JPH04259926A - レーザビーム走査装置 - Google Patents

レーザビーム走査装置

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Publication number
JPH04259926A
JPH04259926A JP3021832A JP2183291A JPH04259926A JP H04259926 A JPH04259926 A JP H04259926A JP 3021832 A JP3021832 A JP 3021832A JP 2183291 A JP2183291 A JP 2183291A JP H04259926 A JPH04259926 A JP H04259926A
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JP
Japan
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laser beam
laser
signal
recording
emitted
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Application number
JP3021832A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Shinada
英俊 品田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビーム走査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビーム記録装置等のレーザビーム
走査装置では、レーザ発生器から射出されたレーザビー
ムを音響光学素子(AOM)によって変調し、ポリゴン
ミラー(回転多面鏡)等の偏向手段により主走査方向に
偏向した後に感光材料等の記録媒体へ照射する。副走査
方向への偏向はガルバノメータミラーまたは記録媒体を
一定速度で搬送して行う。これによりレーザビームが記
録媒体上で平面走査され、レーザビームによる画像の記
録等を行うことができる。
【0003】従来、偏向手段による主走査方向への偏向
と副走査方向への偏向との同期及び偏向手段による偏向
と音響光学素子における変調とを同期させるため、レー
ザビームの1回の主走査の始点または終点を検出し、こ
の検出信号に基づいて上記制御を行っていた。しかし、
例えばポリゴンミラー等によりレーザビームを偏向させ
る場合、ポリゴンミラーを回転させるモータ等の回転む
らにより走査速度にむらが生ずる。上記検出方法ではレ
ーザビームの1回の主走査の開始または終了を検出する
のみであるため、1回の主走査中の走査速度のむらを検
出することはできない。また一定の角速度で偏向させて
も平面上に照射したときの走査速度は一定にはならない
。このため、走査線上に等間隔に画素(ドット)を発生
させるように音響光学素子における変調を制御すること
ができず、記録する画像に歪みが発生する。
【0004】このため、本出願人は上記問題を解決する
光ビーム記録装置を既に提案している(特公昭61−1
9018号公報参照)。上記光ビーム記録装置は射出す
るレーザビームの波長が異なる2台の気体レーザ、例え
ばArレーザとHe−Neレーザとを備え、一方から射
出された記録用レーザビームと他方から射出された参照
用レーザビームとを合波してポリゴンミラーで偏向させ
た後に、ダイクロイックミラーで分波させ前記参照用レ
ーザビームをリニアエンコーダ上に走査させ、走査線上
の位置を検出する。これにより、1回の主走査中の走査
速度のむら等の影響を排除することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記気
体レーザは気体が装填される放電管の長さが長く、外形
を小さくすることは困難である。このため、この気体レ
ーザを2台用いるレーザビーム走査装置では装置の小型
化が困難であった。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、容易に小型化することができるレーザビーム走査装
