JPH04248877A - 紫外線反射用塗料 - Google Patents

紫外線反射用塗料

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Publication number
JPH04248877A
JPH04248877A JP3007582A JP758291A JPH04248877A JP H04248877 A JPH04248877 A JP H04248877A JP 3007582 A JP3007582 A JP 3007582A JP 758291 A JP758291 A JP 758291A JP H04248877 A JPH04248877 A JP H04248877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
fine particles
paint
ultraviolet rays
coating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP3007582A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihide Kudo
章英 工藤
Osamu Kuramitsu
修 倉光
Shinji Noguchi
晋治 野口
Shinichi Aoki
慎一 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は紫外線反射用塗料に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、殺菌性のある200〜400nm
の紫外線の中でも、殺菌ランプ(殺菌灯)の253.7
nmの紫外線を、非常に強い殺菌性を示すことから、特
に殺菌紫外線と称する。この殺菌紫外線は人工的に効率
良く発生させられることからも利用価値が高い。
【0003】殺菌紫外線に対し良好な反射性を示す(反
射率の高い)ものとして、アルミニウム蒸着膜、アルミ
ニウム電解研磨材、アルミニウム羽布研磨材、MgO材
、BaSO4 材、CaCO3 材がある。アルミニウ
ム系材は、空気中の酸素により表面が酸化され殺菌紫外
線に対する反射率の経時的劣化が著しいという弱点があ
る。後者の酸化物系材は、紫外線反射板に用いる場合、
圧着、煙着等の方法に依るのであるが、板面形状の制限
があったり、耐久性が十分でなかったりという弱点があ
る。
【0004】それで、殺菌紫外線を放射するランプを取
り付ける殺菌灯器具には、殺菌紫外線の利用効率を高め
るための紫外線反射板が設けられているが、従来の紫外
線反射板には、表面にアルマイト処理を施したアルミニ
ウム板が用いられている。この紫外線反射板は耐久性は
良好であるが、殺菌紫外線に対する反射率は30〜60
%程度と低く十分ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、殺菌紫外線に対し良好な反射率を経時的に殆ど
低下させることなく保持する紫外線反射塗膜を塗膜形成
面の形状に制限されることなく実現できる紫外線反射用
塗料を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
、請求項1、2記載の発明にかかる紫外線反射用塗料は
、200〜400nmの紫外線に対し良好な透過性を示
す塗膜が作れる塗料中に前記紫外線に対し良好な反射性
を示す微粒子を分散してなる構成をとるようにしている
【0007】この発明の紫外線反射用塗料における20
0〜400nmの紫外線(以下、単に「紫外線」と言う
)に対し良好な透過性を示す塗膜が作れる塗料(以下、
「紫外線透過性塗料」と言う)としては、市販のフッ素
系塗料やシリコンアルコキシド系塗料などが挙げられる
。紫外線に対し良好な反射性を示す微粒子(紫外線反射
性微粒子)としては、BaSO4 微粒子、MgO微粒
子、CaCO3 微粒子などが挙げられ、これらは単独
であるいは複数併用のかたちで使われる。
【0008】紫外線反射性微粒子の粒径は、特に限定さ
れないが、塗料中での分散性を考えると10μm以下が
望ましい。紫外線反射性微粒子の添加量は、通常、紫外
線透過性塗料100重量%に対して30〜70重量%程
度が適当である。30重量%未満では十分な紫外線反射
率を確保することが難しくなり、70重量%を越えると
良好な塗装性の確保が難しくなるからである。
【0009】上記例示の微粒子が適切な含有量で含まれ
ている場合、紫外線反射性が十分な塗膜が容易に形成で
きる。この発明の紫外線反射用塗料は、例えば、殺菌灯
器具の紫外線反射板を作るのに用いることができるが、
これ以外の用途に用いられてもよいことは言うまでもな
い。紫外線反射板の場合は、以下のようにして製造され
る。
【0010】鋼板やアルミニウム板などの基板表面に、
上記塗料をスプレー法等により塗布・乾燥(場合によっ
ては焼付する)することにより塗膜形成するのである。 このようにして得られた紫外線反射板は、基板表面に、
紫外線に対し透過性に優れる塗膜層(紫外線透過性層)
中に紫外線反射性微粒子が分散してなる紫外線反射性塗
膜が形成された構成である。
【0011】
【作用】この発明の紫外線反射用塗料により基板表面に
塗装形成された塗膜は十分な殺菌紫外線反射率を有する
。基板表面の塗膜は紫外線透過性層に紫外線反射性微粒
子が分散した構成であるため、紫外線透過性層に進入し
た紫外線は紫外線反射性微粒子で良く反射されて再び塗
膜から出てゆき殆ど吸収されることがないからである。 また、経時的な紫外線反射率の低下もよく抑えられる。 これは、アルミニウム材の場合に起こる空気中の酸素に
よる反射率の低下現象がないからである。塗膜形成面の
形状的な制限も殆ど無いといってもよい。塗膜は何らか
