JPH07289557A - 血管狭窄部の加熱治療方法とその局部加熱式カテーテル - Google Patents

血管狭窄部の加熱治療方法とその局部加熱式カテーテル

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JPH07289557A
JPH07289557A JP6086918A JP8691894A JPH07289557A JP H07289557 A JPH07289557 A JP H07289557A JP 6086918 A JP6086918 A JP 6086918A JP 8691894 A JP8691894 A JP 8691894A JP H07289557 A JPH07289557 A JP H07289557A
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JP
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electrode
blood vessel
wall
wires
catheter
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JP6086918A
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Butsuhibindaa Moorisu
ブッヒビンダー モーリス
Shinji Hara
新治 原
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INTER NOVA KK
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INTER NOVA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血管狭窄部を拡張した後の再狭窄を防止す
る。 【構成】 カテーテル本体1の先端に、複数の電極用ワ
イヤー4を放射状に設ける。これら電極用ワイヤー4を
外方に略く字状に屈曲し、この屈曲部により尖鋭な高周
波加熱用電極2を形成する。また、それら電極用ワイヤ
ー4の中心に中央ワイヤー6を挿通し、この中央ワイヤ
ー6の先端に前記電極用ワイヤー4の先端をそれぞれ固
定する。中央ワイヤー6を位置固定した状態で電極用ワ
イヤー4を前方に移動すると、電極2が血管内壁34の深
部に挿入される。そして高周波加熱により電極2付近を
加熱して血管内壁34を局部的に周囲の組織に溶着する。
血管の一部に火傷による組織の盛り上がりを生じても、
従来の方法よりは火傷の範囲が小さいものとなるため、
狭窄を最小に押さえることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管内壁を局部的に加
熱する血管狭窄部の加熱治療方法とその局部加熱式カテ
ーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】PTCA(経皮経管冠動脈形成術)は、
動脈硬化により狭窄化した血管を押し広げる手術とし
て、近年、心臓冠動脈や足などの動脈に対して広く行わ
れている。その動脈硬化は成人病による死因の一つであ
り、動脈硬化が心臓血管に起こると心筋梗塞となり、動
脈硬化が足などに起こると動脈血栓や動脈溜となる。そ
して例えば冠動脈の狭窄部を治療する場合、近年ではバ
ルーンカテーテルなどを用いて狭窄部の拡張治療が行わ
れている。しかしながらこのようなバルーンカテーテル
を用いた血管拡張術においては、拡張後の急性期の血管
に再狭窄が発生するという問題がある。そしてデセクシ
ョンと呼ばれる拡張後に血管内壁が剥がれてしまう現象
が拡張後略10パーセントの割合で発生し、極端な場合
は血管が完全に閉塞してしまう。そのデセクションの発
生する原因は、血管内壁が狭窄した当時の形状を記憶し
ており、すなわちバルーンの加圧により内壁の外側にあ
るアテローム部分より水分を絞り出して血管を拡張した
後、もとの形状に戻ろうとするために発生する。また、
バルーンの膨脹により血管内壁を伸展するため、中膜の
弾性繊維が断裂されと共に、血管の狭窄肉片の体液が絞
り出され、この体液が絞り出されてずたずたになった組
織が血管内壁を支えきれなくなって発生するものであ
る。そしてこれを防止するため現在ではバルーン内に加
熱手段を設けたホットバルーンカテーテルを用いた熱的
