JPH0424526B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0424526B2 JPH0424526B2 JP57101958A JP10195882A JPH0424526B2 JP H0424526 B2 JPH0424526 B2 JP H0424526B2 JP 57101958 A JP57101958 A JP 57101958A JP 10195882 A JP10195882 A JP 10195882A JP H0424526 B2 JPH0424526 B2 JP H0424526B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dovetail
- reinforcing member
- gas turbine
- vane
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 35
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 5
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 6
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 6
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 2
- 239000003351 stiffener Substances 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000003116 impacting effect Effects 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/30—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
- F01D5/3007—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of axial insertion type
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T50/00—Aeronautics or air transport
- Y02T50/60—Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ガスタービンエンジン用羽根、特に
羽根引抜きに対する抵抗が向上したダブテイル部
分を有する羽根に関する。
羽根引抜きに対する抵抗が向上したダブテイル部
分を有する羽根に関する。
ガスタービンエンジン用羽根は一般にダブテイ
ル部分を設けられ、このダブテイル部分が円周方
向保持部材の対応するダブテイル受入溝またはあ
り溝に組合わさる。このようなダブテイル受入溝
と組合わさるダブテイル部分を有する代表的な羽
根が、Perkinsの米国特許第3734646号「羽根保
持装置」(1973年5月22日発行)およびBucyらの
米国特許第4265595号「ターボ機関羽根保持アセ
ンブリ」(1981年5月5日発行)に記載されてい
る。これらの羽根の1つの注目すべき特徴は、こ
れらの羽根一つ一つを個別に着脱できることであ
る。上記米国特許は本出願人に譲渡されており、
ここに参考刊行物として挙げておく。
ル部分を設けられ、このダブテイル部分が円周方
向保持部材の対応するダブテイル受入溝またはあ
り溝に組合わさる。このようなダブテイル受入溝
と組合わさるダブテイル部分を有する代表的な羽
根が、Perkinsの米国特許第3734646号「羽根保
持装置」(1973年5月22日発行)およびBucyらの
米国特許第4265595号「ターボ機関羽根保持アセ
ンブリ」(1981年5月5日発行)に記載されてい
る。これらの羽根の1つの注目すべき特徴は、こ
れらの羽根一つ一つを個別に着脱できることであ
る。上記米国特許は本出願人に譲渡されており、
ここに参考刊行物として挙げておく。
このような従来の羽根および羽根締付は多くの
用途に満足なものである。しかし、ある条件下で
は、従来の羽根のダブテイル形状は羽根引抜き力
に対する抵抗が不十分である。例えば、通常ター
ボフアンエンジンと称される従来のガスタービン
エンジンの形態では相当な羽根引抜き力が予想さ
れる。通常のターボフアンエンジンはフアン区
分、圧縮機区分、燃焼器区分、高圧タービン区
分、低圧タービン区分および排気区分を含む。こ
のようなターボフアンエンジンは代表的には比較
的大きなフアン羽根を有し、フアン羽根は鳥その
他の異物に基因する損傷を受ける。例えば、鳥が
衝突した状況がかなりひどい場合には、1個以上
のフアン羽根またはその一部がフアン円板の保持
ダブテイル溝との嵌合からはずれる。このような
状況の結果生まれる破損モードでは、離脱した羽
根に続く羽根が離脱した羽根との相互作用により
そのダブテイル溝から引抜かれる可能性がある。
この関係で、衝撃相互作用から生じるモーメント
および荷重は、後続羽根の作動中の遠心荷重と組
合わさつて、後続羽根ダブテイルを剪断するのに
十分な程になり、これより後続羽根にさらに損害
を与えたり、さらには他のフアン羽根や関連エン
ジンハードウエア、例えば軸受、シールおよび構
造用フレームに損害を与える恐れがある。
用途に満足なものである。しかし、ある条件下で
は、従来の羽根のダブテイル形状は羽根引抜き力
に対する抵抗が不十分である。例えば、通常ター
ボフアンエンジンと称される従来のガスタービン
エンジンの形態では相当な羽根引抜き力が予想さ
れる。通常のターボフアンエンジンはフアン区
分、圧縮機区分、燃焼器区分、高圧タービン区
分、低圧タービン区分および排気区分を含む。こ
のようなターボフアンエンジンは代表的には比較
的大きなフアン羽根を有し、フアン羽根は鳥その
他の異物に基因する損傷を受ける。例えば、鳥が
衝突した状況がかなりひどい場合には、1個以上
のフアン羽根またはその一部がフアン円板の保持
ダブテイル溝との嵌合からはずれる。このような
状況の結果生まれる破損モードでは、離脱した羽
根に続く羽根が離脱した羽根との相互作用により
そのダブテイル溝から引抜かれる可能性がある。
この関係で、衝撃相互作用から生じるモーメント
および荷重は、後続羽根の作動中の遠心荷重と組
合わさつて、後続羽根ダブテイルを剪断するのに
十分な程になり、これより後続羽根にさらに損害
を与えたり、さらには他のフアン羽根や関連エン
ジンハードウエア、例えば軸受、シールおよび構
造用フレームに損害を与える恐れがある。
上述の観点から、かかる羽根引抜きに対するダ
ブテイルの抵抗を向上させることが望ましい。こ
の問題の一つの簡単な解決策は一層深くかつ大き
いダブテイル形状を形成することである。しか
し、この簡単な解決策は、それ故に、一層深いダ
ブテイル溝および一層重いフアン円板を必要とす
る。このような嵩の増加は、強度目的には望まし
いものの、コストおよび燃料効率の目的には望ま
しくない。実際、大きな羽根ダブテイルおよび円
板を使用すると、深い羽根ダブテイルと関連した
一層大きな荷重に対処するために一層重い円板お
よび軸受構造が必要となる。さらに、この簡単な
解決策では、引抜き抵抗を高めるために、現在の
エンジンのダブテイル円板形状を大幅に変更しな
ければならない。従つて、羽根ダブテイル引抜き
抵抗を改良するための簡単な手段を提供すること
が望まれている。
