JPH04247770A - 画像データ圧縮方法および画像データ圧縮装置ならびに画像データ復元装置 - Google Patents

画像データ圧縮方法および画像データ圧縮装置ならびに画像データ復元装置

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JPH04247770A
JPH04247770A JP3013447A JP1344791A JPH04247770A JP H04247770 A JPH04247770 A JP H04247770A JP 3013447 A JP3013447 A JP 3013447A JP 1344791 A JP1344791 A JP 1344791A JP H04247770 A JPH04247770 A JP H04247770A
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JP3013447A
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Kimitaka Murashita
君孝 村下
Tsuguo Noda
嗣男 野田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば中間階調画像や
カラー画像などの多値画像の圧縮に用いられる適応離散
コサイン変換符号化方式によって画像データを圧縮する
方法および画像データ圧縮装置ならびにこの適応離散コ
サイン変換符号化方式による符号に基づいて、画像デー
タを復元する画像データ復元装置に関するものである。
【0002】中間階調画像やカラー画像などの多値画像
をその特徴を損なうことなくデータ量を圧縮する符号化
方式として、2次元直交変換を利用した適応離散コサイ
ン変換符号化方式(Adaptive Discret
e Cosine Transform,以下ADCT
方式と称する)が広く用いられている。このADCT方
式は、多値画像をそれぞれ所定数の画素(例えば8×8
画素)からなるブロックに分割し、このブロックごとに
画像データを直交変換して変換係数(以下、DCT係数
と称する)からなる行列を求め、この行列の各成分をそ
れぞれ対応する視覚適応閾値(後述する)を用いて量子
化してから可変長符号化することにより、データ量を圧
縮するものである。
【0003】
【従来の技術】図16に、従来のADCT方式を適用し
た画像データ圧縮装置の構成を示す。また、図17に、
多値画像を分割して得られるブロックの例を示す。DC
T変換部611は、入力されるブロックに対して2次元
離散コサイン変換(以下、DCT変換と称する)処理を
行い、空間周波数成分に対応するDCT係数からなる8
行8列の行列(以下、DCT係数Dと称する)に変換す
る。図18に、このDCT係数Dの例を示す。
【0004】このDCT係数Dの各成分は、線型量子化
部620のDCT係数入力部621によって順次に除算
器622に被除数として入力されている。また、この線
型量子化部620には、各周波数成分に対応する視覚適
応閾値からなる量子化マトリクスVTHが予め与えられ
ており、この量子化マトリクスVTHと1画面の符号化
に先立って入力される量子化パラメータとの積からなる
8行8列の行列が、量子化閾値QTHとして量子化閾値
保持部623に格納されている。上述した視覚適応閾値
は、各空間周波数成分に対する視覚の感度に関する実験
結果に基づいて予め定められたものであり、量子化制御
パラメータは、画像の量子化精度を決定する係数である
【0005】従って、DCT係数Dの各成分の入力に応
じて、上述した量子化閾値QTHの対応する成分を除数
として除算器622に入力することにより、DCT係数
Dの各成分を視覚に適合した閾値を用いて量子化した量
子化係数が得られる。このようにして得られた量子化係
数からなる8行8列の行列(以下、量子化係数DQUと
称する)は、1次元配列に変換された後に符号化部63
1に入力され、この符号化部631において、有効係数
(インデックス)とこのインデックスの前にある無効係
数の連続長(ラン)との組合せに変換される。
【0006】この符号化部631には、出現頻度の高い
インデックスとランとの組合せに短い符号を割り当てて
、出現頻度の低い組合せには長い符号を割り当てた符号
表632が備えられており、この符号表632からこの
インデックスとランとの組合せに対応する符号を検索し
て置き換えることにより、上述した量子化係数DQUが
可変長符号化される。
【0007】上述したDCT変換動作と量子化動作と符
号化動作とを1画面を構成する各ブロックについて繰り
返すことにより、1画面の画像データの圧縮処理が行わ
れ、この圧縮データがディスク装置などに蓄積され、あ
るいは伝送路などを介して伝送される。ここで、一般に
、人間の視覚は、低い空間周波数に対する感度が高く、
高い空間周波数に対する感度は低くなっている。これに
応じて、上述した量子化マトリクスVTHの各成分の値
は、図19に示すように、低い空間周波数に対応する成
分の絶対値は小さく、逆に、高い空間周波数に対応する
成分の絶対値は大きく設定されている。このため、量子
化係数DQUは、図20に示すように、DC成分を示す
行列の左上隅の成分とこのDC成分の周囲にある低い空
間周波数成分を示す極く少数のAC成分のみが零以外の
値を有する有効係数となり、大部分のAC成分は値が零
である無効係数となる場合が多い。
【0008】このように、量子化係数DQUに含まれる
有効係数がDC成分とその周囲に集中している場合は、
図21に示すジグザグスキャンと呼ばれる走査順序を用
いて、量子化係数DQUを走査することにより、有効係
数を連続した後に無効係数を連続している1次元配列を
得ることができる。また、このように有効係数が連続し
て走査された場合には、無効係数の連続長が零である旨
を示すランとインデックスとの組合せの出現頻度が高く
なるので、上述した符号表632においては、該当する
ランとインデックスの組合せに短い符号が割り当てられ
ている。
【0009】このような画像の一般的な性質に基づいて
、従来は、ジグザグスキャンを用いて量子化係数DQU
を1次元配列に変換し、上述したハフマン符号表を用い
て可変長符号化することにより、画像データの圧縮率を
高めていた。また、このようにして得られた符号化デー
タは、図22に示す画像データ復元装置によって画像デ
