JPH0424664Y2 - - Google Patents

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JPH0424664Y2
JPH0424664Y2 JP1984073239U JP7323984U JPH0424664Y2 JP H0424664 Y2 JPH0424664 Y2 JP H0424664Y2 JP 1984073239 U JP1984073239 U JP 1984073239U JP 7323984 U JP7323984 U JP 7323984U JP H0424664 Y2 JPH0424664 Y2 JP H0424664Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 この考案は、自動車に搭載される放送聴取用受
信機、すなわちカーラジオに関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般に、走行中の自動車の室内には、第3図A
に示される如き種々の騒音が存在する。したがつ
て、このような環境下でラジオを快適に聞くため
に、従来からも種々の工夫がなされている。その
代表的なものとしては、例えば第3図Bの如く、
その音声周波数特性を変えるものが知られてい
る。これは、同図Cに示されるような通常のラジ
オにおける周波数特性に対して、特に低周波領域
をブーストした(持ち上げた)ものである。
しかしながら、このような特性をもつラジオで
は、音楽を聴く場合は良いが、ニユース等の如き
人間の声(人声という。)を聞くときは、いわゆ
る“コモリ”となつて非常に聴きづらくなると云
う難点を有している。
〔考案の目的〕
この考案はかかる事情のもとになされたもの
で、放送ソースが人声であるか音楽かであるかに
拘わらず、ラジオ放送を常に快適に聴取すること
が可能なカーラジオを提供することを目的とす
る。
〔考案の要点〕
この考案は、ラジオ受信機の検波段出力側に、
人声の聴取に好適な周波数特性を持つフイルタ
と、音楽の聴取に好適な周波数特性を持つフイル
タとを設け、これらを放送ソースに応じて自動的
に選択することにより、常に快適なラジオ放送が
楽しめるようにしたものにおいて、フイルタ選択
時の頻繁な切換の防止を図つて、聞きずらさの生
じないようにしたものである。
〔考案の実施例〕
第1図はこの考案の実施例を示す構成図、第2
図は第1図における各種フイルタの特性を示す特
性図である。第1図において、1は高周波(無線
周波)増幅回路(RF),2は周波数混合回路
(MIX),3は局部発振回路(OSC),4は中間周
波増幅回路(IF),5は検波回路(DET),6は
可聴周波増幅回路(AF),7は電力増幅回路
(PA),8はスピーカ等の発音体、91は第1の
音声フイルタ、92は第2の音声フイルタ、10
は切換スイツチ、11はバンドパスフイルタ
(BPF),12はコンパレータ、13はタイマで
ある。
第1図からも明らかなように、この実施例は1
〜8等からなる周知の放送聴取用受信機(ラジ
オ)における検波回路5の出力側に2種類の音声
フイルタ91,92を設け、これらを切換スイツ
チ10にて選択するようにしている。なお、この
スイツチ10の駆動は、検波回路5の後段に設け
られているバンドパスフイルタ11、コンパレー
タ12およびタイマ13からの出力によつて行な
われる。ここに、フイルタ91は、人声を快適に
聴くことができるよう、例えば第2図Aの如き周
波数特性をもつように設計され、また、フイルタ
92は、音楽を快適に聴くことができるよう、例
えば第2図Bの如き周波数特性をもつように設計
され、さらに、バンドパスフイルタ11は第2図
Cの如く、10KHz近傍の周波数成分を抽出する如
く選ばれる。コンパレータ12は、該フイルタ1
1から抽出される成分が所定の基準電圧VRより
も大きいときに出力を出し、タイマ13は、該コ
ンパレータ12の出力が所定時間以上続いたこと
を検出して所定時間後に出力を出し、スイツチ1
0の切り換えを行なう(タイマ13は時定数回路
の如きものである)。
したがつて、スイツチ10が第1図に示される
位置にあるとき、ニユース放送等により人声が流
れて来たときは、たとえフイルタ11を通過する
成分があつたとしても、第2図A,Bを比較すれ
ば明らかなように、人声と音楽とではその受信レ
ベルが異なることから、コンパレータ12からは
出力が得られず、したがつて、スイツチ10はそ
のまゝの位置を保持することになる。一方、この
状態で音楽が流されると、フイルタ11を介して
コンパレータ12が動作し、その出力が一定時間
以上継続するとタイマ13がオンとなるので、こ
れによつて所定時間後にスイツチ10が音楽用フ
イルタ92側に切り換えられる。
なお、上記ではスイツチ10が動作していない
状態で人声用フイルタ91が検波段出力に接続さ
れるようにしたが、そのかわりに音楽用フイルタ
92を常時接続しておくようにすることも可能で
ある。ただし、この場合は人声が所定時間以上接
続したことを検知してスイツチ10を駆動する如
く、フイルタ11またはコンパレータ12を適宜
に変更することが必要である。
また、上記では自動車を対象として説明した
が、これに限らず、自動車の場合と同様の環境下
にあるもの一般に適用することができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、音源に種類に応じて特性の
異なるフイルタを自動的に選択する際、頻繁な切
換が起きないようにしたので、聞きずらさを生じ
ることなく、常に最適な状態でカーラジオを楽し
むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す構成図、第2
図は各種フイルタの特性を示す特性図、第3図は
従来例を説明するための各種特性図である。 符号説明、1……高周波増幅回路、2……周波
数混合回路、3……局部発振回路、4……中間周
波増幅回路、5……検波回路、6……可聴周波増
幅回路、7……電力増幅回路、8……発音体、9
1,92,11……フイルタ、10……切換スイ
ツチ、12……コンパレータ、13……タイマ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受信機検波回路5の出力を取り込んで一定周波
    数帯域の信号を抽出して出力するバンドパスフイ
    ルタ11と、該フイルタ11の出力と基準電圧と
    を比較し、前者が後者を上回るか否かによりオン
    又はオフ出力を発生するコンパレータ12と、前
    記受信機検波回路の出力側に並列に接続された、
    人声の抽出に適した周波数特性を持つ第1のフイ
    ルタ及び音楽の抽出に適した周波数特性を持つ第
    2のフイルタと、前記コンパレータ12の出力が
    オン出力であるかオフ出力であるかに依存して、
    前記第1のフイルタと第2のフイルタの何れか適
    した一方を選択して、後段の可聴周波増幅回路に
    接続する切換スイツチ10と、を含むカーラジオ
    において、 前記コンパレータ12と切換スイツチ10との
    間に、該コンパレータからのオン又はオフ出力
    が、一定時間を超えて持続するときのみ、切換ス
    イツチ10に対して、オン又はオフ出力を伝達す
    るタイマ回路13を設けたことを特徴とするカー
    ラジオ。
JP7323984U 1984-05-21 1984-05-21 カ−ラジオ Granted JPS60186733U (ja)

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JP7323984U JPS60186733U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 カ−ラジオ

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JP7323984U JPS60186733U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 カ−ラジオ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60186733U JPS60186733U (ja) 1985-12-11
JPH0424664Y2 true JPH0424664Y2 (ja) 1992-06-11

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ID=30612409

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JP7323984U Granted JPS60186733U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 カ−ラジオ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51126708A (en) * 1975-04-25 1976-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Acoustic apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51126708A (en) * 1975-04-25 1976-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Acoustic apparatus

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JPS60186733U (ja) 1985-12-11

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