治療が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ホットバルーンカ
テーテルを用いた治療において、血管内壁を約60°C
以上に加温してしまうと、内壁が蛋白変性を起こし、火
傷を生じた状態となるものの、剥がれかかった内壁を、
周囲の組織に熱的に溶着することによりくっつけること
ができる。しかし外皮に生じた火傷でも判るように、血
管内壁全体に火傷を生じた場合では、治療後2〜3週間
経過すると、血管組織が該血管の内面側に盛り上がって
きて再閉塞を起すという問題があった。一方、約60°
C以下に加温する場合では、血管内壁の火傷を防止する
ことができるものの、前記デセクションを生じた部分を
修復できない場合が30パーセント程度発生するという
問題があった。
【0004】そこで本発明は、血管狭窄部の再狭窄を防
止することができる血管狭窄部の加熱治療方法とその局
部加熱式カテーテルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の血管狭窄部の
加熱治療方法は、高周波加熱用電極の先端を血管内壁に
当て、該血管内壁を局部的に加熱するものである。
【0006】請求項2の局部加熱式カテーテルは、カテ
ーテル本体と、このカテーテル本体の先端に設けられ該
カテーテル本体の外周方向に進退自在な高周波加熱用電
極と、この高周波加熱用電極を進退する進退手段とを備
えたものである。
【0007】
【作用】上記請求項1記載の構成では、拡張後の血管内
壁を局部的に加熱して組織に溶着し、血管内壁の再狭窄
の発生を防止することができ、かつ、血管を局部的に加
熱するものであるから、血管の一部に火傷による組織の
盛り上がりを生じても、全体的に盛り上がる従来の方法
よりは範囲が小さいものとなり、その盛り上がりによる
再狭窄を最小に押さえることができる。
【0008】上記請求項2の構成では、カテーテル本体
を経皮的に血管内に挿入し、狭窄部箇所に位置させたな
らば、高周波加熱用電極を血管内壁深部に挿入し、高周
波加熱によって局部的に加熱することができる。そして
進退手段により電極の外周方向への進退量を調整して血
管内壁の所定深さに電極先端を位置させ、この位置で血
管内壁自体の損傷を最小にして局部的加熱を行うことが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図8は本発明の第1実施例のバケ
ット式カテーテルを示し、図1において、1はポリエチ
レン、テフロンなどからなる可撓性を有するカテーテル
本体であり、このカテーテル本体1には、図示しない
が、その前後動及び回動操作を確実にするためのガイド
ワイヤーが内臓されている。前記カテーテル本体1の先
端には、複数の高周波加熱用電極(以下、電極という)
2が設けられている。この電極2は、前記カテーテル本
体1内に焼き入れを施したステンレススチールパイプ3
を前後動自在に挿入し、このステンレススチールパイプ
3の先端を前記カテーテル本体1の先端から略2センチ
程度突出し、この先端突出部分を、円周等間隔で該カテ
ーテル本体1の長さ方向に切断して例えば4本の弾性を
有する電極用ワイヤー4を形成し、この電極用ワイヤー
4の長さ方向中央内面に三角溝状の切込み5を形成し、
この切込み5位置にて前記電極用ワイヤー4を略く字状
に屈曲形成し、この屈曲部により外周側に向かって尖鋭
な前記高周波加熱用電極2を形成している。尚、前記ス
テンレススチールパイプ3は前記電極用ワイヤー4の操
作杆となり、該ステンレススチールパイプ3の外面に、
銅や金などの鍍金を施し、さらにこの上からテフロンな
どの絶縁皮膜を設ける。さらに前記ステンレススチール
パイプ3に、ステンレススチール線からなる中央ワイヤ
ー6を前後動可能に挿通し、この中央ワイヤー6の先端
に前記電極用ワイヤー4の先端をそれぞれ固定し、この
中央ワイヤー6の外周には絶縁を施す。尚、この例では
ステンレススチールパイプ3の先端側を長さ方向に切断
して4本の電極用ワイヤー4を形成したが、4本の電極
用ワイヤー4を前記中央ワイヤー6の周囲に位置して前
記カテーテル本体1の全長に渡って挿通するようにして
もよく、また、その電極用ワイヤー4の断面形状も四角
形や円形など各種形状のものを用いることができる。ま
た、前記カテーテル本体1の手元側である後端から前記
ステンレススチールパイプ3の後端を後方に延設し、こ
の延設されたステンレススチールパイプ3の後端から前
記中央ワイヤー6の後端をさらに後方に延設する。ま
た、前記ステンレスステールパイプ3の後端側に、端子
