JPH04246367A - バルーンカテーテル - Google Patents
バルーンカテーテルInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
狭窄を治療するための血管拡張用バルーンカテーテルに
関する。
いて治療する方法として、バルーンカテーテルを加圧膨
張させると同時にバルーン内部より高周波電流(電圧)
やレーザー光線を放射させて硬化部を加温する方法が既
に開発実験中である。高周波電流による方法、即ち誘電
加熱方法は、本発明者の特許出願(特願平2−5036
1号)に開示されている。
は、レーザー光線や高周波電流(電圧)によって、バル
ーン自体を温め、血管内壁より外壁へと熱を拡散させる
ため、血管内壁が最もつよく燃灼され、内膜障害による
血栓形成が助長される。又、内膜のすぐ外側にある内弾
性板も焼灼破壊されるため、内腔に潰瘍形成が生じ、再
狭窄の原因となる。
ステムを作動させながら、左からレーザー光線や高周波
電流(電圧)や遠赤外線を放射することにより、内膜面
は焼灼せず、中膜と外膜を主に焼灼して拡張するバルー
ンカテーテルを提供することを目的とする。
ルは例えば図1に示す如くカテーテルシャフト1と、こ
のカテーテルシャフト1の外周に設けられた膨張収縮可
能なバルーン2と、このカテーテルシャフト1に設置さ
れた高周波通電用の電極3と、このバルーン2内へ液体
6aを供給又は吸収する送液路6を設けたバルーンカテ
ーテルにおいて、このバルーン2内のカテーテルシャフ
ト1に冷却用液体6aを潅流する複数の小孔5を設けた
ものである。
レーザー法により加温しつつ、バルーン2を膨張させる
と同時に、冷却システムによってバルーン2と接触する
血管内膜面を焼灼より保護する。
添付図面を参照して説明する。図1は、高周波通電加熱
法におけるバルーン内冷却システムを示す。図1A、B
及びCにおいて1は例えば、X線不透過のテフロン製の
カテーテルシャフトであり、このカテーテルシャフト1
の先端部には膨張及び収縮可能なバルーン2が形成され
ている。3はこのバルーン2のカテーテルシャフト1に
設けられた高周波通電用の単極電極であり、この単極電
極3は例えば0.1mmの直径の導線をコイル状にカテ
ーテルシャフト1の周りに巻いてある。又、バルーン2
内のカテーテルシャフト1の基部にはサーミスター4が
設置され、バルーン2内温度を温度センサ8によりモニ
ターできるようになっている。更に、バルーン2のカテ
ーテルシャフト1には多数の小孔5が設けられ、この小
孔5はバルーン2のカテーテルシャフト1の内腔へ通じ
る如くなされバルーン2内の液体6aの出口となる。こ
のカテーテルシャフト1の軸方向全長にわたってバルー
ン2内腔2aと通じる送液路6が形成され、この送液路
6の中に高周波通電用の導線7aとサーミスター用の導
線8aが入っている。前記送液路6の他端には送液ポン
プ9が連結されている。送液ポンプ9を作動させて、バ
ルーン2へ冷却液6aを送液すれば、これを膨張させる
ことができ、バルーン2内圧が一定以上上昇するとバル
ーン2内カテーテルシャフト1にあけた小孔5より、冷
却液6aは排出され、バルーン2内部は冷却される。
ら例えば周波数13.56MHZの高周波発生装置7の
出力端子の一端をバルーン2内高周波通電用電極3に通
じる電線7aに接続し、他端を背部設置した対極板10
(直径約10cmの金属性円盤)に接続し、出力10〜
50Wで通電すると、誘電加熱の原理に従ってバルーン
2より放射状に放出される電磁波によってバルーン2と
接触する組織=血管狭窄部11の分子及び電子が撹拌さ
れて発熱する。この時、バルーン内部温度をカテーテル
シャフト1の基部に取り付けたサーミスター4でモニタ
ーすることができる。
2内圧を一定以上に高めると、冷却液6aはバルーン2
内を潅流した後、カテーテルシャフト1にあけた小孔5
を通って、カテーテルシャフト1の内腔より、血管末梢
へと放出される。この時、カテーテルシャフト1の内腔
にはガイドワイヤー12を押入させることが出来る。送
液ポンプ9内の冷却液6aの温度と注入速度を調節する
ことによってバルーン2内圧とバルーン2内温度を自由
にコントロール可能である。
2の加圧とバルーン2内の潅流を行いながら、高周波通
電により電磁波を放射することにより、内膜面よりも中
膜及び外膜を主に焼灼しながら、より低圧でより安全に
狭窄部11を拡張することが可能となった。
例では、バルーン2先端部のカテーテルシャフト1との
接合部13に小孔5aを設け、バルーン2内を潅流した
冷却液6aはこの小孔5aよりバルーン2外へ排出され
る。
の例では、バルーン2に多数の小孔5bがあいており、
バルーン2内を潅流した冷却液6aはこのバルーン膜の
小孔5bよりバルーン2外へ排出される。この時、冷却
液6aの中に様々な科学物質、例えば、血管平滑筋の増
殖抑制物質や抗血栓剤を溶解すれば、血管壁の中に直接
これらを注入することが可能である。
の例では、冷却用潅流液6aはカテーテルシャフト1の
内腔より送液ポンプ9によってバルーン2内へそのカテ
ーテルシャフトの先端部にあいた小孔5を介して送りこ
まれ、バルーン2内を潅流した後、バルーン2内のカテ
ーテルシャフト1からカテーテルシャフト1全長にわた
って形成されたバルーン2内腔2aへ通じる送液路6か
ら外部へ排出される。この冷却システムは前3者と異な
り。回路は開放ではなく閉鎖式となる。又、バルーンカ
テーテルの形式としては、On The Wire T
ipe(ガイドワイヤーが固定された型)となる。尚、
本発明は熱源がレーザー光線や遠赤外線等の場合にも適
用できることは容易に理解できよう。また本発明は尿道
、尿管、胆道及び気管支の狭窄にも適用できる。また、
本発明は上述実施例に限らず本発明の要旨を逸脱するこ
となくその他種々の構成が採り得ることは勿論である。
通電による加温焼灼システムとバルーン内潅流による冷
却システムとバルーン内サーミスターによる温度コント
ロールシステムを備えており、血管内腔より主に中膜と
外膜を加温しながら加圧することにより、内膜損傷を来
さずに閉塞部の拡張を良好に行うようにしたバルーンカ
テーテルを提供できる。
要部の断面図である。
。
。
。
Claims (4)
- 【請求項1】 カテーテルシャフトと、このカテーテ
ルシャフトの外周に設けられた膨張収縮可能なバルーン
と、上記カテーテルシャフトに設置された高周波通電用
の電極と、上記バルーン内へ液体を供給又は吸収する送
液路を設けたバルーンカテーテルにおいて、上記バルー
ン内の上記カテーテルシャフトに冷却用液体を潅流する
複数の小孔を設けたことを特徴とするバルーンカテーテ
ル。 - 【請求項2】 カテーテルシャフトと、このカテーテ
ルシャフトの外周に設けられた膨張収縮可能なバルーン
と、上記カテーテルシャフトに設置された高周波通電用
の電極と、上記バルーン内へ液体を供給又は吸収する送
液路を設けたバルーンカテーテルにおいて、上記バルー
ン先端部と上記カテーテルシャフトとの間に潅流用の小
孔を設けたことを特徴とするバルーンカテーテル。 - 【請求項3】 カテーテルシャフトと、このカテーテ
ルシャフトの外周に設けられた膨張収縮可能なバルーン
と、上記カテーテルシャフトに設置された高周波通電用
の電極と、上記バルーン内へ液体を供給又は吸収する送
液路を設けたバルーンカテーテルにおいて、上記バルー
ンに複数の小孔を設けたことを特徴とするバルーンカテ
ーテル。 - 【請求項4】 シャフトの先端部を閉塞し閉鎖式潅流
システムとしたことを特徴とする請求項1記載のバルー
ンカテーテル。
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-
1991
- 1991-01-31 JP JP3010662A patent/JP2510428B2/ja not_active Expired - Lifetime
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