JPH04247221A - 水銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物除去方法 - Google Patents
水銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物除去方法Info
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- JPH04247221A JPH04247221A JP3011093A JP1109391A JPH04247221A JP H04247221 A JPH04247221 A JP H04247221A JP 3011093 A JP3011093 A JP 3011093A JP 1109391 A JP1109391 A JP 1109391A JP H04247221 A JPH04247221 A JP H04247221A
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Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水銀蒸気を含む排ガ
ス中の窒素酸化物を除去する方法に関する。
ス中の窒素酸化物を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決すべき課題】排ガス中の窒素
酸化物の処理方法として、たとえばV2 O5 、Cr
2 O3 、CuO、MoO3 、Co3 O4 、F
e2 O3 などの重金属酸化物を多孔質担体に担持さ
せた触媒の存在下に、NH3 からなる還元剤で窒素酸
化物を還元無害化するいわゆる接触還元脱硝法が知られ
ている。
酸化物の処理方法として、たとえばV2 O5 、Cr
2 O3 、CuO、MoO3 、Co3 O4 、F
e2 O3 などの重金属酸化物を多孔質担体に担持さ
せた触媒の存在下に、NH3 からなる還元剤で窒素酸
化物を還元無害化するいわゆる接触還元脱硝法が知られ
ている。
【0003】ところが、排ガス中には水銀蒸気が含まれ
ていることがあり、その場合には触媒上で水銀が酸化さ
れて酸化水銀が触媒上に堆積し、その結果触媒が被毒し
て触媒性能が低下するという問題がある。
ていることがあり、その場合には触媒上で水銀が酸化さ
れて酸化水銀が触媒上に堆積し、その結果触媒が被毒し
て触媒性能が低下するという問題がある。
【0004】ところで、酸化水銀を触媒から除去する方
法として、熱分解する方法、還元剤で還元する方法、酸
化性酸の溶液で洗浄する方法などが考えられる。
法として、熱分解する方法、還元剤で還元する方法、酸
化性酸の溶液で洗浄する方法などが考えられる。
【0005】しかしながら、熱分解する方法では、ガス
を450℃程度の高温に昇温させる必要があり、エネル
ギーコスト的に無駄が大きく、しかも面倒である。
を450℃程度の高温に昇温させる必要があり、エネル
ギーコスト的に無駄が大きく、しかも面倒である。
【0006】還元剤で還元する方法では、酸素が存在し
ない条件で行わなければならないが、排ガス中には酸素
が共存するので、窒素酸化物除去処理を一旦停止し、こ
れとは別に行わなければならず、作業が面倒であるとと
もに、窒素酸化物処理能率が低下する。
ない条件で行わなければならないが、排ガス中には酸素
が共存するので、窒素酸化物除去処理を一旦停止し、こ
れとは別に行わなければならず、作業が面倒であるとと
もに、窒素酸化物処理能率が低下する。
【0007】酸化性酸の溶液で洗浄する方法では、洗浄
後水分を吸着剤を乾燥させる必要があり、その作業が面
倒である。しかも、窒素酸化物除去処理を一旦停止し、
これとは別に行わなければならず、作業が面倒であると
ともに、窒素酸化物処理能率が低下する。
後水分を吸着剤を乾燥させる必要があり、その作業が面
倒である。しかも、窒素酸化物除去処理を一旦停止し、
これとは別に行わなければならず、作業が面倒であると
ともに、窒素酸化物処理能率が低下する。
【0008】この発明の目的は、上記問題を解決した水
銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物除去方法を提供するこ
とにある。
銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物除去方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による水銀蒸気
を含むガス中の窒素酸化物除去方法は、水銀蒸気を含む
ガス中の窒素酸化物を触媒の存在下に還元剤で還元する
にあたり、上記ガス中に塩化水素を混入することを特徴
とするものである。
を含むガス中の窒素酸化物除去方法は、水銀蒸気を含む
ガス中の窒素酸化物を触媒の存在下に還元剤で還元する
にあたり、上記ガス中に塩化水素を混入することを特徴
とするものである。
【0010】上記において、ガス中への塩化水素の混入
は、窒素酸化物の除去処理中連続して行うか、あるいは
所定時間おきに行う。
は、窒素酸化物の除去処理中連続して行うか、あるいは
所定時間おきに行う。
【0011】また、ガスの温度は塩化水銀が気化しやす
い温度である150℃以上としておくことが好ましい。 混入する塩化水素の量は、塩化水銀が分解しない条件で
、化学量論量(モル比でHCl/Hgが2以上)とする
のがよい。
い温度である150℃以上としておくことが好ましい。 混入する塩化水素の量は、塩化水銀が分解しない条件で
、化学量論量(モル比でHCl/Hgが2以上)とする
のがよい。
【0012】
【作用】水銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物を触媒の存
在下に還元剤で還元するにあたり、上記ガス中に塩化水
素を混入すると、触媒上に堆積した酸化水銀と、混入さ
れた塩化水素とが反応して塩化水銀蒸気が発生し、これ
により水銀が触媒から脱離する。
在下に還元剤で還元するにあたり、上記ガス中に塩化水
素を混入すると、触媒上に堆積した酸化水銀と、混入さ
れた塩化水素とが反応して塩化水銀蒸気が発生し、これ
により水銀が触媒から脱離する。
【0013】
