JPH04245988A - 塩素を含まないパルプ漂白方法 - Google Patents

塩素を含まないパルプ漂白方法

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JPH04245988A
JPH04245988A JP3230395A JP23039591A JPH04245988A JP H04245988 A JPH04245988 A JP H04245988A JP 3230395 A JP3230395 A JP 3230395A JP 23039591 A JP23039591 A JP 23039591A JP H04245988 A JPH04245988 A JP H04245988A
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JP
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pulp
oxygen
chlorine dioxide
chlorine
steps
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JP3230395A
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English (en)
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Roberta L Farrell
ロバータ エル. ファーレル
Paul Steven Skerker
ポール スティーブン スカーカー
Hou-Min Chang
ホー−ミン チャン
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Sandoz AG
Original Assignee
Sandoz AG
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/005Treatment of cellulose-containing material with microorganisms or enzymes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/12Bleaching ; Apparatus therefor with halogens or halogen-containing compounds
    • D21C9/14Bleaching ; Apparatus therefor with halogens or halogen-containing compounds with ClO2 or chlorites

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Wood Science & Technology (AREA)
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は、新規化学パルプ漂白方法に関す
る。より詳細には、本発明には、化学パルプ、例えば、
クラフトパルプの漂白において通常の分子塩素漂白工程
の使用を必要としない方法が含まれる。 【0002】本発明の背景 木材は、多くの他の微量の成分とセルロース、ヘミセル
ロース、およびリグニンからなる複雑な物質である。リ
グニンは、セルロースおよび/またはヘミセルロース(
種々の多糖、特にキシランのポリマー)のマトリックス
と結合し、おそらく共有結合さえしている。 【0003】化学パルプのリグニン含有量を減少させ、
それによって、リグニンの存在により加えられた茶色が
かった色を減少させるために、パルプは、漂白として知
られる、一連の化学処理に暴露される。漂白プロセスに
は、少なくとも2種または3種の異なる処理を表す、一
連の工程が含まれ、いくつかはしばしばプロセス全体に
おいて繰り返される。このような処理には、【0004
】C  塩素化:酸性媒体中における元素(分子)塩素
との反応 E  アルカリ抽出:NaOHでの反応生成物の溶解D
  二酸化塩素:酸性媒体中におけるClO2 との反
応O  酸素:アルカリ性媒体中における高圧での元素
酸素との反応 EO   抽出/酸素:増圧の酸素の存在下におけるア
ルカリ抽出 【0005】CD   塩素/ClO2 :塩素と二酸
化塩素の混合物との反応 H  次亜塩素酸塩:アルカリ溶液中における次亜塩素
