JPH04256730A - Mr装置 - Google Patents

Mr装置

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JPH04256730A
JPH04256730A JP3015623A JP1562391A JPH04256730A JP H04256730 A JPH04256730 A JP H04256730A JP 3015623 A JP3015623 A JP 3015623A JP 1562391 A JP1562391 A JP 1562391A JP H04256730 A JPH04256730 A JP H04256730A
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flip angle
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Yutaka Tokunaga
裕 徳永
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MR画像撮影時に、特
定領域から発生するエコー信号によるアーチファクトを
抑止するために印加するプリパルスのフリップ角を最適
化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MRI装置(磁気共鳴イメージン
グ装置)による断層像の撮影では、アーチファクト(為
像)の発生を抑止しようという技術がさかんに開発され
ている。
【0003】そこで従来より、折り返しや体動アーチフ
ァクトの発生源となる領域からのエコー信号を抑止する
ために局所飽和励起法が多く用いられている。局所飽和
励起法は、図6に示すように、エコー信号を抑止したい
領域(以下、サチュレーション領域という。)にプリパ
ルス1(一般に90度)を印加して励起させ、その直後
に強い傾斜磁場(スポイラ)2を印加して、この領域を
飽和状態とさせる。従って、RFパルス3を印加しても
このサチュレーション領域からはエコー信号は発生しな
いので、このエコー信号によるアーチファクトを抑止す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の局所飽和励起法では、プリパルス1のフリッ
プ角が90度と固定されているために、プリパルス1を
印加してから90度のRFパルス3を印加するまでの間
に、縦緩和が起こり縦磁化が発生することがある。この
ため、プリパルス1を印加したサチュレーション領域か
ら多少のエコー信号が発生することがあり、アーチファ
クトを完全に抑止することができないという問題点があ
った。
【0005】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、サ
チュレーション領域から発生するエコー信号を可能な限
り抑止し得るプリパルスの印加方式を提供することにあ
る。 [発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、励起パルスを印加する前に、特定領域にプ
リパルスを印加して磁気的に飽和させ、該特定領域から
のエコー信号を抑止してMR画像を撮影するMR装置の
プリパルス印加方式において当該MR画像撮影時のパル
スシーケンスにおける各シーケンスパラメータと、エコ
ー信号との関係式を求めた後、該関係式を元にエコー信
号が最小となるフリップ角αを求め、このフリップ角α
でプリバルスを印加することが特徴である。
【0007】
【作用】上述の如く構成すれば、予め各シーケンスパラ
メータと、エコー信号との関係式が求められる。そして
、この関係式に、撮影条件に応じたシーケンスパラメー
タを代入し、該関係式をプリパルスのフリップ角αのみ
の関数とする。
【0008】その後、微分演算を実施して、信号値を最
小とするフリップ角αを求め、このフリップ角αでプリ
パルスを印加する。その結果、特定領域(サチュレーシ
ョン領域)から発生するエコー信号は極めて小さくなり
、これに起因して発生するアーチファクトを防止するこ
とができるようになる。
【0009】
【実施例】図1は本発明方法が適用されるMRI装置の
ハードウェア構成を示すブロック図である。
【0010】同図において、磁石装置4は、この内部に
一定強度の主磁場を形成する静磁場コイル5と、スライ
ス方向,エンコード方向,及びリード方向に傾斜磁場を
形成する傾斜磁場コイル6と、被検体の原子核のスピン
を励起するためのRFパルス(プリパルスも含む)を与
える励起コイル8と、被検体内からのエコー信号を受信
する検出コイル7を備えている。静磁場制御回路19は
、静磁場コイル5が発生する静磁場強度を制御する。
