JPH04245106A - 壁取付け形照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば垂直状の壁面な
どに取付けて使用される壁取付け形照明器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】図８は従来の壁取付け形照明器具を示し
ている。図８において１は壁面、２は図８を表示した紙
面の表裏方向に延びて壁面１にねじ止めされたシャーシ
、３はシャーシ１に取付けられた安定器、４はシャーシ
２および安定器３を覆い隠してシャーシ１にねじ止めさ
れた器具本体、５は器具本体４の長さ方向両端部に夫々
取付けられたランプソケット、６は相対向するランプソ
ケット５に両端を支持された直管形のけい光ランプ、７
は器具本体４の長さ方向両端部に突設された取付け金具
、８は両取付け金具７にわたって支持された半透光性の
ランプカバーである。ランプカバー８の断面は円弧状で
あって、その上下両縁と器具本体４との間には大きな隙
間９が形成されている。

【０００３】この壁取付け形照明器具は、その点灯によ
りけい光ランプ６から出た光のうち隙間９を通った光を
壁面で反射させるとともに、ランプカバー８に向かった
光をこのカバー８で拡散し透過させて、それによって照
明をする。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上のように従来にお
いては、シャーシ２に安定器３および器具本体４を夫々
ねじ止めするとともに、器具本体４にランプソケット５
および取付け金具７を夫々ねじ止めし、さらに取付け金
具にランプカバー８をねじ止めした構成であるから、部
品点数が多く、構造が複雑であるという問題がある。さ
らに、壁面１によって閉じられた器具本体４の内部空間
に安定器３を収納した構成であるため、安定器３からの
放熱が器具本体４で妨げられ、器具の寿命に悪影響を与
え易いという問題がある。しかも、既述のように壁面１
に対してシャーシ２を介して安定器３が取付けられ、こ
れを覆い隠して器具本体４が設けられているため、シャ
ーシ１の厚みおよび安定器２と器具本体４との間に確保
される隙間１０により、器具本体４の壁面１に対する出
幅Ａが大きい。そのため、器具本体４がランプカバー８
から露出する場合には、部屋に対する圧迫感が大きいと
いう問題がある。

【０００５】本発明の目的とするところは、構造が簡単
であるとともに、器具の寿命を向上でき、かつ部屋に対
する圧迫感も少なくできる壁取付け形照明器具を得るこ
とにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の壁取付け形照明器具明においては、外面を
露出して壁面に固定される安定器と、この安定器の一端
部に連結されて前記壁面から離れる方向に突出する支持
台と、この支持台に取付けられるランプ装置と、このラ
ンプ装置が備えたけい光ランプをこのランプを境にして
前記壁面と反対側から覆って前記支持台に取付けられる
ランプカバーとを具備したものである。

【０００７】

【作用】本発明の照明器具においては、ランプ装置およ
びランプカバーを取付けた支持台を、安定器の一端部に
連結して構成されているため、安定器を壁面に固定する
ことにより器具の壁面への装着が完了する。したがって
、安定器を保持するために従来必要であったシャーシに
相当する部品を省略できる。その上、壁面に固定された
安定器は露出されているとともに、ランプ装置は支持台
を介して安定器の一端部に支持されているので、ランプ
装置を支持するために従来必要であった器具本体を省略
できる。また、安定器の外面は露出しているため、その
熱を大気中に速やかに放出できるとともに、この安定器
の一端部に支持台を介してランプ装置を配置することで
、安定器からランプ装置を離すことができ、かつ、これ
らの間にランプカバーを配置したから、互いに発熱する
安定器とランプ装置との相互熱干渉を少なくできる。

【０００８】

【実施例】以下、図１から図７を参照して本発明の一実
施例を説明する。図１および図４において符号１１は器
具設置面としての垂直な壁面であり、この面１１には本
実施例に係る壁取付け形照明器具１２が装着されている
。この器具１２は、図１、図２、および図７に示すよう
安定器１３と、支持台１４と、ランプ装置１５と、ラン
プカバー１６とを具備している。

【０００９】安定器１３には電子式のものが使用されて
おり、その詳細は図３、図４に示されている。すなわち
、安定器１３が備えるケース２１は、縦方向に長く延び
たアルミニューム合金製のケース本体２２と、ケース裏
蓋２３とから形成されている。ケース裏蓋２３はケース
本体２２にその裏面開口を塞いでねじ３１（図４参照）
により固定されている。なお、図６において符号２４は
ねじ３１が通る孔である。ケース２１内には安定器本体
２５が収納されている。安定器本体２５はプリント配線
基板２６に各種の電子部品２７と図示しない端子台とを
取付けて形成されている。安定器本体２５はプリント配
線基板２６をケース本体２２の正面壁２２ａに密接させ
てケース２１に内蔵されている。