酸塩との反応 P  過酸化物:塩基性媒体中における過酸化物との反
応EOP  抽出/酸素/過酸化物:増圧の酸素と過酸
化物の存在下におけるアルカリ抽出 EP   抽出/過酸化物:過酸化物の存在下における
アルカリ抽出 【0006】所望の白色度(通常88以上)を有するパ
ルプを達成するために、漂白は、典型的には第一段階と
して、分子塩素処理が適用される5または6段階手順に
おいて通常行われており;CEHDEDまたはCEDE
Dがより通常用いられている系列である(さらなる通常
の漂白方法の記載に対しては、 G.A.Smookに
よるHandbook for Pulp and P
aper Technologists (1982)
,TAPPI, アトランタ, ジョージア州、特に1
53〜173頁参照のこと)。 【0007】通常の塩素依存漂白方法に関するひとつの
問題は、環境に望ましくない副生成物が生じ得ることで
ある。通常の漂白方法からの流出物には、種々の有毒な
、突然変異誘発性の、そしてことによると発がん性の効
果があることが知られているある種を含む塩素化有機化
合物を含み得る。塩素化処理工程を排除することによっ
て、望ましくない流出物の製造が、より少なくなるであ
ろう。 【0008】最近、パルプからリグニンを除去し、分解
するために、酵素、例えば菌類酵素を用いることが、興
味深くなってきた。ヘミセルラーゼ、例えば、キシラナ
ーゼおよびマンナナーゼは、興味深い一群を代表する。 【0009】このような酵素の例には、菌類の Aur
eobasidium pullulans, Str
eptomyces  sp.,  Schizoph
yllum commune,  Sporotric
hum sp.およびTrichoderma spp
.並びにBacillus sp.の酵素が含まれる。 このようなヘミセルラーゼは、特に、化学パルプを漂白
するために必要とされる塩素の量を減少させることがわ
かっている。しかしながら、これらの酵素処理は、典型
的な漂白方法において分子塩素の使用を排除することが
できなかった。 【0010】本発明の説明 本発明によれば、1種以上のこのような酵素を含むヘミ
セルロース作用酵素(HAE)または酵素系が、通常の
スタイルの化学パルプ用5または6段階漂白方法の第1
段階において元素塩素を完全に置換し、所望の白色度お
よび品質を有する漂白パルプを得る、または与えること
のできる元素塩素を含まない漂白方法を提供することが
できることがわかった。従って、本発明は、化学パルプ
漂白用インビトロ方法であって; a)リグニン成分を可溶性にするに十分な時間インビト
ロにヘミセルロース作用酵素系でパルプを処理する工程
; b)工程a)から得られたパルプを抽出する工程;c)
二酸化塩素のみを含む第一溶液で得られたパルプを処理
する工程; d)工程c)から得られたパルプを抽出する工程;そし
て e)二酸化塩素のみを含む第二溶液で得られたパルプを
処理する工程;を含む方法に関する。 【0011】本質的に、上記の、工程a)〜e)からな
る5段階漂白方法が、好ましい態様である。工程b)と
c)の間に通常の次亜塩素酸塩処理が存在する6段階方
法も提供される。 【0012】通常の5および6段階漂白方法において、
工程b)〜e)、および所望により次亜塩素酸塩処理は
、最高の白色度およびパルプ品質の目的を得るための必
要に従い、ある種の薬剤の存在または不在下を含む、種
々の条件下に行うことができる。本発明を行うにおいて
、たとえ、酵素処理が、特にカッパ数のような標準パラ
メーターによって測定した場合に、置換した塩素処理か
ら得られたものと違って少しも有利または効果を暗示し
得ないとしても、工程b)〜e)の処理条件および所望
の次亜塩素酸塩処理を実用および許容限度内にうまく変
化させ、または調節して、所望の白色度および品質を有
する漂白パルプをも得ることができる。このような変化
または調節には、例えば、工程c)とe)のいずれか、
もしくは両方で用いる二酸化塩素の量を増加させること
並びに/または過酸化物および/もしくは分子酸素(こ
の酸素は、少なくとも抽出工程の一部に対して加圧下に
存在する)を添加して抽出工程b)とd)のいずれかも
しくは両方を行うことが含まれる。好ましくは、抽出工
程b)とd)の一方もしくは両方を添加した過酸化物お
よび/または分子酸素の存在下に行わせ;例えば、酸素
を一方もしくは両方の工程に添加することができ、ある
いは、過酸化物と酸素の両方を一方もしくは両方の工程
に添加することができる。好ましくは、酸素を少なくと
も一方の抽出工程で用いる。酸素を抽出工程の一方のみ
