JPH04254482A - 蒸気養生軽量気泡コンクリートの製造法 - Google Patents
蒸気養生軽量気泡コンクリートの製造法Info
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- JPH04254482A JPH04254482A JP3334991A JP3334991A JPH04254482A JP H04254482 A JPH04254482 A JP H04254482A JP 3334991 A JP3334991 A JP 3334991A JP 3334991 A JP3334991 A JP 3334991A JP H04254482 A JPH04254482 A JP H04254482A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水蒸気養生軽量気泡コ
ンクリート（以下ＡＬＣと略す）の製造法の改良に関す
るものである。
ンクリート（以下ＡＬＣと略す）の製造法の改良に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】ＡＬＣの製造法は一般に生石灰、消石灰
等の石灰質原料と、セメント、スラグ等の珪酸石灰質原
料と、珪砂、珪石等の珪酸質原料との粉末に水とアルミ
ニウム粉末、硫酸カルシウム等の添加剤を加えてスラリ
ー状とした後鉄筋を配置した型枠に注入して発泡させ、
半可塑性状態に固化した後所望寸法に切断する。次いで
オートクレーブに移して高温高圧水蒸気養生を行って製
品としている。このようにして製造されるＡＬＣは珪石
等の天然原料を多量に使用するため建築材料として必要
な物理的性質および耐久性などを保証向上させるために
原料の品質と配合は厳重に管理されている。
等の石灰質原料と、セメント、スラグ等の珪酸石灰質原
料と、珪砂、珪石等の珪酸質原料との粉末に水とアルミ
ニウム粉末、硫酸カルシウム等の添加剤を加えてスラリ
ー状とした後鉄筋を配置した型枠に注入して発泡させ、
半可塑性状態に固化した後所望寸法に切断する。次いで
オートクレーブに移して高温高圧水蒸気養生を行って製
品としている。このようにして製造されるＡＬＣは珪石
等の天然原料を多量に使用するため建築材料として必要
な物理的性質および耐久性などを保証向上させるために
原料の品質と配合は厳重に管理されている。
【０００３】製品の品質を高めるためには製品中に結晶
度の高いトバモライトを多量かつ均質に生成させる必要
がある。そのため通常原料中の石灰分と珪酸分との重量
比や原料中のアルカリ成分アルミナ成分等の不純物を管
理するとともに珪石はα−石英の含有量の高い高結晶性
のものを使用し必要に応じて硫酸カルシウムその他の添
加物を加えることにより低結晶性の水和物の生成を抑制
するようにしている。
度の高いトバモライトを多量かつ均質に生成させる必要
がある。そのため通常原料中の石灰分と珪酸分との重量
比や原料中のアルカリ成分アルミナ成分等の不純物を管
理するとともに珪石はα−石英の含有量の高い高結晶性
のものを使用し必要に応じて硫酸カルシウムその他の添
加物を加えることにより低結晶性の水和物の生成を抑制
するようにしている。
【０００４】また一般にオートクレーブによる高温高圧
水蒸気養生の工程では、常温から約２時間で１８０℃、
１０．５ｋｇ／ｃｍ２ に昇温昇圧しその状態で約８時
間保持して結晶化させる。その後約２時間で常圧まで減
圧している。この養生時間のうち昇圧および減圧時間は
、製品のひび割れ等ダメージの発生を防止するために短
縮することは困難であり、保持時間は原料の反応速度で
規制される。
水蒸気養生の工程では、常温から約２時間で１８０℃、
１０．５ｋｇ／ｃｍ２ に昇温昇圧しその状態で約８時
間保持して結晶化させる。その後約２時間で常圧まで減
圧している。この養生時間のうち昇圧および減圧時間は
、製品のひび割れ等ダメージの発生を防止するために短
縮することは困難であり、保持時間は原料の反応速度で
規制される。
【０００５】珪石中のα−石英の含有量が多く結晶性も
高い場合は反応速度が遅いため、保持時間が長くなる問
題がある。一方反応速度を上げるために反応性の高い軟
珪石等を使用すると初期の反応は早いもののその反応は
半結晶状態で停滞し、Ｃ−Ｓ−Ｈと呼ばれるものが生成
し、前述のトバモライトの生成が少なく製品の品質が悪
くなる問題があった。
高い場合は反応速度が遅いため、保持時間が長くなる問
題がある。一方反応速度を上げるために反応性の高い軟
珪石等を使用すると初期の反応は早いもののその反応は
半結晶状態で停滞し、Ｃ−Ｓ−Ｈと呼ばれるものが生成
し、前述のトバモライトの生成が少なく製品の品質が悪
くなる問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は反応性
の高い珪酸質原料を使用し、製品の品質を低下させるこ
となく養生時間を短縮するＡＬＣの製造法を提供するこ
とにある。
の高い珪酸質原料を使用し、製品の品質を低下させるこ
