JPH04246648A - 中間フィルム貯溜装置 - Google Patents

中間フィルム貯溜装置

Info

Publication number
JPH04246648A
JPH04246648A JP3226236A JP22623691A JPH04246648A JP H04246648 A JPH04246648 A JP H04246648A JP 3226236 A JP3226236 A JP 3226236A JP 22623691 A JP22623691 A JP 22623691A JP H04246648 A JPH04246648 A JP H04246648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
roll
buffer
rolls
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3226236A
Other languages
English (en)
Inventor
Egbert Kuehnert
エグベルト キューネルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPH04246648A publication Critical patent/JPH04246648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
    • G03D13/003Film feed or extraction in development apparatus

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、供給ロールと、出口ロ
ールと、第1のバッファー装置を第2のバッファー装置
から分離する中間ロールと、供給ロールから中間ロール
にフィルムを案内する案内装置とを備えた限定された長
さの写真材料(フィルムの一部)に使用される中間フィ
ルム貯溜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム、紙、感光材料がコートされた
担体等が写真材料として使用されている。なお、限定さ
れた長さの写真材料は、以下の説明の中では“フィルム
の一部”または単に“フィルム”と記載されている。現
在、一般に採用されている自動プロセスでは、色々な状
況の下、色々な速度で動作する色々なステーションを通
過しなければない。例えば、露光ステーションでは、フ
ィルムの所定の箇所が露光して像を形成する。また、現
像ステーションでは、露光ステーションで露光ずみの像
が現像され定着される。光学的な構成要素から構成され
た装置またはスキャナーが露光ステーションで使用され
る場合、フィルムが前記の装置を通過するにしたがって
フィルムの速度が変化する。しかし、フィルムは、多く
の場合、一定の速度でフィルムが通過する現像ステーシ
ョンとして使用されているロール式現像機を通過しなけ
ればならない。現像と定着に必要な化学的なプロセスは
所定の時間に実施される。
【0003】色々なステーションの動作速度を一様にす
るため、中間フィルム貯溜装置を使用することが知られ
ている。中間フィルム貯溜装置では一般に、隣接したス
テーションの色々な速度を一様にするためにフィルムの
貯溜部を形成するようフィルムはループの形状を呈して
いる。公知の中間フィルム貯溜装置(欧州特許EP18
3,982B号を参照)の場合、中間フィルム貯溜装置
は中間ロールを配置することにより分離された2つのバ
ッファー装置を備えている。しかし、この公知の中間フ
ィルム貯溜装置は連続したフィルムに使用することを意
図したもであって、フィルムの一部に使用することを意
図したものではない。例えば、特定の使用条件に基づい
てフィルムを分離した後、中間フィルム貯溜装置が完全
に空になるのを待つことなくできるだけ迅速に新しいフ
ィルムの前端部を中間フィルム貯溜装置の中に再導入す
ることができるようにするためには、両方のバッファー
装置を使用することが必要である。このためにはフィル
ムの分離された端部が第1のバッファー装置から第2の
バッファー装置に再び巻き入れられる。前記のフィルム
と次の新しいフィルムの前端部がそのとき空になってい
る第1のバッファー装置にもたらされている。しかし、
公知の中間フィルム貯溜装置はフィルムの一部を処理す
るには適してはいない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、隣接
しているステーションの動作に不利な影響を及ぼすこと
なく、フィルムの一部を中間的に貯溜するのに適した中
間フィルム貯溜装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、供給ロールと
、出口ロールと、第1のバッファー装置を第2のバッフ
ァー装置から分離する中間ロールと、供給ロールから中
間ロールまでフィルムを案内する案内装置とを備えた限
定された長さの写真材料に使用される中間フィルム貯溜
装置を提供するものである。このような中間フィルム貯
溜装置は、写真材料を処理するステーションの異なった
動作速度を一様にするために使用される。したがって、
中間フィルム貯溜装置の先に直列に接続された処理ステ
ーションの動作は中間フィルム貯溜装置が空になった短
い時間の間だけ停止させるよにすればよい。中間ロール
は、フィルムを第1のバッファー装置の中に巻き入れる
とともに、これより速い速度で反対の移動方向にフィル
ムを第2のバッファー装置の中に再び巻き入れる。 第2のバッファー装置内におけるフィルムの動作は、バ
ッファー・ロールを配置することにより制御される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図解した添付
図を参照しながら本発明を詳細に説明する。
【0007】図1は、入口スロット3と出口スロット4
とを有する本体2を備えた中間フィルム貯溜装置1を図
解している。該中間フィルム貯溜装置1は、中間フィル
ム貯溜装置1を通って右から左に通過する所定の長さの
写真材料を貯溜する働きをする。該写真材料は、例えば
、露光装置から現像装置に移送される感光フィルム、感
光紙、感光層を備えた担体等である。噛込部7を形成し
ている一対の供給ロール5と6とが入口スロット3の後
に配置されている。噛込部12を形成している一対の中
間ロール9と10とに円弧状をなして延在している案内
装置8が、対をなす供給ロール5と6との噛込部7の側
にあって、入口スロット3と向かい合った位置に配置さ
れている。対をなす中間ロール9と10とは、軸線が同
じ水平面内に存在しているよう配置されている。案内装
置8は、対をなす中間ロール9と10の上に位置してい
るとともに、対をなす中間ロール9と10との噛込部1
2と交差している(垂直)面の右側に位置している末広
がりのエッジ11を備えている。したがって、末広がり
のエッジ11は、中間フィルム貯溜装置1を通過するフ
ィルムの移動方向に関して中間ロール9と10の噛込部
12より前に位置している。第1の緩衝装置13、すな
わち、フィルムの一部が巻き取られる開放されたスペー
スが対をなす中間ロール9と10の間に配置されている
【0008】案内装置8は、噛込部19を形成している
対をなすバッファー・ロール14と15に向かう方向に
対をなす中間ロール9と10とから延在している。案内
装置8は対をなす中間ロール9および10と、対をなす
バッファー・ロール14および15との間に制動装置1
6を備えており、該制動装置16内にロール17が配置
