JPH04245838A - 電話機用コードのコネクタ装置 - Google Patents

電話機用コードのコネクタ装置

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JPH04245838A
JPH04245838A JP3029056A JP2905691A JPH04245838A JP H04245838 A JPH04245838 A JP H04245838A JP 3029056 A JP3029056 A JP 3029056A JP 2905691 A JP2905691 A JP 2905691A JP H04245838 A JPH04245838 A JP H04245838A
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cord
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Hiroshi Fukagawa
博 深川
Fujio Nemoto
根本 富士夫
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機用コードのコネク
タ装置に関する。詳しくは電話機本体と受話器とを接続
する電話機用コードのコネクタ装置、特に、略筒状をし
たケースにその軸回り方向へ回転自在な連結体を支持さ
せると共に上記ケース又はそれに固定された部材と連結
体に互いに摺接する2組の電気的接触要素を各別に固定
することで電話機用コードの捩れを防止もしくは解消す
ることができるようにした電話機用コードのコネクタ装
置であって、形状、特に、上記ケースの軸方向と直交す
る方向での形状を小さくすることができ、しかも、電気
的接触要素の接触状態を極めて安定に保持することがで
きる電話機用コードのコネクタ装置を提供しようとする
ものである。
【0002】
【従来の技術】電話機の本体と受話器とは、所謂コード
レスタイプのものを除いて、複数の導線を結束したコー
ドにより連結され、このコードによって電話機本体内の
回路と受話器内の回路とが接続される。
【0003】ところで、このようなコード(以下、「電
話機用コード」と言う。)は、受話器を取り扱う際、捩
れてしまうことが多く、そのような捩れは断線と言う重
大な故障を招く原因になる。
【0004】このため、今日の電話機用コードにあって
は、それを予めコイル状に成形したものが多く用いられ
、そのようにすることによって局部的な折れ曲りが生ず
るのを防止し、また、長さを伸縮することができるよう
にしている。
【0005】しかしながら、このような形態の電話機用
コードであっても捩れを防止することはできず、所謂二
重コイル状に捩れてしまった場合は本来可能な長さにま
で伸ばすことができなくなってしまうという問題がある
【0006】そこで、軸回り方向へ相対的に回転自在な
るように結合された2つの部材に互いに接触する2組の
電気的接触要素を各別に支持させて成るコネクタ装置を
電話機用コードの中間部に介挿又は電話機本体もしくは
受話器に取着することで電話機本体の回路と受話器の回
路との接続を図りながら上記2つの部材の位置が電話機
用コードと一体的に回転することができるようにし、そ
れによって、電話機用コードに捩れが生じるのを防止し
、あるいは捩れが生じてもコードを引っ張ることによっ
て該コードの形状復元力により連結体が回転して捩れが
解消されるようにすることが提案されている。
【0007】図15及び図16はそのようなコネクタ装
置の各別の例a及びbを示すものであり、図15に示す
コネクタ装置aは公表特許公報昭62−500825号
に、図16に示すコネクタ装置bは実開昭63−106
087号公報にそれぞれ記載されたものである。
【0008】図15において、cは両端面が閉塞された
円筒状を為し、かつ、軸方向と直交する方向へ2つ割に
形成されたケースであり、該ケースcは例えば、受話器
の内部に固定され、その一端壁には4つの接触端子d、
d、・・・が固定され、他端壁の中心部には円形をした
挿通孔eが形成されている。
【0009】f、f、・・・はケースcの内部の一端側
へ偏倚した位置に配置された接触端子であり、その一端
部は上記接触端子d、d、・・・と各別に接続され、略
U字状に屈曲された他端部g、g、・・・はケースcの
軸と直交する方向へ互いに間隔を置いて位置するように
配列されている。
【0010】hは連結体であり、円板部iとその中心部
から突出した円筒状のボス部jとから成り、円板部iは
ケースc内に位置され、ボス部jの基端部が上記挿通孔
eを挿通されることでケースcに軸回り方向へ回転自在
に支持される。
【0011】そして、円板部iの反ボス部j側の面には
この連結体hの軸を中心として互いに同心円状に位置し
た円帯状の4つの端子板k、k、・・・が固定されてお
り、この端子板k、k、・・・には一端部がボス部jの
孔を挿通された電話機用コードlの図示しない導線が各
別に接続され、また、これら端子板k、k、・・・に上
記接触端子f、f、・・・の他端部g、g、・・・が各
別に弾接される。
【0012】電話機用コードlの他端部は電話機本体と
連結され、接続端子d、d、・・・には受話器内部の回
路が接続される。
【0013】しかして、電話機本体側の回路と受話器側
の回路は接続端子d、d、・・・と接触端子f、f、・
・・と端子板k、k、・・・と電話機用コードlを介し
て互いに接続され、また、電話機用コードlは連結体h
と共にケースcに対してその軸回り方向へ回転すること
