JPH042451Y2 - - Google Patents

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JPH042451Y2
JPH042451Y2 JP1985000795U JP79585U JPH042451Y2 JP H042451 Y2 JPH042451 Y2 JP H042451Y2 JP 1985000795 U JP1985000795 U JP 1985000795U JP 79585 U JP79585 U JP 79585U JP H042451 Y2 JPH042451 Y2 JP H042451Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規なカセツト装置におけるカセツト
検出機構に関する。詳しくは、ビデオテープレコ
ーダー(以下「VTR」と云う。)のように、カセ
ツトを所定の位置に装着してから所定の動作を行
なうカセツト装置において、カセツト装置自体が
大型化することなく、カセツトの所定の位置での
有無を確実に検出し得るようにして、誤動作を防
止するようにした新規なカセツト装置におけるカ
セツト検出機構を提供しようとするものである。
背景技術 例えば、VTRのようなカセツト装置において
は、カセツトが所定の位置にセツトされてから所
定の動作、例えば、テープをカセツトから引き出
してヘツドドラムに巻き付けるローデイング動作
が行なわれることが必要である。
カセツトが所定の位置にセツトされないうち
に、例えば、ローデイング動作が為されるような
ことがあると、テープを損傷したり、カセツトが
所定の位置にセツトされたにもかかわらずローデ
イング動作が行なわれなかつたり、という事故が
起る原因となる。
考案の目的 そこで、本考案は、カセツトを所定の位置に装
着してから所定の動作を行なうカセツト装置にお
いて、カセツトの所定の位置での有無を確実に検
出し得るようにして、誤動作を防止すると共にこ
のようにすることによりカセツト装置が大きくな
ることがないようにした新規なカセツト装置にお
けるカセツト検出機構を提供することを目的とす
る。
考案の概要 本考案カセツト装置におけるカセツト検出機構
は、上記した目的を達成するために、カセツトが
保持されると共にカセツトを着脱する装着位置と
カセツトを所定の状態にセツトするセツト位置と
の間を移動するカセツト保持部と、該カセツト保
持部に設けられた係合部と係合して該カセツト保
持部をセツト位置にロツクするロツク部材と、該
ロツク部材と連動して前記カセツト保持部の移動
方向と直交する方向に移動自在にされていると共
に、ロツク部材が前記係合部と係合する方向即ち
係合方向と同じ方向へ移動する移動力が付勢され
たスイツチ操作部材と、前記ロツク部材が前記係
合方向に移動したときに該ロツク部材と同じ方向
に移動する前記スイツチ操作部材によつて操作さ
れるスイツチと、前記スイツチ操作部材の移動軌
跡上にある第1の位置と前記移動軌跡から外れた
第2の位置との間を回動し、前記スイツチ操作部
材の移動方向の延長上又はその近傍に支点を有す
るカセツト検出部材とを備えており、前記カセツ
ト保持部が装着位置にあるときカセツト検出部材
は第1の位置にあつて前記スイツチ操作部材の前
記移動力による係合方向への移動を阻止し、前記
カセツト保持部がセツト位置に来ると前記カセツ
ト検出部材が前記カセツト保持部若しくはカセツ
トにより押圧されて第2の位置に移動してスイツ
チ操作部材が前記移動力によつて係合方向へと移
動してスイツチを操作するようにしたことを特徴
とする。
作 用 従つて、本考案に係るカセツト装置におけるカ
セツト検出機構によれば、カセツト検出部材が第
1の位置にある間はスイツチはスイツチ操作部材
によつて操作されることがなく、カセツト検出部
材が第2の位置に移動してはじめてスイツチがス
イツチ操作部材によつて操作され、また、カセツ
ト検出部材はカセツト保持部がセツト位置に来る
ことによつて第2の位置に移動されるので、カセ
ツトが所定のセツト位置に来る前に所定の動作が
行なわれてしまうことを防止することができ、し
かも、カセツト保持部の移動方向と直交する方向
