JPH04252088A - 磁気抵抗素子 - Google Patents
磁気抵抗素子Info
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- JPH04252088A JPH04252088A JP3025024A JP2502491A JPH04252088A JP H04252088 A JPH04252088 A JP H04252088A JP 3025024 A JP3025024 A JP 3025024A JP 2502491 A JP2502491 A JP 2502491A JP H04252088 A JPH04252088 A JP H04252088A
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- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 28
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 23
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 18
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims abstract description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 3
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 abstract description 6
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract description 2
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 abstract 2
- 229910019589 Cr—Fe Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転検出あるいは位置
検出に用いられる検出装置に組み込まれる素子に関し、
特に強磁性体薄膜を用いる磁気抵抗素子に関する。
検出に用いられる検出装置に組み込まれる素子に関し、
特に強磁性体薄膜を用いる磁気抵抗素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の素子としては、例えば特
公昭54−41335号公報に開示されている様に、繰
り返し磁気信号を発生する磁気記録媒体より有限の距離
を隔てた位置に、磁気抵抗素子を直列に接続し、接続部
より出力を得るもの、あるいは、特開昭58−8640
5号公報に開示されている様な位相の異なる複数の出力
波形を得ることのできる素子があった。
公昭54−41335号公報に開示されている様に、繰
り返し磁気信号を発生する磁気記録媒体より有限の距離
を隔てた位置に、磁気抵抗素子を直列に接続し、接続部
より出力を得るもの、あるいは、特開昭58−8640
5号公報に開示されている様な位相の異なる複数の出力
波形を得ることのできる素子があった。
【0003】図5は前者の磁気抵抗素子を、図6は後者
の磁気抵抗素子を示す。
の磁気抵抗素子を示す。
【0004】図5において、1は周期的に磁気信号を発
生する磁気記録媒体、17,18は抵抗素子パターン、
19は電源端子、20はグランド端子、21は出力端子
である。このように素子を直列接続し、中点より出力を
得るために、素子17と18との間の距離Lを、磁気記
録媒体1のN−S間隔λに対して1/2・nλ(nは奇
数)に設定する必要がある。
生する磁気記録媒体、17,18は抵抗素子パターン、
19は電源端子、20はグランド端子、21は出力端子
である。このように素子を直列接続し、中点より出力を
得るために、素子17と18との間の距離Lを、磁気記
録媒体1のN−S間隔λに対して1/2・nλ(nは奇
数)に設定する必要がある。
【0005】図6において、22,23は抵抗素子パタ
ーン、24は電源端子、25はグランド端子、26は出
力端子である。
ーン、24は電源端子、25はグランド端子、26は出
力端子である。
【0006】この例では、素子22および素子23の折
り返し方向を、ほぼ直角に設定する必要がある。
り返し方向を、ほぼ直角に設定する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の磁気抵
抗素子は、基本的に磁気記録媒体の着磁間隔によって素
子配置が決定されるものであり、着磁体側のN−S間隔
が拡がれば、これに比例する様に素子間隔Lを拡げる必
要が生じ、そのために素子チップを小さくすることがで
きず、コストアップの要因となっていた。
抗素子は、基本的に磁気記録媒体の着磁間隔によって素
子配置が決定されるものであり、着磁体側のN−S間隔
が拡がれば、これに比例する様に素子間隔Lを拡げる必
要が生じ、そのために素子チップを小さくすることがで
きず、コストアップの要因となっていた。
【0008】また、大出力振幅を得るため、および、温
度補償用にこれらの素子を4本用いブリッジ構造にする
と、上述の理由により、更にチップ面積が拡がるという
欠点を持っていた。
度補償用にこれらの素子を4本用いブリッジ構造にする
と、上述の理由により、更にチップ面積が拡がるという
欠点を持っていた。
【0009】さらに、従来の磁気抵抗素子は、磁気抵抗
素子同士の直列接続部の中点より出力電圧を得る方式の
ため、中点電位変動による出力振幅は、素子単体の抵抗
値変化率の1/2しか得られないという欠点も有してい
た。
素子同士の直列接続部の中点より出力電圧を得る方式の
ため、中点電位変動による出力振幅は、素子単体の抵抗
値変化率の1/2しか得られないという欠点も有してい
た。
【0010】本発明の目的は、このような欠点を除去し
た磁気抵抗素子を提供することにある。
た磁気抵抗素子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気抵抗素子は
、異方性磁気抵抗効果を有する強磁性体薄膜により形成
された第1の薄膜抵抗パターンと、第1の薄膜抵抗パタ
ーンの極く近傍に配置され、第1の薄膜抵抗パターンと
同一形状を有し、かつ、上層に非磁性材料薄膜によるシ
ャント膜、および、強磁性かつ軟磁性の性質を有する非
晶質膜を積層した第2の薄膜抵抗パターンと、第1の薄
膜抵抗パターンに接続された第1の定電流源と、第2の
薄膜抵抗パターンに接続された第2の定電流源と、第1
の薄膜抵抗パターンと第1の定電流源との間の接続部に
設けられた第1の出力端子と、第2の薄膜抵抗パターン
と第2の定電流源との間の接続部に設けられた第2の出
力端子とを備えている。
、異方性磁気抵抗効果を有する強磁性体薄膜により形成
された第1の薄膜抵抗パターンと、第1の薄膜抵抗パタ
ーンの極く近傍に配置され、第1の薄膜抵抗パターンと
同一形状を有し、かつ、上層に非磁性材料薄膜によるシ
ャント膜、および、強磁性かつ軟磁性の性質を有する非
晶質膜を積層した第2の薄膜抵抗パターンと、第1の薄
膜抵抗パターンに接続された第1の定電流源と、第2の
薄膜抵抗パターンに接続された第2の定電流源と、第1
の薄膜抵抗パターンと第1の定電流源との間の接続部に
設けられた第1の出力端子と、第2の薄膜抵抗パターン
と第2の定電流源との間の接続部に設けられた第2の出
力端子とを備えている。
【0012】本発明では、非晶質膜を、Fe−Co−C
r系とするのが好適である。
r系とするのが好適である。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の平面図を示す。
本実施例の磁気抵抗素子は、異方性磁気抵抗効果を有す
る一本の強磁性体薄膜のみから成る抵抗素子パターン2
と、その極く隣接した位置にあり、薄膜抵抗パターン2
と同一材料で同一パターン形状に加工され、かつ、その
上層に磁気結合をしゃ断するための約500オングスト
ロームのTi膜より成るシャント膜と強磁性体膜に、初
期バイアス磁化を与えるためのCo−Cr−Feの非晶
質膜を約1μmの厚さで形成した薄膜抵抗パターン3と
により構成される。
る一本の強磁性体薄膜のみから成る抵抗素子パターン2
と、その極く隣接した位置にあり、薄膜抵抗パターン2
と同一材料で同一パターン形状に加工され、かつ、その
上層に磁気結合をしゃ断するための約500オングスト
ロームのTi膜より成るシャント膜と強磁性体膜に、初
期バイアス磁化を与えるためのCo−Cr−Feの非晶
質膜を約1μmの厚さで形成した薄膜抵抗パターン3と
により構成される。
【0014】さらに、これらの薄膜抵抗パターン2およ
び薄膜抵抗パターン3は、それぞれ定電流源6a,6b
に接続され、抵抗素子パターン2,3と定電流源6a,
6bとの接続部より出力端子4,5を引き出す。なお図
において、1は周期的に磁気信号を発生する磁気記録媒
体である。
び薄膜抵抗パターン3は、それぞれ定電流源6a,6b
に接続され、抵抗素子パターン2,3と定電流源6a,
6bとの接続部より出力端子4,5を引き出す。なお図
において、1は周期的に磁気信号を発生する磁気記録媒
体である。
【0015】図2は、基板9上での抵抗素子パターン配
置の斜視図である。16および10は、感磁部となる磁
気抵抗素子を示す。11は、Tiによるシャント膜、1
2はFe−Co−Cr膜によるソフトフィルムバイアス
膜をそれぞれ示す。14は、抵抗素子部を流れる電流、
15は電流14により発生する磁界を示している。
置の斜視図である。16および10は、感磁部となる磁
気抵抗素子を示す。11は、Tiによるシャント膜、1
2はFe−Co−Cr膜によるソフトフィルムバイアス
膜をそれぞれ示す。14は、抵抗素子部を流れる電流、
15は電流14により発生する磁界を示している。
【0016】図3は、素子10および素子16の内部磁
化方向(外部磁界=0の時)を示す。
化方向(外部磁界=0の時)を示す。
【0017】図4は、本実施例の磁気抵抗素子の出力電
圧の変化の様子を示す。8は出力端子5の電圧変化を示
し、7は出力端子4の電圧変化を示す。
圧の変化の様子を示す。8は出力端子5の電圧変化を示
し、7は出力端子4の電圧変化を示す。
【0018】以上のように、磁気抵抗素子で従来より一
般的に用いられてきた設計法である、着磁体の間隔に合
わせる素子配置と、磁気抵抗素子同士の直列接続、およ
び、中点より出力を得る方式を排除することにより、チ
ップ面積の小型化を図ることができた。
般的に用いられてきた設計法である、着磁体の間隔に合
わせる素子配置と、磁気抵抗素子同士の直列接続、およ
び、中点より出力を得る方式を排除することにより、チ
ップ面積の小型化を図ることができた。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の磁気抵抗素子
は、従来に比べ磁気記録媒体の着磁間隔に左右されず、
抵抗素子配置ができるため、チップ面積を大幅に縮小で
きる。また、定電流源により素子の抵抗変化率を直接反
映した出力電圧を得ることが出来るため、従来の素子の
様にブリッジ構造にすることなしに、従来の素子のブリ
ッジ構造時の出力振幅および温度補償を実現することが
できる。
は、従来に比べ磁気記録媒体の着磁間隔に左右されず、