ができる。
【0014】図16において、mは一端面が開口され他
端面が閉塞された円筒状のケース、nは該ケースmの閉
塞壁の中心部に形成された円形の挿通孔、oは図示しな
い電話機用コードのモジュラーコネクタが着脱自在に結
合されるモジュラーソケットであり、該モジュラーソケ
ットoはケースmの内部の一端側へ偏倚した位置に固定
されている。
【0015】p、p、・・・はモジュラーソケットoか
ら延びたモジュラー端子であり、その先端部q、q、・
・・はケースmの軸と直交する方向へ屈曲されると共に
、ケースmの内部の閉塞壁とモジュラーソケットoとの
間のうち周壁側へ寄った位置にケースmの軸方向へ並ぶ
ように配列されている。
【0016】rは連結体であり、円柱状の外周面を有す
る主部s及びそれと同軸で小径な挿入部tとから成り、
挿入部tの主部s寄りの部分が上記挿入孔nに挿通され
ることによってケースmにその軸回り方向へ回転自在に
支持される。
【0017】u、u、・・・は連結体rの挿入部tのう
ちケースmの内部に突出した部分に設けられたフランジ
、v、v、・・・はモジュラーコードの導線であり、そ
の一端部寄りの部分は連結体rの内部を挿通され、その
一端部w、w、・・・(以下、「端子部」と言う。)は
外皮を剥離された状態で挿入部tの外周面のうちフラン
ジu、u、・・・によって互いに区画された部分に各別
に略コイル状に巻回されており、これら端子部w、w、
・・・に上記モジュラー端子p、p、・・・の先端部q
、q、・・・が各別に弾接されている。
【0018】従って、導線v、v、・・・を結束して成
るモジュラーコードは連結体rと共にケースmに対して
その軸回り方向へ回転することができ、また、上記モジ
ュラーコードの他端部とモジュラーソケットoに結合さ
れるモジュラーコネクタを備えた別のモジュラーコード
の他端部を電話機本体と受話器に各別に接続することで
これら電話機本体の回路と受話器の回路とが接続される
【0019】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の電話機用
コードのコネクタ装置a及びbには次のような問題があ
る。
【0020】即ち、図15に示したコネクタ装置aにあ
っては、連結体hに支持された端子板k、k、・・・が
ケースcの軸と直交する平面内で互いに同心円状に配置
されるため、連結体hの円板部iの直径と該円板部iが
収納状に位置されるケースcの直径がかなり大きくなっ
て大型化してしまうという問題がある。
【0021】この種のコネクタ装置において形状が大き
いということは、受話器を扱う際邪魔になるということ
だけにとどまらず、電話機用コードの中間部に介挿する
場合は電話機本体の受話器置台の形態や電話機本体にお
ける位置の如何によっては受話器をそこに置くことがで
きなくなってしまったり、あるいは、ケースc等の主た
る部分を電話機本体の内部に組み込むだけの余裕が無く
なってしまう等実用上ないしはデザイン上様々な障害に
なる。
【0022】この点、図16に示したコネクタ装置bに
あっては、連結体rに支持された端子部w、w、・・・
はケースmの軸と平行な方向へ配列されるため、その外
形を比較的細身な形態にすることができるので、電話機
用コードと一体感のある形状になって、受話器を取り扱
う際特に邪魔になることも無く、電話機本体への組込も
比較的容易になるという利点がある。
【0023】ところが、このコネクタ装置bにおいては
、モジュラー端子p、p、・・・の先端部q、q、・・
・とモジュラーコードの導線の端子部w、w、・・・と
は上記先端部q、q、・・・が有する弾性だけで接触さ
れ、しかも、この接触は略点接触となるため、接触状態
が非常に不安定になり、従って、通話にノイズが発生し
易いという問題がある。
【0024】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明電話機用
コードのコネクタ装置は、上記課題を解決するために、
略筒状をしたケースの内部の一端側へ偏倚した位置にモ
ジュラーコネクタが着脱自在に結合されるモジュラーソ
ケットを固定すると共に、上記ケースの内部の他端側へ
偏倚した位置には該ケースと略同軸に位置した連結体を
ケースの軸回り方向へ回転自在に支持し、略円帯状をし
た複数の端子板を上記連結体の軸方向で互いに離間した
位置に各別に外嵌状に固定し、上記モジュラーソケット
の複数のモジュラー端子の一端部を上記複数の端子板に
その軸方向で各別に対向させ、これらモジュラー端子と
端子板との間に各別に導電性を有するコイルバネを縮設
したものである。
【0025】
【作用】従って、本発明電話機用コードのコネクタ装置
にあっては、ケースに固定されたモジュラーソケットの
複数のモジュラー端子の一端部と連結体に固定された複
数の端子板はいずれもケースの軸と平行な方向へ配列さ
れ、かつ、この方向で互いに対向されるため、連結体と
端子板等及びそれらが収納状に位置されるケースの形状
、特に、その軸方向と直交する方向での形状を可及的に
小さくすることができ、しかも、摺接部を為すモジュラ
ー端子と端子板はこれらの対向方向へ延びるコイルバネ
を介して互いに接触されるので、モジュラー端子と端子
板との間に接触不良が生ずることは無く、その上、上記
コイルバネはモジュラー端子に対しては2以上の点で、
端子板に対しては線状にそれぞれ接触するため、モジュ
ラー端子と端子板との接触状態を極めて安定に保持する
ことができる。
【0026】
【実施例】以下に、本発明電話機用コードのコネクタ装