【実施例】実施例1
硫酸チタニルを加水分解して得たメタチタン酸を球状に
成形した後400℃に焼成して比表面積120m2 /
gの触媒担持用酸化チタン担体をつくった。ついで、酸
化チタン担体を8〜14メッシュに破砕し、破砕物をメ
タバナジン酸アンモニウム水溶液中に浸漬した。その後
、これを乾燥し、ついで焼成(400℃×3時間)し、
バナジウム約3wt%を担持したV/TiO2触媒をつ
くった。
成形した後400℃に焼成して比表面積120m2 /
gの触媒担持用酸化チタン担体をつくった。ついで、酸
化チタン担体を8〜14メッシュに破砕し、破砕物をメ
タバナジン酸アンモニウム水溶液中に浸漬した。その後
、これを乾燥し、ついで焼成(400℃×3時間)し、
バナジウム約3wt%を担持したV/TiO2触媒をつ
くった。
【0014】そして、この触媒6gを直径20mmのガ
ラス製反応管内に充填し、この反応管内に、一酸化窒素
80ppm 、アンモニア100ppm 、水銀1.1
ppm 、塩化水素10ppm 、水分10%、酸素1
4%を含み、残部窒素からなる混合ガスを毎分5リット
ルの割合で流通させた。
ラス製反応管内に充填し、この反応管内に、一酸化窒素
80ppm 、アンモニア100ppm 、水銀1.1
ppm 、塩化水素10ppm 、水分10%、酸素1
4%を含み、残部窒素からなる混合ガスを毎分5リット
ルの割合で流通させた。
【0015】そして、上記ガスを流通させている間、反
応管の入口および出口でのNOx濃度を化学発光式NO
xメータで測定し、 {(入口NOx濃度−出口NOx濃度)/入口
NOx濃度}×100という式により、NOx除去率を
調べた。その結果を図1に実線の曲線Aで示す。
応管の入口および出口でのNOx濃度を化学発光式NO
xメータで測定し、 {(入口NOx濃度−出口NOx濃度)/入口
NOx濃度}×100という式により、NOx除去率を
調べた。その結果を図1に実線の曲線Aで示す。
【0016】比較例1
塩化水素を含まないことの他は上記実施例1と同様のガ
スを反応管に流通させ、上記と同様にしてNOx除去率
を調べた。その結果を図1に実線の曲線Bで示す。
スを反応管に流通させ、上記と同様にしてNOx除去率
を調べた。その結果を図1に実線の曲線Bで示す。
【0017】実施例2
比較例1を終了した後、引き続いてガスに塩化水素を1
0ppm 混入し、このガスを反応管に流通させ、上記
と同様にしてNOx除去率を調べた。その結果を図1に
破線の曲線Cで示す。
0ppm 混入し、このガスを反応管に流通させ、上記
と同様にしてNOx除去率を調べた。その結果を図1に
破線の曲線Cで示す。
【0018】
【発明の効果】この発明の水銀蒸気を含むガス中の窒素
酸化物除去方法によれば、上述のようにして、窒素酸化
物除去処理と同時に触媒に吸着した水銀を簡単に脱離さ
せることができる。したがって、触媒が被毒して触媒性
能が低下するのを防止できる。しかも、従来の熱分解方
法のように、ガスを高温に昇温させる必要がなく、エネ
ルギーコストが安くなるとともに、作業が簡単になる。 また、従来の還元方法や洗浄方法のように窒素酸化物除
去処理を一旦停止して行う必要はなく、作業が簡単にな
るとともに、窒素酸化物処理能率の低下を防止できる。 さらに、従来の洗浄方法のように後工程において水分乾
燥処理を必要とせず、作業が簡単になる。
酸化物除去方法によれば、上述のようにして、窒素酸化
物除去処理と同時に触媒に吸着した水銀を簡単に脱離さ
せることができる。したがって、触媒が被毒して触媒性
能が低下するのを防止できる。しかも、従来の熱分解方
法のように、ガスを高温に昇温させる必要がなく、エネ
ルギーコストが安くなるとともに、作業が簡単になる。 また、従来の還元方法や洗浄方法のように窒素酸化物除
去処理を一旦停止して行う必要はなく、作業が簡単にな
るとともに、窒素酸化物処理能率の低下を防止できる。 さらに、従来の洗浄方法のように後工程において水分乾
燥処理を必要とせず、作業が簡単になる。
【図1】触媒を充填した反応管内に窒素酸化物を含むガ
スを流通させたさいのNOx除去率を示すグラフである
。
スを流通させたさいのNOx除去率を示すグラフである
。
Claims (1)
- 【請求項1】 水銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物を
触媒の存在下に還元剤で還元するにあたり、上記ガス中
に塩化水素を混入することを特徴とする水銀蒸気を含む
ガス中の窒素酸化物除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011093A JPH04247221A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 水銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011093A JPH04247221A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 水銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04247221A true JPH04247221A (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=11768385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3011093A Withdrawn JPH04247221A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 水銀蒸気を含むガス中の窒素酸化物除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04247221A (ja) |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3011093A patent/JPH04247221A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |