JPH04251076A - 糸の綾振り装置 - Google Patents

糸の綾振り装置

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JPH04251076A
JPH04251076A JP41726590A JP41726590A JPH04251076A JP H04251076 A JPH04251076 A JP H04251076A JP 41726590 A JP41726590 A JP 41726590A JP 41726590 A JP41726590 A JP 41726590A JP H04251076 A JPH04251076 A JP H04251076A
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traverse
blade
yarn
thread
winding
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Hiromitsu Kanamori
浩充 金森
Michio Ono
大野 通夫
Kozo Okumura
幸三 奥村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡糸処理および延伸処
理を受けた糸をボビンに巻取る際などに用いる糸の綾振
り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記糸の綾振り装置としては、例えば図
6に示すように、90°づつ回転位相の異なる4本のト
ラバースブレード31,32,33, 34を対角の2
本を1組として互いに逆向きに同期回転されるものが知
られている。
【0003】図の構成においては、時計回りに回転する
第1のトラバースブレード31が糸yをトラバースブレ
ード線αに沿って左方に移し、左側トラバース端Lにお
いて図7(a)に示すように反時計回りに回転する第2
のトラバースブレード32に糸yを受渡して右方へのト
ラバースに移り、右側のトラバース端Rにおいては図7
(b)に示すように、第2トラバースブレード32から
時計回りに回転する第3のトラバースブレード33へ糸
yが受渡されて、左方へのトラバースに移る。
【0004】更に左側トラバース端Lにおいて第3トラ
バースブレード33から第4トラバースブレード34へ
の受渡しが行われ、これが繰返されて一定ストロークの
綾振りが行われ、もって、タッチローラ35を介してボ
ビン36への糸巻取りが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
では、左側のトラバース端Lでは糸巻取方向Aの上流側
(図では下側)に位置する第1トラバースブレード31
から糸巻取り方向Aの下流側(図では上側)に位置する
第2トラバースブレード32へ糸yが外される瞬間の衝
撃よって糸yが振動しても、この振動部分の下流側に受
取り側の第2トラバースブレード32が位置しているの
で、それより下流側、つまりボビン36側への振動伝達
が阻止されるが、右側のトラバース端Rでは糸受取り側
の第3のトラバースブレード33が糸yの振動発生部分
より上流側に位置しているために、糸yの振動がボビン
36に伝わってボビン右端で糸落ちが発生することがあ
った。
【0006】そこで、このような不具合を解消する手段
として、トラバース端に糸受取り用の固定ガイドを設け
、この固定ガイドに受渡した糸を次のトラバースブレー
ドで受取ることで糸受取り時の振動の発生を防止する構
成が提案されている(特開平1−176786号公報)
【0007】しかし、上記提案手段は、初期の機能を発
揮させるためには、巻取り糸の品種、巻取り条件(巻取
り速度、綾角等)によって固定ガイドの形状、固定ガイ
ドに受渡した糸を次のトラバースブレードで受け取るタ
イミングの変更、およびその装置に高い精度が要求され
、部品加工および組付けに手数がかかるものであった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、従来と同様の精度の部品加工および組
付けで、トラバースブレード間の糸受渡し不良に起因す
る糸落ち現象、およびブレード端面の受渡し部がシンプ
ルなため、糸張力アップに基づくパッケージの耳高発生
による品質の低下を防止することができる糸の綾振り装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は次のような構成をとる。すなわち、請求項1
に記載の糸の綾振り装置は、同軸心回りに互いに逆方向
に同期回転する2本のトラバースブレードを備えた第1
トラバース機構と、同仕様の第2トラバース機構とを前
記各ブレード先端部の回転軌跡が互いに交叉するように
並設し、両トラバース機構の各トラバースブレードのう
ち、糸巻取り方向の下流側に位置するトラバースブレー
ドをトラバース線に対してそれぞれ内向きに回転するよ
う設定してたものである。
【0010】また、請求項2に記載の糸の綾振り装置は
、請求項1に記載の糸の綾振り装置において、トラバー
スブレードの両端部で、上流側に位置するトラバースブ
レードと、下流側に位置するトラバースブレードとによ
って巻取り糸を受渡しする際に、前記下流側に位置する
トラバースブレードが、前記巻取り糸に接触した後、前
記上流側に位置するトラバースブレードから前記巻取り
糸を解放するようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
トラバースブレードの両端において、糸受渡側のトラバ
ースブレードは糸巻取り方向の上流側に、また、糸受取
り側のトラバースブレードは糸巻取り方向の下流側に位
置することになり、受渡し側のトラバースブレードから
糸が外れる瞬間の振動は受取り側のトラバースブレード
で受止められて、それより下流側、つまり、巻取り部分
への振動伝達が阻止される。
【0012】また、巻取り糸の受渡し時の振動が巻取り
部分へ波及するのを防ぐために、糸の受渡しのタイミン
グを、まず、中央部方向から案内された巻取り糸に糸受
取り側のトラバースブレードが接触した後に、糸受渡し
側のトラバースブレードが巻取り糸を解放することによ
り、解放時の糸の振動を巻取り部分に伝達することなく
巻取りが行なえる。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係る糸の綾振り装置の一実施
例のトラバース部の下面図、図2はその駆動機構の展開
正面図、図3は駆動機構の概略平面図、図4は装置全体
の側面図である。
【0014】この綾振り装置は、左右に並設された第1
トラバース機構1および第2トラバース機構2の上方に
、タッチローラ3および巻取り用のボビン4が横架され
、中央下方から導出された糸yがタッチローラ3の外周
面で規制されるトラバースラインQ(図1中の一点鎖線
)に沿って左右一定ストロークで綾振りされてボビン4
に巻取られてゆくようになっている。
【0015】第1トラバース機構1には、反時計回りに
回転される第1トラバースブレード5と、時計回りに回
転される第2トラバースブレード6とが備えられ、また
、第2トラバース機構2には、時計回りに回転される第
3トラバースブレード7と、反時計回りに回転される第
4トラバースブレード8とが備えられ、両機構の各トラ
バースブレード先端部の回転軌跡が互いに交叉するよう
な位置関係にされている。そして、後述するギヤの構成
により全ブレードが一定速度で同期駆動される。
【0016】図2に示すように、第1トラバースブレー
ド5は、縦軸心P1を中心に回転する第1回転軸9の上
端に取付フランジ9aを介して放射状に取付けられ、第
2トラバースブレード6は、同じ縦軸心P1 を中心に
回転する第1筒軸10の上端に取付フランジ10aを介
して放射状に取り付けられ、かつ、第1トラバースブレ
ード5が第2トラバースブレード6の上方に位置してい
る。
【0017】また、第3トラバースブレード7および第
4トラバースブレード8も縦軸心P2 を中心に回転す
る第2回転軸11と第2筒軸12の上端にそれぞれ取付
フランジ11a, 12aを介して取付けられ、かつ、
第3トラバースブレード7が第4トラバースブレード8
の上方に設置されている。
【0018】図2および図3に示すように、これら各軸
9,10, 11, 12を支承したフレーム13には
第1広幅ギヤ14と、これに咬合う第2広幅ギヤ15と
、第1広幅ギヤ14の下半部に咬合う第3ギヤ16と、
第2広幅ギヤ15の下半部に咬合う第4ギヤ17とがそ
れぞれ軸支されるとともに、第1広幅ギヤ14がベルト
18を介して電動モータ19に連動連結されている。
【0019】そして、第1広幅ギヤ14の上半部が第1
回転軸9の下端に備えた第1受動ギヤ20に咬合される
とともに、第3ギヤ16と一体化された第5ギヤ21が
第1筒体10の下端に備えた第2受動ギヤ22に咬合さ
れている。また、第2広幅ギヤ15の上半部が第2回転
軸11の下端に備えた第3受動ギヤ23に咬合れれると
ともに、第4ギヤ17と一体化した第6ギヤ24が第2
筒軸12の下端に備えた第4受動ギヤ25と咬合されて
いる。ここにあって、第1広幅ギヤ14、第2広幅ギヤ
15、第3ギヤ16、第4ギヤ17、第5ギヤ21およ
び第6ギヤ24はそれぞれ同径であり、また、第1〜第
4受動ギヤ20, 22, 23, 25はそれぞれ同
径であり、よって、第1回転軸9と第2筒軸12とが反
時計回りに、また、第1筒軸10と第2回転軸11とが
時計回りに、かつ、全軸が同期して回転駆動されるよう
になっている。
【0020】尚、第1広幅ギヤ14と同軸上に回転速度
測定用のギヤ26が備えられ、これを回転ピックアップ
27で検知してモータ19の回転速度制御、すなわちト
ラバースブレード5〜8の綾振り速度制御が行われる。
【0021】本装置は以上のように構成されたものであ
り、次にトラバース作動を図5に基づいて説明する。図
5(a)は左側トラバース端での糸受渡し状態を示し、
右方より移動してきた第2トラバースブレード6で送ら
れた糸yが、右方に向かって移動する第2トラバースブ
レード5によって受取られる。この際、第2トラバース
ブレード6から糸yが分離される瞬間に糸yが振動する
が、この振動発生部分より上方、つまり糸巻取り方向の
下流側で第1トラバースブレード5が糸yを支持してい
るので、糸yの振動はそれより下流側のタッチローラ3
に伝わることはない。また、トラバースブレード6で送
られた糸yが内側に向かって移動するトラバースブレー
ド5に接触した後に該トラバースブレード6から糸が解
放するようにギヤのタイミングをセットすることにより
