JPH04247919A - 反応射出成形法及び反応射出成形装置 - Google Patents
反応射出成形法及び反応射出成形装置Info
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- JPH04247919A JPH04247919A JP791291A JP791291A JPH04247919A JP H04247919 A JPH04247919 A JP H04247919A JP 791291 A JP791291 A JP 791291A JP 791291 A JP791291 A JP 791291A JP H04247919 A JPH04247919 A JP H04247919A
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応射出成形法及び反
応射出成形装置に関するものである。
応射出成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、反応射出成形法(Reacti
on Injection Molding;以下、R
IMという。)は、二種以上の低分子量でかつ低粘度(
通常1000cpoise以下)の液状原料を一定圧力
(150〜200kgf/cm2 )下においてミキシ
ングヘッド内で急速混合し、液状のままでその混合液を
金型のキャビティ内へ噴射し、その後キャビティ内での
混合液の重合硬化反応を待って一定形状の複合材料を射
出成形するようにした方法であり、通常の射出成形法で
二液反応型樹脂を取り扱う場合に樹脂の攪拌混合が採用
されるのとは異なり、その代わりに液状原料自身がミキ
シングヘッド内に加圧吐出される段階で噴霧状にノズル
から飛び出し、その圧力で混合されるところに大きな特
徴を有する。
on Injection Molding;以下、R
IMという。)は、二種以上の低分子量でかつ低粘度(
通常1000cpoise以下)の液状原料を一定圧力
(150〜200kgf/cm2 )下においてミキシ
ングヘッド内で急速混合し、液状のままでその混合液を
金型のキャビティ内へ噴射し、その後キャビティ内での
混合液の重合硬化反応を待って一定形状の複合材料を射
出成形するようにした方法であり、通常の射出成形法で
二液反応型樹脂を取り扱う場合に樹脂の攪拌混合が採用
されるのとは異なり、その代わりに液状原料自身がミキ
シングヘッド内に加圧吐出される段階で噴霧状にノズル
から飛び出し、その圧力で混合されるところに大きな特
徴を有する。
【0003】上記RIMは、混合液がキャビティ内に入
る瞬間ではまだ液状であり、しかもキャビティ内に充満
してしばらくしてから重合硬化反応が起こるような樹脂
を取り扱うので、射出圧力も小さく金締め圧は少なくて
済み従って金型はプラスチック製を含む安価なもので対
応でき、それゆえ大型成形品に適する等、専ら設備コス
トや生産性の面で優れている反面、成形品の強度面では
例えばSMC(Sheet Mold Compoun
ding)による場合よりも劣るという欠点がある。
る瞬間ではまだ液状であり、しかもキャビティ内に充満
してしばらくしてから重合硬化反応が起こるような樹脂
を取り扱うので、射出圧力も小さく金締め圧は少なくて
済み従って金型はプラスチック製を含む安価なもので対
応でき、それゆえ大型成形品に適する等、専ら設備コス
トや生産性の面で優れている反面、成形品の強度面では
例えばSMC(Sheet Mold Compoun
ding)による場合よりも劣るという欠点がある。
【0004】そこで、この強度面での欠点を補うべく開
発された技術としてStructual −RIM(
以下、SRIMという。) がある。かかるSRIMは
、例えばガラス繊維等よりなる強化長繊維をマット状若
しくはクロス状等に織って成形品に見合う形状のプリフ
ォーム体を予め形成しておき、このプリフォーム体を混
合液が噴射される前のキャビティ内にプリセットし、そ
こに当該プリフォーム体のマトリックスとなる混合液を
噴射注入する方法である。
発された技術としてStructual −RIM(
以下、SRIMという。) がある。かかるSRIMは
、例えばガラス繊維等よりなる強化長繊維をマット状若
しくはクロス状等に織って成形品に見合う形状のプリフ
ォーム体を予め形成しておき、このプリフォーム体を混
合液が噴射される前のキャビティ内にプリセットし、そ
こに当該プリフォーム体のマトリックスとなる混合液を
噴射注入する方法である。
【0005】従って、このSRIMによれば、通常のR
IMの有する強度上の問題が解決できるのであるが、そ
の効果が十分に得られるか否かはプリフォーム体をキャ
ビティ内にいかにうまく固定できるかにかかっている。 即ち、プリフォーム体を単にキャビティ内に充填させた
だけでは、混合液の注入口付近にある強化繊維が注入圧
力によってキャビティ内部へ押しやられる場合があり、
そのため成型品に強化繊維のない部分や強化繊維の密度
が変わることによる含浸不良の部分が生じたりすること
があるからである。
IMの有する強度上の問題が解決できるのであるが、そ
の効果が十分に得られるか否かはプリフォーム体をキャ
ビティ内にいかにうまく固定できるかにかかっている。 即ち、プリフォーム体を単にキャビティ内に充填させた
だけでは、混合液の注入口付近にある強化繊維が注入圧
力によってキャビティ内部へ押しやられる場合があり、
そのため成型品に強化繊維のない部分や強化繊維の密度
