JPH04255615A - 酸化物超電導線材の製造方法 - Google Patents

酸化物超電導線材の製造方法

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JPH04255615A
JPH04255615A JP3017871A JP1787191A JPH04255615A JP H04255615 A JPH04255615 A JP H04255615A JP 3017871 A JP3017871 A JP 3017871A JP 1787191 A JP1787191 A JP 1787191A JP H04255615 A JPH04255615 A JP H04255615A
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oxide superconducting
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Yasuzo Tanaka
田中 靖三
Masanao Mimura
三村 正直
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物超電導線材の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の酸化物超電導線材の製造方法とし
ては、図4(a)に示すように、銀シース40内に酸化
物超電導体用原料41を充填し銀シース複合体を形成し
、この銀シース複合体に減面加工を施し、これに酸化物
超電導体用原料を酸化物超電導体になすための熱処理を
施す方法、図4(b)に示すように、酸化物超電導体用
原料41内に銀部材42を分散させたものを線状体43
に成形し、これに酸化物超電導体用原料を酸化物超電導
体になすための熱処理を施す方法、並びに図4(c)に
示すように、銀の棒状体44に形成されている所定寸法
の複数の穴45内に酸化物超電導体用原料41を充填し
、棒状体44に減面加工を施し、これに酸化物超電導体
用原料を酸化物超電導体になすための熱処理を施す方法
等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような銀と酸化
物超電導体用原料を複合した複合体は加工性が悪いので
、減面加工等の工程において酸化物超電導体用原料部分
が分離してしまい、結果として酸化物超電導線材の断線
を引き起こす。このため、このような方法で製造した酸
化物超電導線材の臨界電流密度は単結晶体や一方向凝固
した材料からなる超電導線材の臨界電流密度より低くな
ってしまう。また、これにより酸化物超電導線材の電流
容量、すなわち電流値も小さくなる。
【0004】また、酸化物超電導体用原料は、焼結等の
加熱工程により酸化物超電導体になる際にガスを発生す
るので、線材化後の加熱処理工程において、いわゆる線
材の焼腫れが起こり酸化物超電導線材の線外径の変動が
起こる。従来、これを防止するために酸素透過性に優れ
たAg等の金属をあらかじめ酸化物超電導体用原料中に
分散させているが、単にこのような金属を酸化物超電導
体用原料に分散させるだけでは線材化後の加熱処理工程
における線材の焼腫れを充分に防止することができず、
しかも酸化物超電導線材の超電導特性を低下させてしま
う。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、優れた超電導特性を発揮する酸化物超電導線材を
簡易に得ることができる酸化物超電導線材の製造方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化物超電導
体原料を線状体に成形し、該線状体に減面加工を施し、
これに酸化物超電導体原料を酸化物超電導体になすため
の熱処理を施す酸化物超電導線材の製造方法において、
あらかじめ前記線状体の内部に長手方向に連続してAg
またはAg合金からなる線材を配置することを特徴とす
る酸化物超電導線材の製造方法を提供する。
【0007】ここで、使用する酸化物超電導体用原料と
しては、Bi系、Y系、Tl系等のいずれも使用するこ
とができる。なお、必要に応じてこれらの酸化物超電導
体用原料にAg等の金属粉末を混合してもよい。
【0008】AgまたはAg合金からなる線材を酸化物
超電導体用原料からなる線状体の内部に長手方向に連続
