JPH0425331B2 - - Google Patents

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JPH0425331B2
JPH0425331B2 JP21860685A JP21860685A JPH0425331B2 JP H0425331 B2 JPH0425331 B2 JP H0425331B2 JP 21860685 A JP21860685 A JP 21860685A JP 21860685 A JP21860685 A JP 21860685A JP H0425331 B2 JPH0425331 B2 JP H0425331B2
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JP
Japan
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ore
pellets
ilmenite ore
pellet
strength
Prior art date
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Expired
Application number
JP21860685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6280230A (ja
Inventor
Takeshi Sugyama
Masayuki Mizuguchi
Kaoru Umeji
Nobuhiro Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6280230A publication Critical patent/JPS6280230A/ja
Publication of JPH0425331B2 publication Critical patent/JPH0425331B2/ja
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高チタン非焼成ペレツトに関し、詳細
にはチタン含有量の増大及びペレツト強度の向上
に成功した高チタン非焼成ペレツトに関するもの
である。
[従来の技術] 高炉の稼動年数が長期に亘り又は累積出銑量が
多くなると炉底レンガの侵食が大きくなる為、炉
底侵食防止対策が必要になる。その方法として
は、溶銑温度の制御、出銑速度の低下更にはチタ
ニア装入量の増加等、種々試みられておりそれな
りの成果が挙げられているが、本発明は特にチタ
ニア装入量の増加に寄与し得る方法に関するもの
である。高炉用チタン源であるチタン鉱石として
は、塊状鉱石(8〜25mm程度)や砂状鉱物(イル
メナイト鉱石)等が知られている。塊状鉱石はそ
のまま高炉に装入して使用されるのであるが、イ
ルメナイト鉱石(TiO2含有率:44〜62%)は前
記塊状鉱石より安価であるという利点を有する反
面通気性等の点で問題がある為そのまま装入する
のは避け、焼成鉱へ添加して使用されている。し
かるにイルメナイト鉱石の添加は焼成鉱の性状を
悪化させる原因となる為その配合量にも制約があ
る。従つて性状悪化という上記問題点さえ克服で
きればイルメナイト鉱石は高炉操業において有用
なチタン源となり得るはずである。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の様な現状のもとで本発明者らは、低価格
のチタン源であるイルメナイト鉱石を塊成化して
ペレツト状にすれば特に焼成鉱に配合しなくとも
そのままで高炉への装入が可能になるのではない
かとの着想を得て種々研究を行なつた。
近年、省エネルギー的見地及び環境対策の面等
から焼成工程を省略したペレツト製造方法が注目
されている。焼成しないでペレツト製造する方法
としてはコールドボンド法があるが、該方法は常
温又はそれに近い温度で硬化する物質をバインダ
ーとして粉鉱石を塊成化しようとするものであ
る。上記バインダーとしては、ポルトランドセメ
ントやクリンカ等のセメント系結合剤が一般的に
良く知られている。しかして非焼成ペレツトの試
験的製造は従来から種々試みられ多数の報告がな
されているが、工業的規模での生産に成功した例
はごく僅かである。特に前記イルメナイト鉱石の
様にそれ自身粗粒で且つ粒子表面が滑らかな原料
を用いた場合には、非焼成ペレツトの高強度化は
達成し難いので他に結合性の高い原料を探して混
合使用しているのが現状である(後述の第2図参
照)。その結果、必然的にチタン含有率が低下す
るのであるが、元々イルメナイト鉱石は還元性が
劣る為その塊成物を多重配合すると高炉に悪影響
が現われる。従つてイルメナイト鉱石をチタン原
料としてペレツトを製造するに当たつては、ペレ
ツトごとのチタン含有率を極力高め高炉操業の際
には該ペレツトの高炉装入量をできるだけ少量に
する必要がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ブレーン指数1300〜3000cm2/gに粉
砕したイルメナイト鉱石:60重量%以上、及びび
セメント系結合剤:15〜20重量%を含有してなる
点に要旨を有するものである。
[作用] イルメナイト鉱石をチタン源として多量に装入
することができる様にする為には、前述の様にイ
ルメナイト鉱石を塊成化(ペレツト化)する必要
がある。しかしながらイルメナイト鉱石は同じく
前述した様に粗粉状で且つ粒子表面が滑らかであ
る為、これを使用してペレツト状にするには幾多
の困難に遭遇する。特にペレツト中のチタン含有
量を向上させたいという強い要請があるので尚更
である。そこで本発明者らは種々研究した結果粗
粉状のイルメナイト鉱石を微粉化することにより
希望する非焼成ペレツトが得られると確信した。
即ちイルメナイト鉱石を粉砕してブレーン指数
1300〜3000cm2/gの微粉状とすればバインダー
(結合剤)との結合性が極めて良好となり、イル
メナイト鉱石60%以上の高い配合割合であつても
高炉操業に必要なペレツト強度が得られることが
判つた。
しかしてイルメナイト鉱石のブレーン指数が
1300cm2/g未満であれば第1図で明らかなごと
く、未破砕粒子が多量に存在するため、必要な強