置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るレーザビーム走査装置は、所定波長のレ
ーザビームを射出する気体レーザと、前記気体レーザか
ら入射されたレーザビームを入力された信号に応じて変
調して射出する光変調手段と、前記所定波長と異なる波
長のレーザビームを射出する半導体レーザと、気体レー
ザから射出され前記光変調手段で変調されたレーザビー
ムと前記半導体レーザから射出されたレーザビームとを
合波して射出する合波手段と、前記合波手段によって合
波されたレーザビームを偏向させる偏向手段と、前記偏
向手段によって偏向されたレーザビームが入射され気体
レーザから射出されたレーザビームと半導体レーザから
射出されたレーザビームとを分波して異なる方向へ射出
する分波手段と、半導体レーザから射出され前記分波手
段によって分波されたレーザビームが入射され該レーザ
ビームの走査に応じて同期信号を発生する同期信号発生
手段と、気体レーザから射出され分波手段によって分波
されたレーザビームが照射される記録媒体と、を有して
いる。
【0008】また、気体レーザは可視光域の波長のレー
ザビームを射出し、記録媒体は可視光域の波長の光に感
光することが好ましい。
【0009】
【作用】本発明では、所定波長のレーザビームを射出す
る気体レーザと所定波長と異なる波長のレーザビームを
射出する半導体レーザとを用い、気体レーザから射出さ
れたレーザビームと半導体レーザから射出されたレーザ
ビームとを合波して偏向させた後に分波し、半導体レー
ザから射出され分波されたレーザビームの走査に応じて
同期信号を発生させるようにしている。一般に半導体レ
ーザは、気体を充填する放電管が不要であるため気体レ
ーザと比較して小型であり、かつ長寿命でパワーの安定
したレーザビームが得られるため、レーザビーム走査装
置を小型化することが容易であり、メインテナンス性も
向上する。また、半導体レーザは気体レーザと比較して
より長い波長のレーザビームを射出する。このため、気
体レーザ及び半導体レーザから射出される2本のレーザ
ビームの波長の差は、2台の気体レーザから各々射出さ
れる2本のレーザビームの波長の差よりも大きく、分波
手段はより容易に2種類のレーザビームを分波すること
ができる。
【0010】また、気体レーザは可視光域の波長のレー
ザビームを射出し、記録媒体は可視光域の波長の光に感
光することが好ましい。例えば記録媒体としての感光材
料にレンズを介して長波長のレーザビームを照射する場
合には、長波長の光に感光するような分光感度を有する
感光材料を用いる必要があるが、このような感光材料は
経時劣化の度合いが大きい。また、長波長のレーザビー
ムを集光するレンズも設計が困難である。このため、気
体レーザから射出されるレーザビームの波長を可視光域
(400〜700nm程度)とすることにより上記問題
を解決できると共に、気体レーザからのレーザビームの
射出の有無を目視できるので、作業性が高い。
【0011】なお、半導体レーザから射出されるレーザ
ビームは、一般的に気体レーザから射出されるレーザビ
ームと比較してパワーが低いが、本発明では半導体レー
ザから射出されたレーザビームを同期信号を得るために
用いているため特に大きなパワーは必要ない。
【0012】また、前記偏向手段は入射されたレーザビ
ームを主走査方向にのみ偏向させるものでもよく、副走
査方向にも偏向させるものでもよい。偏向手段が主走査
方向にのみ偏向させる場合には、後段に副走査方向への
偏向を行う振動鏡等の偏向手段を更に設けたり、また記
録媒体を同期信号に基づいて主走査方向への偏向と同期
させて搬送することによって、記録媒体上に画像等を記
録することができる。また、前記偏向手段が主走査方向
への偏向と副走査方向への偏向とを行う場合には、前記
同期信号発生手段を少なくとも主走査方向の偏向を検出
するように構成すればよい。
【0013】また、前記同期信号発生手段は入射された
レーザビームを平面上に照射させて走査線における前記
レーザビームの位置に応じた信号を出力することが望ま
しく、例えばリニアエンコーダ等で構成することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には本発明に係るレーザビーム記録装
