JPH0425484Y2 - - Google Patents

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JPH0425484Y2
JPH0425484Y2 JP1985173829U JP17382985U JPH0425484Y2 JP H0425484 Y2 JPH0425484 Y2 JP H0425484Y2 JP 1985173829 U JP1985173829 U JP 1985173829U JP 17382985 U JP17382985 U JP 17382985U JP H0425484 Y2 JPH0425484 Y2 JP H0425484Y2
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JP
Japan
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gondola
flexible sheet
attached
telescoping arms
structure surface
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JP1985173829U
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JPS6282644U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は建物等の構造物の壁面作業時の資材
や切り屑等の落下や飛散を防止するゴンドラ用の
養生装置に関するものである。
〔従来の技術〕
建物等の構造物の改修工事や新築工事等では、
建物の屋上からゴンドラを吊下げ、このゴンドラ
に乗つた作業者によつて外壁面に種々の作業を施
工することがある。
このような外壁面に対する作業では、作業にと
もなつて切り屑等が発生することが多く、これを
高所から落下させたり、飛散させることは危険で
あり、周囲環境への影響も大きい。
また、作業用の資材を誤つて落下させると、一
層危険である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような資材や切り屑等の落下や飛散による
危険を防止するため建物の外壁全体をシートやネ
ツトで覆うようにしたり、2階部分にセルフクラ
イミング装置付の連続養生台を配置し、これより
屋上までを養生ネツトで覆うようにしている。
ところが、いずれの方法も外壁全体もしくは大
部分を覆うものであり、養生ネツト等の仮設のた
めに長時間を要するとともに、多大な費用がかか
り不経済である。
この考案はかかる従来技術に鑑みてなされたも
ので、建物等の構造物全体を覆う必要がなく、ゴ
ンドラ部分だけで落下物や飛散物を支持すること
ができ、しかもゴンドラが揺れたり、壁面が平坦
でない場合にあつても隙間が形成されることのな
いゴンドラ用の養生装置を提供しようとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するためこの考案は、構造物
から吊り下げられるゴンドラの底部とゴンドラの
両側面部とゴンドラの上部との少なくともいずれ
か一箇所の両端部に、構造物表面に向かつて一定
の力で付勢されて構造物表面とゴンドラとの間に
橋架される少なくとも一対の伸縮アームを取付
け、これら伸縮アームとゴンドラの構造物との対
向する側縁との間にほぼ水平若しくはほぼ垂直に
配置されて落下物や飛散物を支持し得るとともに
先端縁が構造物表面の形状に対応して密着変形可
能な可撓性シートを取付けたことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
ゴンドラの両側部に一定の力で付勢される伸縮
アームを取付けて構造物表面に当接するようにし
たり、ゴンドラの一側部の上下やゴンドラの上部
の両端部に同様の伸縮アームを取付けるように
し、これら伸縮アーム間に取付けた可撓性シート
で落下物や飛散物を支持するとともに、伸縮アー
ムの伸縮と可撓性シートの変形によりゴンドラの
揺れや壁面に凸部などがあつても構造物表面とゴ
ンドラとの間に隙間なく可撓性シートが配置され
るようにして落下や飛散による危険を防止してい
る。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図および第2図はこの考案のゴンドラ用の
養生装置の一実施例にかかる概略斜視図および右
側面図である。
構造物の屋上等から吊下げられるゴンドラ10
の両側板11の下方に構造物12の表面とほぼ垂
直(第2図の左右方向)に伸縮可能な伸縮アーム
13が設けられている。
これら伸縮アーム13は、第3図a,bに拡大
して示すように、側板11の両端部にローラ14
が上下に取付けられたアーム受台15が設けら
れ、このアーム受台15に支持されて往復動でき
るようになつている。そして、各伸縮アーム13
の先端部には、端板16が取付けられて表面にク
ツシヨンゴム17が取付けられており、後端部に
も端板18が取付けられ、側板11に固定された
スプリングバランサ19のワイヤ20が連結して
ある。このスプリングバランサ19は、渦巻ばね
等が内蔵され、ワイヤ20を常に一定の力で引き
込むようになつており、このワイヤ20に連結さ
れた伸縮アーム13を常に一定の力で構造物12
の表面に押し当てる。また、この伸縮アーム13
のゴンドラ10前面からの突出量を手動調整でき
るよう、先端側の端板16にロープ21が取付け
られ、ゴンドラ10の側板11の後部の滑車22
を介してロープ21が上方に配置されてゴンドラ
10内等から操作できるようにしてあり、その引
き込み量で突出量を調整する。
このような一対の伸縮アーム13の先端部に、
第1図に示すように、ゴム条材23が張り渡して
あり、このゴム条材23とゴンドラ10の前板2