ータに復元される。
【0010】画像データ復元装置の復号部711は、上
述した符号表632とは逆に、符号に対応するランとイ
ンデックスとの組合せを示す復号表712を備えており
、順次に入力される符号を復号してインデックスとラン
との組合せを求め、これらに基づいて、量子化係数DQ
Uを復元して逆量子化部720に入力する。この逆量子
化部720は、量子化係数DQUの各成分に量子化閾値
QTHの対応する成分を乗ずることにより、量子化係数
DQUの各成分を逆量子化し、DCT係数Dを復元する
【0011】このようにして得られた各ブロックに対応
するDCT係数Dに対して、逆DCT変換部731が2
次元逆DCT変換処理を行うことにより、各ブロックの
画像データが復元される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビルなどの
建築物を表す画像のように、画素の値が垂直方向につい
ては変化が乏しく、水平方向には変化の激しい画像をD
CT変換した場合は、図23に示すように、量子化係数
DQUに含まれる有効係数は、行列の第1行に集中して
いる。逆に、画素の値が水平方向については変化が乏し
く、垂直方向には変化の激しい画像をDCT変換した場
合は、図24に示すように、量子化係数DQUに含まれ
る有効係数は行列の第1列に集中している。
【0013】従来は、このような画像の特徴にかかわら
ず、量子化係数DQUをジグザグスキャンを用いて1次
元配列としていた。このため、図23や図24に示した
ような量子化係数DQUを可変長符号化する際には、零
以外の値を有するランとインデックスとの組合せが多く
なるため、DC成分の周囲に有効係数が集中している場
合に比べて圧縮率が低下していた。
【0014】また、階層復元を行う場合は、画像データ
圧縮装置により、DC成分およびその周囲の低い空間周
波数の成分から順次に画像データ復元装置側に送出され
る。この場合は、まず、DC成分の入力に応じて、画像
データ復元装置により、大まかな画像が復元され、この
大まかな画像に、順次に入力されるAC成分に基づいて
復元した画像を重ね合わせることにより、順次に詳細な
画像を復元する。従って、図20に示したように、量子
化係数DQUに含まれる有効係数がDC成分の周囲に集
中している場合は、上述したようにして、スムースな階
層復元処理を行うことができる。
【0015】しかしながら、上述した例(図23,図2
4参照)のように、比較的高い空間周波数成分にも有効
係数が分布しているDCT係数にこの方式を適用すると
、低い階層において送信される係数は無効係数が多いた
め、画像がなかなか再現されず、高い階層に至るまで、
満足できる画質を得ることができなかった。本発明は、
画像の特徴に適した走査パターンを用いて可変長符号化
する画像データ圧縮方法および画像データ圧縮装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1(a) は、請求項
1の発明の画像データ圧縮方法の原理を示す図である。 請求項1の発明は、多値画像を表す画像データをM×N
画素からなるブロックごとに2次元直交変換して、直交
変換係数からなるM行N列の係数行列を求め、多値画像
を分割して得られる少なくとも1つの領域に含まれる各
ブロックに対応する係数行列において、零以外の値を有
する有効係数の分布傾向をそれぞれ解析し、得られた有
効係数の分布傾向に対応する走査パターンを領域ごとに
求め、係数行列の各成分を得られた走査パターンに従っ
て順次に量子化して、一連の量子化係数とし、この一連
の量子化係数を有効係数と値が零である無効係数が連続
する長さを示す無効係数連続長との組合せに変換し、有
効係数と無効係数連続長との組合せを対応する符号にそ
れぞれ置き換えて符号化することを特徴とする。
【0017】図1(b) は、請求項2の発明の画像デ
ータ圧縮方法の原理を示す図である。請求項2の発明は
、多値画像を表す画像データをM×N画素からなるブロ
ックごとに2次元直交変換して、直交変換係数からなる
M行N列の係数行列を求め、各ブロックに対応する係数
行列の各成分を量子化して、量子化係数からなる量子化
係数行列を求め、多値画像を分割して得られる少なくと
も1つの領域に含まれる各ブロックに対応する量子化係
数行列における有効係数の分布傾向を解析し、得られた
有効係数の分布傾向に対応する走査パターンを領域ごと
に求め、得られた走査パターンに従って量子化係数行列
の各成分を並べて1次元配列とし、1次元配列に含まれ
る一連の量子化係数を有効係数と無効係数連続長との組
合せに変換し、有効係数と無効係数連続長との組合せを
対応する符号にそれぞれ置き換えて符号化することを特
徴とする。
【0018】図2(a),(b) は、それぞれ請求項
1および請求項2記載の画像データ圧縮方法に、請求項
3の発明を適用した画像データ圧縮方法を表す流れ図で
ある。請求項3の発明は、請求項1および請求項2のい
ずれかに記載の画像データ圧縮方法において、一連の量
子化係数から少なくとも1つの量子化係数を抽出し、抽
出した量子化係数のみを有効係数として含む1次元配列
を有効係数と無効係数連続長との組合せに変換すること
を特徴とする。
【0019】図3は、請求項4の発明の画像データ圧縮
装置の構成を示す図である。請求項4の発明は、多値画
像を表す画像データをM×N画素からなるブロックごと
に2次元直交変換して、変換係数からなる係数行列を求
める直交変換手段111と、多値画像を構成する全ての
ブロックに対応する係数行列を保持する係数行列保持手
段112と、全てのブロックに対応する係数行列が入力
され、これらの係数行列における有効係数の分布傾向を
解析して、得られた解析結果を出力する分布解析手段1
13と、有効係数の分布傾向を表す解析結果の入力に応
じて、対応する走査パターンを作成する走査パターン作
成手段114と、係数行列保持手段112に対して、変
換行列の各成分の出力を走査パターンに従った順序で指
示する読出手段115と、入力される係数行列の各成分
を対応する量子化閾値を用いて順次に量子化し、対応す
る量子化係数として順次に出力する量子化手段116と
、順次に入力される一連の量子化係数を有効係数と無効
係数連続長との組合せで表して、対応する符号にそれぞ
れ置き換えることにより可変長符号化する符号化手段1
17と、符号化手段117によって得られた符号化デー