【００１０】この電子式安定器１３はその厚みＥが１４
ｍｍ程度に薄く形成されているとともに、図２〜図４に
示すように正面壁２２ａの表面に、縦方向に延びる多数
のリブ３２が一体に形成されている。これらリブ３２に
より正面壁２２ａの表面積が大きくして、ケース２１外
への放熱効果をより向上させている。

【００１１】安定器１３は、その上端部を貫通するねじ
２８と下端部を貫通するねじ２９とにより、壁面１１に
ケース裏板２３を接触させて直接固定されている。した
がって、安定器１３はそのケース本体２２の外面全体を
露出させて壁面１１に取付けられている。図６において
符号３０は上側のねじ２８が通る孔であり、またケース
裏蓋２３の下端は下側のねじ２９が通る部分よりも上側
に位置されている。なお、図２において符号３３はケー
ス本体２２の正面壁２２ａの下端部に設けた電源線引込
み孔であり、これを通ってケース２１内に引込まれた図
示しない電源線は安定器本体２５に接続されるようにな
っている。

【００１２】図１および図３に示すように安定器１３の
上端は、壁面１１に向かって次第に下がるように傾斜さ
れており、この上端面に一端部を重ねて支持台１４が一
対のねじ３４（図５参照）で連結されている。支持台１
４はアルミニューム合金により例えば方形の板状に形成
されており、したがって、安定器１３の上端部への連結
により壁面１１から離れるように斜め上向きに突出され
ている。

【００１３】支持台１４はその連結側端部に図５に示す
ように切り欠き凹部３５を有している。この凹部３５の
長さ方向中央部にはケース裏板２３の上端部に形成され
た延出曲げ部２３ａが配置されて、切り欠き凹部３５を
延出曲げ部２３ａにより仕切られた左右の通線部３５ａ
に分割している。図１に示すように安定器１３の上端面
に設けた図示しない通孔を通して安定器本体２５から引
き出されたリード線３６は、これら通線部３５ａを通っ
て支持台１４の上面側に導かれている。

【００１４】支持台１４に段部３７が形成されている。 この段部３７に下端部を配置決めされてランプカバー１
６が斜め上向きに取付けられているとともに、支持台１
４にはランプ装置１５も斜め上向きに取付けられている
。図１に示すようにランプ装置１５は、ランプ保持金具
３８と、この上面に取付けられたランプソケット３９と
、このソケット３９に片持ち支持されたけい光ランプ４
０とから形成されている。ランプ保持金具３８はランプ
カバー１６の上面に重ねられているとともに、これらラ
ンプ保持金具３８とランプカバー１６とはこれらを通っ
て支持台１４に螺合するねじ４１により支持台１４の上
面に固定されている。ランプソケット３９には前記リー
ド線３６が接続されている。

【００１５】けい光ランプ４０には、その一端にのみ口
金４０ａを有するとともに、この口金４０ａを介して略
Ｍ字形状に屈曲された放電路を有して、実質的に面状光
源をなすものが使用されている。前記ランプカバー１６
はアクリル樹脂の平板からなり、半透光性を有している
。このカバー１６は、ランプ装置１５よりも大形であり
、既述の取付けによりけい光ランプ４０を境にして前記
壁面１１と反対側からけい光ランプ４０を覆って斜め上
向きに設けられている。換言すれば、ランプカバー１６
は安定器１３とランプ装置１５との間に位置して前記ラ
ンプ４０をその径方向片面側から覆って斜め上向きに設
けられている。

【００１６】前記構成の壁取付け形照明器具１２のけい
光ランプ４０を点灯させると、このランプ４０の上側お
よび壁面１１側に向かう光は壁面１１などで反射される
とともに、ランプ４０の下側に向かう光はランプカバー
１６を透過する。したがって、これら反射光および透過
光によって、他の照明器具による全般照明の補助や重点
照明をする。

【００１７】前記構成の壁取付け形照明器具１２は、安
定器１３の上端部にランプ装置１５およびランプカバー
１６を取付けた支持台１４を連結して構成されているた
め、安定器１５をねじ２８，２９で壁面１１に直接固定
することにより、器具１２を壁面１１へ装着できる。そ
のため、安定器１５を保持するために従来必要であった
シャーシに相当する部品を省略できる。

