JPH04258523A - 動圧軸受 - Google Patents
動圧軸受Info
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- JPH04258523A JPH04258523A JP1743791A JP1743791A JPH04258523A JP H04258523 A JPH04258523 A JP H04258523A JP 1743791 A JP1743791 A JP 1743791A JP 1743791 A JP1743791 A JP 1743791A JP H04258523 A JPH04258523 A JP H04258523A
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- shaped groove
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- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims abstract description 42
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器,音響機器等
に用いられる動圧軸受の改良に関する。
に用いられる動圧軸受の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば磁気ディスク,光ディスク
,レーザビームプリンタ用スキャナなどの動圧軸受にあ
っては、一方の軸受部材である軸が他方の軸受部材であ
るスリーブに嵌合して軸の一方の軸受面とスリーブの他
方の軸受面とが対向しており、この対向する軸受面の少
なくとも一方に、ヘリングボーン状の溝が設けられてい
る。
,レーザビームプリンタ用スキャナなどの動圧軸受にあ
っては、一方の軸受部材である軸が他方の軸受部材であ
るスリーブに嵌合して軸の一方の軸受面とスリーブの他
方の軸受面とが対向しており、この対向する軸受面の少
なくとも一方に、ヘリングボーン状の溝が設けられてい
る。
【0003】図5に示すものは、軸20の外周面に設け
た一方の軸受面であるラジアル受面にく字形のヘリング
ボーン状の溝1をランド部4を介して並設するとともに
、各ヘリングボーン状の溝1の両端部を周溝2で連結し
たものである。
た一方の軸受面であるラジアル受面にく字形のヘリング
ボーン状の溝1をランド部4を介して並設するとともに
、各ヘリングボーン状の溝1の両端部を周溝2で連結し
たものである。
【0004】軸20が嵌合する図外のスリーブとの間の
ラジアル軸受すきまに保持される微少量の潤滑剤に、ヘ
リングボーン状の溝1のポンピング作用で形成される圧
力分布は、図6に示すように、く字状の溝の頂部の折曲
点Pにおいて最大値Pmax となる。この圧力分布は
周溝2の有無には無関係である。すなわち周溝2は、ヘ
リングボーン状の溝1の間のランド部4に流れでた潤滑
剤がラジアル軸受すきまから外部に流出するのを防止す
るにすぎない。
ラジアル軸受すきまに保持される微少量の潤滑剤に、ヘ
リングボーン状の溝1のポンピング作用で形成される圧
力分布は、図6に示すように、く字状の溝の頂部の折曲
点Pにおいて最大値Pmax となる。この圧力分布は
周溝2の有無には無関係である。すなわち周溝2は、ヘ
リングボーン状の溝1の間のランド部4に流れでた潤滑
剤がラジアル軸受すきまから外部に流出するのを防止す
るにすぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の動圧軸受に
あっては、軸受すきま内の潤滑剤の圧力がヘリングボー
ン状の溝1の頂部の折曲点Pで最大であり、溝の両端に
近づくにつれて小さくなる。そのため、軸20への外力
がヘリングボーン状の溝1の端部付近に負荷された場合
には、その負荷に対抗して軸20を支えるきることがで
きずに軸20が傾くという問題点があった。
あっては、軸受すきま内の潤滑剤の圧力がヘリングボー
ン状の溝1の頂部の折曲点Pで最大であり、溝の両端に
近づくにつれて小さくなる。そのため、軸20への外力
がヘリングボーン状の溝1の端部付近に負荷された場合
には、その負荷に対抗して軸20を支えるきることがで
きずに軸20が傾くという問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決して、
外力が負荷されても軸受部材が傾きにくいヘリングボー
ン状の溝を備えた動圧軸受を提供することをその目的と
している。
外力が負荷されても軸受部材が傾きにくいヘリングボー
