JP2003069999A - 画像符号化方式 - Google Patents

画像符号化方式

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JP2003069999A
JP2003069999A JP2002167366A JP2002167366A JP2003069999A JP 2003069999 A JP2003069999 A JP 2003069999A JP 2002167366 A JP2002167366 A JP 2002167366A JP 2002167366 A JP2002167366 A JP 2002167366A JP 2003069999 A JP2003069999 A JP 2003069999A
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scanning
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JP2002167366A
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English (en)
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Hirobumi Nishikawa
博文 西川
Takahiro Fukuhara
隆浩 福原
Kotaro Asai
光太郎 浅井
Atsumichi Murakami
篤道 村上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像信号を符号化する際に、入力した画像信
号をブロック化し、複数種類の係数に分割し、所定の量
子化ステップサイズで量子化された係数値を、複数種類
の走査順序に走査し、さらに複数種類の符号化テーブル
を用いて符号化を行い、複数種類の走査順序と複数種類
の符号化テーブルの組み合わせのうち、最も効率のよい
ものを適応的に選択することにより、符号化の効率を向
上させる。 【構成】 入力画像信号1をブロック化し、複数種類の
変換係数に変換し、所定のステップサイズで量子化を行
い、複数の走査順序に従い、走査を行い、さらに複数の
符号化テーブル5に従い、符号化を行い、これらの複数
の走査順序と複数の符号化テーブルとの組み合わせのう
ち、最も効率の良いものを走査順序と符号化テーブルの
選択器9により選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像信号を符号化す
る画像符号化方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図22は例えば、国際電信電話諮問委員
会ITU−Tの勧告H.261に示された従来の画像符
号化装置を示すブロック図である。図22に示した装置
において、入力画像信号201は、差分器202に入力
される。差分器202は、入力画像信号201と後述す
る予測信号203との差分を取り、その差分信号を予測
誤差信号204として出力する。直交変換部205にお
いて空間領域から周波数領域に変換を行い、その出力を
量子化器206において線形量子化を行い、量子化デー
タ207として出力する。
【0003】上記量子化部206で生成された量子化デ
ータ207は2つに分岐され、一方は受信側に送出する
ための符号化が行われる。量子化データ207は、符号
化テーブル208に保持されたテーブルに従い、符号化
部209において符号化され、符号化データ210を得
る。もう一方の量子化データ207は逆量子化器211
において逆量子化が行われ、その出力を逆直交変換部2
12で周波数領域から空間領域への変換を行い、復号予
測誤差信号213を出力する。加算器214は復号予測
誤差信号213を予測信号203に加算することにより
復号画像信号215を求め、出力する。
【0004】復号画像信号215はフレームメモリ等の
メモリ216にまとめて記憶される。メモリ216は記
憶した復号画像信号を遅延させ、前フレームの復号画像
信号217として出力する。予測部218は、符号化す
べき入力画像信号201とフレーム遅延させた復号画像
信号217とを用いて動き補償予測を行い、予測信号2
03と動きベクトル219を出力する。動きベクトル2
19は符号化部209で符号化され、予測信号203は
上記差分器202及び加算器214に送出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像符号化方式
はたとえば以上のように構成されていたので、画像信号
の特性に適合した符号化が困難であった。また、符号化
部209では、一般的に可変長符号を用いた符号化が行
われるが、各々の符号の生起確率に最適な符号化を行な
うことが困難であった。また、入力画像に複数個の対象
物が存在した場合に、各々の対象物に対して個別の符号
化処理を行うことが不可能であった。さらに、入力画像
から対象物を抽出し、対象物毎に異なる符号化手法を用
いて符号化し、新たに画像を構築することも不可能であ
った。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、画像信号の特性に適合させた符
号化を行うために、量子化データを複数種類の走査順序
と複数種類の符号化テーブルとを用いた符号化を行い、
これら複数種類の走査順序、及び複数種類の符号化テー
ブルのうちから可変長符号化の符号化効率を向上させる
走査順序及び符号化テーブルを選択することを目的とす
る。また、画面上の複数個の対象物毎に異なる符号化処
理を行わせるために、対象物毎に異なる符号化手法を用
いて符号化し、新たに画像を構築するために、入力画像
に含まれる複数の対象物を抽出し、抽出した各々の対象
物に適した符号化手法を用いて符号化を行わせることに
より画面全体の画質向上や、対象物毎に画質を変化させ
ること等、広範囲の操作を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に関わる画像
符号化方式は、たとえば、量子化変換係数を、複数種類
の走査順序と複数種類の符号化テーブルを用いて符号化
を行い、複数の走査順序と複数の符号化テーブルとの組
み合わせから走査順序と符号化テーブルとを選択するよ
うにしたものであり、以下の要素を有するものである。 (a)入力画像信号をM画素×Nラインのブロック単位
に分割するブロック化手段、(b)上記ブロック化手段
の出力であるブロックを複数の変換係数に変換する変換
手段、(c)上記変換手段の出力である変換係数を量子
化する量子化手段、(d)上記量子化手段の出力である
量子化変換係数を複数種類の順序に並び替える走査手
段、(e)上記走査手段の出力である走査された係数
を、複数の係数値あるいは符号化終了信号と纏めて符号
化を行うための複数種類の符号化テーブルを用いて符号
化データを生成する符号化手段、(f)上記走査手段に
より生成された複数の走査順序と、上記符号化手段によ
り生成された複数の符号化データとから、走査順序およ
び符号化テーブルを選択する選択手段。
【0008】第2の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1の発明に関わる画像符号化方式であって、既に符
号化された画像から動き探索を行い、動きベクトルを使
用した動き補償を用いて求められた予測ブロックとの差
分を符号化するように構成したものである。
【0009】第3の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、複
数種類の走査順序と複数種類の符号化テーブルとを組み
合わせて符号化を行い、符号化結果の符号量が最小を示
