JPH04248513A - 同時多ビーム光変調装置 - Google Patents

同時多ビーム光変調装置

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JPH04248513A
JPH04248513A JP1418191A JP1418191A JPH04248513A JP H04248513 A JPH04248513 A JP H04248513A JP 1418191 A JP1418191 A JP 1418191A JP 1418191 A JP1418191 A JP 1418191A JP H04248513 A JPH04248513 A JP H04248513A
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JP
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signal
circuit
signals
amplitude
circuits
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JP1418191A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Shinada
英俊 品田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同時多ビーム光変調装置
に係り、特に入射されたレーザビームを入力された信号
の振幅に応じた強さでかつ周波数に応じた方向に分割し
て射出するマルチ周波数音響光学素子を利用した同時多
ビーム光変調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マルチ周波数音響光学素子を
利用した光変調装置が知られている(特開昭54−54
55号公報、特開昭57−41618号公報、特公昭5
3−9856号公報)。かかる光変調装置では、周波数
が異る複数の高周波信号を混合した駆動信号をマルチ周
波数音響光学素子の電気信号を超音波に変換するトラン
スデューサに入力して駆動している。このマルチ周波数
音響光学素子は、入力された駆動信号の振幅に応じた強
さでかつ周波数に応じた方向に入射されたレーザビーム
を分割して出力する。また、混合した高周波信号の個数
が多くなると各周波数に応じた光変調強度が低下するが
、各周波数に応じた光変調強度が他の周波数の信号によ
り影響を受けて変化するのを防止するために、AGC(
オートゲインコントロール)を用いて混合された高周波
信号のレベル、すなわち振幅を調節することや、論理回
路と減衰器とを用いて混合された高周波信号のレベルを
調節することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光変調装置では、混合された後の高周波信号のレベ
ルを調節するだけで、各発振回路から出力された高周波
信号のレベル、すなわち振幅を独立に調節することがで
きずまた発振回路は製造誤差等によって精度が異り、全
ての高周波信号を一定にすることができないため、画像
記録に使用したとき各発振回路の精度が異ることによっ
て生ずる発振回路出力の振幅差によって光変調強度が異
り、記録画像に濃度むらが生ずる、という問題があった
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、各発振回路から出力される高周波信号の振
幅差による濃度むらをも補正することができる同時多ビ
ーム光変調装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、周波数が異る信号を各々出力する複数の発
振回路と、発振回路の各々に接続されかつ発振回路から
出力された信号の振幅を入力された制御信号に応じて制
御するレベル制御回路および画像データに基づいてオン
オフされるスイッチ回路を各々直列に接続した複数の直
列回路と、発振回路から出力された信号の振幅を各々独
立に制御する信号と該振幅を各々同じように制御する信
号との和を制御信号としてレベル制御回路に入力させる
制御信号発生回路と、直列回路の各々から出力された信
号を混合する少なくとも1つのコンバイナと、コンバイ
ナから出力された信号の振幅に応じた強さでかつ周波数
に応じた方向に入射されたビームを分割して射出する光
変調器と、を含んで構成したものである。
【0006】
【作用】本発明の作用を説明する。複数の発振回路は、
それぞれ周波数が異る信号を出力する。発振回路の各々
にはレベル制御回路及びスイッチ回路を直列に接続した