が変わることによる含浸不良の部分が生じたりすること
があるからである。
【0006】そして、従来では、かかる不都合を回避す
るため、例えば前記プリフォーム体と金型の内面間に熱
可塑性樹脂よりなる繊維によってプリフォーム体をキャ
ビティ内に固定し、金型の加熱又は反応による自己発熱
でその樹脂繊維を溶融させ、マトリックス中に分散させ
ることによって熱可塑性樹脂よりなる繊維を取り除く方
法がとられていた。
るため、例えば前記プリフォーム体と金型の内面間に熱
可塑性樹脂よりなる繊維によってプリフォーム体をキャ
ビティ内に固定し、金型の加熱又は反応による自己発熱
でその樹脂繊維を溶融させ、マトリックス中に分散させ
ることによって熱可塑性樹脂よりなる繊維を取り除く方
法がとられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、熱可塑性樹脂繊維でプリフォーム体を固
定しているため、この樹脂繊維とマトリックスとなる混
合液との相容性の関係から成形品に表面むらが生じる場
合があり、しかも樹脂繊維の溶融による接着では十分な
接着が得られているか否かが把握できず、固定力にばら
つきがあり、安定した品質の成型品の供給が困難である
。
来の技術では、熱可塑性樹脂繊維でプリフォーム体を固
定しているため、この樹脂繊維とマトリックスとなる混
合液との相容性の関係から成形品に表面むらが生じる場
合があり、しかも樹脂繊維の溶融による接着では十分な
接着が得られているか否かが把握できず、固定力にばら
つきがあり、安定した品質の成型品の供給が困難である
。
【0008】また、樹脂繊維を溶融するのに加熱しなけ
ればならないのでは、低エネルギー低コストでの成形を
利点とする当該RIMの特質が滅殺されることになる。 更に、前記SRIMでは、プリフォーム体を構成するの
に手間がかかり生産効率を律速するという根本的な問題
がある。本発明は、かかる諸点に鑑み、高品質高強度の
成形品を従来より簡単かつ確実に射出成形し得る反応射
出成形法及び反応射出成形装置を提供することを目的と
する。
ればならないのでは、低エネルギー低コストでの成形を
利点とする当該RIMの特質が滅殺されることになる。 更に、前記SRIMでは、プリフォーム体を構成するの
に手間がかかり生産効率を律速するという根本的な問題
がある。本発明は、かかる諸点に鑑み、高品質高強度の
成形品を従来より簡単かつ確実に射出成形し得る反応射
出成形法及び反応射出成形装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載
の発明は、二種以上の液状原料をミキシングヘッド3内
での急速混合を介して金型20,21のキャビティ22
内へ噴射し、キャビティ22内での混合液の重合硬化反
応を待って複合成形材料を射出成形する反応射出成形法
において、強化繊維25よりなる磁性を有する若しくは
磁性を付加したプリフォーム体26を混合液の噴射前に
予めキャビティ22内に配置し、金型20,21若しく
は金型20,21外域に取付けた磁性体23からの磁界
によってプリフォーム体26を金型20,21に固定し
た後、キャビティ22内に混合液を噴射するようにした
ことを特徴とする。
本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載
の発明は、二種以上の液状原料をミキシングヘッド3内
での急速混合を介して金型20,21のキャビティ22
内へ噴射し、キャビティ22内での混合液の重合硬化反
応を待って複合成形材料を射出成形する反応射出成形法
において、強化繊維25よりなる磁性を有する若しくは
磁性を付加したプリフォーム体26を混合液の噴射前に
予めキャビティ22内に配置し、金型20,21若しく
は金型20,21外域に取付けた磁性体23からの磁界
によってプリフォーム体26を金型20,21に固定し
た後、キャビティ22内に混合液を噴射するようにした
ことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、二種以上の
液状原料をミキシングヘッド3内での急速混合を介して
金型20,21のキャビティ22内へ噴射し、キャビテ
ィ22内での混合液の重合硬化反応を待って複合成形材
料を射出成形する反応射出成形法において、磁性を有す
る若しくは磁性を付加した強化短繊維27を混合液の噴
射前に予めキャビティ22内にばらまき、金型20,2
1若しくは金型20,21外域に取付けた磁性体23か
らの磁界によってキャビティ22内の強化短繊維27を
一定方向に配向させた後金型20,21に固定し、キャ
ビティ22内に混合液を噴射するようにしたことを特徴
とする。
液状原料をミキシングヘッド3内での急速混合を介して
金型20,21のキャビティ22内へ噴射し、キャビテ
ィ22内での混合液の重合硬化反応を待って複合成形材
料を射出成形する反応射出成形法において、磁性を有す
る若しくは磁性を付加した強化短繊維27を混合液の噴
射前に予めキャビティ22内にばらまき、金型20,2
1若しくは金型20,21外域に取付けた磁性体23か
らの磁界によってキャビティ22内の強化短繊維27を
一定方向に配向させた後金型20,21に固定し、キャ
ビティ22内に混合液を噴射するようにしたことを特徴
とする。
【0011】更に、請求項3記載の発明は、二種以上の
液状原料を急速混合して外部へ噴射するミキシングヘッ
ド3と、ミキシングヘッド3からの混合液が充填される
キャビティ22が内部に形成された金型20,21とを
備え、キャビティ22内での混合液の重合硬化反応によ