【0011】システムコントローラ11は、所定のパル
スシーケンスで被検体にRFパルス,及び傾斜磁場が印
加されるように、傾斜磁場制御回路12,高周波発振器
13,及びゲート回路14にタイミング信号を出力する
ものである。傾斜磁場制御回路12は、システムコント
ローラ11から与えられるタイミングで、スライス方向
,エンコード方向,及びリード方向の傾斜磁場を制御す
る。
【0012】高周波発振器13とゲート回路14は、シ
ステムコントローラ11から与えられるタイミング信号
で動作するものであり、発振器13から出力された高周
波信号はゲート回路14で変調され、高周波パルスが生
成される。電力増幅器15は、ゲート回路14で生成さ
れた高周波パルスを増幅し、これをRFパルスとして励
起コイル8に供給する。
【0013】プリアンプ18は、検出コイル7で受信さ
れたエコー信号を増幅するものであり、位相検波回路1
7は増幅されたエコー信号を位相検波するものであり、
波形メモリ16はこの位相検波出力を記憶するものであ
る。コンピュータ9は、波形メモリ16の記憶内容を取
込んでMR画像を作成し、これをディスプレイ10に表
示するものである。フリップ角演算部20は、本発明の
主要部をなすものであり、後述する演算を実施してプリ
パルスのフリップ角αを求めるものである。次に、本実
施例の作用について説明する。
【0014】エコー信号を抑止しようとする領域(以下
、サチュレーション領域という)から発生するエコー信
号Iは、プリパルスを印加してから90度パルスを印加
するまでの時間τと、エコー時間TE と、繰り返し時
間TR と、被検体の縦緩和時間T1 と、同横緩和時
間T2 と、マルチスライスの撮影枚数n,及びプリパ
ルスのフリップ角αに依存して変化する。即ち、次に示
す数1として表わすことができる。 [数1] I=I(τ,TR ,TE ,T1 ,T2 ,n,α
【0015】数1において、τ,TR ,TE ,T
1 ,T2 ,nは撮影条件によって既知であるので、
結局、信号値Iはプリパルスのフリップ角αにのみ依存
することになる。即ち、信号値Iを最小にするフリップ
角αを求め、このフリップ角αでプリパルスを印加すれ
ば、サチュレーション領域から発生するエコー信号が最
小となり、このエコー信号に起因するアーチファクトを
防止することができる。以下、数1を具体的な式として
求める手順を説明する。いま、サチュレーション領域の
縦磁化をMZ ,横磁化をMX とすると、ブロッホの
式より次の数2、及び数3が与えられる。
【0016】
【数2】
【0017】
【数3】
【0018】また、マルチスライスによる撮影枚数がn
枚であるときには、サチュレーション領域にはn回のプ
リパルスα1〜αnが印加されるので、励起パルスのパ
ルスシーケンスは図2の如くとなり、α1→(π/2)
→π→α2→…→αnの順で励起パルスが印加されるこ
とになる。
【0019】ここで、プリパルスα1印加直前の縦磁化
をMZ (0−)とすると、この縦磁化MZ (0−)
はプリパルスα1が印加された後、時間τだけ縦緩和し
、90度のRFパルスが印加されるので、横磁化MX 
となる。そして、エコー時間TE だけ横緩和した時点
での横磁化MX ( τ +TE )は、数2,数3に
示したブロッホの式を物理的境界条件のもとに解くと、
次の数4に示す如くとなる。
【0020】
【数4】
【0021】そして、90度パルス印加直前には、サチ
ュレーション効果により、横磁化MX はほぼ零であり
、90度パルス印加直後には縦磁化MZ が零となる。 その後、時間(TE /2)が経過して、180度パル
スが印加されて符号が反転する。そして、2回目のプリ
パルスα2印加直後の縦磁化MZ ( TR /n)+
 は、次の数5で示される。
【0022】
【数5】
【0023】その後、α3,α4,…,αnと、時間(
TR /n)毎に順次プリパルスが印加される。ここで
、i番目のプリパルスαi印加直後の縦磁化と、(i+
1)番目のプリパルスα(i+1)印加直後の縦磁化と
の関係式は次の数6に示す如くである。
【0024】
【数6】 ここで、次の数7を定義すると、数8が得られる。 [数7] MZ (iTR /n)+ =Mi(iはn以下の自然
数)
【0025】
【数8】 また、次の数9を定義すると数10が得られる。 [数9] [数10](Mi+1 −K)=λ(Mi −K)そし
て、数10を反復して次数を降していれば数11に示す
如くとなる。 [数11]
【0026】そして、数4に示したプリパルスα1印加
直前の縦磁化の大きさMは、数11においてi=nに相
当するから、縦磁化の大きさMは次の数12で与えられ
る。 [数12]M=Mn =λn−1 (M1 −K)+K