4との間に可撓性シートとしてビニールシート2
5が取付けてあり、伸縮アーム13を最も突き出
した状態で完全に構造物12とゴンドラ10の隙
間を塞ぐようになつている。なお、ゴム条材23
とビニールシート25とを組合せて可撓性シート
を構成する場合に限らず、先端縁がゴム条材23
と同じように構造物12の表面形状に沿わせて変
形できるものであれば、ゴム条材23を省き、直
接可撓性シートを伸縮アーム13に取付けても良
い。
かように構成したゴンドラ用の養生装置は、ま
ず、第3図bに示すように、ロープ21を引き込
んで伸縮アーム13を引き込むとともに、ビニー
ルシート25を2つ折りの状態としておき、構造
物12等に吊下げる。
そして、所定の作業位置にゴンドラ10を配置
したら、ロープ21をゆるめ自由な状態とする。
こうすることにより、伸縮アーム13の先端部の
クツシヨンゴム17が構造物12の表面に当た
り、スプリングバランサ19によつて一定の付勢
力が与えられた状態となると同時に、ビニールシ
ート25の先端縁がゴム条材23とともに構造物
12の表面に密着される。
したがつて、ゴンドラ10と構造物12の表面
との隙間はビニールシート25で完全に密閉され
た状態となり、資材や切り屑等が落下するのを防
止する。
一方、ゴンドラ10による作業では、風等の影
響でゴンドラ10が揺れることがあるが、伸縮ア
ーム13が一定の付勢力で構造物12側に押し付
けられるようになつているので、ゴンドラ10が
離れようとすると伸縮アーム13が伸び、逆に接
近しようとする伸縮アーム13が縮み、常にビニ
ールシート25の先端縁を構造物12の表面に密
着させた状態を保持する。
また、ゴンドラ10の横揺れの場合にも、伸縮
アーム13とゴム条材23およびビニールシート
25によつて密着状態が保持され、特に、構造物
12の表面が円筒壁等の曲面や突起物等があつて
もこれらに沿つて変形して密着状態が保持され
る。
なお、上記実施例では、一対の伸縮アームをゴ
ンドラの両側部に取付けて可撓性シートを水平に
配置し、落下物を受けるようにしたが、ゴンドラ
の一側部の上下に伸縮アームを取付けて可撓性シ
ートを垂直に配置し、側方への飛散を防止するよ
うにしても良く、両側方と下方との3面に可撓性
シートを配置するようにしたり、さらに天井にも
配置することも可能である。
また、伸縮アームの構造やこれを構造物表面に
付勢する機構は上記実施例のものに限るものでな
く、同一機能であれば、種々の機構と置き換える
ことができる。さらに、本明細書中、ゴンドラと
は自走式のものに限らず、外部から駆動されるも
の等を含む広い概念のものである。
〔考案の効果〕
以上一実施例とともに具体的に説明したように
この考案によれば、構造物から吊下げられるゴン
ドラに構造物表面に向つて一定の力で付勢される
少なくとも一対の伸縮アームを取付け、これら伸
縮アーム間に先端縁が構造物表面に対応して密着
変形可能な可撓性シートを取付けるようにしたの
で、ゴンドラと構造物との隙間に水平に配置すれ
ば、落下が防止でき、垂直に配置したり、上方に
配置すれば、飛散が防止できる。
また、ゴンドラが揺れてゴンドラと構造物との
隙間が変化してもこれに対応して伸縮アームが伸
縮するとともに、可撓性シートが変形するので、
常に密着状態を保持でき、落下や飛散が防止でき
る。
さらに、構造が簡単で安価であり、既設のゴン
ドラへの適用が容易である。
また、従来のように、建物全体を覆う場合に比
べ、短時間に、安価に養生ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案のゴンドラ用の養生
装置の一実施例にかかり、第1図は概略斜視図、
第2は右側面図、第3図a,bはそれぞれ伸縮ア
ームの拡大図である。 10……ゴンドラ、11……側板、12……構
造物、13……伸縮アーム、14……ローラ、1
5……アーム受台、16……端板、17……クツ
シヨンゴム、18……端板、19……スプリング
バランサ、20……ワイヤ、21……ロープ、2
2……滑車、23……ゴム条材、24……前板、
25……ビニールシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造物から吊り下げられるゴンドラの底部とゴ
    ンドラの両側面部とゴンドラの上部との少なくと
    もいずれか一箇所の両端部に、構造物表面に向か
    つて一定の力で付勢されて構造物表面とゴンドラ
    との間に橋架される少なくとも一対の伸縮アーム
    を取付け、これら伸縮アームとゴンドラの構造物
    との対向する側縁との間にほぼ水平若しくはほぼ
    垂直に配置されて落下物や飛散物を支持し得ると
    ともに先端縁が構造物表面の形状に対応して密着
    変形可能な可撓性シートを取付けたことを特徴と
    するゴンドラ用の養生装置。
JP1985173829U 1985-11-12 1985-11-12 Expired JPH0425484Y2 (ja)

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JP1985173829U JPH0425484Y2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6282644U JPS6282644U (ja) 1987-05-26
JPH0425484Y2 true JPH0425484Y2 (ja) 1992-06-18

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ID=31111658

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JPS6282644U (ja) 1987-05-26

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