されている。該ロール17は本体2に取り付けられたサ
ポート18上に偏心状に配置されているものであって、
以下、偏心ロールと称す。対をなすバッファー・ロール
14および15の軸は垂直面内に配置されている。案内
装置8は、移送方向に見て対をなすバッファー・ロール
14と15との間に形成されたロール噛込部19のすぐ
前であって該ロール噛込部19の僅か上の位置で終わっ
ている。対をなす出口ロール20と21とが、移送方向
に見て出口スロット4の手前に配置されている。対をな
すバッファー・ロール14および15と、対をなす出口
ロール20および21との間の通路を規定しているバッ
ファー案内装置22が、対をなすバッファー・ロール1
4および15と対をなす出口ロール20および21との
間に配置されている。
【0009】対をなす反転ロール23と24とが、対を
なすバッファー・ロール14および15と対をなす出口
ロール20および21との間に配置されており、前記反
転ロール23と24との軸は水平面内に配置されている
。対をなす反転ロール23および24は、図1に示され
ている実施例にとっては重要なものではない。第1のバ
ッファー装置13の一方の側は本体2により画成されて
いるとともに、他方の側は隔壁25により画成されてい
る。同時に隔壁25は、本体2と協働して第2のバッフ
ァー装置26を画成している。
【0010】対をなす中間ロール9と10とは中間ロー
ル駆動装置27により駆動されている。したがって、一
方の中間ロール9はピニオン(図示せず)を介して他方
の中間ロール10を駆動する。他方の中間ロール10は
歯付きベルト28を介して一方の供給ロール6に接続さ
れており、しかるのち該一方の供給ロール6は他方の供
給ロール5を駆動するから、中間ロール駆動装置27は
供給ロール5と6とも駆動することになる。中間ロール
10は本体2に取り付けられたレバー29上に配置され
ているので、ピストン・シリンダー装置30により一方
の中間ロール10を他方の中間ロール9から離れる向き
に移動させることができる。このとき中間ロール9と1
0との間にあるロール噛込部12は広がっている。中間
ロール9と10との間にあるフィルムの部分は、中間ロ
ール9と10とにより駆動もされずまた制動されもせず
、ロール噛込部12の中で自由に摺動するだけである。
【0011】偏心ロール17は駆動装置31により制御
可能に駆動することができる。すなわち、偏心ロール1
7は恒久的に回転させることができるか、または、必要
な場合、1回だけ回転させることができる。バッファー
・ロール14は駆動装置32により回転駆動させること
ができる。バッファー・ロール14は歯付きベルト33
を介して出口ロール20に接続されていて、対をなすバ
ッファー・ロール14および15と、対をなす出口ロー
ル20および21を同時に駆動することができるように
なっている。案内装置8の末広がりのエッジ11と、対
をなす中間ロール9および10のロール噛込部12との
間の領域で、フィルムの一部が存在していることを検出
する中間ロール・センサー34が、対をなす中間ロール
9および10の上に配置されている。移送方向に見て、
対をなすバッファー・ロール14および15の後にフィ
ルムの一部が存在していることを検出するバッファー・
ロール・センサー35が、配置されている。別なやり方
として、例えば、バッファー・ロール・センサー35を
出口ロール20のすぐ手前に配置してもよい。対をなす
反転ロール23および24におけるフィルムの一部の存
在を検出する反転ロール・センサー36が対をなす反転
ロール23および24の上に配置されている。
【0012】中間ロール・センサー34とバッファー・
ロール・センサー35と反転ロール・センサー36の構
造は基本的には同一である。このようなセンサーの実施
例が図3に図解されている。各センサーは、少なくとも
1つの光ダイオード37とフォトトランジスタ38とを
備えている。光ダイオード37とフォトトランジスタ3
8とは、フィルムが移動する軌道のすぐ一方の側に配置
されている。前記の軌道の他方の側にミラー39が配置
されている。ミラー39とフォトトランジスター38ま
たは光ダイオード37との間にフィルムが存在していな
いとき、フォトトランジスター38は、光ダイオード3
7から放射されミラー39により反射された光を受光す
る。フィルムが存在すると、光ダイオード37からフォ
トトランジスタ38に伝達される光のビームを遮断する
。光ダイオード37から放射された光は感光材料を露光
しないよう選択されなければならない。例えば、感光材
料が赤外線に感光しない場合、赤外線を放射する光ダイ
オードを使用することができる。例えば、超音波センサ
ー、または、フィルムにより作動される機械的なスイッ
チの形状を呈している機械的なフィーラーのごとき他の
センサーを使用してもさしつかえないことは勿論のこと
である。
【0013】センサー34,35および36と駆動装置
31,32および27とは、センサー34,35,36
の信号に応じて駆動装置27,31,32を制御する制
御装置40に接続されている。このために、制御装置4
0を駆動装置またはセンサーに接続する配線が本体2の
壁面に沿って延設されている。第2のバッファー装置2
6の領域には配線は延設されていない。
【0014】図2は、中間フィルム貯溜装置101の別
の実施例を図解したものである。図1に示されている要
素に対応した要素には、図1と同じ参照数字が付されて
いる。図1に示されている実施例に従った中間フィルム
貯溜装置1とは異なり、対をなす反転ロール23および
24が付勢される。対をなす反転ロール23,24はバ
ッファー・ロール14から延在している歯付きベルト4
1により駆動される。すなわち、対をなす反転ロール2
3と24とは駆動装置32により駆動される。歯付きベ
ルト41は、対をなす出口ロール20および21が、対
をなすバッファー・ロール14および15の回転方向と
反対の方向に回転するよう駆動される。また、対をなす
供給ロール5および6と、対をなすバッファー・ロール
14および15との間に配置されている案内装置8に基
本的に類似させて構成されている反転装置42がバッフ
ァー案内装置22の代わりに使用されている。反転装置
42は、中間フィルム貯溜装置101を通過するフィル
ムの移送方向に見て、反転ロール23と24との間にあ
るロール噛込部43の手前にあって反転ロール23およ
び24の上に配置されている末広がりのエッジ44を備
えている。
【0015】対をなす供給ロール5および6と、対をな
す中間ロール9および10と、対をなすバッファー・ロ
ール14および15との間の相互作用に基づいて、案内
装置8と反転装置42との動作を次の通り説明する。フ
ィルムは対をなす供給ロール5および6により駆動され
る。フィルムの先頭部は案内装置8に沿って摺動し、対
をなす中間ロール9および10まで案内装置8により案
内される。このように動作するので、案内装置8が対を
なす中間ロール9と10とのロール噛込部12までフィ
ルムの先頭部を案内していないことは重要なことではな
い。なぜなら、フィルムは固有の固さを持っているから
である。フィルムの頭部が案内装置8により、最早、案
内されなくなると、重力の作用によりやや下向きに引っ
張られながらフィルムの頭部はまっすぐに前進し続ける
。フィルムの頭部が駆動装置27と中間ロール9により
駆動されている中間ロール10と接触すると、フィルム
の頭部は把持され、ロール噛込部12に移送される。 対をなす中間ロール9および10と、対をなす供給ロー
ル5および6とは歯付きベルトにより同期的に駆動され
