JPH0425312A - フライスカッター - Google Patents

フライスカッター

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JPH0425312A
JPH0425312A JP2128252A JP12825290A JPH0425312A JP H0425312 A JPH0425312 A JP H0425312A JP 2128252 A JP2128252 A JP 2128252A JP 12825290 A JP12825290 A JP 12825290A JP H0425312 A JPH0425312 A JP H0425312A
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milling cutter
sic whiskers
cutting
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Moriyoshi Kanamaru
守賀 金丸
Tsuneo Tateno
立野 常男
Sadashi Kusaka
日下 貞司
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フライスカッターに関し、詳細にはA1□0
.基セラミックスからなるスローアウェイチップを有す
るフライスカッターであって、特に高マンガン鋳鋼や難
削性鋳鉄などの如き難削材のフライス加工に使用するフ
ライスカッターに関するものである。
(従来の技術) 高マンガン鋳鋼は高強度を有し、更に切削加工中に加工
硬化を生しるため、極めて切削加工かし難い難削材であ
る。球状黒鉛鋳鉄(FCC)は高強度、高靭性を有する
ため切削加工が難しく、オーステンパーダクタイル鋳鉄
(ADI)はさらに加工硬化を生しるため極めて切削加
工か難しい。又、27%C「鋳鉄は極めて高い硬度を有
するため切削加工が難しい。
上記の如き難削材の切削加工用の切削工具としては、高
温で高硬度及び高強度を有することが要求される。従来
の切削工具は該要求を充たし得ないが、それらの中でも
超硬工具は比較的高温での硬度及び強度が高いので、高
マンガン鋳鋼などの難削材の切削加工に使用されている
しかし超硬工具を使用して難削材を切削する場合、極め
て低い切削速度でないと切削できず、そのため切削能率
が極めて低く、切削加工に長時間を要するという問題点
かある。
そこで、かかる問題点を解決すべく、高温で高硬度及び
高強度を有するセラミックスに着目して種々検討が行わ
れ、最近ではA1.0.−TiC系セラミックス又は5
isN4系セラミックス製の切削工具か開発されている
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記A1.0i−TiC系セラミックス製切
削工具は、フライス加工に使用する場合、靭性に欠け、
耐欠損性が悪いという欠点かあり、そのため極めて小さ
い切り込み量での切削を余儀無くされ、切削能率が極め
て低く、切削加工に長時間を要するという問題点かある
。ましてや高マンガン鋼等の難削材のフライス加工には
使用不可能である。又、5izN4系セラミックス製切
削工具は、切り粉との反応による摩耗が生じ易く、その
ため切削工具寿命が短いという問題点がある。このよう
に従来の切削工具は、難削材のフライス加工に使用する
場合、充分な切削性能が得られないという問題点を有し
ている。
本発明はこの様な事情に着目してなされたものであって
、その目的は従来のものがもつ以上のような問題点を解
消し、高温で高硬度及び高強度を有すると共に、従来の
セラミックス製切削工具に比較して優れた靭性を有し、
耐欠損性および耐摩耗性に優れ、難削材のフライス加工
に好適な切削工具を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明に係るフライスカ
ッターは次のような構成としている。
即ち、請求項1に記載のフライスカッターは、SiCウ
ィスカを:3−40wt%含むと共に、Si、 V、 
Cr、 Zr、 Nb、 Mo、 Hf、 Ta、 W
の炭化物、窒化物、炭窒化物の1種または2種を0.5
〜40wt%含むAl2O3基セラミックスからなるス
ローアウェイチップを有するフライスカッターであって
、前記SiCウィスカをスローアウェイチップのすくい
面に平行に配向させてなることを特徴とするフライスカ
ッターである。
請求項2に記載のフライスカッターは前記SiCウィス
カが0量二0.3〜1.5wt%である請求項Iに記載
のフライスカッターである。
請求項3に記載のフライスカッターは、前記炭化物、窒
化物、炭窒化物の1種または2種の一部かAI、0.結
晶粒内にナノオーダで分散してナノコンポジット構造を
