JPH04253784A - 感圧性接着剤 - Google Patents

感圧性接着剤

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JPH04253784A
JPH04253784A JP10056491A JP10056491A JPH04253784A JP H04253784 A JPH04253784 A JP H04253784A JP 10056491 A JP10056491 A JP 10056491A JP 10056491 A JP10056491 A JP 10056491A JP H04253784 A JPH04253784 A JP H04253784A
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JP
Japan
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weight
ethylene
carboxylic acid
parts
pressure
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Pending
Application number
JP10056491A
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English (en)
Inventor
Wataru Shimokawa
渉 下川
Katsuaki Fukumori
福森 克明
Yuji Moriya
森谷 勇治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst Gosei KK
Original Assignee
Hoechst Gosei KK
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Publication date
Application filed by Hoechst Gosei KK filed Critical Hoechst Gosei KK
Priority to JP10056491A priority Critical patent/JPH04253784A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エマルジョン型感圧性
接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感圧性接着剤としては、芳香族類
、ケトン類、エステル類などの有機溶剤を用いた、いわ
ゆる溶剤型感圧性接着剤が、その接着性、塗工適性、乾
燥性、耐水性などの点で優れていることから主流をなし
てきた。近年、省資源、無公害、安全衛生面より水性分
散型感圧性接着剤が要求され、就中ポリ(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合体を主成分とするアクリル系エマル
ジョン型感圧性接着剤がそのすぐれた粘着性能から注目
されてきた。しかしながら、アクリル系エマルジョン型
感圧性接着剤は従来の溶剤型感圧性接着剤に比べて、乾
燥性、耐水性、接着性などに欠点を有し、中でも接着性
、特にポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン樹脂製の容器やフイルムなど被着体に対する接着性
が低いという問題があった。
【0003】感圧性接着剤の用述は、粘着テープ、接着
シート、粘着ラベル、ステッカーなどであり、被着体の
材質として考えられるものは、プラスチック、金属、ガ
ラス、紙、陶器、木材などあるのでこのような欠点は重
大である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】感圧性接着剤は被着体
として金属、ガラス、紙、陶器、木材などは特に問題と
ならないが、前述の通り非極性のプラスチックには接着
しにくいと言う問題があった。そして、最近はプラスチ
ック製の容器が非常に多くなっただけでなく、包装材と
してプラスチックフイルムが使用されるため、金属、ガ
ラス、紙、陶器、木材などを基材とする製品であっても
、被着体が非極性プラスチックである場合が増大し、感
圧性接着剤のプラスチックに対する接着性が特に大きな
問題となってきた。
【0005】アクリル系エマルジョン型感圧性接着剤に
ついて、非極性プラスチックに対する接着性を改良する
方法が数多く試みられている。代表的な方法を挙げると
、 (1)  共重合体のガラス転移点の低下、分子量の低
下、 (2)  粘着付与剤や可塑剤の添加、(3)  エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−塩