にスイツチ操作部材を移動自在にすると共にカセ
ツト検出部材を回動するようにしたので、カセツ
ト装置自体のカセツト保持部材の移動方向におけ
る大きさを大きくすることなく、即ち、カセツト
装置自体の大型化を図ることなくカセツト装置の
誤動作を防止することができる。
実施例 以下に、本考案カセツト装置におけるカセツト
検出機構の詳細を図示した実施例に従つて説明す
る。尚、図面は本考案をVTRが一体的に組み込
まれたビデオカメラにおけるカセツト検出機構に
適用した一例を示すものである。
1はVTRが一体的に組み込まれたビデオカメ
ラであり、撮影レンズ2を含む撮影部3と撮影部
3の後方に配設されたVTRデツキ部4とから成
る。撮影部3の後方には図示しない撮像管が配置
されており、レンズ2を通つた被写体の光学像は
その撮像管によつて電気的な映像信号に変換さ
れ、そして、該映像信号はVTRデツキ部4に備
えられている磁気ヘツドを介して磁気テープに磁
気記録されるように構成されている。5は撮影部
3の上部にカメラ1の側方へ向けて突出せしめる
ことができるように折り畳み自在な状態に設けら
れたオプテイカルビユーフアインダーである。6
はバツテリーホルダを兼ねた把手であり、VTR
デツキ部4の前方下部に回動自在に設けられてい
る。把手6は所定のいくつかの角度でロツクされ
るようになつており、そして、その基端部に設け
られたロツク解除ボタン7を押圧することによつ
てそのロツクを解除して回動せしめることができ
る。そして、カメラ1を使用するときは把手6を
略第1図に示す状態にロツクすることによつて
VTRデツキ部4を肩に担ぎ把手6を手で持つて
安定に操作することができ、カメラ1を使用しな
いときは把手6を上方へ向けて回動してその長手
方向をVTRデツキ部4の前面に沿わせることに
よつてカメラをコンパクトに納めることができ
る。8は録音用のマイクであり、このマイク8に
よつてキヤツチされた音声は、VTRデツキ部4
に備えられた磁気ヘツドを介して磁気テープに磁
気記録されるように構成されている。9,9は
VTRデツキ部4の部分に外装されたカバーであ
り、10はVTRデツキに対して可動的に設けら
れたカセツト装着部であり、11は該カセツト装
着部10の外側に取着されたカバーである。
12はVTR用のテープカセツトであり、該テ
ープカセツト12のケース内には図示しない磁気
テープをその両端からそれぞれ巻装した2個のテ
ープリールが配置され、そしてテープカセツト1
2のテープ引き出し部であるケース前面部は開閉
自在なカバー13にて覆われている。
次に、VTRデツキ部4に設けられたテープカ
セツト保持機構14について説明する。 15は
VTRデツキ部4のシヤーシである。16、16
はシヤーシ15の上方、即ち、第1図において左
斜め下方に向かう方向(以下、他の図面において
も説明の便宜上、この方向を上方としこれと反対
の方向を下方とし、第1図において右斜め下方に
向う方向を前側とし、この反対の方向を後側とす
る。)の端縁に寄つた位置にシヤーシ15の上面
から稍突出した状態で回転自在に設けられたリー
ル台であり、各リール台16,16にはそれぞれ
テープカセツト12のテープリールと係合する係
合軸17及び18が一体的に設けられている。1
9はシヤーシ15の後側縁に沿つて立設された支
持壁であり、該支持壁19は後方から見て左右方
向(尚、説明の便宜上、第2図において左斜下方
に向う方向を左方、その反対の方向を右方とす
る。)に長く形成されており、左右両端の下端縁
から前方へL字状に曲折された取付片がネジによ
つてシヤーシ15に固定されることによりシヤー
シ15上面に取着されている。20は支持壁19
の左方に寄つた位置に形成されたガイド孔であ
り、該ガイド孔20は支持壁19の左方のシヤー
シ15寄りの位置から中間部の反シヤーシ側にか
けて斜めに形成されており、ガイド孔20の左端
は稍シヤーシ側へ向けて弧状に切り欠かれてい
る。そして、支持壁15の略中間の位置には左右
方向に長い切欠21が形成されている。22は支
持壁19の下端縁の左右方向における略中間位置
から下方へ突出するように形成された支持片であ
り、該支持片22の上端部には横長のガイド孔2
