JPH0424817Y2 - - Google Patents

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JPH0424817Y2
JPH0424817Y2 JP1985101195U JP10119585U JPH0424817Y2 JP H0424817 Y2 JPH0424817 Y2 JP H0424817Y2 JP 1985101195 U JP1985101195 U JP 1985101195U JP 10119585 U JP10119585 U JP 10119585U JP H0424817 Y2 JPH0424817 Y2 JP H0424817Y2
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cap
container
neck
projecting wall
wall
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JP1985101195U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、キヤツプをワンタツチで容器本体
に着脱するようにしたキヤツプ付容器に関する。
《従来の技術》 従来この種の容器としては実開昭57−196655及
び実開昭56−81051に係るものが公知となつてい
る。
前者の容器では容器の首部に規則的に山形傾斜
面となつた環状の突部を設け、この山形傾斜面の
谷部に係止突条を設け、係止突条の下方には嵌合
溝を形成している。一方、キヤツプには容器の首
部に嵌合する複数の嵌合片を垂下形成し、嵌合片
の内面には前記係止突条に嵌合する突起を形成し
ている。また、嵌合溝の両側にはテーパー面を設
けている。
したがつて、キヤツプを容器に被せ、嵌合片を
係止突条に嵌合させた状態でキヤツプを左右のい
ずれか一方に回転すると、嵌合片の突起がテーパ
ー面に沿つて移動するため嵌合片は外側に開くこ
とになる。これと同時に嵌合片は山形傾斜面に沿
つて上昇するため嵌合片は係止突条から離脱し、
キヤツプを容器から外すことができる。
一方、後者の容器では、容器本体の首部を多角
形に形成され、各多角形の面は上方が小径となつ
た傾斜面に形成されており、キヤツプにはこの傾
斜面に当接するロツク解除用突起が設けられてい
る。キヤツプを容器に被せるときにはロツク解除
用突起が容器本体の多角形の面の中央に位置する
ようにしてキヤツプを押し込む。この状態からキ
ヤツプを回転すると、ロツク解除用突起が傾斜面
に押し当たつて上昇するためキヤツプと容器本体
の係合が解除されるのである。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら前者の容器では、キヤツプを容器
に嵌めるときにキヤツプの嵌合片が容器の係止突
条の真上に位置しないときには、この嵌合片が山
形傾斜面に突き当たつてしまうためキヤツプを若
干回転させて上記の位置が合つたところでキヤツ
プを容器に嵌める必要がある。
また後者の容器では、容器にキヤツプを被せる
ときにキヤツプに設けられたロツク解除用突起が
上記多角形の辺部分の中間にくるように位置合わ
せをしてから被せる必要がある。
本願考案はこのような従来の容器におけるキヤ
ツプの位置合わせを必要とせず、キヤツプを任意
の位置から容器本体にスムーズに嵌合することが
できるとともに必要な場合にはキヤツプを容器に
離脱することのできるキヤツプ付容器を提供する
ことを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 前記の目的を達成するため、本考案に係るキヤ
ツプ付容器では、容器本体の頂部に設けた首部の
外周に上方を頂点とし下方部に向けて徐々に肉厚
とした三角形状の突壁を形成し、かつ該突壁の頂
部と底部を結ぶ2つの側面を首部周面から該突壁
に向けて上昇する傾斜面として形成する一方、前
記首部に嵌合されるキヤツプの下端開口縁に前記
突壁の下端段壁部に弾撥的に係合する係止爪部を
形成するとともに、キヤツプの内周部には高さ方
向に沿つて前記突壁の傾斜面に摺接するロツク解
除用突起を突設したものである。
《作用》 キヤツプを容器本体の首部の上方の任意の位置
から下方に押し込むと、キヤツプに設けられた係
止爪部は首部に設けられた三角形状の突壁によつ
て徐々に広げられながらこの突壁を乗り越え、突
壁の下端に至るや否やこの下端段壁部に弾性復帰
して係合し、キヤツプはロツク位置を占める。こ
のロツク位置からキヤツプを回転するとキヤツプ
に設けたロツク解除用突起が突壁の傾斜面に乗り
