JPH0425907B2 - - Google Patents

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JPH0425907B2
JPH0425907B2 JP61108100A JP10810086A JPH0425907B2 JP H0425907 B2 JPH0425907 B2 JP H0425907B2 JP 61108100 A JP61108100 A JP 61108100A JP 10810086 A JP10810086 A JP 10810086A JP H0425907 B2 JPH0425907 B2 JP H0425907B2
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wiper
switch
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stop position
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JP61108100A
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Takahiko Tanaka
Akira Tsunoda
Noboru Handa
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0425907B2 publication Critical patent/JPH0425907B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用ワイパの制御装置に関し、特に
非使用時にワイパアームおよびワイパブレードが
車体内に格納される機構を備えたワイパの制御装
置に関する。
〔従来の技術〕 不使用時にワイパアーム及びワイパブレードを
車体内に格納するいわゆるコンシールドワイパで
は、ワイパが不使用時に乗員の視界を妨げること
がないから好適であるが、冬季には、ワイパアー
ム等と車体内に格納するスペースと外部との間隙
に降雪の際に雪が積つたり、積雪した雪が夜間に
凍結したりして、格納作動時にワイパアームの移
動が妨げられ作動不能になり、ワイパモータの焼
損原因となる虞れがあつた。この欠点を除去する
ために、冬季には格納作動を無効にすることがで
きる機能が望ましい。この機能を実現した装置と
して、ワイパモータユニツトと制御ユニツトとを
接続するコネクタを複数組用意し、いずれかのコ
ネクタを選択して結合することにより、ワイパ装
置の格納作動を有効または無効にするワイパ装置
が提案されている(特公昭54−34973号)。
この装置では、10本近い本数のリード線が接続
されたコネクタを差換える作業が必要とされ切換
作業が面倒であるという問題点があつた。コネク
タの代りに切換スイツチを用いることが考えられ
るが、切換えにはワイパモータ電流及びソレノイ
ド電流が流れる多数本のリード線の接続を切換え
る必要があり、切換スイツチに多数の接点が要求
され、接点容量も大きなものが必要とされるとい
う問題点があり、使用頻度の少ない割に大型で高
価なものになつてしまうという問題点があつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上述の問題点を解消するためなされ
たものであり、多数のリード線が接続されたコネ
クタを用いず、また、特別な構造のスイツチを用
いることなく1接点の小型スイツチを使用して、
簡単なスイツチ操作により格納機能を無効にする
ことができるワイパ制御装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明では、ソレノイドにより駆動さ
れるクラツチ機構を有し、そのクラツチ機構によ
りクランク出力軸を偏心させてワイパアームを格
納位置に収容する機構を備えた減速機付のワイパ
モータ装置と、前記ワイパアームの格納位置に前
記クランク出力軸が位置することを検出する格納
位置スイツチと、前記ワイパアームの間欠停止位
置に前記クランク出力軸が位置することを検出す
る停止位置スイツチと、ワイパの運転、停止等の
作動を選択するワイパ操作スイツチと、格納作動
を行なわないことを選択する格納キヤンセルスイ
ツチと、前記格納位置スイツチ、停止位置スイツ