7を電気的に接続する。さらに、前記カテーテル本体1
内には、外周が絶縁されたコンスタンタン線8が挿通さ
れ、このコンスタンタン線8の先端を前記高周波加熱用
電極2に溶着などにより電気的に接続し、このステンレ
ススチールからなる電極2と前記コンスタンタン線8と
の接続により、熱電対10を形成し、また、そのコンスタ
ンタン線8の後端には、後述する外部温度メータに接続
する端子11を設ける。尚、9は前記ステンテススチール
パイプ3を前後動可能に挿通する挿通孔であって、前記
カテーテル本体1の全長に渡って形成されている。そし
て前記ステンレスパイプ3とこの先端の電極用ワイヤー
4とこの電極用ワイヤー4の先端に固定した中央ワイヤ
ー6により、前記電極2をカテーテル本体1の外周方向
に進退する進退手段12を構成している。
【0010】図3において高周波発生器21は周波数1
3.56MHz,出力2〜8Wでその一方の出力端子
を、外部リード線22,22A、前記端子7及び前記ステン
レススチールパイプ3を介して前記電極2に電気的に接
続し、前記高周波発生器21の他方の出力端子を外部リー
ド線23を介して外部電極24に接続する。そしてこの外部
電極24は前記電極2と対極をなすものである。また前記
高周波発生器21はクリスタル制御発信器が用いられる。
25は電位コントロール装置、26はオシロスコープなどの
モニター装置である。前記外部電極24は、生体の正面側
または背面側に装着され、金属製円盤構造をなしてい
る。
【0011】前記熱電対10は、前記ステンレススチール
パイプ3、端子7、前記外部リード線22A及び外部リー
ド線27を介して外部温度メータ28に接続され、また、前
記コンスタンタン線8、端子11、外部リード線29を介し
て前記外部温度メータ28に接続されている。さらに前記
外部温度メータ28に、13.56MHzの高周波ノイズ
を取り除く能動フィルター30を設けている。しかしなが
ら、前記熱電対10の信号レベルはミクロンボルトのオー
ダーであり、13.56MHzの加熱電力はピーク値で
数100ボルトであるため、電気的能動フィルター30だ
けでは、安定した温度計測が難しい場合があり、何等か
の受動フィルター31(高周波減衰素子)を前記能動フィ
ルター30の前段に配置しなければならないため、図4及
び図5に示す受動フィルター31を、図3に示すように前
記能動フィルター30の前段に設けている。そして受動フ
ィルター31及び前記能動フィルター30が、高周波ノイズ
を分離するノイズフィルター手段となる。
【0012】上述した図4では前記受動フィルター31と
してパンドリジェクトフィルターを例示し、このパンド
リジェクトフィルターは、二条コードをフェライトコア
32上に多層巻きにし、例えば2メートルの前記外部リー
ド線27,29を長さ4センチの前記フェライトコア32上に
6層巻きとし、リジェクト周波数が13.56MHzに
なるように調整している。一方、前記図5では受動フィ
ルター31としてローパスフィルターを用い、インダクタ
ンスLとキャパシタンスCを示す。
【0013】次に前記構成のバケット式カテーテルの使
用方法につき説明すると、図示しないバルーンカテーテ
ルなどにより、狭窄部33を拡張した後、これと交換して
前記バケット式カテーテルを経皮的に動脈内に挿入し、
図6(a)に示すように、先端の電極2を拡張後の狭窄
部33に位置させる。そして中央ワイヤー6を位置固定し
た状態で、操作杆たるステンレススチールパイプ3を前
方に押し出すと、図6(b)に示すように、中央ワイヤ
ー6により先端位置を固定された電極用ワイヤー4が屈
曲して電極2がカテーテル本体1の外周方向に進行して
血管内壁34に当たる。尚、この場合、ステンレススチー
ルパイプ3を位置固定して、中央ワイヤー6を手元側に
引くようにしてもよく、中央ワイヤー6を引くことによ
り、図6(b)に示すように、電極2が外周方向に開く
ようにして進行する。そしてこのように操作して、血管
内壁34に電極2の先端を局部的に当てたら、高周波発生
器21から誘導電流を前記電極2と外部電極24とを介して
生体に流し、電極2付近が誘導性加熱により加熱され
る。これにより狭窄部33の血管内壁34を局部的に例えば
60°C以上に加熱して血管外側の組織にスポット溶接
をおこなうような要領で血管内壁34を溶着する。このよ
うに血管内壁34を、ピンで布を壁に止めるようにしてあ
たかもスポット溶接のようにして血管外周の組織に溶着
するため、血管の一部に火傷を生じるものの、全体に盛
り上がる従来の方法よりは火傷の範囲が小さく、全体と
して火傷による狭窄を最小に押さえることができ、ま
た、尖鋭な電極2を血管内壁34に当接するため、血管内
壁34の表面の傷は最小とすることができる。尚、加熱時
には、電極2を血管内壁34に当てた状態で加熱する以外
に、進退手段12を操作して図7に示すように電極2を血
管内壁34に食い込ませた状態で当て、あるいは図8に示
すように血管内壁34に挿入した状態で当てて加熱しても
よく、この挿入深さは進退手段12を用いて所定の深さに
調整することができる。そして上述した操作と逆の操作
をすることにより、複数の電極2が相互に閉まるように
してカテーテル本体1の中心側に後退させることができ
る。一方、電極2に設けた熱電対10からは、温度に応じ
た直流熱起電力が、外部温度メータ28に出力され、かつ
受動フィルター30と能動フィルター31により高周波ノズ
ルが除去され、外部温度メータ28に前記直流起電力に基
いた温度が表示される。
【0014】このように本実施例では請求項1に対応し
て、高周波加熱用電極2の先端を血管内壁34に当て、該
血管内壁34の深部を局部的に加熱する血管狭窄部33の加
熱治療方法であるから、拡張後の血管内壁34を局部的に
加熱して該血管の周囲の組織に溶着し、これにより血管
内壁34の剥がれの発生を防止することができ、かつ、血
管を局部的を加熱するものであるから、血管の一部に火
傷による組織の盛り上がりを生じても、全体的に盛り上
がる従来の方法よりは範囲が小さいものとなり、その盛
り上がりによる狭窄を最小に押さえることができる。
【0015】このように本実施例では請求項2に対応し
て、カテーテル本体1と、このカテーテル本体1の先端
に設けられ該カテーテル本体1の外周方向に進退自在な
高周波加熱用電極2と、この高周波加熱用電極2を進退
する進退手段12とを備えたものであるから、カテーテル
本体1を経皮的に血管内に挿入し、狭窄部33の箇所に位
置させたならば、高周波加熱用電極2の先端を血管内壁
34に当て、高周波加熱によって局部的に加熱することが
できる。そして進退手段12により電極2の進退量を調整
して血管内壁34に食い込ませたり挿入したりして血管内
壁34の所定深さに電極2を位置させ、この位置で血管内
壁34自体の損傷を最小にして局部的加熱を行い、血管内
壁34のデセクションを防止することができる。
【0016】また実施例上の効果として、カテーテル本
体1の先端に略放射状に複数の電極2を設け、これら複
数の電極2が同時に開閉するようにして、外周側に向か
って進退するように構成したから、血管内壁34を多数の
スポットで同時に溶着することができる。また、電極用
ワイヤー4の内面側に切込み5を形成し、この切込み5
位置で屈曲して尖鋭な電極2を形成したから、この尖鋭
な電極2が血管内壁34に点接触状態で当接し、該血管内
壁34の損傷を最小に抑えることができ、しかも高周波加
熱の特性としてその尖鋭な先端付近に集中的に発熱を起
こすことができる。また実施例においては、熱電対10を
設けるものを示したが、本方法では、血管を局部的に加
熱して、この部分のみに火傷を生じしめるものであるか
ら、必ずしも加熱温度の管理を厳重に行う必要がなく、
この点において比較的容易に高周波加熱を行うことがで
きる。
【0017】図9は本発明の第2実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、4本の前記電極用
ワイヤー4に切込みを設けないで、この電極用ワイヤー
4をカテーテル本体1の全長に渡って挿通しており、こ
の例でも、前記中央ワイヤー6を位置固定して4本の電
極用ワイヤー4を先端側に押し出すことにより、図9の
鎖線に示すように、電極用ワイヤー4相互が外周方向に
彎曲状に広がり、この彎曲部分によって血管内壁34に押
し当てる高周波加熱用電極2Aを構成しており、この例
においても第1実施例と同様な作用,効果を奏し、また
この例では、電極用ワイヤー4を外周方向に進行すると
血管内壁34に線接触し、この線接触状態で血管内壁34を
加熱溶着することができ、また、カテーテル本体1を経
皮的に動脈に挿入する際、図9に示すように、電極用ワ
イヤー4を中央ワイヤー6に添わせることができるた
め、この状態でカテーテル本体1の挿通孔9にこれらを
収納しておくことができ、カテーテルの挿入及び血管内
での操作を容易に行うことができる。
【0018】図10及び図11は本発明の第3実施例を
示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳
細な説明を省略して詳述すると、この例では、グリッパ