置の詳細を添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0027】尚、図示した実施例は、本発明を電話機本
体と受話器との間を接続する電話機用コードに介挿する
タイプのコネクタ装置に適用したものである。
【0028】図中1が電話機用コードのコネクタ装置で
あり、該コネクタ装置1は略円筒状をしたケース2と、
該ケース2の内部に固定されたハウジング3と、該ハウ
ジング3の前半部(図3における左方へ向う方向を前側
とし、右方へ向う方向を後側とする。また、同図に向っ
て手前側を左方とし、紙背側を右方とする。以下の説明
において向きを示すときはこの方向によるものとする。 )を為すモジュラーソケット4が有する4本のモジュラ
ー端子5、6、7、8と、ハウジング3の後半部に固定
された支持リング9、9´と、ハウジング3及びケース
2に支持され、かつ、ケース2の軸回り方向へ回転自在
な連結体10と、該連結体10にその軸方向で互いに離
間した位置に各別に外嵌状に固定された円帯状を為す4
枚の端子板11、12、13、14と、連結体10の後
端部から延び比較的短いモジュラーコード15と、該モ
ジュラーコード15の後端部が連結されたモジュラーコ
ネクタ16と、上記支持リング9、9´の底部に支持さ
れた4つのコイルバネ17、18、19、20とから成
る。
【0029】そして、4本のモジュラー端子5、6、7
、8の後端は4枚の端子板11、12、13、14にケ
ース2の軸方向で各別に対向されている。そして、これ
らモジュラー端子5、6、7、8と端子板11、12、
13、14とはこれらの間でコイルバネ17、18、1
9、20が各別に縮設されることにより該コイルバネ1
7、18、19、20を介して電気的に接続され、また
、端子板11、12、13、14にはモジュラーコード
15が有する4本の導線の前端部が各別に半田付されて
いる。
【0030】ケース2(図10参照)は略円筒状をして
いて、その内周面21の周方向における一部21a(以
下、「回止面」と言う。)は平坦な面に形成され、また
、後端部には軸心に向けて突出した突出量の小さな突縁
21bが全周に亘って形成されており、それにより、ケ
ース2の後端部にその余の部分の内径より小さい内径の
挿通孔22が形成されている。
【0031】尚、該挿通孔22は上記突縁21bの内縁
部を前方へ稍延ばすことで軸方向にある程度の長さを有
しており、また、この挿通孔22の軸心はケース2の軸
心に対して上記回止面21aと反対の方向へ稍偏心した
位置にある。
【0032】23はケース2の周壁の中間部より稍前側
へ寄った位置に形成された比較的小さな係合孔である。
【0033】ハウジング3はその各部が合成樹脂により
一体に形成され、前後方向における中間の部分より稍前
側へ寄った位置から前方の部分4がモジュラーソケット
になっており、その余の部分24は支持リング9、9´
及び連結体10を支持するための支持部になっている。
【0034】そして、ハウジング3の外形は、基本的に
は、ケース2内にぴったり内嵌される形状及び大きさに
なっている。即ち、ハウジング3の底面25はその全体
がケース2の回止面21aと同じ大きさの平坦な面にさ
れ、モジュラーソケット4の前端部4aと支持部24の
前端部26(以下、「中間壁」と言う。)は前後方向か
ら見てケース2の内周面21の横断面形状と同じ形状を
有し、支持部24のその余の部分27(以下、「連結体
配置部」と言う。)は上記中間壁26の略下半部の外周
部から後方へ向って突出した略樋状を為すように形成さ
れ、モジュラーソケット4の前端部4a以外の部分の横
断面形状は前端部4aの外形より稍小さい多角形状をし
ている。
【0035】4bはモジュラーソケット4のコネクタ結
合用凹部、即ち、モジュラーコネクタ16と同様の図示
しないモジュラーコネクタが着脱自在に結合されるコネ
クタ結合用凹部であり、該コネクタ結合用凹部4bはハ
ウジング3の前端面に開口されている。
【0036】連結体配置部27の内周面27aにはその
周方向に沿って延び、かつ、互いに前後方向へ離間した
2つの係合溝28、28が形成されており、これら係合
溝28、28は比較的浅く、かつ、比較的幅広に形成さ
れている。
【0037】29、29、・・・は連結体配置部27の
周壁に形成された略矩形をした係合孔であり、これら係
合孔29、29、・・・は上記係合溝28、28の周方
向における両端へ各別に寄った位置に設けられている。
【0038】中間壁26の上端側略3分の2の部分はこ
れとモジュラーソケット4との間に切溝を設けることに
よってモジュラーソケット4とは非連続に形成されてい
る。そして、この中間壁26の略中央部には円形をした
支持孔26aが形成され、また、上下方向に延び下端が
該支持孔26aに達し上端が中間壁26の上端に達した
切溝26bが形成され、更に、該切溝26bの左右両脇
の位置には上下方向へ延びる別の2つの切溝26c、2
6cが形成され、それにより、切溝26bの左右両脇の
部分がある程度左右方向へ撓むことができるようになっ
ている。
【0039】尚、連結体配置部27の内周面27aの軸
心は上記支持孔26aの軸と一致されている。
【0040】26dは中間壁26の外周面のうち右側の
切溝26cに右方から寄った位置に形成された係合爪で
ある。
【0041】30a、30b、30c、30dはハウジ
ング3に形成された細長い端子配置溝であり、これら端
子配置溝30a、30b、30c、30dは左右方向へ
互いに等間隔で配列されると共に、その一端側の部分は