で用いる場合、工程b)でそれを用いることが一般に好
ましい。特に好ましい態様において、過酸化物および分
子酸素の両方を工程b)とd)の両方に添加する。 【0013】ヘミセルロース作用酵素(HAEs)は、
リグニンが結合しているヘミセルロースマトリックス上
に、例えばHAEsでのパルプ処理後に、作用を示し、
リグニン(もしくは化学改質リグニン)を放出させ、お
よび/または放出性にし、そして、適当な抽出剤によっ
て分離してパルプから除去することができる。本発明に
好ましいHAEsには、キシラナーゼが含まれる。他の
HAEsには、マンナナーゼが含まれる。セルラーゼを
存在させることもできるが、但し、存在し得るセルラー
ゼが実質的にパルプのセルロース部分を分解せず、紙の
品質を減少させないものとする。 【0014】本発明で用いるヘミセルラーゼは、いずれ
の微生物源から得てもよい。リグニンを除去するに有用
なHAEsを製造するための当分野に公知の微生物には
、Aureobasidium   pullulan
s,  Streptomyces sp.,   S
chizophyllum   commune,  
Sporotrichum sp., Trichod
erma   spp. (T.  reeseiを含
む) およびBacillus  sp. が含まれる
。ある種の微生物が好ましい源であり得る。例えば、菌
類A.pullulans は、活性キシラナーゼに豊
富である特に好ましい源であり、最終生成物を不利に影
響し得る望ましくないセルラーゼを認知できる量製造し
ない菌株も用いることができる。いずれのA.Pull
ulans も本発明に従い用いることができるが、好
ましい菌株には、多量のHAEsを生成するもの、特に
「酵素過剰生成種」と特徴づけられることのできる菌株
が含まれる。好ましい菌株は、A.pullulans
 Y−2311およびY−2311−1である。 【0015】A.pullulans Y−2311お
よびY−2311−1は、Leathersらの198
4  Biotechnology and Bioe
ngineering Symp.No.14, 22
5〜 240頁に示されているように、ARS Cul
ture Collection(NRRL)から入手
可能であり、この文献は、ここで参考文献として引用さ
れる。本発明に従い好ましいであろう他のキシラナーゼ
は、T.reeseiを含む、Trichoderma
 spp.のキシラナーゼである。 【0016】本発明の酵素処理工程は、パルプのリグニ
ン含有量が放出して崩壊されるに十分な時間、インビト
ロ、すなわち、酵素が得られ得る生物の不在下に行われ
る。インビトロ方法には、リグニン放出有効量の、HA
E、好ましくはエンドキシラナーゼを含む「酵素系」と
パルプを接触させることが含まれる。キシラナーゼ、特
にエンドキシラナーゼとマンナナーゼを含む混合物は、
軟材パルプ用に好ましい。明細書および請求の範囲を通
して用いられる「酵素系」なる語には、a)精製形態で
存在する1種のHAE;b)精製HAEsの混合物; c)精製されていない形態であるが、それらを生成した
微生物からは分離されている、1種以上のHAEs、例
えば、部分精製生成物または培養上層;d)それらを生
成した微生物を伴う1種以上のHAEs、但し、HAE
sを生成した微生物は、もはや生存しないものとする;
あるいは、 e)精製または未精製形態のいずれかの、異なる微生物
から得た、2種以上のHAEs;が含まれる。 【0017】上記に示したように有用なHAEsは、自
然にそれらを製造した生物から、または組み換え手段に
よって得ることができる。 【0018】1種よりも多いHAEが酵素系に存在する
場合、HAEはそれぞれ異なる量で存在することができ
る。HAE酵素系が培養上層の形態である場合、上層は
、それ自体で用いることができるが、その使用前に濃縮
することができる。ひとつの極めて有用な濃縮方法には
、上層を5〜25倍に濃縮するよう設計された単純限外
濾過が含まれ、いずれの場合にも、基本木材成分、を影
響する全ての酵素、すなわち、セルラーゼ(あるならば
)、ヘミセルラーゼ、およびいずれのリグニンを反応的
に影響する酵素(ここで「リグノリチック酵素」と呼ぶ
)を本質的に含む濃縮物を用いるために回収する。 【0019】HAE酵素系は、酵素を生成する生物の種
類、培養媒体、および他の環境的な培養条件のような要
因により、その活性に関して変化し得る。一般に、HA
E酵素系の活性は、投与活性は、0.05〜100U/
g(オーブン乾燥パルプ1gあたりのエンドキシラナー