す走査順序と符号化テーブルを選択するように構成した
ものである。
【0010】第4の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、変
換手段の出力である変換係数のレベル分布に応じて、走
査順序と符号化テーブルを適応的に選択するように構成
したものである。
【0011】第5の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、変
換係数のレベル分布に応じて走査順序を適応的に選択
し、選択された走査順序と、複数の符号化テーブルとを
用いた符号化を行い、最小符号量を与える符号化テーブ
ルを選択するように構成したものである。
【0012】第6の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、変
換係数のレベル分布に応じて符号化テーブルを適応的に
選択し、選択された符号化テーブルと、複数の走査順序
とを用いた符号化を行い、最小符号量を与える走査順序
を選択するように構成したものである。
【0013】第7の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、量
子化ステップサイズに応じて走査順序と符号化テーブル
を適応的に選択するように構成したものである。
【0014】第8の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、量
子化ステップサイズに応じて走査順序を適応的に選択
し、選択された走査順序と、複数の符号化テーブルとを
用いた符号化を行い、最小符号量を与える符号化テーブ
ルを選択するように構成したものである。
【0015】第9の発明に関わる画像符号化方式は、上
記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、量
子化ステップサイズに応じて符号化テーブルを適応的に
選択し、選択された符号化テーブルと、複数の走査順序
とを用いた符号化を行い、最小符号量を与える走査順を
選択するように構補償の際に探索される動きベクトルに
応じて走査順序および符号化テーブルを適応的に選択す
るように構成したものである。
【0016】第11の発明に関わる画像符号化方式は、
上記第2の発明に関わる画像符号化方式であって、動き
補償の際に探索される動きベクトルに応じて走査順序を
適応的に選択し、選択された走査順序と、複数の符号化
テーブルとを用いた符号化を行い、最小符号量を与える
符号化テーブルを選択するように構成したものである。
【0017】第12の発明に関わる画像符号化方式は、
上記第2の発明に関わる画像符号化方式であって、動き
補償の際に探索される動きベクトルに応じて符号化テー
ブルを適応的に選択し、選択された符号化テーブルと、
複数の走査順序とを用いた符号化を行い、最小符号量を
与える走査順序を選択するように構成したものである。
【0018】第13の発明に関わる画像符号化方式は、
上記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、
符号化ブロックの符号化タイプに応じて走査順序および
符号化テーブルを適応的に選択するように構成したもの
である。
【0019】第14の発明に関わる画像符号化方式は、
上記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、
符号化ブロックの符号化タイプに応じて走査順序を適応
的に選択し、選択された走査順序と、複数の符号化テー
ブルとを用いた符号化を行い、最小符号量を与える符号
化テーブルを選択するように構成したものである。
【0020】第15の発明に関わる画像符号化方式は、
上記第1、2の発明に関わる画像符号化方式であって、
符号化ブロックの符号化タイプに応じて符号化テーブル
を適応的に選択し、選択された符号化テーブルと、複数
の走査順序とを用いた符号化を行い、最小符号量を与え
る走査順序を選択するように構成したものである。
【0021】第16の発明に関わる画像符号化方式は、
上記第1ないし15の発明に関わる画像符号化方式であ
って、変換係数の低周波数成分から高周波数成分へ向か
う順序を複数の走査順序に含むように構成したものであ
る。
【0022】第17の発明に関わる画像符号化方式は、
例えば、入力画像に含まれる複数の対象物画像を抽出
し、抽出された対象物画像に適した符号化手法を適用
し、符号化情報と対象物画像の復号手法を示す情報を出
力するようにしたものであり、以下の要素を有するもの
である。 (g)入力画像に含まれる複数の対象物画像を抽出する
対象物画像抽出手段、(h)上記抽出された対象物画像
に対して符号化手法を決定する符号化手法決定手段、
(i)上記決定された符号化手法を用いて各対象物画像
を符号化した際の符号化情報及び対象物画像の復号手法
を示す情報を出力する符号化手段。
【0023】第18の発明に関わる画像符号化方式は、
第17の発明に関わる画像符号化方式であって、入力画
像のエッジ情報を検出するエッジ検出器と検出されたエ
ッジ情報から領域分割を行い複数の領域分割画像を得る
領域分割器とから構成される対象物画像抽出手段と、対
象物画像の画像の統計的性質を検出する統計的性質検出
器と得られた統計的性質情報から符号化器選択情報を出
力する符号化決定器とから構成される符号化手法決定手
段と、複数個の符号化器と符号化器選択情報を入力して
符号化器を選択する符号化器選択手段とから構成される
符号化手段とを含むように構成したものである。
【0024】
【作用】第1の発明における画像符号化方式は、変換係
数を複数の順序に並び替え、複数種類の符号化テーブル
を用いて符号化するため、画像信号の特性に適合した符
号化が可能で、とりわけ複数の係数値あるいは符号化終
了信号とを纏めて可変長符号化を行う際の符号の生起確
率に最適な符号化が可能となる。
【0025】第2の発明における画像符号化方式は、動
き補償を施した差分画像を変換符号化するため、符号化
効率を向上させることが可能になる。
【0026】第3の発明における画像符号化方式は、変
換係数を複数種類の走査順序と複数種類の符号化テーブ
ルとの組み合わせによる符号化結果の符号量が最小とな
る走査順序と符号化テーブルを選択するため、走査順序
と符号化テーブルとの組み合わせのうち最も符号化効率
のよいものを選択し、符号量を最小に抑えることが可能
になる。
【0027】第4の発明における画像符号化方式は、変
換係数のレベルの分布により走査順序と符号化テーブル
を選択するため、入力画像信号あるいは予測誤差信号の
信号特性に最適な走査順序および符号化テーブルを選択
することが可能で、入力画像信号あるいは予測誤差信号
に対して符号化効率を向上させることが可能になる。
【0028】第5の発明における画像符号化方式は、変
換係数のレベルの分布により走査順序を選択し、選択さ
れた走査順序により複数の符号化テーブルにより符号化
を行った際の最小符号量を与える符号化テーブルを選択
するため、第4の発明に比べて少ないハードウェアで入
力画像信号あるいは予測誤差信号に対する符号化効率を
向上させることが可能になる。
【0029】第6の発明における画像符号化方式は、変
換係数のレベル分布により符号化テーブルを選択し、こ
の選択された符号化テーブルを使用し、複数種類の走査
順序により符号化を行った際の最小符号量を与える走査
順序を選択するため、第4、6の発明に比べて少ないハ
ードウェアで入力信号あるいは予測誤差信号に対する符
号化効率を向上させることが可能になる。
【0030】第7の発明における画像符号化方式は、変
換係数に対する量子化ステップサイズの大きさにより走
査順序および符号化テーブルを選択するため、量子化特