3が形成されている。
24はシヤーシ15の前側縁に寄つた位置に上
記支持壁19と平行に対向するように立設された
支持壁であり、該支持壁24には上記支持壁19
に形成されたガイド孔20と同様な形状でかつガ
イド孔20が形成された位置と対向する位置に形
成されたガイド孔25が形成されている。
26はカセツト保持部であり、底板27と底板
27の前後両側端から一体に立ち上げられた側板
28,29とによつて左右方向及び反シヤーシ側
に開口された略枠状に形成されている。そして、
カセツト保持部26の側板28,29にはそれぞ
れの反シヤーシ側端縁に寄つた中央部から左方部
にかけてシヤーシ面と略平行に延びるガイド孔3
0,30′が形成され、また、それぞれの反シヤ
ーシ側端縁に寄つた右方部間にパイプ状の補強桟
31が架け渡されている。
32,33及び32′,33′はそれぞれカセツ
ト保持部26を前記支持壁19及び24に対して
移動自在に支持する脚であり、カセツト保持部2
6はこれら脚32,33及び32′,33′によつ
て支持壁19と24との間に収まる位置、即ち、
セツト位置とシヤーシ15から遠去かるように浮
き上がつた位置、即ち、浮上位置との間で移動自
在に支持される。即ち、脚32,32′の各基端
はカセツト保持部26の側板28,29に回動自
在に支持され、また、脚32,32′の各遊端は
該遊端にそれぞれ回転自在に支持されたローラ3
4,34′が前記傾斜ガイド孔20,25と摺動
自在に係合されることによつて支持壁19,24
に対してガイド孔20,25に沿つて移動可能な
ように支持されている。脚33は略L字状に形成
されている。脚33の曲折部と脚33′の基端は
それぞれ支持壁19,24にそれぞれ回動自在に
支持され、また、脚33,33′の各先端は該部
分にそれぞれ回転自在に支持されたローラ35,
35′がカセツト保持部26の側板28,29に
形成された前記ガイド孔30,30′に移動自在
に係合されることによつてカセツト保持部26の
側板28,29に対して移動自在に支持されてい
る。そして、脚32と脚33それぞれの略中央部
は回動自在に連結されており、また脚32′と脚
33′それぞれの略中央部も回動自在に連結され
ている。
36は引張りコイルスプリングであり、該スプ
リング36の一端は支持壁19に形成された切欠
部21の左端部から内方へ向けて突設された係着
片37に係着され、また、他端は上記脚33の下
方へ曲折された曲折部33aの先端に係着されて
おり、該曲折部33aの先端はスプリング36に
よつて常時支持壁19の左方に向けて引張られて
いる。従つて、脚33はカセツト保持部26の側
板28に形成されたガイド孔30と係合された端
部が常時反シヤーシ15側へ移動するように回動
付勢されており、脚33のこのような回動付勢力
によつてカセツト保持部26はそのガイド孔30
が脚33先端のローラ35によつて反シヤーシ側
に押圧されることにより支持壁19,24から、
即ち、シヤーシ15から離れるように付勢されて
いる。尚、上記引張りコイルスプリング36は支
持壁19の切欠部21内に位置されている。
38はカセツト保持部26の一方の側板28の
シヤーシ側端の略中央部からシヤーシ15の方へ
向けて突設された突片であり、該突片38の先端
部には右方へ向けて突出したロツク爪39が形成
されており、また、ロツク爪39の下端先端部は
先端に行くに従つて上方へ変位する傾斜縁40と
されている。
しかして、カセツト保持部26が、第2図に示
すシヤーシ15から浮上した状態からシヤーシ1
5の方へ向けて押圧されると、脚32と33と
が、そして、脚32′と33′とがそれぞれ互いに
折り畳まれるように回動され、これによつてカセ
ツト保持部26がシヤーシ15の方へ移動して支
持壁19と24との間に収まるように位置(セツ
ト位置)され、この状態において下方へと移動さ
れた突片38のロツク爪39が後述するロツク部
材によつてロツクされ、これによりカセツト保持
部26はセツト位置にロツクされる。そして、こ
のようにしてセツト位置にロツクされたカセツト
保持部26は、ロツク爪39に対するロツクが解
除されると、脚33がスプリング36の引張り力
によつて回動されることにより第2図に示すシヤ