して配置する方法としては、図1(a)に示すように、
酸化物超電導体用原料10を圧縮成形等により線状体1
1に成形し、これに所望寸法の穴12を形成して、その
穴12の中にAgまたはAg合金の線材13を挿入する
方法、図1(b)に示すように、金属シース14内に酸
化物超電導体用原料15を充填して金属シース複合体1
6を成形し、しかる後酸化物超電導体用原料15部分に
所望寸法の穴12を形成して、その穴12の中にAgま
たはAg合金線材13を挿入する方法等を用いることが
できる。この場合、図1(c)に示すように、少なくと
も1本の線材13が酸化物超電導体用原料15部分に長
手方向に連続して配置されていれば、他の酸化物超電導
体用原料15部分に短いAgまたはAg合金17が分散
されていてもよい。金属シースの材料としては、酸素透
過性に優れたAgまたはAg合金を用いることができる
【0009】減面加工としては、線状体、テープ状体等
の形状に応じてそれぞれ押出、圧延、引抜、スウェージ
ング等の従来の加工手段が用いられる。したがって、減
面加工により、酸化物超電導線材の断面形状を円形、楕
円形、多角形、矩形、またはテープ形状等いずれの形状
にもすることができる。酸化物超電導体用原料を酸化物
超電導体となすための熱処理の温度は、酸化物用超電導
体用原料の種類に応じて選定する。
【0010】AgまたはAg合金からなる線材の断面形
状は特に限定されず、図2(a)および図2(b)に示
すように酸化物超電導体用原料20内に配置されるAg
またはAg合金線材22が長手方向に連続したテープ形
状でもよい。
【0011】AgまたはAg合金からなる線材同士の間
隔(図3(a)におけるds)は、5〜500μmであ
ることが好ましい。これは、AgまたはAg合金線材同
士の間隔が5μm未満であると加工性の問題から超電導
体部がかれてしまい、線材同士の間隔が500μmを超
えると超電導相が配向せずJcが下がるからである。
【0012】
【作用】本発明の酸化物超電導線材の製造方法は、酸化
物超電導体用原料からなる線状体の内部に長手方向に連
続してAgまたはAg合金からなる線材を配置すること
を特徴としている。
【0013】このため、AgまたはAg合金からなる線
材が酸化物超電導線状体全体の加工性を向上させ、これ
により減面加工中において酸化物超電導線材が断線する
ことを防止し、得られる線材に優れた超電導特性を発揮
させる。さらに内在させたAgまたはAg合金からなる
線材が、加熱処理の際の線状体の焼腫れを抑制する。し
たがって、線径の変動を引き起こすことなく目的とする
酸化物超電導線材を製造することができる。
【0014】また、AgまたはAg合金からなる線材が
酸化物超電導線材内の酸化物超電導体の配向を高めるの
で、得られる酸化物超電導線材の高磁界における超電導
特性の低下を抑えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て具体的に説明する。 実施例1〜6
【0016】まず、Bi:Sr:Ca:Cuの組成比が
2:2:1:2であるBi系酸化物超電導体用原料粉末
と、粒径が約5μmのAg粉末とをそれぞれ9:1の割
合で配合し、充分に混合した。この混合粉末を外径80
mm、長さ100mmの6つの円柱状体に充填し仮成形
し、これらの仮成形体に180MPaの静水圧圧縮処理
を施して6つの成形体を得た。
【0017】次いで、これらの成形体に直径が11.4
mmの長手方向に連続した穴を相互の間隔が11.4m
mとなるようにして各々7つ形成した。この7つの穴に
それぞれ直径11.3mmのAgからなる棒状体を挿入
した。 これらの成形体を外径100mm、内径81mmのAg
パイプの中にそれぞれ挿入して端部を封印した。これら
に150MPaの静水圧圧縮処理を施して6個の押出用
ビレットを作製した。次いで、これらの押出用ビレット
に常温で静水圧圧縮処理を施して外径25mmφの6本
の線状体を作製した。
【0018】その後、これらの線状体にそれぞれスェー
ジ中で減面加工を施し、図3(a)に示すような断面を
有する6本の線材30を得た。続けてこれらの線材をそ
れぞれ異なる溝を有する圧延機に供して図3(b)に示
す対辺Lがそれぞれ3mm(実施例1)、2mm(実施
例2)、1mm(実施例3)、0.5mm(実施例4)
、0.2mm(実施例5)、および0.1mm(実施例
6)の矩形線材32を作製した。
