JPH0354442Y2 - - Google Patents

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JPH0354442Y2
JPH0354442Y2 JP10176087U JP10176087U JPH0354442Y2 JP H0354442 Y2 JPH0354442 Y2 JP H0354442Y2 JP 10176087 U JP10176087 U JP 10176087U JP 10176087 U JP10176087 U JP 10176087U JP H0354442 Y2 JPH0354442 Y2 JP H0354442Y2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、音量調整装置に係り、とくにARI
システム(交通情報放送システム)、RDS(ラジ
オデータシステム)、及び、緊急放送受信システ
ムなどに用いるラジオ受信機等に好適な音量調整
装置に関する。
[従来の技術] 西ドイツでは、いくつかのFM局を交通情報放
送局(SK局)に指定し、通常の放送プログラム
(音楽、ニユース等)の途中で、定時的に特別な
識別信号(SK,BK,DK信号)とともに交通情
報をアナウンスさせ、識別信号のデコーダを有す
るカーラジオで交通情報受信時のみ音量を自動的
に増大させて、交通情報を確実に聴取できるよう
にしたARIシステムが実施されている。
ARIシステム受信用のカーラジオに備えられて
いる従来の音量調整装置は、第4図に示すよう
に、シリーズ接続された2つの音量設定用のボリ
ユームVR1,VR2の一端が接地され、他端A
にオーデイオ信号が加えられており、VR1の可
動端子Bからレベル調整後のオーデイオ信号が出
力される。ボリユームVR2には並列にトランジ
スタTrが接続され、通常の放送プログラム受信
時は、ラジオの制御部がベース端子Cに「H」レ
ベルを加えTrをONさせる。よつて、D点はほぼ
接地電位となつてVR1だけで音量が決まり、
VR1の回転角度θと音量Pの関係は第5図の実
線Iの如くなる。
交通情報受信時は、ラジオの制御部がTrのベ
ース端子を「L」とし、TrをOFFさせる。この
とき、VR1とVR2の両者で音量が決まり、VR
2がある値に設定されているとして、VR1の回
転角度θと音量Pの関係は第5図の破線の如く
なる。例えば、VR1がθ1の位置に有れば、通常
プログラムの受信中は音量がPnであるが、交通
情報放送が始まると自動的にPsへ増大される。
このような音量の自動増大をさせるか、させな
いかは、SW操作で制御部に指示することがで
き、制御部は、自動変更指令(自動変更スタンバ
イ指令)が与えられている場合のみ、上記の変更
制御を行う。
ここで、音量の増大量は、VR2を調整するこ
とでユーザが任意に設定できる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、上記した従来技術では、ラジオセツト
に対するVR2の取付場所が問題となる。即ち、
通常の音量調整を行うVR1の他にVR2も前面
パネルに設置することにすると、他のSW類や表
示部に対しスペース上の制約を与え、また、デザ
イン上も好ましくない。逆にセツトの側面や背面
にVR2を設置することにすると、このVR2の
調整が容易でなく、とくにカーラジオでは車に取
付け後の再調整が困難で、交通情報聴取中の再調
整にいたつては殆ど不可能である。
この考案は、上記問題点に鑑み、交通情報受信
時などの特定時になつたときに自動設定させる音
量を、前面パネルから簡単に、かつ、特定時を含
めた任意の時点で調整でき、しかも、SW等の操
作部品が必要最小限で済み、スペース上の負担も
与えない音量調整装置を提供することを、その目
的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案では、音量の増・減操作を行う音量可
変操作部と、音量の増・減以外の所定の操作を行
う他の操作部と、音量可変操作部の単独操作に応
じて変更される第1音量制御データを記憶する第
1記憶部と、を有する音量調整装置において、 音量可変操作部と他の操作部の同時操作を検出
する操作状態検出部と、 第2音量制御データを記憶する第2記憶部と、 操作状態検出部が同時操作を検出したとき、音
