JPH04243788A - エレベータによる地下工事方法 - Google Patents

エレベータによる地下工事方法

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JPH04243788A
JPH04243788A JP3006596A JP659691A JPH04243788A JP H04243788 A JPH04243788 A JP H04243788A JP 3006596 A JP3006596 A JP 3006596A JP 659691 A JP659691 A JP 659691A JP H04243788 A JPH04243788 A JP H04243788A
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Yoshiharu Nagi
梛木 義治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下階を有する建物を
建築する際に使用されるエレベータによる地下工事方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】地上で高層ビルを建築する場合、建築の
基本として必ず基礎打ちして地盤との連結を鉄筋コンク
リートにより強固に固めている。この地盤の深さ、大き
さは、ビルの規模に応じて異なってくる。基礎打ちが終
わってから、段々と上へ鉄骨を組み鉄筋を入れ、コンク
リートを流し込んでビルを形成していくのが一般的であ
る。
【0003】従来地上における高層ビルの建設工法の一
例として、ライズアップ工法があり、これはビルの最終
目的階でないところに第1ステップとして巻上機、調速
機等のエレベータ機器を、マシーンビームとマシーンビ
ーム受梁に全部設置し、垂直方向の交通機関であるエレ
ベータかごを運転し、資材や人の運搬に利用し、これに
より工事の簡易化を図っている。前記第1のステップが
終了すると、第2ステップ、第3ステップへと順次進む
工法である。
【0004】以下、この工法について、図3を参照して
説明する。ビル20の高さは、図3の2点鎖線に示す位
置が最終目的階であり、マシンビーム(マシンビームタ
ラップ)21が設置されている位置を第1ステップとし
てエレベータかご22とカウンターウエィト23は巻上
機25のロープ24によりソラセ車26を吊り下げられ
、ソラセ車26を介してロープ24で連結される。同様
に、調速機32もピット33下のガバナテープ車27と
調速機ロープ28で連結されている。また、かご22と
、これを運行制御するための制御装置29をテールコー
ド30により電気的に接続し、これによりかごを工事用
として運行可能にしていた。この第1ステップの間の工
事を進行させ、その後更に第2ステップへ拡大していき
、第2ステップが仮設状態となった所で、第1ステップ
位置にあったマシンビーム21を、マシーンビーム受梁
31の上方の第2ステップ位置に移動した後固定する方
法である。
【0005】つまり、従来の工事方法は、主ロープ24
、調速機ロープ28、およびテールコード30等の高さ
方向に配設する機器をすべて移動する方法である。なお
、図中34は緩衝器、35はリミットスイッチ、強制減
速スイッチ等の各種スイッチである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の工事
方法は、高さ方向に配設する機器をすべて移動する方法
であるため、これらの機器を移動する際に、主ロープ2
4と、調速機ロープ28、テールコード30は交換せず
長さを一定のままとしておくと、かごの昇降運転に支障
をきたすため、高さ方向に配設する機器の移動高さに応
じた長さの主ロープ24、調速機ロープ28、テールコ
ード30に交換して、第2ステップ、第3ステップへと
進めていく必要がある。このため、作業効率等を考える
と非能率的であり、経費も多くかかるという問題点があ
る。本発明は、工事の簡素化が図れると共に、経費節減
が図れるエレベータによる地下工事方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、地盤の所望の位置において、地下にエレベー
タの昇降路を形成する所定深さのピットを穿設する第1
の工程と、
【0008】地上側に建物が完成したときエレベータの
制御盤が設置される位置に垂直方向に設置された複数の
マシーンビーム受梁に、水平方向のマシーンビームを連
結固定する第2の工程と、前記ピットの上方であって、
前記マシーンビームとマシーンビーム受梁の連結部近く
に回転可能に複数のソラセ車を設置する第3の工程と、
【0009】かごとカウンターウエイトを吊り下げる主
ロープの長さを調節可能な巻上機を前記マシーンビーム
の所望位置に固定し、前記かごが上下動する速度を調節
する調速機のロープ長さの調節可能な調速機を前記マシ
ーンビームの所望位置に固定し、前記かごの動作を制御
する前記制御盤と電気的に接続し、テールコード長さを
調節可能なテールコード巻取機を前記ピット内に固定し
、前記主ロープと前記調速機のロープは前記ソラセ車に
添わせる第4の工程と、
