JPH04258952A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04258952A
JPH04258952A JP2096891A JP2096891A JPH04258952A JP H04258952 A JPH04258952 A JP H04258952A JP 2096891 A JP2096891 A JP 2096891A JP 2096891 A JP2096891 A JP 2096891A JP H04258952 A JPH04258952 A JP H04258952A
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JP
Japan
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layer
matting agent
silver halide
pat
resin
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Pending
Application number
JP2096891A
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English (en)
Inventor
Taketaka Matsumoto
松本 雄剛
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04258952A publication Critical patent/JPH04258952A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像処理したハロゲン
化銀写真感光材料のバック側に耐傷性を付与させること
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にハロゲン化銀写真感光材料(以下
、感材という)は、プラスチックフィルム支持体の一方
の側に、一層以上の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、
さらに必要により下塗層、中間層、フィルター層、表面
保護層を有し、他方の側にバッキング層を有している。
【0003】感材にバッキング層を設ける目的は、第1
にハレーションを防止するため、第2に帯電を防止する
ため、第3に耐傷性を付与するため、第4にカールバラ
ンスを摺るため等である。ハレーション防止の目的で設
けられたバック層を本発明ではハレーション防止層とい
う。通常ハレーションは、支持体の片面に光吸収層を設
け、感光層への反射光を吸収させることにより低減する
【0004】ハレーション防止層に関しては多くの提案
がなされており、ハレーション防止層中に、米国特許第
2,271,234号明細書に記載されているようなカ
ーボンブラック、またはグラファイトを分散させる方法
、もしくは、可視スペクトルの大部分の光を吸収する染
料のような有色物質を含有させる方法が知られている。
【0005】一方、ハレーション防止層を有する感材の
1つである映画用カラーフィルムの典型的な現像処理方
法では、発色現像工程に先立ち、プレバス浴処理、およ
び水洗処理がなされる。この水洗処理は、ハレーション
防止層を除去するための工程であり、プレバス浴処理は
、この水洗工程でハレーション防止層を除去しやすくす
るための前処理工程である。
【0006】このようなプレバス浴処理−水洗工程にお
いて、ハレーション防止層を除去する工程において最も
好ましいのは、ハレーション防止層はプレバス浴では全
く除去されず、水洗で容易に、かつ完全に除去されるこ
とである。即ちハレーション防止層は現像処理工程前で
は支持体と強固に接着するが、現像処理工程では容易に
剥離する必要がある。
【0007】このようなハレーション防止層をレジンバ
ック層といい、そのバインダーとして、例えば、特開昭
61−94044号、同61−94095号、あるいは
特開平1−307743号公報に記載されているような
、ヒドロキシアルキルアルキルセルロースアセテートフ
タレートおよびヘキサヒドロフタリル基またはテトラヒ
デロフタリル基を有するセルロースエステル等が提案さ
れている。
【0008】さらにレジンバック層表面に滑り性を付与
する目的で、例えば米国特許第3,489,567号明
細書、同第4,047,958号、同第4,404,2
76号、英国特許第1,143,118号明細書等に記
載されているシリコーン誘導体や特開昭63−1414
1号公報に記載されているアルキル硫酸エステルナトリ