モジュラーソケット4のコネクタ結合用凹部4bの底面
に位置され、この部分の前端から先の部分はハウジング
3の前端面のうち上記コネクタ結合用凹部4bとハウジ
ング3の底面25との間を延びた後底面25上を後方へ
向って延びるように形成され、底面25上に位置した部
分の後端部と連結体配置部27の内周面27aとの間に
は前後方向に長い端子挿通孔31、31、・・・が形成
されている。
【0042】そして、上記4つの端子挿通孔31、31
、・・・は、前後方向においても位置が互いにずれてい
る。即ち、一番右の端子配置溝30a(以下、「第1の
端子配置溝」と言う。)と対応した端子挿通孔31は連
結体配置部27の前端寄りのところに位置され、次いで
、右から3番目の端子配置溝30b(以下、「第2の端
子配置溝」と言う。)と対応した端子挿通孔31、右か
ら2番目の端子配置溝30c(以下、「第3の端子配置
溝」と言う。)と対応した端子挿通孔31、一番左の端
子配置溝30d(以下、「第4の端子配置溝」と言う。 )と対応した端子挿通孔31はこの順序で順次後方に位
置されており、一番後の端子挿通孔31は連結体配置部
27の後端寄りのところに位置されている。
【0043】このようなハウジング3はケース2の内部
に、その底面25がケース2の回止面21aと一致する
向きで内嵌される。そして、ハウジング3がケース2に
内嵌されると、ケース2の前面がハウジング3の前端部
4aによって閉塞されると共に、ハウジング3はこれに
設けられた前記係合爪26dがケース2の周壁に形成さ
れた係合孔23に係合されることでケース2からの抜止
が為され、かつ、その底面25とケース2の回止面21
aとが重なり合うことによってケース2に対する回止が
為され、また、ハウジング3の支持孔26aの軸とケー
ス2の挿通孔22の軸とが一致される。
【0044】前記した4本のモジュラー端子5、6、7
、8はハウジング3に形成された4つの端子配置溝30
a、30b、30c、30dに各別に配置される。即ち
、モジュラー端子5、6、7、8は前後方向へ延び互い
に長さが異なる中間部5a、6a、7a、8aとその前
端から略後ろ上方へ向って延びた互いに同じ長さの傾斜
部5b、6b、7b、8bと中間部5a、6a、7a、
8aの後端から上方へ向って延びた互いに略同じ長さの
立上部5c、6c、7c、8cとから成り、中間部5a
、6a、7a、8aは端子配置溝30a、30b、30
c、30dのうちハウジング3の底面25に位置した部
分に配置され、傾斜部5b、6b、7b、8bはコネク
タ結合用凹部4bの下方部に配置され、立上部5c、6
c、7c、8cは前記端子挿通孔31、31、・・・を
挿通して上方へ突出するように配置される。
【0045】従って、これらモジュラー端子5、6、7
、8の立上部5c、6c、7c及び8cは連結体配置部
27の内周面27aの底部から上方へ突出するように位
置されると共に、互いに、左右方向及び前後方向で異な
る位置に配置される。
【0046】支持リング9、9´は前後方向から見て略
円環状をしており、その下半部9a、9´aの厚みは連
結体配置部27に形成された係合溝28、28の幅と、
また、その外周面の半径は上記係合溝28、28の半径
とそれぞれ同じにされ、上半部9b、9´bはその外周
面の半径が下半部9a、9´aの半径より稍小さく、か
つ、その厚みは下半部9a、9´aの厚みの略半分にさ
れている。
【0047】そして、下半部9a、9´aの外周面の周
方向における両端寄りの位置には係合突起32、32、
・・・が突設されており、支持リング9、9´は、その
下半部9a、9´aの外周部が上記係合溝28、28に
係合され、かつ、その係合突起32、32、・・・が連
結体配置部27に形成された前記係合孔29、29、・
・・の上面に係合されることによって、連結体配置部2
7に取着され、その軸は中間壁26の支持孔26aと一
致される。
【0048】また、支持リング9、9´の底部の軸方向
で互いに反対側を向いた面には横断面が円形をし、かつ
、上記軸方向と平行な方向へ延びる比較的小さなバネ配
置穴33、33、・・・が形成されており、これらバネ
配置穴33、33、・・・は支持リング9、9´に2個
づつ、互いに左右方向へ離間した位置に設けられ、その
奥行は下半部9a、9´aの厚みの略3分の2位になっ
ている。
【0049】更に、支持リング9、9´の底部の上記バ
ネ配置穴33、33、・・・が形成された面には上下方
向へ延びるスリット34、34、・・・が形成され、こ
れらスリット34、34、・・・はバネ配置穴33、3
3、・・・と各別に対応し、かつ、当該バネ配置穴33
、33の開口面と反対側の面に設けられると共に、その
上下両端は支持リング9、9´の内周面と下半部9a、
9´aの外周面にそれぞれ達しており、かつ、その奥端
部は当該バネ配置穴33、33、・・・の奥端部を横断
するように位置されている。
【0050】尚、一の支持リング9における2つのバネ
配置穴33と33との間の離間距離と他の支持リング9
´における2つのバネ配置穴33と33との間のそれは
互いに同じであるが、それら2つのバネ配置穴33と3
3の支持リング9、9´の軸を通って上下方向へ延びる
直線に対する離間距離は異なっており、従って、2つの
支持リング9と9´を互いに前後反対の向きでハウジン
グ3に取着すると、4つのバネ配置穴33、33、・・
・は左右方向及び前後方向で互いに異なるところに位置
され、この状態での4つのバネ配置穴33、33、・・
・の間の位置関係はモジュラー端子5、6、7、8の立
上部5c、6c、7c、8cの間の位置関係と一致され