呈する請求項1又は請求項2に記載のフライスカッター
である。
請求項4に記載のフライスカッターは、前記Al2O3
基セラミックスが、焼結助剤としてのY2O,。
MgO,ZrO,、酸化チタン、酸化クロム、酸化ニッ
ケル、炭化クロムの1種又は2種以上を065〜1o、
0wt%含有せしめてなる請求項1、請求項2又は請求
項3に記載のフライスカッターである。
(作 用) 本発明に係るフライスカッターは、以上説明したように
、 SiCウィスカを3〜40wt%含むと共に、Si
、 V、 Cr、 Zr、 Nb、 Mo、 If、 
Ta、 Wの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種または2
種(以降、炭化物等という)を0.5〜40wt%含む
AIJi基セラミックスからなるスローアウェイチップ
(以降、チップという)を存するようにしている。
このようにA1□03基セラミックスにSiCウィスカ
を含有せしめると、元来A1□0.基セラミックスか有
する特性の低下を招くことなく、セラミックスのマトリ
ックスか強化されて高靭性化され、そのため耐欠損性か
向上される。又、炭化物等を含有せしめると、セラミッ
クスの組織が微細化すると共に、異常な結晶粒成長も抑
制され、その結果さらに強度を向上し得る。故に、上記
チップは高硬度及び高強度、優れた耐摩耗性および耐欠
損性を有し得る。
ここで、SiCウィスカの含育量を3〜40wt%とじ
ているのは、3wt%未満では前記高靭性化の効果が少
なく、40wt%超では鉄との反応性を有するSiCか
相対的に増加して耐摩耗性が劣化し、且つSiCウィス
カの充分な均一分散状態が得られず、強度低下を招くよ
うになるからである。尚、SiCウィスカは針状の形状
を有するものである。
炭化物等を0.5〜40wt%とじているのは、0.5
wt%未満では前記強度向上の効果か小さくなり、40
wt%超では焼結性の低下によ・す、緻密な焼結体が得
られなくなるからである。
本発明に係るフライスカッターは、更に、前記SiCウ
ィスカをスローアウェイチップのすくい面に平行に配向
させるようにしている。即ち、針状のSiCウィスカの
軸方向がすくい面に平行になるように、SiCウィスカ
をすくい面内に2次元に配向するようにしている。この
ようにSiCウィスカを配向すると、切削加工時の切削
主分力に対し極めて強い抵抗力を有するようになる。故
に、耐欠損性かさらに優れたものになる。尚、上記の如
きウィスカの2次元配向は、チップ全体において成され
ている必要はなく、少なくとも耐欠損性なとの切削性能
に直接影響するすくい面内、即ちすくい面の近傍におい
て成されておればよい。又、2次元配向されるウィスカ
同士の配置関係については、各ウィスカが平行でもよ(
、直交していてもよく、放射状になっていてもよ(、或
いはアトランダムになっていてもよい。
前記SiCウィスカのO量を0.3〜1.5wt%にす
ると、SiCウィスカの充分な均一分散状態か得られ易
く、高強度を確保し易くなるのでよい。即ち、前記Al
2O*基セラミックスは、通常SiCウィスカを溶媒中
に分散してスラリ化し、AI、0.粉末及び炭化物等と
混合し、焼結して製造される。かかるSiCウィスカの
溶媒中への分散の際に、SiCウィスカ中のO量か0.
3〜1.5wt%であると、ウィスカか極めて均一に分
散され、その結果SiCウィスカか均一に分散された焼
結体か得られ易くなる。O量か0.3wt%未満では上
記均一分散効果が小さくなり、1.5wt%超ではSi
O□とA1.口、との反応が生じて強度低下を招くよう
になる。
前記炭化物等の一部かAl2O,結晶粒内にナノオーダ
で分散してナノコンポジット構造を呈するようにすると
、さらに強度が改善される。これは炭化物等によるナノ
複合強化とSiCウィスカによる繊維強化との組合せに
よる作用効果である。
前記Al2O3基セラミックスに、焼結助剤としてYz
Oi、 MgO,ZrO2,酸化チタン、酸化クロム、
酸化ニッケル、炭化クロムの1種又は2種以上を0.5
〜10wt%添加するようにすると、焼結性か向上し、
焼結組織か微細化及び均一化され、高強度及び高靭性を
確保し易くなる。この効果は、添加量か0、5wt%未
満では極めて小さく、10.0wt%超では高温強度が
低下するようになる。
(実施例) 実施例! 0量を0. ewt%に調整したSiCウィスカを、溶
媒に添加し、超音波エネルギを30分間付与し、溶媒中
に均一に分散させ、スラリを得た。該スラリにAl2O
3粉末及び炭化物等、或いは更に焼結助剤を添加し、湿
式ミルにより20時間攪拌・混合した後、スプレードラ
イヤにより乾燥・造粒した。得られた混合粉末を、黒鉛
型内に詰め込み、Ar気流中にて1850°C,200
にg/cm’の条件でホットプレスにより30分間の一
軸加圧焼結を行い、焼結体(即ちAl2O*基セラミッ