ただし、数12においてM1 は前記数5から既知であ
る。そして、数12を数4に代入して、M0 を略すと
次の数13によってサチュレーション領域からの信号値
Iが求められる。
【0027】
【数13】 即ち、数13が前述した数1の具体的な演算式である。 以下、数13を基にフリップ角αを求める手順を図3に
示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0028】まず、数1に示した理論式に撮影条件に応
じた繰り返し時間TR ,エコー時間TE ,スライス
枚数n,及びプリパルス印加から90度のRFパルス印
加までの時間τを入力する(ステップST1)。次いで
、抑止領域の縦緩和時間T1 を入力する(ステップS
T2)。このとき、信号値Iはフリップ角αのみの関数
となるので、この信号値I(α)をαで微分する(この
とき、横緩和時間T2 は式から消えるので、数値を代
入する必要はない。)そして、次の数14が成立する実
数αが存在するか否かを判定する。 [数14]
【0029】つまり、数14によって信号値I(α)が
極小となるフリップ角αを求めているのである。そして
、数14が成立する実数αが存在する場合には(ステッ
プST3でYES)、このαが極小値であるとともに最
小値でもあるので、このαをフリップ角とする(ステッ
プST4)。
【0030】一方数14が成立する実数αが存在しない
ときには(ステップST3でNO)、信号値I(α)は
単調減少であるので、αが180度のときIは最小とな
る。従って、フリップ角を180度に設定する(ステッ
プST5)。こうして、最適なフリップ角が求められる
のである。
【0031】プリパルスのフリップ角αと信号値Iとの
関係を示す特性図を図4,図5に示す。図4はプリパル
スを印加してから90度パルスを印加するまでの時間τ
を16[ms]としており、図5は時間τを25[ms
]としたときの例である。そして、各図実線は実験値を
示し、点線は前述した理論式で求めた数値を示している
。図4,図5から最適なプリパルスのフリップ角は10
0〜140度程度であることがわかる。
【0032】このようにして、本実施例では、サチュレ
ーション領域からの信号値Iとプリパルスフリップ角α
との関係式から、信号値Iを最小にするフリップ角を求
め、この角度でプリパルスを印加している。従って、サ
チュレーション領域から発生するエコー信号を最大限に
抑止することができ、これに起因して発生するアーチフ
ァクトを除去することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、サチ
ュレーション領域に印加するプリパルスのフリップ角と
、信号値との関係式を求め、信号値を最小とするフリッ
プ角でプリパルスを印加している。従って、サチュレー
ション領域から発生するエコー信号を最大限に抑止する
ことができ、これに起因して発生するアーチファクトを
防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法が適用されるMRI装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明方法による励起パルスのパルスシーケン
スを示す図である。
【図3】フリップ角の演算手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】プリパルスのフリップ角と信号値との関係を示
す特性図である。(τ=16ms)
【図5】プリパルスのフリップ角と信号値との関係を示
す特性図である。(τ=25ms)
【図6】従来におけるパルスシーケンスを示す図である
【符号の説明】
1  プリパルス 2  スポイラ 3  90度パルス 8  励起コイル 11  システムコントローラ 20  フリップ角演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  励起パルスを印加する前に、特定領域
    にプリパルスを印加して磁気的に飽和させ、該特定領域
    からのエコー信号を抑止してMR画像を撮影するMR装
    置のプリパルス印加方式において、当該MR画像撮影時
    のパルスシーケンスにおける各シーケンスパラメータと
    、エコー信号との関係式を求めた後、該関係式を基にエ
    コー信号が最小となるフリップ角αを求め、このフリッ
    プ角αでプリパルスを印加することを特徴とするMR装
    置のプリパルス印加方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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