って一定形状の複合成形材料を射出成形する反応射出成
形装置において、金型20,21若しくは金型20,2
1外域に、混合液の噴射前にキャビティ22内に配置し
た強化繊維25よりなる磁性を有する若しくは磁性を付
加したプリフォーム体26を金型20,21に固定する
磁性体23、または混合液の噴射前にキャビティ22内
にばらまいた磁性を有する若しくは磁性を付加した強化
短繊維をキャビティ22内で一定方向に配向させかつ金
型20,21に固定する磁性体23が取付けられている
ことを特徴とする。
液状原料を急速混合して外部へ噴射するミキシングヘッ
ド3と、ミキシングヘッド3からの混合液が充填される
キャビティ22が内部に形成された金型20,21とを
備え、キャビティ22内での混合液の重合硬化反応によ
って一定形状の複合成形材料を射出成形する反応射出成
形装置において、金型20,21若しくは金型20,2
1外域に、混合液の噴射前にキャビティ22内に配置し
た強化繊維25よりなる磁性を有する若しくは磁性を付
加したプリフォーム体26を金型20,21に固定する
磁性体23、または混合液の噴射前にキャビティ22内
にばらまいた磁性を有する若しくは磁性を付加した強化
短繊維をキャビティ22内で一定方向に配向させかつ金
型20,21に固定する磁性体23が取付けられている
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の本発明方法の骨子は、それ自体
予め磁性を有する若しくは磁性を付加したプリフォーム
体26を金型20,21若しくは金型20,21外域に
取付けた磁性体23の磁界によって固定する点にある。 かかるプリフォーム体26を構成する強化繊維25とし
ては、先ず、磁性を持つ金属繊維が考えられる。磁性を
持たないガラス繊維、カーボン繊維などの無機質繊維や
有機質繊維、磁性の無い金属繊維についてはPVD(P
hysical Vaporize Depositi
on)、CVD(Chemical Vaporize
Deposition)やCVI(Chemical
Vaporize Infiltration)等によ
る磁性材のコーティングという方法によって磁性を付加
することですべての繊維を強化材として適用できる。あ
るいはプリフォーム体26の一部に磁性を持つコーティ
ングをすればいずれの場合にも適用できる。また、最近
では、非常に高強度で高剛性、高靭性な鉄系の極細線(
神戸製鋼所製サイファー等)も開発されており、このよ
うな繊維が特に強化繊維の対象となる。
予め磁性を有する若しくは磁性を付加したプリフォーム
体26を金型20,21若しくは金型20,21外域に
取付けた磁性体23の磁界によって固定する点にある。 かかるプリフォーム体26を構成する強化繊維25とし
ては、先ず、磁性を持つ金属繊維が考えられる。磁性を
持たないガラス繊維、カーボン繊維などの無機質繊維や
有機質繊維、磁性の無い金属繊維についてはPVD(P
hysical Vaporize Depositi
on)、CVD(Chemical Vaporize
Deposition)やCVI(Chemical
Vaporize Infiltration)等によ
る磁性材のコーティングという方法によって磁性を付加
することですべての繊維を強化材として適用できる。あ
るいはプリフォーム体26の一部に磁性を持つコーティ
ングをすればいずれの場合にも適用できる。また、最近
では、非常に高強度で高剛性、高靭性な鉄系の極細線(
神戸製鋼所製サイファー等)も開発されており、このよ
うな繊維が特に強化繊維の対象となる。
【0013】このプリフォーム体26は、チョップドス
トランドマットであったり、コンチニュアスストランド
マットあるいは平織りクロスいずれのものでもよい。磁
性を持たない繊維であっても、一部に磁性材をコーティ
ングするとか、プリフォーム体26にした後、PVD,
CVDやCVI等でコーティングすればよい。以上のプ
リフォーム体26の作成の後、SRIM用の金型20,
21内にセットする。
トランドマットであったり、コンチニュアスストランド
マットあるいは平織りクロスいずれのものでもよい。磁
性を持たない繊維であっても、一部に磁性材をコーティ
ングするとか、プリフォーム体26にした後、PVD,
CVDやCVI等でコーティングすればよい。以上のプ
リフォーム体26の作成の後、SRIM用の金型20,
21内にセットする。
【0014】プリフォーム体26のセットされる金型2
0,21若しくは金型20,21外域には、磁性体23
が取付けられており、この磁性体23によって金型20
,21内部には磁界が発生する。磁界の強さは、一般の
プラスチック磁石の製造に使用される程度(0.5〜1
.6テスラ)でよく、この磁界を利用し先のプリフォー
ム体26を金型20,21に固定する。この作用によっ
て、プリフォーム体26は金型20,21に簡単にセッ
トされ、また混合液の注入圧力に打ち勝つ程度に磁界を
かけることにより、プリフォーム体26の繊維が注入口
からの圧力によって奥へ押し入れられることにより繊維
の無い部分を作ることは無くなり、更にはその結果生じ
る未含浸部分は生じなくなる。また、従来のような熱可
塑性樹脂等の異物質を用いないために成形品表面にむら
は生じない。
0,21若しくは金型20,21外域には、磁性体23
が取付けられており、この磁性体23によって金型20
,21内部には磁界が発生する。磁界の強さは、一般の
プラスチック磁石の製造に使用される程度(0.5〜1