置10が示されている。このレーザビーム記録装置10
は気体レーザとしてのHe−Neレーザ12を備えてい
る。He−Neレーザ12は電源14に接続されており
、可視光の赤いレーザビームを射出する。このHe−N
eレーザに代えてArイオンレーザ等の他の気体レーザ
を用いてもよい。He−Neレーザ12のレーザビーム
射出側には、レンズ16、光変調手段としてのAOM(
音響光学素子)18及びレンズ24が順に配列されてい
る。AOM18は音響光学効果を生ずる音響光学媒質2
1を備えている。音響光学媒質21の対向する面には、
入力された高周波信号に応じて超音波を出力するトラン
スデューサ17と、音響光学媒質21を通過した超音波
を吸収する吸音体19とが貼付されている。トランスデ
ューサ17は、AOM18を駆動するAOMドライバ2
0に接続され、AOMドライバ20は制御回路22に接
続されている。本実施例では、AOM18に入射された
レーザビームから最大8本のレーザビームが回折され、
記録用レーザビームとして射出される。
【0015】レンズ24のレーザビーム射出側には、ミ
ラー26、合波手段としてのダイクロイックミラー25
、偏向手段としてのポリゴンミラー(回転多面鏡)28
、レンズ29及び分波手段としてのダイクロイックミラ
ー32が順に配列されている。ダイクロイックミラー2
5の近傍にはレンズ27及び半導体レーザ13が配置さ
れている。半導体レーザ13は半導体レーザドライバ1
5に接続されており、半導体レーザドライバ15によっ
て駆動される。半導体レーザ13は参照用レーザビーム
として、可視光よりも長い波長のレーザビームを射出す
る。半導体レーザ13から射出されたレーザビームはレ
ンズ27を介して参照用レーザビームとしてダイクロイ
ックミラー25に入射される。ダイクロイックミラー2
5は半導体レーザ13から射出された参照用レーザビー
ムに対応する波長の光を反射し、それ以外の波長の光を
透過させるように構成されている。従って、ダイクロイ
ックミラー25に入射された記録用レーザビームはダイ
クロイックミラー25を透過し、参照用レーザビームは
ダイクロイックミラー25で反射され、各々は合波され
て同一方向すなわちポリゴンミラー28側へ射出される
【0016】ポリゴンミラー28はポリゴンミラードラ
イバ30に連結されており、ポリゴンミラードライバ3
0によって高速回転され、入射されたレーザビームを主
走査方向に偏向する。ポリゴンミラードライバ30はポ
リゴンミラー28の回転数を検出する図示しない回転数
検出手段を備えており、ポリゴンミラー28が一定速度
で回転するように制御する。
【0017】ポリゴンミラー28で反射されると共に主
走査方向へ偏向された記録用レーザビーム及び参照用レ
ーザビームは、レンズ29を介してダイクロイックミラ
ー32に入射される。ダイクロイックミラー32は記録
用レーザビームに対応する波長の光を反射させ、それ以
外の波長の光を透過させるように構成されている。この
ため、ダイクロイックミラー32に入射された記録用レ
ーザビームは反射され、参照用レーザビームはダイクロ
イックミラー32を透過して分波される。ダイクロイッ
クミラー32を透過した前記参照用レーザビームを受光
可能な位置には、同期信号発生手段を構成するリニアエ
ンコーダ33及び光電変換器31が順に配列されている
。これにより、ダイクロイックミラー32を透過した参
照用レーザビームはリニアエンコーダ33上に走査され
る。
【0018】リニアエンコーダ33は、透明部と不透明
部とが主走査方向に一定ピッチで交互に多数縞状に配置
された平面板で構成されている。このリニアエンコーダ
33をポリゴンミラー28で反射された参照用レーザビ
ームで走査すると、透明部を透過した参照用レーザビー
ムが光電変換器31で光電変換され、光電変換器31に
接続された信号発生回路100にパルス信号が出力され
る。このパルス信号は主走査方向への偏向を表し、詳し
くはパルスの個数が前記参照用レーザビームの主走査線
上の位置に対応し、各パルス間の間隔が参照用レーザビ
ームの主走査速度に対応している。信号発生回路100
では入力された前記パルス信号に基づいて、後述するガ
