JPH04259598A - 可変位置クリップを有するクリップボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、クリップボードに関す
る。より詳細には、クリップを、ボードの縁に取り外し
可能に取り付けることのできるクリップボードに関する
。

【０００２】

【発明の背景】従来のクリップボードは、通常、シート
を保持するためのクリップが取り付けられた堅い背板、
及びボードの保持者が使用するための他の種類の材料か
らなるものである。クリップは、バネ押し式でよく、数
枚の紙のような幾つかの業務戔を、バネ作用式のクリッ
プで押えることによりボードに取り付けることができる
。

【０００３】紙を、クリップによりクリップボードの所
定の位置に保持した場合、堅い背板を筆記面又は支持面
として使用して紙を利用することができる。更に、移動
の際に、ボードは、多くの紙及びメモ用の簡単な保管場
所として役にたつ。今日使用されている最も普通のタイ
プのボードは、業務戔用紙より稍大きな寸法の単一の堅
い背板である。金属クリップが、ボードの前面の一つの
縁（以下「上縁」と呼ぶ）の稍下にリベット締めされて
いる。

【０００４】金属クリップは、バネ作用式に結合された
二つの片を有している。第一の片は、ボードの面にリベ
ット締めされているか、さもなければ、ボードの面に固
定されているベースである。第二の片は、業務戔をボー
ドに留めるように回動することのできる可動クリップで
ある。張力をかけるためのバネが、クランプ機構が業務
戔用紙に力をかける様な仕方で枢軸、即ちロッド機構の
周りに巻かれている。

【０００５】多くの例において、ボードそれ自身よりも
大きな紙等の業務戔にクリップボードを使用すること、
或いは、使用者が長手方向及びそれを横切る方向の何れ
においても書く又は描く必要がある場合にクリップボー
ドを使用することが必要になる。時々、クリップの配置
が、使用者が業務戔の特定の部分に作業をするのに直接
の妨げとなることがある。そのため、ボードに対して再
方向付けするため、クリップを解除し、業務戔を取り外
すことが必要となる。

【０００６】紙をクリップのクランピングから取り外し
、ボードの異なる方向に再方向付けをした場合には、ク
ランプは、クランプがボードの上縁の中央に位置してい
る場合に提供されるクランプ機構、即ち回動機構と同じ
機構を提供しない。更に、クランプが、クリップボード
に永久的に取り付けられているので、ボード又はクリッ
プの一方だけが壊れてクリップボードが使用できなくな
ることが多い。例えば、厚紙タイプのクリップボードに
関して屡々、ボードが撓み、裂け、又は壊れ、ボード自
体が使用できなくなる。そのため、クリップボードとク
ランプの組合せ全体を捨てなければならない。

【０００７】別の一般的な例においては、クリップボー
ドのバネが壊れ、クリップが業務戔用紙に固定力をかけ
ることができなくなる。ここでも、クリップボード全体
を纏めて捨てなければならない。更に、一般のクリップ
ボードは、いろいろな形状の用品、例えば業務戔或いは
筆記用具、即ちペン及び鉛筆に対する十分な固定力を与
えない。屡々、使用者は、初めに業務戔をボードに留め
、次いで、筆記用具を使用してボードに留めた業務戔に
作業を行う。

【０００８】使用者が、一時的に業務戔に作業をするの
を止めようとする場合、クランプを上げて筆記用具を業
務戔の上に重ねてクリップボードにクリップする。この
ようにすると、クランプは、もはや業務戔の縁を横切っ
て伝播する固定力をもたらさず、筆記用具を所定の位置
に保持するだけの分離した固定力をもたらす。このこと
が、移動の際頻繁に、業務戔が揺れて所定に位置からず
れたり、紛失したり又は台無しになったりする原因にな
る。

【０００９】

【発明の目的】したがって、本発明の目的は、使用者に
対して異なった筆記位置に対応でき、しかもなお各々の
方向付けにおいて十分な固定力を与えることのできるク
リップボードを提供することである。更に、本発明の目
的は、業務戔に十分な支持を与えながらも、いかなる方
向でも使用者が業務戔に作業を行うことの妨げになるこ
とを防止することのできるクリップを有するクリップボ
ードを提供することである。