化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸
エステル共重合体などのブレンド、などである。 しかしながら、(1)項の方法では、感圧性接着剤の支
持体からのはみ出し、カッティング時の刃の汚れなど加
工適性が不良となり、(2)項の方法では、耐侯性が悪
く、粘着付与剤や可塑剤の分離や移行が起きやすく、経
時的に粘着力や接着力の低下することが問題となり、(
3)項の方法では、投錨性や接着力が充分ではなかった
【0006】被着体が平面であれば多少接着力が低くて
も接着テープ、粘着シート、粘着ラベルなどを保持でき
るが、被着体が曲面であったり、接着が一面だけでなく
、多面にわたる場合、接着力が低いと粘着基材の端部が
剥離してくるいわゆるエッジリフト現象を起こすという
問題があった。従って、エッジリフトを起こさない強い
接着力を有し、しかも粘着力も低下しないアクリル系エ
マルジョン型感圧性接着剤が強く求められてきた。
【0007】
【課題を解決するための手段】アクリル系エマルジョン
型感圧性接着剤の粘着力を低下することなく、非極性プ
ラスチックに対する接着力を向上させるため、本発明者
は極性の強い共重合成分を含むエチレンを主成分とする
極性基含有樹脂水性分散体とアクリル系樹脂水性分散体
からなる感圧性接着剤は上記の要求を全て満足すること
を解明して本発明を完成した。
【0008】本発明は、 「(1)  A.a.4〜18個の炭素原子からなるア
ルキル基を有するアクリル酸エステル及びメタクリル酸
エステルの1種または2種以上の単量体 b.aと共重合し得る官能基を有するα、β−エチレン
性不飽和単量体 c.上記以外のa及びbと共重合し得るα、β−エチレ
ン性不飽和単量体 からなるa.b.c.の単量体混合物を乳化重合して得
られるアクリル系樹脂水性分散体と、 B.  エチレン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又
はエチレン−不飽和カルボン酸共重合体誘導体からなる
極性基含有樹脂水性分散体 とからなり、Aのアクリル系樹脂水性分散体が固形分で
50〜99.5重量%でBの極性基含有樹脂水性分散体
が固形分で0.5〜50重量%である、感圧性接着剤。 (2)  A.a.4〜18個の炭素原子からなるアル
キル基を有するアクリル酸エステル及びメタクリル酸エ
ステルの1種または2種以上の単量体 b.aと共重合し得る官能基を有するα、β−エチレン
性不飽和単量体 c.上記以外のaおよびbと共重合し得るα、β−エチ
レン性不飽和単量体からなるa.b.c.の単量体混合
物50〜99.5重量部を B.エチレン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はエ
チレン−不飽和カルボン酸共重合体誘導体からなる極性
基含有樹脂水性分散体が固形分で0.5〜50重量部の
存在下に乳化重合して得られる極性基含有樹脂を含有す
るアクリル系樹脂水性分散体からなる感圧性接着剤。 (3)  A.のb単量体が不飽和カルボン酸、ヒドロ
キシル基を有する不飽和単量体、エポキシ基を有する不
飽和単量体、アセトアセチル基を有する不飽和単量体、
アクリルアミドメタクリルアミド、またはその誘導体、
から選ばれた1種または2種以上である、請求項1また
は請求項2に記載された感圧性接着剤。 (4)  A.のc単量体がa単量体100重量部に対
して90重量部以下である、請求項1ないし3のいずれ
か1項に記載された感圧性接着剤。 (5)  B.のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体
がエチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタアク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸−メタアクリル
酸共重合体から選んだ1または2以上の共重合体である
、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された感圧性
接着剤。 (6)  B.のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体
がエチレン60〜97重量部と不飽和カルボン酸40〜
3重量部の共重合体である、請求項1ないし5のいずれ
か1項に記載された感圧性接着剤。 (7)  B成分のエチレン−不飽和カルボン酸共重合
体誘導体が、カルボン酸とアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニア、アミン等と中和した共重合体である