タに走査パターンを示す情報を符号化情報として付加す
る付加手段118とを備えたことを特徴とする画像デー
タ圧縮装置。
【0020】また、請求項5の発明は、請求項4記載の
画像データ圧縮装置において、読出手段115が、階層
復元指示の入力に応じて、各ブロックに対応して読み出
す成分の数を制限する制限手段121を備え、付加手段
118が、走査パターンを示す情報とともに制限手段1
21による制限に関する情報を符号化情報として付加す
る構成であることを特徴とする。
【0021】また、請求項6の発明は、請求項4記載の
画像データ圧縮装置において、分布解析手段113が、
多値画像を分割して得られる複数の領域ごとに、係数行
列における有効係数の分布傾向を解析する構成であるこ
とを特徴とする。図4は、請求項7の発明の画像データ
圧縮装置の構成を示す図である。請求項7の発明は、多
値画像を表す画像データをM×N画素からなるブロック
ごとに2次元直交変換して、変換係数からなる係数行列
を求める直交変換手段111と、入力される係数行列の
各成分を対応する量子化閾値を用いて量子化して量子化
係数からなる量子化係数行列を得る量子化手段116と
、多値画像を構成する全てのブロックに対応する量子化
係数行列をそれぞれ保持する量子化係数行列保持手段1
32と、各ブロックに対応する量子化係数行列が入力さ
れ、これらの量子化係数行列における有効係数の分布傾
向を解析して、得られた解析結果を出力する分布解析手
段133と、有効係数の分布傾向の入力に応じて、対応
する走査パターンを作成する走査パターン作成手段11
4と、量子化係数行列保持手段132に対して、量子化
係数行列の各成分の出力を走査パターンに従った順序で
指示する読出手段135と、順次に入力される一連の量
子化係数を有効係数と無効係数連続長との組合せで表し
て、対応する符号にそれぞれ置き換えることにより可変
長符号化する符号化手段117と、符号化手段117に
よって得られた符号化データに走査パターンを示す情報
を符号化情報として付加する付加手段118とを備えた
ことを特徴とする。
【0022】また、請求項8の発明は、請求項7記載の
画像データ圧縮装置において、読出手段135が、階層
復元指示の入力に応じて、各ブロックに対応して読み出
す成分の数を制限する制限手段121を備え、付加手段
118が、走査パターンを示す情報とともに制限手段1
21による制限に関する情報を符号化情報として付加す
る構成であることを特徴とする。
【0023】また、請求項9の発明は、請求項7記載の
画像データ圧縮装置において、分布解析手段133が、
多値画像を分割して得られる複数の領域ごとに、量子化
係数行列における有効係数の分布傾向を解析する構成で
あることを特徴とする。図5は、請求項4記載の画像デ
ータ圧縮装置において、請求項10の発明を適用した画
像データ圧縮装置構成を示す図である。
【0024】請求項10の発明は、請求項4および請求
項7のいずれか記載の画像データ圧縮装置において、走
査パターン作成手段114に代えて、複数の走査パター
ンを格納している走査パターン格納手段141と、有効
係数の分布傾向に基づいて、複数の走査パターンのいず
れかを選択する選択手段142とを備えたことを特徴と
する。
【0025】図6は、請求項11の発明の画像データ復
元装置の構成を示す図である。請求項11の発明は、入
力符号を対応する有効係数と無効係数連続長との組合せ
に置き換えて復号する復号手段161と、復号手段16
1によって得られた有効係数と無効係数連続長とを対応
する量子化閾値を用いて逆量子化するとともに、符号化
データに付加された符号化情報に基づいて、得られた変
換係数からなる係数行列を復元する行列復元手段162
と、係数行列を2次元直交変換して、多値画像をを表す
画像データを復元する逆直交変換手段163とを備えた
ことを特徴とする。
【0026】
【作用】請求項1の発明は、係数行列に含まれている有
効係数の分布傾向に対応した走査パターンを作成し、こ
の走査パターンを用いて各領域に含まれるブロックに対
応する係数行列の成分を量子化することにより、有効係
数の分布傾向に応じた順番で量子化係数を並べて1次元
配列とすることができる。これにより、有効係数が連続
している一連の量子化係数を得ることが可能となり、こ
の一連の量子化係数を可変長符号化することにより、高
い圧縮率を得ることができる。
【0027】請求項2の発明は、量子化係数行列に含ま
れている有効係数の分布傾向に対応した走査パターンを
作成し、この走査パターンを用いて各領域に含まれるブ
ロックに対応する量子化係数行列の成分を1次元配列と
することにより、有効係数が連続している一連の量子化
係数を得ることが可能となる。従って、この一連の量子
化係数を可変長符号化することにより、高い圧縮率を得
ることができる。
【0028】請求項3の発明は、上述した走査パターン
を用いて得られた一連の量子化係数から一部の量子化係
数を抽出することにより、有効係数の分布傾向に応じて
、抽出する成分を変更することができる。請求項4の発
明は、直交変換手段111によって得られた全てのブロ
ック分の係数行列が係数行列保持手段112に保持され
ており、走査パターン作成手段114が、分布解析手段
113による解析結果に対応する走査パターンを作成し
、読出手段115が、この走査パターンに基づいて、係
数行列を読み出して量子化手段116に入力する。これ
により、上述した走査パターンに従った順序で並んだ量
子化係数が得られ、この一連の量子化係数を符号化手段
117が符号化することにより、多値画像の特徴に適し
た走査パターンを用いて、画像データを可変長符号化す
ることができる。また、上述した走査パターンを示す情
報は、付加手段118により、符号化データに付加され
る。
【0029】請求項5の発明は、制限手段121が、係
数行列保持手段112から有効係数として読み出す変換
係数の数を制限するので、量子化手段116により、各
ブロックに対応する係数行列の一部の成分のみを抽出し
て量子化し、これらの量子化係数を符号化手段117に
よって符号化することができる。また、この制限手段1
21による制限に関する情報は、付加手段118により
、走査パターンを示す情報とともに符号化データに付加
される。
【0030】請求項6の発明は、分布解析手段113が
、多値画像の各領域ごとに分布傾向を解析するので、各
領域に含まれるブロックを直交変換して得られた係数行