ウム塩等をオーバーコートとして塗布する方法がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現像処理工程
でレジンバック層が除去されるため、現像処理後の感材
のバック側は充分な耐傷性を有していない。そのため、
感材のバック側に付着した汚れや埃等を取り除く際に、
フィルム支持体のバック面に擦傷がつきやすい。そして
、この感材を、例えば、映画用カラーフィルムとして用
いる場合に、バック面に擦傷がついていると、投影され
たスクリーン上に傷が映り、見苦しいものになることが
判明した。本発明は、現像処理後にバック側の耐傷性を
有する感材を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、写
真用支持体の一方の側に、少なくとも一層のハロゲン化
銀乳剤層を有し、他方の側にマット剤を含有する第1層
を介して、レジンバック層を有する感材において、現像
処理後にマット剤が露出するような感材を構成すること
、さらに、第1層中のマット剤において、支持体面に対
して垂直方向の平均粒径R(μm)と第1層の膜厚d(
μm)との差R−d(μm)が0.1〜10(μm)の
範囲にあり、かつその含有量が1〜100mg/m2で
あるような感材を構成することにより達成できた。
【0011】本発明で使用されるマット剤としては、二
酸化珪素、アルミナ等の無機微粒子や、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリス
チロール、ポリカーボネート、アクリル酸エステル樹脂
、メタクリル酸エステル樹脂、ポリスチレン、ポリアク
リロニトリル、およびアクリロニトリルの共重合体等の
プラスチックの粒子がある。本発明で好ましく用いられ
るマット剤はメタクリル酸エステル樹脂またはポリアク
リロニトリルである。マット剤は、現像処理前には感材
のバック側表面に露出していないことが好ましく、露出
していると、現像処理前には充分な硬さを有していない
ハロゲン化銀乳剤層がレジンバック層とコンタクトして
傷つきやすい。また、マット剤の塗布量は1〜100m
g/m2であることが好ましく、1mg/m2より少な
いと、上記課題を達成できず、100mg/m2を超え
ると透明性が低下してくる。さらに、マット剤は、球状
粒子でなくともよいが、支持体面に平行な方向の粒径が
0.1〜10μmであることが好ましく、0.1μmよ
り小さいとマット剤としての効果が充分でなく、10μ
mを超えると透明性を損ない、例えばこの感材を映画用
フィルムとして用いた場合に、映写機によって投影され
た時等にスクリーン上に粒子の影が映り、見苦しいもの
となる。第1層にマット剤を含有させることによって第
1層に突起が生じるが、第1層の膜面より突起した高さ
の平均値が0.1〜10の範囲にあることが好ましく、
0.1より小さいと上記課題を達成できず、10を超え
るとマット剤が現像処理工程で脱落しやすくなる。マッ
ト剤は凝集状態になることがあり、また塗布時に変形す
ることもあるので、マット剤の個体の平均粒子サイズは
必ずしも重要でないが、好ましくは0.1μ〜10μの
範囲の平均粒子径のものが用いられる。
【0012】第1層に用いるバインダーには、アセチル
セルロース、ポリエステル等の耐アルカリ性、耐熱性を
有するポリマーを使用できる。このとき、このバインダ
ーと写真用支持体との接着性が不十分な場合には、これ
を満足させるために、例えばポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化
ビニル樹脂、アミノ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、スチレン樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタク
リル酸エステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル共
重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等のうち
1つまたはそれ以上を添加することができる。第1層を
塗布するための溶媒は適宜選択しうるが、例えばケトン
類、エステル類、芳香族類、フェノール類、ハロゲン溶
媒等があげられる。第1層の膜厚は特に制限されないが
、好ましくは0.01μ〜10μである。
【0013】本発明のレジンバック層のバインダーとし
てヒドロキシアルキルアルキルセルロースアセテートフ
タレートと、ヘキサヒドロフタリル基、またはテトラヒ
ドロフタリル基を有するセルロースエステルとの混合物
を使用する場合には、ヘキサヒドロフタリル基、または
テトラヒドロフタリル基を有するセルロースエステルに
対するヒドロキシアルキルアルキルセルロースアセテー