、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された感圧性
接着剤。 (8)  B成分のエチレン−不飽和カルボン酸共重合
体誘導体が、エチレン−不飽和カルボン酸重合体を多価
金属により部分的に架橋した誘導体である請求項1〜7
のいずれか1項に記載された感圧性接着剤。」である。
【0009】本発明の感圧性接着剤はアクリル系樹脂と
極性基含有樹脂との相乗効果によるものであるが、特に
極性基含有樹脂に特徴を有する。本発明に使用する極性
基含有樹脂は極性の強いカルボキシル基を有し、しかも
エチレンは60〜97重量%もの高い含有率を持つもの
である。強い極性基と高いエチレンの含有量はアクリル
系樹脂と混合されることにより、ポリオレフィン樹脂な
どに対する接着性を著しく高めている。
【0010】感圧性接着剤としてのアクリル系樹脂のポ
リオレフィン樹脂などに対する接着性を向上させるもの
として、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢
酸ビニルー塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル
ーアクリル酸エステル共重合体など混合することが試み
られたが、これらの共重合体のエチレン含有量はいずれ
も5〜35重量%と極めて低いものであり、ポリオレフ
ィン樹脂などに対する接着性を向上するにも限界があっ
た。これらの共重合体のエチレン含有量を50重量%以
上に高めたものは、ワックス状を示し、接着剤には全く
効果がない。したがって、エチレン・酢酸ビニル共重合
体の使用量と同量のエチレン含有量60〜97重量%の
極性基含有樹脂を使用すれば、エチレン成分がより多く
感圧性接着剤中に含有されることになり、ポリオレフィ
ン樹脂などに対する接着力が著しく、向上する。逆に、
エチレン含有量が50重量%以下のエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体を配合した程度の効果でよければ、極性基含
有樹脂の使用量は、少量でよい。
【0011】また、接着性の悪いポリオレフィン樹脂は
非極性であるため、ポリオレフィン樹脂ヘの“ぬれ”性
を向上するため、感圧性接着剤の非極性成分を多くする
ことが検討されているが、非極性成分のみでは接着性の
向上するにも限界があった。
【0012】本発明においては、極めて強い極性を示す
カルボキシル基を有する極性基含有樹脂を用いることに
より、接着力が向上している。また、本発明で使用する
極性基含有樹脂の60〜97重量%もの高いエチレン含
有量によりポリオレフィン樹脂への“ぬれ”性が低下し
ないので接着力の低下は生じない。
【0013】
【作  用】  わかり易く説明するためにまずA成分
から順次説明する。
【0014】本発明で使用するA成分は、a,  4〜
18個の炭素原子からなるアルキル基を有するアクリル
酸エステルとしては、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘ
キシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ステアリル、
アクリル酸2−エチルヘキシルなど挙げられる。また、
4〜18個の炭素原子からなるアルキル基を有するメタ
クリル酸エステルとしては、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル
酸ステアリル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなど挙
げられ、これらの1種または2種以上が使用される。 b,  α、β−エチレン性不飽和単量体としては、1
.不飽和カルボン酸 2.ヒドロキシル基を有する不飽和単量体3.エポキシ
基を有する不飽和単量体 4.アセトアセチル基を有する不飽和単量体5.アクリ
ルアミドメタクリルアミド、またはこれらの誘導体、 から選ばれた1種または2種以上で、具体的には不飽和
カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸などが挙
げられる。ヒドロキシル基を有する不飽和単量体として
は、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどが挙げら
れる。エポキシ基を有する不飽和単量体としては、グリ
シジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリ
シジルアリルエーテルなどが挙げられる。アセトアセチ
ル基を有する不飽和単量体としては、アセトアセチルア
クリレート、アセトアセチルメタクリレートなどが挙げ
られる。アクリルアミド、メタクリルアミドまたはこれ
ら誘導体としては、アクリルアミド、メタクリルアミド