列における分布傾向に対応する走査パターンを用いて、
それぞれ該当する画像データを可変長符号化することが
できる。請求項7の発明は、量子化手段131により、
直交変換手段111によって得られた変換係数を量子化
してから量子化係数行列保持手段132に保持するとと
もに、分布解析手段133が、全てのブロック分の量子
化係数行列における有効係数の分布傾向を解析し、走査
パターン作成手段114は、この解析結果に対応する走
査パターンを作成する。この走査パターンに従って、読
出手段135が量子化係数行列保持手段132から該当
する量子化係数を読み出すことにより、上述した走査パ
ターンに従った順序で並んだ量子化係数が得られ、この
一連の量子化係数を符号化手段117が符号化すること
により、多値画像の特徴に適した走査パターンを用いて
、画像データを可変長符号化することができる。また、
上述した走査パターンを示す情報は、付加手段118に
より、符号化データに付加される。
【0031】請求項8の発明は、制限手段121が、読
出手段135によって量子化係数行列保持手段132か
ら有効係数として読み出す変換係数の数を制限するので
、各ブロックに対応する量子化係数行列の一部の成分の
みを抽出して、これらの量子化係数を符号化手段117
によって符号化することができる。また、この制限手段
121による制限に関する情報は、付加手段118によ
り、走査パターンを示す情報とともに符号化データに付
加される。
【0032】請求項9の発明は、分布解析手段133が
、多値画像の各領域ごとに分布傾向を解析するので、各
領域に含まれるブロックの変換係数を量子化して得られ
た量子化係数行列における分布傾向に対応する走査パタ
ーンを用いて、画像データを可変長符号化することがで
きる。請求項10の発明は、選択手段142により、有
効係数の分布傾向の入力に対応する走査パターンを走査
パターン格納手段141から選択することにより、多値
画像の特徴に適した走査パターンを用いて、画像データ
を可変長符号化することができる。
【0033】請求項11の発明は、行列復元手段162
が、符号化情報に基づいて、復号手段161によって得
られた有効係数と無効係数連続長とから係数行列を復元
するので、逆直交変換手段163により、通常の2次元
直交変換処理を行うことにより、画像に適した走査パタ
ーンを用いて符号化された符号化データに基づいて、多
値画像を復元することができる。
【0034】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図7,図8,図10,図11,図1
2は、本発明の画像データ圧縮装置の実施例構成を示す
。図7において、画像データ圧縮装置は、DCT変換部
211と線型量子化部221および符号化部231とを
係数行列保持手段112に相当するバッファ212を介
して接続した構成となっている。
【0035】このDCT変換部211は、直交変換手段
111に相当するものであり、1画面の画像データを8
×8画素のブロックごとに2次元DCT変換し、得られ
たDCT係数Dをバッファ212に順次に格納する構成
となっている。線型量子化部221は、量子化手段11
6に相当するものであり、バッファ212から入力され
るDCT係数Dの各成分を量子化マトリクスVTHの対
応する成分を用いて量子化し、量子化係数DQUの該当
する成分として符号化部231に入力する構成となって
いる。
【0036】また、符号化部231は、符号化手段11
7に相当するものであり、入力される量子化係数DQU
の各成分をインデックスとランとの組合せに変換し、こ
のインデックスとランとの組合せに対応する符号を出力
する構成となっている。また、図7において、判別回路
241と加算器242と分布情報保持部243とタイミ
ング制御部244とは分布解析手段113を形成してお
り、上述したDCT係数Dのバッファ212への入力動
作と並行して、上述した1画面の画像データに対応する
DCT係数Dの各成分として有効係数が出現する頻度を
調べる構成となっている。また、分布情報保持部243
は、64個のレジスタ2451 〜レジスタ24564
(以下、総称する際は単にレジスタ245と称する)か
ら構成されており、これらのレジスタ245はDCT係
数Dの各成分にそれぞれ対応している。
【0037】この分布解析手段113において、上述し
た判別回路241は、DCT変換部211から出力され
るDCT係数Dの各成分が、零以外の値を有する有効係
数であるか否かを判別し、有効係数である場合に論理“
1”を出力し、値が零である無効係数である場合に論理
“0”を出力して、加算器242に入力する。このDC
T係数Dの各成分の入力に同期して、タイミング制御部
244は、分布情報保持部243の対応するレジスタ2
45を有効とし、該当するレジスタ245に対して内容
の出力を指示する。これに応じて、このレジスタ245
の内容が上述した加算器242に入力され、得られた加
算結果が同じレジスタ245に保持される。これにより
、各ブロックに対応するDCT係数Dの各成分について
の判別回路241による判別結果が、それぞれ順次に積
算される。
【0038】このようにして、1画面を構成する各ブロ
ックのDCT係数Dがバッファ212に格納されたとき
に、上述した分布情報保持部243の各レジスタ245
に保持された積算結果として、1画面の画像データにつ
いての有効係数の出現頻度の分布を表す分布情報が得ら
れる。このとき、タイミング制御部244は、走査パタ
ーン作成手段114とアドレス算出部251とからなる
読出制御部252に対して、1画面分のDCT係数Dの
格納が終了した旨を通知する。
【0039】この走査パターン作成手段114は、比較
処理部253と順序記憶部254とからなっており、こ
の比較処理部253は、上述した通知に応じて、分布情
報保持部243の各レジスタ245の内容を相互に比較
し、例えば、積算結果の値が大きい順に走査順序を示す
番号を与える構成となっている。また、順序記憶部25
4は、番号順にその番号が与えられた成分の行列におけ
る位置を格納する構成となっている。
【0040】また、アドレス算出部251は、読出手段
115に相当するものであり、各番号に対応する行列に
おける位置に基づいて、該当する成分のバッファ212
における格納アドレスを算出し、バッファ212に対し
て、このアドレスを指定して出力を指示することにより