る。
【0051】しかして、支持リング9、9´を上記した
向きでハウジング3に取着すると、その際、前側に位置
した支持リング9の2つのスリット34、34には第1
の端子配置溝30aに配置されたモジュラー端子5(以
下、「第1のモジュラー端子」と言う。)の立上部5c
と第2の端子配置溝30bに配置されたモジュラー端子
6(以下、「第2のモジュラー端子」と言う。)の立上
部6cが各別に挿入され、後側に位置した支持リング9
´の2つのスリット34、34には第3の端子配置溝3
0cに配置されたモジュラー端子7(以下、「第3のモ
ジュラー端子」と言う。)の立上部7cと第4の端子配
置溝30dに配置されたモジュラー端子8(以下、「第
4のモジュラー端子」と言う。)の立上部8cが各別に
挿入され、かつ、これら立上部5c、6c、7c、8c
の上端寄りの部分はこれらが各別に対応したバネ配置穴
33、33、・・・の奥端部に位置される。
【0052】尚、支持リング9、9´のハウジング3へ
の取着は連結体10に外嵌させた状態で行なう(図8参
照)。
【0053】連結体10はそれぞれ合成樹脂により形成
され互いに同軸に結合された3つの部分から成る。
【0054】35は連結体10の前部(以下、「連結体
前部」と言う。)である。
【0055】該連結体前部35は円板部36と、その前
面の中心部から突出した軸方向に短い円柱状をした突部
37と、円板部36の後面から後方へ向けて突出した4
枚の仕切板38、38、・・・とが一体に形成され、こ
れら仕切板38、38、・・・は後方から見て円板部3
6の中心角で90°間隔に配列され、かつ、上下方向及
び左右方向に対して45°傾いた方向へ延びるように設
けられている。
【0056】そして、4枚の仕切板38、38、・・・
の1つ、即ち、円板部36の中心から右上に位置した仕
切板38には略L字状をした切溝39を形成することに
よりその前後方向における中間部40(以下、「弾性部
」と言う。)がその幅方向へある程度の撓み弾性を有す
るようにされ、この弾性部40の右上側の側縁の後端部
に係合爪40aが突設されている。
【0057】また、円板部36の後面の外周部を除く部
分には薄い円板状をした嵌合突部41が形成され、該嵌
合突部41の中心部の真上の位置には切欠41aが形成
されており、仕切板38、38、・・・はこの嵌合突部
41の後面から突出され、かつ、各仕切板38、38、
・・・の中心側の部分は一体に結合されている。
【0058】42は円板部36の後面から突出した当接
部であり、該当接部42は4枚の仕切板38、38、・
・・のうち下側の2枚の間に位置され、その後端は連結
体前部35の軸方向における略中間の位置と対応したと
ころまで延びている。
【0059】尚、このような連結体前部35の軸方向に
おける長さはハウジング3の支持部24の長さと略同じ
位になっている。
【0060】43は連結体10の中間部(以下、「連結
体中間部」と言う。)である。
【0061】該連結体中間部43は、連結体前部35の
円板部36と同じ大きさの円板部44と、該円板部44
の前後両面に各別に形成され、かつ、円板部44と同軸
な薄い円板状をした嵌合突部45、46と、前側の嵌合
突部45の前面から突出した円筒部47と、略長方形の
板状をした当接片48とから成る。
【0062】嵌合突部45及び46は前記連結体前部3
5の嵌合突部41と同じ形状及び大きさを有し、円筒部
47の孔47aの後端は後側の嵌合突部46の後面に開
口され、該嵌合突部46の後面のうちその中心の真左に
位置したところから上記当接片48が後方へ向って突出
されている。
【0063】そして、円筒部47の周壁の下端部には切
欠47bが形成され、該切欠47bの後端は前側の嵌合
突部45まで及んでおり、また、後側の嵌合突部46に
は右側の位置に切欠46aが形成されている。
【0064】49、49は円筒部47の内周面のうち軸
心を挟んで互いに左右反対側に位置した部分に形成され
た回止突部である。
【0065】尚、円筒部47の外径は前記支持リング9
、9´の孔径より僅かに小さくされている。
【0066】50は連結体10の後部(以下、「連結体
後部」と言う。)である。該連結体後部50は、その前
半部51が円筒状をしており、その後半部は横断面の外
形が略小判形をした筒状を為すように形成され、前半部
51の孔51aと後半部52の孔52aとは連続してい
る。
【0067】そして、前半部51の外周面の略中間の位
置には連結体前部35の円板部36の外径と略同じ外径
を有するフランジ53が形成され、前半部51の上記フ
ランジ53から前側の部分は連結体中間部43の円筒部
47と略同じ大きさに形成され、フランジ53から後側
の部分の外径はケース2の挿通孔22の内径と略同じ大
きさにされている。
【0068】54はフランジ53の前面の基部に形成さ
れた嵌合突部であり、その外径は連結体前部35の嵌合
突部41の外径と等しくされている。
【0069】そして、前半部51のフランジ53から前
側の部分の周壁には、その真左の位置に切欠55が、ま
た、右上方の位置には小さな矩形をした係合孔56がそ
れぞれ形成され、更に、この周壁の内周面の軸心を挟ん
で互いに上下反対の位置には回止突部57、57が形成
されており、上記切欠55の後端は嵌合突部54まで及
んでいる。
【0070】しかして、上記連結体前部35と連結体中
間部43及び連結体後部50は互いに同軸に結合される
【0071】即ち、連結体前部35の仕切板38、38
、・・・は連結体中間部43の孔47aを挿通され、か
つ、該仕切板38、38、・・・の上記孔47aから後