チ、ワイパ操作スイツチ及び格納キヤンセルスイ
ツチからの各信号に基いてワイパの作動状態を演
算判定し、少なくともモータ回転信号とソレノイ
ド駆動信号とを出力するマイクロコンピユータを
用いた制御手段と、前記モータ回転信号により前
記ワイパモータと電源との接続をするモータ駆動
回路と、前記ソレノイド駆動信号により前記ソレ
ノイドと電源との接続を可能とするソレノイド駆
動回路とを備えることを特徴とするワイパ制御装
置が提供される。
〔実施例〕
本発明の一実施例について図面に従つて具体的
に説明する。
第2図は偏心機構を備えた減速機付ワイパモー
タ装置100を示す断面図である。
ケース101に偏心軸102が回転自在に支承
さている。偏心軸102はギヤ103と一体に形
成され、ギヤ103と噛合するウオーム104に
結合されたワイパモータ1の電機子により回転駆
動される。偏心軸102にはその回転中心からε
だけ偏心した偏心孔105が設けられ、その偏心
孔105に回動可能にクランク出力軸106が嵌
挿されている。クランク出力軸106の先端には
クランクレバー107が固着され、その一端に設
けられた連結軸108により図示しないロツドを
駆動する。
偏心軸102の上方には偏心軸102と共に回
転するドライブプレート109と、クランク出力
軸106と共に回転するクラツチプレート110
とが配設されている。そして、上方のソレノイド
コイル111への非通電時にはドライブプレート
109とクラツチプレート110とが係合し、偏
心軸102とクランク出力軸106とが一体に回
転され、ソレノイドコイル111への通電時には
ムービングプレート112が吸引されドライブプ
レート109とクラツチプレート110との係合
が外れ、偏心軸102のみが回転駆動される。そ
して、クランク出力軸106は図示しないストツ
パにより回転を阻止され偏心孔105に案内され
てその偏心位置を変化させる。その結果、クラン
クレバー107の実効長Cが変化する。実効長C
が最大になる位置でクラツチプレート110が格
納位置スイツチ113の接点を押し開く。また、
ギヤ103の下面にその1回転毎の位置を検出す
るカムスイツチからなる停止位置スイツチ114
が設けられている。
第3図はワイパ装置の結合を示す模式図であ
る。
ワイパブレード120が固着されるワイパアー
ム121は揺動軸122に揺動自在に取付られ、
ロツド123によりクランクレバー107の連結
軸108に連結されている。
偏心軸102とクランク出力軸106とが一体
に回転する時には、クランク出力軸106の偏心
位置がクランクレバー107の実効長Cが最少に
なる位置に固定されるので、連結軸108は小円
周C1上を回転しワイパブレード120は想像線
で示す通常の払拭域(A−B間)を往復する。
ソレノイドコイル111に通電されドライブプ
レート109とクラツチプレート110との係合
が外れ、偏心軸102とクランク出力軸106と
が互いにフリーな状態でもつて偏心軸102が
180゜回転されると、クランク出力軸106は偏心
孔105に案内されて偏心量εの2倍だけ移動さ
れるので、ワイパブレード120は停止位置Bか
ら格納位置Cまで移動される。この時、連結軸1
08は円周C2上にある。さらに、偏心軸102
の回転を続ければワイパブレード120は再び格
納位置Bまで戻ることになる。
第1図は上述のワイパモータ装置100を制御
するワイパ制御装置の回路図である。
ワイパモータ1は、低速用の第1ブラシ1A、
高速用の第2ブラシ1B及び共通ブラシ1Cの3
つのブラシを有する直流モータであり、ブラシの
選択切換により低速回転または高速回転の選択が
可能である。共通ブラシ1Cは過負荷からモータ
1を保護するサーマル接点115を経由して接地
端子Eに接続される。
格納位置スイツチ113は、クランク出力軸1
06が格納位置(第3図のC点)に対応する位置
に来た時のみ開かれ、その他の払拭域(A〜B
間)等では常時閉じられている。ソレノイドコイ
ル111には車輌用電源VB(+12V)が端子(+
B)から格納位置スイツチ113を経由して供給
されることになる。
停止位置スイツチ114は、偏心軸102と一
体となつたギヤ114が間欠停止位置(第3図の
B点)に対応する位置に来た時にのみ共通端子1
14Cとパーク側端子114Aが閉じられ、その
他の位置では共通端子114Cと走行側端子11