ブテイルの抵抗を向上させることが望ましい。こ
の問題の一つの簡単な解決策は一層深くかつ大き
いダブテイル形状を形成することである。しか
し、この簡単な解決策は、それ故に、一層深いダ
ブテイル溝および一層重いフアン円板を必要とす
る。このような嵩の増加は、強度目的には望まし
いものの、コストおよび燃料効率の目的には望ま
しくない。実際、大きな羽根ダブテイルおよび円
板を使用すると、深い羽根ダブテイルと関連した
一層大きな荷重に対処するために一層重い円板お
よび軸受構造が必要となる。さらに、この簡単な
解決策では、引抜き抵抗を高めるために、現在の
エンジンのダブテイル円板形状を大幅に変更しな
ければならない。従つて、羽根ダブテイル引抜き
抵抗を改良するための簡単な手段を提供すること
が望まれている。
従つて、本発明の目的は、強度が向上したダブ
テイル部分を有するガスタービンエンジン用羽根
を提供することにある。
テイル部分を有するガスタービンエンジン用羽根
を提供することにある。
本発明の他の目的は、羽根引抜き力に対する抵
抗が向上したダブテイル部分を有する羽根を提供
することにある。
抗が向上したダブテイル部分を有する羽根を提供
することにある。
本発明のさらに他の目的は、このような向上し
た引抜き抵抗を得るのに深いダブテイルを必要と
しない羽根を提供することにある。
た引抜き抵抗を得るのに深いダブテイルを必要と
しない羽根を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、羽根引抜き力に対
する抵抗が不十分な現在の羽根と簡単に交換する
かそれを修理するのに使用できる羽根を提供する
ことにある。
する抵抗が不十分な現在の羽根と簡単に交換する
かそれを修理するのに使用できる羽根を提供する
ことにある。
本発明のさらに他の目的は、単一羽根着脱と両
立する羽根を提供することにある。
立する羽根を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、製造が比較的簡単
な羽根を提供することにある。
な羽根を提供することにある。
本発明は、ガスタービンエンジン用の羽根を提
供する。この羽根は、エアーホイル部分と、シヤ
ンク部分と、ほゞ軸線方向のダブテイル部分とを
有し、このダブテイル部分が所定の軸線方向寸法
を有し、円周方向保持部材に設けたほゞ同じ所定
軸線方向寸法のほゞ軸線方向のダブテイル受入溝
と組合わされる型のものである。本発明によれ
ば、ダブテイル部分に物理的に結合した補強部材
を設ける。補強部材はダブテイル部分からほゞ軸
線方向に突出してダブテイル部分を補強する。
供する。この羽根は、エアーホイル部分と、シヤ
ンク部分と、ほゞ軸線方向のダブテイル部分とを
有し、このダブテイル部分が所定の軸線方向寸法
を有し、円周方向保持部材に設けたほゞ同じ所定
軸線方向寸法のほゞ軸線方向のダブテイル受入溝
と組合わされる型のものである。本発明によれ
ば、ダブテイル部分に物理的に結合した補強部材
を設ける。補強部材はダブテイル部分からほゞ軸
線方向に突出してダブテイル部分を補強する。
次に図面を参照しながら本発明を詳述する。
第1図および第2図において、10は本発明の
ガスタービンエンジン用羽根の1例を示す。羽根
10は10Aで窓称される前縁および前面と10
Bで総称される後縁および後面とを含み、これら
は空気流(第1図の矢印)と相互作用する。羽根
10はエアーホイル部分12、プラツトホーム部
分14およびシヤンク部分16を含む。シヤンク
部分16は、軸線方向寸法dを有するダブテイル
またはあり部分18に移行している。第2図から
明らかなように、ダブテイル部分18は底面1
9、およびここから上方に所定の(代表的には鈍
角の)角度でエアーホイル部分12に向つて延在
する側面22、即ち左側面22Lおよび右側面2
2Rを含む。しばしばダブテイル加圧面と称され
る側面24Lおよび24Rが、上記側面22Lお
よび22Rから底面19に対して所定の(代表的
には鋭角の)角度で延在する。側面24Lおよび
24Rは転移面26Lおよび26Rを経てシヤン
ク部分16に滑らかに連らなつている。
ガスタービンエンジン用羽根の1例を示す。羽根
10は10Aで窓称される前縁および前面と10
Bで総称される後縁および後面とを含み、これら
は空気流(第1図の矢印)と相互作用する。羽根
10はエアーホイル部分12、プラツトホーム部
分14およびシヤンク部分16を含む。シヤンク
部分16は、軸線方向寸法dを有するダブテイル
またはあり部分18に移行している。第2図から
明らかなように、ダブテイル部分18は底面1
9、およびここから上方に所定の(代表的には鈍
角の)角度でエアーホイル部分12に向つて延在
する側面22、即ち左側面22Lおよび右側面2
2Rを含む。しばしばダブテイル加圧面と称され
る側面24Lおよび24Rが、上記側面22Lお
よび22Rから底面19に対して所定の(代表的
には鋭角の)角度で延在する。側面24Lおよび
24Rは転移面26Lおよび26Rを経てシヤン
ク部分16に滑らかに連らなつている。
上述の説明は従来の羽根ダブテイル形状の代表
的なものである。しかし、本発明においては、軸
線方向寸法Dを有する後方補強部材20を設け
る。さらに具体的には、後方補強部材20はダブ
テイル部分18と一体であり、そこから軸線方向
後方に突出する。所望に応じて、後方補強部材2
0をシヤンク部分16とも一体とするのが好都合
である。後述するところから一層よく理解できる
ように、後方補強部材20はダブテイル部分18
を補強するとともに、羽根10のダブテイル受入
溝(第1,2図に図示せず)からの引抜きに対す
る抵抗を呈する。
的なものである。しかし、本発明においては、軸
線方向寸法Dを有する後方補強部材20を設け
る。さらに具体的には、後方補強部材20はダブ
テイル部分18と一体であり、そこから軸線方向
後方に突出する。所望に応じて、後方補強部材2
0をシヤンク部分16とも一体とするのが好都合
である。後述するところから一層よく理解できる
ように、後方補強部材20はダブテイル部分18
を補強するとともに、羽根10のダブテイル受入
溝(第1,2図に図示せず)からの引抜きに対す
る抵抗を呈する。
ここで第3図および第4図に移ると、第1図の
羽根10が、ガスタービンエンジンの構成要素の
部分と組合せたフアン羽根として示されている。
さらに具体的には、フアン円板30(部分的に図
示)の形態の円形保持部材が設けられ、これは羽
根10のダブテイル部分18を受入れる複数個の
ほゞ軸線方向のダブテイル受入溝またはあり溝3
2を含む。ここで用語「ほゞ軸線方向」は、羽根
のダブテイル部分18およびフアン円板のダブテ
イル受入溝32がエンジンの軸線と軸線方向で合
致しているか、エンジン軸線に対して約±45℃以
内、好ましくは±20℃以内にあることを意味す
る。
羽根10が、ガスタービンエンジンの構成要素の
部分と組合せたフアン羽根として示されている。
さらに具体的には、フアン円板30(部分的に図
示)の形態の円形保持部材が設けられ、これは羽
根10のダブテイル部分18を受入れる複数個の
ほゞ軸線方向のダブテイル受入溝またはあり溝3
2を含む。ここで用語「ほゞ軸線方向」は、羽根
のダブテイル部分18およびフアン円板のダブテ
イル受入溝32がエンジンの軸線と軸線方向で合
致しているか、エンジン軸線に対して約±45℃以
内、好ましくは±20℃以内にあることを意味す
る。
第4図に一層明瞭に示す通りに、フアン円板3
0のほゞ軸線方向のダブテイル受入溝32は、ダ
ブテイル部分18と組合わさるように形成されて
