JPH04252976A - 荷電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム位置決め方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム位置決め方法

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JPH04252976A
JPH04252976A JP3009306A JP930691A JPH04252976A JP H04252976 A JPH04252976 A JP H04252976A JP 3009306 A JP3009306 A JP 3009306A JP 930691 A JP930691 A JP 930691A JP H04252976 A JPH04252976 A JP H04252976A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,図2)作用 実施例(図3〜図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、荷電粒子ビーム装置及
び荷電粒子ビーム位置決め方法に関するものであり、更
に詳しく言えば、絶縁物に覆われた被測定対象物の測定
点に電子ビームを位置合わせをする機能と方法に関する
ものである。
【0003】近年、高集積,超微細化する半導体集積回
路装置(以下LSIという)等の被測定対象物に荷電粒
子ビームを偏向走査して、そのSEM(Scannin
g Electron Microscope )像の
画像取得をし、被試験LSIの画像解析をする電子顕微
鏡,電子ビーステスタ及び収束イオンビーム装置が使用
されつつある。
【0004】ところで、従来例によれば被試験LSIの
試験や故障診断をする場合、チップ表面の絶縁膜を全部
除去せずに、それを残留させた状態で絶縁膜下の配線と
電子ビームとを位置合わせをしている。これは、絶縁膜
の除去によって、高集積化・超微細化するLSIの破壊
発生の恐れがあるためである。
【0005】このため、絶縁膜下の配線に電子ビームが
間接的に照射されるため、反射電子や二次電子の検出量
が少なくなる。これにより、表面が絶縁性の膜で覆われ
ていない場合のように、二次電子信号量を加算平均する
方法では正確に配線位置を検出することができない。
【0006】そこで、予め、該絶縁膜下の配線が露出す
る位置合わせマークの形成をし、該対象物の設計モニタ
画像に指定された測定点を該対象物のSEM像の表示画
面の中心位置に精度良く,かつ、再現性良く一致させる
ことできる位置決め方法が望まれている。
【0007】
【従来の技術】第8図は、従来例の電子ビーム装置及び
電子ビーム位置決め方法に係る説明図を示している。
【0008】図において、被測定対象物(被試験LSI
)9の電圧測定やSEM像の観測をする電子ビームテス
タや走査型電子顕微鏡等の電子ビーム装置は、鏡筒内に
設けられた電子銃1,偏向手段2及び二次電子検出器3
と、その外部に該二次電子検出器3からの反射電子や二
次電子1bの信号処理をする信号処理回路4と、偏向手
段2の駆動制御する偏向制御回路5と、被測定対象物9
のステージを移動制御するステージ移動回路6と、SE
M像を表示するモニタ7と、該電子銃1,偏向制御回路
5,信号処理回路4,ステージ移動回路6及びモニタ7
の入出力を制御する制御計算機8から構成されている。
【0009】該装置の機能は、まず電子ビーム1aが偏
向手段2等の電子光学系を通して被照射対象9に出射さ
れる。次に被照射対象9からの反射電子や二次電子1b
が、二次電子検出器3により検出される。その後、反射
電子や二次電子1bが信号処理回路4により信号処理さ
れる。これにより、被測定対象物9の配線位置に電子ビ
ーム1aを位置合わせして電圧波形等を測定することが
できる。
【0010】また、電子ビーム1aの位置決め方法は、
例えば、SEM像に表示された形状コントラストを利用
して絶縁膜に覆われた被測定対象物9の被測定点に電子
ビーム1aを位置合わせをする場合には、電子銃1から
電子ビーム1aが出射されると、該電子ビーム1aが偏
向器2により偏向され、それが被測定対象物9の絶縁膜
上に照射される。さらに、被測定対象物9からの反射電
子や絶縁膜下の配線9Aからの二次電子1bが二次電子
検出器3により検出され、その検出器3からの検出信号
が信号処理回路4により画像処理される。なお、SEM
像は制御計算機8を介してモニタ7に表示される。
【0011】この際に、図8の破線内図に示すように、
表面が絶縁性の膜で覆われている被測定対象物9では、
配線9Aを横切るように電子ビーム1aが線(ライン)
走査される。また、検出された二次電子信号量は加算平
均法により信号処理される。これにより得られたSEM
像をモニタ7の中心付近になるように、移動データD1
2を演算し、被測定対象物9を載置したXYステージを
移動修正をしていた。
【0012】これにより、絶縁膜に覆われた被測定対象