ゼ活性の単位)、好ましくは0.5〜およそ10U/g
のエンドキシラナーゼ活性を有するべきである。約10
U/gよりも実質的に高い酵素投与活性は、通常、漂白
手順に実質的にさらなる利点を与えることを示さない。 エンドキシラナーゼ活性の1単位は、10分の検定にお
いて50℃でオートスペルトのキシラン基質から1分あ
たりに生成される糖を1ミクロモル減少させるものと規
定される。オーブン乾燥パルプの重量は、100℃で2
時間パルプをオーブン乾燥させることによって決定され
る。 【0020】インビトロに酵素活性を増進する温度で酵
素処理を行うことが好ましい。温度は、およそ10〜8
0℃、好ましくは30〜75℃の範囲であることができ
る。酵素処理工程の適当なpHは、用いたHAEs源に
より、およそ2.5〜11の範囲である。 A.pul
lulans HAEs に対しては、pHは、3.0
〜6.5、好ましくは3.5〜5.0の範囲であるべき
である。 【0021】インビトロでの処理時間は、所望の結果、
用いた基質の量、酵素系におけるHAE酵素の量、酵素
系の比活性、用いた基質の種類、温度などのような要因
により変化するであろう。一般に、満足な結果は、少な
くとも0.5時間の処理後に得ることができ、処理は、
特定のパルプにより、1〜8時間、より通常には2〜4
時間の範囲であることができる。酵素処理の主な効果は
、リグニンの減少であり、結果は、比較的短い時間、例
えば4時間またはかなりそれより少ない時間でさえも酵
素処理の望ましい結果が通常得られ、その後、加えられ
たとしても、利点はほとんど認められないことを示す。 【0022】酵素系は、好ましくは、炭素源の存在下に
生長する選ばれた微生物培養物から得られる。用いるこ
とのできる好ましい炭素源には、キシラン、キシロース
、とうもろこしのわら、とうもろこしの穂軸、とうもろ
こしの葉、広葉樹クラフトパルプ、小麦わら、および大
麦わら、他のヘミセルロース含有源、または所望の酵素
活性を生成する他の炭素源が含まれる。キシラナーゼ生
成量に関して特に好ましい炭素源には、キシラン、特に
ブナ木のキシラン、キシロース、およびとうもろこしの
穂軸が含まれる。軟材パルプの処理に対しては、より豊
富な量のマンナナーゼを含む酵素系が好ましく、例えば
、A.pullulans をマンナナーゼのカビ生成
用誘発物質、例えば、マンナン、マンノース、軟材、ま
たは軟材パルプの存在下に成長させた場合に得ることが
できる。 微生物は、所望の炭素源上に少なくとも1〜10日間培
養させてから酵素系を集収する。最適な酵素生成は、典
型的には1〜6日で達成される。 【0023】本発明は、種々の化学パルプ、すなわち、
そのリグニン含有量を減少させるための種々の方法で既
に前もって処理されたパルプのリグニン含有量(および
/もしくは化学改質リグニン含有量)を減少させ、また
は減少させることを助長するために適用することができ
る。本発明は、有利には、88の所望の最小白色度を達
成するために示した5または6段階の先行技術の塩素漂
白方法を適用することのできる化学パルプで用いられる
。本発明は、特に、亜硫酸方法または硫酸(クラフト)
方法のいずれかによって処理されたパルプに適用するこ
とができ、特に、クラフトパルプに適用される。特に適
用できるパルプは、一般に、既に80〜97%、より通
常には85〜95%の既に除去されたそれらリグニンを
有する。化学パルプのこのような処理は、一般に「漂白
」と呼ばれ、パルプの色を増白することによって証明す
ることができる。本発明は、最も有利には、25重量%
までの軟材を含む広葉樹パルプまたはその混合物で用い
られる。 【0024】パルプをHAE酵素系で処理した後に、パ
ルプは、第一段階塩素処理と普通に組み合せたタイプの
公知の処理工程を用いて所望のレベルにさらに漂白する
ことができるが、但し、2回の抽出工程が含まれ、少な
くとも1回のこのような工程に過酸化物および分子酸素
が含まれるものとする。第一抽出工程は、望ましくは、
酵素処理工程にすぐ続き、二酸化塩素処理の前に行われ
る。第二抽出工程は、望ましくは、二酸化塩素処理のよ
うな中間処理段階の後、そして二酸化塩素処理であるこ
ともできる最終段階の前に行われる。例えば、用いるこ
とのできる順序には、以下の順序が含まれるが、これに
限定されない(Xは、酵素処理を示し、EOPは過酸化
物および酸素の存在下における抽出を示し、酸素は少な
くとも抽出手順の一部に対して増圧で存在する):X−
EOP−D1 −EOP−D2  X−EO −D1 −EOP−D2  X−EOP−D1 −EO −D2  【0025】あるいは、通常の6段階漂白方法(CEH
