JPH0425296Y2 - - Google Patents

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JPH0425296Y2
JPH0425296Y2 JP3188286U JP3188286U JPH0425296Y2 JP H0425296 Y2 JPH0425296 Y2 JP H0425296Y2 JP 3188286 U JP3188286 U JP 3188286U JP 3188286 U JP3188286 U JP 3188286U JP H0425296 Y2 JPH0425296 Y2 JP H0425296Y2
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molded product
primary molded
container
rib
molding
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はポリエステル樹脂製の容器に係り、
特に二軸延伸されたポリエチレンテレフタレート
などポリエステル樹脂製の耐圧および耐熱性に富
んだ容器成形用の一次成形品に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来この種の合成樹脂製容器成形用の中間素材
としては、第4図に示すような構成のものが知ら
れている。すなわち図において、aは二軸延伸す
るに適した合成樹脂製の中間素材で通常合成樹脂
材として飽和ポリエステル樹脂や、ポリプロピレ
ン、塩ビ等が用いられ、この中間素材は有底で且
つ上部開口し円筒状となつており、その上端部は
壜の口頸形成部bとなり、そのまま壜口頭部にす
ることが出来るように胴部dよりも肉薄とし、キ
ヤツプ螺合用のねじcが設けてある。
中間素材aの底部eにはその内壁面にその壁面
の上下方向に沿い複数の突条リブfが設けてあ
る。このリブfは底部の外壁面にも設けてよく、
また第5図に示すように胴上端部の内外壁面まで
延長形成したものがある。
そして上記構造の中間素材により第6図のよう
な壜hを成形するには、まず延伸に敵する温度ま
で加熱し、吹込み成形用金型にセツトし、その内
部に圧縮空気を吹込み、これと同時に押下げ棒等
で中間素材の底部内面を押下げして二軸延伸させ
る。なお金型は壜の外形を形成することのできる
内面形状を有するものとする。iは突条リブが二
軸延伸されて構成するリブである。壜の底壁は帽
条部kとなつていて壜の内方に突出している。l
は帽状部の周壁、mは接地部、nは胴下端部を示
す。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術のものは、中間素材の底部壁面に
その壁面の上下方向に沿つて、複数の突条リブを
付設したので構造が簡単であり、又中間素材を二
軸延伸して壜にすると、最も肉薄化し易い底壁周
縁部から胴下部にかけて、底壁にあつては放射方
向に、又胴下部にあつてはその壁面に沿い、上下
方向に複数のリブが形成されるので、これらのリ
ブ効果により強度が増大し、肉薄であるにかかわ
らずある程度の剛性を有するので、高圧下におい
て充填される炭酸含有飲料水等の壜として用いれ
ば、その内圧に耐えることができるという効果を
一応有するものである。
しかし乍ら最近、例えばいわゆる熱間ジユース
などのように、飲料を容器に熱間充填するという
ような要請が出てきて、これに対処して耐熱性構
造を有する容器の開発が必要となつてきている。
而して熱間充填の際には容器の底だれ現象が生
じ、これを防止するためには強度的にすぐれた梁
構造のものが必要であるが、未だに適切なものは
見当らない。
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、ポリエステル延伸成形用の一次成形品におい
て、二次成形品の底部に適合する有底部分に複数
個の凸起状たてリブを胴部内外面に設け、該リブ
は垂直方向で同一面上にあり、二次成形品となつ
たときに強力な梁構造となるようにすると共に、
上記複数個のたてリブの水平方向の断面は、その
高さと幅とを肉厚に対してある一定の関係値を有
するようにし、耐圧性と耐熱性に富み、熱間充填
の際のも底だれ現象を防止することができ、強度
のすぐれたリブを有する容器を提供できるもの
で、しかも成形容器で偏肉も生じることがなく、
熱間充填に適した合成樹脂製容器用の一次形成品
が得られるものである。
(実施例) つぎにこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は二軸延伸するに適した合成樹脂製容器
の中間素材である一次成形品を示し、第1図aは
一部を断面で示した正面図、第1図bはA−Aに
沿う断面図、第1図cは底面図、第1図dはたて
リブの部分図である。これらの図において、1は
一次成形品でポリエチレンテレフタレートのよう
なポリエステル樹脂から成り、その上端部は開口
の円筒状となり、口頸部2に螺合用のねじ3が形
成されている。4は胴部である。5は底部を示
し、その内壁面及び外壁面に沿つて、複数の突起
状のたてリブ7a、6aが第1図bに示すような
断面形状を有して、すなわち垂直方向で同一面上
にあるように形成されている。そして上記たてリ
ブの水平方向断面形状は第1図b又はdに示すよ
うに水平方向の断面形状は丸形の外に角形、台形
型、楕円形等、任意の形状を用いても差支ない。
また上記たてリブの水平方向の高さをH、幅を
W(第1図d、第1図b、第1図aを参照)とし、
胴部肉厚をtとした場合、 t×0.2<H<t (1) t×0.2<W<t×2 (2) となるのが好ましいことが判明した。
すなわち(1)式の場合H<t×0.2となるとリブは
強度的に問題を生じ、またH>tとなると成形不
能や偏肉等の問題が生じる。
また(2)式についても、t×0.2>Wとなると局
部的に成形困難であり、強度的にも不具合を生
じ、W>t×2となると幅が広すぎてしまうので
リブ効果が損われるという不都合を生じる。
而して上記構成の一次成形品を用いて容器を成
形する場合は、従来技術の項で延べたのとほぼ同
様な手順で二軸延伸されて成形された容器が得ら
れるので、その詳細の説明は省略する。
なお第2図aに示すように、いわゆる底壁がシ
ヤンペン形状をしていて、その内面と外面とに耐
圧強度をもたせるためのリブ6′,7′が接地面
EEよりも内側にある(第2図c参照)か、或い
は第2図bに示すように接地面EEをこえるが最
大胴径LLをこえない範囲の大きさとするのが、
この種の合成樹脂容器(二次成形品)用の補強リ
ブとしては必要且つ十分な大きさのものであるこ
とが、その剛性、壜の安定性、コストを含めた実
用性の面から判明している。
第3図aは第1図に示したような一次成形品1
を延伸棒11に挿入して、金型10にセツトして
二軸延伸により容器(二次成形品)を成形する場
合の図解的な概略図である。第3図bに示すよう
に金型10に予め逃げ溝13を設けたことによつ
て、成形の際に一次成形品の外側のリブ7aが押
しつぶされることがないようになつている。
なお延伸棒11を一次成形品1内にセツトして
中心の位置合せをする場合には、内側のリブ6a
を利用し、次で金型10内にセツトして中心の位
置合せをする場合には、外側のリブ7aを利用す
る。
なおこの一次成形品を用いて容器を製造するに
際しては熱間充填用の容器として使用する場合ヒ
ートセツト(熱固定)することが必要で、ポリエ
ステル樹脂製容器を成形する場合通常は100℃位
の温度で延伸するために、この容器に例えば100
℃の内容物を入れると縮んでしまうというような
問題があるので、このような収縮を起さないよう
にするには、例えば120℃以上の温度に加熱され
た金型内で一定時間保持して熱処理をするのがよ
い。
また容器である壜の口頸部は延伸されていない
ため耐熱性や強度で劣り、これらの物性を改善す
るために口頸部も熱処理するのが好ましく、この
場合口頸部は白濁する。
この考案の実施例のものは、上述したようにし
て成るので、容器の底壁部が補強され耐圧並びに
耐熱性の強い、肉薄で且つ剛性を有する合成樹脂
製容器を製作することができる。しかも複数の凸
起状たてリブが垂直方向で同一面上にあつて、二
次成形品になつたとき強力な梁構造となるように
し、その水平方向の断面の高さと幅との胴部肉厚
に対する関係を一定の範囲にしたことによつて、
リブ効果にすぐれ且つ成形容易な一次成形品が供
給できる。
(考案の効果) この考案は以上詳述したようにして成るので、
つまり、一次成形品の底部壁面に沿つて複数個の
凸起状たてリブを胴部内外面に設けると共にたて
リブを垂直方向で同一面上にあるようにしたこと
によつて、二次形成品となつたときに極めて強力
な梁構造となり、しかもこの複数個のたてリブの
水平方向の断面の高さと幅とを肉厚に対して或る
一定の関係をもたせたことによつて、成形容易で
しかもリブ効果にすぐれたものが得られる。した
がつて耐圧性と耐熱性にもすぐれ、熱間充填の際