量可変操作部の操作に応じて第2記憶部に記憶さ
れた第2音量制御データを変更するデータ変更部
と、 通常時は、第1記憶部に記憶された第1音量制
御データに従い、入力オーデイオ信号に対する音
量コントロールを行い、特定時は、第2記憶部に
記憶された第2音量制御データに従い入力オーデ
イオ信号に対する音量コントロールを行う音量制
御部と、 を含むことを特徴としている。
[実施例] 図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
第1図には、この考案に係るARIシステム用カ
ーラジオのブロツク図が示されている。
アンテナ10にPLL周波数シンセサイザ式の
電子同調FMチユーナ12が接続されており、ア
ンテナ10でキヤツチした電波の内、希望周波数
の信号に対する同調、高周波増幅、及び、局発信
号との混合がなされ、中間周波信号として出力さ
れる。
電子同調FMチユーナ12の出力側には、中間
周波増幅回路14が接続されており、中間周波信
号の増幅がなされる。中間周波増幅回路14の出
力側には検波/復調回路16が接続されており、
FM検波とステレオ復調がなされ、L,R信号と
して出力される。
検波/復調回路16からはFM検波後のステレ
オ複合信号が取出されて識別信号検出部18へ入
力されており、この識別信号検出部18でステレ
オ複合信号に含まれているSK信号、BK信号、
DK信号の検出がなされ、検出信号が出力される
る。
ここで、SK信号は、交通情報放送局を識別す
るための57KHzサブキヤリア、BK信号は交通情
報エリアを識別するため、57KHzに振幅変調され
た23.27Hz、34.93Hz…の信号、DK信号は交通情
報放送中を識別するため57KHzに振幅変調された
125Hzの信号である。
検波/復調回路16の出力側には、音声増幅回
路20が接続されて、L,R信号の低周波増幅が
なされ音声信号として出力される。音声増幅回路
20の出力側には電子ボリユーム22が接続され
ており、音声信号に対する音量調整がなされる。
この電子ボリユーム22は、外部から入力した、
例えば「0」〜「10」までの音量制御信号に基づ
き、電子的にデシベル単位で等量ずつ、V0
Vmin〜V10=Vmaxまで11段階に信号ゲインを
可変する。
電子ボリユーム22の出力側には、電力増幅回
路24が接続されており、電子ボリユーム22で
レベル調整後の音声信号が電力増幅され、スピー
カ26へ導かれて音声出力される。
電子同調FMチユーナ12、識別信号検出部1
8、電子ボリユーム22には、マイクロコンピユ
ータ28が接続されている。このマイクロコンピ
ユータ28は、カーラジオの受信・再生動作の制
御を行うもので、ROMに格納された所定のプロ
グラムに従い、CPUが、電子同調FMチユーナ1
2にたいするSK局のサーチ制御、電子ボリユー
ム22に対する音量制御(交通情報受信時の自動
増大制御を含む)などの処理を実行する。
マイクロコンピユータ28のROMには、予め
定められた音量下限データVD(MIN)、音量上限
データVD(MAX)、タイマデータTなども格納
されている。
一方、マイクロコンピユータ28のRAMに
は、一般放送を聴取する際に用いる第1音量制御
データVDA、交通情報を聴取する際に用いる第
2音量制御データVDB、バツフアデータBFD、
交通情報受信中に音量を自動変更するか、しない
かのスタンバイ指令を管理するフラグF、現在、
交通情報を受信中か否かを管理するフラグG、自
動変更で設定される音量のチエツク・調整要求を
管理するフラグHなどを格納するエリアが設けら
れている。
マイクロコンピユータ28の入力側には、音量
設定用のUPキー30、DOWNキー32と、交通
情報受信時に音量を自動変更させるためのスタン
バイや、自動変更させないようスタンバイの解除
を行うARI SW34とが接続されており、操作
に応じたSW信号やキー信号が入力される。
マイクロコンピユータ28は、外部からSKサ
ーチ指令を受けると、電子同調FMチユーナ12
を制御して周波数サーチを行わしめ、識別信号検
出部18からSK信号、BK信号、の両検出信号
を入力した時点でサーチを止め、SK局の自動選
局を行う。また、マイクロコンピユータ28は、
電子ボリユーム22を制御し、UPキー30、
DOWNキー32の操作に応じた音量調整や、識
別信号検出部18から入力したDK信号の検出信