るので、 フィルムは第1のバッファー装置13の中に
巻き込まれることになる。中間ロール・センサー34に
よりモニターされる領域に、フィルムが、最早、存在し
ていないことを中間ロール・センサー34が検出すると
、対をなす中間ロール10の駆動装置27は停止し、し
かるのち反転する。フィルムの端部が上に向かって移送
されるにしたがって、フィルムが持つ固有の固さのため
、フィルムの端部は末広がりのエッジ11と、対をなす
バッファー・ロール14および15との間に配置されて
いる案内装置8に当接する。反転案内装置42は上記と
同様な方法で動作する。
【0016】図4の(a)から(e)までは、図1に示
されている実施例に従って構成された中間フィルム貯溜
装置1の動作を概念的に図解したものである。説明を簡
素化するため、個々の駆動装置の構成を説明することを
省略する。フィルム45は供給ロール5および6により
中間ロール貯溜装置1内に巻き込まれる。かくして、フ
ィルム45は案内装置8により中間ロール9および10
まで案内される。中間ロール9と10とはフィルム45
の第1の部分を把持し、中間フィルム貯溜装置1の前に
直列に接続されているステーションにおける速度に相当
した速度で、第1のバッファー装置13内に巻き込まれ
る。なお、このときのフィルムの移送は間欠的である。 中間ロール・センサー34は、モニターされるべき領域
のフィルムが存在するかどうかを検出する(図4(a)
を参照のこと)。図4(b)を参照すれば、フィルム4
5の第1の部分は、第1のバッファー装置13内に完全
に巻き込まれている。中間ロール・センサー34は、該
中間ロール・センサー34によりモニターされた領域内
に、最早、フィルムが存在してないことを通報する。す
ると、中間ロール9および10の駆動装置の動作が停止
する。図4(c)は、対をなす中間ロール9および10
がフィルムの移動方向を反転させ、バッファー・ロール
14と15とに向かう方向にフィルムを移送しているこ
とを図解している。しかる後、フィルム45の後尾部は
出口ロール20および21に向かう方向に移動する。
【0017】案内装置8が配置されているので、フィル
ムの後尾部が移動するにしたがって、フィルム45の後
尾部は正しい方向に正確に移送され、供給ロール5およ
び6に向かって押し戻されることはない。バッファー・
ロール14および15は、中間ロール9および10と同
じ速度で転動することが好ましい。もしこれが不可能な
場合、バッファー・ロール14および15が、わずかに
速い速度で転動する。すなわち、バッファー・ロール1
4および15は、中間ロール9および10よりもわずか
に速い速度でフィルム45を移送する。バッファー・ロ
ール・センサー35によりモニターされた領域に、フィ
ルム45が存在していることをバッファー・ロール・セ
ンサー35が検出すると、バッファー・ロール14およ
び15の駆動装置の動作が停止する。しかし、中間ロー
ル9および10は移送動作を継続している。案内装置8
が円弧状の形状に構成されているので、小さい圧縮応力
がフィルム45に現れるにすぎない。このとき、駆動装
置31は起動され、偏心ロール17をその軸の回りで一
回または数回にわたって回転させる。かくして、フィル
ム45が案内装置8から離れる向きに押し動かされる。 フィルム45に圧縮応力が作用するので、フィルム45
は第2のバッファー装置26内に落下する。かくして、
中間ロール9および10により第2のバッファー装置2
6内に完全にフィルム45が巻き込まれた状態にバッフ
ァー・ロール14および15によりフィルム45が把持
される(図4(d)を参照)。
【0018】中間ロール・センサー34によりモニター
された領域内に、フィルム45がもはや存在していない
ことを中間ロール・センサー34が検出したとき、供給
ロール5および6は第2のフィルムを第1のバッファー
装置13内に巻き入れることができる。次のステーショ
ンの処理速度に調節された速度で第1のフィルム45を
第2のバッファー装置26から巻き出すことができる。
【0019】第1のバッファー装置13から第2のバッ
ファー装置26への再巻き入れは、フィルム45を第1
のバッファー装置13内に巻き入れる速度より早い速度
で行われる。特に、中間フィルム貯溜装置の前に直列に
接続されている露光ステーションがスキャナとして設計
されている場合、フィルム45を巻き入れる作業の間、
フィルム45は間欠的に駆動されるので、フィルム45
の前後動の間における中間ロール9,10の駆動装置2
7が同じ最大速度を発生することができるにせよ、第1
のバッファー装置13からフィルム45を巻き出すとき
の速度は、フィルム45を第1のバッファー装置13に
巻き入れるときの速度より大幅に大きい。第1のバッフ
ァー装置13からのフィルム45の巻き出しは、5ない
し10のファクター分フィルム45を第1のバッファー
装置13に巻き入れる作業の間の速度より速い速度で行
われる。したがって、対をなす中間ロール9,10の駆
動装置27は、フィルム45を第1のバッファー装置1
3内に巻き入れる作業の速度より大幅に速い速度で第1
のバッファー装置13からフィルム45を巻き出すよう
設計することができる。実際のところ、フィルムの巻出
速度と巻入速度を100のファクター分相違させること
ができる。したがって、フィルムの再巻入は第1のバッ
ファー装置13内にフィルム45を巻き入れるときの時
間の一部を占めるにすぎず、非常に短い時間だけ露光ス
テーションの動作を停止させることを必要とするにすぎ
ない。図5は、図1に示されている実施例において、バ
ッファー・ロール14および15と、出口ロール20お
よび21とがそれぞれ同じ方向に回転している状態を図
解したものである。一方のバッフアー・ロールの回転は
相互に噛み合っている2つのピニオン47と48とを介
して他方のバッファー・ロールに伝達されている。同様
に、出口ロール21は出口ロール20により駆動されて
いる。すなわち、出口ロール21は、互いに噛み合って
いるとともに、2つのロール軸に固定的に接続されてい
て、該ロール軸といっしょに回転するようにされた2つ
のピニオン49と50とにより駆動されている。出口ロ
ール20は歯付きベルト・ピニオン53を備えている。 同様に、バッファー・ロール14は歯付きベルト・ピニ
オン54を備えている。歯付きベルト33が2つの歯付
きベルト・ピニオン53と54とに張設されていて、対
をなすバッファー・ロール14および15の回転を出口
ロール20および21に伝達している。
【0020】図6の(a)から(e)までは、フィルム
が中間フィルム貯溜装置101を通って移動するにした
がって占めるフィルムの第1の部分45とフィルムの第
2の部分46の位置を示している。図4に示されている
プロセスの場合と異なり、フィルムの第1と第2の部分
45,46は、中間フィルム貯溜装置101に導入され
たとき、即ち、フィルムの頭部が中間フィルム貯溜装置
101に導入されたときに正確に中間フィルム貯溜装置
101から退出するよう構成されている。図6(a)と
図6(b)とに示されているように、中間フィルム貯溜
装置101の動作は、図4(a)と図4(b)とに示さ
れている中間フィルム貯溜装置1の動作と同一である。 フィルム45が第1のバッファー装置13の中に十分な
程度巻き入れられたことを中間ロール・センサー34が
検出する、すなわち、フィルム45の先端が案内装置8
の末広がりのエッジ11を通過したことを中間ロール・
センサー34が検出すると、中間ロール9と10との回
転方向が反転し、バッファー・ロール14および15に
向かう方向にフィルム45が移送される。フィルム45