性に最適な走査順序および符号化テーブルを選択するこ
とが可能で、所定の量子化ステップサイズに対する符号
化効率を向上させることが可能になる。
【0031】第8の発明における画像符号化方式は、変
換係数に対する量子化ステップサイズの大きさにより走
査順序を選択し、選択された走査順序により複数の符号
化テーブルを用いて符号化を行った際の最小符号量を与
える符号化テーブルを選択するため、第5の発明に比べ
て少ないハードウェアで量子化ステップサイズに対する
符号化効率を向上させることが可能になる。
【0032】第9の発明における画像符号化方式は、変
換係数に対する量子化ステップサイズの大きさにより符
号化テーブルを選択し、選択された符号化テーブルを使
用し、複数種類の走査順序により符号化を行った際の最
小符号量を与える走査順序を選択するため、第5、8の
発明に比べて少ないハードウェアで量子化ステップサイ
ズに対する符号化効率を向上させることが可能になる。
【0033】第10の発明における画像符号化方式は、
動き補償の際に算出された動きベクトルにより走査順序
および符号化テーブルを選択するため、動きに応じて最
適な走査順序および符号化テーブルを選択することが可
能で、動きに対する符号化効率を向上させることが可能
になる。
【0034】第11の発明における画像符号化方式は、
動き補償の際に算出された動きベクトルにより走査順序
を選択し、選択された走査順序により複数の符号化テー
ブルにより符号化を行なった際の最小符号量を与える符
号化テーブルを選択するため、第10の発明に比べて少
ないハードウェアで動きに対する符号化効率を向上させ
ることが可能になる。
【0035】第12の発明における画像符号化方式は、
動き補償の際に算出された動きベクトルにより符号化テ
ーブルを選択し、選択された符号化テーブルを使用し、
複数種類の走査順序により符号化を行なった際の最小符
号量を与える走査順序を選択するため、第10、11の
発明に比べて少ないハードウェアで動きに対する符号化
効率を向上させることが可能になる。
【0036】第13の発明における画像符号化方式は、
符号化ブロックの符号化タイプに応じて走査順序と符号
化テーブルを選択するため、ブロックの符号化タイプに
最適な走査順序及び符号化テーブルを選択することが可
能で、符号化効率を向上させることが可能になる。
【0037】第14の発明における画像符号化方式は、
符号化ブロックの符号化タイプに応じて走査順序を選択
し、選択された走査順序により複数の符号化テーブルを
用いて符号化を行なった際の最小符号量を与える符号化
テーブルを選択するため、第13の発明に比べて少ない
ハードウェアで符号化タイプに対する符号化効率を向上
させることが可能になる。
【0038】第15の発明における画像符号化方式は、
符号化ブロックの符号化タイプに応じて符号化テーブル
を選択し、この選択された符号化テーブルを使用し、複
数種類の走査順序により符号化を行った際の最小符号量
を与える走査順序を選択するため、第13、14の発明
に比べて少ないハードウェアで符号化タイプに対する符
号化効率を向上させることが可能になる。
【0039】第16の発明における画像符号化方式は、
量子化変換係数を複数の走査順序に、変換係数の低周波
数成分から高周波数成分へ向かう順序を含むように構成
したものであり、変換後の係数を効率的に走査すること
が可能になる。
【0040】第17の発明における画像符号化方式は、
入力画像に含まれる複数の対象物画像を抽出し、抽出さ
れた対象物画像に適した符号化手法を適用し、符号化情
報と対象物画像の復号手法を示す情報を出力するように
したものであり、画面全体を同一の符号化手法により符
号化する場合に比べ画質の向上が期待でき、また、対象
物画像により画質を変化させるなどの操作を行うことが
可能になる。
【0041】第18の発明における画像符号化方式は、
入力画像のエッジ情報を検出するエッジ検出器と検出さ
れたエッジ情報から領域分割を行い複数の領域分割画像
を得る領域分割器とから構成される対象物画像抽出手段
と、対象物画像の画像の統計的性質を検出する統計的性
質検出器と得られた統計的性質情報から符号化器選択情
報を出力する符号化決定器とから構成される符号化手法
決定手段と、複数個の符号化器と符号化器選択情報を入
力して符号化器を選択する符号化器選択手段とから構成
される符号化手段とを含むように構成したものであり、
エッジ情報をもとに領域分割を行うため精度の高い領域
分割が可能であり、また、画像の統計的性質をもとに符
号化手法の決定を行うため効率の良い符号化手法の選択
が可能となる。
【0042】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の一実施例による
画像符号化方式の構成図であり、1は入力画像信号、2
0は入力画像信号1をブロック化するブロック化手段、
2は直交変換手段、3はこの直交変換手段2の出力の係
数を量子化する量子化手段、6はこの量子化手段3から
の量子化変換係数を複数種類の順序に並べ換える走査手
段、7はこの走査手段6で使用する複数の走査順序を記
憶した走査順序テーブル、8は上記走査手段6で走査さ
れた変換係数を、複数種類の符号化テーブルを用いて符
号化する符号化手段、5は上記符号化手段8で使用する
複数の符号化テーブルを記憶した符号化テーブル記憶手
段、9は複数の走査順序、複数の符号化テーブルのうち
から、適応的に符号化データ出力、走査順序および符号
化テーブルを選択する、走査順序と符号化テーブルの選
択手段(0)である。図17は、一般的に符号化手段で
使用される可変長符号化の一例である。
【0043】図2は、上記走査順序と符号化テーブルの
選択手段(0)9の一例である。複数の走査順序と複数
の符号化テーブルを用いた符号化との組み合わせそれぞ
れに対応する符号化出力101を入力とし、最小符号化
情報量を示す符号化データ102、および走査順序10
3、および符号化テーブル104を出力する最小符号化
情報量選択部105からなる。
【0044】図1、図2をもとに動作について説明す
る。入力画像信号を直交変換し、量子化手段3にて量子
化するところまでは従来例と同様である。量子化手段3
により得られた量子化変換係数は、走査手段6に入力さ
れ、所定の単位毎に、走査順序テーブル7中の複数の走
査順序をもとにして走査手段6により複数種類の走査が
行われる。例えば1画像をM画素×Nラインに分割した
ブロックを複数個まとめたものを一つの単位とし、各ブ
ロックそれぞれについて、2通りの走査順序で走査す
る。これにより走査手段6からは、各単位毎に2通りの
走査出力が出力される。
【0045】次に走査手段6からの複数種類の走査出力
は符号化手段8に入力される。符号化手段8は符号化テ
ーブル記憶手段5から複数の符号化テーブルを参照して
上記複数種類の走査出力を符号化する。例えば、符号化
テーブル記憶手段5中の2通りの符号化テーブル用い、
上述の2通りの走査出力それぞれに2通りの符号化を行
う。これにより、全部で4通りの符号化データ出力10
1が出力される。
【0046】符号化手段8の符号化データ出力は、上記
複数の走査順序と複数の符号化テーブルとの組み合わせ
の数だけ発生するため、この中から走査順序と符号化テ
ーブルとを適応的に選択することが必要となり、この適
応的な選択が上記走査順序と符号化テーブルの選択手段
(0)9により行われる。
【0047】図2はこの走査順序と符号化テーブルの選
択手段(0)9の一例を示したものである。上記のよう
に、複数の走査順序と複数の符号化テーブルとの組み合
わせに対応するそれぞれの符号化出力101全てに対し
て、その情報量を演算し、この情報量が最小となる符号
化データ101を選択する。このとき選択した符号化デ