いる。代表的には第1図および第3図に示すよう
に、通常のダブテイル嵌合では、軸線方向ダブテ
イル受入溝32は通常の羽根ダブテイル部分18
と同じ軸線方向寸法dを有する。しかし、前述し
たように、本発明の一例の羽根10では、後方補
強部材20がダブテイル受入溝32を越えて軸線
方向後方へ寸法Dだけ突出している。第4図の断
面図を第2図と組合せて見ると、ダブタイル受入
溝32がフアン円板30と一体のダブテイル支柱
32Aを形成していることがわかる。ダブテイル
支柱32Aは、ダブテイル横加圧面24Lおよび
24Rにより発揮される羽根引抜き力(第4図の
矢印)に対して保持力を呈する荷重支持面33を
形成する。円板の受入溝の表面34はスペーサ部
材35によりダブテイル底面19から離され、特
に比較的低い回転速度での羽根10の作動位置を
適切に保つている。フアン円板30は、ダブテイ
ル側面22Lおよび22Rと離間関係で作動的に
係合する荷重支持面36も含む。第4図に関連し
て上述した力の分布は通常のダブテイル構造にか
なり代表的なものである。
0のほゞ軸線方向のダブテイル受入溝32は、ダ
ブテイル部分18と組合わさるように形成されて
いる。代表的には第1図および第3図に示すよう
に、通常のダブテイル嵌合では、軸線方向ダブテ
イル受入溝32は通常の羽根ダブテイル部分18
と同じ軸線方向寸法dを有する。しかし、前述し
たように、本発明の一例の羽根10では、後方補
強部材20がダブテイル受入溝32を越えて軸線
方向後方へ寸法Dだけ突出している。第4図の断
面図を第2図と組合せて見ると、ダブタイル受入
溝32がフアン円板30と一体のダブテイル支柱
32Aを形成していることがわかる。ダブテイル
支柱32Aは、ダブテイル横加圧面24Lおよび
24Rにより発揮される羽根引抜き力(第4図の
矢印)に対して保持力を呈する荷重支持面33を
形成する。円板の受入溝の表面34はスペーサ部
材35によりダブテイル底面19から離され、特
に比較的低い回転速度での羽根10の作動位置を
適切に保つている。フアン円板30は、ダブテイ
ル側面22Lおよび22Rと離間関係で作動的に
係合する荷重支持面36も含む。第4図に関連し
て上述した力の分布は通常のダブテイル構造にか
なり代表的なものである。
前述したように、本発明の1例の羽根10はダ
ブテイル部分18を補強する後方補強部材20を
含む。後方補強部材20がダブテイル部分18を
どのように補強するのかを理解するために、第5
図を参照するのがわかり易い。第5図から後方補
強部材20が円板30の後面30Bを越えて延在
していることが明らかである。
ブテイル部分18を補強する後方補強部材20を
含む。後方補強部材20がダブテイル部分18を
どのように補強するのかを理解するために、第5
図を参照するのがわかり易い。第5図から後方補
強部材20が円板30の後面30Bを越えて延在
していることが明らかである。
後方補強部材20を付加することにより、ダブ
テイル部分18に含まれるダブテイル材料の荷重
支持能力が増加する。この関係で、後方補強部材
20は、ダブテイル部分18が円板の荷重支持面
33と接する部分より後方に追加材料を加える。
実際に、後方補強部材20を付加することによ
り、これがなければダブテイル部分18の後面1
8S(仮想線で図示)に現われる応力・歪状態を、
ポアツソン効果から軸線方向後方への歪を生じる
であろう平面応力の状態から、軸線方向歪が抑制
される平面歪に近い状態に変化させ、かくして軸
線方向圧縮応力を発現させる。この平面応力から
平面歪への変化は、ダブテイル部分18の荷重支
持能力を増すので望ましい。
テイル部分18に含まれるダブテイル材料の荷重
支持能力が増加する。この関係で、後方補強部材
20は、ダブテイル部分18が円板の荷重支持面
33と接する部分より後方に追加材料を加える。
実際に、後方補強部材20を付加することによ
り、これがなければダブテイル部分18の後面1
8S(仮想線で図示)に現われる応力・歪状態を、
ポアツソン効果から軸線方向後方への歪を生じる
であろう平面応力の状態から、軸線方向歪が抑制
される平面歪に近い状態に変化させ、かくして軸
線方向圧縮応力を発現させる。この平面応力から
平面歪への変化は、ダブテイル部分18の荷重支
持能力を増すので望ましい。
円板の荷重支持面33と係合するダブテイル部
分18荷重支持能力を増すことに加えて、後方補
強部材20を使用すると追加の余分な荷重通路を
介してダブテイル引抜き抵抗をさらに増すことが
でき有利である。この関係で、再び第3図に戻る
と、羽根10は代表的なフアンブースタスプール
部材40と組合せて図示されている。フアンブー
スタスプール40の円周方向前方フランジ部分4
2は、フアン円板30の後面30Bに固定関係で
結合されている。例えば、ボルト37を用いてフ
アンブースタスプール前方フランジ42とダブテ
イル支柱部分38との結合を達成することができ
る。フアンブースタスプール40自体は、複数の
フアンブースタ羽根(図示せず)のダブテイル部
分と組あわさる複数のダブテイル受入溝44を含
む。フアンブースタスプール40の前方フランジ
42についてさらに説明すると、このフランジ4
2の円板支柱部分38への連結は、円板の荷重支
持面33(第3図に図示せず)の拡開に抗する円
周方向支持を提供するという機能を果す。フアン
ブースタスプール前方フランジ42はほかに円周
方向フランジ面46、例えば内面を含み、この内
面46は後方補強部材20の軸線方向延在荷重支
持面21を受入れるように構成されている。
分18荷重支持能力を増すことに加えて、後方補
強部材20を使用すると追加の余分な荷重通路を
介してダブテイル引抜き抵抗をさらに増すことが
でき有利である。この関係で、再び第3図に戻る
と、羽根10は代表的なフアンブースタスプール
部材40と組合せて図示されている。フアンブー
スタスプール40の円周方向前方フランジ部分4
2は、フアン円板30の後面30Bに固定関係で
結合されている。例えば、ボルト37を用いてフ
アンブースタスプール前方フランジ42とダブテ
イル支柱部分38との結合を達成することができ
る。フアンブースタスプール40自体は、複数の
フアンブースタ羽根(図示せず)のダブテイル部
分と組あわさる複数のダブテイル受入溝44を含
む。フアンブースタスプール40の前方フランジ
42についてさらに説明すると、このフランジ4
2の円板支柱部分38への連結は、円板の荷重支
持面33(第3図に図示せず)の拡開に抗する円
周方向支持を提供するという機能を果す。フアン
ブースタスプール前方フランジ42はほかに円周
方向フランジ面46、例えば内面を含み、この内
面46は後方補強部材20の軸線方向延在荷重支
持面21を受入れるように構成されている。
フランジ42の受入面46と補強部材20の荷
重支持面21との接触は、フアン羽根10の正常
作動中は一般に重要でない。しかし、作動時の半
径方向荷重を羽根引抜き力から切離しまたブース
タスプール前方フランジ42の摩耗や食込みを阻
止するために、補強部材荷重支持面21とフラン
ジ面46との間に作動クリアリンスSをとるのが
好ましい。クリアリンスSは代表的には、正常な
エンジン作動中は接触が起らず、羽根引抜き衝撃
荷重時にかかるクリアリンスSがなくなるような
大きさのものである。この作動クリアリンスSが
消去されるのは、羽根引抜き衝撃荷重条件で、保
持側ハードウエア、即ち円板の荷重支持面33お
よびダブテイルの側面22および24が衝撃荷重
に抵抗するために弾性および/または塑性変形す
るからである。クリアリンスSを比較的大きくと