の存在をバッファー・ロール・センサー35が検出する
、すなわち、バッファー・ロール14および15がフィ
ルム45を把持したこと(図6(c)を参照)を、バッ
ファー・ロール・センサー35が検出すると、ピストン
・シリンダー装置30が付勢され、対をなす中間ロール
9と10とのロール噛込部12を開放する。バッファー
・ロール14と15とは第1のバッファー装置13から
フィルム45を引っ張り出すが、このとき中間ロール9
および10が再び動作するようになることはない。
【0021】バッファー・ロール14および15は案内
装置42に沿って反転ロール23および24までフィル
ム45を移送し、さらに反転ロール23および24から
第2のバッファー装置26内にフィルム45を移送する
。このとき、フィルム45の後端部が第2のバッファー
装置26内に移送されなければならない。中間ロール・
センサー34によりモニターされるべき領域内にフィル
ムが存在していないことを中間ロール・センサー34が
検出し、報知すると、フィルムの第2の部分46がバッ
ファー装置13内に充填される。このとき、フィルムの
第1の部分45は第2のバッファー装置26内に位置し
ている。
【0022】反転ロール・センサー36によりモニター
されるべき領域にフィルムが存在していないことを反転
ロール・センサー36が検出すると、反転ロール23お
よび24の回転方向が反転し、案内装置42に沿って出
口ロール20および21までフィルム45が移送される
(図6(e)を参照)。末広がりのエッジ44が設けら
れいるので、フィルム45は出口ロール20,21に向
かう方向に移送されるが、バッファー・ロール14,1
5に向かって後戻りすることはない。第1のバッファー
装置13から第2のバッファー装置26への再巻き取り
は早い速度で行われるので、第1のバッファー装置13
は短時間内にフィルム46を再び受け取ることができ、
供給装置、例えば、中間フィル貯溜装置の前に直列に接
続されている露光装置が長時間にわたって動作を停止せ
ざるをえなくなるようなことはない。
【0023】案内装置8または反転案内装置42が動作
することに伴って生じるフィルムの先端部と後端部の偏
向は、末広がりのエッジ11または44による偏向とは
異なったやり方でもよい。例えば、案内装置8または反
転案内装置42は、適当に再向き決めされて転轍器の働
きをする移動部材を備えるようにしてもよい。しかし、
静的な案内装置8または反転案内装置42によるだけで
各フィルムを確実に案内することができることが明らか
にされている。
【0024】図7は、バッファー・ロール14および1
5と、出口ロール21および22と、反転ロール23お
よび24との間における駆動の相関関係を図解したもの
である。バッファー・ロール14は常に反転ロール23
と同じ方向に回転している。反転ロール23は、常に、
出口ロール21と同じ方向に回転している。しかし、出
口ロール20は常にバッファー・ロール14と反対の方
向に回転している。歯付きベルト・ピニオン55,56
および57を使用して、力を対をなすロールに伝達する
歯付きベルト41を介して接続されたピニオンあるいは
摩擦ホイール47および48、49および50、および
、51および52を用いて連接されている対をなすロー
ルを用意することにより上述の構成を実現させることが
できる。
【0025】特に、図5と図7とを比較すれば明らかな
ように、フィルムは2回反転する、すなわち、最終的に
は反転することなく中間フィルム貯溜装置101をフィ
ルムが退出するよう構成された中間フィルム貯溜装置1
01は、歯付きベルト33と歯付きベルト41とを相互
に交換するとともに、バッファー案内装置22と反転案
内装置42とを相互に交換することにより、フィルムを
反転させるよう構成された中間フィルム貯溜装置1に基
づいて実現させることができる。
【0026】本発明によれば、中間ロールは、フィルム
を第1のバッファー装置内に巻き入れ、これより速い速
度、少なくとも平均速度で第2のバッファー装置内でフ
ィルムを反対の移動方向に再巻き取りするよう動作する
。第2のバッファー装置内におけるフィルム動作は、バ
ッファー・ロールを配置することにより制御することが
できる。第1のバッファー装置は、該第1のバッファー
装置にフィルムが充填されるときよりも速い速度で空に
なるよう構成されている。したがって、第1のバッファ
ー装置は、短時間内に新しいフィルムすなわちフィルム
の第2の部分を受け入れることができる。前のフィルム
すなわちフィルムの第1の部分は、中間フィルム貯溜装
置に続く処理ステーションにあわせて調節された速度で
第2のバッファー装置から巻き出すことができる。第1
のバッファー装置にフィルムを巻き入れる速度より早い
速度で巻き出しを行うことができるとともに、遅い速度
で巻き出しを行うことができる。したがって、中間フィ
ルム貯溜装置を介して接続されたステーションの動作速
度は全く関連がなくなってしまう。比較的長いフィルム
の場合でも、なんら問題を伴うことなく中間フィルム貯
溜装置内に間欠的にフィルムが貯溜される。このように
構成されているから、第1のバッファー装置ではフィル
ムの方向に反転が行われるので、中間フィルム貯溜装置
を使用してフィルムの最も長い部分を処理することを必
要としない。したがって、第1のバッファー装置に巻き
入れられる最後の箇所であるフィルムの端部は第1のバ
ッファー装置から再び巻き出されるべき最初の箇所とな
る。
【0027】案内装置は中間ロールからバッファー・ロ
ールまで連続的に延設されていて、第2のバッファー装
置内で再巻き取りを行っている間、フィルムを案内する
。したがって、案内装置は、中間ロールにより行われた
フィルムの移動の方向へのフィルムの反転を中間フィル
ム貯溜装置を通るフィルムの移送動作を連続させること
に変換するという補足的な責務を備えている。この責務
をまっとうするため、フィルムの移動の方向は自動的に
反転するよう構成されているが、案内装置は、例えば、
フィルムの前端部と同じ方向にフィルムの後端部を案内
する転轍器、すなわち、例えば、右から左へフィルムの
後端部を案内する転轍器として設計することができる。
【0028】このためには、案内装置が中間ロールのロ
ール噛込部と交差している平面の側で第2のバッファー
装置から離れているが中間ロールに隣接して配置されて
いる末広がりのエッジを備えていることが好ましい。感
光材料は固有の固さを備えている。案内装置は、供給ロ
ールから中間ロールに案内されるフィルムの前端部がな
んら問題を伴うことなく中間ロールのロール噛込部に入
ることができるよう、末ひろがりのエッジを中間ロール
のロール噛込部の近傍に位置している状態に配置されて
いる。フィルムは中間ロールにより把持され、しかる後
、第1のバッファー装置内に巻き入れられる。かくして
、フィルムは末広がりのエッジに沿って摺動することが
可能である。フィルムが第1のバッファー装置内に完全
に巻き入れられると、フィルムの端部は中間ロールだけ
により保持される。フィルムを形成している感光材料の
固有の固さのおかげで、フィルムの端部は中間ロールの
ロール噛込部と交差する平面内に位置ぎめされることに
なる。中間ロールが駆動される方向が反転すると、末広
がりのエッジは第2のバッファー装置から離れたフィル
ムの側に位置することになるので、案内装置はフィルム
の後端部を持ち上げ、第2のバッファー装置に向かう方
向にフィルムを案内することができる。
【0029】中間ロールはほぼ垂直方向にフィルムを移
動させることが好ましい。フィルムの端部が重力により
ゆがみ、このために案内装置がフィルムを適切に持ち上
げることができなくなることを恐れる必要はない。フィ
ルムが垂直方向に移動するよう中間ロールを配置するこ
とが不可能な場合、末広がりのエッジを中間ロールのロ
ール噛込部の上に配置する、すなわち、重力が作用する
方向と反対の方向に配置しなければならない。
【0030】案内装置は、中間ロールとバッファー・ロ
ールとの間の領域に摺動面を備えているとともに、バッ
ファー・ロールがフィルムを把持したとき、摺動面から
離れる向きにフィルムの一部を移動させる偏向装置を備
えていることが好ましい。中間ロールが第1のバッファ
ー装置からフィルムを移動させたとき、フィルムはその
固有の固さのおかげで案内装置と接触する。例えば、中
間ロールとバッファー・ロールとの間の領域を第2のバ
ッファー装置として使用する場合や中間ロールの駆動装
置とバッファー・ロールの駆動装置との間の速度差をで
きるだけ解消するために中間ロールとバッファー・ロー
ルとの間にフィルムの小さいループが形成される場合、
案内装置からフィルムの一部を取り除くことが望ましい
。偏向装置は短時間または連続的にフィルムに作用し、
案内装置から離れる向きにフィルムの固さに抗してフィ
ルムを移動させると、中間ロールが受けたスラストの作
用によりフィルムの一部は摺動装置の摺動面から完全に
取り除かれる。特定のたわみ部から始まるが、フィルム
は摺動面からかなりジャンプする。したがって、偏向装
置は偏心ロールとして設計されていることが好ましい。 偏心ロールの軸の回りに、偏心ロールを回転させるだけ
で摺動面からフィルムは押し動かされる。
【0031】本発明の好適な実施例によれば、案内装置
と中間ロールとの間の領域におけるフィルムの存在の有
無を検出する中間ロール・センサーが案内装置と中間ロ
ールとの間に配置されていて、中間ロールの駆動を制御
している。中間ロールはフィルムを第1のバッファー装
置の中に巻き入れる働きをする。このために、中間ロー
ルは特定の方向に駆動される。中間ロール・センサーは
案内装置と中間ロールとの間の領域にフィルムが存在し
ているかどうかを検出する。この領域に物質が存在して
いる限り、このことはフィルムがまだ完全に第1のバッ
ファー装置の中に巻き入れられていないことを意味する
。どのような物質も存在していないことを中間ロール・
センサーが検出したことは、フィルムが第1のバッファ
ー装置の中に十分巻き入れられている証拠である。かく
して、中間ロールの動作は停止する。フィルムの端部は
中間ロールにより保持される。したがって、フィルムが
第1のバッファー装置の中に完全に巻き入れられている
こと、すなわち、2、3センチを除いて第1のバッファ
ー装置の中に巻き入れられていることは重要なことでは
ない。肝要なことは、フィルムが第1のバッファー装置
の中に巻き入れられていて、フィルムの移動の方向が反
転したとき、案内装置により第2のバッファー装置に向
かってフィルムの端部がたわんでいることである。この
とき、フィルムの端部は末広がりのエッジを越えて移動
していなければならない。
【0032】バッファー・ロールは少なくとも中間ロー
ルと同じ速度で駆動されていることが好ましい。中間ロ
ールが反対の方向に第1のバッファー装置からフィルム
を巻き出すと、フィルムの端部は案内装置によりバッフ
ァー・ロールまで案内される。かくして、バッファー・
ロールはフィルムの端部を把持することができる。中間
ロールとバッファー・ロールの移送速度が同一であるこ
とが理想的なことである。このことはかなりのコストを
かけない限り実現することができないので、同期的な動
作を行うことができないときは、バッファー・ロールの
速度が中間ロールの速度より速いことが好ましい。案内
装置によりフィルムが円弧状に案内されるので、上述の
ことはクリティカルなことではない。バッファー・ロー
ルが中間ロールよりも速い速度でフィルムを移動させる
と、上記の円弧は真っすぐになるが、フィルムが過大な
張力の作用をうけることはない。
【0033】本発明の好適な実施例によれば、バッファ
ー・ロールは所定の領域におけるフィルムの存在の有無
を検出するバッファー・センサーを備えており、該バッ
ファー・センサーの出力信号はバッファー・ロール駆動
装置を制御する。バッファー・ロール・センサーがフィ
ルムの存在を検出すると、バッファー・ロール・センサ
ーは、例えば、バッファー・ロールの駆動装置の動作を
停止する。中間ロールは引き続きフィルムを移動させる
。中間ロールにより第2のバッファー装置の中にフィル
ムを巻き入れるよう偏向装置は摺動面からフィルムを取
り除く。もっとも長いフィルムを第2のバッファー装置
に中に巻き入れることにほぼ比例した所定時間の後、ま
たはフィルムはもはや存在しまいことを中間ロール・セ
ンサーが報知したとき、中間ロールの駆動が停止する。 このときフィルムは完全に第2のバッファー装置の中に
取り込まれており、フィルムの後端は移動の方向に前に
向かって向き決めされている、すなわち、フィルムはい
ったん反転される。フィルムが完全に第2のバッファー
装置の中に巻き入れられると、バッファー・ロールによ
り出口ロールまでフィルムを移送し、しかるのち出口ロ
ールは次のステーションにフィルムを移送する作業を引
き受ける。同時に、中間のフィルム・バッファー装置は
新しいフィルムを受け入れる。
【0034】本発明の別の実施例によれば、バッファー
・ロールはバッファー案内装置と接続された対をなすバ
ッファー・ロールと対をなす出口ロールにより形成され
ている。バッファー案内装置は、対をなすバッファー・
ロールから対をなす出口ロールまでフィルムを案内する
動作を引き受ける。両方の対をなすロールは共通の駆動
装置により駆動することができるので、両方の駆動装置
は同期的に動作し、圧縮応力または引張応力を生ぜしめ
ることなくフィルムを移送することができる。
【0035】バッファー・ロールに隣接した任意の箇所
にバッファー・ロール・センサーを設けることができる
。あらかじめ要求されていることはバッファー・ロール
がフィルムを把持することができることだけである。 すなわち、フィルムがバッファー・ロールに十分巻き入
れられていいて、少なくとも一対のロールによりフィル
ムが確実に把持されることである。この実施例によれば
、バッファー・ロール・センサーはバッファー・ロール
の出口に配置されている。すなわち、バッファー・ロー
ル・センサーは対をなす出口ロールの後で移動の方向に
配置されている。フィルムが上述の領域を退出したこと
を中間ロール・センサーが報知したとき、バッファー・
ロール駆動装置がバッファー・ロールを再び動作状態に
セットすることが好ましい。案内装置と中間ロールとの
間にあるモニターされるべき領域をフィルムが退出した
ことを中間ロール・センサーが報知したとき、フィルム
は完全に第2のバッファ装置の中に巻き入れられたこと
になる。かくして、次の処理ステーションがフィルムを
受け取ることができる出口までフィルムを移送すること
ができる。
【0036】本発明の別の実施例によれば、バッファー
・ロールは、フィルムを第2のバッファー装置の中に巻
き入れるとともに、移動の反対の方向にフィルムを第2
のバッファー装置から巻き出す対をなす反転ロールを備
えており、さらに、フィルムが巻き出されるにしたがっ
て出口ロールに向かう方向にフィルムを案内する反転案
内装置が設けられている。場合によっては、次の処理ス
テーション、例えば、同じ向きを備えた現像ステーショ
ンにフィルムを入れるようにすることが望ましい。この
場合、フィルムを再び反転させることが有利である。こ
のために、対をなす反転ローラーと反転案内装置が設け