ルバノメータミラー36による副走査方向への偏向を前
記主走査方向への偏向と同期させるためのガルバノメー
タミラー制御信号と、AOM18におけるレーザビーム
の変調を前記主走査方向への偏向と同期させるためのビ
デオクロック信号とを生成する。ガルバノメータミラー
制御信号はガルバノメータミラーの角度を制御するガル
バノメータミラードライバ36Aに入力され、ビデオク
ロック信号は後述する文字生成回路94(図2参照)に
入力される。
【0019】ダイクロイックミラー32の反射側には、
ミラー34、ガルバノメータミラー36、ミラー38が
順に配列されている。ガルバノメータミラー36はガル
バノメータミラードライバ36Aに連結されている。ガ
ルバノメータミラードライバ36Aは、ガルバノメータ
ミラー36が主走査方向への偏向と同期して副走査方向
への偏向を行うように、前述のガルバノメータミラー制
御信号に基づいてガルバノメータミラー36の作動を制
御する。ガルバノメータミラー36によって副走査方向
へ偏向されミラー38で反射された記録用レーザビーム
は、レンズ40を通してステージ42に照射される。ミ
ラー38とレンズ40との間には、非記録時(例えば、
あるコマから他のコマへ記録を変更するとき、あるフィ
ッシュから他のフィッシュへ記録を変更するとき等)に
レーザビームを遮断するように閉じられるシャッター6
1が配置されている。このシャッター61のレーザビー
ム入射側の面には光電変換器60が取り付けられている
。ステージ42には、マイクロフィルム等の記録材料4
4が配置されている。記録材料44は可視光域の波長の
光に感光する感光材料で構成されている。記録材料44
はそれぞれリール46及びリール48に層状に巻付けら
れている。
【0020】図2に示すように、上記で説明した位置に
配置されかつAOM18から回折光として射出された記
録用レーザビームを受光して該レーザビームのパワーに
応じた大きさの電圧を出力する光電変換器60は、制御
回路22の増幅器88の入力側に接続されている。増幅
器88の出力側にはADC(アナログ−デジタル変換器
)82、レジスタ90が順に接続されている。ADC8
2は光電変換器60から出力され増幅器88で増幅され
た信号を、前記受光したレーザビームのパワーを表すデ
ジタルデータに変換する。レジスタ90は前記デジタル
データを一時的に保持する。レジスタ90はデータバス
ライン92に接続されている。データバスライン92に
はCPU(中央処理装置)80も接続されており、相互
間のデータおよびコマンドの入出力が可能となっている
。CPU80はレジスタ90に保持されたレーザビーム
のパワーを表すデータに基づいて処理を行う。
【0021】データバスライン92にはレジスタ84A
、84B、84C、84D、84E、84F、84G、
84Hが接続されており、各レジスタは各々DAC(デ
ジタル−アナログ変換器)86A、86B、86C、8
6D、86E、86F、86G、86Hに接続されてい
る。レジスタ84A、84B、84C、84D、84E
、84F、84G、84Hには、AOM18から射出さ
れた8本のレーザビームの各々のレベルを調整するデジ
タルデータが供給される。このデジタルデータは各DA
C86でアナログ信号に変換され、AOMドライバ20
の後述するローカルレベル制御回路64A〜64Hの各
々へレベル制御信号として出力される。
【0022】データバスライン92には文字生成回路9
4が接続されている。文字生成回路94にはホストコン
ピュータ等から転送された画像データが供給され、文字
生成回路94はこれを一旦格納する。文字生成回路94
には遅延回路58及び信号数計数回路54が接続されて
おり、また前述のビデオクロック信号が入力される。文
字生成回路94は一旦格納した画像データからレーザビ
ームによる画像の記録順に8画素分毎に画像データ(8
ビット)を取り出し、ビデオクロック信号すなわちレー
ザビームの主走査方向への偏向と同期するように前記遅
延回路58及び信号数計数回路54へ出力する。遅延回
路56では入力された画像データを所定時間遅延した後
、AOMドライバ20の後述するスイッチ回路66A〜
66Hの各々へ出力する。従って、スイッチ回路66A
〜66Hはレーザビームの主走査方向への偏向と同期し