ーシ15から浮上した状態に復帰される。
41はロツクアームであり、カセツト保持部2
6をセツト位置にロツクするためのものである。
該ロツクアーム41はその下端部が前記支持壁1
9に形成された支持片22の下端寄りの位置に回
動自在に支持されている。42はローラであり、
ロツクアーム41の揺動端に設けられた支持ピン
43に回転自在に支持されている。しかして、カ
セツト保持部26がセツト位置に来るとロツクア
ーム41の揺動端に設けられたローラ42がカセ
ツト保持部26に設けられた前記ロツク爪39の
上側縁と係合し(第6図C参照)、これによつて
カセツト保持部26をセツト位置にロツクするよ
うになつている。
44はスイツチ操作板であり、後述するカセツ
ト検出用のスイツチを操作するためのスイツチ操
作部材として機能するものである。該スイツチ操
作板44はそれに左右方向に延びるように形成さ
れた長孔45及び切欠46と前記支持壁19に植
設され長孔45及び切欠46と摺動自在に係合し
た支持ピン47,47とにより左右方向に摺動自
在になるように支持壁19に支持されている。
48はコイルスプリングであり、スイツチ操作
板44の右端(第5図及び第6図においては左側
の端部)と支持壁19に固定された支持部材49
との間で張設されており、このコイルスプリング
48によつてスイツチ操作板44は左方向(第5
図及び第6図における右方向(この方向を「係合
方向」と云う。))に移動する力を付勢されてい
る。
50はスイツチ操作板44の左端部(第5図及
び第6図において右端部)に一体に形成された作
用板であり、スイツチ操作板44に対して略直角
に位置されている。作用板50はその左端部でス
イツチ操作板44の下側縁左端部と一体に連結さ
れている。51は作用板50の右端(第5図及び
第6図においては左端)から下方へ向つて直角に
折り曲げて形成されたスイツチ押圧片であり、5
2は作用板50の左端から上方へ向つて直角に折
り曲げられて形成された係合片である。
そして、上記の如きスイツチ操作板44は前記
ロツクアーム41の揺動端と回動自在に連結され
ている。即ち、ロツクアーム41の揺動端に支持
された支持ピン43がスイツチ操作板44に形成
された縦長の孔53に挿通され支持壁19の支持
片22に形成されたガイド孔23に摺動自在に係
合されている。従つて、ピン43がガイド孔23
に沿つて移動できる範囲内でスイツチ操作板44
とロツクアーム41とは一体的に挙動する。即
ち、スイツチ操作板44が第5図及び第6図にお
ける右方へ移動するとロツクアーム41は時計回
り方向へ回動され、スイツチ操作板44が同じく
左方へ移動するとロツクアーム41は反時計回り
方向へ回動される。逆にロツクアーム41が第5
図及び第6図における時計回り方向へ回動すれば
スイツチ操作板44は右方へと移動せしめられ、
ロツクアーム41が反時計回り方向に回動すれば
スイツチ操作板は左方へと移動せしめられること
になる。
54はカセツト検出スイツチであり、支持壁1
9の下方部に支持されている。このスイツチ54
の2つの接片55と56の先端に設けられた接点
55aと56aとが接触することによつてカセツ
ト検出信号が得られ、以後の動作、例えば、テー
プローデイング動作が行なわれる。そして、2つ
の接片55と56とは接点55a,56a同士が
互いに稍離間した状態で前記スイツチ操作板44
に設けられたスイツチ押圧片51の移動軌跡上に
位置されている。従つて、スイツチ押圧片51が
第5図及び第6図における右方へ移動することに
よつて該スイツチ押圧片51によつて接片55が
右方へ移動せしめられ接片55の接点55aと接
片56の接点56aとが接触する。また、スイツ
チ押圧片51がスイツチ54の位置から第5図及
び第6図における左方へ移動することによつて、
接片55はその弾発性により元の状態に復帰し、
接点55aと56aとが離間する。
57はカセツト検出レバーであり、合成樹脂で
形成されており、カセツト12が所定のセツト位
置にあることを検出するためのカセツト検出部材
として機能するものである。カセツト検出レバー
57は支持壁19の左端寄りの位置に植設された
ピン58に回動自在に支持されている。カセツト