物9の被測定点に電子ビーム1aが位置合わせされてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例によ
ればLSI(半導体集積回路装置)の試験や故障診断を
する場合、チップ表面の絶縁膜を全部除去せずに、それ
を残留させた状態で絶縁膜下の配線9Aと電子ビーム1
aとを位置合わせをしている。これは、絶縁膜の除去に
よって、高集積化・超微細化するLSIの破壊発生の恐
れがあるためである。
【0014】このため、絶縁膜下の配線9Aに電子ビー
ム1aが間接的に照射されるため、反射電子や二次電子
1bの検出量が少なくなる。これにより、配線位置を正
確に求めることができない。これは、絶縁膜を介して配
線9A上に電子ビーム1aが照射されることによって、
配線9Aからの反射電子や二次電子1bの検出量と、絶
縁膜にそれが照射されたときの反射電子や二次電子1b
の検出量とがほとんど差が無くなるためである。
【0015】このことで、表面が絶縁性の膜で覆われて
いない場合のように、二次電子信号量を加算平均する方
法では正確に配線位置を検出することができない。これ
により、形状コントラスト方法では十分S/N比が得ら
れないことから正確に絶縁膜下の配線9Aと電子ビーム
1aとを位置合わせをすることが困難になるという問題
がある。
【0016】なお、ICパッドを利用して電子ビーム1
aの位置決めをする方法もあるが該パッドから離れた測
定点における位置合わせ精度が低下をするという問題が
ある。
【0017】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、被測定対象物の絶縁膜下の配線等
に電子ビームを間接的に位置合わせ処理をすることなく
、予め、該絶縁膜下の配線が露出する位置合わせマーク
の形成をし、該対象物の設計モニタ画像に指定された測
定点を該対象物のSEM像の表示画面の中心部分に精度
良く,かつ、再現性良く一致させることが可能となる荷
電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム位置決め方法の提
供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る荷
電粒子ビーム装置の原理図、図2は、本発明に係る荷電
粒子ビーム位置決め方法の原理図をそれぞれ示している
【0019】本発明の荷電粒子ビーム装置は図1に示す
ように、被測定対象物18に荷電粒子ビーム11aを出
射する荷電粒子発生源11と、前記荷電粒子ビーム11
aを偏向走査する偏向手段12と、前記荷電粒子11a
の偏向走査に基づいて前記被測定対象物18の二次元画
像Aを取得する画像取得手段13と、前記被測定対象物
18の移動をする移動手段14と、前記荷電粒子発生源
11,偏向手段12,画像取得手段13,移動手段14
の入出力を制御する制御手段15とを具備する荷電粒子
ビーム装置において、前記制御手段15に位置決め制御
手段15Aが設けられ、前記被測定対象物18の位置検
出マークMに係る画像取得データD1と、前記被測定対
象物18の設計画像Bに基づく画像表示データD2と、
前記被測定対象物18の測定点Pに係る外部設定データ
D3とに基づいて前記荷電粒子ビーム11aのビーム偏
向データD4を出力することを特徴とする。
【0020】また、前記装置において、前記二次元画像
Aを表示する第1の表示手段16と、前記被測定対象物
18の設計画像Bを表示する第2の表示手段17とが設
けられていることを特徴とする。
【0021】さらに、前記装置において、前記移動手段
14が前記被測定対象物18の画像取得データD1及び
画像表示データD2に基づいて処理された移動制御デー
タD5により制御されることを特徴とする。
【0022】なお、荷電粒子ビーム位置決め方法は図2
のフローチャートに示すように、まず、ステップP1で
予め、絶縁膜に覆われた被測定対象物18に位置合わせ
マークMの作成処理をし、次に、ステップP2で前記位
置合わせマークMが作成された被測定対象物18に荷電
粒子ビーム11aを照射偏向処理をし、さらに、ステッ
プP3で前記照射偏向処理に基づいて前記被測定対象物
18の二次元画像Aの取得処理をし、その後、ステップ
P4で前記二次元画像Aの中の位置合わせマークMと前
記被測定対象物18の設計画像Bに指定された測定点P
とに基づいて荷電粒子ビーム11aの位置合わせ処理を
することを特徴とする。
【0023】また、前記位置決め方法方法において、前
記被測定対象物18の位置合わせマークMの作成処理は
、該被測定対象物18の配線部分が露出する開口部18
Aを設けることにより行うことを特徴とする。
【0024】さらに、前記位置決め方法において、前記
被測定対象物18の位置合わせマークMは、該被測定対
象物18の配線幅Φに基づいて重み付け処理をする。
【0025】また、前記位置決め方法において、前記位
置合わせマークMが被測定対象物18に複数個設けられ
た場合には、該位置合わせマークMに係る第1の位置座
標データDP1と前記被測定対象物18の測定点Pに係
る第2の位置座標データDP2との変換処理の際に、最
小二乗法により線形近似処理をすることを特徴とする。