度が得られない。他方ブレーン数が3000cm2/gを
超えると、強度上昇効果は小さくなり、粉砕量が
上昇するため、過剰粉砕と言える。又本発明はイ
ルメナイト鉱石60%以上の高配合割合の非焼成ペ
レツトを提供する為になされたものであるが、イ
ルメナイト鉱石の配合割合が60%未満であると一
定チタニア量を塊成化するためには生産量を増す
必要があり、単位チタニア量当りの製造費が上昇
し、かつ高炉配合量が増加するという難点を有す
る。
尚本発明では造粒した後の非焼成ペレツトの強
度を向上する為には、その後効果的な養生を行な
うことが必要であるが、本発明の最重要点はペレ
ツトの組成構成にあり養生方法は何ら限定されな
い。
本発明は基本的にはイルメナイト鉱石とセメン
ト系結合剤との2成分を所定割合で含有してなる
高チタン非焼成ペレツトであるが、前記2成分の
特定範囲が維持される限り前記2成分以外に粘結
性の高い鉄鉱石粉、製鉄所発生ダスト類等の第3
成分が含まれてもよいのは勿論である。
[実施例] 比較例 ブレーン指数100cm2/gの粗粉鉱石とイルメナ
イト鉱石(平均粒度120μm:推定ブレーン指数
50cm2/g)の配合割合を変えてコールドボンド法
によつて非焼成ペレツトを製造した。尚このとき
の結合剤はセメント10%.水滓20(結合補助剤と
して使用)%であり、非焼成ペレツトはペレタイ
ザーで造粒(粒径11mm)した後28日間大気中に放
置した。この場合におけるペレツト原料(結合剤
を除く)の配合割合とペレツト当たりの圧潰強度
(単位:Kg/p)との関係を第2図に示す。圧潰
強度は日本工業規格(JIS M 8718)に基づいて
求められた値である。第2図の結果から明らかな
様に、イルメナイト鉱石の含有量が多い程ペレツ
ト強度が低下していることが理解される。これは
上述したことを裏付けるものであり、イルメナイ
ト鉱石の粒子表面が滑らかであり、且つ微粉が存
在しないことに起因して結合性が劣る為である。
実施例 次に本発明者らは結合剤との結合性を良好にす
る為にイルメナイト鉱石を粉砕し、破砕面を表面
に露出すると共に粒度を低下させた。その後粉砕
したイルメナイト鉱石70%とポルトランドセメン
ト30%の配合物を原料として非焼成ペレツトを製
造し(粒径11mm)、28日大気中に放置してペレツ
ト当たりの圧潰強度を調査した。この場合におけ
るイルメナイト鉱石のブレーン指数と圧潰強度と
の関係を第1図に示す。その結果、ブレーン指数
1300cm2/g程度の比較的粗い原料であつてもペレ
ツト強度が60%上昇するのが分かつた。
しかしながらなおペレツト強度が低い為、ペレ
ツト層上面から散水して養生を施した。その結果
7日間の散水養生をした後大気中に放置すれば、
ペレツト造粒から28日後に高炉装入に最低限必要
な強度(150Kg/p)が得られることが分かつた。
更に本発明者らはセメント系結合剤の配合量と
非焼成ペレツト(粒径11mm)の圧潰強度との関係
を調査した。その結果を第3図に示すが、結合剤
の配合量15%以上になると希望するペレツト強度
(150Kg/p)が得られた。又第3図から結合剤の
配合割合を20%以上にすればペレツト強度が更に
増大することも容易に推察されるが、イルメナイ
ト鉱石の含有量が相対的に減少するのでその上限
を20重量%と定めた。尚用いたセメント系結合剤
はポルトランドセメントであり、結合剤以外はブ
レーン指数1900cm2/gのイルメナイト鉱石を使用
した。又圧潰強度は28日養生後のものである。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、既述の構成を
採用することによつてチタン換算含有量26%以上
の高チタン非焼成ペレツトが実現できた。このこ
とによつて高炉操業への悪影響のない有効なチタ
ン成分を高炉へ供給することが可能になると共
に、比較的安価なイルメナイト鉱石の有効利用が
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はブレーン指数と圧潰強度との関係を示
すグラフ、第2図はペレツト原料の配合割合とペ
レツト当たりの圧潰強度との関係を示すグラフ、
第3図はセメント系結合剤の配合量と非焼成ペレ
ツトの圧潰強度との関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ブレーン指数1300〜3000cm2/gに粉砕したイ
    ルメナイト鉱石:60重量%以上、及びセメント系
    結合剤:15〜20重量%を含有してなることを特徴
    とする高チタン非焼成ペレツト。
JP21860685A 1985-10-01 1985-10-01 高チタン非焼成ペレット Granted JPS6280230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21860685A JPS6280230A (ja) 1985-10-01 1985-10-01 高チタン非焼成ペレット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21860685A JPS6280230A (ja) 1985-10-01 1985-10-01 高チタン非焼成ペレット

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Publication Number Publication Date
JPS6280230A JPS6280230A (ja) 1987-04-13
JPH0425331B2 true JPH0425331B2 (ja) 1992-04-30

Family

ID=16722590

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JP21860685A Granted JPS6280230A (ja) 1985-10-01 1985-10-01 高チタン非焼成ペレット

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JPS6280230A (ja) 1987-04-13

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