、下流側への糸の振動波及がカットできる。
【0022】図5(b)に示すように、第1トラバース
ブレード5で受取られた糸yは、トラバースストローク
の中央点で第2トラバース機構2の第4トラバースブレ
ード8へ受継がれて更に右方へ送られる。
【0023】図5(c)に示すように、右側トラバース
端では第4トラバースブレード8で送られてきた糸yが
、左方へ向かう第3トラバースブレード7によって受取
られる。この際も、第4トラバースブレード8からの糸
分離によって振動が発生するが、振動発生部分より糸巻
取り方向の下流側で第3トラバースブレード7がその振
動を受止めて巻取り下流側のタッチローラ3への伝達が
阻止される。また、トラバースブレード8で送られた糸
yが内側に向かって移動するトラバースブレード7に接
触した後に、前記トラバースブレード8より糸が解放す
るようにギヤのタイミングをセットすることにより、下
流側への糸の振動波及がカットできる。
【0024】図5(d)に示すように、第3トラバース
ブレード7で受取られた糸yは左方へ送られ中央点で第
1トラバース機構1の第2トラバースブレード6に受継
がれて更に左方に送られる。
【0025】以下、上述の動作が繰り返されることによ
り、糸yの振動が、巻取り下流側のタッチローラ3に伝
達されることなく、糸yの綾振りが行われて、糸yがボ
ビン4に巻き取られていく。
【0026】図5(a)〜(d)で示した糸の受渡しを
滑らかに行うためには、トラバースブレードの長さは、
トラバースブレード6,8よりもトラバースブレード5
,7の方が、3〜15mm程度長い方が好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る糸の綾振り装置は、糸受渡し時の振動発生自体を
阻止するものではなく、発生した振動が巻取り部側に伝
わるのを阻止するように2組のトラバース機構を用いた
ものであるから、各トラバース機構自体は振動発生を気
にすることのない精度で加工および組付ければよく、巻
取り部の折返し端で糸落ちしない綾振り装置を容易に製
作することができる。
【0028】また、糸の受渡しタイミングを中央部方向
から案内された糸に対し、受取り側のトラバースブレー
ドが接触した後に、糸受渡し側のトラバースブレードが
解放するようにギヤのタイミングをセッティングするの
で、さらに両端面での綾落ちのない優れた巻取りができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸の綾振り装置の一実施例のトラ
バース部の下面図である。
【図2】駆動機構の展開正面図である。
【図3】駆動機構の概略平面図である。
【図4】装置の全体側面図である。
【図5】トラバース作動を示す正面図である。
【図6】従来例の概略平面図である。
【図7】従来例によるトラバース作動を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1…第1トラバース機構            2…
第2トラバース機構 3…タッチローラ                 
 4…巻取り用ボビン 5…第1トラバースブレード        6…第2
トラバースブレード 7…第3トラバースブレード        8…第4
トラバースブレード Q…トラバース線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  同軸心回りに互いに逆方向に同期回転
    する2本のトラバースブレードを備えた第1トラバース
    機構と、同仕様の第2トラバース機構とを前記各ブレー
    ド先端部の回転軌跡が互いに交叉するように並設し、両
    トラバース機構の各トラバースブレードのうち、糸巻取
    り方向の下流側に位置するトラバースブレードをトラバ
    ース線に対してそれぞれ内向きに回転するよう設定して
    あることを特徴とする糸の綾振り装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の糸の綾振り装置にお
    いて、トラバースブレードの両端部で、上流側に位置す
    るトラバースブレードと、下流側に位置するトラバース
    ブレードとによって巻取り糸を受渡しする際に、前記下
    流側に位置するトラバースブレードが、前記巻取り糸に
    接触した後、前記上流側に位置するトラバースブレード
    から前記巻取り糸を解放するようにしたことを特徴とす
    る糸の綾振り装置。
JP41726590A 1990-12-29 1990-12-29 糸の綾振り装置 Expired - Lifetime JP2850541B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5624081A (en) * 1992-12-23 1997-04-29 Barmag Ag Yarn winding apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5624081A (en) * 1992-12-23 1997-04-29 Barmag Ag Yarn winding apparatus

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