4Bが常時閉じられている。走行側端子114B
はソレノイドコイル111及び格納位置スイツチ
113の一端と共に端子(+s)にまとめて接続
される。
ワイパ操作スイツチ2は、停止作動(OFF)、
間欠作動(INT)、低速作動(LOW)及び高速
作動(HIGH)の4つの作動が選択指示できる選
択スイツチであり、その選択操作に従つて図示の
様に各端子間が開閉される。
制御ユニツト3は、マイクロコンピユータ4と
リレー回路5とを有する。
マイクロコンピユータ4は、読出専用メモリ
(ROM)、読み書きが可能なメモリ(RAM)、入
出力ポート等を有する周知の制御用コンピユータ
であり、予め定められたプログラムに従つて、計
数、演算、比較判定などの処理を行いリレー回路
5を制御する。
格納キヤンセルスイツチ6は、格納作動を有効
または無効にすることを選択指示するための、車
室内に設けられた選択スイツチであり、1つの接
点を有しておりその開閉により1ビツトの格納キ
ヤンセル信号を出力可能である。冬季にはこのス
イツチ6により停止時にワイパブレード120を
停止位置(第3図のB点)に停止させ格納位置
(第3図のC点)まで移動させない機能が選択さ
れる。
ミストスイツチ7は、払拭作動を1回若しくは
数回だけ行なわせるための、押釦スイツチであ
る。ミストスイツチ7が押されることにより1ビ
ツトのミスト信号がマイクロコンピユータ4に入
力される。
制御ユニツト3及飯ワイパモータ装置100に
は電池11からキースイツチ12を経由して車輌
用電源VB(+12V)が供給される。
ウオツシヤモータ13は一端が車輌用電源VB
に接地され、他端が、ウオツシヤスイツチ14を
介して接地される。ウオツシヤスイツチ14が閉
じられウオツシヤモータ13が接地通電された否
かにより1ビツトのウオツシヤ信号がマイクロコ
ンピユータ4に入力される。
マイクロコンピユータ4等には車輌用電源VB
(+12V)が電源回路21により論理回路用電源
VD(+5V)に変換されて供給される。電源回路
21は抵抗22とツエナーダイオード23及びコ
ンデンサ24,25からなる。
マイクロコンピユータ4には、数MHzの周波数
で発振する水晶振動子26と発振安定用のコンデ
ンサ27,28からなるクロツク回路29が接続
されて基本クロツク信号を発生し、また、ダイオ
ード30とコンデンサ31からなるリセツト回路
32が接続されてキースイツチ12により電源が
投入された時にロウレベル(L)のリセツト信号を発
生する。
マイクロコンピユータ4により駆動されるリレ
ー回路5は3つのリレーRy1,Ry2,Ry3を備
えている。各リレーRy1,Ry2,Ry3はそれぞ
れ、そのコイルの一端を車輌用電源VB(12V)に
接続され、他端をそれぞれトランジスタTr1,
Tr2,Tr3のコレクタに接続されている。各ト
ランジスタTr1,Tr2,Tr3のエミツタは接地
され、ベースはそれぞれ抵抗33,34,35を
経由してマイクロコンピユータ4の出力ポートP
2,P3,P4に接続されている。各リレーのコ
イルに並列にサージ吸引用のダイオードが接続さ
れている。
第1のリレーRy1は、ワイパモータ1を強制
的に低速回転させるのに用いられる。リレーRy
1のノーマルオープン端子Ry1Aは車輌用電源
VBに接続され、コモン端子Ry1Cはワイパモー
タ1の低速用の第1ブラシ1Aに接続されてい
る。そして、出力ポートP2がハイレベル(H)とさ
れる回転信号の出力時にリレーRy1が励磁され
ワイパモータ1を低速回転させる。第1のリレー
Ry1及び駆動用トランジスタTr1によりモータ
駆動回路を構成している。
第1のリレーRy1のノーマルクローズ端子Ry
1Bはワイパ操作スイツチ2の端子(+1)に接
続され、リレーRy1が励磁されていない時はワ
イパ操作スイツチ1を介して直接にワイパモータ
1に電源が接続される。また、リレーRy1のノ
ーマルクローズ端子Ry1Bは、ブレーキ抵抗3
6及びダイオード37を経由してワイパ操作スイ
ツチ2の端子(−S)に接続されている。これは
ワイパ操作スイツチ2で停止作動(OFF)が選
択されワイパモータ1が停止する時に、ワイパモ
ータ1に発電制動(ダイナミツクブレーキ)をか
けるための回路である。発電制動時に電流はワイ
パモータ1の第1ブラシ1A、リレーRy1の端
子Ry1C,Ry1B、ブレーキ抵抗36、ダイオ
ード37、ワイパ操作スイツチ2の端子(−S)、