【0019】それぞれの矩形線材の100mmをサンプ
リングし、それぞれの試料に900℃、10分間の加熱
処理、続けて840℃、50時間の加熱処理を施し、そ
の後冷却して実施例1〜6の酸化物超電導線を得た。 実施例7〜10
【0020】実施例1と同様にして4つの成形体を得た
。次いで、これらの成形体に10mm×2mmの長手方
向に連続した穴を複数形成し、その中に10mm×2m
mのAgテープを挿入した。次いで、実施例1と同様に
して、図2(a)に示すような断面を有する4つの線材
を得た。続けてこれらの線材をそれぞれ異なる溝を有す
る圧延機に供して対辺がそれぞれ1mm(実施例7)、
0.5mm(実施例8)、0.2mm(実施例9)、お
よび0.1mm(実施例10)の矩形線材を作製し、実
施例1と同様の加熱処理を施して実施例7〜10の酸化
物超電導線を得た。 比較例1〜3
【0021】Bi:Sr:Ca:Cuの組成比が2:2
:1:2であるBi系酸化物超電導体用原料粉末と、粒
径が約5μmのAg粉末とをそれぞれ8:2、6:4の
割合(すなわち、Ag粉末添加率が20%、40%)で
配合し充分に混合して得られた混合粉末(比較例1,2
)、Bi系酸化物超電導体用原料粉末のみ(比較例3)
を外径80mm、長さ100mmの3つのAgパイプに
それぞれ充填して3つの押出用ビレットを作製し、実施
例1と同様にして対辺が2mmの矩形線材を作製し、実
施例1と同様の加熱処理を施して比較例1〜3の酸化物
超電導線を得た。
【0022】実施例1〜10および比較例1〜3の酸化
物超電導線について77K、0Tおよび1Tにおける臨
界電流密度(Jc)および臨界電流(Ic)、加熱処理
前後の線径、並びに酸化物超電導体の配向率を調べた。 その結果を下記表1に示す。また、実施例1〜10の線
材についてはAg線材同士の間隔も調べ、その結果も下
記表1に併記した。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように、本発明の方法に
より得られた酸化物超電導線(実施例1〜10)は、優
れた超電導特性を発揮し、しかも加熱処理前後で線径の
変動がなかった。また、対辺が2mmを超えた場合およ
び0.1mm未満の場合では、臨界電流密度が低下する
。酸化物超電導体の配向率が大きいほど高磁界における
臨界電流密度の低下率が小さい。さらに、いずれの酸化
物超電導線もその内部で断線がないことが確認された。
【0025】これに対して従来の方法により得られた酸
化物超電導線(比較例1〜3)は、超電導特性が悪く、
加熱処理前後で線径の変動があり、しかも線材内部で酸
化物超電導体の断線があることが確認された。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の酸化物超電導
線材の製造方法は、高臨界電流密度および高磁界におけ
る高電流密度等の優れた超電導特性を発揮する酸化物超
電導線材を簡易に得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の方法の一実施例を示
す説明図。
【図2】(a)、(b)は本発明の方法の他の実施例を
示す説明図。
【図3】(a)、(b)は本発明の方法における矩形線
材を説明するための図。
【図4】(a)〜(c)は従来の酸化物超電導線材の製
造方法を説明するための図。
【符号の説明】
10,15,20…酸化物超電導体用原料、11…線状
体、12…穴、13,22…線材、14…金属シース、
16…金属シース複合体、17…Ag部材、30…線材
、32…矩形線材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  酸化物超電導体原料を線状体に成形し
    、該線状体に減面加工を施し、これに酸化物超電導体原
    料を酸化物超電導体になすための熱処理を施す酸化物超
    電導線材の製造方法において、あらかじめ前記線状体の
    内部に長手方向に連続してAgまたはAg合金からなる
    線材を配置することを特徴とする酸化物超電導線材の製
    造方法。
JP3017871A 1991-02-08 1991-02-08 酸化物超電導線材の製造方法 Expired - Lifetime JP3033606B2 (ja)

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