JPH0425450Y2 - - Google Patents

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JPH0425450Y2
JPH0425450Y2 JP1987026361U JP2636187U JPH0425450Y2 JP H0425450 Y2 JPH0425450 Y2 JP H0425450Y2 JP 1987026361 U JP1987026361 U JP 1987026361U JP 2636187 U JP2636187 U JP 2636187U JP H0425450 Y2 JPH0425450 Y2 JP H0425450Y2
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JP
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steel frame
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fireproof
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【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、鉄骨耐火被覆構造用取付部材に関
し、特に、簡単な施工によつて十分な耐火構造を
得ると共に、仕上げ材を兼ねる耐火ボードを装着
できるようにするための新規な改良に関する。
b 従来の技術 従来、用いられていたこの種の鉄骨耐火被覆構
造としては、種々の構成が採用されているが、一
般的に耐火材を水や結着剤と混合して鉄骨の表面
に直接吹きつけ、又は、塗布して被覆する湿式工
法と、板状の耐火剤を所要の形状に切断して接着
剤や釘等によつて取付被覆する乾式工法の二つに
主に分けられる。
又、このような鉄骨耐火被覆構造を開示する文
献としては、本出願人の提案による特開昭60−
33965号及び特開昭61−126252号の各公報を開示
することができる。
すなわち、特開昭60−33965号公報に開示され
た構成においては、図面には示していないが、L
字形に作られた複数個の治具部材を、梁を取囲む
ように滑動自在に連結して構成した鉄骨耐火被覆
治具を用いて、梁の周囲に治具を形成している。
この治具を設定し終つた段階で、この治具の外
周に耐火ボードを装着していた。
又、特開昭61−126252号公報に開示された構成
においては、図面には示していないが、折りたた
み自在に設けられた耐火ボードを、H形鋼に嵌合
できる長さに切断し、この耐火ボードをスペーサ
としてH形鋼又は鉄骨柱の溝形部分に取付け、仕
上げ材を外面に装着している。
c 考案が解決しようとする問題点 従来の鉄骨耐火被覆構造は、前述したように構
成されているため、次のような問題点を有してい
た。
(1) まず、前述の湿式工法の場合、鉄骨の外表面
が凸凹状となり、後工程における内装仕上材の
装着が極めて困難であつた。
(2) 又、前述の乾式工法の場合、極めて軽量の材
質からなる耐火ボードを用いて装着していたた
め、耐火テスト時における衝撃性が十分ではな
かつた。
さらに、鉄骨の形状に合わせて現場で切断し
なければならず、手間がかかりコストアツプと
なつていた。
さらに、耐火ボードの強度が弱く表面が粗面
のために、そのまま内装仕上げ材として用いる
ことは出来なかつた。
(3) 又、特開昭60−33965号公報に開示された構
成の場合、H形鋼及び鉄骨柱の周囲を被覆治具
で覆わなければならず、ビル全体の鉄骨に施す
場合には、手間とコストがかかり、実用性に問
題があつた。
(4) 又、特開昭61−126252号公報に開示された構
成の場合、スペーサを切断して鉄骨に装着し、
このスペーサの上に直接耐火ボードを取付ける
ため、耐火ボードと鉄骨とが殆んど接合してお
り、垂直性及び水平性に関して鉄骨建込みに不
具合がある場合、十分な仕上精度の調整ができ
なかつた。
本考案は、以上のような問題点を解決するため
になされたもので、特に、簡単な施工によつて十
分な耐火構造を得ると共に、仕上げ材を兼ねる耐
火ボードを装着できるようにした鉄骨耐火被覆構
造用取付部材を得ることを目的とする。
d 問題点を解決するための手段 本考案による鉄骨耐火被覆構造用取付部材は、
接続部材の開口溝と嵌合する第1取付部材と、前
記接続部材に垂直に配置されるバー部材の開口溝
と嵌合する第2取付部材とからなる鉄骨耐火被覆
構造用取付部材において、 前記第1取付部材は、板材から形成された主体
部と、この主体部の一面側に両端が互いに対向し
て設けられ前記第2取付部材の端部に形成した舌
片を挟持する一対の挟持板と、前記主体部の前記
一面側と対向する他面側のほぼ中央部に形成され
前記接続部材の前記開口溝と嵌合するよう前記主
体部から垂直方向に延在する第1嵌合部と第2嵌
合部とを備え、前記第1嵌合部の外側位置に前記
第2嵌合部を形成した構成である。
e 作 用 本考案による鉄骨耐火被覆構造用取付部材にお
いては、バー部材の開口溝に第2取付部材を嵌合
させ、第2取付部材の舌片に第1取付部材の挟持
板を挟持させ、この第1取付部材の第1又は第2
嵌合部と接続部材の開口溝とを嵌合させることに
より、前記バー部材に対して前記接続部材を任意
の位置に配置することができる。
f 実施例 以下、図面と共に本考案による鉄骨耐火被覆構
造用取付部材の好適な実施例について詳細に説明
する。
図面において符号1で示されるものは、鉄骨耐
火被覆構造用取付部材(以下、単に取付部材とい
う)のうちの第1取付部材であり、この第1取付
部材1は第1図に示すように構成され、全体が長
手の矩形板材よりなる主体部2で構成されると共
に、その一面側2aには、互いにその両端が対向