、該当するDCT係数Dの成分を読み出す構成となって
いる。
【0041】このようにして、上述した分布情報に基づ
いて決定された走査順序に従って、バッファ212に格
納されたDCT係数Dを読み出して、順次に線型量子化
部221に入力することができる。また、上述したアド
レス算出部251は、バッファ212へアドレスを送出
する動作と同期して、線型量子化部221に対して、該
当する成分の行列における位置を通知している。この通
知に応じて、線型量子化部221は、バッファ212か
ら入力されるDCT係数Dの成分に対応する量子化閾値
を用いて、量子化処理を行う構成となっている。
【0042】この場合は、有効係数である確率が高い成
分のDCT係数から順次に読み出されて量子化されるの
で、有効係数が連続して符号化部231に入力される場
合が多くなる。従って、符号化部231において、一連
の量子化係数が、インデックスと値が零であるランとの
組合せに変換される確率が高くなり、符号化データの圧
縮率を高くすることができる。
【0043】また、順序記憶部254の内容は、符号化
部231に入力されており、符号化部231は、1画面
の画像データの先頭などに、この画像の各ブロックの走
査パターンを示す情報として、入力された走査順序を付
加して送出する構成となっている。なお、図8に示すよ
うに、上述した走査パターン作成手段114に代えて、
走査パターン格納手段141と選択手段142とを備え
て、画像データ圧縮装置を構成してもよい。
【0044】この走査パターン格納手段141には、例
えば、図21に示したジグザグスキャンパターンと、図
9(a) に示すように、DCT係数Dの第1行から順
次に行方向に走査する行ラスタスキャンパターンと、図
9(b) に示すように、第1列から順次に列方向に走
査する列ラスタスキャンパターンとを代表的な走査パタ
ーンとして格納し、それぞれに識別番号を付けておけば
よい。 また、パターン判別部261とセレクタ262とによっ
て選択手段142を形成し、このパターン判別部261
が、上述した分布情報に基づいて、有効係数が集中して
いる行列上の位置を判別し、セレクタ262に対して、
該当するパターンの選択を指示する構成とすればよい。 また、このパターン判別部261は、例えば、第1行と
第1列とDC成分の周囲とについて、それぞれ8つの成
分に対応するレジスタ245に保持された積算結果の総
和を求め、この総和に基づいて、有効係数が集中してい
る位置を判別すればよい。
【0045】この場合は、符号化部231は、上述した
符号化情報として、選択したパターンに付けられた識別
番号を付加して送出すればよく、採用した走査パターン
による各成分の走査順序そのものを符号化データに付加
する必要はない。また、画像の一般的な性質として、低
い空間周波数成分に有効係数が集中するので、通常は、
上述した3つの走査パターンの中から画像に適した走査
パターンを選択することができる。従って、上述したよ
うに、予め用意しておいた走査パターンから画像に適し
たものを選択することにより、分布情報に基づいて走査
パターンを作成した場合と同様に、高い圧縮率を得るこ
とができる。
【0046】また、図10に示すように、DCT変換部
211によって得られたDCT係数Dの各成分を線型量
子化部221が順次に量子化し、1画面分の各ブロック
に対応する量子化係数DQUをバッファ212に格納す
る動作と並行して、分布解析手段133が量子化係数D
QUに含まれる有効係数の分布傾向を解析する構成とし
てもよい。
【0047】この分布解析手段133は、上述した分布
解析手段113と同様に、判別回路241と加算器24
2と分布情報格納部243とタイミング制御部244と
を備えて構成すればよい。また、同様に、アドレス算出
部251と走査パターン作成手段114とからなる読出
制御部252により、上述したバッファ212に格納さ
れた量子化係数DQUを読み出して、符号化部231に
入力すればよい。この場合のアドレス算出部251は、
読出手段135に相当するものである。
【0048】このように、先に量子化処理を行うことに
より、DCT係数Dに含まれる雑音を除去することがで
きる。従って、この場合は、雑音に左右されることなく
、画像に適した走査パターンを設定することができる。 また、図11に示すように、図10に示した画像データ
圧縮装置に、マルチプレクサ271と零発生回路272
と符号化制御部273とを付加し、この符号化制御部2
73が、入力される階層復元情報に応じて、マルチプレ
クサ271と零発生回路272とを制御する構成として
もよい。
【0049】この符号化制御部273は、制限手段12
1に相当するものであり、バッファ212から上述した
階層復元情報で示された数だけ量子化係数が出力された
ときに、マルチプレクサ271に零発生回路272の出
力の選択を指示するとともに、読出制御部252に対し
て、そのブロックに対応する量子化係数DQUの読出動
作の終了を指示すればよい。これにより、階層復元情報
で示された数だけの量子化係数のみが、バッファ212
から読み出されて符号化部231に入力され、以降は、
零発生回路272によって発生された無効係数が、該当
する量子化係数として符号化部231に入力される。
【0050】このようにして、量子化係数DQUにおけ
る有効係数の分布傾向に対応する走査パターンに従って
、階層復元用の符号化データを作成することができる。 例えば、多値画像を構成する画像データの値が、水平方
向には大きく変化するのに対して垂直方向には変化が少
ない場合は、各ブロックに対応する量子化係数DQUに
おいては、図23に示したように、有効係数が第1行に
集中している。この場合は、上述した走査パターン作成
手段114により、図9(a) に示した行ラスタスキ
ャンパターンが作成される。
【0051】ここで、上述した量子化係数DQUを従来
通りにジグザグスキャンパターンを用いて走査した場合
は、階層復元の第2階層および第3階層において送信さ
れる有効係数の数は両方とも1個である。一方、同じ量
子化係数DQUを行ラスタスキャンパターンを用いて走
査した場合は、階層復元の第2階層および第3階層にお
いて、それぞれ2個および3個の有効係数が送信される
【0052】このように、有効係数の分布傾向に対応す
る走査パターンに従って、階層復元用の符号化データを
作成した場合は、階層復元の各階層において、確実に有
効係数を抽出して送信することができるので、比較的低