ータ101がどれか判断することにより、その符号化デ
ータ101を得たときの走査順序、符号化テーブルの組
み合せも判明する。そして、上記最小情報量を示す符号
化データ102、走査順序を示す情報103、符号化テ
ーブルを示す情報104をまとめて符号化データ出力1
06として最小符号化情報量選択部105の出力とす
る。
【0048】以上のように、画像を所定の単位毎に分
け、この中で変換係数の走査を複数の走査順序で行い、
この複数の走査順序に並べ替えられたそれぞれについ
て、その複数の符号化テーブルを用いて符号化すること
により、局所的に特性の異なる画像であっても、上記所
定単位毎に最適な符号化ができ、とりわけ複数の係数値
あるいは符号化終了信号と纏めた可変長符号化を行う際
の、符号の生起確率の最適化された符号化が可能とな
り、効率のよい符号化を行うことができる。
【0049】なお、最小符号化情報量選択部105にお
ける情報量の演算時は、走査順序を示す情報、符号化テ
ーブルを示す情報を含めた情報量を演算するようにして
もよい。なお、上記走査手段6において用いる所定単
位、符号化手段8で使用する符号化テーブルあるいは符
号化テーブルを切り替える単位は、画像をM画素×Nラ
インに分割したブロックを複数個まとめた単位が考えら
れるが、ひとつのブロック単位、あるいは1画像単位で
切り替えてもよく、切替による画質向上効果は存続す
る。
【0050】また、上記実施例では、走査順序、符号化
テーブルがそれぞれ2つのものを示したが、これに限ら
れるものではない。
【0051】また複数の走査順序と、複数の符号化テー
ブルとの組み合わせの全ての符号量を演算し、符号量が
最小になるような組み合わせを選択することにより、入
力信号の種類・特性に関わらず符号化効率を最も高く取
ることが可能になる。
【0052】なお、上記実施例では、走査手段6におけ
る走査順序が走査順序テーブル7に記憶され、この走査
順序に従って走査手段6で走査するものを示したが、走
査順序を走査手段6内に保持し、走査順序を順次指示し
ていくようにして複数の走査順序により走査を行うよう
にしてもよい。
【0053】実施例2.上記実施例1ではフレーム内符
号化を行うものを示したが、この発明は、ブロック化手
段20が、既に符号化された画像から動き補償をして求
められた予測ブロックとの差分を出力するように構成し
た動き補償予測を用いたフレーム間符号化を行うもので
も適用できる。このような場合の実施例の構成をを図3
に示す。この実施例は、この発明がフレーム内符号化の
みならず、動き補償予測を用いたフレーム間符号化にも
適用可能であることを示している。
【0054】実施例3.次に実施例3について説明す
る。これは図1における実施例1、図3における実施例
2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する別
の手段を示したものである。
【0055】図4にこの実施例における走査順序および
符号化テーブルを選択する選択手段を実施例1に適用し
た例を示す。21は量子化手段3の出力する変換係数の
レベル分布に応じて、走査順序指定信号及び、符号化テ
ーブル指定信号を出力する、走査順序と符号化テーブル
の選択手段(1)である。変換係数のレベル分布に応じ
て、走査順序と符号化テーブルの選択手段(1)21
が、複数の走査順序7及び複数の符号化テーブル8に各
々指定信号を送り、走査順序及び符号化テーブルの各々
について一つを選択する。量子化された変換係数は、先
に選択された走査順序、及び符号化テーブルによって符
号化される。
【0056】以上のように、直交変換後の変換係数のレ
ベル分布に応じて、走査順序と符号化テーブルを適応的
に選択することにより、入力信号の特性に応じて符号化
効率を向上させることが可能になる。なお、実施例2に
示に示したような、動き補償予測を用いたフレーム間符
号化にも適用可能である。
【0057】実施例4.次に実施例4について説明す
る。これは図1における実施例1、図3における実施例
2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する別
の手段を示したものである。図5にこの実施例における
走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を実施
例1に適用した例を示す。22は変換係数のレベル分布
に応じて、走査順序信号を出力する、走査順序選択手段
(1)である。23は複数の符号化データ中から最小情
報量を示す符号化テーブル及び符号化データを選択す
る、符号化テーブル選択手段(1)である。
【0058】変換係数のレベル分布に応じて、走査順序
選択手段(1)22が複数の走査順序7に指定信号を送
り、走査順序の一つを選択する。量子化された変換係数
は、先に選択された走査順序に従い走査され、走査され
た変換係数は、複数の符号化テーブル5に従って複数の
符号化出力を符号化部8により出力する。符号化テーブ
ル選択手段(1)23では、上記、複数の符号化出力の
全てに対して情報量を演算し、最小の情報量を示す符号
化テーブル及び符号化データを出力する。最小符号量を
示す符号化テーブルは符号化データ出力にまとめられ
る。
【0059】以上のように、直交変換後の変換係数のレ
ベル分布に応じて走査順序を適応的に選択し、選択され
た走査順序を用いて複数の符号化テーブルを用いた符号
化を行い、複数の符号量を演算し、符号量が最小になる
ような符号化テーブルを選択することにより、実施例3
で示したものに比べて符号化部8などが少ないハードウ
ェアで構成でき、入力信号の特性に応じて符号化効率を
向上させることが可能になる。なお、実施例2に示した
ような、動き補償予測を用いたフレーム間符号化にも適
用可能である。
【0060】実施例5.次に実施例5について説明す
る。これは図1における実施例1、図3における実施例
2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する別
の手段を示したものである。図6にこの実施例における
走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を実施
例1に適用した例を示す。24は変換係数のレベル分布
に応じて、符号化テーブル選択信号を出力する、符号化
テーブル選択手段(2)である。25は複数の符号化デ
ータの中から最小情報量を示す走査順序及び符号化デー
タを選択する、走査順序選択手段(2)である。
【0061】変換係数のレベル分布に応じて、符号化テ
ーブル選択手段(2)24が複数の符号化テーブル5に
指定信号を送り、符号化テーブルの一つを選択する。一
方、量子化された変換係数は複数の走査順序7に従いス
キャン変換6により複数の走査順序を得る。符号化部8
では複数の走査された変換係数を、先に選択された符号
化テーブルを用いて符号化する。走査順序選択手段
(2)25では、上記の複数の符号化出力の全てに対し
て情報量を演算し、最小の符号量を示す走査順序及び符
号化データを出力する。
【0062】以上のように、直交変換後の変換係数のレ
ベル分布に応じて符号化テーブルを選択し、複数種類の
走査順序に従い、先に選択した符号化テーブルを用いて
符号化を行い、複数の符号化結果の符号量を演算し、符
号量が最小となるような走査順序を選択することによ
り、実施例3で示したものに比べて少ないハードウェア
で入力信号の特性に応じて符号化効率を向上させること
が可能になる。なお、実施例2に示したような、動き補
償予測を用いたフレーム間符号化にも適用可能である。
【0063】実施例6.次に実施例6について説明す
る。これは図1における実施例1、図3における実施例
2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する別