ン状の溝を備えた動圧軸受を提供することをその目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の軸受部
材に設けた一方の軸受面と他方の軸受部材に設けた他方
の軸受面とが対向し、前記一方の軸受面と他方の軸受面
との少なくとも一方にヘリングボーン状の溝を設けた動
圧軸受において、ヘリングボーン状の溝の両端部から潤
滑剤溜り用の溝が円周方向にそれぞれ突出し、その潤滑
剤溜り用の溝と隣のヘリングボーン状の溝との間にはラ
ンド部があることを特徴とする。
材に設けた一方の軸受面と他方の軸受部材に設けた他方
の軸受面とが対向し、前記一方の軸受面と他方の軸受面
との少なくとも一方にヘリングボーン状の溝を設けた動
圧軸受において、ヘリングボーン状の溝の両端部から潤
滑剤溜り用の溝が円周方向にそれぞれ突出し、その潤滑
剤溜り用の溝と隣のヘリングボーン状の溝との間にはラ
ンド部があることを特徴とする。
【0008】
【作用】ヘリングボーン状の溝の両端部から突出した潤
滑剤溜り用の溝が圧力溜りとして機能する。そのために
、軸受すきまの潤滑剤の圧力は、ヘリングボーン状の溝
の頂部とその両側の両端部とで高くなるという圧力分布
が得られる。
滑剤溜り用の溝が圧力溜りとして機能する。そのために
、軸受すきまの潤滑剤の圧力は、ヘリングボーン状の溝
の頂部とその両側の両端部とで高くなるという圧力分布
が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の動圧軸受をレーザビームプリン
タ用スキャナの光偏向鏡の回転軸受部に適用した縦断面
図である。取付台10に、一方の軸受部材として配設し
た軸20の一方の軸端部が圧入等の手段で固定されてい
る。この軸20に、他方の軸受部材として配設したスリ
ーブ11が回転可能に嵌挿され、スリーブ11の上端部
に嵌着されたスラスト受12の下端面(他方の軸受面で
あるスラスト軸受面)13が軸20の上端面(一方の軸
受面であるスラスト受面)20aと平面で対向している
。上記スラスト軸受面13には、ヘリングボーン状の溝
14が形成されて動圧スラスト軸受を構成している。
する。図1は、本発明の動圧軸受をレーザビームプリン
タ用スキャナの光偏向鏡の回転軸受部に適用した縦断面
図である。取付台10に、一方の軸受部材として配設し
た軸20の一方の軸端部が圧入等の手段で固定されてい
る。この軸20に、他方の軸受部材として配設したスリ
ーブ11が回転可能に嵌挿され、スリーブ11の上端部
に嵌着されたスラスト受12の下端面(他方の軸受面で
あるスラスト軸受面)13が軸20の上端面(一方の軸
受面であるスラスト受面)20aと平面で対向している
。上記スラスト軸受面13には、ヘリングボーン状の溝
14が形成されて動圧スラスト軸受を構成している。
【0010】軸20の外周面には、軸方向に間隔をおい
て二カ所に、一方の軸受面として円筒状のラジアル受面
21が設けられ、このラジアル受面21にヘリングボー
ン状の溝1が設けられている。このラジアル受面21は
、スリーブ11の内径面に他方の軸受面として設けた円
筒状のラジアル軸受面22と軸受すきまを隔てて対向し
ており、動圧ラジアル軸受を構成している。
て二カ所に、一方の軸受面として円筒状のラジアル受面
21が設けられ、このラジアル受面21にヘリングボー
ン状の溝1が設けられている。このラジアル受面21は
、スリーブ11の内径面に他方の軸受面として設けた円
筒状のラジアル軸受面22と軸受すきまを隔てて対向し
ており、動圧ラジアル軸受を構成している。
【0011】図2は、この軸20のラジアル受面21に
形成されたヘリングボーン状の溝1の詳細を示す図であ
る。すなわち、く字形の溝1とランド部4とが交互に並
設されていて、そのく字形の各溝1の両端部からは、潤
滑剤溜り用の溝5が円周方向にそれぞれ突出している。 その潤滑剤溜り用の溝5の先端と隣のヘリングボーン状
の溝1との間には狭い間隔のランド部6がある。
形成されたヘリングボーン状の溝1の詳細を示す図であ
る。すなわち、く字形の溝1とランド部4とが交互に並
設されていて、そのく字形の各溝1の両端部からは、潤
滑剤溜り用の溝5が円周方向にそれぞれ突出している。 その潤滑剤溜り用の溝5の先端と隣のヘリングボーン状
の溝1との間には狭い間隔のランド部6がある。
【0012】スリーブ11の内径面には、スラスト軸受
面13の近傍の位置と、二カ所のヘリングボーン状の溝
1の間の位置との二カ所に、ラジアル軸受面22より大
径の逃げ部15,16が設けてある。上位の逃げ部15
にはスリーブ11のフランジ17の下面の凹部18に通
じる空気抜き孔23が、下位の逃げ部16には取付台1
0中央部上面の凹部10aに通じる空気抜き孔23が、
それぞれに設けられている。これらの空気抜き孔23は
