断されると、
パレット受渡しリフタ25へ移載の指令を出す。
【0023】パレット受渡しリフタ25のチェーン22
上にパレット15がない事を図示せぬ搬入/搬出センサ
で確認して昇降モータ7を回転させ、昇降ベース19を
昇降させて組立ライン26Aと同じ高さ迄図13の如く
移動させる。昇降ベース19が組立ライン26Aと同じ
高さに達したことを図示せぬセンサで確認して昇降モー
タ7を停止する。
【0024】昇降ベース19が所定位置に停止するとス
トッパシリンダ17のロッド部17aを退避させる。そ
して搬出側領域16bのモータローラ27及び搬入/搬
出モータ20を回転させてパレットA15aをチェーン
22上に取り込む。パレットA15aが昇降ベース19
に設けた突き当て部19aに当接したことが前記搬入/
搬出センサで確認されると、前記モータローラ27及び
搬入/搬出モータ20の回転を停止させる。
【0025】ここで図14に示すようにストッパシリン
ダ17のロッド部17aを再び突出させ、ストッパシリ
ンダ18のロッド部18aを退避させ、搬出側領域16
a及び搬出側領域16bのモータローラ27を回転させ
、パレットB15bを搬送する。パレットB15bが前
記ロッド部17aに係止されたことを確認して前記モー
タローラ27の回転を停止する。
【0026】パレットB15bが搬送されると連続して
いる次のパレットC15cもパレットB15bがあった
位置迄搬送される。
【0027】一方パレットA15aを載置した昇降ベー
ス19は昇降モータ7の回転により上昇し、図14に示
す如く上昇端に達して停止する。
【0028】昇降ベース19が上昇端に達して停止する
と、前記搬入/搬出モータ20を今度は搬出側へ回転さ
せ、図14に示す如くパレットA15aをチェーン22
上からリターンコンベア26B上へ送出する。この時リ
ターンコンベア26Bは搬送状態にあるものとする。
【0029】チェーン22上にパレットA15aが無く
なったことが前記搬入/搬出センサで確認されると搬入
/搬出モータ20を停止させる。
【0030】前記した様にストッパシリンダ17のロッ
ド部17aに再びパレット15が前詰めされるとストッ
パシリンダ18のロッド部18aが突出し、第2のパレ
ット15bを係止する。
【0031】次にパレットB15bをリペアコンベア2
6Cに移載する場合を説明する。
【0032】図15に示す様にパレットB15bは手直
しを必要とする製品29を載置しているものとする。
【0033】リターンコンベア26Bへの移載と同じ手
順で昇降ベース19上にパレットB15bが載置されて
いる。
【0034】ここで前記判別装置で読み取った情報がリ
ペアコンベア26Cへの移載であるので、昇降ベース1
9は昇降モータ7の回転により下降し、下降端に達して
停止する。
【0035】昇降ベース19が下降端に達して停止する
と、前記搬入/搬出モータ20を搬出側へ回転させ、パ
レットB15bをチェーン22上からリペアコンベア2
6C上へ送出する。この時リペアコンベア26Cの少な
くとも搬入部のモータローラ27が同時に回転するもの
とする。
【0036】チェーン22上にパレットB15bが無く
なったことが前記搬入/搬出センサで確認されると搬入
/搬出モータ20を停止させる。
【0037】パレットB15bが送出されると前記と同
じ様に次のパレットC15c以降がストッパシリンダA
17に前詰めされる。
【0038】以上の様にして、それぞれのパレット15
の移載方向を判断して順次移載を繰り返す。尚、以上の
動作は図示せぬ制御部によりシーケンシャルに制御され
る。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置ではパレット15を組立ライン26Aからリターンコ
ンベア26B又はリペアコンベア26Cに区分けして移
載するパレット受渡しリフタに、昇降用駆動源と受渡し
用駆動源が必要な為、製作コストが高くなるという問題
があった。かつ又、それだけ制御も複雑となり、保守性
が悪いという問題があった。
【0040】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するために以下の手段を有する。即ち、搬入コンベアと
搬出コンベアとを上下に設け、搬入コンベアから搬出コ
ンベアへ物品(パレット)を移送する受渡しリフタを備
えた搬送装置において、回転自在なローラと、該ローラ
を載置し、両コンベア側に設けた支点を軸心として揺動
可能な昇降ローラベースとを受渡しリフタに載置し、更