ー式カテーテルを示し、同図に示すように、操作杆とな
る前記ステンレススチールパイプ3の先端突出部分を、
円周等間隔でカテーテル本体1の長さ方向に切断して例
えば4本の弾性を有する電極用ワイヤー4を形成し、こ
れら電極用ワイヤー4の基端を屈曲部41により外周方向
に放射状に屈曲形成すると共に、その電極用ワイヤー4
を略く字状に屈曲形成し、この屈曲部により外周側に向
かって尖鋭な高周波加熱用電極2Bを形成し、また、前
記カテーテル本体1の先端には、硬質プラスチックなど
からなる案内筒42を固定し、この案内筒42の内周彎曲角
部42Aが前記電極ワイヤー4の基端側外面に当接し、前
記ステンレススチールパイプ3と案内筒42とにより、進
退手段12Aを構成し、図10の一点鎖線に示すように、
前記ステンレススチールパイプ3を前方に押すと、前記
内周彎曲角部42Aに基端側が当接して抑えられていた電
極用ワイヤー4が、その弾性復元力によって開き、電極
2Bがカテーテル本体1の外周方向に進行し、逆に、ス
テンレススチールパイプ3を引くと、電極用ワイヤー4
の基端側が前記内周彎曲角部42Aに規制されて電極2B
が後退し、この例においてもカテーテル本体1を経皮的
に血管内に挿入し、狭窄部33箇所に位置させたならば、
高周波加熱用電極2Bを血管内壁34に当て、高周波加熱
によって局部的に加熱することができ、また、進退手段
12Aにより電極2Bの進退量を調整して血管内壁34に食
い込ませたり挿入したりして該血管内壁34の所定深さに
電極2Bを位置させ、この位置で血管内壁34自体の損傷
を最小にして局部的加熱を行うことができ、第1実施例
と同様な作用,効果を奏し、またこの例では、中央ワイ
ヤーが不要となるため、カテーテルの製造が比較的容易
となる。
【0019】図12及び図13は本発明の第4実施例を
示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳
細な説明を省略して詳述すると、この例では、前記ステ
ンレススチールパイプ3の先端に1本のステンレススチ
ール棒からなる略く字状の電極用ワイヤー4Aを設け、
他の3本は例えばポリイミド棒などからなる絶縁棒43を
用い、この絶縁棒43を外側に略く字状に屈曲形成し、こ
の絶縁棒43の基端43Aを前記ステンレススチールパイプ
3の先端側に固定し、3本の絶縁棒43を屈曲部43Bにお
いて外周側に放射状に折曲げて屈曲可能に設けている。
また上記第3実施例で示した案内筒42の先端には、前記
ステンレススチールパイプ3の挿通孔9に連通する正面
略長穴形状のガイド孔42Bを、前記電極用ワイヤー4A
及び絶縁棒43にそれぞれ対応して形成し、そのガイド孔
42Bに前記電極用ワイヤー4A及び絶縁棒43を挿通して
おり、前記ステンレススチールパイプ3と案内筒42とに
より、進退手段12Aを構成し、図12の一点鎖線に示す
ように、ステンレススチールパイプ3を前後に移動する
ことにより、電極用ワイヤー4A及び絶縁棒43がガイド
孔42Bに案内されて開閉し、電極2Bがカテーテル本体
1の外周方向に進退する。
【0020】そして図示しないバルーンカテーテルなど
により、狭窄部33を拡張した後、これと交換して前記グ
リッパー式カテーテルを経皮的に動脈内に挿入し、先端
の電極2Bを拡張後の狭窄部33に位置させる。そしてス
テンレススチールパイプ3を前方に押し出すと、電極2
Bがカテーテル本体1の外周方向に進行し、血管内壁34
に当接し、さらにステンレススチールパイプ3を押し出
すと、尖鋭な電極2Bが血管内壁34に食い込みあるいは
挿入される。このように操作して、電極2Bを血管内壁
34に局部的に当てたら、高周波発生器21から誘導電流を
前記電極2Bと外部電極24とを介して生体に流し、電極
2B付近が誘導性加熱により加熱される。これによりカ
テーテル本体1の先端に設けた1個の電極2Bにより狭
窄部33の血管内壁34を1箇所だけ例えば60°C以上に
加熱して血管外側の組織にスポット溶接をおこなうよう
な要領で溶着し、この後、ステンレススチールパイプ3
を手前に引いて電極2Bをカテーテル本体1中心方向に
後退させ、カテーテル本体1をその場で回転して今度は
血管内壁34の別の位置を1箇所づつ加熱する。
【0021】そしてこの例では、カテーテル本体1の先
端には、1本の電極用ワイヤー4Aを設けると共に、他
の3本は絶縁棒43としたため、血管内壁34の深部を1箇
所づつ丁寧に加熱することができ、1個の電極2Bによ
り高周波加熱を効率よく行うことができ、また、狭窄部