、温度変化があってもスリーブ11の内外の気圧を同一
にして、ラジアル軸受すきま内の潤滑剤の外部への洩れ
を防止するためのものである。
面13の近傍の位置と、二カ所のヘリングボーン状の溝
1の間の位置との二カ所に、ラジアル軸受面22より大
径の逃げ部15,16が設けてある。上位の逃げ部15
にはスリーブ11のフランジ17の下面の凹部18に通
じる空気抜き孔23が、下位の逃げ部16には取付台1
0中央部上面の凹部10aに通じる空気抜き孔23が、
それぞれに設けられている。これらの空気抜き孔23は
、温度変化があってもスリーブ11の内外の気圧を同一
にして、ラジアル軸受すきま内の潤滑剤の外部への洩れ
を防止するためのものである。
【0013】上記のラジアル軸受面22とラジアル受面
21との間の軸受すきま、スラスト軸受面13とスラス
ト受面20aとの間の軸受すきま、及び逃げ部15,1
6と軸20との間の半径方向すきまには、それぞれ油,
グリース,空気等の潤滑剤が保持されている。
21との間の軸受すきま、スラスト軸受面13とスラス
ト受面20aとの間の軸受すきま、及び逃げ部15,1
6と軸20との間の半径方向すきまには、それぞれ油,
グリース,空気等の潤滑剤が保持されている。
【0014】スリーブ11のフランジ17の上面には、
スリーブ11に嵌合された多面鏡24とバランスリング
25とが図外のボルトで固定されている。また、同フラ
ンジ17の下段には、ヨーク30を介して円環状のロー
タマグネット31が固定されれている。一方、取付台1
0には、前記ロータマグネット31と軸方向に対向する
円環状のステータコイル32が取り付けられており、こ
れらのロータマグネット31とステータコイル32とで
、上記動圧軸受装置の駆動用モータ機構を構成している
。
スリーブ11に嵌合された多面鏡24とバランスリング
25とが図外のボルトで固定されている。また、同フラ
ンジ17の下段には、ヨーク30を介して円環状のロー
タマグネット31が固定されれている。一方、取付台1
0には、前記ロータマグネット31と軸方向に対向する
円環状のステータコイル32が取り付けられており、こ
れらのロータマグネット31とステータコイル32とで
、上記動圧軸受装置の駆動用モータ機構を構成している
。
【0015】上記構成の装置は、取付台10に取り付け
たハウジング33で密閉された状態で組付けられていて
、使用時にはモータを駆動してスリーブ11を回転させ
、外部の光源からハウジング33に設けてある透過窓3
4を介して外部の光源から入射したレーザ光を、多面鏡
24により反射させ、その反射レーザ光が透過窓34を
透過して図外の感光ドラム上に照射されるようになって
いる。
たハウジング33で密閉された状態で組付けられていて
、使用時にはモータを駆動してスリーブ11を回転させ
、外部の光源からハウジング33に設けてある透過窓3
4を介して外部の光源から入射したレーザ光を、多面鏡
24により反射させ、その反射レーザ光が透過窓34を
透過して図外の感光ドラム上に照射されるようになって
いる。
【0016】上記のように構成された動圧軸受において
、いま、スリーブ11が回転すると、ラジアル軸受のヘ
リングボーン状の溝1のポンピング作用によってラジア
ル軸受すきまの潤滑剤は、図2に示すようにヘリングボ
ーン状の溝1の頂部の折曲点Pへ流入する。同時にまた
、溝の両端部から突出した潤滑剤溜り用の溝5へも流入
する。こうしてラジアル軸受すきま内の潤滑剤の圧力が
高くなり、スリーブ11は軸20のラジアル受面21に
非接触で半径方向に支持される。溝の頂部の折曲点Pに
充満した潤滑剤は、ランド部4のラジアル軸受すきまを
通って溝の両端部に移行して循環する。その際、潤滑剤
溜り用の溝5が、潤滑剤の軸受外部への流出を抑制する
。のみならず、潤滑剤溜り用の溝5はスリーブ11の回
転方向に流れて充満した潤滑剤の圧力を高くする。その
ために、ラジアル軸受すきまの潤滑剤の圧力は、ヘリン
グボーン状の溝の頂部とその両側部とで高くなるという
圧力分布が得られる。
、いま、スリーブ11が回転すると、ラジアル軸受のヘ
リングボーン状の溝1のポンピング作用によってラジア
ル軸受すきまの潤滑剤は、図2に示すようにヘリングボ
ーン状の溝1の頂部の折曲点Pへ流入する。同時にまた
、溝の両端部から突出した潤滑剤溜り用の溝5へも流入
する。こうしてラジアル軸受すきま内の潤滑剤の圧力が
高くなり、スリーブ11は軸20のラジアル受面21に
非接触で半径方向に支持される。溝の頂部の折曲点Pに
充満した潤滑剤は、ランド部4のラジアル軸受すきまを
通って溝の両端部に移行して循環する。その際、潤滑剤
溜り用の溝5が、潤滑剤の軸受外部への流出を抑制する
。のみならず、潤滑剤溜り用の溝5はスリーブ11の回
