JPH0425632Y2 - - Google Patents

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JPH0425632Y2
JPH0425632Y2 JP5148587U JP5148587U JPH0425632Y2 JP H0425632 Y2 JPH0425632 Y2 JP H0425632Y2 JP 5148587 U JP5148587 U JP 5148587U JP 5148587 U JP5148587 U JP 5148587U JP H0425632 Y2 JPH0425632 Y2 JP H0425632Y2
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JP
Japan
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capsule
pocket
ptp
exhaust
nozzle
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JP5148587U
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JPS63157636U (ja
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、医薬などの包装のため繁用されてい
るPTP(プレス・スル−・パツケイジング)装置
に関し、とりわけPTP装置に付設される収容カ
プセルの欠陥検出装置に係る。
カプセルには、その肉厚のもともと薄い部分に
スポツト的な孔が生ずることがあり、またカプセ
ルをPTPシ−トのポケツトに収容する際には、
カプセル自体のひび、割れ、欠け、カプセル・ロ
ツクの緩みなどの原因でカプセル内の粉末が外部
に漏れて、カプセル外面やポケツト内面に付着す
ることがある。
このような状態のまま包装されれば、製品は容
量不足となり、とりわけ医薬品では、品質上許す
ことのできない欠陥品となる。また外観上からも
商品価値を著しく損なうもので、発生時点でただ
ちに検出・排除しなければならない。
〔従来の技術〕
これまで、ポケツトに収容された状態のカプセ
ルの欠陥検出は、高周波螢光灯を被検対象物に当
て、透過光をCCDイメ−ジ・カメラでとらえた
像の陰影部を画素数で判別したり(透過式)、被
検対象物からの反射光の色別を画素数で判別する
(反射式)方法が採用されてきた。
〔考案が解決しようとしている問題点〕
しかしこれらの方法は、カプセルの断面積が変
化する程の破損や、カプセルの色と粉末の色との
間に差がある場合は判別が容易であるが、微少な
カプセルの割れや、成形ポケツト底面に位置する
局部的なカプセル破損を検出することが出来ず、
また、カプセルと同色の粉末や、微少な粉末の漏
れを検出出来ないという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、これらの問題点を解決するために提
案されたもので、本来カプセル内にのみ存在すべ
きである粉末粒子がカプセルの欠陥によつてカプ
セル外に出ている場合、その粒子個数を計数して
正常品と不良品とを判別するものである。すなわ
ち本考案によれば、そのカプセル収容用ポケツト
にカプセルを収容した状態で水平方向に搬送され
ているPTPシ−トの真上に近接して配置され、
該カプセル収容用ポケツト1並列の水平投影面よ
り充分広い包囲域を有する排気フ−ドと、その先
端が該排気フ−ド包囲域に搬送されてくるカプセ
ルに近接するよう配置され該カプセルのおのおの
に対しその中心部に加圧空気を供給する吹出しノ
ズルと、同じくその先端が該排気フ−ド内の該吹
出しノズルの上方に配置され該排気フ−ド内の排
気の一部を取り入れる吸引ノズルと、該吸引ノズ
ルによつて取り入れられた空気中の固体粒子を計
数するための手段よりなるPTPポケツト収容カ
プセルの欠陥検出装置が提案される。
ここで、該排気フ−ド内の排気流速が約6m/
秒であり、該吹出しノズルおよび吸引ノズル内の
流速が約0.7〜1.4m/秒であることが好ましい。
6m/秒を大きく越える該排気フ−ド内の排気流
速は、カプセルの浮き上がりを招くことがあり好
ましくない。また、この排気流速で該吹出しノズ
ルの流速が約0.7m/秒に満たないときは、カプ
セルに付着した粉の吹き上り効果が不充分であ
り、吸引ノズル内の流速が約1.4m/秒を越える
とサンプリングの正確さに悪影響を与える。
また、該空気中の固体粒子を計数するための手
段としては、先に説明した理由で光散乱式粒子計
数器が好ましい。
〔作用〕
本考案によれば、カプセルに加圧空気を吹付
け、排気中にカプセルに付着していた粉末粒子を
浮游させ、その数を計数することによつて微少な
カプセルの割れや、成形ポケツト底面に位置する
局部的なカプセル破損までを検出来、また、カプ
セルと同色の粉末や、微少な粉末の漏れまでも検
出出来る。
〔実施例〕
本考案装置の一実施例を添付の摸式図によつて
説明する。PTPシ−ト10のポケツト12に収
容されて水平方向に搬送されるカプセル14はフ
オイル密封前、搬送路中の1段階で、該PTPシ
−ト10の真上に近接して配置されたは排気フ−
ド16の下を通過する。該PTPシ−ト10の搬
送は連続的であつても、また間欠的であつても良
い。該排気フ−ド16は、該ポケツト12の1並
列分の水平投影面より充分広い包囲域を有するも
ので、内部が減圧されており、図面中、大矢印で
示す方向に排気されている。通常の排気速度V2
は約6m/秒程度で良い。
該排気フ−ド16内には、その先端22が該包
囲域に搬送されてくるカプセル14に近接するよ
う配置された吹出しノズル20が備えられてお
り、吹出しノズル20に連結されているパイプ2
4を通じて圧空源26からの加圧空気が供給され
るよいになつている。吹出しノズル20は並列さ
れているカプセル14の数に対応する数だけ備え
られており、その先端22はカプセル14のおの
おのに対し、その中心部に位置合わせされている
ので、搬送中のカプセル14には、排気フ−ド1
6真下の位置で確実に加圧空気が吹き付けられ
る。図面中、小矢印で示すようにカプセル14の
上面を回り込んで流れる加圧空気の流速v1は約
0.7〜1.4m/秒程度で良い。