の手段を示したものである。図7にこの実施例における
走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を実施
例1に適用した例を示す。26は量子化3において使用
される量子化ステップサイズに応じて、走査順序指定信
号及び、符号化テーブル指定信号を出力する、走査順序
と符号化テーブルの選択手段(2)である。量子化ステ
ップサイズに応じて、走査順序と符号化テーブルの選択
手段(2)26が複数の走査順序7及び複数の符号化テ
ーブル5に指定信号を出力し、走査順序及び符号化テー
ブルの各々について一つを選択する。量子化された変換
係数は、先に選択された走査順序、及び符号化テーブル
によって符号化される。
【0064】以上のように、量子化部で使用する量子化
ステップサイズに応じて、走査順序と符号化テーブルを
適応的に選択することにより、所定の量子化ステップサ
イズに対する符号化効率を向上させることが可能にな
る。なお、実施例2に示したような、動き補償予測を用
いたフレーム間符号化にも適用可能である。
【0065】実施例7.次に実施例7について説明す
る。これは図1における実施例1、図3における実施例
2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する別
の手段を示したものである。図8にこの実施例における
走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を実施
例1に適用した例を示す。27は量子化の際に使用する
量子化ステップサイズに応じて、走査順序指定信号を出
力する、走査順序選択手段(3)である。28は複数の
符号化データ中から最小情報量を示す符号化テーブル及
び符号化データを選択する、符号化テーブル選択手段
(3)である。量子化ステップサイズに応じて、走査順
序選択手段(3)27が複数の走査順序7に指定信号を
送り、走査順序の一つを選択する。量子化された変換係
数は、先に選択された走査順序に従い走査され、走査さ
れた変換係数は、複数の符号化テーブル5に従って複数
の符号化出力を符号化部8から出力する。符号化テーブ
ル選択手段(3)28では、上記、複数の符号化出力の
全てに対して情報量を演算し、最小の情報量を示す符号
化テーブル及び符号化データを出力する。
【0066】以上のように、量子化部で使用する量子化
ステップサイズに応じて走査順序を適応的に選択し、選
択された走査順序を用いて複数の符号化テーブルを用い
た符号化を行い、複数の符号量を演算し、符号量が最小
になるような符号化テーブルを選択することにより、実
施例4で示したものに比べて少ないハードウェアで所定
の量子化ステップサイズに対する符号化効率を向上させ
ることが可能になる。なお、実施例2に示したような、
動き補償予測を用いたフレーム間符号化にも適用可能で
ある。
【0067】実施例8.次に実施例8について説明す
る。これは図1における実施例1、図3における実施例
2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する別
の手段を示したものである。図9にこの実施例における
走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を実施
例1に適用した例を示す。29は量子化の際に使用する
量子化ステップサイズに応じて、符号化テーブル指定信
号を出力する、符号化テーブル選択手段(4)である。
30は複数の符号化データの中から最小情報量を示す走
査順序及び符号化データを選択する、走査順序選択手段
(4)である。
【0068】量子化ステップサイズに応じて、符号化テ
ーブル選択手段(4)29が複数の符号化テーブル5に
指定信号を出力し、符号化テーブルの一つを選択する。
一方、量子化された変換係数は複数の符号化順序7に従
い、スキャン変換6により複数の走査順序を得る。符号
化部8では複数の走査された変換係数を、先に選択され
た符号化テーブルを用いて符号化する。走査順序選択手
段(4)30では、上記の複数の符号化出力の全てに対
して情報量を演算し、最小の符号量を示す走査順序及び
符号化データを出力する。
【0069】以上のように、量子化部で使用する量子化
ステップサイズに応じて符号化テーブルを選択し、複数
の走査順序に従い、先に選択した符号化テーブルを用い
て符号化を行い、複数の符号化結果の符号量を演算し、
符号量が最小となるような走査順序を選択することによ
り、実施例4で示したものに比べて少ないハードウェア
で所定の量子化ステップサイズに対する符号化効率を向
上させることが可能になる。なお、実施例2に示したよ
うな、動き補償予測を用いたフレーム間符号化にも適用
可能である。
【0070】実施例9.次に実施例9について説明す
る。これは図3における実施例2に関わり、走査順序及
び符号化テーブルを選択する別の手段を示したものであ
る。図10にこの実施例における走査順序及び符号化テ
ーブルを選択する選択手段を実施例2に適用した例を示
す。31は動き探索により出力される動きベクトルに応
じて、走査順序指定信号及び、符号化テーブル指定信号
を出力する、走査順序と符号化テーブルの選択手段
(3)である。
【0071】動き探索の出力である動きベクトルに基づ
き、走査順序と符号化テーブルの選択手段(3)31が
複数の走査順序7及び複数の符号化テーブル5に指定信
号を出力し、走査順序及び符号化テーブルの各々につい
て一つを選択する。量子化された変換係数は、先に選択
された走査順序、及び符号化テーブルによって符号化さ
れる。以上のように、動き補償の際に使用される、動き
探索の出力である動きベクトルに基づき、走査順序及び
符号化テーブルを適応的に選択することにより、動きに
対する符号化効率を向上させることが可能になる。
【0072】実施例10.次に実施例10について説明
する。これは図3における実施例2に関わり、走査順序
及び符号化テーブルを選択する別の手段を示したもので
ある。図11にこの実施例における走査順序及び符号化
テーブルを選択する選択手段を実施例2に適用した例を
示す。32は動き探索により出力される動きベクトルに
応じて、走査順序指定信号を出力する、走査順序選択手
段(5)である。33は複数の符号化データ中から最小
情報量を示す符号化テーブル及び符号化データを選択す
る、符号化テーブル選択手段(5)である。
【0073】動き補償の際に使用される、動き探索の出
力である動きベクトルに応じて、走査順序選択手段
(5)32が複数の走査順序7に指定信号を送り、走査
順序の一つを選択する。量子化された変換係数は、先に
選択された走査順序に従い走査され、走査された変換係
数は、複数の符号化テーブル5に従って複数の符号化出
力を符号化部8から出力する。符号化テーブル選択手段
(5)33では、上記の複数の符号化出力の全てに対し
て情報量を演算し、最小の情報量を示す符号化テーブル
及び符号化データを出力する。
【0074】以上のように、動き補償の際に使用され
る、動き探索の出力である動きベクトルに基づいて走査
順序を適応的に選択し、選択された走査順序を用いて複
数の符号化テーブルを用いた符号化を行い、複数の符号
量を演算し、符号量が最小となるような符号化テーブル
を選択することにより、第10の発明に比べて少ないハ
ードウェアで動きに対する符号化効率を向上させること
が可能になる。
【0075】実施例11.次に実施例11について説明
する。これは図3における実施例2に関わり、走査順序
及び符号化テーブルを選択する別の手段を示したもので
ある。図12にこの実施例における走査順序及び符号化
テーブルを選択する選択手段を実施例2に適用した例を