となく養生時間を短縮するＡＬＣの製造法を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は生石灰、消石灰
等の石灰質原料とセメント、スラグ等の珪酸石灰質原料
と珪砂、珪石等の珪酸質原料とを主原料とするＡＬＣの
製造において、珪酸質原料中の無定形珪酸質と石灰質原
料との重量比が１：１〜４：１の範囲になるように珪酸
質原料を配合する点に特徴がある。
等の石灰質原料とセメント、スラグ等の珪酸石灰質原料
と珪砂、珪石等の珪酸質原料とを主原料とするＡＬＣの
製造において、珪酸質原料中の無定形珪酸質と石灰質原
料との重量比が１：１〜４：１の範囲になるように珪酸
質原料を配合する点に特徴がある。
【０００８】ここで珪酸質原料中の無定形珪酸質を測定
する方法は珪酸質原料を１２００℃に加熱し、無定形珪
酸質をα−クリストバライトに変化せしめ、その値をＸ
線回折で定量するものである。
する方法は珪酸質原料を１２００℃に加熱し、無定形珪
酸質をα−クリストバライトに変化せしめ、その値をＸ
線回折で定量するものである。
【０００９】
【作用】本発明は前述の反応性の高い珪酸質原料を使用
し、珪酸質原料中の無定形珪酸質と石灰質原料の重量比
を１：１〜４：１の範囲になるように配合することによ
り、オートクレーブによる高温高圧水蒸気養生の工程に
おいて、昇圧の早い時期に生成する半結晶状態のＣ−Ｈ
−Ｓが昇圧、保持する間に結晶度の高いトバモライトに
変化することを見い出したことにある。
し、珪酸質原料中の無定形珪酸質と石灰質原料の重量比
を１：１〜４：１の範囲になるように配合することによ
り、オートクレーブによる高温高圧水蒸気養生の工程に
おいて、昇圧の早い時期に生成する半結晶状態のＣ−Ｈ
−Ｓが昇圧、保持する間に結晶度の高いトバモライトに
変化することを見い出したことにある。
【００１０】すなわち昇圧の早い時期に反応性の高い珪
酸質の大部分が反応して前記Ｃ−Ｓ−Ｈを生成している
場合、前記Ｃ−Ｓ−Ｈは珪酸質原料との共存下で前記Ｃ
−Ｓ−Ｈが生成する温度より２０℃程度昇温するとトバ
モライトへと結晶化するため、昇圧と共に温度が上昇す
るに伴い、結晶度の高いトバモライトができると考えら
れる。
酸質の大部分が反応して前記Ｃ−Ｓ−Ｈを生成している
場合、前記Ｃ−Ｓ−Ｈは珪酸質原料との共存下で前記Ｃ
−Ｓ−Ｈが生成する温度より２０℃程度昇温するとトバ
モライトへと結晶化するため、昇圧と共に温度が上昇す
るに伴い、結晶度の高いトバモライトができると考えら
れる。
【００１１】本発明において、前記重量比を１：１以上
とするのは、これ未満では原料の反応速度が遅くなり、
そのため保持時間を短縮すると、製品の圧縮強度が低く
また湿乾収縮率が高くなり品質を悪くするからである。 前記重量比を４：１以下とするのは、これを超えると原
料の反応は半結晶状態で停滞し、そのため製品の湿乾収
縮率が高くなり品質を悪くするからである。
とするのは、これ未満では原料の反応速度が遅くなり、
そのため保持時間を短縮すると、製品の圧縮強度が低く
また湿乾収縮率が高くなり品質を悪くするからである。 前記重量比を４：１以下とするのは、これを超えると原
料の反応は半結晶状態で停滞し、そのため製品の湿乾収
縮率が高くなり品質を悪くするからである。
【００１２】また無定形珪酸質の測定方法に前記の方法
を用いるのはオートクレーブ中の反応を考慮し、完全に
無定形な部分だけでなく構造の不整な部分も検出できる
方法が好ましいためである。
を用いるのはオートクレーブ中の反応を考慮し、完全に
無定形な部分だけでなく構造の不整な部分も検出できる
方法が好ましいためである。
【００１３】
【実施例】以下実施例について説明する。石灰質原料と
して生石灰粉を６重量部、珪酸石灰質原料としてセメン
ト３４．２重量部、珪酸質原料としては前述の測定法で
測定した無定形珪酸質が６重量％の通常の珪石粉末と６
４重量％の軟珪石粉末を無定形珪酸質／生石灰の重量比
が１／２〜５／１でありかつ全石灰分／全珪酸分の重量
比率が０．５と一定になるように配合し、これに硫酸カ
ルシウム１０重量部と少量のアルミニウム粉末および通
常の添加剤を添加し、水７０重量部を加えて混合攪拌し
たスラリーを型枠に注入し、常温で４時間放置して半硬
化させた。続いて高温高圧（１８０℃、１０．５ｋｇ／
ｃｍ２ ）水蒸気養生を保持時間５時間および８時間で
行った。得られた製品の品質の圧縮強度はＪＩＳＡ−５
４１６−７項により、湿乾収縮率はスウェーデン規格Ｓ
Ｓ１３７３１０によって測定した。結果を表１に示す。
して生石灰粉を６重量部、珪酸石灰質原料としてセメン
ト３４．２重量部、珪酸質原料としては前述の測定法で
測定した無定形珪酸質が６重量％の通常の珪石粉末と６
４重量％の軟珪石粉末を無定形珪酸質／生石灰の重量比
が１／２〜５／１でありかつ全石灰分／全珪酸分の重量
比率が０．５と一定になるように配合し、これに硫酸カ
ルシウム１０重量部と少量のアルミニウム粉末および通
常の添加剤を添加し、水７０重量部を加えて混合攪拌し
たスラリーを型枠に注入し、常温で４時間放置して半硬
化させた。続いて高温高圧（１８０℃、１０．５ｋｇ／
ｃｍ２ ）水蒸気養生を保持時間５時間および８時間で