.6テスラ)でよく、この磁界を利用し先のプリフォー
ム体26を金型20,21に固定する。この作用によっ
て、プリフォーム体26は金型20,21に簡単にセッ
トされ、また混合液の注入圧力に打ち勝つ程度に磁界を
かけることにより、プリフォーム体26の繊維が注入口
からの圧力によって奥へ押し入れられることにより繊維
の無い部分を作ることは無くなり、更にはその結果生じ
る未含浸部分は生じなくなる。また、従来のような熱可
塑性樹脂等の異物質を用いないために成形品表面にむら
は生じない。
【0015】尚、図12には、特に鉄系の強化材を想定
した場合の温度と磁性の関係を示す。一般に、磁性体に
ついては温度を上げていくと、磁性が減少する問題があ
る。鉄系の場合では、690〜870℃で急に磁性を失
う。これは、鉄の結晶を構成している原子の熱運動がさ
かんになり、特殊な結合状態を作っていることができな
くなって、磁区が破壊されてしまうからであるとされて
いる。本発明の反応射出成形法の場合、樹脂のゲル化、
硬化のためにある程度は加熱する必要があるが、通常の
成形温度で、100〜200℃、最高温度でも400℃
を越えることはなく、本発明の反応射出成形法で強磁性
を利用することについては何ら問題は無い。
した場合の温度と磁性の関係を示す。一般に、磁性体に
ついては温度を上げていくと、磁性が減少する問題があ
る。鉄系の場合では、690〜870℃で急に磁性を失
う。これは、鉄の結晶を構成している原子の熱運動がさ
かんになり、特殊な結合状態を作っていることができな
くなって、磁区が破壊されてしまうからであるとされて
いる。本発明の反応射出成形法の場合、樹脂のゲル化、
硬化のためにある程度は加熱する必要があるが、通常の
成形温度で、100〜200℃、最高温度でも400℃
を越えることはなく、本発明の反応射出成形法で強磁性
を利用することについては何ら問題は無い。
【0016】次に、請求項2記載の本発明方法では、例
えば図5に示すようにキャビティ22内にばらまかれた
強化短繊維27が磁性体23の磁界によって一定方向に
配向され、その後その配向した位置で固定された後、液
状原料の噴射が行われる点に特徴がある。即ち、図13
に示すように、例えば鉄系の場合、磁束密度Bは1.6
テスラでほぼ飽和状態となる。また図14に示すように
、一様な磁界に置かれた磁性体に対して、(1) T
=MLSBsinθ のトルクが作用することが知られており、強化短繊維2
7が、磁界に対して最大90°の方向にあるとすれば、
(2) T=−MLSB となり外部磁界の大きさに比例する。尚、Mは強化短繊
維27の磁化の強さ、Lはその長さ、Sはその断面積で
ある。そのため、特に鉄系の場合では、1.6テスラ以
上の磁界をかける必要がなく、一般には、0.5〜1テ
スラで充分強化短繊維27を配向させることができる。
えば図5に示すようにキャビティ22内にばらまかれた
強化短繊維27が磁性体23の磁界によって一定方向に
配向され、その後その配向した位置で固定された後、液
状原料の噴射が行われる点に特徴がある。即ち、図13
に示すように、例えば鉄系の場合、磁束密度Bは1.6
テスラでほぼ飽和状態となる。また図14に示すように
、一様な磁界に置かれた磁性体に対して、(1) T
=MLSBsinθ のトルクが作用することが知られており、強化短繊維2
7が、磁界に対して最大90°の方向にあるとすれば、
(2) T=−MLSB となり外部磁界の大きさに比例する。尚、Mは強化短繊
維27の磁化の強さ、Lはその長さ、Sはその断面積で
ある。そのため、特に鉄系の場合では、1.6テスラ以
上の磁界をかける必要がなく、一般には、0.5〜1テ
スラで充分強化短繊維27を配向させることができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の方法を行いうる装置に関するものである。
たは2記載の方法を行いうる装置に関するものである。
【0018】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の実施例につき説
明する。図6は、本発明方法が採用される反応射出成形
装置(RIM装置)の概要を示す。このRIM装置は、
二種類の液状原料を混合して金型へ送り込む射出装置1
と、射出装置1からの混合液を一定形状に成形する金型
装置2とからなる。
明する。図6は、本発明方法が採用される反応射出成形
装置(RIM装置)の概要を示す。このRIM装置は、
二種類の液状原料を混合して金型へ送り込む射出装置1
と、射出装置1からの混合液を一定形状に成形する金型
装置2とからなる。
【0019】射出装置1は、金型装置2近傍に位置する
ミキシングヘッド3と、ミキシングヘッド3に連通する
一対の計量シリンダ4,5と、各計量シリンダ4,5に
ピストン6を介して連動連結された油圧シリンダ7,8
とを備え、各タンク9,10からそれぞれ計量シリンダ
4,5内に供給された二種類の液状原料の一定量が、油
圧シリンダ7,8によるピストン6の移動によってミキ
シングヘッド3側へ圧送されるようになっている。
ミキシングヘッド3と、ミキシングヘッド3に連通する
一対の計量シリンダ4,5と、各計量シリンダ4,5に
ピストン6を介して連動連結された油圧シリンダ7,8
とを備え、各タンク9,10からそれぞれ計量シリンダ
4,5内に供給された二種類の液状原料の一定量が、油
圧シリンダ7,8によるピストン6の移動によってミキ
シングヘッド3側へ圧送されるようになっている。
【0020】尚、11は油圧ユニット、12はアキュム