【００１８】その上、壁面１１に固定された安定器１３
は露出されているとともに、ランプ装置１５は支持台１
４を介して安定器１３の上端部に支持されているので、
ランプ装置１５を支持するために従来必要であった器具
本体を省略できる。

【００１９】これらの部品省略と相俟って、ランプ装置
１５およびランプカバー１６を一つの支持台１４で支持
したから、器具１２全体の部品点数が少ない。そのため
、この照明器具１２は、構造が簡単であって、安価に製
造できる。しかも、本実施例の場合にはけい光ランプ４
０を片持ち支持したので、ランプソケット３９も一つで
済み、更に構造が簡単である。

【００２０】そして、前記シャーシおよび器具本体を不
要とできることにより、照明器具１２の壁面１１への取
付け部（すなわち安定器１３）を薄くできるとともに、
この取付け部は、薄形で壁面１１から大きく突出しない
から、部屋に対する圧迫感を少なくできる。

【００２１】さらに、既述のように縦長な安定器１３の
外面は露出しているため、その放熱性能を向上できる。 すなわち、安定器本体２５から出た熱はアルミニューム
合金製のケース２１に伝わるが、安定器１３は露出され
て外気に直接触れているために、熱が籠るようなことが
なく速やかに周囲の大気中に放出できる。なお、本実施
例の場合には安定器１３の正面壁２２ａが多数のリブ３
２を有しているから、更に放熱効果が高まるとともに、
このリブ３２によって装飾効果を得ることができ、器具
１２の外観を向上できる。

【００２２】しかも、前記構成の壁取付け形照明器具１
２は、安定器１３の上端部に支持台１４を介してランプ
装置１５を配置したから、安定器１３とランプ装置１５
とを互いに離すことができる。

【００２３】加えて、これら安定器１３とランプ装置１
５との間にランプカバー１６を配置したから、互いに発
熱する安定器１３とランプ装置１５との相互熱干渉を少
なくできる。

【００２４】したがって、これらの理由により安定器１
３の温度上昇が抑制されるから、器具１２の寿命を長く
できるとともに、安定器１３からの放熱でけい光ランプ
４０の温度が上昇し過ぎる恐れもない。

【００２５】また、安定器１３は既述のように薄形であ
るにも拘らず、その上方に配置されるランプ装置１５お
よびランプカバー１６を、壁面１１から離れるように突
出した支持台１４を介して安定器１３の上端部に取付け
たから、ランプ装置１５およびランプカバー１６を確実
に支持できる。

【００２６】なお、本発明は前記一実施例に制約される
ものではなく、その要旨に反しない限り、安定器、支持
台、ランプ装置、およびランプカバーなどの具体的な構
造、形状、配置、並びに材質などは、種々の態様に変更
して実施できることは勿論である。

【００２７】

【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、少
ない部品点数で構成できるので、構造が簡単であるとと
もに、安定器の放熱性が良く、しかも、安定器とけい光
ランプとの相互熱干渉が少ないので、器具の寿命を向上
でき、さらに、壁面への器具取付け部の構成は安定器の
みで薄いので、部屋に対する器具の圧迫感を少なくでき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る照明器具全体を示す側
面図。

【図２】同一実施例に係る照明器具全体を示す正面図。

【図３】同一実施例の支持台が連結された安定器を示す
縦断側面図。

【図４】同一実施例に係る照明器具を図１においてＺ−
Ｚ線に沿って示した断面図。

【図５】同一実施例の安定器に連結された支持台の平面
図。

【図６】同一実施例の安定器のケース裏板を示す斜視図
。

【図７】同一実施例に係る照明器具全体を示す斜視図。

【図８】従来の壁取付け形照明器具の構成を示す断面図
。

【符号の説明】

１１…壁面、１２…壁取付け形照明器具、１３…安定器
、１４…支持台、１５…ランプ装置、１６…ランプカバ
ー、４０…けい光ランプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　外面を露出して壁面に固定される安定
   器と、この安定器の一端部に連結されて前記壁面から離
   れる方向に突出する支持台と、この支持台に取付けられ
   るランプ装置と、このランプ装置が備えたけい光ランプ
   をこのランプを境にして前記壁面と反対側から覆って前
   記支持台に取付けられるランプカバーとを具備した壁取
   付け形照明器具。