にも底だれを防止することが出来るので、いわゆ
る熱間ジユース等のように、飲料を容器に熱間充
填するのに好適である。さらにポリエステル製の
樹脂を用いたことにより、その素材の特性によつ
てその製品である容器は、溶剤等有害物の滲出が
なく廃棄後の焼却に際しても有害物質の発生がな
く公害防止に役立つ。
また二軸延伸により成形したことは肉薄で機械
的強度の強い容器を、きわめて容易に製作するこ
とができるというメリツトを有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一次成形品で、
第1図aは一部を断面で示した正面図、第1図b
はA−Aに沿う断面図、第1図cは底面図、第1
図dは凸状たてリブの部分図である。第2図はこ
の考案の一次成形品を用いて延伸成形して得られ
る容器(二次成形品)で、第2図aはその概略正
面図、第2図bは部分図でaとは別の具体例を示
す、第2図cは第2図aのB−B矢視図である。
第3図aは金型と一次成形品と延伸棒との関係を
図解的に示した説明図で、第3図bは第3図aの
C−C断面の部分図、第3図cは延伸棒を示す。
第4図は従来のものを示し、第5図は同じく従来
の別の具体例を示す。第6図はこれらの中間素材
を用いて成形された壜を示す。 1……一次成形品、4……胴部、5……底部、
6a,7a,……リブ、HおよびW……凸起状た
てリブの水平方向断面の高さと幅、t……胴部の
肉厚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 二軸延伸された合成樹脂製容器成形用の有底
    かつ上端開口状をなす一次成形品であつて、そ
    の底部の壁面に凸起状のたてリブを壁面の内外
    に設けたものにおいて、上記たてリブは垂直方
    向で同一面上にあるようになつていることを特
    徴とする、ポリエステル樹脂製容器延伸成形用
    一次成形品。 (2) 上記凸起状のたてリブの水平方向断面の高さ
    Hおよび幅Wが胴部肉厚tに対してつぎの範囲
    であることを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のポリエステル樹脂製容器延伸
    成形用一次成形品。 t×0.2<H<t t×0.2<W<t×2
JP3188286U 1986-03-07 1986-03-07 Expired JPH0425296Y2 (ja)

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JP3188286U JPH0425296Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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JPS62144612U JPS62144612U (ja) 1987-09-11
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FR2894509B1 (fr) 2005-12-08 2008-02-15 Sidel Sas Procede et dispositif de moulage par etirage-soufflage de recipients, notamment de bouteilles, en matiere thermoplastique a fond petaloide.
ITMI20091782A1 (it) * 2009-10-16 2010-01-15 Concordia Dev Srl Preforma di materiale plastico con rientranze formate sulla sua testa.
ES2453163T3 (es) * 2009-11-06 2014-04-04 Nestec S.A. Preforma que comprende elementos de refuerzo
CH707529A1 (de) * 2013-01-30 2014-07-31 Alpla Werke Verfahren zur Herstellung eines blasgeformten Kunststoffbehälters und einen diesbezüglichen Kunststoffbehälter.

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