検出レバー57にはその回動支点に近い位置で右
方を向いた係合面59と回動端から上方へ僅かに
突出された触手片60とが形成されている。61
はトーシヨンバネであり、その中間部は前記ピン
58の基部に外嵌され、一方の作用碗61aの先
端は支持壁19の左端の下端縁から直角に折り曲
げて形成されたストツパー片62の左端の支持壁
19に接した部分と支持壁19の左端のストツパ
ー片62に接した部分とにまたがつて形成された
切欠63に係合され、また、他方の作用碗61b
はカセツト検出レバー57の下面に弾接し、これ
によつてカセツト検出レバー57はその回動端が
上方へ変位するような回動力を付勢されている。
64はカセツト検出レバー57の基端部から左方
へ突出された突片であり、この突片64が前記ス
トツパー片62の上面に衝合することによつてカ
セツト検出レバー57はトーシヨンバネ61によ
るそれ以上の回動を阻止され(第5図参照)、こ
の状態で、その係合面59がスイツチ操作板44
に設けられた係合片52の移動軌跡上に位置され
るようになつている。従つて、ロツクアーム41
やスイツチ操作板44にコイルスプリング48の
引張力以外の負荷がかかつていない状態では、係
合片52はカセツト検出レバー57の係合面59
に係合し、それ以上係合方向へ移動されないよう
にされ、これによつて、スイツチ押圧片51がカ
セツト検出スイツチ54の接片55から反係合方
向へ離れているようになつている。
65はスイツチであり、前記支持部材49に支
持されている。スイツチ65の接片66,67は
その先端に設けられた接点66aと67aとが上
下に離間するように設けられており、この接点6
6aと67aとが接触することによつて録音可能
信号が出力されるようになつている。
68はスイツチ操作子であり、前記支持部材4
9に上下方向に移動可能なるように支持され、か
つ、常時上方へ向つて移動する力を弾発付勢され
ている。しかして、操作子68がそれに付勢され
た弾発力に抗して下方へ移動するとその下端部が
スイツチ65の接片66を押圧し、それによつ
て、接片66の接点66aと接片67の接点67
aとが接触せしめられる。操作子68がそれに付
勢された弾発力によつて上方へ移動されると接片
66がその弾発力によつて元の状態に復帰し、接
片66の接点66aと接片67の接点67aとが
離間する。
次に、上記したカセツト装置におけるカセツト
検出機構の動作について第5図及び第6図に従つ
て説明する。
まず、カセツト保持部26がシヤーシ15から
最も離された状態、即ち、装着位置にある状態
(第5図に示した状態)で、カセツト保持部26
にテープカセツト12を装着する。
次いで、カセツト保持部26を上方から押圧
し、シヤーシ15の方へと近づけて行く。する
と、先ず、カセツト保持部26の底板27の下面
がカセツト検出レバー57の触手片60に当接し
(第6図A参照)、かつ、これ60を下方へ向つて
押圧するようになるため、カセツト検出レバー5
7はトーシヨンバネ61の力に抗して第6図にお
ける反時計回り方向へ回動し、触手片60が下方
へ移動して行く。これに従つて、カセツト検出レ
バー57の係合面59も徐々に下方へと移動して
行く。そして、カセツト保持部26の突片38も
下降して行くので、カセツト保持部26の底板2
7の下面がカセツト検出レバー57の触手片60
に当接するのと略同時に、突片38の下端に設け
られたロツク爪39の傾斜縁40がロツクアーム
1のローラ42と当接し、それから突片38が更
に下降するに従つて、ローラ42は傾斜縁40を
転動しながら第6図における左方へと移動する。
そのために、ロツクアーム41がその揺動端が第
6図における左方へ移動するように回動し、ピン
43がスイツチ操作板44の縦長孔53の第6図
における左側縁を押圧し、従つて、スイツチ操作
板44はコイルスプリング48の引張力に抗して
反係合方向へと移動せしめられる。
以上のようにして、やがてカセツト検出レバー
57の係合面59はスイツチ操作板44の係合片
52の移動軌跡上から完全に離れ(第6図B参
照)、そのために、係合片52の第6図における
右方への移動を阻止するものはなくなるが、この
時点では、まだ、ロツクアーム41のローラ42