い階層においても、高い画質の画像を得ることができる
。また、この場合は、符号化部231は、符号化データ
の先頭などに、DCT係数Dの走査に用いられた走査パ
ターンを表す情報とともに階層復元に関する情報を付加
して送出すればよい。また、図7に示した画像データ圧
縮装置に上述したマルチプレクサ271と零発生回路2
72と符号化制御部273とを付加し、同様にして、バ
ッファ212から線型量子化部221に入力されるDC
T係数の数を制限する構成としてもよい。この場合は、
上述した符号化制御部273の動作により、階層復元情
報で示された数だけのDCT係数のみが、線型量子化部
221に入力されて量子化されるので、有効係数として
送信されないDCT係数についての量子化処理を省略す
ることができる。
【0053】また、分布解析手段113は、多値画像を
m個の領域に分割し、DCT係数についての判別回路2
41による判別結果をこれらの各領域ごとに積算し、各
領域における有効係数の分布傾向を求める構成であって
もよい。例えば、図12に示すように、m個の順序記憶
部254と切換部255とを備えて走査パターン作成手
段114を構成し、また、分布解析手段113は、分布
情報とともに、多値画像の分割に関する情報を読出制御
部252に入力する構成とすればよい。また、この場合
は、比較処理部253は、上述した各領域における有効
係数の分布傾向に応じてそれぞれ走査順序を決定して、
対応する順序記憶部254に格納し、切換部255が、
上述した分割に関する情報に基づいて、各領域に対応す
る順序記憶部255の内容をアドレス算出部251に入
力する構成とすればよい。
【0054】これにより、各領域に適した走査パターン
を用いて、それぞれDCT係数Dを走査することができ
るので、1つの画像内に様々な特徴を有する部分が混在
している場合においても、量子化係数DQUに含まれる
有効係数を連続して走査できる確率が高くなり、高い圧
縮率を得ることができる。この場合は、符号化部231
は、各領域の符号化データの先頭に、該当する走査パタ
ーンを示す情報として、この走査パターンに付けられた
識別番号を付加して送出すればよい。
【0055】なお、図10に示した画像データ圧縮装置
において、同様にして、判別回路241と加算器242
と分布情報保持部243とで量子化係数DQUにおける
有効係数の分布傾向を領域ごとに求める構成としてもよ
い。また、分布解析手段113により、各ブロックのD
CT係数Dあるいは量子化係数DQUにおける有効係数
の分布を調べ、これに基づいて、同様の特徴を有するブ
ロックからなる連続した領域を抽出し、走査パターン作
成手段114が、これらの領域ごとに走査パターンを作
成してもよい。
【0056】また、上述した走査パターン作成手段11
4に代えて、走査パターン格納手段141と選択手段1
42とを備えて画像データ圧縮装置を構成する場合は、
各領域についてのパターン判別部253の判別結果を保
持しておき、各領域のDCT係数Dあるいは量子化係数
DQUの成分を読み出す際に、上述した判別結果で示さ
れた走査パターンを選択すればよい。
【0057】次に、本発明の画像データ復元装置につい
て説明する。図13,図14,図15は、本発明の画像
データ復元装置の実施例構成を示す。図13において、
画像データ復元装置は、復号部311および逆量子化部
321と逆DCT変換部331とをバッファ341を介
して接続した構成となっている。
【0058】復号部311は、復号手段161に相当す
るものであり、符号化情報解析部312を備えて構成さ
れている。この符号化情報解析部312は、入力された
符号化データに付加された符号化情報を解析し、この符
号化情報で示された走査パターンを求め、逆量子化部3
21に通知する構成となっている。また、上述した復号
部311は、従来と同様に、入力された符号化データを
インデックスとランとの組合せに変換し、逆量子化部3
21に送出する構成となっている。
【0059】逆量子化部321は、行列復元手段162
に相当するものであり、乗算器322と量子化閾値保持
部323と逆量子化制御部324とから構成されている
。この逆量子化制御部324は、復号部311から通知
された走査パターンを保持しておき、この走査パターン
に基づいて、入力されるインデックスで示される有効係
数に対応する行列における位置を求め、量子化閾値保持
部323に対して該当する量子化閾値の出力を指示する
とともに、上述した行列における位置に対応するアドレ
スをバッファ341に送出する構成となっている。また
、乗算器322によって、復号部311から入力される
インデックスと量子化閾値保持部323から出力される
対応する量子化閾値との乗算が行われ、この乗算結果が
、バッファ341の上述したアドレスに格納される構成
となっている。
【0060】このように、符号化情報で示された走査パ
ターンに基づいて、逆量子化制御部324が量子化閾値
保持部323とバッファ341とを制御することにより
、量子化係数DQUの各成分を逆量子化して、8行8列
のDCT係数Dを復元することが可能となる。従って、
逆DCT変換部331は、このようにして得られたDC
T係数Dを従来通りに逆DCT変換することにより、画
像データを復元することができる。
【0061】また、図14に示すように、走査パターン
格納部325とセレクタ326とを備えて逆量子化部3
21を構成し、符号化情報で示された識別番号に応じて
、セレクタ326が、走査パターン格納部325から該
当する走査パターンを選択して逆量子化制御部324に
入力する構成としてもよい。この場合は、走査パターン
格納部325には、上述した画像データ圧縮装置側で用
意されていた走査パターンを識別番号に対応して格納し
ておけばよい。これにより、図8に示した画像データ圧
縮装置によって圧縮された符号化データに基づいて、多
値画像を表す画像データを復元することができる。
【0062】なお、図15に示すように、図13に示し
た画像データ復元装置に、マルチプレクサ351と零発
生回路352とを付加し、逆量子化制御部324が、マ
ルチプレクサ351を制御する構成としてもよい。この
場合は、復元部311の符号化情報解析部312は、上
述した走査パターンを示す情報とともに階層復元に関す
る情報を逆量子化部321に送出し、これに応じて、逆
量子化制御部324が、上述した階層復元情報で示され