【００１０】本発明の別の目的は、クリップが作業の妨
げになるような時に、業務戔をボードに再方向付けする
必要のないクリップボードを提供することである。本発
明の更に別の目的は、業務戔を横切ってかかる固定力を
維持しながら、筆記用具の固定を行うことのできるクリ
ップを提供することである。本発明の更になお別の目的
は、捨てなければならないのは破損した部品だけで、破
損していない部品は再利用することのできるクリップボ
ードを提供することである。

【００１１】本発明のその他の目的は、本明細書の以下
の記載により明らかとなろう。

【００１２】

【発明の概要】本発明は、概して、縁を有するボードと
、位置決め手段とを含むクリップボードとして説明でき
る。位置決め手段は、ボードの縁に沿った特定の位置に
クリップを取り外し可能に取り付けることを可能ならし
めるものである。本発明の好ましい実施態様では、クリ
ップと、クリップボードとは可分の部品である。クリッ
プは、ボードの縁に縁を取り囲むように嵌る単独のユニ
ットである。ボードに固定する業務戔にかかるクリップ
により生じた固定力は、クリップ自身がボードにしっか
りと固定されるのを維持することを助けるものである。 クリップは、随意に取り除くこと、即ち取り外すことが
できる。

【００１３】好ましい実施態様のボードに利用されてい
る位置決め手段は、ボードの背面に予め形成された溝を
含んでいる。クランプは、ボードに予め形成した溝と噛
み合ってクリップを所定の位置に据える突起を含んでい
る。クリップの突起が、溝と相互に作用すると、クリッ
プは、ボードの所定の位置にロックされる。好ましい実
施態様のクリップは、更に、筆記用具をボードの背面に
取り外し可能に固定するための補佐要素を含んでいる。 この目的のため、クリップは、クリップをボードに取り
付けた時に、ボードの底面から離れた横に並ぶ突起を含
んでいる。ボードと横に並んだ突起との間の距離は、筆
記用具が、それらのボードと突起との間に固定されるの
に十分なものである。クリップの固定力は、筆記用具に
対する固定力を追加的に提供するものである。筆記用具
を正確に位置決めするため、溝を成形するか、さもなけ
れば溝をボードの表面又は背面に形成するのがよい。

【００１４】好ましい実施態様のクリップは、保管のた
めクリップボードを引掛けておくか、又は吊下げておく
ことができるようにする吊下げ又は引掛け手段を更に含
んでいる。吊下げ手段は、クリップに固定された可動片
である。吊下げ手段は、邪魔にならない状態に維持する
か、又は延してクリップボードを所定の位置に吊下げる
ようにするのがよい。

【００１５】以下、図面を参照することにより、本発明
を、別の目的及び利点とともに、その機構及び作用の仕
方の双方について理解することができる。

【００１６】

【実施例】以下の説明は、あらゆる当業者が、本発明を
行い使用することを可能にするために提供されるもので
あり、本発明者が本発明を実施しようと意図する最良の
形態を述べるものである。しかしながら、当業者には自
明な種々の変更がなお残っている。

【００１７】図１に示すように、好ましい実施態様であ
るクリップボードが、ボード１及びボードの縁３を囲む
ように嵌めるようになっているクリップ２を含んでいる
。業務戔（ｗｏｒｋｐｉｅｃｅ）（図示せず）を、ボー
ド１とクリップ２との間に据えることによりクリップボ
ードに留めることができる。このスペースは、参照番号
４で示されている。