示す。34は動き探索により出力される動きベクトルに
応じて、符号化テーブル指定信号を出力する、符号化テ
ーブル選択手段(6)である。35は複数の符号化デー
タの中から最小情報量を示す走査順序及び符号化データ
を選択する、走査順序選択手段(6)である。動き探索
の出力である動きベクトルに応じて、符号化テーブル選
択手段(6)34が複数の符号化テーブル5に指定信号
を出力し、符号化テーブルの一つを選択する。一方、量
子化された変換係数は複数の符号化順序7に従い、スキ
ャン変換6により複数の走査順序を得る。符号化部8で
は複数の走査された変換係数を、先に選択された符号化
テーブルを用いて符号化する。走査順序選択手段(6)
35では、上記の複数の符号化出力の全てに対して情報
量を演算し、最小の符号量を示す走査順序及び符号化デ
ータを出力する。
【0076】以上のように、動き補償の際に使用され
る、動き探索の出力である動きベクトルに基づいて符号
化テーブルを適応的に選択し、複数の走査順序に従い、
先に選択した符号化テーブルを用いて符号化を行い、複
数の符号化結果の符号量を演算し、符号量が最小となる
ような走査順序を選択することにより、第10の発明に
比べて少ないハードウェアで動きに対する符号化効率を
向上させることが可能になる。
【0077】実施例12.次に実施例12について説明
する。これは図1における実施例1、図3における実施
例2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する
別の手段を示したものである。図13にこの実施例にお
ける走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を
実施例1に適用した例を示す。36は変換を行う際のタ
イプに応じて、走査順序指定信号及び、符号化テーブル
指定信号を出力する、走査順序と符号化テーブルの選択
手段(4)である。
【0078】変換を行う際のタイプに応じて、走査順序
と符号化テーブルの選択手段(4)36が複数の走査順
序7及び複数の符号化テーブル5に指定信号を出力し、
走査順序及び符号化テーブルの各々について一つを選択
する。量子化された変換係数は、先に選択された走査順
序、及び符号化テーブルによって符号化される。なお、
実施例2に示したような、動き補償予測を用いたフレー
ム間符号化にも適用可能である。
【0079】以上のように、ブロックの符号化タイプに
応じて、走査順序及び符号化テーブルを適応的に選択す
ることにより、ブロックの符号化タイプに対して符号化
効率を向上させることが可能になる。
【0080】実施例13.次に実施例13について説明
する。これは図1における実施例1、図3における実施
例2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する
別の手段を示したものである。図14にこの実施例にお
ける走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を
実施例1に適用した例を示す。37は変換を行う際のタ
イプに応じて、走査順序指定信号を出力する、走査順序
選択手段(7)である。38は複数の符号化データ中か
ら最小情報量を示す符号化テーブル及び符号化データを
選択する、符号化テーブル選択手段(7)である。
【0081】変換を行う際のタイプに応じて、走査順序
選択手段(7)37が複数の走査順序7に指定信号を出
力し、走査順序の一つを選択する。量子化された変換係
数は、先に選択された走査順序に従い走査され、走査さ
れた変換係数は、複数の符号化テーブル5に従って複数
の符号化出力を符号化部8から出力する。符号化テーブ
ル選択手段(7)38では、上記の複数の符号化出力の
全てに対して情報量を演算し、最小の情報量を示す符号
化テーブル及び符号化データを出力する。以上のよう
に、ブロックの符号化タイプに応じて走査順序を適応的
に選択し、選択された走査順序を用いて複数の符号化テ
ーブルを用いた符号化を行い、複数の符号量を演算し、
符号量が最小になるような符号化テーブルを選択するこ
とにより、実施例12で示したものに比べて少ないハー
ドウェアでブロックの符号化タイプに対して符号化効率
を向上させることが可能になる。なお、実施例2に示し
たような、動き補償予測を用いたフレーム間符号化にも
適用可能である。
【0082】実施例14.次に実施例14について説明
する。これは図1における実施例1、図3における実施
例2に関わり、走査順序及び符号化テーブルを選択する
別の手段を示したものである。図15にこの実施例にお
ける走査順序及び符号化テーブルを選択する選択手段を
実施例1に適用した例を示す。39は変換を行う際のタ
イプに応じて、符号化テーブル指定信号を出力する、符
号化テーブル選択手段(8)である。40は複数の符号
化データの中から最小情報量を示す走査順序及び符号化
データを選択する、走査順序選択手段(8)である。
【0083】変換を行う際のタイプに応じて、符号化テ
ーブル選択手段(8)39が複数の符号化テーブル5に
指定信号を出力し、符号化テーブルの一つを選択する。
一方、量子化された変換係数は複数の符号化順序7に従
い、スキャン変換6により複数の走査順序を得る。符号
化部8では複数の走査された変換係数を、先に選択され
た符号化テーブルを用いて符号化する。走査順序選択手
段(8)40では、上記の複数の符号化出力の全てに対
して情報量を演算し、最小の符号量を示す走査順序及び
符号化データを出力する。
【0084】以上のように、ブロックの符号化タイプに
応じて符号化テーブルを選択し、複数の走査順序に従
い、積に選択した符号化テーブルを用いて符号化を行
い、複数の符号化結果の符号化結果の符号量を演算し、
符号量が最小となるような走査順序を選択することに
より、第13の発明に比べて少ないハードウェアでブロ
ックの符号化タイプに対して符号化効率を向上させるこ
とが可能になる。
【0085】実施例15.次に実施例15について説明
する。これは実施例1から14に関わり、複数の走査順
序7の中に変換係数の低周波数成分から高周波数成分へ
向かう順序を含むものである。図16に低周波成分から
高周波成分に向かう順序の一例を示す。このように、直
交変換後の変換係数を走査する複数の走査順序に、ブロ
ック中の変換係数の低周波数成分から高周波数成分へ向
かう順序を含むように構成することにより、変換後の係
数を効率的に走査することが可能になる。
【0086】実施例16.次に実施例16について説明
する。これは図18はこの発明の一実施例による画像符
号化方式の構成図であり、対象物抽出部115、符号化
決定部116、符号化部117から構成される。入力画
像信号110は、対象物抽出部115に入力され、ここ
で画面を構成する複数の対象物画像が分離・抽出され
る。抽出された対象物画像111は符号化決定部116
において、複数個の符号化手法の中から入力された対象
物画像111に適した符号化手法を選択し、選択信号1
12を出力する。
【0087】具体的には、対象物画像の絵柄模様の複雑
さや種類によって最適な符号化手法を求める。符号化後
の発生情報量を比較して、最小情報量を与える符号化手
法を選択することも有効である。人物画像の場合には、
顔部が最も重要であることから、対象物画像として抽出
された顔画像に、顔モデルを整合して顔の表情変化や頭
部の動きを推定することの可能なモデルベース符号化を
適用することもまた有効である。一方、自然画像などを
含む背景画像の領域には、従来から使用されている直交
変換符号化を使用することが適当である。
【0088】上記符号化決定部116で決定された選択
信号112は符号化部117に入力される。符号化部1
17では、図19に示すように、選択信号112によっ