方へ突出した部分は連結体後部50の前半部51の孔5
1aに挿入されると共に、その弾性部40に形成された
係合爪40aが連結体後部50に形成された係合孔56
に係合され、この状態では、連結体中間部43の円筒部
47の前端が連結体前部35の嵌合突部41の後面に、
連結体後部50の前端が連結体中間部43の後側の嵌合
突部46の後面にそれぞれ当接し、これにより、連結体
10を構成する3つの部分35と43と50が互いに同
軸に一体的に結合される。
【0072】そして、連結体中間部43の2つの回止突
部49、49は仕切板38、38、・・・のうち左側の
2つの仕切板38と38との間及び右側の2つの仕切板
38と38との間に各別に係合され(図5参照)、また
、連結体後部50の2つの回止突部57、57は仕切板
38、38、・・・のうち上記の2つの仕切板の間及び
下側の2つの仕切板の間に各別に係合され、これによっ
て、連結体前部35と連結体中間部43と連結体後部5
0との間の軸回り方向における位置が固定される。
【0073】尚、連結体中間部43の当接片48は連結
体後部50の切欠55の後端部を除く部分にそこを補完
するように係合される。
【0074】しかして、連結体中間部43の円筒部47
の孔47aと連結体後部50の前半部51の孔51aと
が連続され、この連続された孔47a及び51aは4枚
の仕切板38、38、・・・によって、その軸回り方向
へ配列された4つの空間58、58、・・・(以下、「
部分空間」と言う。)に区画される。
【0075】このような連結体10は、その連結体前部
35の突部37がハウジング3の中間壁26に形成され
た支持孔26aに回転自在に嵌合され、かつ、連結体後
部50の前半部51のフランジ53から後側の部分がケ
ース2の挿通孔22に回転自在に支持されることによっ
て、ハウジング3及びケース2にその軸回り方向へ回転
自在に支持される。
【0076】尚、支持リング9、9´は、連結体10を
組み立てる際、連結体中間部43の円筒部47と連結体
後部50の前半部51のフランジ53から前方の部分に
各別に外嵌され(図8参照)、その状態で、連結体10
の突部37を中間壁26の支持孔26aに嵌合すると共
に支持リング9、9´を前記したようにハウジング3に
取着する。このとき、突部37の支持孔26aへの支持
は、突部37を切溝26bに沿わせて下方へ移動させる
ことにより該切溝26bの両脇の部分を側方へ撓ませな
がら行なう。
【0077】そして、連結体10が上記のように支持さ
れたハウジング3をケース2の内部に挿入すると、連結
体後部50の後半部52がケース2の挿通孔22から外
側へ突出されると共に該連結体後部50の前半部51の
フランジ53から後方の部分がケース2の挿通孔22に
挿通される。
【0078】連結体10は以上のようにしてケース2の
内部に位置され、かつ、ハウジング3及びケース2に対
してその軸回り方向へ回転自在に支持される。
【0079】端子板11、12、13、14は、連結体
10の円板部36、44、フランジ53の外径と略同じ
外径を有する円帯状をしており、その内径は連結体10
の嵌合突部41、45、46、54の外径と略同じ大き
さになっており、また、その内周縁から延びた接続片1
1a、12a、13a、14aを有し、これら接続片1
1a、12a、13a、14aは端子板11、12、1
3、14の中心部へ向って延びた後それらの軸方向と平
行な方向へ屈曲するように形成されている。
【0080】そして、これら4枚の端子板11、12、
13、14の1つ11(以下、「第1の端子板」と言う
。)は連結体中間部43の前側の嵌合突部45に、別の
端子板12(以下、「第2の端子板」と言う。)は連結
体前部35の嵌合突部41に、更に別の端子板13(以
下、「第3の端子板」と言う。)は連結体後部50の嵌
合突部54に、もう1つの端子板14(以下、「第4の
端子板」と言う。)は連結体中間部43の後側の嵌合突
部46にそれぞれ外嵌され、第1、第2、第4の端子板
11、12、14はその接続片11a、12a、14a
の水平に延びる部分が当該端子板から後方へ向って延び
る向きで設けられ、第3の端子板13はその接続片13
aの水平に延びる部分がこの端子板13から前方へ向っ
て延びる向きで設けられる。
【0081】尚、第1の端子板11の接続片11aの付
根部は連結体中間部43の円筒部47の切欠47bの後
端部内に位置され、第2の端子板12の接続片12aの
付根部は連結体前部35の嵌合突部41の切欠41a内
に位置され、第3の端子板13の接続片13aの付根部
は連結体後部50の切欠55の後端部内に位置され、第
4の端子板14の接続片14aの付根部は嵌合突部46
の切欠46a内に位置される。
【0082】しかして、4枚の端子板11、12、13
、14は連結体10の互いに軸方向に離間した位置に各
別に固定される。
【0083】即ち、第1の端子板11は連結体中間部4
3の円板部44の前面に重なるように嵌合突部45に外
嵌されることで軸方向と直交する方向での位置が規定さ
れ、かつ、その接続片11aの付根部が切欠47bに係
合されることで軸回り方向での位置が規定されると共に
、接続片11aの付根部に連結体前部35の当接部42
の後端が前方から当接されることで軸方向における位置
が規定される。
【0084】また、第2の端子板12は連結体前部35
の円板部36の後面に重なるように嵌合突部41に外嵌
されることで軸方向と直交する方向での位置が規定され
、かつ、その接続片12aの付根部が切欠41aに係合