たインデックスを逆量子化した後にマルチプレクサ35
1を切り換えて、零発生回路352の出力を選択すれば
よい。これにより、上述した個数分だけ乗算器322に
よる乗算結果がバッファ341に格納され、以降は、代
わりに零発生回路352の出力がバッファ341に格納
される。
【0063】このようにして、階層復元のために有効係
数の個数が制限されたDCT係数Dを復元することがで
き、このDCT係数Dを順次に逆DCT変換し、得られ
た画像を順次に重ね合わせることにより、画像を階層的
に復元することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像デー
タ圧縮方法および画像データ圧縮装置は、係数行列ある
いは量子化係数行列における有効係数の分布傾向に対応
する走査パターンを用いて、係数行列あるいは量子化係
数行列を走査することにより、有効係数が連続して走査
される確率を高くすることが可能となるので、可変長符
号化の際に高い圧縮率を得ることができる。
【0065】また、本発明の画像データ復元装置は、符
号化データに付加された符号化情報で示された走査パタ
ーンに従って、有効係数と無効係数連続長とから係数行
列を復元するので、上述したようにして圧縮された符号
化データから元の画像を復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す図である。
【図2】請求項3の画像データ圧縮方法を表す流れ図で
ある。
【図3】請求項4および請求項5の画像データ圧縮装置
の構成を示す図である。
【図4】請求項7および請求項8の画像データ圧縮装置
の構成を示す図である。
【図5】請求項10の画像データ圧縮装置の構成を示す
図である。
【図6】本発明の画像データ復元装置の原理ブロック図
である。
【図7】本発明の画像データ圧縮装置の実施例構成図で
ある。
【図8】本発明の画像データ圧縮装置の実施例構成図で
ある。
【図9】走査パターンの例を示す図である。
【図10】本発明の画像データ圧縮装置の実施例構成図
である。
【図11】本発明の画像データ圧縮装置の実施例構成図
である。
【図12】本発明の画像データ圧縮装置の実施例構成図
である。
【図13】本発明の画像データ復元装置の実施例構成図
である。
【図14】本発明の画像データ復元装置の実施例構成図
である。
【図15】本発明の画像データ復元装置の実施例構成図
である。
【図16】従来の画像データ圧縮装置の構成図である。
【図17】ブロックの例を示す図である。
【図18】DCT係数の例を示す図である。
【図19】量子化マトリクスVTHを示す図である。
【図20】量子化係数DQUの例を示す図である。
【図21】ジグザグスキャンの説明図である。
【図22】従来の画像データ復元装置の構成図である。
【図23】量子化係数DQUの例を示す図である。
【図24】量子化係数DQUの例を示す図である。
【符号の説明】
111  直交変換手段 112  係数行列保持手段 113,133  分布解析手段 114  走査パターン作成手段 115,135  読出手段 116  量子化手段 117  符号化手段 118  付加手段 121  制限手段 132  量子化係数行列保持手段 141  走査パターン格納手段 142  選択手段 161  復号手段 162  行列復元手段 163  逆直交変換手段 211,611  DCT変換部 212,341  バッファ 221,620  線型量子化部 231,631  符号化部 241  判別回路 242  加算器 243  分布情報保持部 244  タイミング制御部 245  レジスタ 251  アドレス算出部 252  読出制御部 253  比較処理部 254  順序記憶部 255  切換部 261  パターン判別部 262  セレクタ 271,351  マルチプレクサ 272,352  零発生回路 273  符号化制御部 311,711  復号部 312  符号化情報解析部 321,720  逆量子化部 322  乗算器 323  量子化閾値保持部 324  逆量子化制御部 325  走査パターン格納部 326  セレクタ 331,731  逆DCT変換部 621  DCT係数入力部 622  除算器 623  量子化閾値保持部 632  符号表

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多値画像を表す画像データをM×N画
    素からなるブロックごとに2次元直交変換して、直交変
    換係数からなるM行N列の係数行列を求め、前記多値画
    像を分割して得られる少なくとも1つの領域に含まれる
    各ブロックに対応する係数行列において、零以外の値を
    有する有効係数の分布傾向をそれぞれ解析し、得られた
    有効係数の分布傾向に対応する走査パターンを前記領域
    ごとに求め、前記係数行列の各成分を得られた走査パタ
    ーンに従って順次に量子化して、一連の量子化係数とし
    、この一連の量子化係数を有効係数と値が零である無効
    係数が連続する長さを示す無効係数連続長との組合せに
    変換し、前記有効係数と無効係数連続長との組合せを対
    応する符号にそれぞれ置き換えて符号化することを特徴
    とする画像データ圧縮方法。
  2. 【請求項2】  多値画像を表す画像データをM×N画
    素からなるブロックごとに2次元直交変換して、直交変
    換係数からなるM行N列の係数行列を求め、各ブロック
    に対応する係数行列の各成分を量子化して、量子化係数
    からなる量子化係数行列を求め、前記多値画像を分割し
    て得られる少なくとも1つの領域に含まれる各ブロック
    に対応する量子化係数行列における有効係数の分布傾向
    を解析し、得られた有効係数の分布傾向に対応する走査
    パターンを前記領域ごとに求め、得られた走査パターン
    に従って前記量子化係数行列の各成分を並べて1次元配
    列とし、前記1次元配列に含まれる一連の量子化係数を
    有効係数と無効係数連続長との組合せに変換し、前記有
    効係数と無効係数連続長との組合せを対応する符号にそ
    れぞれ置き換えて符号化することを特徴とする画像デー
    タ圧縮方法。
  3. 【請求項3】  請求項1および請求項2のいずれかに
    記載の画像データ圧縮方法において、前記一連の量子化