【0026】なお、前記位置決め方法において、前記位
置合わせ処理は、前記位置合わせマークMが作成された
被測定対象物18を荷電粒子ビーム11aの偏向可能領
域に移動処理をし、前記偏向可能領域で荷電粒子ビーム
11aの照射偏向処理をし、前記照射偏向処理に基づい
て被測定対象物18の二次元画像Aの取得処理をし、前
記取得処理に基づいて荷電粒子ビーム11aの偏向調整
処理をすることを特徴とし、上記目的を達成する。
【0027】
【作用】本発明の荷電粒子ビーム装置によれば、図1に
示すように、荷電粒子発生源11,偏向手段12,画像
取得手段13,移動手段14及び制御手段15が具備さ
れ、該制御手段15に位置決め制御手段15Aが設けら
れている。
【0028】例えば、予め、絶縁膜に覆われた被測定対
象物18に作成された位置合わせマークMに荷電粒子発
生源11からの荷電粒子ビーム11aが出射されると、
該荷電粒子ビーム11aが偏向手段12により偏向走査
される。また、荷電粒子11aの偏向走査に基づいて被
測定対象物18の二次元画像Aが画像取得手段13によ
り取得され、該二次元画像Aが第1の表示手段16によ
り表示される。一方、第2の表示手段17には該対象物
18の設計画像Bが表示される。この際に、制御手段1
5を介して、例えば、被測定対象物18の位置検出マー
クMに係る画像取得データD1と、その設計画像Bに基
づく画像表示データD2と、その測定点Pに係る外部設
定データD3とに基づいて荷電粒子ビーム11aのビー
ム偏向データD4が出力される。
【0029】このため、被測定対象物18の絶縁膜下の
配線が露出した位置合わせマークMに荷電粒子ビーム1
1aが直接的に照射される。このことで、反射電子や二
次電子1bの検出量が多くなることから、配線を横切る
ように荷電粒子ビーム11aを線走査することにより、
該配線から放出される反射電子や二次電子11bの変化
から配線位置を特定することができる。これを利用して
、その検出量の加算平均処理等をすることにより位置合
わせマークMを正確に求めることが可能となる。
【0030】これにより、被測定対象物18の画像取得
データD1及び画像表示データD2に基づいて処理され
た移動制御データD5により移動手段15が制御され、
被測定対象物18が移動手段14により移動される。こ
のことで、第2の表示手段17の設計画像Bに指定した
測定点Pと該対象物のSEM像の中の位置合わせマーク
Mに基づいて,例えば、第1の表示手段16の画面の中
心に荷電粒子ビームを再現性良く一致させることが可能
となる。
【0031】また、本発明の荷電粒子ビーム位置決め方
法によれば、図2のフローチャートに示すように、予め
、絶縁膜に覆われた被測定対象物18に,例えば、その
配線部分を露出する開口部18Aから成る位置合わせマ
ークMが作成処理されている。また、位置合わせマーク
Mが被測定対象物18の配線幅Φに基づいて重み付け処
理される。さらに、位置合わせマークMが被測定対象物
18に複数個設けられた場合には、該位置合わせマーク
Mに係る第1の位置座標データDP1とその測定点Pに
係る第2の位置座標データDP2との変換処理の際に最
小二乗法により線形近似処理される。
【0032】このため、被測定対象物18が荷電粒子ビ
ーム11aの偏向可能領域に移動処理され、該偏向可能
領域において、位置合わせマークMが作成された被測定
対象物18に荷電粒子ビーム11aが照射偏向処理され
ることで、該照射偏向処理に基づいて被測定対象物18
の二次元画像Aが取得処理され、その後、該取得処理に
基づいて荷電粒子ビーム11aの偏向調整処理をするこ
とができる。
【0033】これにより、第2の表示手段17の設計画
像Bに指定した測定点Pを該対象物のSEM像の中の位
置合わせマークMに基づいて,例えば、第1の表示手段
16の画面の中心部分に荷電粒子ビーム11aを精度良
くかつ再現性良く位置決めを行うことが可能となる。
【0034】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明する。第3〜第7図は、本発明の実施例に係る荷
電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム位置決め方法を説
明する図であり、第3図は、本発明の実施例に係る電子
ビーム装置の構成図を示している。
【0035】図において、設計LSIのマスク図表示画
面を参照しながら被試験LSI28の電圧測定やSEM
像の観測をする電子ビームテスタや走査型電子顕微鏡等
の電子ビーム装置は、鏡筒20内に電子銃21,電磁偏
向器22A,静電偏向器22B,電子レンズ22C,二
次電子検出器23A及びXYステージ24a等が設けら
れている。 また、その外部に、偏向駆動制御回路22D,SEM像
取得表示制御回路23B,第1,第2のモニタ26,2
7,ステージ制御回路24b,制御計算機25,キーボ
ード29及びCADデータ表示制御回路30が設けられ
ている。
【0036】すなわち、電子銃21は荷電粒子発生源1
1の一実施例であり、荷電粒子ビーム11aの一例とな
る電子ビーム21aを被測定対象物18の一例となる被