抵抗素子配置ができるため、チップ面積を大幅に縮小で
きる。また、定電流源により素子の抵抗変化率を直接反
映した出力電圧を得ることが出来るため、従来の素子の
様にブリッジ構造にすることなしに、従来の素子のブリ
ッジ構造時の出力振幅および温度補償を実現することが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】チップ上での薄膜抵抗パターン配置を示す斜視
図である。
図である。
【図3】素子の内部磁化方向を示す図である。
【図4】実施例の出力電圧の変化の様子を示す図である
。
。
【図5】従来の磁気抵抗素子を示す図である。
【図6】従来の他の磁気抵抗素子を示す図である。
1 磁気記録媒体
2,3 抵抗素子
4,5 抵抗素子の出力端子
6a,6b 定電流源
9 基板
10,16 抵抗素子A
11 シャント膜(Ti)
12 ソフトフィルム膜(Fe−Co−Cr)14
検出電流 15 検出電流による発生磁界
検出電流 15 検出電流による発生磁界
Claims (2)
- 【請求項1】異方性磁気抵抗効果を有する強磁性体薄膜
により形成された第1の薄膜抵抗パターンと、第1の薄
膜抵抗パターンの極く近傍に配置され、第1の薄膜抵抗
パターンと同一形状を有し、かつ、上層に非磁性材料薄
膜によるシャント膜、および、強磁性かつ軟磁性の性質
を有する非晶質膜を積層した第2の薄膜抵抗パターンと
、第1の薄膜抵抗パターンに接続された第1の定電流源
と、第2の薄膜抵抗パターンに接続された第2の定電流
源と、第1の薄膜抵抗パターンと第1の定電流源との間
の接続部に設けられた第1の出力端子と、第2の薄膜抵
抗パターンと第2の定電流源との間の接続部に設けられ
た第2の出力端子とを備える磁気抵抗素子。 - 【請求項2】前記非晶質膜は、Fe−Co−Cr系より
成ることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3025024A JP2707850B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 磁気抵抗素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3025024A JP2707850B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 磁気抵抗素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04252088A true JPH04252088A (ja) | 1992-09-08 |
JP2707850B2 JP2707850B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=12154347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3025024A Expired - Lifetime JP2707850B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 磁気抵抗素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2707850B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS621838A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-01-07 | Tdk Corp | 非晶質磁性合金材料 |
JPS6297380A (ja) * | 1985-06-18 | 1987-05-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 磁気センサ |
JPH01148815U (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-16 | ||
JPH02198016A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-06 | Nec Corp | 磁気ヘッド |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP3025024A patent/JP2707850B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6297380A (ja) * | 1985-06-18 | 1987-05-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 磁気センサ |
JPS621838A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-01-07 | Tdk Corp | 非晶質磁性合金材料 |
JPH01148815U (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-16 | ||
JPH02198016A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-06 | Nec Corp | 磁気ヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2707850B2 (ja) | 1998-02-04 |
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