がカセツト保持部26に設けられたロツク爪39
の先端と衝合しているため、スイツチ操作板44
はロツクアーム41のピン43に押圧されて最も
第6図における左方へ寄つた位置に保持される。
それから更に、カセツト保持部26が下降され
て、ロツク爪39の上側縁がローラ42の位置よ
り下方に行くと、もはやスイツチ操作板44の係
合方向への移動を阻止するものが何も無くなるた
め、スイツチ操作板44はコイルスプリング48
の引張力によつてその長孔45及び切欠46の第
6図における左端が支持ピン47,47に衝合す
るまで係合方向へと移動される。従つて、これと
共に、スイツチ押圧片51も係合方向へと移動さ
れ、カセツト検出スイツチ54の接片55を押圧
し、その接点55aと接片56の接点56aとを
接触せしめることになる(第6図C参照)。そし
て、カセツト保持部26を下方へ押圧している力
を除くと、コイルスプリング36の力によつてカ
セツト保持部26は上方へ移動するが、すぐにロ
ツク爪39の上側縁がロツクアーム41のローラ
42に係合し、これによつて、カセツト保持部2
6はセツト位置にロツクされたことになる。
尚、カセツト底面の図示しない誤消去防止爪が
除去されていないカセツト12がカセツト保持部
26に装着されセツト位置に移動されると、前記
操作子68の上端が誤消去防止爪によつて下方へ
押圧されるので、この操作子68によつてスイツ
チ65の接点66aと67aとが接触せしめら
れ、録画可能な状態となる。また、カセツト保持
部26に装着されたカセツト12が誤消去防止爪
が除去れたものである場合には、操作子68は上
から押圧されないので、録画可能信号は出力され
ないことになり、誤消去の防止、即ち、消去して
はならない記録の上に新たな記録を行なつてしま
うことを防止することができる。
録画が済んでテープカセツト12を取り出すと
きは、まず、テープのアンローデイング動作が行
なわれ、該テープアンローデイング動作が完了す
ると、スイツチ操作板44が図示しない手段によ
つて反係合方向へ移動せしめられ、これと共にロ
ツクアーム41が第6図における反時計回り方向
に回動されてローラ42がカセツト保持部26の
ロツク爪39から外れる。そのために、カセツト
保持部26はコイルスプリング36の引張力によ
つてシヤーシ15から最も離れた装着位置へと移
動される。そして、この間において第6図Cから
第6図A、それから第5図へと前述の場合と逆の
過程を辷つて、スイツチ操作板44のスイツチ押
圧片51がスイツチ54の接片55から離れ、カ
セツト検出レバー57はその先端が再び上方に変
位するようにトーシヨンバネ61の力によつて回
動され、それから、次いでスイツチ操作板44は
第6図における右方へと移動してスイツチ操作板
44の係合片52がカセツト検出レバー57の係
合面59と係合し、第5図図示の状態に戻る。
考案の効果 以上に記載したところから明らかなとおり、本
考案カセツト装置におけるカセツト検出機構は、
カセツトが保持されると共にカセツトを着脱する
装着位置とカセツトを所定の状態にセツトするセ
ツト位置との間を移動するカセツト保持部と、該
カセツト保持部に設けられた係合部と係合して該
カセツト保持部をセツト位置にロツクするロツク
部材と、該ロツク部材と連動して前記カセツト保
持部の移動方向と直交する方向に移動自在にされ
ていると共に、ロツク部材が前記係合部と係合す
る方向即ち係合方向と同じ方向へ移動する移動力
が付勢されたスイツチ操作部材と、前記ロツク部
材が前記係合方向に移動したときに該ロツク部材
と同じ方向に移動する前記スイツチ操作部材によ
つて操作されるスイツチと、前記スイツチ操作部
材の移動軌跡上にある第1の位置と前記移動軌跡
から外れた第2の位置との間を回動し、前記スイ
ツチ操作部材の移動方向の延長上又はその近傍に
支点を有するカセツト検出部材とを備えており、
前記カセツト保持部が装着位置にあるときカセツ
ト検出部材は第1の位置にあつて前記スイツチ操
作部材の前記移動力による係合方向への移動を阻
止し、前記カセツト保持部がセツト位置に来ると
前記カセツト検出部材が前記カセツト保持部若し
くはカセツトにより押圧されて第2の位置に移動