ると、このような羽根引抜き衝撃荷重時に、フア
ンブースタスプールの前方フランジ42が大きな
初期荷重力で衝撃を受けやすくなり、他方作動ク
リアリンスSが比較的小さくなるにつれ、前方フ
ランジ42に衝撃を与える力が次第に最大限に発
揮されるようになることを認識する必要がある。
従つて比較的小さい作動クリアランスS、例えば
約0.006〜0.060インチ(0.15〜1.5cm)の作動クリ
アリンスSを設けることにより、比較的大きさの
小さい保持フランジ42およびブースタスプール
40を使用することができるようになる。勿論、
フアンブースタスプール40の前方フランジ42
の存在により与えられる追加の余分な荷重通路
は、ガスタービンエンジンの他の構造により設け
てもよい。例えば、任意の利用可能な構造体、例
えばフランジ、リングまたはダブテイル支柱32
Aからの突起を用いて余分な荷重通路を形成する
ことができる。
重支持面21との接触は、フアン羽根10の正常
作動中は一般に重要でない。しかし、作動時の半
径方向荷重を羽根引抜き力から切離しまたブース
タスプール前方フランジ42の摩耗や食込みを阻
止するために、補強部材荷重支持面21とフラン
ジ面46との間に作動クリアリンスSをとるのが
好ましい。クリアリンスSは代表的には、正常な
エンジン作動中は接触が起らず、羽根引抜き衝撃
荷重時にかかるクリアリンスSがなくなるような
大きさのものである。この作動クリアリンスSが
消去されるのは、羽根引抜き衝撃荷重条件で、保
持側ハードウエア、即ち円板の荷重支持面33お
よびダブテイルの側面22および24が衝撃荷重
に抵抗するために弾性および/または塑性変形す
るからである。クリアリンスSを比較的大きくと
ると、このような羽根引抜き衝撃荷重時に、フア
ンブースタスプールの前方フランジ42が大きな
初期荷重力で衝撃を受けやすくなり、他方作動ク
リアリンスSが比較的小さくなるにつれ、前方フ
ランジ42に衝撃を与える力が次第に最大限に発
揮されるようになることを認識する必要がある。
従つて比較的小さい作動クリアランスS、例えば
約0.006〜0.060インチ(0.15〜1.5cm)の作動クリ
アリンスSを設けることにより、比較的大きさの
小さい保持フランジ42およびブースタスプール
40を使用することができるようになる。勿論、
フアンブースタスプール40の前方フランジ42
の存在により与えられる追加の余分な荷重通路
は、ガスタービンエンジンの他の構造により設け
てもよい。例えば、任意の利用可能な構造体、例
えばフランジ、リングまたはダブテイル支柱32
Aからの突起を用いて余分な荷重通路を形成する
ことができる。
本発明の羽根をダブテイル部分18とほゞ同じ
断面の部分を含む後方補強部材20を有するもの
として説明したが、その他の変更例も採用でき
る。幾つかの変更例を第6〜8図に示す。同一部
分を示すのに同一参照数字を使用してある。
断面の部分を含む後方補強部材20を有するもの
として説明したが、その他の変更例も採用でき
る。幾つかの変更例を第6〜8図に示す。同一部
分を示すのに同一参照数字を使用してある。
例えば、かかる変更例の一つが第6図に示され
ており、ここでは面取りした補強部材の形状の後
方補強部材120が、テーパ状に羽根10の後面
10Bから軸線方向に距離Dだけ突出している。
後方補強部材120の存在はダブテイル部分18
に追加材料を加える機能をなし、この追加材料は
応力・歪状態を平面応力の状態から平面歪の状態
に変換するのを助けるように機能する。但し、そ
の変換助長の度合は第1〜5図の形状より小さ
い。さらに、第6図の補強部材120は軸線方向
に延在する荷重支持面121も含み、この面12
1は第3図の構造を含めて種々の適用例と関連し
て説明したように使用することができる。本発明
の他の採用可能な後方補強部材形状を第7図に補
強部材220として示す。この補強部材220
は、第3図に示すような前述した作動クリアリン
スSを与えるためのシヤンク部分16に結合した
パツド部分222を含む。所望に応じて、特に製
造を簡単にするために、ダブテイル部分18と後
方補強部材220との間に段状転移部224を設
けることができる。この段224は比較的浅く、
例えば約0.040インチ(0.10cm)以下で、適当な
切削すみ肉を残して前述した通りにダブテイル部
分18を補強する。第8図の後方補強部材320
は、対応するダブテイル部分18の側面22およ
び24を越えて延在する側面322Lおよび32
2Rを含む。これによりこの構造方向羽根保持を
高める前方向ストツパ面324が付随的に得られ
る。
ており、ここでは面取りした補強部材の形状の後
方補強部材120が、テーパ状に羽根10の後面
10Bから軸線方向に距離Dだけ突出している。
後方補強部材120の存在はダブテイル部分18
に追加材料を加える機能をなし、この追加材料は
応力・歪状態を平面応力の状態から平面歪の状態
に変換するのを助けるように機能する。但し、そ
の変換助長の度合は第1〜5図の形状より小さ
い。さらに、第6図の補強部材120は軸線方向
に延在する荷重支持面121も含み、この面12
1は第3図の構造を含めて種々の適用例と関連し
て説明したように使用することができる。本発明
の他の採用可能な後方補強部材形状を第7図に補
強部材220として示す。この補強部材220
は、第3図に示すような前述した作動クリアリン
スSを与えるためのシヤンク部分16に結合した
パツド部分222を含む。所望に応じて、特に製
造を簡単にするために、ダブテイル部分18と後
方補強部材220との間に段状転移部224を設
けることができる。この段224は比較的浅く、
例えば約0.040インチ(0.10cm)以下で、適当な
切削すみ肉を残して前述した通りにダブテイル部
分18を補強する。第8図の後方補強部材320
は、対応するダブテイル部分18の側面22およ
び24を越えて延在する側面322Lおよび32
2Rを含む。これによりこの構造方向羽根保持を
高める前方向ストツパ面324が付随的に得られ
る。
かくて、本発明の後方補強部材は、ダブテイル
部分の後面で平面応力状態を平面歪状態に近づけ
ることにより、普通の羽根ダブテイル部分の強度
を上げる作用をなす。さらに本発明の後方補強部
材は、ダブテイル加圧面で引抜き荷重力に対する
抵抗に参与するようになる追加材料を加えること
により、普通のダブテイル部分を強化する。さら
に具体的には、剪断流れを介して、隣接補強部材
の材料は普通のダブテイル部分の後端と協働し、
引抜き力に対する追加の剪断および曲げ抵抗を生
成する。
部分の後面で平面応力状態を平面歪状態に近づけ
ることにより、普通の羽根ダブテイル部分の強度
を上げる作用をなす。さらに本発明の後方補強部
材は、ダブテイル加圧面で引抜き荷重力に対する
抵抗に参与するようになる追加材料を加えること
により、普通のダブテイル部分を強化する。さら
に具体的には、剪断流れを介して、隣接補強部材
の材料は普通のダブテイル部分の後端と協働し、
引抜き力に対する追加の剪断および曲げ抵抗を生
成する。
さらに、本発明の後方補強部材は、羽根引抜き
衝撃荷重時にダブテイル保持を向上する追加の余
分な荷重通路を提供する。ダブテイル保持の向上
の結果、羽根を失うことによる不均衡が少なくな
る。この羽根を失うことにより不均衡の減少によ
り、不均衡荷重がより小さくなると共に構造/軸
受必要条件が軽くなる結果、エンジン重量の減少
が可能となる。同様に、本発明の後方補強部材
は、その結果として小さくなつた羽根損失を補捉
するのに必要な収容構造の量を減少させることに
より、エンジン重量を減少させる。さらに、本発