上げて係止爪部を外方に押し広げると同時に、ロ
ツク解除用突起が傾斜面によつて上方に押し上げ
られるため、係止爪部は突壁の下端から離れキヤ
ツプは容器本体から離脱される。
《実施例》 以下、本考案の好適な一実施例を第1図乃至第
4図を用いて詳細に説明する。
第1図は本考案に係るキヤツプ付容器の一部断
面分解斜視図、第2図は同容器の組立状態を示す
半断面図である。
図における容器は、容器本体1と、容器本体1
の上部に着脱自在に装着されるキヤツプ2とから
なつている。
容器本体1は、筒体101と、筒体101の上
端に一体形成された頂面板102とからなつてい
る。
頂面板102は合成樹脂射出成形体からなるも
ので、その中央には首部103を一体に突設して
ある。
首部103の頂部には、リング部104を一体
に突設され、その内周部に開口部105が形成し
てある。
そして、首部103の外周囲には頂点が上部側
に位置させた略三角形状の突壁106が4箇所
(図面では2箇所のみに現われている)形成され
ている。
該突壁106は第4図に示すように、首部10
3の外周から下部側に向けて徐々に肉厚となつて
突出しており、その底部をアンダーカツト状の段
壁106aとしてある。また、該突壁106の頂
部と底部を結ぶ2つの側面は首部周面から突壁1
06に向けて上昇する傾斜面107−107とな
つている。
前記キヤツプ2は、プラスチツク射出成形体か
らなるものであり、その外周から順に頂面板10
2の周縁に当接する外装キヤツプ201と、外装
キヤツプ201の頂面内周部に同心状に一体に垂
設され、かつ前記首部103の外周囲に嵌合する
内キヤツプ202と、内キヤツプ202の更に内
周部に同心状に一体に垂設された詰栓を構成する
リング部203とからなつており、リング部20
3は首部103の開口部105内に嵌め込まれ、
容器本体1の内部を気密に閉栓する。
前記内キヤツプ202の下部開口縁の内周には
前記突壁106の下部段壁106aに係合する爪
部204がリング状に一体形成されている。ま
た、内キヤツプ202の内周部には、前記突壁1
06の傾斜面107−107に摺接するロツク解
除用突起205が同じく4箇所アンダーカツト状
に一体に突出形成されている。
以上の構成において、第1図に示すキヤツプ2
の開栓状態からキヤツプ2を閉栓する場合には、
内キヤツプ202の下端を首部103の上端に一
部嵌合させた状態でキヤツプ2の頂面を押圧すれ
ば、係止爪部204が突壁106の傾斜面に沿つ
て摺接しつつ内キヤツプ202を拡開させ、次い
で、係止爪部204が突壁106の下部段壁に至
つた状態で弾発的に縮小し、第2図に示すように
段壁106aにリング係止爪部204が係合した
状態で閉栓され、またリング部203は首部10
3側のリング部104の内周部に嵌合し、開口部
105を気密に閉鎖する。
尚、突起205が前記突壁106の上部に位置
した状態で閉栓される場合には、突壁106の両
側に形成された傾斜面107−107のいずれか
に沿つて第3図の矢印とは逆方向にキヤツプ2が
回転しつつ閉栓される。また、閉栓時の突起20
5の位置は任意であり、突起205はその位置に
応じて傾斜面107−107のいずれか一方を選
択し、これに沿つて下部側に摺動することにな
る。
閉栓状態から開栓を行なう場合には、キヤツプ
2を右または左のいずれか一方に回転させると、
第3図及び第4図に示すように、突起205の下
端が回転方向の最も近い傾斜面107の下部に当
接する。当接した初期段階では、係止爪部204
が段壁106aに食い込んでいるため、傾斜面1
07に沿つた上昇は行なわれず、突起205は第
4図の矢印Aに示す周回り方向のみ回転する。
この結果、突起205は傾斜面107の周回り
方向の傾斜に応じて内キヤツプ202の下縁を拡
開させ、この状態で係止爪部204の段壁106
aに対する係合が解除される。次いで、更にキヤ
ツプ2を回すことにより突起205は第4図の矢
印B方向に示す傾斜面107の上部側に向けて摺
接し、開栓を行なうことができる。
つまり、段壁106aと係止爪部204との係
合によりロツク状態は、係止爪部204自体を無
理抜きすることでなく、傾斜面107−107と
突起205の摺接により内キヤツプ202の下縁
全体を拡径させた状態で解除されるのである。
尚、前記係止爪部204は必ずしも内キヤツプ
の開口縁周縁全域にわたつて形成されているもの
でなくてもよく、任意の回転位置で嵌め付けた状
態で、少なくとも突壁106に当接する長さであ
ればよい。
《考案の効果》 以上実施例により詳細に説明したように、本考
案に係るキヤツプ付容器では、容器本体の首部の