に、搬出コンベアの端に設けられ、昇降ローラベースが
搬出コンベアの端に移動したとき、昇降ローラベースを
揺動させるストッパを有するものである。
【0041】
【作用】昇降ローラベースは、搬入コンベアからの物品
受入時物品を自重により昇降ローラベースに搬送するこ
とができ、搬出コンベアへの物品送出時には搬出コンベ
ア端に設けたスットパにより昇降ローラベースを揺動さ
せ、物品を自重により昇降ローラベースから搬出コンベ
アへ搬送可能とする。
【0042】
【実施例】第1実施例 図1ないし図5は本発明の第1の実施例を説明する為の
動作説明図である。本装置は従来技術で説明した装置に
対してパレット受渡しリフタを改造したものである。
【0043】それと関連して、組立ライン26Aの上部
に設けたリターンコンベア26Bの端部に、後述する昇
降ローラベース13と係合する為の上ストッパ14と、
組立ライン26Aの下部に設けたリペアコンベア26C
の端部にも同様に昇降ベース11と係合する下ストッパ
4を設けている。
【0044】図において、従来技術と同じものには同じ
符号を付して説明を省略する。
【0045】パレット受渡しリフタ23はパレット15
の受渡し及びパレット15を載置して昇降する昇降ロー
ラベース13を備えた昇降ベース11を具備しており、
昇降ベース11は再サイドにガイド10が設置されてい
て、図示せぬ枠体に固定されているシャフト9をスライ
ドする。
【0046】昇降ベース11の昇降は昇降モータ7の回
転をチェーン5,6と複数のスプロケット8で伝達し、
チェーン5の一部を昇降ベース11に固定することで行
なわれている。
【0047】昇降ベース11には昇降ベース11の先端
付近の支点12を軸心として揺動可能な昇降ローラベー
ス13が設けられている。昇降ローラベース13上には
複数の回転自在なローラ1が設けられていて、このロー
ラ1上にパレット15を取り込み載置するものである。
【0048】昇降ローラベース13の重心は支点12よ
り奥方向に設定してあり、パレット15が取り込まれる
時でもその重量移動時に揺動しないようになっている。 常には受け部13cが昇降ベース11の上面に当接して
いて、昇降ベース13のローラ1上の傾斜は水平に対し
2°程図上右下がり、つまり奥方向に向って下り傾斜に
なっている。13bは搬入されたパレット15のストッ
パ部である。
【0049】次に本装置の動作を図1ないし図5により
説明する。
【0050】従来技術で説明した様に、組立ライン26
A上には製品を取り出したパレット15a又は手直しを
必要とする製品29を搭載したパレット15bがランダ
ムな順で搬送されていて、ストッパシリンダ17,18
に係止されている。図において第1のパレット15つま
りパレットA15aはパレット15のみのものであり、
第2のパレットつまりパレットB15bは手直しを要す
る製品29を搭載したものである。
【0051】ストッパシリンダ17のロッド部17aに
は図1に示す如く組立ライン26A上を搬送される第1
のパレットA15aが係止され、続く第2のパレットB
15bは同じくストッパシリンダB18のロッド部18
aで係止されている。
【0052】まず、パレットA15aに記録されている
信号を図示していない判別装置で読み取り、該パレット
A15aがリターンコンベア26Bに搬送されるもので
あると判断されると、パレット受渡しリフタ23へ移載
の信号を出す。
【0053】パレット受渡しリフタ23の昇降ローラベ
ース13上にパレット15がないことを図示せぬ搬入/
搬出センサで確認して昇降モータ7を回転し、昇降ベー
ス11を昇降させて図1に示すように組立ライン26A
と同じ高さまで移動させる。昇降ベース11が組立ライ
ン26Aと同じ高さに達したことを図示せぬセンサで確
認した後、昇降モータ7を停止する。
【0054】昇降ベース11が所定位置に停止すると、
ストッパシリンダ17のロッド部17aを退避させる。 そして搬出側領域16bのモータローラ27を回転させ
てパレットA15aを昇降ローラベース13上に取り込
む。パレットA15aは初めモータローラ27の駆動力
により搬送され、昇降ローラベース13上のローラ1上
に移動する。
【0055】移動したパレットA15aは並設されたロ
ーラ1上面の傾斜に従い自重によりローラ1を遊転させ
て移動し、ストッパ部13bに当接して停止する。
【0056】ここで図2に示す如くストッパシリンダ1
7のロッド部17aを再び突出させ、ストッパシリンダ
18のロッド部18aを退避させ、搬出側領域16a及