明の羽根・ダブテイル形状は、羽根引抜きの問題
がある現存の羽根構造に関する簡単な互換性ある
修正案を提供する。また、本発明のほとんどの実
施例では、単一羽根の着脱が依然として可能であ
る。その上、本発明の羽根形状は簡単に製造する
ことができる。
衝撃荷重時にダブテイル保持を向上する追加の余
分な荷重通路を提供する。ダブテイル保持の向上
の結果、羽根を失うことによる不均衡が少なくな
る。この羽根を失うことにより不均衡の減少によ
り、不均衡荷重がより小さくなると共に構造/軸
受必要条件が軽くなる結果、エンジン重量の減少
が可能となる。同様に、本発明の後方補強部材
は、その結果として小さくなつた羽根損失を補捉
するのに必要な収容構造の量を減少させることに
より、エンジン重量を減少させる。さらに、本発
明の羽根・ダブテイル形状は、羽根引抜きの問題
がある現存の羽根構造に関する簡単な互換性ある
修正案を提供する。また、本発明のほとんどの実
施例では、単一羽根の着脱が依然として可能であ
る。その上、本発明の羽根形状は簡単に製造する
ことができる。
本発明の羽根は、一層深いダブテイルの必要を
なくして、ほゞ等価なダブテイル引抜き抵抗を達
成することにより、一層効率よいダブテイルを提
供する。その結果、本発明の羽根では、一層重い
フアン円板、軸受および支持構造がそのような深
いダブテイルに関して予想される大きなリム荷重
を受容する必要がなくなる。
なくして、ほゞ等価なダブテイル引抜き抵抗を達
成することにより、一層効率よいダブテイルを提
供する。その結果、本発明の羽根では、一層重い
フアン円板、軸受および支持構造がそのような深
いダブテイルに関して予想される大きなリム荷重
を受容する必要がなくなる。
本発明の後方補強部材をダブテイル部分と一体
に製造するのが好ましいが、利用可能な結合技
術、例えば溶接、ろう付または接着により簡単に
後方補強部材をダブテイル部分に物理的に結合す
ることもできる。実際、かかる利用可能な結合技
術を使用することにより、現在の羽根の補強もし
くは修理を、適当な後方補強部材形状物を羽根の
ダブテイル部分に結合するだけで達成できる。
に製造するのが好ましいが、利用可能な結合技
術、例えば溶接、ろう付または接着により簡単に
後方補強部材をダブテイル部分に物理的に結合す
ることもできる。実際、かかる利用可能な結合技
術を使用することにより、現在の羽根の補強もし
くは修理を、適当な後方補強部材形状物を羽根の
ダブテイル部分に結合するだけで達成できる。
羽根材料、特にダブテイル部分およびこれに結
合される後方補強部材は、等方性材料、例えばほ
とんどの金属で構成するのが好ましい。等方性材
料の好適例はチタンである。適用例によつては、
周知技術で適切な改変を行いさえすれば異方性材
料を使用することができる。
合される後方補強部材は、等方性材料、例えばほ
とんどの金属で構成するのが好ましい。等方性材
料の好適例はチタンである。適用例によつては、
周知技術で適切な改変を行いさえすれば異方性材
料を使用することができる。
本発明の羽根を望ましい流路を画成するプラツ
トホーム部分を含むものとして説明したが、当業
者であれば、本発明の羽根はそのようなプラツト
ホームの存在を必要としないことが理解できるは
ずである。
トホーム部分を含むものとして説明したが、当業
者であれば、本発明の羽根はそのようなプラツト
ホームの存在を必要としないことが理解できるは
ずである。
本発明の羽根をガスタービンエンジンに使用す
るフアン羽根と関連して説明したが、本発明の羽
根は、羽根引抜き力が比較的大きいあらゆる用途
におけるガスタービンエンジンに使用するに適当
である。例えば、本発明の羽根は、第1段の回転
羽根が第1段圧縮機羽根をなすターボジエツト型
ガスタービンエンジン、例えばターボシヤフトエ
ンジンに使用するのに適当である。同様に、本発
明はリフトフアン、例えば短距離離着陸機用エン
ジンに用いる羽根形状に適用できる。
るフアン羽根と関連して説明したが、本発明の羽
根は、羽根引抜き力が比較的大きいあらゆる用途
におけるガスタービンエンジンに使用するに適当
である。例えば、本発明の羽根は、第1段の回転
羽根が第1段圧縮機羽根をなすターボジエツト型
ガスタービンエンジン、例えばターボシヤフトエ
ンジンに使用するのに適当である。同様に、本発
明はリフトフアン、例えば短距離離着陸機用エン
ジンに用いる羽根形状に適用できる。
本発明のダブテイル補強部材は、羽根ダブテイ
ルの後面への適用に限定されない。実際、本発明
のダブテイル補強部材は、羽根ダブテイル部分の
前面で相当な羽根引抜き力が予想される適用例に
おいて、羽根ダブテイル部分の前方部分を補強す
るのに適当である。このような適用例では、補強
部材はダブテイル部分の前面に物理的に結合さ
れ、そこから軸線方向前方に延在する。この関係
で、本発明の前方補強部材は、所望に応じて、前
掲の米国特許第4265505号に記載された軸線方向
保持装置と組合せて使用することができる。その
ような組合せの1例では、前方補強部材を半径方
向荷重を受けたダブテイルの前方部分とダブテイ
ル延長部の半径方向溝との時に配置する。
ルの後面への適用に限定されない。実際、本発明
のダブテイル補強部材は、羽根ダブテイル部分の
前面で相当な羽根引抜き力が予想される適用例に
おいて、羽根ダブテイル部分の前方部分を補強す
るのに適当である。このような適用例では、補強
部材はダブテイル部分の前面に物理的に結合さ
れ、そこから軸線方向前方に延在する。この関係
で、本発明の前方補強部材は、所望に応じて、前
掲の米国特許第4265505号に記載された軸線方向
保持装置と組合せて使用することができる。その
ような組合せの1例では、前方補強部材を半径方
向荷重を受けたダブテイルの前方部分とダブテイ
ル延長部の半径方向溝との時に配置する。
本発明を特定の実施例に関連して説明したが、
本発明の要旨を逸脱せぬ範囲内で種々の変形、改
変を加え得ることが当業者に明らかである。特許
請求の範囲は本発明のこのような変形および改変
例のすべてを包含する。
本発明の要旨を逸脱せぬ範囲内で種々の変形、改
変を加え得ることが当業者に明らかである。特許
請求の範囲は本発明のこのような変形および改変
例のすべてを包含する。
第1図は本発明の羽根の1実施例を示す側面
図、第2図は第1図の羽根の後縁および後面を示
す後面図、第3図は第1図の羽根をガスタービン
エンジンの他の部品と組合せて示す第1図と同様
の側面図、第4図は第3図の4−4線方向に見た
断面図、第5図は第1図の羽根をフアン円板の一
部と組合せて示す斜視図、第6〜8図はそれぞれ
本発明の羽根の異なる実施例を示す第5図と同様
の斜視図である。 10……羽根、10A……前縁,前面、10B
……後縁,後面、12……エアーホイル部分、1
6……シヤンク部分、18……ダブテイル部分、
20……補強部材、21……荷重支持面、22,
24……タブテイル側面、30……フアン円板、
32……ダブテイル受入溝、33……荷重支持
面、40……フアンブースタスプール、42……
円周方向フランジ、46……円周方向フランジ
面。
図、第2図は第1図の羽根の後縁および後面を示
す後面図、第3図は第1図の羽根をガスタービン
エンジンの他の部品と組合せて示す第1図と同様
の側面図、第4図は第3図の4−4線方向に見た
断面図、第5図は第1図の羽根をフアン円板の一
部と組合せて示す斜視図、第6〜8図はそれぞれ
本発明の羽根の異なる実施例を示す第5図と同様
の斜視図である。 10……羽根、10A……前縁,前面、10B
……後縁,後面、12……エアーホイル部分、1
6……シヤンク部分、18……ダブテイル部分、