    係数から少なくとも1つの量子化係数を抽出し、抽出し
    た量子化係数のみを有効係数として含む1次元配列を有
    効係数と無効係数連続長との組合せに変換することを特
    徴とする画像データ圧縮方法。
  4. 【請求項4】  多値画像を表す画像データをM×N画
    素からなるブロックごとに2次元直交変換して、変換係
    数からなる係数行列を求める直交変換手段(111)と
    、前記多値画像を構成する全てのブロックに対応する係
    数行列を保持する係数行列保持手段(112)と、前記
    全てのブロックに対応する係数行列が入力され、これら
    の係数行列における有効係数の分布傾向を解析して、得
    られた解析結果を出力する分布解析手段(113)と、
    前記有効係数の分布傾向を表す解析結果の入力に応じて
    、対応する走査パターンを作成する走査パターン作成手
    段(114)と、前記係数行列保持手段(112)に対
    して、前記変換行列の各成分の出力を前記走査パターン
    に従った順序で指示する読出手段(115)と、入力さ
    れる係数行列の各成分を対応する量子化閾値を用いて順
    次に量子化し、対応する量子化係数として順次に出力す
    る量子化手段(116)と、順次に入力される一連の量
    子化係数を有効係数と無効係数連続長との組合せで表し
    て、対応する符号にそれぞれ置き換えることにより可変
    長符号化する符号化手段(117)と、前記符号化手段
    (117)によって得られた符号化データに前記走査パ
    ターンを示す情報を符号化情報として付加する付加手段
    (118)とを備えたことを特徴とする画像データ圧縮
    装置。
  5. 【請求項5】  請求項4記載の画像データ圧縮装置に
    おいて、前記読出手段(115)が、階層復元指示の入
    力に応じて、各ブロックに対応して読み出す成分の数を
    制限する制限手段(121)を備え、前記付加手段(1
    18)が、前記走査パターンを示す情報とともに前記制
    限手段(121)による制限に関する情報を符号化情報
    として付加する構成であることを特徴とする画像データ
    圧縮装置。
  6. 【請求項6】  請求項4記載の画像データ圧縮装置に
    おいて、前記分布解析手段(113)が、前記多値画像
    を分割して得られる複数の領域ごとに、係数行列におけ
    る有効係数の分布傾向を解析する構成であることを特徴
    とする画像データ圧縮装置。
  7. 【請求項7】  多値画像を表す画像データをM×N画
    素からなるブロックごとに2次元直交変換して、変換係
    数からなる係数行列を求める直交変換手段(111)と
    、入力される係数行列の各成分を対応する量子化閾値を
    用いて量子化して量子化係数からなる量子化係数行列を
    得る量子化手段(116)と、前記多値画像を構成する
    全てのブロックに対応する量子化係数行列をそれぞれ保
    持する量子化係数行列保持手段(132)と、各ブロッ
    クに対応する量子化係数行列が入力され、これらの量子
    化係数行列における有効係数の分布傾向を解析して、得
    られた解析結果を出力する分布解析手段(133)と、
    前記有効係数の分布傾向の入力に応じて、対応する走査
    パターンを作成する走査パターン作成手段(114)と
    、前記量子化係数行列保持手段(132)に対して、前
    記量子化係数行列の各成分の出力を前記走査パターンに
    従った順序で指示する読出手段(115)と、順次に入
    力される一連の量子化係数を有効係数と無効係数連続長
    との組合せで表して、対応する符号にそれぞれ置き換え
    ることにより可変長符号化する符号化手段(117)と
    、前記符号化手段(117)によって得られた符号化デ
    ータに前記走査パターンを示す情報を符号化情報として
    付加する付加手段(118)とを備えたことを特徴とす
    る画像データ圧縮装置。
  8. 【請求項8】  請求項7記載の画像データ圧縮装置に
    おいて、前記読出手段(135)が、階層復元指示の入
    力に応じて、各ブロックに対応して読み出す成分の数を
    制限する制限手段(121)を備え、前記付加手段(1
    18)が、前記走査パターンを示す情報とともに前記制
    限手段(121)による制限に関する情報を符号化情報
    として付加する構成であることを特徴とする画像データ
    圧縮装置。
  9. 【請求項9】  請求項7記載の画像データ圧縮装置に
    おいて、前記分布解析手段(133)が、前記多値画像
    を分割して得られる複数の領域ごとに、量子化係数行列
    における有効係数の分布傾向を解析する構成であること
    を特徴とする画像データ圧縮装置。
  10. 【請求項10】  請求項4および請求項7のいずれか
    記載の画像データ圧縮装置において、前記走査パターン
    作成手段(114)に代えて、複数の走査パターンを格
    納している走査パターン格納手段(141)と、前記有
    効係数の分布傾向に基づいて、前記複数の走査パターン
    のいずれかを選択する選択手段(142)とを備えたこ
    とを特徴とする画像データ圧縮装置。
  11. 【請求項11】  入力符号を対応する有効係数と無効
    係数連続長との組合せに置き換えて復号する復号手段(
    161)と、前記復号手段(161)によって得られた
    有効係数と無効係数連続長とを対応する量子化閾値を用
    いて逆量子化するとともに、符号化データに付加された
    符号化情報に基づいて、得られた変換係数からなる係数
    行列を復元する行列復元手段(162)と、前記係数行
    列を2次元直交変換して、多値画像をを表す画像データ
    を復元する逆直交変換手段(163)とを備えたことを
    特徴とする画像データ復元装置。
JP3013447A 1991-02-04 1991-02-04 画像データ圧縮方法および画像データ圧縮装置ならびに画像データ復元装置 Withdrawn JPH04247770A (ja)

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