トフタレートの使用比率は、重量比率で1:3〜3:1
であることが好ましい。
【0014】このレジンバック層を塗布するに必要な溶
媒は適宜選択しうるものであり、例えばケトン類、エス
テル類、エーテル類、アルコール類あるいは芳香族類、
更にはこれらの混合物からなる有機溶媒等があげられる
。レジンバック層の膜厚は特に制限されないが、好まし
くは0.1μ〜10μである。使用するハレーション防
止物質としては、カーボン分散物(コロイドカーボン)
があげられる。またコロイドカーボンの代わりに、写真
感光波長域の光を吸収する染料を使用する場合、この染
料は直接本発明に用いるバインダーと混合するか、ある
いは該バインダーを塗布し、その上面に染料層を塗設し
、該染料をバインダー層に浸透させることもできる。
【0015】本発明で使用しうるハレーション防止用染
料としては、公知のスピリットブルーCR(カラーイン
デックスNo. 689)、ニグロシン・スピリット・
ソルブル(カラーインデックスNo. 861)、アル
カリブル−B(カラーインデックスNo. 704)、
コンゴーレッド(カラーインデックスNo. 370)
等があげられる。 これらハレーション防止物質の比率に関しての唯一の必
要条件は、該物質が写真フィルムを露光した際にフィル
ムベースを通過する光線の実質的量を吸収するのに充分
な量だけ存在しなければならないという点である。ハレ
ーション防止物質として使用されるカーボンは、望まし
くはホットミリング法、ホモジナイザー、または染料ミ
キシングに使用される型のミルによって分散したものと
する。
【0016】また本発明におけるハレーション防止層塗
布液には、エチルセルロース、シエラック、ヒドロキシ
プロピルセルロース等の塗膜形成剤、あるいはアセチン
等の塗料溶解助剤を少量の範囲で併用することは任意で
あり、特にカルボン酸系ビニル共重合体を併用するとき
は、艶消しのすぐれたハレーション防止層が形成される
【0017】次に、写真用支持体の他方の側に設けられ
るハロゲン化銀乳剤層について説明する。本発明の感材
には種々の親水性コロイドが用いられる。写真乳剤用お
よび/または他の写真構成層用のバインダーとして使用
される親水性コロイドには、例えばゼラチン、コロイド
状アルブミン、カゼイン、カルボキシメチルセルローズ
、ヒドロキシエチルセルローズ等のセルロース誘導体、
寒天、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体等の糖誘導体、合
成親水性コロイド、例えばポリビニルアルコール、ポリ
N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポリ
アクリルアミド、またはこれらの誘導体、部分加水分解
糖があげられる。必要に応じてこれらのコロイドの2つ
以上の相溶性混合物を使用する。この中で最も一般的に
使用されるのはゼラチンである。
【0018】ハロゲン化銀乳剤層、およびその他の層に
は、合成重合体化合物、例えばラテックス状の水分散ビ
ニル化合物重合体、特に写真材料の寸度安定性を増大す
る化合物等を単独、また混合(異種重合体の)で、或い
はこれらと親水性の水透過性コロイドと組み合わせて含
有させてもよい。重合体には数多くのものがあり、例え
ば米国特許第2,376,005号明細書、同2,73
9,137号、同2,853,457号、同3,062
,674号、同3,411,911号、同3,488,
708号、同3,525,620号、同3,635,7
15号、同3,607,290号、同3,645,74
0号、英国特許第1,186,699号、同1,307
,373号等の中に記載されている。
【0019】これらの記載の中でもアルキルアクリレー
ト、アルキルメタアクリレート、アクリル酸、メタアク
リル酸、スルホアルキルアクリレート、スルホアルキル
メタアクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタアクリレート、ヒドロオキシアルキルアクリレー
ト、ヒドロオキシアルキルメタアクリレート、アルコキ
シアルキルアクリレート、アルコキシアルキルメタアク
リレート、スチレン、ブタジエン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、無水マレイン酸および無水イタコン酸から選
択されたコポリマーやホモポリマーが一般的に使用され
る。
【0020】ハロゲン化銀乳剤および/またはその他の
写真構成層の硬膜処理は、常法に従って実施しうる。硬
化剤としては、例えばホルムアルデヒド、グルタルアル
デヒドのごときアルデヒド系化合物類、ジアセチル、シ
クロペンタンジオンのごときケトン化合物類、ビス(2