20……補強部材、21……荷重支持面、22,
24……タブテイル側面、30……フアン円板、
32……ダブテイル受入溝、33……荷重支持
面、40……フアンブースタスプール、42……
円周方向フランジ、46……円周方向フランジ
面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エアーホイル部分、シヤンク部分およびほゞ
軸線方向のダブテイル部分を有するタイプの羽根
を組込む、所定の軸線方向寸法のほぼ軸線方向の
複数個のダブテイル受入溝を有する円周方向羽根
保持部材を含み、該ダブテイル部分が反対向きの
前面および後面を有し該前面と後面間の寸法は前
記ダブテイル受入れ溝の所定の軸線方向寸法とほ
ぼ等しいガスタービンエンジンに於て、 前記ダブテイル部分の前面又は後面の一方に物
理的に結合され、そこからほぼ軸線方向に突出し
て、軸線方向延在荷重支持面を有する補強部材
と、前記円周方向羽根保持部材に固定して結合さ
れた余分な荷重通路を形成する手段とを含み、該
手段は前記補強部材の軸線方向延在荷重支持面を
受入れる様に位置決めされた内面を、該荷重支持
面が該内面より所定の作動クリアランスだけ離れ
たところに有し、該作動クリアランスは正常なエ
ンジン作動中は接触が起らず、羽根引抜き衝撃荷
重時には該荷重支持面と該内面が接触するガスタ
ービンエンジン。 2 前記作動クリアランスが約0.006〜0.060イン
チの範囲である特許請求の範囲第1項記載のガス
タービンエンジン。 3 前記補強部材が前記ダブテイル後面からほゞ
軸線方向にかつ後方に突出し、前記余分な荷重通
路が前記円周方向羽根保持部材の後面に固定して
結合されている特許請求の範囲第1項記載のガス
タービンエンジン。 4 前記円周方向羽根保持部材がフアン円板の形
態であり、前記荷重通路が前記フアン円板の後面
に固定して結合される手段を有しながら、前記該
荷重通路が円周方向前方フランジ部分を持つフア
ンブースタスプールを有し、前記円周方向前方フ
ランジ部分は更に前記補強部材の軸線方向延在荷
重支持面を受入れる円周方向フランジ面を有して
いる特許請求の範囲第3項記載のガスタービンエ
ンジン。 5 前記補強部材が前記ダブテイル部分とほゞ同
じ断面形状を有する部分を含む特許請求の範囲第
1項記載のガスタービンエンジン。 6 前記補強部材は、対応する前記ダブテイル部
分の側面を越えて延在する側面を有し、前記円周
方向羽根保持部材の面に接触する補強的前方向ス
トツパ面の役割をなしている特許請求の範囲第1
項記載のガスタービンエンジン。 7 前記補強部材が前記ダブテイル部分より小さ
い断面形状をもち、該ダブテイル部分から浅い段
状転移部を介して延在し、該段状転移部は前記補
強部材と前記ダブテイル部分の接合部にすみ肉を
有している特許請求の範囲第1項記載のガスター
ビンエンジン。 8 前記補強部材が前記ダブテイル部分と一体で
ある特許請求の範囲第1項記載のガスタービンエ
ンジン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/274,927 US4453890A (en) | 1981-06-18 | 1981-06-18 | Blading system for a gas turbine engine |
US274927 | 1981-06-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5810102A JPS5810102A (ja) | 1983-01-20 |
JPH0424526B2 true JPH0424526B2 (ja) | 1992-04-27 |
Family
ID=23050186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57101958A Granted JPS5810102A (ja) | 1981-06-18 | 1982-06-15 | ガスタ−ビンエンジン用羽根 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4453890A (ja) |
JP (1) | JPS5810102A (ja) |
CA (1) | CA1187812A (ja) |
DE (1) | DE3221925A1 (ja) |
FR (1) | FR2508097B1 (ja) |
GB (1) | GB2100808B (ja) |
IT (1) | IT1151592B (ja) |
Families Citing this family (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2566061B1 (fr) * | 1984-06-14 | 1988-09-02 | Snecma | Dispositif de verrouillage axial d'une aube de turbomachine |
US5067877A (en) * | 1990-09-11 | 1991-11-26 | United Technologies Corporation | Fan blade axial retention device |
US5141401A (en) * | 1990-09-27 | 1992-08-25 | General Electric Company | Stress-relieved rotor blade attachment slot |
FR2681374B1 (fr) * | 1991-09-18 | 1993-11-19 | Snecma | Fixation d'aube de souflante de turboreacteur. |
DE4323705A1 (de) * | 1993-07-15 | 1995-01-19 | Abb Management Ag | Turbine |
US5443365A (en) * | 1993-12-02 | 1995-08-22 | General Electric Company | Fan blade for blade-out protection |
FR2715975B1 (fr) * | 1994-02-10 | 1996-03-29 | Snecma | Rotor de turbomachine à rainures d'aube débouchantes axiales ou inclinées. |
US5501575A (en) * | 1995-03-01 | 1996-03-26 | United Technologies Corporation | Fan blade attachment for gas turbine engine |
US5836744A (en) * | 1997-04-24 | 1998-11-17 | United Technologies Corporation | Frangible fan blade |
US6019580A (en) * | 1998-02-23 | 2000-02-01 | Alliedsignal Inc. | Turbine blade attachment stress reduction rings |
FR2803623B1 (fr) * | 2000-01-06 | 2002-03-01 | Snecma Moteurs | Agencement de retenue axiale d'aubes dans un disque |