されることで軸回り方向での位置が規定されると共に、
接続片12aの付根部に連結体中間部43の円筒部47
の前端が後方から当接されることで軸方向における位置
が規定される。
【0085】そして、第3の端子板13は連結体後部5
0のフランジ53の前面に重なるように嵌合突部54に
外嵌されることで軸方向と直交する方向での位置が規定
され、かつ、その接続片13aの付根部が切欠55に係
合することで軸回り方向での位置が規定されると共に、
該付根部に連結体中間部43の当接片48の後端が前方
から当接されることで軸方向における位置が規定される
【0086】更に、第4の端子板14は連結体中間部4
3の円板部44の後面に重なるように嵌合突部46に外
嵌されることで軸方向と直交する方向での位置が規定さ
れ、かつ、その接続片14aの付根部が切欠46aに係
合することで軸回り方向での位置が規定されると共に、
該付根部に連結体後部50の前端が後方から当接される
ことで軸方向における位置が規定される。
【0087】そして、これら端子板11、12、13、
14の接続片11a、12a、13a、14aの水平に
延びる部分は前記4つの部分空間58、58、・・・内
に各別に位置される(図6参照)。
【0088】尚、上記4つの接続片11a、12a、1
3a、14aの先端部には、予め、モジュラーコード1
5が有する4本の導線59、59、・・・の一端部が各
別に半田付けされており(図3及び図4参照)、このよ
うな端子板11、12、13、14は連結体10を組み
立てる際順次前記した位置に配置される。
【0089】支持リング9、9´に設けられたバネ配置
穴33、33、・・・の開口面は4枚の端子板11、1
2、13、14と各別に対向される。即ち、前側の支持
リング9のバネ配置穴33、33の右側のもの33の開
口面は第1の端子板11と、左側のバネ配置穴33の開
口面が第2の端子板12とそれぞれ対向され、また、後
側の支持リング9´のバネ配置穴33、33の右側のも
の33の開口面が第3の端子板13と、左側のバネ配置
穴33の開口面が第4の端子板14とそれぞれ対向され
る。
【0090】前記4つのコイルバネ17、18、19、
20は前記バネ配置穴33、33、・・・に各別に収納
配置され、この収納は支持リング9、9´を連結体前部
35の仕切板38、38、・・・に外嵌させながら連結
体10を組み立てる際に行なう。
【0091】これらコイルバネ17、18、19、20
の成形時の長さはバネ配置穴33、33、・・・の奥端
面と当該バネ配置穴33が対向した端子板との間の距離
より稍長くされており、従って、コイルバネ17、18
、19、20は当該バネ配置穴33の奥端面と端子板と
の間で圧縮される。
【0092】そして、前記したように支持リング9、9
´がハウジング3に支持されると、支持リング9、9´
に形成されたスリット34、34、・・・内にモジュラ
ー端子5、6、7、8の立上部5c、6c、7c、8c
が各別に挿入されると共にその上端部寄りの位置がバネ
配置穴33、33、・・・の奥端部に位置されるので、
立上部5c、6c、7c、8cはコイルバネ17、18
、19、20の一端の輪と各別に接触され、かつ、それ
を他端側へ向けて稍押圧しながらスリット34、34、
・・・内に挿入される。
【0093】従って、4つのコイルバネ17、18、1
9、20は第1のモジュラー端子5の立上部5cと第1
の端子板11との間、第2のモジュラー端子6の立上部
6cと第2の端子板12との間、第3のモジュラー端子
7の立上部7cと第3の端子板13との間、第4のモジ
ュラー端子8の立上部8cと第4の端子板14との間に
、各別に、圧縮された状態で位置される。
【0094】尚、立上部5c、6c、7c、8cにはコ
イルバネ17、18、19、20の一端の2輪が2点で
接触され、端子板11、12、13、14にはコイルバ
ネ17、18、19、20の他端の輪の略全体が接触す
る。
【0095】しかして、第1のモジュラー端子5はその
立上部5cと第1の端子板11とこれらの間に縮設され
たコイルバネ17とを介してモジュラーコード15の4
本の導線59、59、・・・の1つと接続され、第2の
モジュラー端子6はその立上部6cと第2の端子板12
とこれらの間に縮設されたコイルバネ18とを介して別
の1つの導線59と接続され、第3のモジュラー端子7
はその立上部7cと第3の端子板13とこれらの間に縮
設されたコイルバネ19を介して更に別の導線59と接
続され、そして、第4のモジュラー端子8はその立上部
8cと第4の端子板14とこれらの間に縮設されたコイ
ルバネ20を介してもう1つの導線59と接続される。
【0096】そこで、このようなコネクタ装置1のモジ
ュラーソケット4に、両端にモジュラーコネクタが接続
されたモジュラーコードの一のモジュラーコネクタを結
合すると共に該モジュラーコードの他のモジュラーコネ
クタとコネクタ装置1のモジュラーコネクタ16を電話
機本体及び受話器に設けられたモジュラーソケットに各
別に結合する。これにより、当該電話機本体の回路と受
話器の回路とがコネクタ装置1を介して接続される。
【0097】そして、連結体10はケース2に対しては
回転自在であるため、連結体10と連結されたモジュラ
ーコード15はケース2及びモジュラーソケット4に結
合された別のモジュラーコードに対して相対的に軸回り
方向へ回転することができ、従って、モジュラーコード
15及び/又は当該別のモジュラーコードにこれを捩じ
るような力が加えられたときはモジュラーコード15は
連結体10と一体的に回転され、それにより捩じれが生