33の状態に合わせて適した箇所数の加熱溶接を行うこと
ができ、さらに他の3本の絶縁棒43が血管内壁34に当接
してガイドとなるため、加熱時に電極2Bが位置ずれす
るようなことがない。
【0022】図14ないし図15は本発明の第5実施例
を示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、スパイ
ク式カテーテルを示し、4本の前記電極用ワイヤー4に
長さ方向略中央で内面側に、前記切込み5を形成し、こ
の切込み5の両側に位置して該電極用ワイヤー4の外面
側に略三角溝状の切込み5Aをそれぞれ形成し、これら
切込み5,5A,5A箇所において前記電極用ワイヤー
4を屈曲して外向きでスパイク状をなす高周波加熱用電
極2Cを形成し、また各電極用ワイヤー4の先端は、第
1実施例と同様に中央ワイヤー6の先端にそれぞれ固定
しており、第1実施例と同様な構成の進退手段12を備え
る。そしてステンレススチールパイプ3を押すことによ
り、電極用ワイヤー4が外周方向に開き、電極2Cが外
周方向に進行し、逆に操作すると後退する。
【0023】そしてカーテル本体1を経皮的に血管内に
挿入し、図15(a)に示すように、狭窄部33箇所に位
置させ、中央ワイヤー6を位置固定した状態で、ステン
レススチールパイプ3を前方に押し出すと、図15
(b)に示すように、中央ワイヤー6により先端位置を
固定された電極用ワイヤー4が屈曲して電極2Cがカテ
ーテル本体1の外周方向に進行し、血管内壁34に当接
し、さらにステンレススチールパイプ3を押し出すと、
尖鋭な電極2Cが血管内壁34に食い込んで該血管内壁34
の深部に挿入される。このようにして高周波加熱用電極
2Cを血管内壁34の深部に挿入し、高周波加熱によって
局部的に加熱することができ、また、進退手段12により
電極2Cの進退量を調整して血管内壁34に食い込ませ所
定深さに電極2Cを位置させ、この位置で血管内壁34自
体の損傷を最小にして局部的加熱を行うことができ、第
1実施例と同様な作用,効果を奏し、またこの例のよう
に、電極2Cを血管内壁34に押し付けて食い込ませ、挿
入する方法を用いることにより、血管内壁34に食い込ん
だ部分以外の電極用ワイヤー4部分は血管内を流れる血
流に洗われることにより、温度上昇が抑えられ、血管内
壁34に食い込んだ部分のみを集中的に加熱することがで
きる。また、電極用ワイヤー4に3カ所の切込み5,5
A,5Aを設けることにより、電極用ワイヤー4を外周
側に開くと電極2Cの先端がより一層尖鋭となるため、
この尖鋭な電極2Cが血管内壁34の深部に挿入し易くな
ると共に、高周波誘導加熱によりその尖鋭な電極2Cの
先端部分を集中的に加熱することができる。
【0024】図16は本発明の第6実施例を示し、上記
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述すると、この例は、上記第5実施例と同一
構成のスパイク式カテーテルを使用し、電極用ワイヤー
4に設ける切込み5,5A,5Aの間隔を比較的大きく
設定している。そして図16に示すように、4本の電極
用ワイヤー4を中央ワイヤー6に真っ直ぐに添わせ、こ
の状態で電極用ワイヤー4及び中央ワイヤー6をカテー
テル本体1の挿通孔9内に収納し、狭窄部33に位置させ
たら、電極用ワイヤー4及び中央ワイヤー6を図16の
実線に示すようにカテーテル本体1の先端から差し出
し、中央ワイヤー6を位置固定してステンレススチール
パイプ3を前方に押し出すと、電極用ワイヤー4が切込
み5,5A,5Aに添って三角形状に曲り、先端の電極
2Cが血管内壁34に挿入され、この例においても高周波
加熱により電極2C付近を加熱して血管内壁34を局部的
に加熱することができ、第1実施例と同様な作用,効果
を有し、またこの例では、電極用ワイヤー4を中央ワイ
ヤー6に真っ直ぐに添わせ、この状態で電極用ワイヤー
4及び中央ワイヤー6をカテーテル本体1の挿通孔9内
に収納することができるため、カテーテルの挿入及び血
管内での操作を容易に行うことができる。
【0025】図17は本発明の第7実施例を示し、上記
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述すると、この例は、バルーンカテーテルを
用いる例であり、カテーテル本体1の先端側にバルーン
51を設け、このバルーン51は膨脹及び収縮可能なプラス
チック膜などからなり前記カテーテル本体1の全長に渡
って形成した送液孔52の先端52Aが前記バルーン51内に
連通し、手元側である後端に図示しない送液ポンプと吸