び搬出側領域16bのモータローラ27を回転させ、パ
レットB15bを搬送する。
【0057】パレットB15bが前記ロッド部17aに
係止されたことを確認して前記モータローラ27の回転
を停止する。パレットB15bが搬送されると、連続し
ている次のパレットC15cもパレットB15bがあっ
た位置まで搬送される。
【0058】一方パレットA15aを載置した昇降ベー
ス11は昇降モータ7の回転により上昇し、図2に示す
如くまず昇降ローラベース13の端部が前記した上スト
ッパ14に当接する。更に上昇すると昇降ローラベース
13は支点12を軸にして図3の如く回動する。そこで
昇降ローラベース13上に載置されていたパレットA1
5aは自重によりローラ1を遊転させて移動し、リター
ンコンベア26B上へ流れ出す。ここでリターンコンベ
ア26Bのモータローラ27を矢印方向に回転させるこ
とにより、パレットA15aは搬送される。
【0059】昇降ローラベース13が所定角度まで回転
したことを図示せぬセンサで検出して昇降モータ7の回
転を停止する。
【0060】続くパレットB15bは手直しを必要とす
る製品29を載置しており、リペアコンベア26Cに移
載されるものである。
【0061】パレットA15a同様図示していない判別
装置でパレットB15bに記録された信号を読み取り、
パレット受渡しリフタ23へ移載の指令を出す。
【0062】パレット受渡しリフタ23の昇降ローラベ
ース13上にパレット15がないことを図示せぬ搬入/
搬出センサで確認して昇降モータ7を回転させ、昇降ベ
ース11を下降させて、前記した如く組立ライン26A
と同じ高さまで移動させる。そしてストッパシリンダA
17aのロッド部17aを退避させ、搬出側領域16b
のモータローラ27を回転させてパレットB15bを昇
降ローラベース13上に取り込む。
【0063】ここで前記同様ストッパシリンダ17,1
8を操作し、モータローラ27を回転させてパレットC
15c以降のパレット15をそれぞれ1個前の位置まで
搬送する。
【0064】一方パレットB15bを載置した昇降ベー
ス11は昇降モータ7の回転により今度は下降し、図4
に示す如くまず昇降ローラベース13の下面の支点12
より奥側が下ストッパ4に当接する。更に下降すると昇
降ローラベース13は支点12を軸として図5の如く回
動する。その為昇降ローラベース13上に載置されてい
たパレットB15bは自重によりローラ1を遊転させて
移動し、リペアコンベア26C上へ流れ出す。同時にリ
ペアコンベア26Cのモータローラ27を矢印方向に回
転させることによりパレットB15bを搬送することが
出来る。
【0065】第2実施例 図6ないし図8は本発明の第2の実施例を説明する為の
動作説明図である。本装置は第1の実施例に加えて搬送
コンベアがそれぞれ複数の自在遊転ローラにより構成さ
れ、搬送方向へ傾斜させたローラコンベアである。
【0066】24は搬送コンベアで、搬送コンベア24
は組立ライン24Aとリターンコンベア24Bとリペア
コンベア24Cで構成されている。組立ライン24A、
リターンコンベア24B、リペアコンベア24Cはそれ
ぞれ搬送方向に約2°下り勾配の複数の回転自在なロー
ラ1からなるローラコンベアである。
【0067】この為、コンベア上のパレット15は自重
により傾斜方向へ移動することが出来る。
【0068】2,3は組立ライン24Aの終端近くに設
けたストッパシリンダでロッド部2a,3aが並設した
ローラ1の上面より突出した時に搬送されてくるパレッ
ト15を係止する。
【0069】ストッパシリンダ2はパレット受渡しリフ
タ23へのパレット15の受渡しの為のもので、搬送さ
れてくる第1のパレット15を係止する。ストッパシリ
ンダ3はストッパシリンダA2で係止されたパレット1
5の次の第2のパレット15を係止する。
【0070】又、リターンコンベア24B及びリペアコ
ンベア24Cの端部に第1の実施例と同様に昇降ローラ
ベース13と係合する為の上ストッパ14と下ストッパ
4を設けている。
【0071】次に本装置の動作を図6ないし図8により
説明する。
【0072】組立ライン24A上には製品を取り出した
パレット15a又は手直しを必要とする製品29を搭載
したパレット15bがランダムな順で搬送されていて、
ストッパシリンダ2,3に係止されている。第1のパレ
ット15つまりパレットA15aはパレット15のみの
ものであり、第2のパレット15つまりパレットB15
bは手直しを要する製品29を搭載したものである。
【0073】ストッパシリンダA2のロッド部2aには
組立ライン24A上を搬送されてくる第1のパレットA
15aが係止され、続く第2のパレットB15bは同じ
くストッパシリンダB3のロッド部3aで係止されてい
る。
【0074】まずパレットA15aに記録されている信
号を図示していない判別装置で読み取り、該パレットA
15aがリターンコンベア24Bに搬送されるものであ
ると判断されると、パレット受渡しリフタ23へ移載の
指令を出す。
【0075】パレット受渡しリフタ23は第1実施例と
同じ様に対応し、組立ライン24Aの傾斜したローラ1
のローラ列の延長線の位置に昇降ローラベース13上の
ローラ1が達して停止する。
【0076】そこでストッパシリンダA2のロッド部2
aを退避させる。するとパレットA15aは自重により
ローラ1を遊転させて移動し、図6に示す如く昇降ロー
ラベース13のストッパ部13bに当接して停止する。
【0077】ここで図8の如くストッパシリンダ2のロ
ッド部2aを再び突出させ、ストッパシリンダ3のロッ
ド部3aを退避させると、パレットB15b以降のパレ
ット15はその自重により前進する。パレットB15b
が前記ロッド部2aで係止されたことを確認してストッ
パシリンダB3のロッド部3aを突出させ、パレットC
15cを係止する。
【0078】パレットA15aは第1の実施例で示した
如くリターンコンベア24Bへ移送される(図7)。リ
ターンコンベア24Bへ流出したパレットA15aは自
重によりローラ1を遊転させてリターンコンベア24B
上を移動していく。
【0079】続くパレットB15bは第1の実施例同様
リペアコンベア24Cに移動されるものである。パレッ
トB15bは上記説明の如く昇降ローラベース13上に
取り込まれて、今度は下降し、第1の実施例で示した如
くリペアコンベア24Cへ移動される(図8)。リペア
コンベア24Cへ流れ出したパレットB15bは自重に
よりローラ1を遊転させてリペアコンベア24C上を移
動していく。
【0080】この様にして組立ラインを搬送されるパレ
ット15の情報に基づいてパレット受渡しリフタで区分
けし、搬送するものである。
【0081】尚、組立ラインを中央にリターンコンベア
を上部にリペアコンベアを下部に配した説明をしたが、
これはもっとも一般的な為説明したものであり、これに
限るものではない。本発明の要旨内での変形は種々可能
である。
【0082】第3実施例 第3の実施例は搬入コンベアと搬出コンベアとを備え、
搬入コンベアから部品箱を搬送し、受渡しリフタを経て
、搬出コンベアへ搬送する装置に関する。
【0083】図9ないし図11は本発明の第3の実施例
を説明する為の動作説明図である。本装置は部品箱受渡
しリフタ23と搬送コンベア24とから構成される。
【0084】搬送コンベア24は搬入側である下コンベ
ア24Aと搬出側である上コンベア24Bで構成され、
27は夫々独自に回転駆動出来るモータローラで、複数
個図示せぬ枠体に取付けて、下コンベア24A,上コン
ベア24Bを構成している。
【0085】28aは搬入側領域で後述する第2の部品
箱を係止する領域であり、28bは搬入側領域で同じく
第1の部品箱を係止する領域である。更に28cは搬出
側領域である。
【0086】搬入側である下コンベア24Aの終端には
切り出し42が設けられており、切り出し42は並設さ
れたモータローラ27の下部に支点43を軸心に揺動す
る如くなし、ストッパ部42a,42bを設けている。 このストッパ部42aはモータローラ27上を搬送され
てくる第1の部品箱45aを係止する為のものであり、
揺動した時にモータローラ27の上部から突出する位置
と、下に隠れる位置とを移動する。同様にストッパ部4
2bは第2の部品箱45bを係止する為のものであり、
揺動した時にストッパ部42aと同様の動きをする。つ
まりストッパ部42aとストッパ部42bは交互に(シ
ーソー方式に)作動する。そして、スプリング44によ
り常にはストッパ部42aを突出する方向に付勢し、図
示せぬストッパと当接して停止している。又、切り出し
42の一端を延設して受け部42cとなし、後述する昇
降ベース11と係合する様にしておく。
【0087】搬出側である上コンベア24Bには後述す
る昇降ベース11に設けた昇降ローラベース13に当接
して昇降ローラベース13の傾斜方向を変える為のスト
ッパ14が設けられている。
【0088】昇降ベース11及び昇降ローラベース13
は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0089】次に本装置の動作を図9ないし図11によ