US6439772B1 (en) | 2000-12-01 | 2002-08-27 | General Electric Company | Method and apparatus for supporting rotor assembly bearings |
US6443698B1 (en) | 2001-01-26 | 2002-09-03 | General Electric Company | Method and apparatus for centering rotor assembly damper bearings |
US6413046B1 (en) | 2001-01-26 | 2002-07-02 | General Electric Company | Method and apparatus for centering rotor assembly damper bearings |
US6783319B2 (en) | 2001-09-07 | 2004-08-31 | General Electric Co. | Method and apparatus for supporting rotor assemblies during unbalances |
US6619924B2 (en) | 2001-09-13 | 2003-09-16 | General Electric Company | Method and system for replacing a compressor blade |
US6846159B2 (en) * | 2002-04-16 | 2005-01-25 | United Technologies Corporation | Chamfered attachment for a bladed rotor |
US6964557B2 (en) * | 2003-02-03 | 2005-11-15 | General Electric Company | Methods and apparatus for coupling a component to a turbine engine blade |
US7252481B2 (en) * | 2004-05-14 | 2007-08-07 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Natural frequency tuning of gas turbine engine blades |
US20050265846A1 (en) * | 2004-06-01 | 2005-12-01 | Przytulski James C | Balance assembly for rotary turbine component and method for installing and/or adjusting balance weight |
US7384199B2 (en) * | 2004-08-27 | 2008-06-10 | General Electric Company | Apparatus for centering rotor assembly bearings |
FR2905139B1 (fr) * | 2006-08-25 | 2012-09-28 | Snecma | Aube de rotor d'une turbomachine |
US20090053064A1 (en) * | 2006-09-01 | 2009-02-26 | Ress Jr Robert A | Fan blade retention system |
FR2911632B1 (fr) * | 2007-01-18 | 2009-08-21 | Snecma Sa | Disque de rotor de soufflante de turbomachine |
DE102007051838A1 (de) * | 2007-10-30 | 2009-05-07 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Gasturbinenschaufelfuß |
US8221083B2 (en) * | 2008-04-15 | 2012-07-17 | United Technologies Corporation | Asymmetrical rotor blade fir-tree attachment |
FR2963383B1 (fr) | 2010-07-27 | 2016-09-09 | Snecma | Aube de turbomachine, rotor, turbine basse pression et turbomachine equipes d'une telle aube |
US9810077B2 (en) * | 2012-01-31 | 2017-11-07 | United Technologies Corporation | Fan blade attachment of gas turbine engine |
US10072507B2 (en) | 2012-10-25 | 2018-09-11 | United Technologies Corporation | Redundant airfoil attachment |
US9617860B2 (en) * | 2012-12-20 | 2017-04-11 | United Technologies Corporation | Fan blades for gas turbine engines with reduced stress concentration at leading edge |
FR3025553B1 (fr) | 2014-09-08 | 2019-11-29 | Safran Aircraft Engines | Aube a becquet amont |
US20160230579A1 (en) * | 2015-02-06 | 2016-08-11 | United Technologies Corporation | Rotor disk sealing and blade attachments system |
FR3035677B1 (fr) * | 2015-04-29 | 2017-05-12 | Snecma | Aube munie de plateformes possedant des portions d'accrochage |
US11377969B2 (en) * | 2020-02-07 | 2022-07-05 | Raytheon Technologies Corporation | Extended root region and platform over-wrap for a blade of a gas turbine engine |
US11834964B2 (en) | 2021-11-24 | 2023-12-05 | General Electric Company | Low radius ratio fan blade for a gas turbine engine |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54124106A (en) * | 1978-03-02 | 1979-09-26 | Bbc Brown Boveri & Cie | Turbine vane |