直列回路が各々接続されている。この場合、発振回路の
各々にレベル制御回路を接続し、このレベル制御回路に
スイッチ回路を直列接続してもよく、逆に発振回路の各
々にスイッチ回路を接続し、このスイッチ回路にレベル
制御回路を接続してもよい。レベル制御回路は、発振回
路から出力された信号の振幅を入力された制御信号に応
じて各々制御する。この制御信号は、制御信号発生回路
から入力されると共に、上記振幅を各々独立に制御する
信号とこの振幅を各々同じように制御する信号との和の
信号である。従って、発振回路の各々から出力された信
号の振幅を各々独立に制御することができ、これによっ
て各発振回路から出力された信号の振幅を同一にして光
変調強度が異ることによって生ずる濃度むらを防止する
ことができる。また、振幅を各々同じように制御するこ
とができるため、光変調器に周波数が異る信号を同時に
入力したときに生ずる入力された信号の個数に応じた濃
度むらの発生を防止することができる。スイッチ回路の
各々から出力された信号は、少なくとも1つのコンバイ
ナによって混合される。このコンバイナは、スイッチ回
路の各々から出力された信号の全てを一度に混合する1
つのコンバイナであってもよく、1つの群に少なくとも
2つの信号が含まれるように、スイッチ回路の各々から
出力された信号を複数の群に分け、各群毎に各々混合す
る複数のコンバイナであってもよい。この複数のコンバ
イナを使用するときには、他のコンバイナによって最終
的に1つの信号に混合される。光変調器は、コンバイナ
から出力された信号の振幅に応じた強さでかつ周波数に
応じた方向に、入力されたビームを分割して射出する。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図2は、本実施例の同時多ビーム光変調装置
が適用されたレーザビーム記録装置を示すものである。 記録用レーザビームを発振するHe−Neレーザ12に
は電源14が接続されている。He−Neレーザ12の
レーザビーム射出側には、レンズ16、マルチ周波数A
OM(音響光学素子、以下マルチ周波数AOMをAOM
という)18、及びレンズ24が順に配列されている。 AOM18は音響光学効果を生ずる音響光学媒質21を
備えている。音響光学媒質21の対向する面には、入力
された高周波信号に応じた超音波を出力するトランスデ
ューサ17と音響光学媒質21を伝播した超音波を吸収
する吸音体19とが貼着されている。トランスデューサ
17は、AOMを駆動するAOMドライバ20に接続さ
れ、AOMドライバ20は制御回路22に接続されてい
る。レンズ24のレーザビーム射出側には、ミラー26
、ダイクロイックミラー等の合波手段27、ポリゴンミ
ラー(回転多面鏡)28、ダイクロイックミラー等の分
波手段32、レーザビームを一部透過するミラー34、
ガルバノメータミラー36、レーザビームを一部透過す
るミラー38が順に配列されている。
【0008】合波手段27には、半導体レーザ31から
発振された同期用レーザビームが入射されてHe−Ne
レーザ12から発振された記録用レーザビームと合波さ
れる。合波されたレーザビームはポリゴンミラー28を
介して分波手段32に入射され、分波手段32によって
同期用レーザビームと記録用レーザビームとに分波され
る。分波手段32によって分波された同期用レーザビー
ムの進行方向には、透明部と不透明部とを交互に多数個
配列させたリニアエンコーダ29とリニアエンコーダ2
9を透過したレーザビームを電気信号に変換して同期信
号を出力するホトダイオード33とが順に配列されてい
る。ポリゴンミラー28は、ポリゴンミラー28を高速
回転するポリゴンドライバ30に接続されている。また
、ミラー34を透過したレーザビームを受光可能な位置
には、記録用レーザビームの強度を検出するためのホト
ダイオード60が配置されている。ミラー38で反射さ
れたレーザビームは書込みレンズ40を通してステージ
42に照射される。ステージ42には、マイクロフィル
ム等の記録材料44が配置されている。この記録材料4
4は、それぞれリール46及びリール48に層状に巻付
けられている。
【0009】図3に示すように、受光したレーザビーム
の強度に応じた大きさの電圧を出力するホトダイオード
60は、発振回路(図1)から出力される信号の各々の
振幅を独立に制御するための信号を出力する信号発生回
路58に接続されている。信号発生回路58はAOMド
ライバ20に接続されている。
【0010】制御回路22は、画像データを一時的に記
憶するレジスタ50とレジスタ50に接続されたデータ
変換器52とを備えている。この画像データは8ビット
のパラレル信号で与えられている。データ変換器52は