てオンオフする。一方、信号数計数回路54は入力され
た8ビットの画像データを、8個のビットのオン(1)
の数を表す4ビットのデータへ変換し、第2DAC(デ
ジタル−アナログ変換器)56へ出力する。
【0023】また、データバスライン92にはレジスタ
50、第1DAC(デジタル−アナログ変換器)52が
順次接続されている。レジスタ50には、8ビットの補
正データがCPU80から供給される。この補正データ
は、AOM18に入力する信号の振幅を変更した場合に
も、AOM18から射出させるレーザビームのレーザビ
ーム1本当りのパワーを射出させるレーザビームの本数
に拘わらず一定にするための補正量を表している。レジ
スタ50はこの補正データを一時的に保持し、第1DA
C52へ出力する。第1DAC52では入力されたデジ
タルの補正データを、前記補正量に対応した電圧レベル
のアナログ信号へ変換する。第1DAC52の出力端子
は前記第2DAC56の基準電圧入力端子に接続されて
おり、第1DAC52は補正量に対応した電圧レベルの
アナログ信号を基準電圧VREF として第2DAC5
6へ供給する。
【0024】図4に示すように、第2DAC56から出
力される信号の電圧レベルは、前記信号数計数回路54
から入力されるデータの値が大きくなるに従って、すな
わち画像データのオンの数が多くなるに従って高くなり
、高くなる度合いは基準電圧VREF の電圧レベルに
応じて変化する。すなわち、基準電圧VREF の電圧
レベルが大きい場合には画像データのオンの個数の増加
に対して第2DAC56の出力電圧レベルが高くなる度
合いが大きく(傾きが大きく)なる。また、基準電圧V
REF の電圧レベルが小さい場合には画像データのオ
ンの個数の増加に対して第2DAC56の出力電圧レベ
ルが高くなる度合いが小さく(傾きが小さく)なる。こ
の傾きの大きさは基準電圧VREF の電圧レベルに応
じて連続的に変化する。従って、基準電圧VREF の
電圧レベル、すなわちレジスタ50に供給する補正デー
タの値を変更することによって前記傾きを変化させるこ
とができる。なお、画像データのオンの数が1の場合に
第2DAC56から出力される信号の電圧レベルは、基
準電圧VREF が変更されても変化しないように設定
されている。
【0025】第2DAC56からの出力信号は増幅器9
6で増幅された後、AOMドライバ20の後述するトー
タルレベル制御回路70AB〜70GHの各々に振幅補
正信号として供給される。
【0026】図3に示すように、AOMドライバ20は
各々周波数がf1〜f8の発振回路62A、62B、6
2C、62D、62E、62F、62G、62H、ロー
カルレベル制御回路64A、64B、64C、64D、
64E、64F、64G、64H、スイッチ回路66A
、66B、66C、66D、66E、66F、66G、
66Hを備えている。ローカルレベル制御回路64A〜
64Hの各々は発振回路62A〜62Hの出力端の各々
に接続され、ローカルレベル制御回路64A〜64Hの
出力端にはスイッチ回路66A〜66Hが各々接続され
ている。ローカルレベル制御回路としては、ダブルバラ
ンスドミキサーやピンダイオードアッテネータを使用す
ることができる。ローカルレベル制御回路64A〜64
Hのレベル制御端の各々には、前述のDAC86A〜8
6Hの各々からのレベル制御信号が入力される。また、
スイッチ回路66A〜66Hの制御端の各々には、遅延
回路58からの8ビットのパラレル信号で入力される画
像データの各々1ビットが入力される。
【0027】スイッチ回路66A、66Bの各出力端は
、2つの信号を1:1の割合で混合するコンバイナ68
ABの入力端に各々接続されている。同様に、スイッチ
回路66C、66Dの各出力端はコンバイナ68CDの
入力端に接続され、スイッチ回路66E、66Fの各出
力端はコンバイナ68EFの入力端に接続され、スイッ
チ回路66G、66Hの各出力端はコンバイナ68GH
の入力端に接続されている。
【0028】コンバイナ68ABの出力端はトータルレ
ベル制御回路70ABを介して増幅回路72ABに接続
されている。同様に、コンバイナ68CDの出力端はト
ータルレベル制御回路70CDを介して増幅回路72C