−クロロエチル尿素)、2−ヒドロキシ−4,6−ジク
ロロ−1,3,5−トリアジン、その他米国特許第3,
288,775号明細書、同第2,732,303号、
英国特許第974,723号明細書、同第1,167,
207号等に示されるような反応性ハロゲンを有する化
合物類、ジビニルスルホン、5−アセチル−1,3−ジ
アクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、
その他米国特許第3,635,718号明細書、同第3
,232,763号、同第3,490,911号、同第
3,642,486号、英国特許第994,869号明
細書等に示されているような反応性オレフィンを有する
化合物類、
【0021】N−ヒドロキシメチルフタルイミド、その
他米国特許第2,732,316号明細書、同第2,5
86,168号等に示されているようなN−メチロール
化合物、米国特許第3,103,437号明細書等にし
めされているようなイソシアナート類、米国特許第3,
017,280号明細書、同第2,983,611号等
に示されているようなアジリジン化合物類、米国特許第
2,725,294号明細書、同第2,725,295
号等に示されているような酸誘導体類、米国特許第3,
100,704号明細書等に示されているようなカルボ
ジイミド系化合物類、米国特許第3,091,537号
明細書等に示されているようなエポキシ化合物類、
【0
022】米国特許第3,321,313号明細書、同第
3,534,292号等に示されているようなイソオキ
サゾール系化合物類、ムコクロル酸のようなハロゲノカ
ルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサン、ジク
ロロジオキサン等のジオキサン誘導体、N−カルバモイ
ルピリジニウム塩類、ハロアミジニウム塩類、あるいは
また無機性硬膜剤としてクロム明バン、硫酸ジルコニウ
ム等がある。また上記化合物の代わりにプレカーサーの
形をとっているもの、例えばアルカリ金属ビサルファイ
トアルデヒド付加物、ヒダントインのメチロール誘導体
、第1級脂肪族ニトロアルコール等を使用してもよい。
【0023】ハロゲン化銀乳剤は通常水溶性銀塩(例え
ば硝酸銀)溶液と、水溶性ハロゲン塩(例えば臭化カリ
ウム)溶液とをゼラチンの如き水溶性高分子溶液の存在
下で混合して作製される。このハロゲン化銀としては塩
化銀、臭化銀のほかに混合ハロゲン化銀、例えば塩素化
、沃素化、塩沃臭化銀等を使用することができる。
【0024】上記ハロゲン化銀乳剤には感材の製造工程
、保存中、あるいは処理中の感度低下やカブリの発生を
防止するために種々の化合物を添加することができる。 それらの化合物は4−ヒドロキシ−6−メチル−1、3
、3a,7−テトラザインデン、3−メチル−ベンゾチ
アゾール、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール
を始め、多くの複素環化合物、含水銀化合物、メルカプ
ト化合物、金属塩類等極めて多くの化合物が古くから知
られている。
【0025】ハロゲン化銀乳剤は、また常法により化学
増感をすることができる。化学増感剤には、例えば塩化
金酸塩、三塩化金等の金化合物、白金、バラジウム、イ
リジウム、ロジウム、ルテニウムのような貴金属の塩類
、銀塩と反応して硫化銀を形成するイオウ化合物、第1
錫塩、アミン類、その他の還元性物質等があげられる。
【0026】ハロゲン化銀乳剤は必要に応じ、シアニン
、メロシアニン、カルボシアニン等のシアニン色素類の
単独、もしくはそれらの組み合わせての使用、またはそ
れらとスチリル染料等との組み合わせて使用することに
よって、分光増感や強色増感を行うことができる。
【0027】また非感光性写真構成層中に増白剤として
、例えばスチルベン、トリアジン、オキサゾール、およ
びクマリン系化合物を、また紫外線吸収剤として、例え
ばベンゾトリアゾール、チアゾリジン、桂皮酸エステル
系化合物を、更に光吸収剤として公知の種々の写真用フ
ィルター染料を含有してもよい。
【0028】本発明には必要に応じて滑り剤、もしくは
接着防止剤として、例えば米国特許第2,732,30
5号明細書、同第4,042,399号、同第3,12
1,060号および英国特許第1,466,304号明
細書に記載されているような脂肪酸のアミド、またはエ
ステル、およびポリエステルを、また英国特許第1,3
20,564号明細書、同第1,320,565号、米
国特許第3,121,060号明細書に記載されている
ような水不溶性物質、および米国特許第3,617,2
86号明細書に記載されているような界面活性物質を含
有することができる。また保護層にマット剤として適当
な粒径を有するシリカ、硫酸ストロンチウムバリウム等