端子(Ew)そして接地からワイパモータ1の共
通ブラシ1Cへと流れる。
第2のリレーRy2は、ソレノイドコイル11
1への通電を可能とするのに用いられる。リレー
Ry2のコモン端子Ry2Cはソレノイドコイル1
11に接続され、ノーマルオープン端子Ry2A
はワイパ操作スイツチ2の端子(−S)に接続さ
れる。そして、出力ポートP3がハイレベル(H)と
されるソレノイド駆動信号の出力時にリレーRy
2が励磁され、ソレノイドコイル111とワイパ
操作スイツチ2の端子(−S)とが接続され、ソ
レノイドコイル111への通電を可能とする。リ
レーRy2が励磁されワイパ操作スイツチ2で停
止作動(OFF)が選択された時に格納位置スイ
ツチ113を経由してソレノイドコイル111に
通電される。第2のリレーRy2及び駆動用トラ
ンジスタTr2によりソレノイド駆動回路を構成
している。
第2のリレーRy2のコモン端子Ry2Cと第3
のリレーRy3のコモン端子Ry3Cとを接続する
ダイオード38は、ソレノイドコイルル111へ
の通電遮断時の消弧用ダイオードである。
第3のリレーRy3は、マイクロコンピユータ
4が格納位置スイツチ114からの信号を必要と
する時に用いられる。リレーRy3のコモン端子
Ry3Cはワイパモータ装置100の端子(+S)
に接続され、ノーマルクローズ端子Ry3Bはワ
イパ操作スイツチ2の端子(+S)に接続され
る。ワイパ操作スイツチ2にて停止作動(OFF)
が選択されている場合にはその接点により停止位
置スイツチ114の走行側端子114Bと共通端
子114Cが短絡され、停止位置スイツチ114
の開閉は無視されて格納位置スイツチ113の開
閉による+12Vの電圧信号が停止位置スイツチ1
14の共通端子114Cに現われるようにされて
いるが、第3のリレーRy3を励磁すると上記の
短絡が開放され、停止位置スイツチ114の開閉
による+12Vの電圧信号が共通端子114Cに現
われる。
ワイパ操作スイツチ2にて停止作動(OFF)
が選択されたことを示す信号が、ワイパ操作スイ
ツチの端子(−S)から入力回路40を経由して
マイクロコンピユータ4の入力端子P5に入力さ
れる。入力回路40は、ダイオード41,42、
プルアツプ抵抗43及び保護抵抗44からなる。
停止作動(OFF)が選択された場合には端子
(−S)が接地され、入力ポートP5はロウレベ
ル(L)とされる。
同様に、間欠作動(INT)が選択されたこと
を示す信号がワイパ操作スイツチ2の端子(C1)
から入力回路45を経て入力ポートP6に入力さ
れ、ウオツシヤスイツチ14が押されたことを示
す信号が入力回路46を経て入力ポートP7に、
格納キヤンセルスイツチ6にて格納無効(冬)が
選択されたことを示す信号が入力回路47を経て
入力ポートP12に、ミストスイツチ7が押され
たことを示す信号が入力回路48を経て入力ポー
トP8に、それぞれロウ(L)アクテイブの信号とし
て入力される。
また、停止位置スイツチ114の共通端子11
4Cからの信号が、入力回路50を経由してマイ
クロコンピユータ4の入力ポートP11に入力さ
れる。入力回路50は、ツエナーダイオード5,
52、プルダウン抵抗53及び保護抵抗54から
なり、入力信号が+12Vの時はハイレベルル(H)の
信号を、入力信号が+12Vでもなく、また接地も
されていないフローデング状態の時はプルダウン
抵抗53によりロウレベル(L)の信号を入力ポート
P11に与える。格納停止位置(第3図のC)若
しくは間欠停止位置(第3図のB)では格納位置
スイツチ113若しくは停止位置スイツチ114
が開放されるため入力信号はフローテング状態と
なり、ロウレベル(L)の信号が入力ポートP11に
与えられる。このロウレベル(L)の信号が格納停止
位置か間欠停止位置かは、前述のように、第3の
リレーRy3及びワイパ操作スイツチ2の選択位
置に依り、ワイパ操作スイツチ2で停止作動
(OFF)が選択されリレーRy3が非励磁の時は格
納停止位置を示し、ワイパ操作スイツチ2で停止
位置(OFF)が選択されリレーRy3が励磁され
ている時は間欠停止位置を示す。
以上の構成に基き作動について説明する。
低速作動(LOW)及び高速作動(HIGH)の
連続運転が選択された場合は、ワイパ操作スイツ
チ2の接点によりワイパモータ1は直接電源VB
と接続され、マイクロコンピユータ4の助けを受
けることなく運転される。低速作動(LOW)選