られている。対をなす反転ロールはフィルムをほぼ垂直
方向にフィルム移動させるのが有利である。第2のバッ
ファー装置は対をなす反転ロールのほぼ下に配置されて
いる。バッファー装置に巻き入れを行う工程とバッファ
ー装置から巻き出しを行う工程の間、フィルムに引っ掻
き傷を付ける危険は比較的少ない。
【0037】反転案内装置が対をなす出口ロールから離
れているとともに、対をなす反転ロールに隣接した対を
なす反転ロールのロール噛込部と交差している面の側に
配置されている末広がりのエッジを備えていることが有
利である。したがって、反転案内装置は、中間ロールと
関連した案内装置と類似したやり方で対をなす反転ロー
ルと関連して構成されている。第2のバッファー装置の
後端部に巻き入れられたフィルムは第2のバッファー装
置の前端部から再び巻き出されるが、フィルムの前端部
は出口ロールに向かう方向に末広がりのエッジにより偏
向される。したがって、フィルムが第2のバッファー装
置の中に十分に巻き入れられていて、フィルムが巻き出
されるにしたがって出口ロールに向かう方向にフィルム
の前端部が反転案内装置により偏向されているかどうか
を検出する反転センサーが設けられていることが好まし
い。この場合も、フィルムが十分第2のバッファー装置
の中に巻き入れられていて、フィルムの前端部が末広が
りのエッジを通過していることが有利である。フィルム
が第2のバッファー装置から巻き出されるにしたがって
、対をなす反転ロールのロール噛込部と交差している面
内でフィルムを保持する働きをするフィルム固有の固さ
のおかげで、フィルムは反転案内装置の正面側に到達す
る。
【0038】フィルムが中間ロールを退出したことを中
間ロール・センサーが報知したときまでにバッファー・
センサーがフィルムの存在を検出したときに初めて中間
ロールのロールを分離するロール比較装置が設けられて
いることが好ましい。バッファー・センサーがフィルム
を検出したとき、中間ロールを介する駆動を停止するこ
とができる。このことは、中間ロールの駆動とバッファ
ー・ロールの駆動が同期的に行われる場合に特に好まし
い。中間ロールのロールが分離されると、中間ロールに
よりフィルムが把持されることなく第1のバッファー装
置からフィルムを引っ張り出すことができる。バッファ
ー案内装置は反転案内装置と相互に交換することができ
ることが好ましい。単一の中間フィルム貯溜装置を使用
してフィルムを反転させて中間的にフィルムを貯溜する
とともに、フィルムの反転を伴うことなく中間的にフィ
ルムを貯溜することがきるようにすることは若干の再配
置を行うことだけで可能となる。したがって、中間フィ
ルム貯溜装置は非常にフレキシブルであり、多くの用途
分野に使用することができる。対をなす出口ロールと対
をなすバッファー・ロールが同期的な駆動を行うための
共通の駆動装置を備えていて、対をなす出口ロールと対
をなすバッファー・ロールが一方の軸端では同じ方向に
フィルム回転し、他方の軸端では反対の方向に回転する
ようパワー伝達装置を介して接続することができること
が好ましい。一方のロール軸端から他方の軸端にわたっ
てパワー伝達装置を再配置するごとき僅かな再配置を行
うことにより、対をなすバッファー・ロールの回転方向
と対をなす出口ロールの回転方向を変更することができ
る。これは、フィルムをいったん反転させなければなら
ない中間フィルム貯溜装置では、対をなす出口ロールと
対をなすバッファー・ロールは同じ移送方向を持たねば
ならず、一方、反転を伴うことなくフィルムが出口に現
れる中間フィルム貯溜装置では、対をなす出口ロールと
対をなすバッファー・ロールは反対の移送方向を持たね
ばならないからである。本発明の好適な実施例によれば
、パワー伝達装置は、対をなす出口ロールと対をなすバ
ッファー・ロールとが反対方向に動いたとき対をなす反
転ロールを駆動する。例えば、パワー伝達装置は、チェ
ーン、歯付きベルト、Vベルトまたは歯車の組み合わせ
により構成することができる。この有利な実施例によれ
ば、対をなす反転ロールと対をなす出口ロールまたは対
をなすバッファー・ロールは、対をなす反転ロールのた
めの補足的な駆動装置を必要とすることなく同期的に動
作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に従って構成された中間
フィルム貯溜装置の立面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に従って構成された中間
フィルム貯溜装置の立面図である。
【図3】センサーの構成を概念的に図解した立面図であ
る。
【図4】(a)より(e)まではそれぞれ、フィルムを
反転させる機構を備えた中間フィルム貯溜装置を通って
移動するフィルムの径路を図解した立面図である。
【図5】対をなすバッファー・ロールと対をなす出口ロ
ールを駆動する駆動装置を図解した立面図である。
【図6】(a)から(e)まではそれぞれ、フィルムの
反転機構を備えていない中間フィルム貯溜装置を通って
移動するフィルムの径路を図解した立面図である。
【図7】反対の方向に対をなすバッファー・ロールと対
をなす出口ロールを駆動する駆動装置を図解した立面図
である。
【符号の説明】
1,101  中間フィルム貯溜装置 2  本体 3  入口スロット 4  出口スロット 5,6  供給ロール 7,12,19,43  噛込部 8  案内装置 9,10  中間ロール 11,44  末広がりのエッジ 13  第1のバッファー装置 14,15  バッファー・ロール 16  制動装置 17  偏心ロール 18  サポート 20,21  出口ロール 22  バッファー案内装置 23,24  反転ロール 25  隔壁 26  第2のバッファー装置 27  中間ロール駆動装置 28,33  歯付きベルト 29  レバー 30  ピストン・シリンダー 31,32  駆動装置 34  中間ロール・センサー 35  バッファー・ロール・センサー36  反転ロ
ール・センサー 37  光ダイオード 38  フォトトランジスタ 39  ミラー 40  制御装置 41  歯付きロール 42  反転案内装置 45,46  フィルム 47,48,49,50  ピニオン 53,54,55,56,57  歯付きベルト・ピニ
オン

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  供給ロールと、出口ロールと、中間ロ
    ールと、供給ロールから中間ロールまでフィルムを案内
    する案内装置を備えた限定された長さの写真フィルムに
    使用される中間フィルム貯溜装置であって、中間ロール
    (9,10)がフィルム(45,46)を第1のバッフ
    ァー装置(13)に巻き入れるとともに、これより速い
    速度で反対の移動方向にフィルム(45,46)を第2
    のバッファー装置(26)に再巻き入れるようにされて
    いて、フィルム(45,46)の第2のバッファー装置
    (26)への移動がバッファー・ロール(14,15)
    により制御されることを特徴とする中間フィルム貯溜装
    置。
  2. 【請求項2】  案内装置(8)が、再巻きいれの動作
    の間、フィルム(45,46)を第2のバッファー装置
    (26)に案内するために、バッファー・ロール(14
    ,15)に向かって中間ロール(9,10)から延設さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の中間フィルム
    貯溜装置。
  3. 【請求項3】  案内装置(8)が、第2のバッファー