してスイツチ操作部材が前記移動力によつて係合
方向へと移動してスイツチを操作するようにした
ことを特徴とする。
従つて、本考案に係るカセツト装置におけるカ
セツト検出機構によれば、カセツト検出部材が第
1の位置にある間はスイツチはスイツチ操作部材
によつて操作されることがなく、カセツト検出部
材が第2の位置に移動してはじめてスイツチがス
イツチ操作部材によつて操作され、しかも、カセ
ツト検出部材はカセツト保持部がセツト位置に来
ることによつて第2の位置に移動されるので、カ
セツトが所定のセツト位置に来る前に所定の動作
が行なわれてしまうことを防止することができ。
しかも、カセツト保持部の移動方向と直交する方
向にスイツチ操作部材を移動自在にすると共にカ
セツト検出部材を回動するようにしたので、カセ
ツト装置自体のカセツト保持部の移動方向におけ
る大きさを大きくすることなく、即ち、カセツト
装置自体の大型化を図ることなくカセツト装置の
誤作動を防止することができる。
尚、上記実施例において、カセツト検出レバー
57はカセツト保持部26の底板27によつて押
圧されて回動されるようにしたが、底板27のカ
セツト検出レバー57の回動端に対応した部分に
孔を形成しておき、該孔を通してカセツト12の
下面によつてカセツト検出レバー57の回動端が
押圧されるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案カセツト装置におけるカセツト検
出機構の実施の一例を示すもので第1図は本考案
に係るカセツト装置におけるカセツト検出機構を
使用したビデオカメラを一部分解して示す斜視
図、第2図はカセツト装置におけるカセツト検出
機構の全体を示す斜視図、第3図は一部切欠平面
図、第4図は拡大側面図、第5図は要部の拡大内
側面図、第6図A乃至Cは動作を示すための要部
の拡大内側面図、第7図は要部の分解斜視図、第
8図は要部の斜視図である。 符号の説明、1……カセツト装置、12……カ
セツト、26……カセツト保持部、39……係合
部、41……ロツク部材、44……スイツチ操作
部材、54……スイツチ、57……カセツト検出
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カセツトが保持されると共にカセツトを着脱す
    る装着位置とカセツトを所定の状態にセツトする
    セツト位置との間を移動するカセツト保持部と、 該カセツト保持部に設けられた係合部と係合し
    て該カセツト保持部をセツト位置にロツクするロ
    ツク部材と、 該ロツク部材と連動して前記カセツト保持部の
    移動方向と直交する方向に移動自在にされている
    と共に、ロツク部材が前記係合部と係合する方向
    即ち係合方向と同じ方向へ移動する移動力が付勢
    されたスイツチ操作部材と、 前記ロツク部材が前記係合方向に移動したとき
    に該ロツク部材と同じ方向に移動する前記スイツ
    チ操作部材によつて操作されるスイツチと、 前記スイツチ操作部材の移動軌跡上にある第1
    の位置と前記移動軌跡から外れた第2の位置との
    間を回動し、前記スイツチ操作部材の移動方向の
    延長上又はその近傍に支点を有するカセツト検出
    部材とを備えており、 前記カセツト保持部が装着位置にあるときカセ
    ツト検出部材は第1の位置にあつて前記スイツチ
    操作部材の前記移動力による係合方向への移動を
    阻止し、 前記カセツト保持部がセツト位置に来ると前記
    カセツト検出部材が前記カセツト保持部若しくは
    カセツトにより押圧されて第2の位置に移動して
    スイツチ操作部材が前記移動力によつて係合方向
    へと移動してスイツチを操作するようにした ことを特徴とするカセツト装置におけるカセツト
    検出機構。
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JPS5753207B2 (ja) * 1976-04-06 1982-11-11
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