の無機化合物、ポリメチルメタアクリレート、ポリスチ
レン等の有機ポリマー等を含有することができる。
【0029】更にハロゲン化銀乳剤層を始めとする写真
構成層へ、特に感材の最も外側に設けられた帯電防止層
へ、帯電防止剤として例えば米国特許第2,725,2
97号明細書、同第2,972,535号、同第2,9
72,536号、同第2,972,537号、同第2,
972,538号、同第3,033,679号、同第3
,072,484号、同第3,262,807号、同第
3,525,621号、同第3,615,531号、同
第3,630,743号、同第3,653,906号、
同第3,655,384号、同第3,655,386号
および英国特許第1,222,154号明細書、同第1
,235,075号に記載されているような親水性ポリ
マーを、また例えば米国特許第2,973,263号明
細書、同第2,976,148号に記載されているよう
な疎水性ポリマーを、例えば米国特許第2,584,3
62号明細書、同第2,591,590号に記載されて
いるようなビグアニド化合物を、
【0030】また例え
ば米国特許第2,639,234号明細書、同第2,6
49,372号、同第3,201,251号、同第3,
457,076号に記載されているようなスルホン酸型
アニオン化合物を、また例えば米国特許第3,317,
344号明細書、同第3,514,291号に記載され
ているような燐酸エステルと第4級アンモニウム塩類を
、また例えば米国特許第2,882,157号明細書、
同第2,982,651号、同第3,399,995号
、同第3,549,369号、同第3,564,043
号に記載されているようなカチオニック化合物を、また
例えば米国特許第3,625,695号明細書等に記載
されているようなノニオニック化合物を、また例えば米
国特許第3,736,268号明細書に記載されている
ような両性化合物を、また例えば米国特許第2,647
,836号明細書等に記載されているような錯化合物を
、また例えば米国特許第2,717,834号明細書、
同第3,655,387号等に記載されているような有
機塩類を含有することができる。
【0031】これらの化合物は黒白、カラーを問わずあ
らゆる種類の写真感光材料に適用できる。ハロゲン化銀
乳剤は、オルソ乳剤、パンクロ乳剤、赤外線用乳剤、X
線その他の不可視光記録用乳剤、カラー写真用乳剤、例
えば色形成カプラーを含有する乳剤、染料現像薬を含有
する乳剤、漂白されうる染料を含有する乳剤等の種々の
ハロゲン化銀写真乳剤を包含する。
【0032】カラー写真用乳剤には、2〜4当量の色形
成カプラーを含有していてもよい。例えばベンゾイルア
セトアニリド系、あるいはビバロイルアセトアニリド系
のような開鎖型ケトメチレン黄色形成カプラー、ピラゾ
ロン系、あるいはインダゾロン系のようなマゼンタ色形
成カプラー、フェノール系、あるいはナフトール系のよ
うなシアン形成カプラーが好ましく使用される。
【0033】また例えば特公昭48−18256号記載
の一般式〔1〕で示される黄色カプラー、特公昭48−
38416号記載のマゼンタカプラー、特開昭48−4
2732号記載のシアンカプラー、米国特許第2,42
8,054号明細書、同第2,449,966号、同第
2,455,170号、同第2,600,788号、同
第2,983,608号、同第3,148,062号等
に記載のカラードカプラー、米国特許第3,227,5
54号明細書記載の離脱抑制型カプラー等を使用するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】従来の技術では、現像処理前にはレジン
バック層に耐傷性を付与させることにより感材のバック
面に耐傷性を持たせているが、現像処理後はレジンバッ
ク層が除去されるため、感材のバック面の耐傷性が充分
ではない。そのため、本発明は、写真用支持体とレジン
バック層との間に、マット剤を含有する層を設けること
により、現像処理後の感材バック面に耐傷性を付与させ
るものである。以下に実施例をあげて、本発明をさらに
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。尚、実施例中の添加量「部」は重量部を表わ
す。
【0035】
【実施例】写真用支持体の一方の側に、下記に第1層用
塗布液にマット剤として表1に示す種類のものを表1に
示す量だけ塗布できるように含有させて乾燥膜厚が0.
03μになるように塗布した。 (第1層用塗布液)     アセチルセルロース(酢化度60.5%)  
                    2部   
 メチルエチルケトン               
                         