号に付勢されて、交通情報受信時の自動音量調整
を行う。
次に、第2図、第3図のフローチヤートを参照
して、マイクロコンピユータ28が行う音量制御
動作につき説明する。
ここで、ROMに予め登録された各データは、
例えばVD(MIN)=「0」、VD(MAX)=「10」、
T=1.5secとする。また、Fは「1」が自動変更
指令、「0」が自動変更解除指令、Gは「1」が
交通情報受信中、「0」が一般放送受信中、Hは
「1」がチエツク・調整要求中、「0」がチエツ
ク・調整要求解除を表すものとし、予め、セツト
は或るSK局に同調しているものとする。
マイクロコンピユータ28は、第2図のフロー
に従い、RAMに記憶された第1音量制御データ
VDA又は第2音量制御データVDBに基づく音量
制御信号出力を行い、電子ボリユーム22をして
音量調整を行わしめる。また、第3図のフローに
従い、UPキー30、DOWNキー32の操作に応
じて第1音量制御データVDA又は第2音量制御
データVDBの変更を行う。第2図と第3図のフ
ローは、例えばマルチタスク処理で実行される。
なお、マイクロコンピユータ28は識別信号検出
部18からDK信号の検出信号を入力すると割込
み処理でGを立て、DK信号の検出信号入力がな
くなるとGをクリアする。
はじめ、VDA=「3」、VDB=「5」、F=
「1」、G=「0」、H=「0」になつているとして、
キーやSWの操作がない場合、マイクロコンピユ
ータ28は第2図のフローに従いG,Hを参照し
て交通情報受信中でなく、チエツク・調整要求も
ないことを確認したあと、第1音量制御データ
VDAに基づき電子ボリユーム22を制御し、音
量レベルをV3とさせている(ステツプ50,51,
52)。これにより、SK局の一般プログラム(音
楽、ニユースなど)を標準的な音量で聴取でき
る。
周囲の騒音増大に対応して音量を増大させるた
め、ユーザがUPキー30をオンすると、マイク
ロコンピユータ28は第3図のフローのステツプ
65で検知し、タイマーをTでセツトして計時を開
始させ、タイムアツプするまでUPキー30のオ
ンが継続していれば第1音量制御データVDAを
1だけステツプアツプして「4」に変更する(ス
テツプ67〜70)。その後、ステツプ67へ戻り、単
位時間TだけUPキー30のオンが継続する度に、
VDAのステツプアツプを繰返す。
マイクロコンピユータ28は、VDAのステツ
プアツプと並行して、第2図のフローで、VDA
による電子ボリユーム22の制御を行つており
(ステツプ50〜52)、UPキー30のオン状態が単
位時間継続する度に、音量レベルがV4,V5…と
変化し、スピーカ音量が増大していく。
好ましい音量になつたところでUPキー30を
オフさせれば、VDAの変更が停まつて、例えば
VDA=「6」の状態を維持し、音量レベルもV6
に固定される(ステツプ68でNOの判断)。
逆に、音量を下げるため、ユーザがDOWNキ
ー32をオンすると、マイクロコンピユータ28
は第3図のフローのステツプ75で検知し、タイマ
ーをTでセツトして計時を開始させ、タイムアツ
プしたあともDOWNキー32のオンが継続して
いれば、第1音量制御データVDAを1だけステ
ツプダウンして「5」に変更する(ステツプ77〜
80)。その後、ステツプ77へ戻り、単位時間Tだ
けDOWNキー32のオンが継続する度にVDAの
ステツプダウンを繰返す。
マイクロコンピユータ28は、VDAのステツ
プダウンと並行して、第2図のフローで、VDA
による電子ボリユーム22の制御を行つており、
DOWNキー32のオン状態が単位時間経過する
度に、音量レベルがV5,V4…と変化し、スピー
カ音量が減少していく。
好ましい音量になつたところでDOWNキー3
2をオフさせれば、VDAの変更が停まつて例え
ばVDA=「2」の状態を維持し、音量レベルも
V2に固定される(ステツプ78でNOの判断)。
その後、受信中のSK局が交通情報を放送する
時間になると、識別信号検出部18からのDK信
号の検出信号入力に基づき、マイクロコンピユー
タ28はGを立てるが、第2図のフローでは、ス
テツプ50でYESと判断したあと、Fを参照して
音量自動変更指令が発生されているか否かを判定
しており、今の場合、NOなので引続き第1音量
制御データVDAに従う電子ボリユーム22の制
御を行う(ステツプ53,51,52)。このため、交