り説明する。
【0090】図9に示す如く、モータローラ27の駆動
により部品箱45が下コンベア24A上を搬入される。 部品箱A45aが切出し42のストッパ部42aで係止
されたことが図示せぬ部品箱有無センサで確認されると
搬入側領域28a及び28bのモータローラ27の回転
を停止する。続く部品箱B〜D45b〜45dは順に前
の部品箱45に当接していて、部品箱A45aが係止さ
れたことで停止する。
【0091】この時、ストッパ部42bはモータローラ
27上面より下位にあって部品箱45の通過の邪魔にな
らない。又昇降ベース11は上昇端にあるものとする。
【0092】ここで、昇降ローラベース13上に設けた
図示せぬ搬入/搬出センサにより昇降ローラベース13
上に部品箱45が無いことを確認して、昇降モータ7を
回転させ昇降ベース11を下降させる。昇降ベース11
が下降するに従って、ストッパ14に先端13aを規制
され重心に抗して反時計回わりに回動し水平に対し図上
2°程左下りの傾斜をなしていた昇降ローラベース13
は、ストッパ14の規制が外れ、その重心の為に受け部
13cが昇降ベース11の上面に当接して図9に示す様
に水平に対し2°程右下り傾斜となる。
【0093】昇降ベース11は更に下降し、図10に示
す如く昇降ベース11の先端下面が切り出し42の受け
部42cに当接し、スプリング44の付勢力い抗して切
り出し42を回動させ、図に示す如くストッパ部42a
をモータローラ27下面に押し下げると共に、昇降ロー
ラベース13は下部コンベア24Aの延長線より傾斜を
なして停止する。
【0094】切り出し42の受け部42cが押し下げら
れることで、前記した如くストッパ部42bがモータロ
ーラ27上面より突出し、2番目の部品箱B45bの前
側下面を押し上げ、そのことにより部品箱B45bは係
止される。
【0095】昇降ベース11の下端検知信号により搬入
側領域28bのモータローラ27が回転し、ストッパ部
42aの係止を解かれた部品箱A45aは前進し昇降ロ
ーラベース13上に送り込まれる。
【0096】昇降ローラベース13上に送り込まれた部
品箱A45aは傾斜角の為に自重で流入を続け、ストッ
パ部13bに当接して停止する。先に昇降ローラベース
13上のローラ1の傾斜は2°程であると記したが、こ
れは部品箱45が自重でローラ1上を移動し得る角度を
意味する。
【0097】そこで前記搬入/搬出センサにより昇降ロ
ーラベース13上に部品箱A45aが移動完了したこと
を確認し、昇降ローラベース11は上昇する。
【0098】昇降ローラベース11が上昇することで切
り出し42はスプリング44の付勢力により反時計方向
に回動し、ストッパ部42bはモータローラ27下面に
退避すると共にストッパ部42aが再びモータローラ2
7上面より突出する。同時に搬入側領域28aのモータ
ローラ27を回転し、前記搬入側領域28bのモータロ
ーラ27と相まって部品箱B45b以降の部品箱45が
前進し、部品箱B45bはストッパ部42aで係止され
、部品箱C45c以降は順に前の部品箱45に当接して
係止される。尚、部品箱B45bがストッパ部42aに
当接したことを前記部品箱有無センサにより確認すると
前記搬入側領域28a,28bのモータローラ27の回
転は停止する。
【0099】昇降ベース11は上昇し上昇端近くに達し
てまず先端が前記したストッパ14に当接する。更に上
昇して図11に示す如く昇降ローラベース13を支点1
2により回動させ昇降ローラベース13上のローラ1の
傾斜が水平に対し2°程左下りの位置で停止する。そう
すると部品箱A45aは自重により上コンベア24B上
に流れ出し、同時に搬出側領域28cのモータローラ2
7が回転することにより搬出される。
【0100】以降同様の動作を繰返すことで部品箱B4
5b,部品箱C45cと順に下コンベア24Aから上コ
ンベア24Bへと移載される。
【0101】第4実施例 第4の実施例は部品箱が搬入又は搬出されるコンベアが
設けられ、両コンベアは部品箱が自重で搬送される方向
に傾斜した構成とした装置である。
【0102】図12は本発明の第4の実施例を説明する
為の動作説明図である。本装置は部品箱受渡しリフタ2
3と搬送コンベア24とから構成されている。第3の実
施例と同じ構成要素は説明を省略する。
【0103】搬送コンベア24は搬入側である下コンベ
ア24Aと搬出側である上コンベア24Bで構成され、
夫々のコンベアは上流から下流に向って水平に対し2°