外周に上方を頂点とし下方部に向けて徐々に肉厚
とした三角形状の突壁を形成し、キヤツプの下端
開口縁に前記突壁の下端段壁部に弾発的に係合す
る係止爪部を形成したので、キヤツプを容器本体
の任意の上方位置から下方に押し込むと、係止爪
部は三角形状の突壁を乗り越えてその下端段壁部
に弾発的に係合するので、従来のような位置合わ
せが必要でなくキヤツプの嵌合をスムーズに行う
ことができる。またキヤツプの内周部には前記突
壁の傾斜面に摺接するロツク解除用突起を突設し
たので、キヤツプを離脱するためキヤツプを回転
するとロツク解除用突起が前記傾斜面に沿つて前
記係止爪部を外方に押し拡げるとともに上昇せら
れ、キヤツプのロツクが容易に解除される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るキヤツプ付容器の一部
断面分解斜視図、第2図は同容器の閉栓状態を示
す半断面図、第3図はキヤツプの開栓時における
説明用断面図、第4図は同開栓時における突起と
傾斜面との接合関係を示す部分斜視図である。 1……容器本体、2……キヤツプ、103……
首部、106……突壁、106a……段壁、10
7−107……傾斜面、202……内キヤツプ、
204……係止爪部、205……ロツク解除用突
起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体の頂部に設けた首部の外周に上方を頂
    点とし下方部に向けて徐々に肉厚とした三角形状
    の突壁を形成し、かつ該突壁の頂部と底部を結ぶ
    2つの側面を首部周面から該突壁に向けて上昇す
    る傾斜面として形成する一方、前記首部に嵌合さ
    れるキヤツプの下端開口縁に前記突壁の下端段壁
    部に弾撥部に係合する係止爪部を形成するととも
    に、キヤツプの内周部には高さ方向に沿つて前記
    突壁の傾斜面に摺接するロツク解除用突起を突設
    したことを特徴とするキヤツプ付容器。
JP1985101195U 1985-07-04 1985-07-04 Expired JPH0424817Y2 (ja)

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JP1985101195U JPH0424817Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JP1985101195U JPH0424817Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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Publication Number Publication Date
JPS6211743U JPS6211743U (ja) 1987-01-24
JPH0424817Y2 true JPH0424817Y2 (ja) 1992-06-12

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ID=30971719

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016080345A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 伸晃化学株式会社 包装容器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933798Y2 (ja) * 1979-11-22 1984-09-20 株式会社吉野工業所 キヤツプ付き容器
JPS57196655U (ja) * 1981-06-08 1982-12-13

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WO2016080345A1 (ja) * 2014-11-18 2016-05-26 伸晃化学株式会社 包装容器
JP2016097972A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 伸晃化学株式会社 包装容器

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Publication number Publication date
JPS6211743U (ja) 1987-01-24

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