DED)において、塩素を含まない順序には、以下の順
序が含まれる: X−EOP−H−D1 −EOP−D2 X−EO −
H−D1 −EOP−D2 X−EOP−H−D1 −
EO −D2 【0026】上記の漂白案のうちで、X
−EOP−D1 −EOP−D2 が最も好ましい。通
常の5または6段階漂白方法に現在用いられている装置
の配置を、本発明の塩素を含まない方法で用いるために
当業者によって容易に適合させることができる。この方
法は、有害な可能性のある流出物成分の量を減少させる
利点があり、その結果、流出物の処理費を減少させ、環
境の問題を少なくする。 【0027】本発明の実施で用いられる抽出工程は、通
常の漂白手順に有用なものと本質的に一致したように行
われる、通常に用いられている抽出であることができ、
このような抽出の基本目的は、前の化学処理段階から、
分解され、可溶化されたリグニンおよび他の物質を除去
することである。単純抽出、すなわち、漂白用もしくは
結合したリグニン影響物質、例えば過酸化物および酸素
を添加しない抽出は、典型的にはアルカリ抽出である。 しかしながら、工程b)でのように酵素処理したパルプ
を抽出する場合、単純な湯処理(例えば、65〜100
℃)も有用であることがわかった。希水酸化ナトリウム
水を用いるアルカリ抽出は、一般に、過酸化物および/
または酸素処理が含まれる場合に望ましい。水酸化ナト
リウムの濃度は、公知のファクター、例えば、パルプの
タイプおよび条件に依存する。一般に、量は、10.5
〜12.5、好ましくは11〜12のpHを与える量で
ある。 【0028】抽出工程の温度は、好ましくは90℃を越
えず、例えば、55℃〜90℃である。温度は、より好
ましくは、特に、過酸化物が含まれる場合に、60〜8
0℃で、ある。 【0029】酸素を用いる抽出を用いる場合に、少なく
とも一部の抽出工程は、周囲圧条件よりも高い圧力の酸
素の存在下に行われる。酸素の適当な圧力は、70,0
00〜700,000Pa、好ましくは240,000
〜410,000Paの範囲であることができる。酸素
増圧は、抽出期間の一部、すなわち、抽出期間の半分よ
り少ない時間に対してのみに存在する必要があり、抽出
期間の1/4よりも少ない時間に存在することもできる
。適当な結果は、例えば、60分の抽出のうちのはじめ
の10分に対して増圧を用いる場合に得られた。 【0030】用いられる過酸化水素の量は、一般に、パ
ルプの特性、および1回もしくは両方の抽出段階で用い
られるか否かに依存する。一般に、両方の段階に対する
合計量は、乾燥したパルプの重量に対して約0.8%を
越えず、合計量は、通常0.2%〜0.8%の範囲であ
る。従って、0.8%以下の量、例えば0.6%を一回
の抽出段階で用いて他で省き、好ましくは第一抽出段階
で用いることができ、あるいは、両方の抽出段階で合計
して0.8%を種々の量で用いることができる。好まし
くは、過酸化物を両方の抽出段階で用い、より好ましく
は各段階で約0.3%を越えない量で、より好ましくは
各段階で0.1〜0.25%の量で用いる。 【0031】第一抽出工程の後に、5または6段階方法
のいずれを用いるかにより、得られたパルプを二酸化塩
素または次亜塩素酸塩で処理する。第二抽出工程の後に
、パルプを二酸化塩素で処理する。D2 段階で用いら
れる二酸化塩素の量は、用いるパルプの特性により変化
することができ、典型的には乾燥したパルプの重量に対
して1.2%以下、より典型的には1.0%以下である
。第二二酸化塩素処理を用いて最終白色度を許容できる
レベル(典型的には88以上)にする。第二二酸化塩素
処理では、第一二酸化塩素処理に存在するよりも少ない
二酸化塩素が一般に用いられる。第一二酸化処理に用い
られる二酸化塩素の量の半分よりも少ない量を第二処理
で用いることが好ましく、その結果、一般に、第二処理
における二酸化塩素の量は、典型的には0.6%以下、
より典型的には0.5%以下である。一般に、D1 お
よびD2 における二酸化塩素の合計量は、酸素または
過酸化物を1回の抽出段階で用いる場合に、約2%を越
えず、1.8%以下である。好ましくは、量は、例えば
、両方の抽出で酸素を用いる場合に、1.6%以下であ
ろう。より好ましくは、1.3%以下である。例えば、
良好な結果は、酸素および過酸化物を両方の抽出で用い
る場合に、第一処理に0.85%の二酸化塩素および第
二処理に0.2%、並びに第一処理に1%の二酸化塩素
および第二処理に0.2%のみの二酸化塩素を用いて得
られた。二酸化塩素処理は常法、例えば60〜80℃、