択時にはワイパ操作スイツチ2の端子(+B)と
端子((+1)とが接続され、第1のリレーRy1
のノーマルクローズ接点(B−C)を経由して第
1のブラシ1Aに車輌用電源VB(+12V)が印加
される。高速作動(HIGH)選択時にはワイパ操
作スイツチの端子(+B)と端子(+2)とが接
続され、第2のブラシ1Bに車輌用電源VBが印
加される。
その他の運転はマイクロコンピユータ4の助け
を受けて制御される。
第4図乃至第6図はマイクロコンピユータ4内
での実際の処理を示すフローチヤートである。
電源が投入されると電源投入に伴う初期化が行
なわれた後、第4図に示す主プログラム200が
開始される。
ステツプ201では、各フラグの初期設定が行な
われる。
次に、ステツプ203では、入力ポートP7を調
べてウオツシヤスイツチ14が閉じられウオツシ
ヤモータ13が作動中であるか否かが調べられ
る。作動中であればウオツシヤ連動処理ルーチン
300に進み、作動中でなければ次のステツプ
204に進む。
次の、ステツプ204では、ワイパ操作スイツチ
2、格納キヤンセルスイツチ6及びミストスイツ
チ7の各操作位置を調べるため入力ポートP5,
P6,P8,P12のデータを読み込む。
そして、ステツプ205,206,207にて、読込ま
れた各操作スイツチのデータを調べ、ミストスイ
ツチ7が押されていればステツプ205からミスト
作動処理ルーチン400に進み、間欠作動
(INT)が選択されていればステツプ206から間
欠作動処理ルーチン500に進み、停止作動
(OFF)が選択されていればステツプ207から停
止作動処理ルーチン600に進む。各作動スイツ
チのデータが上記いずれでもなければ、低速作動
(LOW)又は高速作動(HIGH)の連続運転が選
択されているはずであるから、マイクロコンピユ
ータ4の助けを必要としないため、ステツプ208
で各リレーRy1,Ry2,Ry3をオフとしステツ
プ209で各フラグの初期化を行うリセツト処理を
行う。
上記の各作動処理ルーチン300〜600又は
ステツプ208,209が終了すると、ステツプ210に
進む。ステツプ210ででは所定時間、たとえば0.1
秒だけ時間待ちをして今回の処理を終了し、再び
ステツプ203に戻る。
以後は、ステツプ203からステツプ210を繰返し
実行し、各操作スイツチ2,6,7及び14の操
作位置をステツプ210で決められる所定時間毎に
監視し、その操作位置に応じた処理を実行する。
第5図はミスト作動処理ルーチン400の細を
示すフローチヤートである。
ステツプ401では、0.5秒だけ出力ポートP2を
ハイレベル(H)にし、第1のリレーRy1をオンに
する。この結果、ワイパモータ1は低速で0.5秒
だけ回転させられ、ワイパアームは停止位置(格
納位置又は間欠停止位置)から中間位置に移動す
る。次に、ステツプ402にて、各フラグを設定し
処理を終了する。ワイパアームが強制的に中間位
置に移動させられたので、次回からの停止作動ル
ーチン600により所定の停止位置までワイパモ
ータ1の回転が続けられ、一回の払拭作動が実行
される。
第6図は停止作動処理ルーチン600の詳細を
示すフローチヤートである。
ステツプ601では、入力ポートP12を調べ、
格納キヤンセルスイツチ6により夏位置即ち格納
位置が選択されているか否かを調べる。
夏位置選択されていればステツプ602に進む。
ステツプ602では、停止位置に到着したか否か
が入力ポートP11により調べられる。ここでは
第3のリレーRy3がオンにされていないので入
力ポートP11がロウレベル(L)にされる停止位置
は格納位置スイツチ113が開かれる格納位置に
なる。未だ格納位置に到着していなければステツ
プ603に進む。ステツプ603では、出力ポートP2
及びP3をハイレベル(H)にし、リレーRy1及び
Ry2をオンにする。リレーRy1によりワイパモ
ータ1が低速回転すると共に、リレーRy2によ
りソレノイドコイル111の一端がワイパ操作ス
イツチ2の端子(−S)、(Ew)を経由して接地
され、ソレノイドコイ111に通電される。次
に、ステツプ604にて、各フラグを設定しメイン
プログラムのステツプ210に戻る。そして、停止
作動処理ルーチン600のステツプ601からステ
ツプ605のブランチを繰返し実行しながらワイパ
モータ1の低速回転及びソレノイドコイル111