、レジスタ50から入力される8ビットの信号のオンの
個数に応じた4ビットのパラレル信号を出力する。デー
タ変換器52にはDAC(デジタル−アナログ変換器)
54が接続されている。DAC54は、データ変換器5
2から出力される4ビットのパラレル信号を、アナログ
信号に変換して発振器から出力された信号の振幅を各々
同じように制御する制御信号としてAOMドライバ20
に出力する。このアナログ信号のレベルは、図5に示す
ように、信号のオンの数が多くなるに従って高くなる。 また、画像データは遅延回路56で所定時間遅延された
後AOMドライバ20に入力される。
【0011】AOMドライバ20は、図1に示すように
、発振回路62A、62B、62C、62D、62E、
62F、62G、62H、入力された制御信号に応じて
発振回路から出力された信号の振幅を制御するレベル制
御回路64A、64B、64C、64D、64E、64
F、64G、64H、スイッチ回路66A、66B、6
6C、66D、66E、66F、66G、66Hを備え
ている。レベル制御回路64A〜64Hの各々は発振回
路62A〜62Hの出力端の各々接続され、レベル制御
回路64A〜64Hの出力端にはスイッチ回路66A〜
66Hが各々直列に接続され、レベル制御回路とスイッ
チ回路とで直列回路が構成されている。レベル制御回路
としては、ダブルバランスドミキサーやピンダイオード
アッテネータを使用することができる。また、レベル制
御回路64A〜64Hのレベル制御端の各々には、各々
オペアンプと複数の抵抗とで構成された加算器70A、
70B、70C、70D、70E、70F、70G、7
0Hが接続されている。この加算器70A〜70Hの各
々は、DAC54から出力された信号と信号発生器58
から出力された信号とを加算してレベル制御回路64A
〜64Hの制御端に入力する。そして、スイッチ回路6
6A〜66Hの制御端の各々には、遅延回路56から出
力される画像データ、すなわち8ビットの信号の各々が
入力されるように接続されている。
【0012】スイッチ回路66A、66Bの各出力端は
、2つの信号を1:1の割合で混合するコンバイナ68
ABの入力端に各々接続されている。同様に、スイッチ
回路66C、66Dの各出力端はコンバイナ68CDの
入力端に接続され、スイッチ回路66E、66Fの各出
力端はコンバイナ68EFの入力端に接続され、スイッ
チ回路66G、66Hの各出力端はコンバイナ68GH
の入力端に接続されている。
【0013】コンバイナ68ABの出力端は増幅回路7
2ABに接続されている。同様に、コンバイナ68CD
の出力端は増幅回路72CDに接続され、コンバイナ6
8EFの出力端は増幅回路72EFに接続され、コンバ
イナGHの出力端は増幅回路72GHに接続されている
。増幅回路72AB、72CDの各出力端はコンバイナ
74の入力端に接続され、増幅回路72EF、72GH
の各出力端はコンバイナ76の入力端に接続されている
。コンバイナ74、76の出力端はコンバイナ78に接
続され、コンバイナ78の出力端はトランスデューサ1
7に接続されている。
【0014】ここで、各発振回路から出力される高周波
信号の周波数間隔を等しくかつ各発振周波数をf1 、
f2 、・・・、f8 (例えば、110、120、・
・・、180MHz )とすると、周波数f1 、f2
 の信号を混合したとき図7(1)に示すように、周波
数2f1 −f2 、2f2 −f1 の位置に、最も
大きい相互変調妨害となる3次高調波信号が発生する。 同様に、周波数f3 、f4 の信号を混合すると、図
7(2)に示すように、周波数2f3 −f4 、2f
4 −f3 の位置に3次高調波信号が発生する。従っ
て、上記のように周波数が隣り合う信号同士を混合した
後に周波数f1 、f2 、・・・、f8 の信号の全
てが混合されるようにすると、図7(3)に示すように
、周波数2f1 −f2 、f1 、f2、・・・、f
8 、2f8 −f7 の位置に3次高調波信号が発生
することになり、各発振回路から出力された信号が歪む
とともに、周波数2f1 −f2 、2f8 −f7の
位置に高いレベルの3次高調波信号が発生することにな
る。従って、例えば、周波数f4 の信号をオフにして
も、図7(4)に示すように、周波数f4 の位置に3
次高調波信号が発生するとともに、3次高調波信号によ
って周波数f3 、f6 の位置の信号のレベルが低下
することになる。このため、AOMで画像データのオン
オフに応じてレーザビームを分割することができなくな
る。
【0015】そこで、本実施例では、周波数が隣り合わ
ない信号同士を周波数間隔が等しくかつ最大となるよう
に組合せ、この2つの信号を混合した後、最終的に1つ