Dに接続され、コンバイナ68EFの出力端はトータル
レベル制御回路70EFを介して増幅回路72EFに接
続され、コンバイナ68GHの出力端はトータルレベル
制御回路70GHを介して増幅回路72GHに接続され
ている。増幅回路72AB、72CDの各出力端はコン
バイナ74の入力端に接続され、増幅回路72EF、7
2GHの各出力端はコンバイナ76の入力端に接続され
ている。コンバイナ74、76の出力端はコンバイナ7
8に接続され、コンバイナ78の出力端は増幅回路79
の入力端に接続されている。増幅回路79は入力された
信号を一定の増幅率で増幅する。増幅回路79の出力端
はAOM18のトランスデューサ17に接続されている
。トータルレベル制御回路70AB〜70GHはダブル
バランスドミキサーやピンダイオードアッテネータで構
成され、各々のレベル制御端には前述の制御回路22の
増幅回路96から出力された振幅補正信号が分配されて
供給される。
【0029】次に本実施例の作用を説明する。気体レー
ザとしてのHe−Neレーザ12から射出されたレーザ
ビームはAOM18に入射される。一方、各発振回路6
2A〜62Hから出力された信号はローカルレベル制御
回路64A〜64Hへ出力される。ローカルレベル制御
回路64A〜64Hには、レベル制御信号が各々DAC
86A〜86Hから入力され、このレベル制御信号に基
づいて振幅を調節する。ローカルレベル制御回路64A
〜64Hでレベル調整された信号はスイッチ回路66A
〜66H、コンバイナ68AB〜68GH、トータルレ
ベル制御回路70AB〜70GH、増幅回路72AB〜
72GH、コンバイナ74、76、コンバイナ78を介
して混合され、増幅回路79で一定の増幅率で増幅され
た後、AOM18のトランスデューサ17に供給される
。トランスデューサ17は入力された信号を、入力され
た信号の数、周波数及び振幅に応じた超音波信号に変換
する。この超音波信号は、音響光学媒質21を伝播して
吸音体19に吸音される。これにより、He−Neレー
ザ12から入射されたレーザビームから入力された信号
の数と同数のレーザビームが、信号の振幅に応じたパワ
ーでかつ各信号の周波数に応じた方向へ記録用レーザビ
ームとして射出される。
【0030】AOM18から射出された記録用レーザビ
ームは、レンズ24、ミラー26を介してダイクロイッ
クミラー25に入射され、ダイクロイックミラー25を
透過する。また半導体レーザ13から射出された参照用
レーザビームもレンズ27を介してダイクロイックミラ
ー25に入射され、ダイクロイックミラー25で反射さ
れて記録用レーザビームと合波される。合波されたレー
ザビームはポリゴンミラー28側へ射出され、ポリゴン
ミラー28によって反射されると共に主走査方向へ偏向
される。主走査方向へ偏向されたレーザビームはレンズ
29を介してダイクロイックミラー32に入射され、記
録用レーザビームがダイクロイックミラー32で反射さ
れ、参照用レーザビームがダイクロイックミラー32を
透過することによって分波される。なお、気体レーザで
あるHe−Neレーザ12から射出された記録用レーザ
ビームは可視光であり、半導体レーザ13から射出され
た参照用レーザビームは可視光よりも長い波長であるの
で、各々の波長は大きく異なっており、ダイクロイック
ミラー32は2台の気体用レーザから射出され合波され
たレーザビームを分波する場合と比較して容易かつ正確
に分波することができる。
【0031】ダイクロイックミラー32を透過した参照
用レーザビームはリニアエンコーダ33上を走査される
。リニアエンコーダ33の透明部を透過した参照用レー
ザビームは光電変換器31で光電変換され、主走査方向
への偏向を表すパルス信号が出力される。信号発生回路
100はこのパルス信号に基づいてガルバノメータミラ
ー制御信号とビデオクロック信号とを生成し、各々をガ
ルバノメータミラードライバ36A、文字生成回路94
へ供給する。これにより、ガルバノメータミラー36の
作動及びAOM18におけるレーザビームの変調は、主
走査方向への偏向と同期して行われる。
【0032】記録材料44に画像を記録する場合、文字
発生回路94はホストコンピューター等から供給された
画像データを、8ビット毎の画像データとしてレーザビ