JPS5593905A (en) * | 1979-01-02 | 1980-07-16 | Gen Electric | Turbine engine vane retainer assembly |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1245518A (fr) * | 1957-04-19 | 1960-11-10 | Perfectionnements apportés aux turbines à fluide gazeux chaud | |
GB1151937A (en) * | 1966-08-26 | 1969-05-14 | Mini Of Technology | Bladed Rotors for Fluid Flow Machines |
US3572970A (en) * | 1969-01-23 | 1971-03-30 | Gen Electric | Turbomachinery blade spacer |
FR2041643A5 (en) * | 1969-05-14 | 1971-01-29 | Martin Marietta Corp | Nickel base superalloy for turbine blades |
BE794573A (fr) * | 1972-02-02 | 1973-05-16 | Gen Electric | Dispositif de fixation d'aubes |
US4006999A (en) * | 1975-07-17 | 1977-02-08 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Leading edge protection for composite blades |
FR2345605A1 (fr) * | 1976-03-25 | 1977-10-21 | Snecma | Dispositif de retenue pour aubes de soufflantes |
US4221542A (en) * | 1977-12-27 | 1980-09-09 | General Electric Company | Segmented blade retainer |
-
1981
- 1981-06-18 US US06/274,927 patent/US4453890A/en not_active Expired - Lifetime
-
1982
- 1982-03-25 CA CA000399429A patent/CA1187812A/en not_active Expired
- 1982-05-10 GB GB08213482A patent/GB2100808B/en not_active Expired
- 1982-06-08 IT IT21755/82A patent/IT1151592B/it active
- 1982-06-11 DE DE19823221925 patent/DE3221925A1/de active Granted
- 1982-06-15 JP JP57101958A patent/JPS5810102A/ja active Granted
- 1982-06-16 FR FR8210472A patent/FR2508097B1/fr not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54124106A (en) * | 1978-03-02 | 1979-09-26 | Bbc Brown Boveri & Cie | Turbine vane |
JPS5593905A (en) * | 1979-01-02 | 1980-07-16 | Gen Electric | Turbine engine vane retainer assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5810102A (ja) | 1983-01-20 |
FR2508097B1 (fr) | 1988-10-28 |
GB2100808A (en) | 1983-01-06 |
DE3221925A1 (de) | 1983-01-20 |
GB2100808B (en) | 1985-03-27 |
DE3221925C2 (ja) | 1993-04-01 |
FR2508097A1 (fr) | 1982-12-24 |
CA1187812A (en) | 1985-05-28 |
US4453890A (en) | 1984-06-12 |
IT1151592B (it) | 1986-12-24 |
IT8221755A0 (it) | 1982-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0424526B2 (ja) | ||
CA1233126A (en) | Gas turbine bladed disk assembly | |
US9657577B2 (en) | Rotor blade with bonded cover | |
JP3440210B2 (ja) | パネル減衰式ハイブリッドブレード | |
JP4237176B2 (ja) | ガスタービンエンジンおよびタービンエンジンロータ | |
JP5138138B2 (ja) | ブリスク | |
US6004101A (en) | Reinforced aluminum fan blade | |
US4022540A (en) | Frangible airfoil structure | |
EP1605137B1 (en) | Cooled rotor blade | |
US3610777A (en) | Composite drum rotor | |
US5624233A (en) | Gas turbine engine rotary disc | |
JP6131010B2 (ja) | 金属ファンブレードプラットフォーム | |
US9410439B2 (en) | CMC blade attachment shim relief | |
JP2001524633A (ja) | 一体型翼配列ロータ | |
JP2002195102A (ja) | 円弧状多孔ファンディスク | |
US20150267545A1 (en) | Blisk with low stresses at blade root, preferably for an aircraft turbine engine fan | |
US20200102842A1 (en) | Turbine wheel assembly with ceramic matrix composite blades | |
US5310317A (en) | Quadra-tang dovetail blade | |
US5108261A (en) | Compressor disk assembly | |
US6422820B1 (en) | Corner tang fan blade | |
CN110566281A (zh) | 非对称风扇叶片尖端包层 | |
GB2295861A (en) | Split disc gas turbine engine blade support | |
GB2162588A (en) | Gas turbine blades | |
JPS5925089B2 (ja) | タ−ビン動翼ダブテイル | |
JPS63124806A (ja) | 輻流タ−ボ機械 |