より通常には65〜75℃の温度で2〜4時間、より通
常には2.5〜3.5時間において行われる。 【0032】5段階方法において、工程b)〜e)は、
それぞれ、有利には、同じ60℃〜80℃の温度範囲内
に行われる。 【0033】塩素を含まない6段階漂白方法で用いる場
合、次亜塩素酸塩(H)処理は、このような処理の常法
で行われる。次亜塩素酸ナトリウムまたはカルシウム、
好ましくは次亜塩素酸ナトリウムを用いることができる
。用いる次亜塩素酸塩の量は、再び主にパルプの特性と
ともに変化し、典型的には乾燥したパルプの重量に対し
て2%以下の有効塩素である。処理時間は、典型的には
30℃〜45℃、より通常には35℃〜40℃の温度で
0.75〜2.5時間、より通常には1〜2時間である
。 【0034】一般に、化学物質、例えば、過酸化物、酸
素、および次亜塩素酸塩での処理は、セルロースが作用
され、品質が不利に影響され得るにおいて部分的に非選
択的になる傾向がある。一般に、漂白した化学パルプの
品質は、漂白手順を完了させた後にTAPPI法T23
0−OM−82によって決定されたその粘度によって示
すことができる。少なくとも8、好ましくは少なくとも
12のパルプ粘度は、通常、許容できる品質のパルプを
示す。このような粘度レベルは、一般に問題のパルプに
対して置換した塩素漂白方法に少なくとも等しい品質の
パルプを与える本発明の方法によって容易に達成される
。本発明の方法によって、HAEsを塩素処理のかわり
に用い、少なくとも88のパルプ白色度とともに少なく
とも8、通常10以上の粘度を達成する塩素を含まない
漂白方法を提供することができ、そして、一般に、特に
過酸化物と酸素、所望により次亜塩素酸塩での処理の量
および条件を容易に調節し、第一段階のHAEsでの処
理後にこのような目的を達成することができる。二酸化
塩素の量も示した有効な低いレベルに保ち、粘度または
品質を不利に影響させない。一般に、紙の強度、例えば
、引裂および引張インデックスは、HAEsを本発明の
方法において塩素のかわりに用いた場合に、ほぼ同じま
たはいくらか大きい。 【0035】本発明による好ましい方法は、広葉樹クラ
フトパルプを漂白するための方法であって:a)リグニ
ン成分を可溶性にするに十分な時間キシラナーゼ生成用
微生物のヘミセルロース作用酵素系でパルプを処理する
工程; b)過酸化水素と酸素の存在下に得られたパルプを抽出
する(前記酸素は、少なくとも抽出工程の一部に対して
周囲に関して増圧で存在する)工程; c)工程b)から得られたパルプを二酸化塩素を含む第
一溶液で処理する工程; d)工程c)から得られたパルプを過酸化水素と酸素の
存在下に抽出する(前記酸素は、少なくとも抽出工程の
一部に対して周囲に関して増圧で存在する)工程;そし
て e)二酸化塩素を含む第二溶液でパルプを処理する(前
記第二溶液は、前記第一溶液に存在する二酸化塩素の量
の半分よりも少ない量を含む)工程;から本質的になる
方法である。 【0036】本発明の方法のさらなる利点は、漂白した
パルプの収率が、通常の塩素処理で加工したパルプの収
率と等しいことである。 【0037】さらに本発明を説明するために、以下の例
を与えるが、これに限定されない。 【0038】例1 塩素を含まない漂白案 塩素の使用を含まない漂白案を広葉樹クラフトパルプに
行った。用いた順序は、酵素処理パルプに対してはX−
EOP−D1 −EOP−D2 、対照に対してはB−
EOP−D1 −EOP−D2 であった。この順序の
間に用いた条件を以下にまとめる。 【0039】酵素処理:40単位/gのA.pullu
lans キシラナーゼを3時間45℃で50mMのシ
トレート緩衝液、pH4.8下。濃度は、5%。 EOP:0.5%  NaOH、0.2%  H2 O
2 、10分後に放出させる酸素345,000Pa。 合計時間60分、70℃、そして10%の濃度。 D1 :示した量で用いられる二酸化塩素、70℃、1
0%の濃度、そして180分。 D2 :示した量で用いられる二酸化塩素、70℃、1
0%の濃度、そして180分。 B:緩衝液(対照用)。パルプを3時間50μmのシト
レート緩衝液、pH4.8下に45℃で培養した。濃度
は5%。出発カッパ数は、13.5である。 【0040】                          
             表  1      試料
    カッパ数          二酸化塩素  
        白  色  度          
            第一EOP後       
 D1     D2       D1 −EOP 