転方向に流れて充満した潤滑剤の圧力を高くする。その
ために、ラジアル軸受すきまの潤滑剤の圧力は、ヘリン
グボーン状の溝の頂部とその両側部とで高くなるという
圧力分布が得られる。
【0017】図3は、こうして形成されるラジアル軸受
すきま内の潤滑剤の圧力分布を示したものである。図3
から明らかなように、ヘリングボーン状の溝1の頂部の
折曲点Pにおいて圧力は最大値Pmax を示すととも
に、その両側の潤滑剤溜り用の溝5の位置においても、
一段高い圧力P5 が軸方向に長さL(潤滑剤溜り用の
溝5の溝幅相当分)だけ維持される。したがって、例え
ばバランスリング25の調整が十分でなく、スリーブ1
1が軸20に対して傾こうとした場合など、外力がラジ
アル受面21のヘリングボーン状の溝1の軸方向端部付
近に負荷されるが、潤滑剤溜り用の溝5の圧力P5 が
その負荷に対抗してスリーブ11を支えることができ、
スリーブ11の傾斜が抑制される。
すきま内の潤滑剤の圧力分布を示したものである。図3
から明らかなように、ヘリングボーン状の溝1の頂部の
折曲点Pにおいて圧力は最大値Pmax を示すととも
に、その両側の潤滑剤溜り用の溝5の位置においても、
一段高い圧力P5 が軸方向に長さL(潤滑剤溜り用の
溝5の溝幅相当分)だけ維持される。したがって、例え
ばバランスリング25の調整が十分でなく、スリーブ1
1が軸20に対して傾こうとした場合など、外力がラジ
アル受面21のヘリングボーン状の溝1の軸方向端部付
近に負荷されるが、潤滑剤溜り用の溝5の圧力P5 が
その負荷に対抗してスリーブ11を支えることができ、
スリーブ11の傾斜が抑制される。
【0018】図4に上記スラスト軸受面13に設けられ
た動圧発生用の溝14を示す。このスラスト軸受用のヘ
リングボーン状の溝14は、く字形のヘリングボーン状
の溝14の両端部近傍から、潤滑剤溜り用の溝35.3
5が円周方向にそれぞれ突出している。その潤滑剤溜り
用の溝35,35の先端と隣のヘリングボーン状の溝1
4との間にはランド部36がある。この場合のスラスト
軸受すきまにおける潤滑剤の圧力分布も、図3に示した
ものとほぼ同様である。すなわち、ヘリングボーン状の
溝14の頂部の折曲点Pにおいて圧力は最大値を示すと
ともに、その両側の潤滑剤溜り用の溝35の位置におい
ても、圧力が径方向に一段高く維持される。したがって
、スリーブ11が軸20に対して傾こうとした場合、ス
ラスト軸受面13のヘリングボーン状の溝14の径方向
端部付近に外力が負荷されるが、潤滑剤溜り用の溝35
の圧力がその負荷に対抗してスリーブ11を支え、その
傾斜を抑制する。
た動圧発生用の溝14を示す。このスラスト軸受用のヘ
リングボーン状の溝14は、く字形のヘリングボーン状
の溝14の両端部近傍から、潤滑剤溜り用の溝35.3
5が円周方向にそれぞれ突出している。その潤滑剤溜り
用の溝35,35の先端と隣のヘリングボーン状の溝1
4との間にはランド部36がある。この場合のスラスト
軸受すきまにおける潤滑剤の圧力分布も、図3に示した
ものとほぼ同様である。すなわち、ヘリングボーン状の
溝14の頂部の折曲点Pにおいて圧力は最大値を示すと
ともに、その両側の潤滑剤溜り用の溝35の位置におい
ても、圧力が径方向に一段高く維持される。したがって
、スリーブ11が軸20に対して傾こうとした場合、ス
ラスト軸受面13のヘリングボーン状の溝14の径方向
端部付近に外力が負荷されるが、潤滑剤溜り用の溝35
の圧力がその負荷に対抗してスリーブ11を支え、その
傾斜を抑制する。
【0019】なお、上記実施例ではラジアル軸受用のヘ
リングボーン状の溝1はラジアル受面21に設け、スラ
スト軸受用のヘリングボーン状の溝14はスラスト軸受
面13に設けたものを説明したが、これに限らず、ヘリ
ングボーン状の溝1はラジアル受面21に対向したラジ
アル軸受面22の方に設けても良く、またはラジアル受
面21とラジアル軸受面22との双方に設けても良い。 同様に、ヘリングボーン状の溝14はスラスト軸受面1
3に対向したスラスト受面20aの方に設けても良く、
またはスラスト軸受面13とスラスト受面20aとの双
方に設けても良い。
リングボーン状の溝1はラジアル受面21に設け、スラ
スト軸受用のヘリングボーン状の溝14はスラスト軸受
面13に設けたものを説明したが、これに限らず、ヘリ
ングボーン状の溝1はラジアル受面21に対向したラジ
アル軸受面22の方に設けても良く、またはラジアル受
面21とラジアル軸受面22との双方に設けても良い。 同様に、ヘリングボーン状の溝14はスラスト軸受面1
3に対向したスラスト受面20aの方に設けても良く、
またはスラスト軸受面13とスラスト受面20aとの双
方に設けても良い。