通情報は音量レベルV2で再生される。
この場合、UPキー30、DOWNキー32の操
作で交通情報放送の音量を可変することができる
(第3図のステツプ65,67〜70又はステツプ75,
77〜80)。
交通情報の放送が終わり、識別信号検出部18
からのDK信号の検出入力が無くなると、マイク
ロコンピユータ28はGをクリアする。
これとは別に、交通情報放送時に自動的に音量
を増大させたい場合、予め、ARI SW34を短
時間オンして音量自動変更のスタンバイをさせ
る。ARI SW34がオンされるとマイクロコン
ピユータ28は、第3図のフローのステツプ85で
検知し、ARI SW34のオン中にUPキー30、
DOWNキー32がいずれも操作されないことを
確認しながらARI SW34のオフに応動してF
を変更し、F=「1」とする(ステツプ86〜88の
繰返し、ステツプ89)。
よつて、例えばVDA=「3」で一般プログラム
を聴取していた状態でその後、交通情報放送時間
になると、マイクロコンピユータ28は、第2図
のステツプ50,53でともにYESと判断し、続い
て第1音量制御データVDAと第2音量制御デー
タVDBの大小判定を行う。今の場合VDA=「3」
<VDB=「5」なので、マイクロコンピユータ2
8は、第2音量制御データVDBに基づき電子ボ
リユーム22を制御し、音量レベルをV5とさせ
る(ステツプ54,55)。これにより、重要な交通
情報を比較的大きな音量で確実に聴取できる。
仮に、ステツプ54の判定でVDAがVDBと同じ
か大きいと判断されたときは、マイクロコンピユ
ータ28は大きい方の第1音量制御データVDA
に基づき電子ボリユーム22を制御するため、周
囲の騒音で予めVDA自体をかなり大きく設定し
ていたときなど、確実な交通情報の聴取が保証さ
れる。
ステツプ54でVDA<VDBと判定され、マイク
ロコンピユータ28がVDB=「5」に基づき交通
情報受信の音量制御を行なつている状態で、ユー
ザが音量を更に増大させたい場合、ARI SW3
4をオンしながらUPキー30をオンする。マイ
クロコンピユータ28は、第3図のステツプ85,
86でこれを検知すると、Hを立てたあと(ステツ
プ90)、ARI SW34のオンとUPキー30のオ
ンを再度確認したあと、タイマーをTでセツトし
計時を開始させ、タイムアツプするまでARI
SW34、UPキー30のオンが継続していれば
第2音量制御データVDBを1だけステツプアツ
プして「6」に変更する(91〜97)。その後、ス
テツプ93へ戻り、ARI SW34がオンしている
状態で、UPキー30のオン状態が単位時間T継
続する度にVDBのステツプアツプを繰返す。
マイクロコンピユータ28は、VDBのステツ
プアツプと並列して第2図のフローでVDBによ
る電子ボリユーム22の制御を行つており(ステ
ツプ50,53,54,55)、UPキー30のオン状態が
単位時間継続する毎に、音量レベルがV6,V7
と変化し、スピーカ音量が増大していく。なお、
UPキー30又はARI SW34の一方をオフして
も他方がオンされていれば、再び、両者をオン状
態とすることで、引続きVDBをステツプアツプ
させることができる。即ち、例えばUPキー30
だけオフになると、ステツプ95でNOと判定され
るが、このときステツプ91へ戻るので、その後、
UPキー30がオンすればステツプ92でYESとな
り再びステツプ93へ移る。逆に、ARI SW34
だけオフになるとステツプ94でNOと判定され、
ステツプ91でもNOと判定されるが、この場合、
ステツプ98へ移つたあと再びステツプ91へ戻るの
で、その後ARI SW34がオンすればステツプ
91,92でYESとなり、再びステツプ93へ移る。
交通情報の再生音量が適当なレベルになつたと
ころで、UPキー30、ARI SW34をオフさせ
ると、VDBの変更が停まつて、例えば、VDB=
「7」となり、音量もV7に固定される(ステツプ
91,98,99でNOの判断)。この際、Hはクリア
される。(ステツプアンテナ100)。
もし、VDBに基づく交通情報の再生音量が増
大し過ぎの場合には、ARI SW34をオンしな
がらDOWNキー32をオンすることで前述と同
様にして、VDBのステツプダウンと、音量レベ
ルの低下を行うことができる。
このようにしてVDBが例えば「6」に変更さ