の信号になるように混合している。すなわち、図1に示
すように、周波数f1 の信号を出力する発振回路62
Aと周波数f5 の信号を発振する発振回路62Bとを
組み合わせて、各発振回路62A、62Bから出力され
る信号をコンバイナ68ABで混合している。同様に、
コンバイナ68CDは、周波数f2 、f6 の信号を
混合し、コンバイナ68EFは、周波数f3 、f7 
の信号を混合し、コンバイナ68GHは、周波数f4 
、f8 の信号を混合している。
【0016】この結果、周波数f1 、f5 の信号に
ついてみると、図8(1)に示すように、3次高調波信
号は周波数f5 の位置から充分に離れた周波数2f5
 −f1 の位置、周波数f1 の位置から充分に離れ
た周波数2f1 −f5 の位置に発生する。同様に、
周波数f1 、f6 の信号についても3次高調波信号
は周波数f2 、f6 の位置から充分離れた周波数2
f2 −f6 、2f6 −f2の位置に発生する。こ
の結果、周波数f1 、f2 、・・・、f8 の信号
を全て混合したときには、図8(3)に示すように、3
次高調波信号が広い周波数帯域に亘って分散し、3次高
調波信号のレベルが小さくなる。周波数f1 〜f8 
の範囲以外の3次高調波信号は、フイルタで除去するこ
とが可能であり、また周波数f1 〜f8 の範囲内に
存在する3次高調波信号はレベルが低いため、周波数f
1 、f2 、・・・、f8 の信号に与える影響は小
さく、これによって、画像データの1つがオフの場合に
おいてもオフ信号に対する高調波信号の影響を極めて小
さくすることができる。
【0017】なお、上記では周波数が隣り合わない信号
同士を周波数間隔が等しくかつ最大となるように組合せ
たが、周波数間隔が等しくなくてもまた最大でなくても
よい。
【0018】以下本実施例の作用を説明する。ホストコ
ンピューター等から供給される8ビットの画像データは
レジスタ50と遅延回路56に供給される。データ変換
器52は、レジスタ50から入力された信号のオンの個
数に応じたデジタル信号を出力し、DAC54はこのデ
ジタル信号に応じた図5に示すアナログ信号を出力する
。このアナログ信号は、加算器70A〜70Hの一方の
入力端の各々に入力される。また、遅延回路56によっ
て所定時間遅延された画像データは、AOMドライバ2
0のスイッチ回路66A〜66Hの各々に入力される。 各発振回路62A〜62Hから出力された信号は、レベ
ル制御回路64A〜64Hによって加算器70A〜70
Hから入力される制御信号に応じて振幅が調節された後
スイッチ回路66A〜66H、コンバイナ68AB〜6
8GH、増幅回路72AB〜72GH、コンバイナ74
、76、コンバイナ78を介してAOM18のトランス
デューサ17に供給される。トランスデューサ17は、
入力された信号を入力された信号の周波数及び振幅に応
じた超音波信号に変換する。この超音波信号は、音響光
学媒質21を伝播して吸音体19に吸音される。このと
き、He−Neレーザ12から記録用レーザビームが発
振されていると、このレーザビームは、音響光学媒質2
1によって超音波信号の振幅に応じた強さでかつ周波数
に応じた方向に分割される。AOM18で分割されたマ
ルチレーザビームは、ポリゴンミラー28によって主走
査方向に走査され、ガルバノメータミラー36によって
副走査方向に走査される。
【0019】図9は、ガルバノメータミラー36のミラ
ーの角度を経過時間に応じて示したものである。第n齣
の記録が開始される前の非記録期間において、第n齣の
画像データが準備されると共に記録材料が1齣分搬送さ
れて記録材料の位置決めが行われる。記録が開始される
と、ガルバノメータミラー36のミラー角度が記録終了
角度になるまでに第n齣のデータが転送されて第n齣の
画像記録が行われる。非記録期間のうちのチェック期間
においては、各発振回路62A〜62Hから出力される
信号の振幅調整、すなわちレベル調整が行われる。この
とき、AOMから射出された記録用レーザビームの一部
は、ホトダイオード60によって検出される。このレベ
ル調整においては、DAC54から信号が出力されない
ようにすると共に信号発生回路58から加算器70A〜
70Hの一方の入力端の各々に一定レベルの信号を供給
してレベル制御回路64A〜64Hのレベル制御端へ一
定の電圧を印加し、各発振回路62A〜62H毎にレベ
ル調節が行われる。すなわち、発振回路62A〜62H
から信号を出力した状態で、スイッチ回路66Aだけオ
ン状態とする。発振回路62Aから出力された信号は、
レベル制御回路64A、スイッチ回路66A、コンバイ
ナ68AB、増幅回路72AB等を介してトランスデュ
ーサ17に供給される。これにより、AOM18からは