 D2     ─────────────────
────────────────      対照 
      11.9          0.7% 
  0.3%         69.3     7
9.1      対照       11.9   
       1.0%   0.2%       
  74.2     83.8      酵素  
      5.2          0.7%  
 0.3%         77.9     85
.8      酵素        5.2    
      1.0%   0.2%        
 82.3     89.6    ───────
─────────────────────────
─  【0041】例2 塩素を用いない広葉樹クラフトパルプの酵素/化学漂白
広葉樹クラフトパルプを水で中性pHに予備洗浄し、次
いで濾過して水を除去し、およそ20%の濃度のパルプ
にした。次いで、50mMのくえん酸ナトリウム緩衝液
、pH4.8下の45℃の種々の源からの酵素(10キ
シラナーゼ単位/g  O.D.パルプ)をパルプに添
加して、5%の最終濃度を得た。4.5リットルのガラ
スジャー中の試料を振盪によって混合した。ジャーを4
5℃の水浴下に3時間培養し、定期的に手で振盪した。 【0042】酵素で3時間培養した後に、試料を濾過し
、水で洗浄した。次いで試料を以下の順序で化学漂白し
た:EOP−D1 −EOP−D2 。 【0043】EOP:0.5%  水酸化ナトリウム、
0.2%  過酸化水素、20分後に放出させる酸素3
45,000Pa。合計時間60分、70℃、そして1
0%の濃度。 D1 :示した量で用いられる二酸化塩素、70℃、1
0%の濃度、そして180分。 D2 :0.2%二酸化塩素、70℃、10%の濃度、
そして180分。出発カッパ数は、13.5である。 【0044】漂白に続き、試料の白色度を測定し、下記
の表2に示す。表からわかるように、良好な白色度が両
方の酵素生成物に達成されている。酵素処理したパルプ
の白色度は、酵素で処理していない対照試料よりもかな
り高い。 【0045】                          
         表  2          酵 
   素              D1 における
二酸化塩素    白  色  度─────────
─────────────────────────
─対照−酵素なし                 
       1.0               
 84.9                    
                  0.85   
           85.3未精製A.pullu
lans                     
1.0                89.8  
                         
           0.85          
    89.6Trichoderma reese
iキシラナーゼ        1.0       
         89.7            
                         
 0.85              90.0──
─────────────────────────
────────【0046】試料の紙の強度も測定し
た。酵素処理したパルプの紙の特性は、比破裂強さ、比
引裂き強さ、裂断長および耐折強さのようなファクター
に対して、対照パルプと実質的に等しい。 【0047】例3 パルプの収量 本発明の漂白方法を用いて漂白したパルプの収率を、常
法を用いた収率と比較した。 【0048】以下の順序を比較した; A.CD EO DED−2.6%の元素塩素を用いる
通常の漂白順序; B.XEOPDEOPD−pH4.8、50℃および5
%の濃度で3時間酵素処理;1.1%の二酸化塩素がD
段階で用いられた。 下記の表において:「合計活性塩素(%)」は、元素塩
素の反応性と二酸化塩素の反応性を合計したものを表す
。 【0049】                          
         表  3            
    塩  素  二酸化塩素  合計活性塩素  
  最  終    収  率    順  序   
   (%)    (%)        (%) 
     白色度    (%)  ────────
─────────────────────────
─      C D E O DED     2.