れ、V6の音量レベルで再生している状態で、交
通情報の放送が終了し、識別信号検出部18から
のDK信号の検出入力が無くなると割込処理でマ
イクロコンピユータ28はGをクリアする。
よつて、第2図の処理では、マイクロコンピユ
ータ28はステツプ50で交通情報受信の終了を確
認したあと、第1音量制御データVDAにより電
子ボリユーム22を制御し、音量レベルを交通情
報受信前のV3に戻す。
交通情報受信中に「6」へ変更されたVDBは、
交通情報終了後もRAMに記憶されており、よつ
て、その後交通情報の放送が始まつたとき、この
変更後のVDBで自動音量設定されるので、音量
レベルはV6となる(ステツプ50,53〜55)。
なお、通常の放送を受信中でも、ARI SW3
4とUPキー30、又は、ARI SW34とDOWN
キー32を同時操作することで、自動変更される
音量レベルを確認し、必要な再調整を行うことが
できる。
即ち、例えばVDA=「3」に基づき、通常の放
送を音量レベルV3で再生している状態で、例え
ば、ARI SW34のオンに続きUPキー30がオ
ンされると、マイクロコンピユータ28は第3図
のステツプ85,86でこれを検知しHを立てる(ス
テツプ90)。このとき第2図のフローでは、ステ
ツプ51でYESと判断されるため、ステツプ55へ
進み、マイクロコンピユータ28は、VDBに基
づき電子ボリユーム22を制御する。
よつて、VDB=「6」であれば、受信放送の音
量レベルがV3からV6に変化する。変化後の音量
が交通情報を聴取する際の音量として適当と判断
したとき、ARI SW34、UPキー30のオンを
短時間で止められれば、VDBが変更されること
なく、ステツプ100でHがクリアされるため、第
2図にフローではステツプ51でNOと判断され、
ステツプ52へ進み、VDAに基づく制御状態に戻
り、音量レベルがV3に戻る。
もし、ARI SW34、UPキー30のオンで変
化した音量が、交通情報を聴取する際の音量とし
て不足していると判断したとき、ARI SW34、
UPキー30のオンを継続すれば、前述と同様に
してVDBをステツプアツプさせることができ、
変更後のVDBで直ちに電子ボリユーム22に対
する音量制御がなされるため、再生音を聴いて適
当音量になつたところでARI SW34、UPキー
30をオフさせて、そのときのVDB、例えば
VDB=「7」を記憶させることができる。
従つて、次に、交通情報が受信されたとき、音
量レベルはV7に自動設定される。
同様にして、通常放送受信中にARI SW34
とDOWNキー32を同時操作してもVDBに基づ
く音量レベルを確認でき、ARI SW34と
DOWNキー32のオンを継続すれば、前述と同
様にしてVDBをステツプダウンさせることがで
きる。
なお、交通情報受信時に、自動音量変更をさせ
たくない場合には、予めARI SW34を短時間
オンしてFをクリアしておけばよい。
この実施例によれば、UPキー30、DOWNキ
ー32の音量設定キーとARI SW34との、単
独操作、同時操作を検出し、UPキー30、
DOWNキー32が単独操作されると、音量自動
変更時以外に用いる第1音量制御データを操作に
応じて変更し、音量自動変更時以外は第1音量制
御データで音量制御し、ARI SW34が単独操
作されると操作に応じて、交通情報受信時に対す
る音量自動変更指令の発生・解除を交互に行い、
UPキー30、DOWNキー32が同時操作される
と、音量を自動変更する際に用いる第2音量制御
データをUPキー30、DOWNキー32の操作に
応じて変更し、音量自動変更時は第2音量制御デ
ータで音量制御するようにしたことにより、自動
変更で設定される音量の調整が何らの専用のSW
やボリユームを設けることなく、通常の放送受信
時の音量調整を行うためのキーと音量自動変更を
スタンバイさせるSWとの、基本機能用SW類の
操作だけで行うことができ、自動変更で設定され
る音量を、前面パネルから簡単に調整できるとと
もに、前面パネルにスペース上の制約を与えず、
コスト的にも有利となり、自動変更中に音量を耳
で確認しながら調整できるので、正確に所望音量
とすりことができる。
また、音量自動変更時以外にUPキー30、
DOWNキー32、とARI SW34が同時操作さ
れたとき、一時的に第2音量制御データで音量制
御することにより、自動変更で設定される音量を