発振回路62Aから出力された信号の振幅に応じた強さ
のレーザビームが射出される。AOM18から射出され
たレーザビームは、ホトダイオード60で受光され、ホ
トダイオード60から受光したレーザビームの強さに応
じた電気信号が出力される。信号発生回路58は、予め
設定された基準値とホトダイオード60から入力された
信号のレベルとを比較する。信号発生回路58は、入力
された信号のレベルが基準値より大きいときはレベル制
御回路64Aの制御端に印加する電圧を低下して高周波
信号の振幅が小さくなるように制御し、入力された信号
のレベルが基準値より小さいときはレベル制御回路64
Aの制御端に印加する電圧を上昇させて高周波信号の振
幅が大きくなるように制御する。この結果、AOMから
射出された1つのレーザビームの強さが目標値に調整さ
れる。そして、スイッチ回路66B〜66Hを順にオン
して上記と同様にして、発振回路62B、・・・62H
についてレベル調整が行われ、このチェック期間では発
振回路62A〜62Hの全てについてのレベル調整が行
われる。画像記録中は、信号発生回路58は上記ように
調整された電圧値を保持する。
【0020】また、第n齣のデータに基づいて画像を記
録しているときには、レジスタ50、データ変換器52
及びDAC54によって加算器70A〜70Hの他方の
入力端の各々に、図5に示す画像データのオンの数に比
例したアナログ信号が同時に供給される。従って、画像
記録中レベル制御回路64A〜64Hは信号発生回路5
8からの信号とこのアナログ信号との和に応じて発振器
62A〜62Hから出力された信号の振幅を制御する。 これによって、AOM18から出力されるレーザビーム
の各々の光強度は図6に示すように信号のオンの数およ
び発振器個々の精度に拘らず一定になり、画像データの
オンの個数による画像濃度むらが防止される。なお、信
号のオンの個数によって振幅を制御しないときは、AO
Mから射出される1つのレーザビームの強度は、同時に
射出されるレーザビームの個数、すなわち画像データの
オンの個数に応じて図4に示すように変化する。
【0021】上記のように信号発生回路58から出力さ
れた信号は加算器70A〜70HによってDAC54か
ら出力された信号と加算されたレベル制御回路64A〜
64Hの制御端に入力されるため、発振器個々のレベル
調整と画像信号のオンの個数に応じたレベル調整とが1
つの発振回路に対して1つのレベル制御回路によって行
なわれる。
【0022】なお上記では、スイッチ回路の前段にレベ
ル制御回路を直列接続した例について説明したが、スイ
ッチ回路の後段にレベル制御回路を直列接続してもよい
。また、上記では光変調器としてマルチ周波数音響光学
素子を用いた例について説明したが、光導波路形変調器
を用いてもよい。また、記録媒体としては銀塩フィルム
、レーザダイレクトコーディングフィルム(LDF)等
のヒートモード記録媒体、光磁気記録媒体等を使用する
ことができる。光源としては、He−Neレーザの他に
、他の気体レーザ、固体レーザ、半導体レーザを用いる
ことができる。そして、本発明の同時多ビーム光変調装
置は印刷機器等レーザを走査して高速に記録する装置に
も適用することができる。
【0023】上記実施例では、増幅回路72ABの後段
に2つのコンバイナ74、78が接続されている。信号
がコンバイナを通過すると、理論的に振幅が3dBダウ
ンするから、2つのコンバイナでは6dB(1/4)ダ
ウンすることになる。また、増幅回路の前段にはコンバ
イナが1つあるため、3次相互変調積の影響を防止する
ために4倍増幅する必要がある。1つのレーザビームに
対応する高周波信号の目標電力を125mWとすると、
2つのコンバイナでの電力ダウン分と3次相互変調積防
止分とを考慮して125mW×4×4=2Wの電力が必
要になる。従って、2Wの増幅回路を使用すればよい。 これは、混合した後一度に増幅するとき必要な電力の1
/4である。
【0024】上記では、2つの高周波信号を一度に増幅
する位置に増幅回路を接続した例について説明したが、
各スイッチ回路66A〜66Hの出力端の各々に増幅回
路を接続して混合する前の高周波信号を各々増幅するよ
うにしてもよい。この場合には、3段のコンバイナによ
る電力ダウン分を補償すればよいから、9dB分増幅す
ればよい。
【0025】以上説明したように本実施例によれば、振
幅を独立に制御する信号と振幅を同じように制御する信
号との和によって発振器から出力された信号の振幅を制
御しているため、発振器個々の精度に応じたレーザビー
ムのレベル調整と画像データのオンの個数に応じたレー
ザビームのレベル調整ができると共に、2つの高周波信