レータであり、当該射出装置1の原料配管系には酸化防
止のための窒素シールが施されている。前記ミキシング
ヘッド3は、計量シリンダ4,5からの二種類の液状原
料を急速混合して金型側へ噴射するためのもので、本実
施例では、図7及び図8に示すようにいわゆるニードル
バルブ方式のものを採用している。即ち、このミキシン
グヘッド3は、内部に上下方向に出退自在のプランジャ
13を備え、プランジャ13の左右両側にニードルバル
ブ14,15が相対向状に配置されて構成されたもので
、プランジャ13が上昇(図8)したときに左右のニー
ドルバルブ14,15が互いに離れる方向に移動して噴
出口16,17が同時に開口されることにより、二種類
の液状原料がプランジャ13下方で噴霧状となって急速
混合され、その後混合液が硬化しないうちに金型のキャ
ビティに射出されるようになっている。
レータであり、当該射出装置1の原料配管系には酸化防
止のための窒素シールが施されている。前記ミキシング
ヘッド3は、計量シリンダ4,5からの二種類の液状原
料を急速混合して金型側へ噴射するためのもので、本実
施例では、図7及び図8に示すようにいわゆるニードル
バルブ方式のものを採用している。即ち、このミキシン
グヘッド3は、内部に上下方向に出退自在のプランジャ
13を備え、プランジャ13の左右両側にニードルバル
ブ14,15が相対向状に配置されて構成されたもので
、プランジャ13が上昇(図8)したときに左右のニー
ドルバルブ14,15が互いに離れる方向に移動して噴
出口16,17が同時に開口されることにより、二種類
の液状原料がプランジャ13下方で噴霧状となって急速
混合され、その後混合液が硬化しないうちに金型のキャ
ビティに射出されるようになっている。
【0021】前記金型装置2は、上下プラテン18,1
9にそれぞれ上下金型20,21を着脱自在に備えて成
り、金型20,21内部のあわせ面部にはキャビティ2
2が形成されている。そして、本実施例では、図9に示
すように、この金型20,21上下部と相対向側部に、
磁束密度を変更し得る磁性体(電磁石)23が前記キャ
ビティ22を上下及び横方向から挟むように取付けられ
ている。尚、24は混合液をキャビティ22内に送り込
むための通路である。
9にそれぞれ上下金型20,21を着脱自在に備えて成
り、金型20,21内部のあわせ面部にはキャビティ2
2が形成されている。そして、本実施例では、図9に示
すように、この金型20,21上下部と相対向側部に、
磁束密度を変更し得る磁性体(電磁石)23が前記キャ
ビティ22を上下及び横方向から挟むように取付けられ
ている。尚、24は混合液をキャビティ22内に送り込
むための通路である。
【0022】次に、上記RIM装置を用いて本発明方法
に係るSRIMを行った場合の効果を検証する実施例に
ついて説明する。 (実験例1)この実験例1は、請求項1に係る発明に関
するものである。即ち、図1及び図2に示すように、キ
ャビティ22幅方向と略同じ長さを有する強化繊維25
をキャビティ22内に同方向に均等に並べて充填(一方
向強化)することによりプリフォーム体26を構成し、
その後磁界をかける場合とかけない場合以外の条件は同
じくしてSRIMを行い、できた成形品の強度を比較す
る比較実験を行った。
に係るSRIMを行った場合の効果を検証する実施例に
ついて説明する。 (実験例1)この実験例1は、請求項1に係る発明に関
するものである。即ち、図1及び図2に示すように、キ
ャビティ22幅方向と略同じ長さを有する強化繊維25
をキャビティ22内に同方向に均等に並べて充填(一方
向強化)することによりプリフォーム体26を構成し、
その後磁界をかける場合とかけない場合以外の条件は同
じくしてSRIMを行い、できた成形品の強度を比較す
る比較実験を行った。
【0023】(実験例1a)
ア 材料:強化材 超極細鉄線(株式会社神戸製鋼
所製 サイファー)引張り 強度 450〜500kgf/mm2 、径φ30μ
m 、含有率 70% マトリックス エポキシ樹脂 引張り強度 7〜
8kgf/mm2 イ 金型サイズ:30×30×3mmの直方体ウ
強化形態:一方向連続強化(UD Uni Dire
ction)エ 射出圧力:200kgf/cm2
オ 型締め圧:15kgf/cm2 カ 磁界:図
1における上下方向に1テスラキ 成形サイクル:2
分 上記条件によりSRIMを行った。射出圧力による繊維
の移動もなく、また未含浸部もない成形品を得ることが
できた。この成形品を強化方向に平行に引張り強度試験
を行ったところ、317kgf/mm2 の引張り強度
を得た。この結果は、ほぼ複合則と一致する。
所製 サイファー)引張り 強度 450〜500kgf/mm2 、径φ30μ
m 、含有率 70% マトリックス エポキシ樹脂 引張り強度 7〜
8kgf/mm2 イ 金型サイズ:30×30×3mmの直方体ウ
強化形態:一方向連続強化(UD Uni Dire
ction)エ 射出圧力:200kgf/cm2
オ 型締め圧:15kgf/cm2 カ 磁界:図
1における上下方向に1テスラキ 成形サイクル:2
分 上記条件によりSRIMを行った。射出圧力による繊維
の移動もなく、また未含浸部もない成形品を得ることが
できた。この成形品を強化方向に平行に引張り強度試験
を行ったところ、317kgf/mm2 の引張り強度
を得た。この結果は、ほぼ複合則と一致する。
【0024】(実験例1b)
ア〜オ、キについては実験例1aに同じ。
カ 磁界:なし
上記条件によりSRIMを行った。射出圧力により事前
にセットした繊維が中央注入口を中心にして対象に移動
し、中央部分に樹脂のリッチな部分ができた。また、未
含浸部も種々の部分で見られた。この成形品を強化方法
に引張り強度試験を行ったところ、中央部から切り出し
た試験片では145kgf/mm2 の引張り強度を得
た。この値は、先の実施例の1/2.2であり複合則と
は一致しない。
にセットした繊維が中央注入口を中心にして対象に移動
し、中央部分に樹脂のリッチな部分ができた。また、未
含浸部も種々の部分で見られた。この成形品を強化方法
に引張り強度試験を行ったところ、中央部から切り出し
た試験片では145kgf/mm2 の引張り強度を得
た。この値は、先の実施例の1/2.2であり複合則と
は一致しない。
【0025】(実験例1c)
ア 材料:強化材 ガラス繊維 引張り強度
350kgf/mm2 含有率 53% マトリックス ウレタン樹脂 引張り強度 1〜
2kgf/mm2 イ 金型サイズ:30×30×3mmの直方体ウ
強化形態:一方向連続強化(UD Uni Dire
ction)エ 射出圧力:150kgf/cm2
オ 型締め圧:15kgf/cm2 カ 磁界:無
し キ 成形サイクル:1分 上記条件によりSRIMを行った。射出圧力により繊維
が中央注入口を中心にして対象に移動し、中央部分に樹
脂のリッチな部分ができた。但し、未含浸部はない。こ
の成形品を強化方法に引張り強度試験を行ったところ、
中央部から切り出した試験片では125kgf/mm2
の引張り強度を得た。この値は複合則とは一致せず、
その67%である。
350kgf/mm2 含有率 53% マトリックス ウレタン樹脂 引張り強度 1〜
2kgf/mm2 イ 金型サイズ:30×30×3mmの直方体ウ
強化形態:一方向連続強化(UD Uni Dire
ction)エ 射出圧力:150kgf/cm2
オ 型締め圧:15kgf/cm2 カ 磁界:無
し キ 成形サイクル:1分 上記条件によりSRIMを行った。射出圧力により繊維
が中央注入口を中心にして対象に移動し、中央部分に樹
脂のリッチな部分ができた。但し、未含浸部はない。こ
の成形品を強化方法に引張り強度試験を行ったところ、
中央部から切り出した試験片では125kgf/mm2
の引張り強度を得た。この値は複合則とは一致せず、
その67%である。
【0026】(実験例2)この実験例2は、請求項2に
係る発明に関するものである。本実験では、先ず強化短
繊維27を図5に示すようにキャビティ22内にランダ
ムにばらまき、その後前記金型20,21の側部に設け
た磁性体(電磁石)23のみを作動させて強化短繊維2
7を図3及び図4に示す如くに配向させる。そして、配
向後に側部の磁性体23の磁界はそのままで上下の磁性
体23を作動させて強化短繊維を固定した場合と、配向
後に磁界なしとした場合とでそれぞれSRIMを行い、
できた成形品の強度を比較することとした。
係る発明に関するものである。本実験では、先ず強化短
繊維27を図5に示すようにキャビティ22内にランダ
ムにばらまき、その後前記金型20,21の側部に設け
た磁性体(電磁石)23のみを作動させて強化短繊維2
7を図3及び図4に示す如くに配向させる。そして、配
向後に側部の磁性体23の磁界はそのままで上下の磁性
体23を作動させて強化短繊維を固定した場合と、配向
後に磁界なしとした場合とでそれぞれSRIMを行い、
できた成形品の強度を比較することとした。
【0027】(実験例2a)
ア 材料:サイファー 引張り強度450〜500
kgf/mm2 、径φ30μm 長さ10mm 含有率 60% マトリックス エポキシ樹脂 引張り強度 7〜
8kgf/mm2 イ 金型サイズ:30×30×3mmの直方体ウ
強化形態:一方向不連続強化 エ 射出圧力:200(kgf/cm2 )オ 型
締め圧:15(kgf/cm2 )カ 磁界:配向用
磁界1.5テスラ 配向後上下方向にも1.0テスラ キ 成形サイクル:2分 上記条件によりSRIMを行った。射出圧力による繊維
の移動もなく、また未含浸部分もない成形品を得ること
ができる。強化方向に平行な方向に引張り強度試験を行
ったところ、250kgf/mm2 の引張り強度を得
た。この値は、不連続一方向強化の理論的複合則と略一
致する。
kgf/mm2 、径φ30μm 長さ10mm 含有率 60% マトリックス エポキシ樹脂 引張り強度 7〜
8kgf/mm2 イ 金型サイズ:30×30×3mmの直方体ウ
強化形態:一方向不連続強化 エ 射出圧力:200(kgf/cm2 )オ 型
締め圧:15(kgf/cm2 )カ 磁界:配向用
磁界1.5テスラ 配向後上下方向にも1.0テスラ キ 成形サイクル:2分 上記条件によりSRIMを行った。射出圧力による繊維
の移動もなく、また未含浸部分もない成形品を得ること
ができる。強化方向に平行な方向に引張り強度試験を行
ったところ、250kgf/mm2 の引張り強度を得
た。この値は、不連続一方向強化の理論的複合則と略一
致する。
【0028】(実験例2b)
ア〜オ、キについては上記実験例2aと同じ。
カ 磁界:配向用磁界1.5テスラ
配向後の磁界なし
上記条件によりSRIMを行った。注入口を中心とした
樹脂のリッチな部分ができた。この部分では短繊維の方
向がかなり狂わされていた。この成形品を強化方向に引
張り強度試験を行ったところ、中央部分から切り出した
試験片では150kgf/mm2 の引張り強度を得た
。この値は、ランダム配向の理論的な強度よりは高いが
配向後、磁界をかけないことによって射出圧力の影響で