試験LSI28に出射するものである。電磁偏向器22
A,静電偏向器22B,電子レンズ22C及び偏向駆動
制御回路22Dは偏向手段12の一実施例であり、ビー
ム偏向データD4に基づいて電子ビーム21aを電磁偏
向,静電偏向及び焦点結像するものである。
【0037】また、二次電子検出器23A及びSEM像
取得表示制御回路23Bは画像取得手段13の一実施例
であり、被試験LSI28からの二次電子21bを検出
し、その二次電子検出信号を信号処理して被試験LSI
28の二次元画像Aの一例となるSEM像を表示するた
めの画像取得データD1を制御計算機25に出力するも
のである。
【0038】XYステージ24a及びステージ制御回路
24bは移動手段14の一実施例であり、被試験LSI
28が載置されたXYステージ24aを制御計算機25
からの移動制御データD5に基づいて移動制御するもの
である。なお、移動制御データD5は被試験LSI28
の画像取得データD1及び画像表示データD2に基づい
て信号出力処理される。
【0039】制御計算機25は制御手段15の一実施例
であり、電子銃21,電磁偏向器22A,静電偏向器2
2B,電子レンズ22C,偏向駆動制御回路22D,S
EM像取得表示制御回路23B,第1,第2のモニタ2
6,27,ステージ制御回路24b,キーボード29及
びCADデータ表示制御回路30の入出力を制御するも
のである。
【0040】また、本発明の実施例では、該制御計算機
25に位置決め制御回路25aが設けられ、被試験LS
I28の位置検出マークMに係る画像取得データD1と
、被試験LSI28の設計画像Bに基づく画像表示デー
タD2と、被試験LSI28の測定点Pに係る外部設定
データD3とに基づいて電子ビーム11aのビーム偏向
データD4を出力するものである。なお、当該制御回路
25aについては図4において、また、位置合わせマー
クMについては測定点Pと共に図5において詳述する。
【0041】第1のモニタ26は第1の表示手段16の
一実施例であり、制御計算機25からの取得位置表示デ
ータD6に基づいて、被試験LSI28のSEM(Sc
anning Electron Microscop
e)像を表示するものである。
【0042】第2のモニタ27は第2の表示手段17の
一実施例であり、制御計算機25からの画像表示データ
D2に基づいて、被試験LSI28の設計画像Bの一例
となる設計LSIのマスク全体図を画面表示するもので
ある。なお、本発明の実施例では、第2のモニタ27の
画面中に測定点Pが指定される。
【0043】また、29はキーボードであり、制御計算
機25に制御命令データD3を入力するものであり、例
えば、観測者が第2のモニタ27に表示されるマスク図
の選択をしたり、表示画面中に測定点Pを指定するもの
である。
【0044】CADデータ表示制御回路30は、LSI
のCADデータベースに係る設計データD7を入力して
設計表示データD71を制御計算機25に出力するもの
である。
【0045】図4は、本発明の実施例に係る制御計算機
の内部構成図を示している。図4において、制御計算機
25は位置決め制御回路25a及びデータ制御装置25
bから成る。
【0046】位置決め制御回路25aは位置決め制御手
段15Aの一実施例であり、偏向座標算定回路52及び
詳細位置決め回路51から成る。偏向座標算定回路52
は第2のモニタ27に表示されたマスク図の表示画面中
に指定された測定点Pに係る測定点レイアウト座標デー
タD21と詳細位置決め回路51からのアライメントデ
ータD22に基づいてビーム偏向データD4を偏向駆動
制御回路22Dに出力するものである。
【0047】詳細位置決め回路51はSEM像取得表示
制御回路23Bからの画像取得データD1と位置合わせ
マークMの座標を示すマーク座標データD11とに基づ
いてアライメントデータD22を出力するものである。
【0048】データ制御装置25bはCPU(中央演算
処理装置)から成り、画像取得データD1,外部設定デ
ータD3及び設計表示データD71に基づいて画像取得
データD1,マーク座標データD11,画像表示データ
D2,測定点レイアウト座標データD21,移動制御デ
ータD5及び取得位置表示データD6を出力するもので
ある。
【0049】図5(a),(b)は、本発明の実施例に
係る測定点と位置合わせマークとの説明図であり、同図
(a)は設計画像Bを示している。
【0050】同図(a)において、設計画像Bは被試験
LSI28の設計表示データD71に基づく画像表示デ
ータD2により表示されるものである。なお、Pは測定
点であり、被試験LSI28の電圧測定やSEM像の観
測をする際に該設計画像Bの表示画面中に指定されたも
のである。また、mはレイアウト座標上の位置合わせマ
ークであり、実物の被試験LSI28に作成される位置
合わせマークMの位置座標を示すものである。
【0051】また、同図(b)はSEM像Aの全体図を
示している。同図(b)において、SEM像Aは被試験
LSI28の二次電子検出に基づく画像取得データD1
により表示されるものであり、実際にはSEM像Aの一