【００１８】クリップ２の圧縮力が、業務戔をクリップ
の押圧縁５及びボードの面６と摩擦的に相互作用させる
ことにより、業務戔を所定の位置に保持する。使用にあ
っては、好ましい実施態様のクリップ２及びクリップボ
ードは、業務戔と従来の仕方で相互作用をする。クリッ
プ２が、ボード１の所定の位置にロックされると、バネ
作用によりクリップ２を回転して戻し、業務戔を開口４
に差込むことにより業務戔が固定される。クリップ２が
、解放され、本来の配置に戻ると、クリップの押圧縁５
に沿って押付けられた業務戔に、摩擦力がかかる。

【００１９】好ましい実施態様のクリップ２に関するい
ろいろな図面が、図３〜図８に例示されている。クリッ
プは、通常、上部１１及び底部１２を含んでいる。上部
１１と底部１２とは、複数の枢着機構１３を介してヒン
ジ又はバネ仕掛けで取り付けられている。

【００２０】枢着機構１３は、底部片１２に取り付けら
れた枢着ベース１４を含んでいる。枢着ベース１４は、
上部片１１に取り付けられた枢着アタッチメント１５の
内側に嵌まっている。枢着アタッチメント１５には、ピ
ン１６が成形されている。ピン１６は、枢着ベース１４
の孔（図示せず）を貫通している。クリップ機構の各部
品は、適当なプラスチックから成形することができ、金
属バネ又は成形されたプラスチック自体の弾性力により
バネ機構（図示せず）を与えることができる。

【００２１】好ましい実施態様のクランプ２の底部１２
には、突起２０が各端部に成形されている。突起２０は
、細長く、ボード１の背面に成形された溝２１（図９に
示す）と噛み合う。突起２０は、溝２１と雄／雌の関係
に噛み合う。好ましい実施態様においては、溝２１は、
長い部分２３及び側部２４を有している。クリップ２を
、ボード１に取り付ける場合、ノッチ２０を、溝２１の
長い部分２３から側部２４まで滑り込ませることにより
、ノッチ２０は、溝２１と噛み合う。

【００２２】この連結手段は、クリップを所定の位置に
ロックする簡単な方法と装置を提供するものである。し
かしながら、曲路（ｔｏｒｔｕｏｕｓ　ｐａｔｈ）を有
するあらゆる溝手段を好ましい実施態様に利用すること
ができる。好ましい実施態様では、同じ連結手段が、ボ
ードの上縁及び一方の側縁に沿ってそれらの縁の中央に
位置している。

【００２３】好ましい実施態様では、歯止め突起２５が
、側部２４と長い部分２３との間に成形され、クリップ
を所定の位置にロックしていることが注目さるべきであ
る。クリップ２を、ボード１に取り付ける場合には、突
起２０を、溝２１に滑りませる。クリップは、噛み合わ
せる間、開いた状態に保持される。突起２０を、溝２１
の長い部分２３を、それ以上進めなくなるまで滑り下ろ
す。しかる後、突起２０が溝２１の側部２４に滑り込む
ように、クリップ２を横に移動させる。歯止め突起２５
が、クリップ２を所定の位置に保持するための追加の力
を加える。クリップをボードに取り付けた時に、クリッ
プが弓なりになるのを防止するため、支持突起を、溝２
１の間に成形するか又は据え付けるかすることもできる
。

【００２４】図４、図６、図７、図８、図１０及び図２
は、クリップ２の底部片１２の部分として成形されてい
る文具固定突起３０を示している。これらの文具固定突
起３０は、クリップの底部１２の縁よりも更に外側に延
びている。クリップ２が、ボード１の所定の位置にロッ
クされると、文具固定突起３０は、延び出し、筆記用具
（図示せず）を取り外し可能に受け止める。

【００２５】好ましい実施態様に利用されているボード
１には、凹み３１が筆記用具の形状に成形されている。 この凹み３１は、使用者にどこに筆記用具を置くかを示
す助けになること、及び筆記用具が移動しないように追
加の噛み合い力を加えることを含む幾つかの目的を果し
ている。使用にあっては、突起３０はクリップ自身の圧
縮力を利用して筆記用具を所定の位置にロックする。筆
記用具は、凹み３１に据えられ、突起３０が、筆記用具
を凹みに固定する圧縮力を加える。クリップ２が、好ま
しい実施態様の位置決め手段により所定の位置に維持さ
れている時には、筆記用具を、突起３０の下の突起３０
とボード１との間のスペースに滑り込ませることができ
る。そのため、保管の目的で筆記用具を容易に所定の位
置に保持することができる。