して形成された一対の挟持板3が形成されてい
る。
これらの挟持板3は、波形をなすと共に、その
内部に間隙部4を有しており、これらの曲折部3
は弾性を有している。
前記主体部2の前記一面側2aと対向する側を
なす他面側2bの中央部には、嵌合部が形成さ
れ、この嵌合部は第1嵌合部5と第2嵌合部6か
らなり、主体部2から垂直方向に延在し後述する
接続部材の開口溝と嵌合する一対の第1嵌合部5
は互いに対向して形成されると共に、主体部2か
ら垂直方向に突出し、第1嵌合部と同一の機能を
もつ第2嵌合部6は、第1嵌合部の外側位置に一
対をなして形成されている。
前述の第1取付部材1は、例えば、第2図又は
第4図に示す第2取付部材7又は8において端部
に形成された舌片9を、前記各挟持板3の間隙部
4内に挿入することにより、第3図で示すように
結合することができ、第1取付部材1と第2取付
部材7又は8との組合せにより耐火被覆構造用取
付部材を構成している。
第3図で示す結合構成は、第2取付部材7と第
1取付部材1とを結合したものであるが、第4図
に示した第2取付部材8と結合させることもでき
る。
前記第2取付部材7は、舌片9の他端に嵌合部
10及び突起11を有しており、前記第2取付部
材8は、舌片9の他端に曲折した保持部12を有
すると共に一対の嵌合部10を有し、さらに、一
対の突部11を有している。
第5図及び第6図に示す構成は、第1図に示す
第1取付部材1及び第2取付部材7,8並びに第
3取付部材13を用いて、H形鋼からなる鉄骨1
4の周囲に断面U字状のバー部材15並びに接続
部材16を取付ける状態を示しており、まず、溶
接によつて第3取付部材13の取付部13aを鉄
骨14の取付面14aに取付け(第5図の通り)、
各第3取付部材13の嵌合部13bにバー部材1
5の開口溝15aを嵌合すると、鉄骨14の四隅
に各バー部材15が装着される。
さらに、各バー部材15間には、梁としての接
続部材16が設けられており、第5図において上
面側に設けられた接続部材16は、第4図で示す
第2取付部材8によつて固定され、さらに、第5
図において側面側に設けられた接続部材16は、
第3図のように構成された第2取付部材7の舌片
9に嵌合して設けられた第1取付部材1の組合せ
が用いられており、前記第1嵌合部5に、バー部
材15と同様の構成からなる幅の狭い接続部材1
6の開口溝(図示せず)が嵌合されている構成よ
りなつている。ここで、幅の広い接続部材におい
て、開口溝の幅が広い場合には、第2嵌合部6を
利用する。なお、第1嵌合部5に接続部材の開口
溝を嵌合させる際に、第2嵌合部6が邪魔になる
場合は、第2嵌合部6を内方又は外方へ折り曲げ
ることもできる。
また、第6図で示す構成は、第5図の構成にお
いて、各バー部材15及び接続部材16上に、耐
火ボード17を釘又はねじ等によつて固定した状
態を示している。
g 考案の効果 本考案による鉄骨耐火被覆構造用取付部材は、
以上のように構成されているため、H形鋼のよう
な鉄骨の囲りに極めて迅速にバー部材及び耐火ボ
ードを取り付けることができる。
又、これらの取付部材及びバー部材は十分に重
量に耐える構成であるため、仕上げ材として用い
ることができる十分な厚さ及び重量並びに外観を
有する耐火ボードを直接設けることができ、耐火
特性だけでなく、内装工事の工期を大巾に短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による鉄骨耐火被覆構造用取付部
材を示すためのもので、第1図は斜視図、第2図
は第2取付部材を示す斜視図、第3図は第2取付
部材に取付部材を挿入組合わせた状態を示す平面
図、第4図は第3取付部材を示す斜視図、第5図
及び第6図は被覆構造を示す斜視図である。 1は取付部材、2は主体部、2aは一面側、2
bは他面側、3は挟持板、4は間隙部、5は第1
嵌合部、6は第2嵌合部、7は第2取付部材、8
は第2取付部材、9は舌片、10は嵌合部、11
は突起、14は鉄骨、15はバー部材、16は接
続部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 接続部材の開口溝と嵌合する第1取付部材
    と、前記接続部材に垂直に配置されるバー部材
    の開口溝と嵌合する第2取付部材とからなる鉄
    骨耐火被覆構造用取付部材において、 前記第1取付部材は、板材から形成された主
    体部と、この主体部の一面側に両端が互いに対
    向して設けられ前記第2取付部材の端部に形成
    した舌片を挟持する一対の挟持板と、前記主体
    部の前記一面側と対向する他面側のほぼ中央部
    に形成され前記接続部材の前記開口溝と嵌合す
    るよう前記主体部から垂直方向に延在する第1
    嵌合部と第2嵌合部とを備え、前記第1嵌合部
    の外側位置に前記第2嵌合部を形成したことを
    特徴とする鉄骨耐火被覆構造用取付部材。 (2) 前記各挟持板は波形をなすことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の鉄骨耐火
    被覆構造用取付部材。
JP1987026361U 1987-02-26 1987-02-26 Expired JPH0425450Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4819410B1 (ja) * 1970-01-06 1973-06-13

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JPS4819410U (ja) * 1971-07-14 1973-03-05

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