号を一度に増幅する位置に増幅回路を接続したので、最
大出力電力が小さい増幅回路を使用して相互変調妨害、
特に3次歪相互変調積の影響を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
幅を各々独立に制御する信号と振幅を各々同じように制
御する信号との和によって発振回路から出力される信号
の振幅を制御しているので、発振回路の各々から出力さ
れる信号の振幅が等しくなるように調節するとともに、
周波数が異る信号を同時に光変調器に供給したときに生
ずる光変調強度の変化を防止して、一画素を書込むレー
ザビームのパワーを一定にして記録画像に濃度むらが発
生するのを防止することができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のAOMドライバーを示すブロ
ック図である。
【図2】本発明が適用されたレーザビーム記録装置を示
す概略図である。
【図3】上記実施例の制御回路の詳細を示すブロック図
である。
【図4】画像データのオンの数とレーザビームの強度と
の関係を示す線図である。
【図5】画像データのオンの数とDACから出力される
アナログ信号のレベルとの関係を示す線図である。
【図6】画像データのオンの数とレーザビームの強度と
の関係を示す線図である。
【図7】(1)〜(4)は発振回路から出力される信号
に対する3次高調波信号の影響を説明するための線図で
ある。
【図8】(1)〜(3)は本実施例の発振回路から出力
される信号に対する3次高調波信号の影響を示す線図で
ある。
【図9】ガルバノメータミラーの角度に対するチチェッ
ク期間、非記録期間及び記録期間の関係を示す線図であ
る。
【符号の説明】
12      He−Neレーザ 18      AOM 54      DAC 64A    レベル制御回路 64B    レベル制御回路 64C    レベル制御回路 64D    レベル制御回路 64E    レベル制御回路 64F    レベル制御回路 64G    レベル制御回路 64H    レベル制御回路 66A    スイッチ回路 66B    スイッチ回路 66C    スイッチ回路 66D    スイッチ回路 66E    スイッチ回路 66F    スイッチ回路 66G    スイッチ回路 66H    スイッチ回路 68AB  コンバイナ 68CD  コンバイナ 68EF  コンバイナ 68GH  コンバイナ 70A    加算器 70B    加算器 70C    加算器 70D    加算器 70E    加算器 70F    加算器 70G    加算器 70H    加算器 72AB  増幅回路 72CD  増幅回路 72EF  増幅回路 72GH  増幅回路 74      コンバイナ 76      コンバイナ 78      コンバイナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  周波数が異る信号を各々出力する複数
    の発振回路と、発振回路の各々に接続されかつ発振回路
    から出力された信号の振幅を入力された制御信号に応じ
    て制御するレベル制御回路および画像データに基づいて
    オンオフされるスイッチ回路を各々直列に接続した複数
    の直列回路と、発振回路から出力された信号の振幅を各
    々独立に制御する信号と該振幅を各々同じように制御す
    る信号との和を制御信号としてレベル制御回路に入力さ
    せる制御信号発生回路と、直列回路の各々から出力され
    た信号を混合する少なくとも1つのコンバイナと、コン
    バイナから出力された信号の振幅に応じた強さでかつ周
    波数に応じた方向に入射されたビームを分割して射出す
    る光変調器と、を含む同時多ビーム光変調装置。
JP1418191A 1991-02-05 1991-02-05 同時多ビーム光変調装置 Pending JPH04248513A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5372643A (en) * 1976-12-09 1978-06-28 Ricoh Co Ltd Simultaneous modulating system for multiple beams
JPS53148461A (en) * 1977-05-31 1978-12-25 Ricoh Co Ltd Correcting device of modulated light beam intensities
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