【００２６】加えて、クリップ２の底部１２には、更に
吊下げ手段４０が取り付けられている。吊下げ手段４０
は、フック通し孔４１を有する別個に成形された部品で
ある。図示のように、吊下げ部材４０は、上下に可動に
延びており、釘等のフック（図示せず）がフック通し孔
４１を通って延びられるようになっている。このように
して、クリップボードを、使用していない場合には、保
管場所に吊るしておくことができる。

【００２７】今まで述べてきた好ましい実施態様に関す
る種々の調整及び変更を、本発明の範囲及び精神から逸
脱することなく、行うことができることが、当業者には
認識されよう。よって、特許請求の範囲内において、本
明細書で具体的に説明した態様以外にも本発明を実施す
ることができることが理解さるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】好ましい実施態様のクリップボードの斜視図で
ある。

【図２】好ましい実施態様のクリップボードの側面図で
ある。

【図３】好ましい実施態様のクリップの正面図である。

【図４】好ましい実施態様のクリップの平面図である。

【図５】好ましい実施態様のクリップの背面図である。

【図６】好ましい実施態様のクリップの底面図である。

【図７】好ましい実施態様のクリップの側面図である。

【図８】好ましい実施態様のクリップの底部を示す斜視
図である。

【図９】好ましい実施態様のボードの底面図である。

【図１０】好ましい実施態様のクリップボードの底部を
示す斜視図である。

【符合の説明】

１…ボード ２…クリップ ３…ボードの縁 ２０…クリップの突起 ２１…溝（位置決め手段） ２３…溝の長い部分 ２４…溝の側部

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　縁を有するボードと、位置決め手段と
   を備えたクリップボードであって、位置決め手段が、ク
   リップを、ボードの縁に沿った特定の位置に取り外し可
   能に取り付けられるようにしていることを特徴とするク
   リップボード。
2. 【請求項２】　　縁を有するボードと、業務戔をボード
   に保持するための、ボードの縁に取り外し可能に取り付
   けることのできるクリップと、ボードの縁に沿った特定
   の位置にクリップを取り外し可能に取り付けるための、
   ボードに設けた位置決め手段とを備えていることを特徴
   とするクリップボード。
3. 【請求項３】　　位置決め手段が、ボードの背面に予め
   形成された溝を含むことを特徴とする請求項２記載のク
   リップボード。
4. 【請求項４】　　クリップを所定の位置に保持するため
   、クリップが、予め形成された溝と噛み合う突起を有す
   ることを特徴とする請求項３記載のクリップボード。
5. 【請求項５】　　予め形成された溝が、長い部分と側部
   とを有することを特徴とする請求項３記載のクリップボ
   ード。
6. 【請求項６】　　長い部分と側部との間に、歯止め突起
   が成形されていることを特徴とする請求項５記載のクリ
   ップボード。
7. 【請求項７】　　溝を切った位置決め手段が、曲路であ
   ることを特徴とする請求項３記載のクリップボード。
8. 【請求項８】　　位置決め手段が、ボードの上縁及び一
   方の側縁に沿ってそれらの縁の中央に位置していること
   を特徴とする請求項２記載のクリップボード。
9. 【請求項９】　　筆記用具をクリップボードに取り外し
   可能に固定するための筆記用具固定手段を更に含むこと
   を特徴とする請求項２記載のクリップボード。
10. 【請求項１０】　　筆記用具固定手段が、クリップに取
    り付けられていてボードの凹みと共働して筆記用具を摩
    擦的に固定する突起を含むことを特徴とする請求項９記
    載の装置。
11. 【請求項１１】　　保管の間クリップを所定の位置に吊
    下げるためのフック手段を更に含むことを特徴とする請
    求項２記載の装置。