    装置(26)から離れているとともに、中間ロール(9
    ,10)に隣接して中間ロール(9,10)のロール噛
    込部(12)と交差した面の側に配置されている末広が
    りのエッジ(11)を備えていることを特徴とする請求
    項2記載の中間フィルム貯溜装置。
  4. 【請求項4】  中間ロール(9,10)がほぼ垂直方
    向にフィルム(45,46)を移動させることを特徴と
    する請求項3記載の中間フィルム貯溜装置。
  5. 【請求項5】  案内装置(8)が、中間ロール(9,
    10)とバッファー・ロール(14,15)との間の領
    域に摺動面を備えているとともに、バッファー・ロール
    (14,15)よりフィルム(45)が把持された後、
    前記の摺動面から離れる向きにフィルム(45)の一部
    を移動させる偏向装置(17)を備えていることを特徴
    とする請求項4記載の中間フィルム貯溜装置。
  6. 【請求項6】  偏向装置(17)が偏心ロールより成
    ることを特徴とする請求項5記載の中間フィルム貯溜装
    置。
  7. 【請求項7】  案内装置(8)と中間ロール(9,1
    0)との間の領域内にフィルム(45,46)が存在し
    ていることを検出するとともに、中間ロール(9,10
    )の駆動装置(27)を制御する中間ロール・センサー
    (34)が案内装置(8)と中間ロール(9,10)と
    の間に位置ぎめされていることを特徴とする請求項2記
    載の中間フィルム貯溜装置。
  8. 【請求項8】  バッファー・ロール(14,15)が
    、所定の領域内にフィルム(45,46)が存在してい
    ることを検出するバッファー・ロール・センサー(35
    )を備えていて、該センサー(35)の出力信号がバッ
    ファー・ロール駆動装置(32)を制御することを特徴
    とする請求項1記載の中間フィルム貯溜装置。
  9. 【請求項9】  バッファー・ロール・センサー(35
    )が、フィルム(45,46)を検出したとき、バッフ
    ァー・ロール駆動装置(32)を停止させる手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の中間フィルム貯
    溜装置。
  10. 【請求項10】  バッファー・ロールが、対をなすバ
    ッファー・ロール(14,15)と、バッファー案内装
    置(22)と接続された対をなす出口ロール(20,2
    1)とより成ることを特徴とする請求項9記載の中間フ
    ィルム貯溜装置。
  11. 【請求項11】  バッファー・ロール・センサー(3
    5)がバッファー・ロールの出口に配置されていること
    を特徴とする請求項9記載の中間フィルム貯溜装置。
  12. 【請求項12】  バッファー・ロール駆動装置(32
    )が、フィルム(45,46)が中間ロール・センサー
    (34)によりモニターされた領域を退出したことを中
    間ロール・センサー(34)が報知したとき、バッファ
    ー・ロール814,15)を動作させる手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項9記載の中間フィルム貯溜装
    置。
  13. 【請求項13】  バッファー・ロールが、フィルムを
    第2のバッファー装置に巻き入れるとともに、フィルム
    を反対の方向に移動させることによりフィルムを第2の
    バッファー装置(26)から巻き出す対をなす反転ロー
    ル(23,24)を備えており、フィルムを巻き出すに
    したがって出口ロール(20,21)に向かう方向にフ
    ィルムを向きぎめする反転案内装置(42)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の中間フィルム貯
    溜装置。
  14. 【請求項14】  対をなす反転ロール(23,24)
    が、フィルム(45)をほぼ垂直方向に移動させる手段
    を備えていることを特徴とする請求項13記載の中間フ
    ィルム貯溜装置。
  15. 【請求項15】  末広がりのエッジ(42)を有する
    反転装置(42)が、対をなす出口ロール(20,21
    )から離れていて、対をなす反転ロール(23,24)
    に隣接している対をなす反転ロール(23,24)のロ
    ール噛込部(43)と交差した面の側に配置されている
    ことを特徴とする請求項13記載の中間フィルム貯溜装
    置。
  16. 【請求項16】  反転センサー(36)が、フィルム
    (45)が十分に第2のバッファー装置(26)の中に
    巻き入れられていて、フィルム(45)が巻き出される
    にしたがって、フィルム(45)の前端部が出口ロール
    (20,21)に向かう方向に反転案内装置(42)に
    より反らされているかどうかを検出することを特徴とす
    る請求項13記載の中間フィルム貯溜装置。
  17. 【請求項17】  ロール分離装置(29,30)が、
    フィルム(45)が中間ロール(9,90)を退出した
    ことを報知する時点までにバッファー・ロール・センサ
    ー(35)がフィルム(45)が存在していることを検
    出した時点で初めて、中間ロール(9,10)のロール
    を分離することを特徴とする請求項13記載の中間フィ
    ルム貯溜装置。
  18. 【請求項18】  バッファー案内装置(22)が、反
    転案内装置(42)と相互に交換できることを特徴とす
    る請求項13記載の中間フィルム貯溜装置。
  19. 【請求項19】  対をなす出口ロール(20,21)
    と対をなすバッファー・ロール(14,15)が同期的
    な駆動を行うための共通の駆動装置(32)を備えてお
    り、対をなす出口ロール(20,21)と対をなすバッ
    ファー・ロール(14,15)が一方の軸端では同じ方
    向に回転し、他方の軸端では反対の方向に回転するよう
    パワー伝達装置(33,41)を介して接続されている
    ことを特徴とする請求項18記載の中間フィルム貯溜装
    置。
  20. 【請求項20】  パワー伝達装置(41)が、対をな
    す出口ロール(14,15)と対をなすバッファー・ロ
    ール(14,15)が反対方向に移動したとき対をなす
    反転ロール(23,24)を駆動する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項19記載の中間フィルム貯溜装
    置。
JP3226236A 1990-09-05 1991-09-05 中間フィルム貯溜装置 Pending JPH04246648A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4028094.2 1990-09-05
DE4028094A DE4028094C1 (ja) 1990-09-05 1990-09-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04246648A true JPH04246648A (ja) 1992-09-02

Family