6       0.5         3.9  
       88.8    91.9±0.7  
 XEOPDEOPD       0.0     
  1.1         2.9        
 89      92.2±1.2   ─────
─────────────────────────
────【0050】表3からわかるように、塩素を用
いずに漂白した酵素処理クラフトパルプは、通常に漂白
したパルプと少なくともほぼ等しい最終白色度および少
なくともほぼ等しい収率をも与える。酵素処理したパル
プから製造した紙は、通常に処理したパルプからの紙と
所与の裂断長に対して等しい比引裂き強さを有する。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  元素塩素の不在下に化学パルプを漂白
    するためのインビトロ方法であって; a)リグニン成分を可溶性にするに十分な時間ヘミセル
    ロース作用酵素系でパルプを処理する工程;b)工程a
    )から得られたパルプを抽出する工程;c)二酸化塩素
    を含む第一溶液で得られたパルプを処理する工程; d)工程c)から得られたパルプを抽出する工程;そし
    て e)二酸化塩素を含む第二溶液で得られたパルプを処理
    する工程;を含む方法。
  2. 【請求項2】  次亜塩素酸塩処理工程が、工程b)と
    c)の間に加えられる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  抽出工程b)とd)の一方または両方
    が、少なくとも抽出工程の一部に対して加圧に存在する
    分子酸素の存在下に行われる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  添加された過酸化水素が、抽出工程b
    )とd)の一方または両方の間中に存在する、請求項3
    記載の方法。
  5. 【請求項5】  工程b)とd)の両方が、酸素の存在
    下に行われる、請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】  添加された過酸化水素と分子酸素が、
    工程b)とd)の両方の間中に存在する、請求項4記載
    の方法。
  7. 【請求項7】  ヘミセルロース作用酵素系が、微生物
    によって生成されたキシラナーゼを含む、請求項1記載
    の方法。
  8. 【請求項8】  ヘミセルロース作用酵素系が、微生物
    培養上層を含む、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  微生物がAureobasidium
       pullulans 菌株Y−2311, Au
    reobasidium   pullulans 菌
    株Y−2311−1、および Trichoderma
      reeseiからなる群から選ばれた、請求項7ま
    たは8記載の方法。
  10. 【請求項10】  処理されるパルプが、クラフトパル
    プである、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】  クラフトパルプが、広葉樹クラフト
    パルプである、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】  広葉樹クラフトパルプを漂白するた
    めの請求項1記載の方法であって; a)リグニン成分を可溶性にするに十分な時間キシラナ
    ーゼ生成用微生物のヘミセルロース作用酵素系でパルプ
    を処理する工程; b)過酸化水素と酸素の存在下に得られたパルプを抽出
    する(前記酸素は、少なくとも抽出工程の一部に対して
    周囲に関して増圧で存在する)工程; c)工程b)から得られたパルプを二酸化塩素を含む第
    一溶液で処理する工程; d)工程c)から得られたパルプを過酸化水素と酸素の
    存在下に抽出する(前記酸素は、少なくとも抽出工程の
    一部に対して周囲に関して増圧で存在する)工程;そし
    て e)二酸化塩素を含む第二溶液でパルプを処理する(前
    記第二溶液は、前記第一溶液に存在する二酸化塩素の量
    の半分よりも少ない量を含む)工程;からなる方法。
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