ームによる画像の記録順に遅延回路58及び信号数計数
回路54へ出力する。このときの画像データの出力タイ
ミングは、入力されたビデオクロック信号と同期して行
われる。遅延回路58で一定時間遅延された8ビットの
画像データは各スイッチ回路66A〜66Hに1ビット
づつ分配されて入力される。スイッチ回路66A〜66
Hは入力された1ビットの画像データがオン(1)の場
合には信号を通過させ、オフ(0)の場合には信号を遮
断する。スイッチ回路66A〜66Hには、前述のよう
にビデオクロック信号と同期したタイミングで画像デー
タが入力されるので、スイッチ回路66A〜66Hはビ
デオクロック信号と同期してオンオフする。このため、
主走査線上に画素(ドット)を等間隔に発生させること
ができる。
【0033】一方、信号数計数回路54は、文字発生回
路94から入力された信号のオンの個数に応じたデジタ
ル信号を第2DAC56へ出力する。第2DAC56に
は、この信号のオンの個数に応じたデジタル信号と共に
、レジスタ50、第1DAC52を介してアナログ信号
に変換された補正データが基準電圧VREF として入
力され、AOM18から射出させるレーザビームの単一
レーザビーム当りのパワーを、射出させるレーザビーム
の本数に拘わらず一定にするための振幅補正信号を出力
する。この振幅補正信号はトータルレベル制御回路70
AB〜70GHの制御端の各々に入力される。トータル
レベル制御回路70AB〜70GHは入力された振幅補
正信号に基づいて、スイッチ回路66A〜66Hを通過
した信号の振幅を調整する。トータルレベル制御回路7
0AB〜70GHで振幅が調整された各々の信号は増幅
回路72AB〜72GH、コンバイナ74、76、コン
バイナ78、増幅回路79を介してAOM18のトラン
スデューサ17に供給される。AOM18では入力され
た信号に応じてレーザビームを変調し、記録する画像に
応じた記録用レーザビームを射出する。
【0034】記録用レーザビームは、前述のようにポリ
ゴンミラー28で主走査方向へ偏向されダイクロイック
ミラー32で反射された後にガルバノメータミラー36
へ入射される。ガルバノメータミラー36は前述のガル
バノメータミラー制御信号に基づいて主走査方向への偏
向と同期して駆動され、入射された記録用レーザビーム
を副走査方向へ偏向させる。副走査方向へ偏向された記
録用レーザビームはミラー38、レンズ40を介して記
録材料44へ照射される。これにより記録材料44上に
画像が歪みなく記録される。
【0035】また本レーザビーム記録装置10では、画
像の非記録期間にシャッタ61を閉じた状態でレベル調
整処理を行う。このレベル調整処理は、スイッチ回路6
6A〜66Hを順にオンしてAOM18から1本のレー
ザビームを射出させ、光電変換器60によって検出され
る各々のレーザビームのパワーが記録倍率に対応する基
準値と等しくなるように前記ローカルレベル制御回路6
4A〜64Hへ入力するレベル制御信号のレベルを設定
する。設定したレベルはレジスタ84A〜84Hの各々
に記憶され、画像記録中にローカルレベル制御回路64
A〜64Hに前記設定したレベルのレベル制御信号が入
力される。
【0036】また、画像の非記録期間には振幅補正処理
も行う。この振幅補正処理は、AOM18から1本のレ
ーザビームを射出させた場合のパワーと複数本のレーザ
ビームを射出させた場合のパワーとを各々測定し、レー
ザビーム1本当りのパワーがAOM18から射出させる
レーザビームの本数に拘わらず一定になるように、レジ
スタに設定する補正データのデータ値を設定する。設定
された補正データは画像を記録している間レジスタ50
に記憶され、第1DAC52でアナログ信号に変換され
て第2DAC56へ基準電圧VREF として供給され
る。 第2DAC56にはAOM18から射出させるレーザビ
ームの本数を表すデータが信号数計数回路54から供給
され、第2DAC56はAOM18から射出させるレー
ザビームの本数に応じた振幅制御信号を増幅器96を介
してトータルレベル制御回路70AB〜70GHの各々
へ入力する。これによって、AOM18から出力される
レーザビーム1本当りのパワーはAOM18から射出さ
せるレーザビームの本数に拘わらず一定になる。従って