じるのが防止され、そして、このとき、端子板11、1
2、13、14とコイルバネ17、18、19、20と
は相対的に辷ることになる。
【0098】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電話機用コードのコネクタ装置は、略筒状を
したケースと、該ケースの内部の一端側へ偏倚した位置
に固定されモジュラーコネクタが着脱自在に結合される
モジュラーソケットと、上記ケースの内部の他端側へ偏
倚した位置にそれと略同軸に位置し軸回り方向へ回転自
在に支持された連結体と、略円帯状をし上記連結体の軸
方向で互いに離間した位置に各別に外嵌状に固定された
複数の端子板と、導電性を有するコイルバネとを備え、
上記モジュラーソケットの複数のモジュラー端子の一端
部を上記複数の端子板にその軸方向で各別に対向させ、
これらモジュラー端子と端子板との間に各別に上記コイ
ルバネを縮設したことを特徴とする。
【0099】従って、本発明電話機用コードのコネクタ
装置にあっては、ケースに固定されたモジュラーソケッ
トの複数のモジュラー端子の一端部と連結体に固定され
た複数の端子板はいずれもケースの軸と平行な方向へ配
列され、かつ、この方向で互いに対向されるため、連結
体と端子板等及びそれらが収納状に位置されるケースの
形状、特に、その軸方向と直交する方向での形状を可及
的に小さくすることができ、しかも、摺接部を為すモジ
ュラー端子と端子板はこれらの対向方向へ延びるコイル
バネを介して互いに接触されるので、モジュラー端子と
端子板との間に接触不良が生ずることは無く、その上、
上記コイルバネはモジュラー端子に対しては2以上の点
で、端子板に対しては線状にそれぞれ接触するため、モ
ジュラー端子と端子板との接触状態を極めて安定に保持
することができる。
【0100】尚、前記実施例においては、本発明電話機
用コードのコネクタ装置を、電話機本体と受話器との間
を接続する電話機用コードに介挿するタイプのものに適
用したが、本発明は電話機本体又は受話器に直接支持さ
せるタイプのものにも適用することができ、この場合は
、例えば、連結体を電話機本体又は受話器に固定し、端
子板には電話機本体又は受話器の回路を直接接続すれば
よい。
【0101】この他、図面に示した各部の形状ないしは
構造あるいは部材の数等は本発明を実施するに当っての
具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電話機用コードのコネクタ装置の実施の
一例を示す全体の斜視図である。
【図2】電話機用コードのコネクタ装置を図1とは異な
る方向から見た要部の拡大斜視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】連結体及び支持リングが支持された状態のハウ
ジングを示す拡大斜視図である。
【図8】端子板と支持リングが外嵌された状態の連結体
とハウジングとを分離して示す拡大斜視図である。
【図9】支持リングが外嵌された状態の連結体を一部切
り欠いて示す拡大底面図である。
【図10】ケースを一部切り欠いて示す拡大斜視図であ
る。
【図11】連結体及び支持リングの分解斜視図である。
【図12】連結体の一部及び端子板と支持リングを示す
分解斜視図である。
【図13】ハウジングを拡大して示す平面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿う断面図であ
る。
【図15】従来の電話機用コードのコネクタ装置の一例
を示す分解斜視図である。
【図16】従来の電話機用コードのコネクタ装置の別の
例を示す正面中央縦断面図である。
【符号の説明】
1  電話機用コードのコネクタ装置 2  ケース 4  モジュラーソケット 5  モジュラー端子 6  モジュラー端子 7  モジュラー端子 8  モジュラー端子 5c  (モジュラー端子の)一端部 6c  (モジュラー端子の)一端部 7c  (モジュラー端子の)一端部 8c  (モジュラー端子の)一端部 10  連結体 11  端子板 12  端子板 13  端子板 14  端子板 17  コイルバネ 18  コイルバネ 19  コイルバネ 20  コイルバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  略筒状をしたケースと、該ケースの内
    部の一端側へ偏倚した位置に固定されモジュラーコネク
    タが着脱自在に結合されるモジュラーソケットと、上記
    ケースの内部の他端側へ偏倚した位置にそれと略同軸に
    位置し軸回り方向へ回転自在に支持された連結体と、略
    円帯状をし上記連結体の軸方向で互いに離間した位置に
    各別に外嵌状に固定された複数の端子板と、導電性を有
    するコイルバネとを備え、上記モジュラーソケットの複
    数のモジュラー端子の一端部を上記複数の端子板にその
    軸方向で各別に対向させ、これらモジュラー端子と端子
    板との間に各別に上記コイルバネを縮設したことを特徴
    とする電話機用コードのコネクタ装置。
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WO2014132380A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 エムテックコーポレーション株式会社 通信ケーブル用コネクタ

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