配向がくずれるためである。
樹脂のリッチな部分ができた。この部分では短繊維の方
向がかなり狂わされていた。この成形品を強化方向に引
張り強度試験を行ったところ、中央部分から切り出した
試験片では150kgf/mm2 の引張り強度を得た
。この値は、ランダム配向の理論的な強度よりは高いが
配向後、磁界をかけないことによって射出圧力の影響で
配向がくずれるためである。
【0029】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記のものに限定されない。先ず、磁性体23の取付
け場所については、要は金型20,21のキャビティ2
2内に十分な磁界を励起させうるところのものであれば
よく、例えば、図10に示すような上下プラテン18,
19側に取付けたり、図11に示すような下プラテン1
9から突出したブラケット28等に取付けたりして、金
型20,21の外域に設けることにしてもよい。また、
磁性体23は磁界が一定のいわゆる永久磁石でもよいこ
とは勿論である。
は上記のものに限定されない。先ず、磁性体23の取付
け場所については、要は金型20,21のキャビティ2
2内に十分な磁界を励起させうるところのものであれば
よく、例えば、図10に示すような上下プラテン18,
19側に取付けたり、図11に示すような下プラテン1
9から突出したブラケット28等に取付けたりして、金
型20,21の外域に設けることにしてもよい。また、
磁性体23は磁界が一定のいわゆる永久磁石でもよいこ
とは勿論である。
【0030】更に、ミキシングヘッド3については、前
記ニードルバルブ方式のものに限られず、プランジャ1
3の出退のみで液状原料の噴出を制御する方式のもので
あってもよい。
記ニードルバルブ方式のものに限られず、プランジャ1
3の出退のみで液状原料の噴出を制御する方式のもので
あってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリフォーム体26(強化繊維25)を磁性体23によ
って金型20,21に固定しているので、極めて簡単か
つ確実な固定が可能となり、しかも従来の熱可塑性樹脂
による固定とは異なり金型20,21を加熱する必要も
なく、安定かつ良質なSRIM成形品をより低コストで
得ることができる。
プリフォーム体26(強化繊維25)を磁性体23によ
って金型20,21に固定しているので、極めて簡単か
つ確実な固定が可能となり、しかも従来の熱可塑性樹脂
による固定とは異なり金型20,21を加熱する必要も
なく、安定かつ良質なSRIM成形品をより低コストで
得ることができる。
【0032】また、本発明によれば、強化材として短繊
維27を採用する場合には、磁性体23によってその短
繊維27を一定方向に配向することにより、プリフォー
ム作業もキャビティ22内で行なうことができ、生産効
率の更なる向上を図ることができる。
維27を採用する場合には、磁性体23によってその短
繊維27を一定方向に配向することにより、プリフォー
ム作業もキャビティ22内で行なうことができ、生産効
率の更なる向上を図ることができる。
【図1】本発明の実施例を示す金型の縦断面図である。
【図2】同下金型の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す金型の縦断面図であ
る。
る。
【図4】同下金型の平面図である。
【図5】強化短繊維をばらまいたときの平面図である。
【図6】反応射出成形装置の概略図である。
【図7】レジン循環状態のミキシングヘッドの断面図で
ある。
ある。
【図8】レジン噴射状態のミキシングヘッドの断面図で
ある。
ある。
【図9】金型装置の側面図である。
【図10】金型装置の側面図である。
【図11】金型装置の側面図である。
【図12】温度と磁化の強さの関係を示すグラフである
。
。
【図13】磁束密度と磁界の強さの関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図14】一様な磁界中にある短繊維にかかるトルクを
示す説明図である。
示す説明図である。
3 ミキシングヘッド
20 金型
21 金型
22 キャビティ
23 磁性体
25 強化繊維
26 プリフォーム体
27 強化短繊維
Claims (3)
- 【請求項1】 二種以上の液状原料をミキシングヘッ
ド(3)内での急速混合を介して金型(20)(21)
のキャビティ(22)内へ噴射し、キャビティ(22)
内での混合液の重合硬化反応を待って複合成形材料を射
出成形する反応射出成形法において、強化繊維(25)
よりなる磁性を有する若しくは磁性を付加したプリフォ
ーム体(26)を混合液の噴射前に予めキャビティ(2
2)内に配置し、金型(20)(21)若しくは金型(
20)(21)外域に取付けた磁性体(23)からの磁
界によってプリフォーム体(26)を金型(20)(2
1)に固定した後、キャビティ(22)内に混合液を噴
射するようにしたことを特徴とする反応射出成形法。 - 【請求項2】 二種以上の液状原料をミキシングヘッ
ド(3)内での急速混合を介して金型(20)(21)
のキャビティ(22)内へ噴射し、キャビティ(22)
内での混合液の重合硬化反応を待って複合成形材料を射
出成形する反応射出成形法において、磁性を有する若し
くは磁性を付加した強化短繊維(27)を混合液の噴射
前に予めキャビティ(22)内にばらまき、金型(20
)(21)若しくは金型(20)(21)外域に取付け
た磁性体(23)からの磁界によってキャビティ(22