該排気フ−ド16内の該吹出しノズル20のお
のおのの上部には上記排気の一部を取り入れる吸
引ノズル32とその連結パイプ30が設けられで
いる。該パイプ30は通常光散乱式粒子計数器3
4、流量調節バルブ36および流量計38を経
て、大気に解放されている。吸引ノズル32を通
過する空気の流速v2は、V1とほぼ同じで良い。
また、複数の吸引ノズル32をまとめる連結パイ
プ30内を流れる空気量は、約10L/分程度であ
る。
上記のように構成した本考案装置によれば、比
較的大きな排気速度V2で常時排気されている排
気フ−ド16真下を通過するPTPシ−ト10は、
そのポケツト12に収容しているカプセル14と
ともに、大きな減圧作用を受け、カプセル14表
面やポケツト12内面が清掃され、されらに付着
していた粉末粒子は排気とともに取り除かれる。
その際、カプセル14は、その上方に吹出しノ
ズル20からの加圧空気の吹付けをうけているの
で、ポケツト12内で充分安定した位置を保つこ
とができる。上記排気の一部は吸引ノズル32を
通じて吸引され、その中に浮游している粉末粒子
の数が計数される。計数は通常市販されている光
散乱式粒子計数器34(破線内の説明は省略)に
よつておこなはれる。こうして検出される粉末粒
子は通常、粒子径50μm以下で、普通10〜30μmの
粒子をサンプルするものである。
上記作用は、カプセル14が正常な、無欠陥の
ものであつても定常的に生じており、排気の中に
含まれている10〜30μmの粉末粒子の数が予め定
めた範囲(1〜10個/L)に収まつていれば
PTP装置全体として休止することなく作動する
ようになつている。粒子径10μm以下の粉末粒子
について言えば正常な場合、3.5〜32個/Lであ
る。
若し、カプセル14にひび、割れ、欠けあるい
はロックのゆるみが生じていれば、内部の粉末が
漏れ、上記粉末粒子の数が所定の範囲をこえるこ
ととなる。たとえばカプセルの割れやスポツト的
な孔あきであれば10〜30μmの粉末粒子の数が28
個/Lに達し、また10μm以下の粉末粒子につい
て言えば70個/Lに達する。
こうした場合、任意の公知手段によつて警報を
発しあるいはPTP装置を全体として休止させる。
なお、サンプルする粒子の大きさの範囲は、欠陥
を検出するカプセルおよび充填物の種類によつて
適宜選択する。
〔効果〕
本考案によれば、PTP装置のPTPシ−ト搬送
路の一部に、簡単な手段を組み込むだけでPTP
ポケツトに収容した状態のカプセルの欠陥を容易
かつ簡単に検出することができ、また同時にカプ
セルは勿論PTPシ−トおよびポケツトまで充分
に清浄化することができる。
ことに、微少なカプセルの割れや、成形ポケツ
ト底面に位置する局部的なカプセル破損までを確
実かつ高信頼度で検出出来、また、カプセルと同
色の粉末や、微少な粉末の漏れまでも検知でき、
その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例の一部の断面を含
む模式図である。 10……PTPシ−ト、12……ポケツト、1
4……カプセル、16……排気フ−ド、20……
吹出しノズル、22……同,先端、24……パイ
プ、26……圧空源、30……連結パイプ、32
……吸引ノズル、34……光散乱式粒子計数器、
36……流量調節バルブ、38……流量計。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 そのカプセル収容用ポケツトにカプセルを収
    容した状態で水平方向に搬送されているPTP
    シ−トの真上に近接して配置され、該カプセル
    収容用ポケツト1並列の水平投影面より充分広
    い包囲域を有する排気フ−ドと、その先端が該
    排気フ−ド包囲域に搬送されてくるカプセルに
    近接するよう配置され該カプセルのおのおのに
    対しその中心部に加圧空気を供給する吹出しノ
    ズルと、同じくその先端が該排気フ−ド内の該
    吹出しノズルの上方に配置され該排気フ−ド内
    の排気の一部を取り入れる吸引ノズルと、該吸
    引ノズルによつて取り入れられた空気中の固体
    粒子を計数するための手段よりなるPTPポケ
    ツト収容カプセルの欠陥検出装置。 2 該排気フ−ド内の排気流速が約6m/秒であ
    り、該吹出しノズルおよび吸引ノズル内の流速
    が約0.7〜1.4m/秒である実用新案登録請求の
    範囲1)記載のPTPポケツト収容カプセルの
    欠陥検出装置。 3 該空気中の固体粒子を計数するための手段が
    光散乱式粒子計数器である実用新案登録請求の
    範囲1)記載のPTPポケツト収容カプセルの
    欠陥検出装置。
JP5148587U 1987-04-03 1987-04-03 Expired JPH0425632Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5148587U JPH0425632Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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JP5148587U JPH0425632Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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Publication Number Publication Date
JPS63157636U JPS63157636U (ja) 1988-10-17
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JP5148587U Expired JPH0425632Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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JPS63157636U (ja) 1988-10-17

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