引ポンプとが選択的に接続される。したがって、その送
液ポンプを作動させて前記バルーン51内に液送すれば、
前記バルーン51を膨脹させることができ、吸引ポンプを
作動させてバルーン51内の液体を吸引すれば、前記バル
ーン51を収縮させることができるようになっている。ま
た、前記バルーン51の外面には、外周方向に先端が向い
た尖鋭なピン状をなすステンレススチール製の高周波加
熱用電極2Dが、接着などにより複数設けられている。
そして前記バルーン51は直径が略2ミリ程度をなし、ま
た、前記電極2Dは高さが1ミリであって、下部には円
盤部53を一体に有する画鋲形状をなし、電磁受部とな
る。また、前記カテーテル本体1の全長に渡って導線54
を挿通し、該カテーテル本体1の手元側において前記端
子7に接続し、この端子7を前記高周波発生装置21に接
続している。そしてこの例では前記電極2Dを設けた膨
脹及び収縮可能なバルーン51により進退手段を構成して
いる。
【0026】そして、前記スパイク式バルーンカテーテ
ルを経皮的に動脈内に挿入し、先端のバルーン51を拡張
後の狭窄部33に位置させる。そして送液してバルーン51
を膨脹させ、このバルーン51外周のピン状電極2Dを血
管内壁34の深部に挿入する。そしてこのように操作し
て、電極2Dを血管内壁34の深部に局部的に挿入した
ら、高周波発生器21により高周波電圧を前記導線53と外
部電極24とに印加する。すると、カテーテル本体1先端
の導線53から搬送される電磁エネルギーを電極2Dが収
集し、この電極2Dと外部電極24との間で誘導加熱によ
り電極2D付近が加熱される。これにより狭窄部33の血
管内壁34の深部を局部的に例えば60°C以上に加熱し
て血管外側の組織にスポット溶接をおこなうような要領
で血管内壁34を溶着する。
【0027】そしてこのように本実施例でも、第1実施
例と同様な作用,効果を奏し、またこの例ではカテーテ
ル本体1の先端に膨脹及び収縮可能なバルーン51を設
け、このバルーン51の外面に外向きのピン状電極2Dを
設けているため、この電極2Dによる血管内壁34の深部
の加熱と、バルーン51による狭窄部33の拡張とを同時に
行うことができる。また、カテーテル本体1内に導線54
を設け、バルーン51の外面に電磁受部となる電極2Dを
設けることにより、導線54と電極2Dとを直接接続する
必要がなくなる。
【0028】図18及び図19は本発明の第8実施例を
示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳
細な説明を省略して詳述すると、この例では、上記第1
実施例で示したバケット式カテーテルにバルーンを組み
合わせたものであり、さらに詳細には、カテーテル本体
1の先端に、該カテーテル本体1の一部を構成する径小
部1Aを延設し、この径小部1Aの先端に前記第1実施
例で示した電極用ワイヤー4の先端をそれぞれ固定し、
かつこれら電極用ワイヤー4の後端を、操作杆たるステ
ンレススチール線3Aの先端に連結している。またこれ
ら電極用ワイヤー4の内側に位置して前記径小部1Aに
バルーン51Aが設けられ、このバルーン51Aが送液孔52
に連通し、膨脹及び収縮可能に設けられている。そして
このバルーン52はPTCA用の比較的堅いものより、柔
らかいものの方が好ましい。
【0029】そして図18に示すように、バルーン51A
を収縮した状態で、かつステンレススチール線3Aを手
前に引いて電極用ワイヤー4をほぼ真っすぐにした状態
で、カテーテル本体1を経皮的に動脈内に挿入し、先端
を拡張後の狭窄部33に位置させる。そしてステンレスス
チール線3Aを前方に押し出すと、径小部1Aにより先
端位置を固定された電極用ワイヤー4が屈曲して電極2
がカテーテル本体1の外周方向に進行し、血管内壁34に
食い込み、さらに血管内壁34に差し込まれ、高周波加熱
により血管内壁34の深部を加熱して溶着することがで
き、同時に、図18の鎖線に示すように、バルーン51A
を膨脹させる。このバルーン51Aは比較的柔らかいもの
を使用するため、図19に示すように、電極用ワイヤー
4箇所が凹んだ状態で血管内壁34に当接する。このよう
に血管内壁34の深部を居部的に加熱できるため、第1実
施例と同様な作用,効果を有し、また、この例のカテー
テルでは、拡張前の狭窄部33に使用して拡張と電極2に
よる局部加熱とを同時に行うことができる。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば実施例では、狭窄部33を拡張し