、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタ
クリルアミド、N−ブチロールアクリルアミド、N−ブ
チロールメタクリルアミドなどが挙げられる。 b,の官能基を有するα、β−エチレン性不飽和単量体
の使用量はアクリル酸エステルとメタクリル酸エステル
の合計100重量部に対して1〜15重量部が使用され
る。1重量部以下では、接着力が低く、15重量部以上
では接着力を低下する傾向があり好ましくない。 c,前記以外のaおよびbと共重合し得るα、β−エチ
レン性不飽和単量体としては、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、
塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリルなどが挙げら
れる。 上記c,の使用量はアクリル酸エステルとメタクリル酸
エステルの合計100重量部に対して0〜90重量部で
使用される。90重量部以上では粘着力を低下する傾向
があり好ましくない。前記a.b.c.の単量体混合物
を乳化重合することにより、本発明の感圧性接着剤のA
成分であるアクリル系樹脂水性分散体が得られる。
【0015】次に本発明のB成分について説明する本発
明の感圧性接着剤の他の成分であるエチレン−不飽和カ
ルボン酸共重合体反び/又はエチレン−不飽和カルボン
酸共重合体誘導体からなる極性基含有樹脂としては、エ
チレン60〜97重量部と不飽和カルボン酸40〜3重
量部の共重合体が好ましく、極性基含有樹脂として自己
乳化性であることが好ましい。極性基含有樹脂としてエ
チレンの含有量が60重量部以上と高含有である必要が
ある。またカルボン酸として強い極性基を有することも
必要である。かかる極性基含有樹脂の効果は、本発明の
実施例の項で詳細に説明する。
【0016】エチレンと共重合体している不飽和カルボ
ン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸などが挙げられ
る。特に、アクリル酸又はメタクリル酸であることが好
ましい。エチレン−不飽和カルボン酸共重合体はそのま
まも使用できるが、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニア、アミンなどのアルカリ性物質により中和さ
れたものが特に好ましい。またエチレン−不飽和カルボ
ン酸共重合体を多価金属により部分的に架橋したエチレ
ン−不飽和カルボン酸共重合体誘導体も使用できる。
【0017】次にA成分のアクリル系樹脂水性分散体と
B成分の極性基含有樹脂水性分散体との配合割合は、固
形分換算でアクリル系樹脂水性分散体50〜99.5重
量部に対して極性基含有樹脂水性分散体50〜0.5重
量部である。極性基含有樹脂水性分散体が0.5重量部
以下では極性基含有樹脂水性分散体を加えた接着力向上
の効果がなく、特にポリオレフィンなどへの接着性が劣
る。また極性基含有樹脂水性分散体を50重量部以上使
用すると、粘着性に悪影響が生じるので好ましくない。 極性基含有樹脂水性分散体をアクリル系樹脂水性樹脂分
散体に単純に撹拌混合してもよいが、アクリル系樹脂水
性分散体を製造する際に、乳化重合系に極性基含有樹脂
水性分散体を存在せしめ乳化重合を行うと、分散状態の
混合とは異なる、アクリル系樹脂と極性基含有樹脂との
より緊密な混合系がえられ、粘着性や接着性の優れた感
圧性接着剤となるので特に好ましい。
【0018】本発明の感圧性接着剤の特徴は、粘着性を
低下することなく、接着性の悪いポリエチレンやポリプ
ロピレンなどのポリオレフィン樹脂製の容器やフイルム
などの被着体に対しても優れた接着性を示すことにあり
、特に前述の円柱状のポリオレフィン樹脂製容器の側面
のごとき曲面に粘着ラベルなどを添付したとき粘着ラベ
ルの端部が剥離してくるエッジリフト性を著しく改善し
たものである。
【0019】本発明の感圧性接着剤には、必要に応じて
可塑剤、粘着付与剤、増粘材、pH調整剤、湿潤剤、防
カビ剤、防腐剤などが適宜添加される。感圧性接着剤は
粘着基材に直接塗布するか、離型材に塗布後に転写され
て使用される。そのため塗工適性も大切であり、塗工に
適した粘度として約6000〜20000cps程度に
増粘するため増粘剤を使用することが出来る。増粘剤と
しては、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリル酸塩、アルカリ増粘型アクリル樹脂などであ
る。感圧性接着剤を塗工する粘着基材としては、上質紙
、アート紙、コート紙、金属蒸着紙、クラフト紙などの
紙類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