【0020】また、上記実施例ではスリーブ回転とした
が、軸回転であっても良い。また、ヘリングボーン状の
溝1,14はく字状ではなくて、ハ字状,へ字状等でも
良い。
が、軸回転であっても良い。また、ヘリングボーン状の
溝1,14はく字状ではなくて、ハ字状,へ字状等でも
良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の動圧軸受は
、ヘリングボーン状の溝の両端部から潤滑剤溜り用の溝
が円周方向にそれぞれ突出し、その潤滑剤溜り用の溝と
隣のヘリングボーン状の溝との間にはランド部があるも
のとした。そのため、軸受すきまの潤滑剤の圧力は、ヘ
リングボーン状の溝の頂部とその両側部とで高くなると
いう圧力分布が得られて、その結果、傾きの外力が負荷
されても軸受部材は傾きにくい安定した動圧軸受が提供
できる。
、ヘリングボーン状の溝の両端部から潤滑剤溜り用の溝
が円周方向にそれぞれ突出し、その潤滑剤溜り用の溝と
隣のヘリングボーン状の溝との間にはランド部があるも
のとした。そのため、軸受すきまの潤滑剤の圧力は、ヘ
リングボーン状の溝の頂部とその両側部とで高くなると
いう圧力分布が得られて、その結果、傾きの外力が負荷
されても軸受部材は傾きにくい安定した動圧軸受が提供
できる。
【図1】本発明の動圧軸受を使用した光偏光鏡の一実施
例の縦断面図である。
例の縦断面図である。
【図2】本発明のヘリングボーン状の溝をラジアル受面
に形成した軸の要部側面図である。
に形成した軸の要部側面図である。
【図3】図2のヘリングボーン状の溝による潤滑剤の圧
力分布線図である。
力分布線図である。
【図4】本発明のヘリングボーン状の溝を形成したスラ
スト軸受面の平面図である。
スト軸受面の平面図である。
【図5】従来の動圧軸受のヘリングボーン状の溝をラジ
アル受面に形成した軸の要部側面図である。
アル受面に形成した軸の要部側面図である。
【図6】図5のヘリングボーン状の溝による潤滑剤の圧
力分布線図である。
力分布線図である。
1 ヘリングボーン状の溝(ラジア
ル軸受用)4 ランド部 5,35 潤滑剤溜り用の溝 11 スリーブ 13 スラスト軸受面14
ヘリングボーン状の溝(スラスト軸受用) 20 軸 20a スラスト受面
ル軸受用)4 ランド部 5,35 潤滑剤溜り用の溝 11 スリーブ 13 スラスト軸受面14
ヘリングボーン状の溝(スラスト軸受用) 20 軸 20a スラスト受面
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の軸受部材に設けた一方の軸受面
と他方の軸受部材に設けた他方の軸受面とが対向し、前
記一方の軸受面と他方の軸受面との少なくとも一方にヘ
リングボーン状の溝を設けた動圧軸受において、前記ヘ
リングボーン状の溝の両端部から潤滑剤溜り用の溝が円
周方向にそれぞれ突出し、該潤滑剤溜り用の溝と隣のヘ
リングボーン状の溝との間にはランド部があることを特
徴とする動圧軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1743791A JPH04258523A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 動圧軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1743791A JPH04258523A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 動圧軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04258523A true JPH04258523A (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=11944006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1743791A Pending JPH04258523A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 動圧軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04258523A (ja) |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP1743791A patent/JPH04258523A/ja active Pending
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