部分が第1のモニタ26に拡大表示される。また、Mは
位置合わせマークであり、被試験LSI28の電圧測定
やSEM像の観測をする際に、予め、絶縁膜に覆われた
被試験LSI28の領域に作成されたものである。なお
、位置合わせマークMの作成方法については図7におい
て詳述する。
【0052】また、本発明の実施例では第2のモニタ2
7に指定した測定点Pは第1のモニタ26の画面中心に
位置合わせマークMが表示されるように制御系を組むも
のとする。
【0053】このようにして、本発明の実施例に係る電
子ビーム装置によれば、図3に示すように、電子銃21
,電磁偏向器22A,静電偏向器22B,電子レンズ2
2C,二次電子検出器23A,XYステージ24a,偏
向駆動制御回路22D,SEM像取得表示制御回路23
B,第1,第2のモニタ26,27,ステージ制御回路
24b,制御計算機25,キーボード29及びCADデ
ータ表示制御回路30が具備され、該制御計算機25に
位置決め制御回路25aが設けられている。
【0054】例えば、予め、絶縁膜に覆われた被試験L
SI28に作成された位置合わせマークMに電子銃21
からの電子ビーム21aが出射されると、該電子ビーム
21aが電磁偏向器22A及び静電偏向器22B等によ
り偏向走査される。また、電子21aの偏向走査に基づ
いて被試験LSI28の二次元画像Aが二次電子検出器
23A,SEM像取得表示制御回路23Bにより取得さ
れ、該二次元画像Aが第1のモニタ26により表示され
る。一方、第2のモニタ27には該LSI28の設計画
像Bが表示される。この際に、制御計算機25を介して
、例えば、被試験LSI28の位置検出マークMに係る
画像取得データD1と、その設計画像Bに基づく画像表
示データD2と、その測定点Pに係る外部設定データD
3とに基づいて電子ビーム21aのビーム偏向データD
4が出力される。
【0055】このため、被試験LSI28の絶縁膜下の
配線が露出した位置合わせマークMに電子ビーム21a
が直接的に照射される。このことで、反射電子や二次電
子1bの検出量が多くなることから、配線を横切るよう
に電子ビーム21aを線走査することにより、該配線か
ら放出される反射電子や二次電子11bの変化から位置
合わせマーク(配線位置)Mを特定することができる。 これを利用して、その検出量の加算平均処理等をするこ
とにより位置合わせマークMを精度良く求めることが可
能となる。
【0056】これにより、被試験LSI28の画像取得
データD1及び画像表示データD2に基づいて処理され
た移動制御データD5によりステージ制御回路24bが
制御され、被試験LSI28がXYステージ24aによ
り移動される。このことで、第2のモニタ27の設計画
像Bに指定した測定点Pを該対象物のSEM像を表示す
る第1のモニタ26の画面中心において再現性良く一致
させることが可能となる。
【0057】次に、本発明の実施例に係る電子ビーム位
置決め方法について当該装置の動作を補足しながら説明
をする。
【0058】図6は、本発明の実施例に係る電子ビーム
位置決め方法のフローチャートであり、図7はその位置
合わせマークの形成方法の説明をそれぞれ示している。
【0059】例えば、設計LSIのマスク図表示画面に
指定した測定点P=(lx,ly)と被試験LSI28
のSEM像の複数の位置合わせマークMに基づく画面中
心位置に電子ビーム21aを一致させ、その後、電圧測
定等をする場合について説明をする。
【0060】図6において、予め、ステップP1で絶縁
膜に覆われた被試験LSI28に位置合わせマークMの
作成処理をする。
【0061】この際に、被試験LSI28への位置合わ
せマークMの作成処理は、図7において該LSI28の
配線部分が露出する開口部18Aを設けることにより行
う。例えば、開口部18Aは1〜数μmにフォーカス処
理をしたレーザカッターやFIB(Focused I
on Beam,収束イオンビーム)装置により除去す
る。すなわち、同図7(a)において、開口部18Aは
Si基板28A,SiO2 膜28B上のPSG膜28
Dに覆われたアルミ配線28Cの一部が露出するように
レーザービーム光31をスポット照射する。また、開口
部18Aは1画面のSEM像A=(2〜300 〔μm
〕角)の場合、2個以上設け、可能ならば3個以上設け
る。
【0062】なお、被試験LSI28の位置合わせマー
クMは、該被試験LSI28の配線幅Φに基づいて重み
付け処理をする。すなわち、位置合わせマークMはレー
ザービーム光31がアルミ配線28CとPSG膜28D
とにまたがっているとき(図7(a)のレーザースポッ
ト領域LP参照)には、Si基板28A,SiO2 膜
28B上のPSG膜28Dが除かれずに、アルミ配線2
8C上のPSG膜28Dのみが除去されるという性質が
ある。従って、同図7(b)において、アルミ配線28
Cの配線幅Φが2μm以下になるとレーザービーム光3
1により形成される開口部(PSG膜除去領域LQ参照
)18Aは配線の長手方向に細長くなる楕円形状となる
。このため、位置合わせマークMの精度は、配線に対し
て垂直方向に電子ビーム21aを走査すると、高い検出