の基材上に形成するが、塗料の場合、複雑な基材表面形
状であっても容易に塗布し塗膜を形成することができる
からである。
【0012】BaSO4 微粒子、MgO微粒子、Ca
CO3 微粒子など紫外線反射率の高い紫外線反射性微
粒子が適切な含有量で含まれている場合、紫外線反射性
が十分な塗膜を容易に形成することができる。
【0013】
【実施例】以下、より具体的な実施例について説明する
。 −実施例1− 紫外線透過性塗料としてのフッ素系塗料(サイトップ 
 旭硝子(株)製)100重量%にBaS04 微粒子
50重量%添加した紫外線反射用塗料を準備するととも
に、基板としてアルミニウム板を準備した。
【0014】そして、紫外線反射用塗料をスプレー法に
よりアルミニウム板の表面に塗布し乾燥することにより
厚み50μmの塗膜を形成し、紫外線反射板を得た。 −実施例2− BaS04 微粒子の代わりにMgO微粒子を用いた他
は、実施例1と同様にして紫外線反射板を得た。
【0015】−実施例3− BaS04 微粒子の代わりにCaCO3 微粒子を用
いた他は、実施例1と同様にして紫外線反射板を得た。 −実施例4− 紫外線透過性塗料としての下記のシリコンアルコキシド
系塗料100重量%にBaS04 微粒子40重量%添
加した紫外線反射用塗料を準備するとともに、基板とし
て鋼板を準備した。
【0016】−シリコンアルコキシド系塗料の構成−S
iO2 成分:テトラアルコキシシランまたはシリカゲ
ル20〜200重量%、RSiO3/2 成分アルキル
トリアルコキシシラン80〜100重量%、および、R
2 SiO成分:ジアルキルジアルコキシシラン0〜6
0重量%を主原料とし、かつ、アルコキド成分の平均分
子量(ポリスチレン換算)700以上とするシリコンア
ルコキシド系塗料。
【0017】そして、紫外線反射用塗料をスプレー法に
より鋼板の表面に塗布し200℃の温度で20分の焼付
けを行い、厚み30μmの塗膜を形成し、紫外線反射板
を得た。 −実施例5− BaS04 微粒子の代わりにMgO微粒子を用いた他
は、実施例4と同様にして紫外線反射板を得た。
【0018】−比較例1− 比較例1の紫外線反射板は、電解研磨したアルミニウム
板(純度99.9%)である。 −比較例2− 比較例2の紫外線反射板は、電解研磨した後、アルマイ
ト処理により厚み3μmのアルマイト膜を表面に形成し
たアルミニウム板である。
【0019】上記の実施例および比較例の紫外線反射板
について、253.7nmの殺菌紫外線に対する初期反
射率および殺菌ランプ(松下電器産業製  GL−30
、30W)の200時間照射後の試験後反射率を測定し
た。測定結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1の測定結果から、この発明の紫外線反
射板は、高い紫外線反射率を有し、これが経時的に殆ど
低下しないものであることが良く分かる。これに対し、
比較例1の紫外線反射板では、初期反射率は高いが経時
的な低下が著しく、比較例2の紫外線反射板では、初期
反射率自体が非常に低くて、いずれも、実施例のものに
比べて劣っていることも良く分かる。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明の紫外線
反射用塗料は、紫外線透過性塗料に紫外線反射性微粒子
が添加されてなるため、高い紫外線反射率を経時的に殆
ど低下させることなく保持する塗膜を塗装面の形状的な
制限を受けることなく実現できるため、非常に有用であ
る。
【0023】請求項2記載の紫外線用塗料は、加えて、
高い紫外線反射率の微粒子が適切な量で含まれているた
め、紫外線反射性の十分な塗膜が容易に形成できるとい
う利点がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  200〜400nmの紫外線に対し良
    好な透過性を示す塗膜が作れる塗料中に前記紫外線に対
    し良好な反射性を示す微粒子が分散されてなる紫外線反
    射用塗料。
  2. 【請求項2】  紫外線に対し良好な反射性を示す微粒
    子として、BaSO4微粒子、MgO微粒子、CaCO
    3 微粒子のうちの少なくともひとつが、塗料100重
    量%に対し30〜70重量%含まれている請求項1記載
    の紫外線反射用塗料。
JP3007582A 1991-01-25 1991-01-25 紫外線反射用塗料 Pending JPH04248877A (ja)

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JP3007582A JPH04248877A (ja) 1991-01-25 1991-01-25 紫外線反射用塗料

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102225859A (zh) * 2011-04-22 2011-10-26 东华大学 一种具有防辐射、阻燃、抗菌功能的涂料及其制备方法
JP2015112812A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 旭化成ケミカルズ株式会社 積層体
WO2023171509A1 (ja) * 2022-03-08 2023-09-14 デンカ株式会社 紫外線反射用組成物及びその製造方法

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JP2015112812A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 旭化成ケミカルズ株式会社 積層体
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