て指定された符号化手法を実行する符号化器を、n個の
符号化器(119〜122)の中から選択して符号化を
行う。符号化部117からは、符号化の結果得られた符
号化情報113と復号化手法を示す情報114を出力す
る。
【0089】以上のように、入力画像に含まれる複数の
対象物画像を抽出し、抽出された対象物画像に適した符
号化手法を適用し、符号化情報と対象物画像の復号手法
を示す情報を出力するように構成することにより、符号
化する場合に比べ画質の向上が期待でき、また、対象物
画像により画質を変化させるなどの操作を行うことが可
能になる。
【0090】実施例17.次に実施例17について説明
する。これは図18、19における実施例16に関わ
り、対象物抽出部の構成例を示したものである。図20
にこの実施例における、対象物抽出部の構成例を示す。
エッジ検出部124では入力画像情報110に含まれる
エッジを検出する。領域分割部125では、検出された
エッジの位置情報123と入力画像情報110とから対
象物画像の領域画像が抽出され、対象物画像111が出
力される。例えば、図21では、対象物抽出部において
領域画像A,B,Cが抽出された場合を示す。領域画像
Aは人物頭部、領域画像Bは人物首部、領域画像Cは背
景画像を示しており、これら領域画像が各々対象物画像
として、符号化対象となる。ここで領域画像は、エッジ
がある程度正確に抽出することができれば、従来技術を
用いることで容易に分離・抽出が可能となる。
【0091】以上のように、入力画像のエッジ情報を検
出するエッジ検出器と検出されたエッジ情報から領域分
割を行い複数の領域分割画像を得る領域分割器とから構
成される対象物画像抽出手段と、対象物画像の画像の統
計的性質を検出する統計的性質検出器と得られた統計的
性質情報から符号化器選択情報を出力する符号化決定器
とから構成される符号化手法決定手段と、複数個の符号
化器と符号化器選択情報を入力して符号化器を選択する
符号化器選択手段とから構成される符号化手段とを含む
ように構成することにより、エッジ情報をもとに領域分
割を行うため精度の高い領域分割が可能であり、また、
画像の統計的性質をもとに符号化手法の決定を行うため
効率の良い符号化手法の選択が可能となる。
【0092】
【発明の効果】第1の発明によれば、直交変換の変換係
数を、複数の走査順序に並び替え、その複数の出力を複
数の符号化テーブルを用いて符号化することにより、画
像信号の局所的な特性に適合した符号化が可能で、とり
わけ複数の係数値あるいは符号化終了信号と纏めた可変
長符号化を行う際の、符号の生起確率の最適化された符
号化が可能となり、効率のよい符号化を行うことができ
る。
【0093】第2の発明によれば、入力信号として動き
補償の予測結果である差分画像を符号化するため、さら
に符号化効率を向上させることが可能になる。
【0094】第3の発明によれば、複数の走査順序と、
複数の符号化テーブルとの組み合わせの全ての符号量を
演算し、符号量が最小になるような組み合わせを選択す
ることにより、入力信号の種類・特性に関わらず符号化
効率を最も高く取ることが可能になる。
【0095】第4の発明によれば、直交変換後の変換係
数のレベル分布に応じて、走査順序と符号化テーブルを
適応的に選択することにより、入力信号の特性に応じて
符号化効率を向上させることが可能になる。
【0096】第5の発明によれば、直交変換後の変換係
数のレベル分布に応じて走査順序を適応的に選択し、選
択された走査順序を用いて複数の符号化テーブルを用い
た符号化を行い、複数の符号量を演算し、符号量が最小
になるような符号化テーブルを選択することにより、第
4の発明に比べて少ないハードウェアで入力信号の特性
に応じて符号化効率を向上させることが可能になる。
【0097】第6の発明によれば、直交変換後の変換係
数のレベル分布に応じて符号化テーブルを選択し、複数
種類の走査順序に従い、先に選択した符号化テーブルを
用いて符号化を行い、複数の符号化結果の符号量を演算
し、符号量が最小となるような走査順序を選択すること
により、第4の発明に比べて少ないハードウェアで入力
信号の特性に応じて符号化効率を向上させることが可能
になる。
【0098】第7の発明によれば、量子化部で使用する
量子化ステップサイズに応じて、走査順序と符号化テー
ブルを適応的に選択することにより、所定の量子化ステ
ップサイズに対する符号化効率を向上させることが可能
になる。
【0099】第8の発明によれば、量子化部で使用する
量子化ステップサイズに応じて走査順序を適応的に選択
し、選択された走査順序を用いて複数の符号化テーブル
を用いた符号化を行い、複数の符号量を演算し、符号量
が最小になるような符号化テーブルを選択することによ
り、第5の発明に比べて少ないハードウェアで所定の量
子化ステップサイズに対する符号化効率を向上させるこ
とが可能になる。
【0100】第9の発明によれば、量子化部で使用する
量子化ステップサイズに応じて符号化テーブルを選択
し、複数の走査順序に従い、先に選択した符号化テーブ
ルを用いて符号化を行い、複数の符号化結果の符号量を
演算し、符号量が最小となるような走査順序を選択する
ことにより、第5の発明に比べて少ないハードウェアで
所定の量子化ステップサイズに対する符号化効率を向上
させることが可能になる。
【0101】第10の発明によれば、動き補償の際に使
用される、動き探索の出力である動きベクトルに基づ
き、走査順序及び符号化テーブルを適応的に選択するこ
とにより、動きに対する符号化効率を向上させることが
可能になる。
【0102】第11の発明によれば、動き補償の際に使
用される、動き探索の出力である動きベクトルに基づい
て走査順序を適応的に選択し、選択された走査順序を用
いて複数の符号化テーブルを用いた符号化を行い、複数
の符号量を演算し、符号量が最小となるような符号化テ
ーブルを選択することにより、第10の発明に比べて少
ないハードウェアで動きに対する符号化効率を向上させ
ることが可能になる。
【0103】第12の発明によれば、動き補償の際に使
用される、動き探索の出力である動きベクトルに基づい
て符号化テーブルを適応的に選択し、複数の走査順序に
従い、先に選択した符号化テーブルを用いて符号化を行
い、複数の符号化結果の符号量を演算し、符号量が最小
となるような走査順序を選択することにより、第10の
発明に比べて少ないハードウェアで動きに対する符号化
効率を向上させることが可能になる。
【0104】第13の発明によれば、ブロックの符号化
タイプに応じて、走査順序及び符号化テーブルを適応的
に選択することにより、ブロックの符号化タイプに対し
て符号化効率を向上させることが可能になる。
【0105】第14の発明によれば、ブロックの符号化
タイプに応じて走査順序を適応的に選択し、選択された
走査順序を用いて複数の符号化テーブルを用いた符号化
を行い、複数の符号量を演算し、符号量が最小になるよ
うな符号化テーブルを選択することにより、第13の発
明に比べて少ないハードウェアでブロックの符号化タイ
プに対して符号化効率を向上させることが可能になる。
【0106】第15の発明によれば、ブロックの符号化
タイプに応じて符号化テーブルを選択し、複数の走査順
序に従い、積に選択した符号化テーブルを用いて符号化
を行い、複数の符号化結果の符号量を演算し、 符号量
が最小となるような走査順序を選択することにより、第
13の発明に比べて少ないハードウェアでブロックの符
号化タイプに対して符号化効率を向上させることが可能
になる。
【0107】第16の発明によれば、直交変換後の変換
係数を走査する複数の走査順序に、ブロック中の変換係
数の低周波数成分から高周波数成分へ向かう順序を含む
ように構成することにより、変換後の係数を効率的に走
査することが可能になる。