行った。得られた製品の品質の圧縮強度はＪＩＳＡ−５
４１６−７項により、湿乾収縮率はスウェーデン規格Ｓ
Ｓ１３７３１０によって測定した。結果を表１に示す。
【００１４】
【表１】
【００１５】表１より本発明法の範囲内のものは、何れ
もＡＬＣとして好ましい物性（圧縮強度４０ｋｇ／ｃｍ
２ 以上、湿乾収縮率０．０４％以下）を示しているこ
とがわかる。比較例の実験Ｎｏ．１（無定形珪酸質／生
石灰＝１／２）では保持時間が不足で圧縮強度、湿乾収
縮率とも必要な性質を満たしておらず、保持時間８時間
にすると必要な圧縮強度、湿乾収縮率に達していること
がわかる。またＮｏ．７（無定形珪酸質／生石灰＝５／
１）では強度は十分であるが湿乾収縮率が不足であるこ
とがわかる。なお保持時間８時間の場合も同様の結果で
あった。
もＡＬＣとして好ましい物性（圧縮強度４０ｋｇ／ｃｍ
２ 以上、湿乾収縮率０．０４％以下）を示しているこ
とがわかる。比較例の実験Ｎｏ．１（無定形珪酸質／生
石灰＝１／２）では保持時間が不足で圧縮強度、湿乾収
縮率とも必要な性質を満たしておらず、保持時間８時間
にすると必要な圧縮強度、湿乾収縮率に達していること
がわかる。またＮｏ．７（無定形珪酸質／生石灰＝５／
１）では強度は十分であるが湿乾収縮率が不足であるこ
とがわかる。なお保持時間８時間の場合も同様の結果で
あった。
【００１６】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば軟珪石などの反応性が高くかつ安価な珪酸質原料を
使用しても、製品の品質を低下させることなく養生時間
を短縮することができるので、生産性の向上と原料費の
低減をはかることができる。
れば軟珪石などの反応性が高くかつ安価な珪酸質原料を
使用しても、製品の品質を低下させることなく養生時間
を短縮することができるので、生産性の向上と原料費の
低減をはかることができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 生石灰、消石灰等の石灰質原料とセメ
ント、スラグ等の珪酸石灰質原料と珪砂、珪石等の珪酸
質原料とを主要原料とする水蒸気養生軽量気泡コンクリ
ートの製造方法において、珪酸質原料中の無定形珪酸質
と石灰質原料の重量比が１：１〜４：１の範囲にあるこ
とを特徴とする蒸気養生軽量気泡コンクリートの製造法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3334991A JPH04254482A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 蒸気養生軽量気泡コンクリートの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3334991A JPH04254482A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 蒸気養生軽量気泡コンクリートの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04254482A true JPH04254482A (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=12384101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3334991A Pending JPH04254482A (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 蒸気養生軽量気泡コンクリートの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04254482A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102173622A (zh) * | 2011-02-12 | 2011-09-07 | 嘉兴学院管桩应用技术研究所 | 一种蒸压混凝土复合掺合料及制作方法 |
| CN108298878A (zh) * | 2017-12-30 | 2018-07-20 | 安徽城洁环境科技有限公司 | 一种河道淤泥制备河道护岸修复砖方法 |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP3334991A patent/JPH04254482A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102173622A (zh) * | 2011-02-12 | 2011-09-07 | 嘉兴学院管桩应用技术研究所 | 一种蒸压混凝土复合掺合料及制作方法 |
| CN108298878A (zh) * | 2017-12-30 | 2018-07-20 | 安徽城洁环境科技有限公司 | 一种河道淤泥制备河道护岸修复砖方法 |
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