程下り傾斜に設置された複数のローラ1からなるローラ
コンベアであり、部品箱45を自重で搬送できる構成と
なっている。
【0104】次に本装置の動作を説明する。
【0105】昇降ベース11は下降すると、図12に示
す如く昇降ベース11の先端下面が切り出し42の受け
部42cに当接し、スプリング44の付勢力に抗して切
り出し42を回動させ、ストッパ部42aをローラ1下
面に押し下げると共に下部コンベア24Aのローラ1と
同一線の傾斜をなして停止する。その為、係止を解かれ
た部品箱A45aは自重により移動を開始して昇降ロー
ラベース13上に流入し、ストッパ部13cに当接して
停止する。
【0106】その後昇降ベース11は上昇し上昇端近く
に達してまず先端が前記したストッパ14に当接する。 更に上昇して昇降ローラベース13を支点12により回
動させ、昇降ローラベース13上のローラ1の傾斜が上
コンベア24Bのローラ1の傾斜とほぼ一致する点で停
止する。そうすると部品箱A45aは自重により上コン
ベア24B上に流れ出す。
【0107】以降同様の動作を繰返すことで部品箱B1
5b部品箱C15cと順に下コンベア24Aから上コン
ベア24Bへと移載される。
【0108】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明によれ
ばパレット受け渡しリフタから受渡し用駆動源を廃し、
一点を支点として回動する昇降ローラベースを設け、ス
トッパと係合してパレットの受渡しを行なう様にしたの
で、製作コストが安価になり、制御も簡単になり、更に
保守性も良好という効果が期待出来る。
【0109】加えて組立ライン,リターンコンベア,リ
ペアコンベア及び上コンベア,下コンベアからも駆動源
を廃することが出来、パレットの自重を利用した搬送も
出来るので、より安価な装置の実現が可能である。また
、搬入される部品箱の切り出し用ストッパ機構を設ける
ようにしたのでストッパシリンダ及びその制御部を設け
る必要がなく、簡単な構造で制御も容易な低コストの装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の動作説明図
【図2】第1の実施例の動作説明図
【図3】第1の実施例の動作説明図
【図4】第1の実施例の動作説明図
【図5】第1の実施例の動作説明図
【図6】第2の実施例の動作説明図
【図7】第2の実施例の動作説明図
【図8】第2の実施例の動作説明図
【図9】第3の実施例の動作説明図
【図10】第3の実施例の動作説明図
【図11】第3の実施例の動作説明図
【図12】第4の実施例の動作説明図
【図13】従来例の動作説明図
【図14】従来例の動作説明図
【図15】従来例の動作説明図
【符号の説明】
13    昇降ローラベース 4,14    ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  搬入コンベアと搬出コンベアとを上下
    に設け、搬入コンベアから搬出コンベアへ物品を移送す
    る受渡しリフタを備えた搬送装置において、回転自在な
    ローラと、該ローラを載置し、両コンベア側に設けた支
    点を軸心として揺動可能な昇降ローラベースとを受渡し
    リフタに載置し、更に、搬出コンベアの端に設けられ、
    昇降ローラベースが搬出コンベアの端に移動したとき昇
    降ローラベースを揺動させるストッパを有することを特
    徴とする受渡しリフタを備えた搬送装置。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記搬入コンベア
    が組立ラインであり、前記搬出コンベアが搬入コンベア
    の上下に設けたリターンコンベア及びリペアコンベアで
    あることを特徴とする受渡しリフタを備えた搬送装置。
  3. 【請求項3】  請求項1において、前記搬入・搬出コ
    ンベアは、物品の自重により搬送可能な如く複数の回転
    自在なローラからなり、かつ搬送方向へ傾斜して設けら
    れていることを特徴とする受渡しリフタを備えた搬送装
    置。
  4. 【請求項4】  請求項1において、前記搬入コンベア
    のリフタ側には、受渡しリフタの昇降ローラベースの上
    下移動に応じて揺動する物品搬入切出し用ストッパ機構
    を設けたことを特徴とする受渡しリフタを備えた搬送装
    置。
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