事前に確認したり、確認しながら音量調整するこ
とができる。
更に、音量自動変更指令が発せられている状態
で交通情報放送が開始したとき、第1音量制御デ
ータと第2音量制御データの内、大きい方で音量
設定するようにしたので、第2音量制御データが
誤つて小音量に調整されていても交通情報の内容
を正確に聴取できる。
なお、上記実施例では、UPキー(DOWNキ
ー)のオンが単位時間継続する毎に音量制御デー
タのステツプアツプ(ステツプダウン)がなされ
る場合につき説明したが、UPキー(DOWNキ
ー)のオン回数に応じてデータが変更されるよう
にしてもよい。また、交通情報受信時に音量自動
変更させるためのスタンバイを行なわせるARI
SWと、音量可変用のUPキー、DOWNキーの同
時操作で第2音量制御データを変更するようにし
たが、セツトに基本機能操作SW(キー)として
予め存在する、例えば、SCAN SW,MUTING
SW等、他のSW類とUPキー、DOWNキーの同
時操作で変更するようにしてもよい。また、ARI
システム以外に、通常は音楽を流し、緊急時にス
ピーチを流すRDSシステムに適用し、発信側か
ら音楽とスピーチを区別するため送られる識別信
号(ミユージツク/スピーチ信号)に従い、スピ
ーチ放送時に音量を自動増大させたりしてもよ
く、或は、逆に、スピーチ音量は通常の音量可変
操作で変化させ、スピーチが終了し音楽が始まつ
たとき音量を自動減少させるようにしても良い。
[考案の効果] この考案に係る音量調整装置によれば、操作状
態検出部で音量可変操作部と他の操作部との同時
操作を検出し、音量可変操作部と他の操作部が同
時操作されたとき、音量可変操作部の操作に応じ
て第2記憶部の第2音量制御データを変更し、音
量制御部で、通常時は、第1記憶部に記憶された
第1音量制御データに従い音量コントロールし、
特定時は第2記憶部に記憶された第2音量制御デ
ータに従い音量コントロールするようにしたこと
により、自動変更で設定される音量の調整が何ら
専用のSW類を設けずに行なうことができ、よつ
て、前面パネルから簡単に調整できるとともに、
前面パネルに対するスペース上の制約も無く、自
動変更中に音量を耳で確認しながら調整できるの
で正確に所望音量とできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るARIシステム用カーラ
ジオのブロツク図、第2図、第3図は第1図中の
マイクロコンピユータの動作を示すフローチヤー
ト、第4図は従来の音量調整装置の回路図、第5
図は第4図中の動作を説明する線図である。 22:電子ボリユーム、28:マイクロコンピ
ユータ、30:UPキー、32:DOWNキー、3
4:ARI SW。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 音量の増・減操作を行う音量可変操作部と、音
    量の増・減以外の所定の操作を行う他の操作部
    と、音量可変操作部の単独操作に応じて変更され
    る第1音量制御データを記憶する第1記憶部と、
    を有する音量調整装置において、 音量可変操作部と他の操作部の同時操作を検出
    する操作状態検出部と、 第2音量制御データを記憶する第2記憶部と、 操作状態検出部が同時操作を検出したとき、音
    量可変操作部の操作に応じて第2記憶部に記憶さ
    れた第2音量制御データを変更するデータ変更部
    と、 通常時は、第1記憶部に記憶された第1音量制
    御データに従い、入力オーデイオ信号に対する音
    量コントロールを行い、特定時は、第2記憶部に
    記憶された第2音量制御データに従い入力オーデ
    イオ信号に対する音量コントロールを行う音量制
    御部と、 を含むことを特徴とする音量調整装置。
JP10176087U 1987-07-03 1987-07-03 Expired JPH0354442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10176087U JPH0354442Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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