精度が得られる。なお、本発明の実施例では、位置合わ
せマークMのマーク座標データD11と設定精度との関
係を予め、制御計算機25のメモリ等に格納されている
。例えば、m番目の位置合わせマークMのレイアウト座
標(lxm, lym)とその精度(axm, aym
)との関係がRAM等に書き込まれている。また、精度
(axm,aym)はFIB装置,レーザーカッターを
用いて開口部18Aを形成した場合には1(垂直方向基
準)とし、それ以外の開口手段の場合にはaとするもの
とする。
【0063】これにより、開口部18Aからの二次電子
21bが多く検出され、電圧コントラストによりSEM
像を二値化をすると位置合わせマークMを容易に行うこ
とが可能となる。
【0064】次に、ステップP2でレイアウト座標系と
ステージ座標系の位置合わせ処理をする。ここで、被試
験LSIの第2のモニタ27の画面上の第1の位置合わ
せマークm1に係るレイアウト座標を(lx1,ly1
)とし、そのステージ座標を(gx1, gy1)とす
る。また、第2の位置合わせマークm2に係るレイアウ
ト座標を(lx2,ly2)とし、そのステージ座標を
(gx2, gx2)とする。
【0065】その後、ステップP3で第2のモニタ27
において測定点Pの指定処理をする。この際に、キーボ
ード29により測定点P=(lx,ly)を制御命令デ
ータD3にして設定をする。
【0066】次いで、ステップP4で位置合わせマーク
Mが作成された被試験LSI28を電子ビーム21aの
偏向可能領域に移動処理をする。この際に制御計算機2
5はステージ移動制御回路24bに、   gx=gx1+(gx2−gx1)(lx−lx1
)/(lx2−lx1)及び  gy=gy1+(gy
2−gy1)(ly −ly1)/(ly2−ly1)
なる内容の移動制御データD5を出力する。これにより
、XYステージ24aがステージ座標系の(gx,gy
)に移動される。
【0067】さらに、ステップP5で位置合わせマーク
Mが作成された被試験LSI28に電子ビーム21aを
照射偏向処理をする。この際に、電子銃21から電子ビ
ーム21aが被試験LSI28に照射され、その二次電
子21bが二次電子検出器23Aに検出される。
【0068】次に、ステップP6で照射偏向処理に基づ
いて被試験LSI28のSEM像Aの取得処理をする。 この際に、ステージ座標系の位置(gx,gy)で取得
された二次電子21bに基づいて、SEM像Aの二値化
をすると位置合わせマークMを抽出することができる。 すなわち、第1の位置座標データDP1の一例となるS
EM像A上のk個の位置合わせマークMの重心をSEM
像座標リスト(sxi, syi),i=1,2,3…
kを作成する。また、SEM像A上の第1の位置合わせ
マークM1に対応するビーム偏向座標を(−sx1, 
−sy1)、その第2の位置合わせマークM2に対応す
るビーム偏向座標を(sx1, sy1)とし、SEM
座標をレイアウト座標に変換する際の倍率に依存する係
数をmx,myとすると、レイアウト座標系におけるk
個の位置合わせマークMの重心座標(lxi, lyi
)は、lxi=lx+mx×sx1 lyi=ly+my×sy1 となる。但し、(lx,ly)は測定点Pのレイアウト
座標である。
【0069】次に、位置合わせマークMの重心座標(l
xi, lyi)に最も距離が近い位置合わせマークM
のマーク座標(lxm, lym)から選択して、第2
の位置座標データDP2の一例となる新たな位置合わせ
マークMの重心座標(lxi, lyi)を置き換える
。これにより、SEM像Aから抽出した位置合わせマー
クMの正確なレイアウト座標とSEM像Aとの関係を得
ることができる。この際に、SEM像取得表示制御回路
23Bからの画像取得データD1と位置合わせマークM
の座標を示すマーク座標データD11とに基づくアライ
メントデータD22が詳細位置決め回路51から偏向座
標算定回路52に出力される。また、第2のモニタ27
に表示されたマスク図の表示画面中に指定された測定点
P=(lx,ly)に係る測定点レイアウト座標データ
D21と詳細位置決め回路51からのアライメントデー
タD22に基づいてビーム偏向データD4が偏向座標算
定回路52から偏向駆動制御回路22Dに出力される。 これにより、第1のモニタ26のSEM像Aの画面中心
位置と第2のモニタ27の測定点Pとを一致させること
ができる。
【0070】なお、複数個のSEM像Aとレイアウト座
標との関係から最小二乗法による近似処理により、SE
M像A,レイアウト座標間の変換式を求め、測定点P=
(lx,ly)に対応するSEM像Aの画面中心部分に
電子ビーム21aを偏向し、高精度にその位置決めを行
うことができる。
【0071】その後、ステップP7で被試験LSI28
の電圧測定等の測定処理をする。ここでは、被試験LS
I28に試験電圧等を印加し、その電圧変化を分析する
ことにより行う。
【0072】そして、ステップP8で測定終了か否かの
判断処理をする。この際に、測定終了しない場合(NO
)には、ステップPーに戻って処理を継続する。また、
測定終了(YES) により、測定処理を終了する。
【0073】このようにして、本発明の実施例に係る位
置決め方法によれば、図6のフローチャートに示すよう
に、予め、絶縁膜に覆われた被試験LSI28に,例え
ば、その配線部分を露出する開口部18Aから成る位置
合わせマークMが作成処理されている。また、位置合わ
せマークMが被試験LSI28の配線幅Φに基づいて重
み付け処理され、さらに、それが被試験LSI28に複
数個設けられた場合には、該位置合わせマークMに係る
第1の位置座標データDP1とその測定点Pに係る第2
の位置座標データDP2とが最小二乗法により線形近似
処理されている。
【0074】このため、被試験LSI28が電子ビーム
21aの偏向可能領域に移動処理され、該偏向可能領域
において、位置合わせマークMが作成された被試験LS
I28に電子ビーム21aが照射偏向処理されることで
、該照射偏向処理に基づいて被試験LSI28の二次元
画像Aが取得処理され、その後、該取得処理に基づいて
電子ビーム21aの偏向調整処理を行うことができる。
【0075】これにより、第2のモニタ27の設計画像
Bに指定した測定点Pを該対象物のSEM像の中の位置
合わせマークMに基づいて,例えば、第1のモニタ26
の画面の中心部分に電子ビーム21aを精度良くかつ再
現性良く位置決めを行うことが可能となる。
【0076】なお、本発明の実施例では、電子ビーム装
置及び電子ビーム位置決め方法について説明をしたが荷
電粒子ビームにイオンビームを用いる収束イオンビーム
装置及び収束イオンビーム位置決め方法においても同様
な効果を得ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の荷電粒子
ビーム装置によれば荷電粒子発生源,偏向手段,画像取
得手段,移動手段及び制御手段が具備され、該制御手段
に位置決め制御手段が設けられ、絶縁膜に覆われた被測
定対象物に作成された位置合わせマークに荷電粒子ビー
ムが直接出射偏向されている。
【0078】このため、被測定対象物の絶縁膜下の配線
が露出した位置合わせマークに荷電粒子ビームが直接的
に照射されることで、反射電子や二次電子の検出量が多
くなる。このことから、配線を横切るように荷電粒子ビ
ームを線走査することにより、該配線から放出される反
射電子や二次電子の変化から位置合わせマークを特定す
ることができる。
【0079】これにより、第2の表示手段の設計画像に
指定した測定点を該対象物のSEM像を表示する第1の
表示手段の画面の中心部分に再現性良く一致させること
が可能となる。また、本発明の荷電粒子ビーム位置決め
方法によれば、予め、絶縁膜に覆われた被測定対象物に
配線幅に基づいて重み付け処理され、その配線部分が露
出する位置合わせマークが作成処理されている。
【0080】このため、荷電粒子ビームの偏向可能領域
において、位置合わせマークが作成された被測定対象物
に荷電粒子ビームが照射偏向処理され、該照射偏向処理
に基づいて被測定対象物の二次元画像が取得処理される
。その後、該取得処理に基づいて荷電粒子ビームの偏向
調整処理をすることにより第2の表示手段の設計画像に
指定した測定点を該対象物のSEM像の中の位置合わせ
マークに基づいて第1の表示手段の画面の中心部分に精
度良くかつ再現性良く行うことが可能となる。
【0081】また、位置合わせマークが被測定対象物に
複数個設けられた場合には、該位置合わせマークに係る
第1の位置座標データとその測定点に係る第2の位置座
標データとの変換処理が最小二乗法等により線形近似処
理されることにより精密な荷電粒子ビームの位置決めを
行うことが可能となる。
【0082】これにより、SEM像に基づいて高集積,
超微細化する半導体集積回路装置等の画像解析をする電
子顕微鏡,電子ビーステスタ及び収束イオンビーム装置
の性能の向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷電粒子ビーム装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係る荷電粒子ビーム位置決め方法の原
理図である。
【図3】本発明の実施例に係る電子ビーム装置の全体構
成図である。
【図4】本発明の実施例に係る制御計算機の内部構成図
である。
【図5】本発明の実施例に係る測定点と位置合わせマー
クとの説明図である。
【図6】本発明の実施例に係る電子ビーム位置決め方法
のフローチャートである。
【図7】本発明の実施例に係る位置合わせマークの形成
方法の説明図である。
【図8】従来例に係る電子ビーム装置の構成図である。
【符号の説明】
11…荷電粒子発生源、 12…偏向手段、 13…画像取得手段、 14…移動手段、 15…制御手段、 16…第1の表示手段、 17…第2の表示手段、 11a…荷電粒子ビーム、 D1…画像取得データ、 D2…画像表示データ、 D3…外部設定データ、 D4…ビーム偏向データ、 D5…移動制御データ、 A…二次元画像、 B…設計画像、 M…位置合わせマーク、 P…測定点。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被測定対象物(18)に荷電粒子ビー
    ム(11a)を出射する荷電粒子発生源(11)と、前
    記荷電粒子ビーム(11a)を偏向走査する偏向手段(
    12)と、前記荷電粒子(11a)の偏向走査に基づい
    て前記被測定対象物(18)の二次元画像(A)を取得
    する画像取得手段(13)と、前記被測定対象物(18
    )の移動をする移動手段(14)と、前記荷電粒子発生
    源(11),偏向手段(12),画像取得手段(13)
    ,移動手段(14)の入出力を制御する制御手段(15
    )とを具備する荷電粒子ビーム装置において、前記制御
    手段(15)に位置決め制御手段(15A)が設けられ
    、前記被測定対象物(18)の位置検出マーク(M)に
    係る画像取得データ(D1)と、前記被測定対象物(1
    8)の設計画像(B)に基づく画像表示データ(D2)
    と、前記被測定対象物(18)の測定点(P)に係る外
    部設定データ(D3)とに基づいて前記荷電粒子ビーム
    (11a)のビーム偏向データ(D4)を出力すること
    を特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の荷電粒子ビーム装置に
    おいて、前記二次元画像(A)を表示する第1の表示手
    段(16)と、前記被測定対象物(18)の設計画像(
    B)を表示する第2の表示手段(17)とが設けられて
    いることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の荷電粒子ビーム装置に
    おいて、前記移動手段(14)が前記被測定対象物(1
    8)の画像取得データ(D1)及び画像表示データ(D
    2)に基づいて処理された移動制御データ(D5)によ
    り制御されることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  4. 【請求項4】  予め、絶縁膜に覆われた被測定対象物
    (18)に位置合わせマーク(M)の作成処理をし、前
    記位置合わせマーク(M)が作成された被測定対象物(
    18)に荷電粒子ビーム(11a)を照射偏向処理をし
    、前記照射偏向処理に基づいて前記被測定対象物(18
    )の二次元画像(A)の取得処理をし、前記二次元画像
    (A)の中の位置合わせマーク(M)と前記被測定対象
    物(18)の設計画像(B)に指定された測定点(P)
    とに基づいて前記荷電粒子ビーム(11a)の位置合わ
    せ処理をすることを特徴とする荷電粒子ビーム位置決め
    方法。
  5. 【請求項5】  請求項4記載の荷電粒子ビーム位置決
    め方法において、前記被測定対象物(18)の位置合わ
    せマーク(M)の作成処理は、該被測定対象物(18)
    の配線部分が露出する開口部(18A)を設けることに
    より行うことを特徴とする荷電粒子ビーム位置決め方法
  6. 【請求項6】  請求項4記載の荷電粒子ビーム位置決
    め方法において、前記被測定対象物(18)の位置合わ
    せマーク(M)は、該被測定対象物(18)の配線幅(
    Φ)に基づいて重み付け処理をすることを特徴とする荷
    電粒子ビーム位置決め方法。
  7. 【請求項7】  請求項4記載の荷電粒子ビーム位置決
    め方法において、前記位置合わせマーク(M)が被測定
    対象物(18)に複数個設けられた場合には、該位置合
    わせマーク(M)に係る第1の位置座標データ(DP1
    )と前記被測定対象物(18)の測定点(P)に係る第
    2の位置座標データ(DP2)との変換処理の際に最小
    二乗法により線形近似処理をすることを特徴とする荷電
    粒子ビーム位置決め方法。
  8. 【請求項8】  請求項4記載の荷電粒子ビーム位置決
    め方法において、前記位置合わせ処理は、前記位置合わ
    せマーク(M)が作成された被測定対象物(18)を荷
    電粒子ビーム(11a)の偏向可能領域に移動処理をし
    、前記偏向可能領域で荷電粒子ビーム(11a)の照射
    偏向処理をし、前記照射偏向処理に基づいて被測定対象
    物(18)の二次元画像(A)の取得処理をし、前記取
    得処理に基づいて荷電粒子ビーム(11a)の偏向調整
    処理をすることを特徴とする荷電粒子ビーム位置決め方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08262114A (ja) * 1995-03-23 1996-10-11 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置におけるプローブの移動制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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