の励磁を続け、格納位置スイツチ113が開かれ
るのを待つ。
格納位置にワイパアームが到着すると格納位置
スイツチ113が開かれ、ソレノイドコイル11
1への通電が遮断されると共に、停止位置スイツ
チ114の共通端子114Cの電位がフローテン
グ状態になり、入力ポートP11がロウレベル(L)
にされる。マイクロコンピユータ4は入力ポート
P11がロウレベル(L)になつたことにより、ステ
ツプ602からステツプ606に進む。ステツプ606で
は、出力ポートP2,P3,P4をロウレベル(L)
として全てのリレーRy1,Ry2,Ry3をオフに
し、ワイパモータ1を停止させる。次にステツプ
607にて、各フラグを設定してメインプログラム
のステツプ210に戻る。ここで、位置フラグF2
1は、ワイパアームが一旦格納位置に収容された
ことを知らせるフラグである。以後は停止作動処
理ルーチン600のステツプ606、607、608のブ
ランチを繰返し実行しながら待機する。
上述のようにして、格納キヤンセルスイツチ6
にて夏位置が選択されている場合には、格納位置
にワイパアームを停止させる処理が実行される。
格納キヤンセルスイツチ6にて冬位置が選択さ
れている場合には、ステツプ601からステツプ610
に進む。
ステツプ610では、出力ポートP2,P4をハ
イレベル(H)にしてリレーRy1及びRy3が励磁さ
れる。次に、ステツプ611では、停止位置に到着
したか否かが入力ポートP11により調べられ
る。ここでは、第3のリレーRy3が励磁され接
点が開かれているので602とは異なり、停止位置
スイツチ114の接点がパーク側114Aに倒さ
れる間欠停止位置が検出される。未だ間欠停止位
置に到着していなければステツプ612に進み、各
フラグを設定してメインプログラのステツプ210
に戻る。
間欠停止位置に到着すると停止位置スイツチ1
14の接点が走行側114Bからパーク側114
Aに倒れ、共通端子114Cの電位がフローテン
グ状態になり入力ポートP11がロウレベル(L)に
される。入力ポートP11がロウレベル(L)になつ
たことからステツプ611からステツプ614に進む。
ステツプ614では、位置フラグF21がセツト
されているか否かが調べられる。位置フラグF2
1は前記ステツプ607でセツトされるフラグであ
り、ワイパアームが格納位置に収容されている状
態か否かが調べられる。通常はフラグF21はリ
セツツトされているのでステツプ615に進む。ス
テツプ615では、出力ポートP2,P3をロウレ
ベル(L)にしてリレーRY1,Ry2を非励磁(オ
フ)にし、ワイパモータ1を停止させる。次のス
テツプ616では、各フラグを設定する。ここで位
置フラグF21リセツトされる。そして、メイン
プログラムのステツプ210に戻り、以後は停止作
動処理ルーチンではステツプ614、615、616、617
のブランチを繰返しながら待機する。
ステツプ614にて、位置フラグF21がセツト
されていた場合はステツプ618以下の処理に進む。
ステツプ618以下の処理では、ワイパアームが格
納位置に収容され停止している時に格納キヤンセ
ルスイツチ6が夏位置から冬位置に切換えられた
場合に、ワイパアームを冬位置である間欠停止位
置まで上昇させるため払拭作動を一回行なわせる
処理が実行される。
ステツプ618では、入力ポートP11がハイレ
ベル(H)になるか否かを調べながら、ワイパアーム
が格納位置から格納位置スイツチ113が閉じら
れる中間位置(第3図のB−C間)まで進むのを
待つ。次に、ステツプ619で、同じ入力ポートP
11が再びロウレベル(L)になる間欠停止位置(第
3図のB点)まで進むのを待つ。ここではステツ
プ610でリレーRy3が励磁されているため、入力
ポートP11は格納位置スイツチ113又は停止
位置スイツチ114のいずれが開かれても(L)にな
る。間欠停止位置に到着するとステツプ620に進
み、さらに0.3秒間待つ。この間にワイパアーム
は間欠停止位置(第3図のB点)を通り過ぎ払拭
域(第3図のA−B間)に入る。次のステツプ
621では、再び入力ポートP11を調べ、ワイパ
アームが一回の払拭作動を終え再び間欠停止位置
にもどるのを待つ。入力ポートP11が(L)になり
間欠停止位置に到着したことが確認されるとステ
ツプ622に進む。ステツプ622では、出力ポートP
2,P3をロウレベル(L)としリレーRy1,Ry2