)内の強化短繊維(27)を一定方向に配向させた後金
型(20)(21)に固定し、キャビティ(22)内に
混合液を噴射するようにしたことを特徴とする反応射出
成形法。 - 【請求項3】 二種以上の液状原料を急速混合して外
部へ噴射するミキシングヘッド(3)と、ミキシングヘ
ッド(3)からの混合液が充填されるキャビティ(22
)が内部に形成された金型(20)(21)とを備え、
キャビティ(22)内での混合液の重合硬化反応によっ
て一定形状の複合成形材料を射出成形する反応射出成形
装置において、金型(20)(21)若しくは金型(2
0)(21)外域に、混合液の噴射前にキャビティ(2
2)内に配置した強化繊維(25)よりなる磁性を有す
る若しくは磁性を付加したプリフォーム体(26)を金
型(20)(21)に固定する磁性体(23)、または
混合液の噴射前にキャビティ(22)内にばらまいた磁
性を有する若しくは磁性を付加した強化短繊維をキャビ
ティ(22)内で一定方向に配向させかつ金型(20)
(21)に固定する磁性体(23)が取付けられている
ことを特徴とする反応射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP791291A JPH04247919A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 反応射出成形法及び反応射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP791291A JPH04247919A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 反応射出成形法及び反応射出成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04247919A true JPH04247919A (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=11678757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP791291A Pending JPH04247919A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 反応射出成形法及び反応射出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04247919A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008126633A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Bridgestone Corp | 発泡樹脂成形品の製造方法 |
JP2016539826A (ja) * | 2013-11-22 | 2016-12-22 | コンパニ・プラステイツク・オムニウム | プリプレグで作られている半製品、3次元プリフォームおよびオーバーモールド部分 |
CN113172827A (zh) * | 2020-01-27 | 2021-07-27 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 复合部件和在纤维预制件接缝处利用磁力制造复合部件的方法 |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP791291A patent/JPH04247919A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008126633A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Bridgestone Corp | 発泡樹脂成形品の製造方法 |
JP2016539826A (ja) * | 2013-11-22 | 2016-12-22 | コンパニ・プラステイツク・オムニウム | プリプレグで作られている半製品、3次元プリフォームおよびオーバーモールド部分 |
US10427386B2 (en) | 2013-11-22 | 2019-10-01 | Compagnie Plastic Omnium | Semi-finished product manufactured from prepreg, three-dimensional preformed body and overmolded part |
CN113172827A (zh) * | 2020-01-27 | 2021-07-27 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 复合部件和在纤维预制件接缝处利用磁力制造复合部件的方法 |
US11642819B2 (en) * | 2020-01-27 | 2023-05-09 | GM Global Technology Operations LLC | Composite components and methods of manufacturing composite components using magnetic forces at fiber preform seams |
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