アセテート、ポリ塩化ビニルなどのフイルムあるいはこ
れらの複合体を挙げることができる。以下に各成分の製
造例、実施例、比較例および試験例を挙げて、本発明を
説明する。
【0020】
【実施例】(A成分の製造例)
【0021】例A1       アクリル酸2−エチルヘキシル     
           90重量部      アクリ
ル酸エチル                    
          5重量部      アクリル酸
                         
           2重量部      グリシジ
ルメタクリレート                 
     1重量部      アセトアセトキシエチ
ルメタクリレート          2重量部からな
る混合単量体をイオン交換水102重量部にポリオキシ
エチレン・アルキル・フェノールエーテル系乳化剤  
2重量部とポリオキシエチレン・アルキル・フェノール
サルフェート系乳化剤  1重量部を溶解した水溶液中
で、過硫酸カリウムを重合開始剤として、75℃で5時
間、乳化重合し、水酸化アンモニウムでpH調整してア
クリル系樹脂水性分散体を得た。このアクリル系樹脂水
性分散体は、固形分濃度50重量%、粘度14,000
cps、pH7.2であった。
【0022】例A2 アクリル酸2−エチルヘキシル        80重
量部アクリル酸ブチル               
       8重量部アクリル酸         
                   2重量部アク
リル酸アミド                   
   2重量部酢酸ビニル             
               8重量部からなる混合
単量体をイオン交換水83重量部にポリオキシエチレン
・アルキル・フェノールエーテル系乳化剤  3重量部
とポリオキシエチレン・アルキル・フェノールサルフェ
ート系乳化剤  1重量部を溶解した水溶液中で、過硫
酸カリウムを重合開始剤として、72℃で7時間、乳化
重合し、水酸化アンモニウムでpH調整してアクリル系
樹脂水性分散体を得た。このアクリル系樹脂水性分散体
は、固形分濃度55重量%、粘度18,000cps、
pH7.5であった。
【0023】例A3 アクリル酸2−エチルヘキシル        90重
量部グリシジルメタクリレート           
   1重量部アクリル酸             
               2重量部メタクリル酸
メチル                    7重
量部からなる混合単量体をイオン交換水83重量部にポ
リオキシエチレン・アルキル・フェノールエーテル系乳
化剤  2重量部とポリオキシエチレン・アルキル・フ
ェノールサルフェート系乳化剤  2重量部を溶解した
水溶液中で、過硫酸カリウムを重合開始剤として、75
℃で5時間、乳化重合し、水酸化アンモニウムでpH調
整してアクリル系樹脂水性分散体を得た。このアクリル
系樹脂水性分散体は、固形分濃度55重量%、粘度12
,000cps、pH7.2であった。
【0024】例A4 アクリル酸2−エチルヘキシル        80重
量部アクリル酸ブチル               
       8重量部アクリル酸         
                   2重量部アク
リル酸2−ヒドロキシエチル        2重量部
酢酸ビニル                    
        8重量部からなる混合単量体をイオン
交換水83重量部にポリオキシエチレン・アルキル・フ
ェノールエーテル系乳化剤  3重量部とポリオキシエ
チレン・アルキル・フェノールサルフェート系乳化剤 
 1重量部を溶解した水溶液中で、過硫酸カリウムを重
合開始剤として、72℃で7時間、乳化重合し、水酸化
アンモニウムでpH調整してアクリル系樹脂水性分散体
を得た。このアクリル系樹脂水性分散体は、固形分濃度
55重量%、粘度17,000cps、pH7.5であ
った。
【0025】(B成分の製造例)
【0026】例B1 エチレン80重量部、アクリル酸20重量部からなるエ
チレン−アクリル酸共重合体をイオン交換水中で撹拌し
ながら水酸化ナトリウムで中和し、更に90℃で2時間
加熱撹拌して極性基含有樹脂水性分散体を得た。この極
性基含有樹脂水性分散体は、固形分濃度25重量%、粘
度700cps、pH8.9であった。
【0027】例B2 エチレン90重量部、アクリル酸10重量部からなるエ
チレン−アクリル酸共重合体をイオン交換水中で撹拌し
ながら水酸化ナトリウムで中和し、更に90℃で2時間
加熱撹拌して極性基含有樹脂水性分散体を得た。この極
性基含有樹脂水性分散体は、固形分濃度25重量%、粘
度  90cps、pH8.4であった。
【0028】例B3 エチレン75重量部、アクリル酸25重量部からなるエ