ID=6413613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3226236A Pending JPH04246648A (ja) 1990-09-05 1991-09-05 中間フィルム貯溜装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5186453A (ja)
EP (1) EP0474162A3 (ja)
JP (1) JPH04246648A (ja)
DE (1) DE4028094C1 (ja)
FI (1) FI914140A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0825142B1 (en) * 1993-08-16 2002-12-04 Agfa Corporation Method and apparatus for buffering media
DE69423727T2 (de) * 1994-01-12 2000-09-28 Agfa Corp Zweimedien Puffer mit einem Freilaufkupplungssystem
US5449164A (en) * 1994-08-29 1995-09-12 Xerox Corporation Sheet inverter apparatus
US5962546A (en) 1996-03-26 1999-10-05 3M Innovative Properties Company Cationically polymerizable compositions capable of being coated by electrostatic assistance
DE19823906C2 (de) * 1998-05-28 2001-06-28 Gretag Imaging Ag Filmmaterial-Leitanlage
US7866661B2 (en) * 2007-08-29 2011-01-11 Pitney Bowes Inc. Sheet/page buffer for sheet handling apparatus
CN102649376B (zh) * 2011-06-21 2014-04-02 北京京东方光电科技有限公司 一种打标方法及设备

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53149332A (en) * 1977-06-01 1978-12-26 Oriental Photo Ind Co Ltd Sheettshaped photographic paper guiding device
US4673176A (en) * 1980-10-02 1987-06-16 Xerox Corporation Soft nip damping inverter
DE3122586A1 (de) * 1981-06-06 1982-12-23 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Vorrichtung zum entladen von roentgenfilm-kassetten
JPS58107540A (ja) * 1981-12-22 1983-06-27 Fuji Photo Film Co Ltd カメラプロセサにおけるフイルム貯蔵装置
GB2128593B (en) * 1982-10-19 1985-08-29 Hadland John Web transfer between stations
US4817933A (en) * 1984-10-02 1989-04-04 Canon Kabushiki Kaisha Document handling apparatus
JPS61109027A (ja) * 1984-11-01 1986-05-27 Fuji Photo Film Co Ltd 印画紙保留装置
US4714241A (en) * 1986-08-04 1987-12-22 Eastman Kodak Company Recirculating document feeder
DE3914183A1 (de) * 1988-05-01 1989-11-09 Minolta Camera Kk Transporteinrichtung fuer papierblaetter
US4993700A (en) * 1988-11-15 1991-02-19 Brandt, Inc. Facing mechanism for sheet feeder

Also Published As

Publication number Publication date
FI914140A0 (fi) 1991-09-03
DE4028094C1 (ja) 1992-04-02
EP0474162A2 (de) 1992-03-11
EP0474162A3 (en) 1992-09-02
FI914140A (fi) 1992-03-06
US5186453A (en) 1993-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000355447A5 (ja)
US5383656A (en) Single drive nip sheet buffering system using independently driven rolls with different frictional properties
US4065042A (en) Web transporting apparatus
GB2023553A (en) Web feeding and tensioning apparatus
JPH04246648A (ja) 中間フィルム貯溜装置
WO2011036782A1 (ja) 紙葉類収納繰出装置
JPH11352592A (ja) 感光材料の搬送装置
US4299458A (en) Self threading phototypesetter transport system
US5737988A (en) System for buffering moving material between two modular machines
JPS5997957A (ja) シ−ト反転取扱い装置
US4326791A (en) Transport system for processor of photosensitive web material
US6068255A (en) Document transport apparatus
US4817886A (en) Film conveying apparatus
US6135448A (en) Sheet conveying apparatus
US3935980A (en) Continuous tape paying apparatus
US3991955A (en) Automatic film threading device
JPS58172154A (ja) 用紙反転装置
JPH0721466Y2 (ja) 用紙反転装置
JPH0253777B2 (ja)
JP2861722B2 (ja) 感光材料の供給装置
SU1748132A1 (ru) Лентопрот жный механизм дл контактной прерывистой печати
JP2000302305A (ja) 写真処理機の印画紙搬送装置
JP2732658B2 (ja) マイクロフイルムリーダ
JP2612879B2 (ja) 写真プリント装置
JP2001322757A (ja) プリンタユニット