を非励磁(オフ)にしてワイパモータ1を停止さ
せる。次のステツプ623では各フラグを設定する。
ここで位置フラグF21はリセツトされる。そし
て、メインプログラムのステツプ210に戻る。次
回からの停止作動処理ルーチンでは位置フラグF
21がリセツトされているためステツプ614から
ステツプ615に進み、ステツプ615以下の処理を繰
返しながら待機することになる。
上述のようにして、格納キヤンセルスイツチ6
にて冬位置が選択されている場合には、間欠停止
位置にワイパアームを停止させ、また、ワイパア
ームが格納位置に置いた時には間欠停止位置まで
上昇させる処理が実行される。
以上述べたように本実施例は、マイクロコンピ
ユータ4を用いて制御しているから、従来のワイ
パモータ装置100をそのまま使用し、格納機能
を有効または無効にする切換えが接点容量の小さ
な1接点の小型スイツチ6を用いて実現でき、制
御装置の回路構成が単純でよいという利点があ
る。
また、前記実施例では格納キヤンセルスイツチ
6を用いて格納機能を無効とする選択をしたが、
気温・湿度センサを用いて外気条件により自動的
に選択される装置とすることも容易に可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のワイパ制御装置
は上記の構成を有するから、単純なスイツチ操作
によりワイパの格納機能を無効にすることが選択
でき、また、制御装置の構造が簡単であるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はワイ
パ制御装置の回路図、第2図はワイパモータ装置
の断面図、第3図はワイパ装置の結合を示す模式
図、第4図、第5図及び第6図はマイクロコンピ
ユータでの処理を示すフローチヤートである。 1……ワイパモータ、2……ワイパ操作スイツ
チ、3……制御ユニツト、4……マイクロコンピ
ユータ、5……リレー回路、6……格納キヤンセ
ルスイツチ、7……ミストスイツチ、14……ウ
オツシヤスイツチ、111……ソレノイドコイ
ル、113……格納位置スイツチ、114……停
止位置スイツチ、121……ワイパアーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ソレノイドにより駆動されるクラツチ機構を
    有し、そのクラツチ機構によりクランク出力軸を
    偏心させてワイパアームを格納位置に収容する機
    構を備えた減速機付のワイパモータ装置と、 前記ワイパアームの格納位置に前記クランク出
    力軸が位置することを検出する格納位置スイツチ
    と、 前記ワイパアームの間欠停止位置に前記クラン
    ク出力軸が位置することを検出する停止位置スイ
    ツチと、 ワイパの運転、停止等の作動を選択するワイパ
    操作スイツチと、 格納作動を行なわないことを選択する格納キヤ
    ンセルスイツチと、 前記格納位置スイツチ、停止位置スイツチ、ワ
    イパ操作スイツチ及び格納キヤンセルスイツチか
    らの各信号に基いてワイパの作動状態を演算判定
    し、少なくともモータ回転信号とソレノイド駆動
    信号とを出力するマイクロコンピユータを用いた
    制御手段と、 前記モータ回転信号により前記ワイパモータと
    電源との接続をするモータ駆動回路と、 前記ソレノイド駆動信号により前記ソレノイド
    と電源との接続を可能とするソレノイド駆動回路
    と、 を備えることを特徴とするワイパ制御装置。 2 前記制御手段は、前記格納キヤンセルスイツ
    チにより格納無効が選択され且つワイパ操作スイ
    ツチにより停止作動が選択された場合に、前記停
    止位置スイツチからの信号が入力するまでの間前
    記モータ回転信号を出力する手段と、前記格納キ
    ヤンセルスイツチにより格納作動が選択され且つ
    ワイパ操作スイツチにより停止作動が選択された
    場合に、前記格納位置スイツチからの信号が入力
    するまでの間前記モータ回転信号及びソレノイド
    駆動信号を出力する手段とを備えることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のワイパ制御装
    置。
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