チレン−アクリル酸共重合体をイオン交換水中で撹拌し
ながら水酸化ナトリウムで中和し、更に90℃で2時間
加熱撹拌して極性基含有樹脂水性分散体を得た。この極
性基含有樹脂水性分散体は、固形分濃度25重量%、粘
度4000cps、pH8.7であった。
【0029】例B4 エチレン80重量部、メタクリル酸20重量部からなる
エチレン−メタクリル酸共重合体をイオン交換水中で撹
拌しながら水酸化ナトリウムで中和し、更に90℃で2
時間加熱撹拌して極性基含有樹脂水性分散体を得た。こ
の極性基含有樹脂水性分散体は、固形分濃度25重量%
、粘度3000cps、pH8.6であった。
【0030】実施例1 製造例A1で得たアクリル系樹脂水性分散体90重量部
(固形分)と製造例B1で得た極性基含有樹脂水性分散
体10重量部(固形分)をブレンドし、増粘剤を加えて
粘度調整し、粘度16000cpsの感圧性接着剤を得
た。この感圧性接着剤は、固形分濃度45.5重量%、
pH7.6であった。
【0031】実施例2 製造例A2で得たアクリル系樹脂水性分散体80重量部
(固形分)と製造例B2で得た極性基含有樹脂水性分散
体20重量部(固形分)をブレンドし、増粘剤を加えて
粘度調整し、粘度12000cpsの感圧性接着剤を得
た。この感圧性接着剤は、固形分濃度44.4重量%、
pH7.8であった。
【0032】実施例3 製造例A3で得たアクリル系樹脂水性分散体95重量部
(固形分)と製造例B3で得た極性基含有樹脂水性分散
体  5重量部(固形分)をブレンドし、増粘剤を加え
て粘度調整し、粘度15000cpsの感圧性接着剤を
得た。この感圧性接着剤は、固形分濃度51.9重量%
、pH7.6であった。
【0033】実施例4 製造例A3で得たアクリル系樹脂水性分散体70重量部
(固形分)と製造例B3で得た極性基含有樹脂水性分散
体30重量部(固形分)をブレンドし、増粘剤を加えて
粘度調整し、粘度11000cpsの感圧性接着剤を得
た。この感圧性接着剤は、固形分濃度40.5重量%、
pH7.9であった。
【0034】実施例5 製造例A2で得たアクリル系樹脂水性分散体85重量部
(固形分)と製造例B4で得た極性基含有樹脂水性分散
体15重量部(固形分)をブレンドし、増粘剤を加えて
粘度調整し、粘度8000cpsの感圧性接着剤を得た
。この感圧性接着剤は、固形分濃度46.6重量%、p
H7.6であった。
【0035】実施例6 製造例B3で得た極性基含有樹脂水性分散体200重量
部とイオン交換水440重量部を4ツ口フラスコに仕込
み、 アクリル酸2−エチルヘキシル    340重量部グ
リシジルメタクリレート            4重
量部アクリル酸エチル               
   56重量部からなる混合単量体及びt−ブチルハ
イドロパーオキサイド5重量部、酸性亜硫酸ナトリウム
5重量部を滴下し、55℃で4時間重合して、固形分濃
度44.2重量%の感圧性接着剤を得た。
【0036】この感圧性接着剤は、粘度4000cps
、pH8.2であった。
【0037】実施例7 製造例A4で得たアクリル系樹脂水性分散体98重量部
(固形分)と製造例B1で得た極性基含有水性分散体 
 2重量部(固形分)をブレンドし、増粘剤を加えて粘
度調節し、粘度14000cpsの感圧性接着剤を得た
。 この感圧性接着剤は、固形分濃度53.7重量%、pH
7.6であった。
【0038】比較例1 製造例A1で得たアクリル系樹脂水性分散体をそのまま
感圧性接着剤として使用した。 比較例2 製造例A2で得たアクリル系樹脂水性分散体をそのまま
感圧性接着剤として使用した。 比較例3 製造例A3で得たアクリル系樹脂水性分散体をそのまま
感圧性接着剤として使用した。 比較例4 製造例A3で得たアクリル系樹脂水性分散体70重量部
(固形分)とエチレン30重量部、酢酸ビニル70重量
部からなるエチレン−酢酸ビニル共重合体水性分散体(
固形分濃度55重量%、粘度4000cps、pH5.
4)30重量部(固形分)とをブレンドして感圧性接着
剤とした。この感圧性接着剤は、固形分濃度55重量%
、粘度8000cps、pH6.5であった。 比較例5 製造例A3で得たアクリル系樹脂水性分散体40重量部
(固形分)と製造例B1で得た極性基含有樹脂水性分散
体60重量部(固形分)をブレンドし、増粘剤を加えて
粘度12000cpsの感圧性接着剤を得た。この感圧
性接着剤は、固形分濃度32重量%、pH8.1であっ
た。
【0039】比較試験 実施例および比較例で得られた感圧性接着剤を離型紙に
20〜25g/m2(乾燥後の固形分)塗工し、110
℃で1分間乾燥後、上質紙(66g/m2)に貼り合わ
せて粘着紙を得た。この粘着紙を試料として下記のボー
ルタック、保持力、粘着力、エッジリフト性を試験した
。試験の結果は次の表の通りであった.