クス)を得た。このようにすると焼結体中のウィスカは
ホットプレス面に平行に2次元に配向させ得る。尚、S
iCウィスカ及び炭化物等の添加量、焼結助剤の種類及
び添加量を変化させた。これらの添加量を第2表に示す
上記焼結体から、ホットプレス面とチップのすくい面と
か平行になるように5.2 XI3.5X13.5mm
のチップを切り出し、これをチップ研磨機により5NG
N 434 T−4の形状(ISO規格)に加工した。
このチップの正面図を第1図に、側面図を第2図に示す
。これらの図において、(11はすくい面、(2)は丸
コーナ部、(3)はホーニング部、(4)はホーニング
巾を示すものである。丸コーナ部(2)のコーナ半径は
1.6mm、ホーニング巾(4)は0.2mmである。
上記チップをフライスカッターに取り付けて工具とし、
高Mn鋼、Fe12. FCD45 、AD[や27%
Cr鋳鉄を被削材とし、第1表に示す切削条件でフライ
ス加工試験を行った。これらの切削試験結果を第2表に
示す。尚、本実験例では、全て組織はナノコンポジット
構造を呈していた。
比較例1 実施例1と同様の方法(操作、手順、条件)により、焼
結体を得た。このときのSiCウィスカ、炭化物等及び
焼結助剤の添加量を第3表に示す。
尚、SiCウィスカ中のO量に関し、実験No、 5及
び6は0.1及び2.0wt%であり、その他のものは
実施例1と同様の0.6wt%である。
上記焼結体から、実施例1と同様の方法により、同様の
寸法のチップを切り出した。但し、実験N017のもの
は、実施例1の場合と異なり、ホットプレス面とチップ
のすくい面とか直交するように切り出した。
上記チップをフライスカッターに取り付けて工具とし、
実施例1と同様のフライス加工試験を行った。これらの
切削試験結果を第3表に示す。
第 表 (以下、余白) 第 表 第 表 (以下、余白) 比較例2 超硬チップ、Al2O3系チップ、A12oz−Tic
系チップ、5iJ4系チツプを用い、実施例1と同様の
フライス加工試験を行った。超硬チップはいづれの試験
でもクレータ摩耗が大きく、5分以内に切削不能となっ
た他、A120i系及びAl20s−TIC系チップは
試験開始と同時に欠損、S!J4系チップは大きなコー
ナ一部摩耗を示した後、3分以内に欠損をおこし、安定
した切削は出来なかった。
(発明の効果) 本発明に係るフライスカッターは、高温で高硬度及び高
強度を有すると共に、従来のセラミックス製切削工具に
比較して優れた靭性を有するので、耐欠損性および耐摩
耗性に優れ、難削材の切削加工に好適な切削工具である
。従って、本発明に係るフライスカッターによれば、チ
ップ欠損や摩耗を生じることなく、高切込み且つ高速で
の難削材のフライス加工か可能となり、切削能率か高め
られ、フライス加工時間を短縮し得る他、カッター寿命
を向上し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
11図は、実施例1に係るスローアウエイチ・yプの形
状を示す正面図、第2図は、実施例1に係るスローアウ
ェイチップの形状を示す側面図である。 (1)−すくい面    (2)−丸コーナ部(3)−
ホーニング部  (4)−ホーニング巾特許出願人 株
式会社 神戸製鋼折 代 理 人  弁理士 金欠 章−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiCウイスカを3〜40wt%含むと共に、S
    i,V,Cr,Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,Wの炭
    化物、窒化物、炭窒化物の1種または2種を0.5〜4
    0wt%含むAl_2O_3基セラミックスからなるス
    ローアウェイチップを有するフライスカッターであって
    、前記SiCウイスカをスローアウェイチップのすくい
    面に平行に配向させてなることを特徴とするフライスカ
    ッター。
  2. (2)前記SiCウイスカがO量:0.3〜1.5wt
    %である請求項1に記載のフライスカッター。
  3. (3)前記炭化物、窒化物、炭窒化物の1種または2種
    の一部がAl_2O_3結晶粒内にナノオーダで分散し
    てナノコンポジット構造を呈する請求項1又は請求項2
    に記載のフライスカッター。
  4. (4)前記Al_2O_3基セラミックスが、焼結助剤
    としてのY_2O_3,MgO,ZrO_2,酸化チタ
    ン,酸化クロム,酸化ニッケル,炭化クロムの1種又は
    2種以上を0.5〜10.0wt%含有せしめてなる請
    求項1、請求項2又は請求項3に記載のフライスカッタ
    ー。
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