た後の治療例を説明したが、狭窄部33を本発明の加熱治
療方法により治療した後、バルーンカテーテルなどを用
いて狭窄部33を拡張治療するようにしてもよく、この場
合も血管内壁34を局部的に加熱して溶着することによ
り、拡張後の再閉塞を最小に抑えることができる。ま
た、カテーテルに設ける電極用ワイヤーの数は実施例の
1及び4個に限らず、2,3個あるいは5個以上でもよ
い。また、進退手段を調整することにより、各実施例に
おいて、電極の先端を血管内壁34に当てたり、食い込ま
せた状態で当てたり、挿入した状態で当てたりなどし
て、高周波加熱をすることができる。また、各実施例に
おいても、第1実施例と同様に熱電対10を設けることが
できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の血管狭窄部の加熱治療方法
は、高周波加熱用電極の先端を血管内壁に当て、該血管
内壁を局部的に加熱するものであり、血管拡張後の再狭
窄を防止することができる血管狭窄部の加熱治療方法を
提供することができる。
【0032】請求項2の局部加熱式カテーテルは、カテ
ーテル本体と、このカテーテル本体の先端に設けられ該
カテーテル本体の外周方向に進退自在な高周波加熱用電
極と、この高周波加熱用電極を進退する進退手段とを備
えたものであり、血管拡張後の再狭窄を防止することが
できる局部加熱式カテーテルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部を拡大したバケ
ット式カテーテルの断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すバケット式カテーテ
ルの先端の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す対極板加熱方式によ
る治療状態の概略説明図である。
【図4】本発明の第1実施例を示すパンドリジェトフィ
ルター電気回路図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すローパスフィルター
電気回路図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す断面図であり、図6
(a)は電極を外周方向に進行する前の状態、図6
(b)は電極を進行後の状態を示す。
【図7】本発明の第1実施例を示す電極先端の断面図で
ある。
【図8】本発明の第1実施例を示す電極先端の断面図で
ある。
【図9】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第3実施例を示すグリッパー式カテ
ーテルの断面図である。
【図11】本発明の第3実施例を示すグリッパー式カテ
ーテルの先端の斜視図である。
【図12】本発明の第4実施例を示すグリッパー式カテ
ーテルの断面図である。
【図13】本発明の第4実施例を示すグリッパー式カテ
ーテルの正面図である。
【図14】本発明の第5実施例を示すスパイク式カテー
テルの断面図である。
【図15】本発明の第5実施例を示す断面図であり、図
15(a)は電極を外周方向に進行する前の状態、図1
5(b)は電極を進行後の状態を示す。
【図16】本発明の第6実施例を示すスパイク式カテー
テルの断面図である。
【図17】本発明の第7実施例を示す一部を拡大したス
パイク式バルーンカテーテルの断面図である。
【図18】本発明の第8実施例を示すバルーンを設けた
バケット式カテーテルの断面図である。
【図19】本発明の第8実施例を示すバルーンを設けた
バケット式カテーテルにおいてバルーンを拡大した状態
の断面図である。
【符号の説明】
1 カテーテル本体 2 2A 2B 2C 2D 高周波加熱用電極 12 12A 進退手段 33 狭窄部 34 血管内壁 51 バルーン(進退手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波加熱用電極の先端を血管内壁に当
    て、該血管内壁を局部的に加熱することを特徴とする血
    管狭窄部の加熱治療方法。
  2. 【請求項2】 カテーテル本体と、このカテーテル本体
    の先端に設けられ該カテーテル本体の外周方向に進退自
    在な高周波加熱用電極と、この高周波加熱用電極を進退
    する進退手段とを備えたことを特徴とする局部加熱式カ
    テーテル。
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