【0040】
【表】
【0041】〔註〕 (1)  保持力 JIS  Z  0237の保持力試験法に準じて測定
した。 (2)  粘着力 JIS  Z  0237の粘着力(180度引きはが
し法)試験法に準じ、試験板としてステンレスおよびポ
リエチレンを用いて測定した。 (4)  エッジリフト性 直径10mmのポリエチレン製の円柱の測面に10×3
0mmに裁断した試料片を圧着し、24時間後の試験片
端部の剥がれを観察した。 ○  :  0〜0.5mmの剥がれ。 △  :  0.5〜2mmの剥がれ。 ×  :  2mm以上の剥がれ。
【効  果】本発明は上述の通り極めて優れた接着力、
粘着力を有し、エッジリフト性においても非常に優れて
いる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  A.a.4〜18個の炭素原子からな
    るアルキル基を有するアクリル酸エステル及びメタクリ
    ル酸エステルの1種または2種以上の単量体b.aと共
    重合し得る官能基を有するα、β−エチレン性不飽和単
    量体 c.上記以外のa及びbと共重合し得るα、β−エチレ
    ン性不飽和単量体 からなるa.b.c.の単量体混合物を乳化重合して得
    られるアクリル系樹脂水性分散体と、 B.  エチレン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又
    はエチレン−不飽和カルボン酸共重合体誘導体からなる
    極性基含有樹脂水性分散体 とからなり、Aのアクリル系樹脂水性分散体が固形分で
    50〜99.5重量%でBの極性基含有樹脂水性分散体
    が固形分で0.5〜50重量%である、感圧性接着剤。
  2. 【請求項2】  A.a.4〜18個の炭素原子からな
    るアルキル基を有するアクリル酸エステル及びメタクリ
    ル酸エステルの1種または2種以上の単量体b.aと共
    重合し得る官能基を有するα、β−エチレン性不飽和単
    量体 c.上記以外のaおよびbと共重合し得るα、β−エチ
    レン性不飽和単量体からなるa.b.c.の単量体混合
    物50〜99.5重量部を B.エチレン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はエ
    チレン−不飽和カルボン酸共重合体誘導体からなる極性
    基含有樹脂水性分散体が固形分で0.5〜50重量部の
    存在下に乳化重合して得られる極性基含有樹脂を含有す
    るアクリル系樹脂水性分散体からなる感圧性接着剤。
  3. 【請求項3】  A.のb単量体が不飽和カルボン酸、
    ヒドロキシル基を有する不飽和単量体、エポキシ基を有
    する不飽和単量体、アセトアセチル基を有する不飽和単
    量体、アクリルアミドメタクリルアミド、またはこれら
    の誘導体、から選ばれた1種または2種以上である、請
    求項1または請求項2に記載された感圧性接着剤。
  4. 【請求項4】  A.のc単量体がa単量体100重量
    部に対して90重量部以下である、請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載された感圧性接着剤。
  5. 【請求項5】  B.のエチレン−不飽和カルボン酸共
    重合体がエチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メ
    タアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸−メタア
    クリル酸共重合体から選んだ1または2以上の共重合体
    である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された
    感圧性接着剤。
  6. 【請求項6】  B.のエチレン−不飽和カルボン酸共
    重合体がエチレン60〜97重量部と不飽和カルボン酸
    40〜3重量部の共重合体である、請求項1ないし5の
    いずれか1項に記截された感圧性接着剤。
  7. 【請求項7】  B成分のエチレン−不飽和カルボン酸
    共重合体誘導体が、カルボン酸とアルカリ金属、アルカ
    リ土類金属、アンモニア、アミン等と中和した共重合体
    である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された
    感圧性接着剤。
  8. 【請求項8】  B成分のエチレン−不飽和カルボン酸
    共重合体誘導体が、エチレン−不飽和カルボン酸重合体
    を多価金属により部分的に架橋した誘導体である請求項
    1〜7のいずれか1項に記載された感圧性接着剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0798357A1 (de) * 1996-03-25 1997-10-01 BASF Aktiengesellschaft Verwendung von wässrigen Dispersionen als Heisssiegellack
US5804357A (en) * 1994-12-09 1998-09-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Fine polymer particles having heterogeneous phase structure, silver photographic light sensitive material containing the fine polymer particles and image-forming method

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