【0108】第17の発明によれば、入力画像に含まれ
る複数の対象物画像を抽出し、抽出された対象物画像に
適した符号化手法を適用し、符号化情報と対象物画像の
復号手法を示す情報を出力するように構成することによ
り、符号化する場合に比べ画質の向上が期待でき、ま
た、対象物画像により画質を変化させるなどの操作を行
うことが可能になる。
【0109】第18の発明によれば、入力画像のエッジ
情報を検出するエッジ検出器と検出されたエッジ情報か
ら領域分割を行い複数の領域分割画像を得る領域分割器
とから構成される対象物画像抽出手段と、対象物画像の
画像の統計的性質を検出する統計的性質検出器と得られ
た統計的性質情報から符号化器選択情報を出力する符号
化決定器とから構成される符号化手法決定手段と、複数
個の符号化器と符号化器選択情報を入力して符号化器を
選択する符号化器選択手段とから構成される符号化手段
とを含むように構成することにより、エッジ情報をもと
に領域分割を行うため精度の高い領域分割が可能であ
り、また、画像の統計的性質をもとに符号化手法の決定
を行うため効率の良い符号化手法の選択が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による走査順序とテーブル
の選択部の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例2による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例3による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例4による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例5による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例6による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施例7による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施例8による画像符号化方式の構
成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施例9による画像符号化方式の
構成を示すブロック図である。
【図11】この発明の実施例10による画像符号化方式
の構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の実施例11による画像符号化方式
の構成を示すブロック図である。
【図13】この発明の実施例12による画像符号化方式
の構成を示すブロック図である。
【図14】この発明の実施例13による画像符号化方式
の構成を示すブロック図である。
【図15】この発明の実施例14による走査順序の一例
を示すブロック図である。
【図16】この発明の実施例15による符号化部の構成
の一例を示すブロック図である。
【図17】可変長符号化の一例を示した図である。
【図18】この発明の実施例16による、画像符号化方
式の構成を示すブロック図である。
【図19】符号化部の一構成例を示したブロック図であ
る。
【図20】対象物抽出部の一構成例を示したブロック図
である。
【図21】対象物抽出部の出力結果を示した説明図であ
る。
【図22】従来の符号化方式の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1.入力画像信号 2.変換手段 3.量子化手段 4.符号化手段 5.複数の符号化テーブル 6.複数の走査順序を使用する走査手段 7.複数の走査順序 8.複数の走査順序を使用する符号化手段 9.走査順序と符号化テーブルの選択手段(0) 20.入力画像信号のブロック化手段 21.走査順序と符号化テーブルの選択手段(1) 22.走査順序の選択手段(1) 23.符号化テーブル選択手段(1) 24.変換係数のレベル分布により動作する符号化テー
ブル選択手段(2) 25.走査順序選択手段(2) 26.走査順序と符号化テーブルの選択手段(2) 27.走査順序選択手段(3) 28.符号化テーブル選択手段(3) 29.符号化テーブル選択手段(4) 30.走査順序選択手段(4) 31.走査順序と符号化テーブルの選択手段(3) 32.走査順序選択手段(5) 33.符号化テーブル選択手段(5) 34.符号化テーブル選択手段(6) 35.走査順序選択手段(6) 36.走査順序と符号化テーブルの選択手段(4) 37.走査順序選択手段(7) 38.符号化テーブル選択手段(7) 39.符号化テーブル選択手段(8) 40.走査手段選択手段(8) 105.最小符号量選択部 110.入力画像信号 111.対象物画像 112.選択信号 113.符号化情報 115.対象物抽出部 116.符号化決定部 117.符号化部 118.符号化器選択部 119〜122.第nの符号化器 123.エッジの位置情報 124.エッジ検出部 125.領域分割部 201.入力画像信号 202.差分器 203.予測信号 204.予測誤差信号 205.直交変換部 206.量子化器 207.量子化データ 208.符号化テーブル 209.符号化部 210.符号化データ 211.逆量子化器 212.逆直交変換部 213.復号予測誤差信号 214.加算器 215.復号画像信号 216.画像メモリ 217.前フレームの復号画像信号 218.予測部 219.動きベクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 光太郎 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社通信システム研究所内 (72)発明者 村上 篤道 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社通信システム研究所内 Fターム(参考) 5C059 LC04 MA00 MA05 MA21 MC01 MC11 MC38 ME01 NN01 NN21 TA12 TA17 TA42 TA58 TB04 TB07 TB08 TC00 TC04 TC12 TC18 TC27 TD02 TD08 TD10 UA02 UA38 5J064 AA01 AA02 BA04 BA09 BA16 BB05 BC01 BC08 BC16 BC25 BD01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する画像符号化方式。 (a)入力画像に含まれる複数の対象物画像を抽出する
    対象物画像抽出手段、(b)上記抽出された対象物画像
    に対して符号化手法を決定する符号化手法決定手段、
    (c)上記決定された符号化手法を用いて各対象物画像
    を符号化した際の符号化情報及び対象物画像の復号手法
    を示す情報を出力する符号化手段。
  2. 【請求項2】 上記の対象物画像抽出手段は、入力画像
    のエッジ情報を検出するエッジ検出器と検出されたエッ
    ジ情報から領域分割を行い複数の領域分割画像を得る領
    域分割器とから構成し、符号化手法決定手段は、対象物
    画像の画像の統計的性質を検出する統計的性質検出器と
    得られた統計的性質情報から符号化器選択情報を出力す
    る符号化決定器とから構成し、符号化手段は、複数個の
    符号化器と符号化器選択情報を入力して符号化器を選択
    する符号化器選択手段とから構成することを特徴とする
    請求項2記載の画像符号化方式。
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