75部    メタノール             
                         
          15部    パラクロルフェノ
ール                       
                 5部    塩化
メチレン                     
                         
  5部    マット剤(表1に記載)
【0036】
【表1】
【0037】得られた層を第1層として、その上にレジ
ンバック層用の塗布液を乾燥膜厚が1.0μになるよう
に塗布した。 (レジンバック層用塗布液)     HPMCAP*1             
                         
        1部    CAHHP*2    
                         
                   2部    
アセトン                     
                         
    60部    メタノール         
                         
              40部    ジアセト
ンアルコール                   
                     2部  
  コロイドカーボン               
                         
1.2部  *1HPMCAPの組成       ヒドロキシプルピル          
                         
 4重量%      メチル基          
                         
         15重量%      アセチル基
                         
                   8重量%  
    フタリル基                
                         
 36重量%  *2CAHHPの組成       アセチル基              
                         
   23重量%      ヘキサヒドロフタリル基
                         
     36重量%
【0038】ついで、支持体の他
方の側に下塗層を設け、その上にハレーション防止層、
赤感乳剤層、ゼラチン中間層、緑感乳剤層、黄色フィル
ター層、青感乳剤層、保護層からなる映画用カラーネガ
乳剤を順次塗布した。赤感、および緑感乳剤はそれぞれ
沃素を6モル%含有する沃臭化銀乳剤を使用した。青感
乳剤は沃素を8モル%含有する沃臭化銀乳剤を使用した
。さらに、これを35ミリ巾に加工し、現像処理した。
【0039】このようにして得られた現像処理済み感材
1〜7はレジンバック層が溶出していた。得られた感材
のバック面を1,1,1−トリクロロエタン中に浸漬さ
せた状態で、セーム皮で10回擦った後、液より出して
、充分乾燥させた。そして、これをスクリーン上に10
0倍に拡大して映写して、傷の映り具合いを調べた。 評価は、擦り傷なし(○)、擦り傷ややあり(△)、擦
り傷あり(×)の3段階で行ったが、擦り傷あり(×)
の場合は実用上の問題となるレベルである。また、この
感材のバック面のR−d(μm)を表面粗さ測定機サー
フコム554A(株式会社東京精密製)による表面粗さ
チャート上の100個のマット剤についてその高さの平
均より求めた。表2にその結果を示す。
【0040】
【表2】
【0041】表2からわかる通り、マット剤を用いる本
発明の方法により著しく耐傷性が改良される。特に、マ
ット剤は膜面より凸起状に出ていることにより改良され
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  写真用支持体の一方の側に、少なくと
    も一層のハロゲン化銀乳剤層を有し、他方の側にマット
    剤を含有する第1層を介して、レジンバック層を有し、
    マット剤が第1層の膜面より突起していることを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】  第1層の膜面より突起した高さの平均
    値が0.1〜10μmであり、かつマット剤の含有量が
    1〜100mg/m2であることを特徴とする請求項1
    記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  3. 【請求項3】  マット剤がメタクリル酸エステル樹脂
    またはポリアクリロニトリルである請求項2記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料。
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