JPH042482Y2 - - Google Patents

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JPH042482Y2
JPH042482Y2 JP10328786U JP10328786U JPH042482Y2 JP H042482 Y2 JPH042482 Y2 JP H042482Y2 JP 10328786 U JP10328786 U JP 10328786U JP 10328786 U JP10328786 U JP 10328786U JP H042482 Y2 JPH042482 Y2 JP H042482Y2
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JP
Japan
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inner conductor
ferrite
conductive material
ferrite plates
present
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JP10328786U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、マイクロ波等の高周波領域で用いら
れるアイソレータやサーキユレータ等の非可逆回
路素子に関し、更に詳しくは、内導体とフエライ
ト板とを導電性材料で接合した非可逆回路素子に
関するものである。
[従来の技術] マイクロ波等の高周波領域で用いられる非可逆
回路素子としてはアイソレータやサーキユレータ
等がある。以下、非可逆回路素子としてトリプレ
ート型アイソレータを例にとつて説明する。
この種のアイソレータは、例えば第3図に示す
ように、三端子を有する内導体10の両面にそれ
ぞれYIG(イツトリウム−鉄−ガーネツト)等か
らなるフエライト板12,14を配設して両側か
らアース部材16,18で挟持し、前記内導体1
0の一端子をダミーロード取り付け板22に固定
したチツプ抵抗24に半田付け接続される構成で
ある。そしてアース部材16,18の外側の凹陥
部20には、内部に直流磁界を印加するための永
久磁石(図示せず)が装着され、更に両アース部
材16,18の外側を覆うようにコの字型のヨー
ク(図示せず)が装着固定される。
そして内導体10の一端子をチツプ抵抗24で
無反射終端し、アイソレータ特性を発現させてい
る。
ここで使用しているフエライト板12,14
は、いずれもその表面が直接内導体10と接して
いる。
[考案が解決しようとする問題点] 内導体およびフエライトの面精度(平面度)に
は自ずから限界があり、従来技術のように単に挟
むだけでは表面の微細な凹凸によつて空隙が残存
するのは避けられない。この空隙によつて外部か
ら加えられる直流磁界が乱れ、モード変換で不整
合が生じて損失が大きくなるし、凹凸によつて乱
反射が生じ伝播距離が長くなるため損失が大きく
なる。
また密着度を高めて挿入損失を極力小さくしよ
うとすると、その構造上、組み立て治具(締め付
け治具)に高い精度が要求され、組み立てにも熟
練を要し生産効率は悪い。
内導体として金属板に代えて金属箔を用いれば
フエライト板の凹凸が吸収されて密着性は良好に
なるものの、電気抵抗が高くなるためかえつて損
失が大きくなり実用化しえない。
本考案の目的は上記のような従来技術の欠点を
解消し、挿入損失を大幅に減少させることがで
き、組み立て治具にもさほど高精度が要求されず
組み立ても容易に行なえる非可逆回路素子を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記のような目的を達成することのできる本考
案は、導電性の良い金属板からなる内導体とそれ
を挟むように両面に配置される2枚のフエライト
板との間を導電性材料を用いて接合した構造の非
可逆回路素子である。
[作用] このような構造にすると、内導体とフエライト
板との間に導電性材料が介在するため、それが両
者の微細な凹凸の中に入り込み空隙発生が防止さ
れる。
このため一様な磁界分布が得られ、インピーダ
ンス整合がとれ、また凹凸による乱反射も生じ
ず、それらが総合されて損失が著しく低減するこ
とになる。
[実施例] 第1図は本考案に係る非可逆回路素子の要部を
示す分解斜視図であり、第2図はその組み立て後
の側面図である。この実施例は本考案をトリプレ
ート型アイソレータに適用した場合の一例であ
る。基本的な構成は第3図に示す従来技術と同様
であつてよい。従つて判り易くするため対応する
部材には同一符号を付す。
本考案が従来技術と顕著に相違する点は、内導
体10と、その両面に位置するフエライト板1
2,14とが単に当接しているのではなく、導電
性材料30によつて接合されている点である。
この接合は、内導体10のフエライト板12,
14との対接部分に導電接着剤を塗布し、フエラ
イト板12,14を密着して硬化させる構成でも
よいし、良導電材料を塗布あるいは印刷し、フエ
ライト板12,14で挟んだ状態で焼付け接合す
る構成でもよい。
いずれにしてもこのような構造にすると導電性
の良い金属板からなる内導体10とフエライト板
12,14との間に本来存在している空隙内に導
電性材料が充填され両者が完全に密着することに
なる。これによつて損失が大幅に減少する。
このように接合された内導体10およびフエラ
イト板12,14はアース部材間に組み込まれ
る。アース部材の構造は特に限定されるものでは
なく、第3図に示すような従来技術と同様の構造
であつてよい。
以上アイソレータの場合を例にとつて本考案に
ついて説明したが、ダミーロード部を設けないで
他の二端子と同様の構造としたサーキユレータ等
にも本考案を適用できることはいうまでもない。
[考案の効果] 本考案上記のように金属板からなる内導体とそ
の両面に位置するフエライト板とを導電性材料に
より接合した構成であるから、内導体とフエライ
ト板との間に空隙が生じず、そのため一様な磁界
分布が得られインピーダンス整合がとれ、また凹
凸による乱反射が生じないため伝播距離が長くな
らず、全体として挿入損失を大幅に低減できる効
果が生じる。
また本考案では間に介在する導電性材料によつ
て内導体とフエライト板が密着するから、組み立
て治具(締め付け治具)にはさほど高精度が要求
されず熟練していなくても比較的容易に組み立て
ることができるため生産性が向上する効果も生じ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る非可逆回路素子の一実施
例を示す要部の分解斜視図、第2図はその組み立
て後の側面図、第3図は従来技術の一例を示す分
解斜視図である。 10……内導体、12,14……フエライト
板、30……導電性材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性の良い金属板からなる内導体の両面をフ
    エライト板で挟んだ構造の非可逆回路素子におい
    て、前記内導体とフエライト板とを導電性材料で
    接合したことを特徴とする非可逆回路素子。
JP10328786U 1986-07-05 1986-07-05 Expired JPH042482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328786U JPH042482Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328786U JPH042482Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6310601U JPS6310601U (ja) 1988-01-23
JPH042482Y2 true JPH042482Y2 (ja) 1992-01-28

Family

ID=30975703

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JP10328786U Expired JPH042482Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

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JPS6310601U (ja) 1988-01-23

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