画像の濃度むらが防止される。
【0037】このように、本実施例では記録用レーザビ
ームを射出するレーザ発生器をHe−Neレーザ12と
し、参照用レーザビームを射出するレーザ発生器を半導
体レーザ13としたので、レーザビーム記録装置10を
小型化でき、メインテナンス性が向上する。
【0038】なお、本実施例ではガルバノメータミラー
36によって副走査を行う例について説明したが、光電
変換器31から出力されたパルス信号に基づいて主走査
方向への偏向と同期させて記録材料44を搬送し、主走
査方向にのみ偏向されたレーザビームを記録材料44に
照射して記録材料44に画像を記録するようにしてもよ
い。
【0039】また、上記では光変調手段としてAOM(
音響光学素子)18を用いた例について説明したが、光
導波路形変調器を用いてもよい。
【0040】また、本実施例では気体レーザとしてHe
−Neレーザ12を用いた例を説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えばArイオンレーザ
、Krイオンレーザ、Cu蒸気レーザ等の気体レーザを
用いることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、所定波
長のレーザビームを射出する気体レーザと所定波長と異
なる波長のレーザビームを射出する半導体レーザとを用
い、気体レーザから射出されたレーザビームと半導体レ
ーザから射出されたレーザビームとを合波して偏向させ
た後に分波し、半導体レーザから射出され分波されたレ
ーザビームの走査に応じて同期信号を発生させるように
したので、レーザビーム走査装置を容易に小型化するこ
とができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザビーム記録装置の概略構成図である。
【図2】本実施例に係るレーザビーム記録装置の制御回
路近傍の概略構成を示す概略ブロック図である。
【図3】AOMドライバの概略構成を示す概略ブロック
図である。
【図4】DAC(デジタル−アナログ変換器)の基準電
圧VREF を変化させた場合の、信号のオンの数と出
力信号のレベルとの関係の変化を示す線図である。
【符号の説明】
10    レーザビーム記録装置 12    He−Neレーザ 13    半導体レーザ 18    AOM(音響光学素子) 25    ダイクロイックミラー 28    ポリゴンミラー 31    光電変換器 32    ダイクロイックミラー 33    リニアエンコーダ 36    ガルバノメータミラー 44    記録媒体 100  信号発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定波長のレーザビームを射出する気
    体レーザと、前記気体レーザから入射されたレーザビー
    ムを入力された信号に応じて変調して射出する光変調手
    段と、前記所定波長と異なる波長のレーザビームを射出
    する半導体レーザと、気体レーザから射出され前記光変
    調手段で変調されたレーザビームと前記半導体レーザか
    ら射出されたレーザビームとを合波して射出する合波手
    段と、前記合波手段によって合波されたレーザビームを
    偏向させる偏向手段と、前記偏向手段によって偏向され
    たレーザビームが入射され気体レーザから射出されたレ
    ーザビームと半導体レーザから射出されたレーザビーム
    とを分波して異なる方向へ射出する分波手段と、半導体
    レーザから射出され前記分波手段によって分波されたレ
    ーザビームが入射され該レーザビームの走査に応じて同
    期信号を発生する同期信号発生手段と、気体レーザから
    射出され分波手段によって分波されたレーザビームが照
    射される記録媒体と、を有するレーザビーム走査装置。
  2. 【請求項2】  前記気体レーザは可視光域の波長のレ
    ーザビームを射出し、前記記録媒体は可視光域の波長の
    光に感光することを特徴とする請求項1記載のレーザビ
    ーム走査装置。
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