【0010】地下工事中は前記かごを利用して地上から
工事用資材等を運搬し、地下から土砂等を運搬し、工事
の進行に合せて前記ピット内のロープ長さ、前記調速機
のロープ長さ、テールコードの長さを順次長くして前記
かごの可動範囲を大きくして工事を進行させる第5の工
程とからなるものである。
【0011】
【作用】本発明は、主ロープの長さ、テールコードの長
さ、ならびに調速機ロープの長さを調節可能なエレベー
タを使用したので、工事の進行に応じて高さに関する機
器を移動しても、主ロープ、調速機ロープ、テールコー
ドを交換する必要がなく、工事の簡素化が図れると共に
、経費節減が図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1および図2は本発明方法を説明するた
めの図であり、本発明方法を実施するため、移動式巻上
機1と、移動式調速機2と、テールコード巻取機3、複
数のソラセ車4、法的基準用機器を備えたピットタラッ
プユニット5を予め準備しておく。
【0013】移動式巻上機1は、最終的に建物が完成し
たときにエレベータの昇降路(地下のピットと地上階の
昇降部の両方)の底部から上部にかけてかご7とカウン
タウェイト8が昇降できるような長さの主ロープ9を有
し、後述するマシーンビーム11の任意位置に固定でき
る巻上機本体10とを備えている。
【0014】移動式調速機2は、昇降路の下部に配設さ
れるガバナテープ車12と、最終的に建物が完成したと
きにエレベータの昇降路(地下のピットと地上階の昇降
部の両方)の底部から上部にかけて昇降するかご7の速
度が制御できるような長さの調速機ロープ(図示せず)
を、前記主ロープ9と同様に有し、後述するマシーンビ
ーム11の任意位置に固定できる調速機本体(図示せず
)とを備えている。
【0015】テールコード巻取機3は、最終的に建物が
完成したときにエレベータの昇降路の途中に配設され、
テールコード13が巻取ドラム14に巻回されていてそ
の突出長さを任意に調節できるようになっている。
【0016】ピットタラップユニット5は、ピットタラ
ップ15に、緩衝器19とリミットスイッチ16等の法
的基準用機器が一体に配設され、ピット17内を移動可
能に構成されている。
【0017】マシーンビーム11は、地盤に垂直方向に
設置されるマシーンビーム受梁18の上部に水平に連結
され、これには前記調速機本体、巻上機本体10、前記
ソラセ車4および最終的に建物が完成したときに制御盤
等が据え付け固定される。
【0018】以上のような各構成部品を予め準備して地
下工事を以下のようにして行う。ここでは、地上4階で
地下13階(B13階)のビルを工事する場合であって
、地下の工事は第1ステップで地下3階(B3階)まで
行い、第2ステップで地下3階から地下13階までを工
事する場合について説明する。第1の工程で地盤の所望
の位置において、地下にエレベータの昇降路を構成する
所定深さ、すなわち、最終的に目的とする地下13階と
して必要な深さのピット17を穿設する。
【0019】第2の工程で地上側に建物が完成したとき
エレベータの制御盤が設置される位置に垂直方向に設置
された複数のマシーンビーム受梁18に、水平方向のマ
シーンビーム11を連結固定する。
【0020】第3の工程で、図1に示すように前記ピッ
ト17の上方であって、マシーンビーム11とマシーン
ビーム受梁18の連結部近くに回転可能に複数のソラセ
車4を設置する。
【0021】第4の工程で、ピットタラップユニット5
を前記ピット17の地下11階に相当する位置に設置す
るとともに、移動式巻上機1を図のように設置する。す
なわち、巻上機10をマシーンビーム11のソラセ車4
より最も離れた位置に、ボルト等により固定し、巻上機
10の主ロープ9の一端をソラセ車4に添わせてかご7
を吊し、主ロープ9の他端をソラセ車4に添わせてカウ
ンターウエイト8を吊す。そして、移動式調速機2も、
前記移動式巻上機1と同様に設置し、マシーンビーム1
1のソラセ車4より最も離れた位置に、図示しない調速
機本体をボルト等により固定する。さらに、かご7の運
行を制御する制御盤をマシーンビーム11に設置すると
ともに、ピット17の地下2階に相当する位置に、テー
ルコード巻取機3を取り付け、このテールコード13を
かご7の操作盤に電気的に接続する。
【0022】このようにして、かご7を上下動可能にし
た状態で、かごを運行しながら地下の掘削を行い、この
掘削した土をかご7に載せて地上に運搬し、工事を順次
進めていき、地下10まで工事が終わると、以下のよう
にする。図2に示すように、ピットタラップユニット5
を前記ピット17の地下13階に相当する位置に設置す
るとともに、移動式巻上機1、移動式調速機2を移動す
ると共に、テールコード巻取機3のテールコード13の
長さを長くする。例えば移動式巻上機1にあっては、巻
上機10をマシーンビーム11のソラセ車4に近付た位
置に移動すると共に、ボルト等により固定する。同様に
移動式調速機2の調速機本体を移動固定する。
【0023】以上述べた実施例によれば、主ロープ9、
調速機ロープ、テールコード13を取替える必要もなく
、運転が可能で、工事の早期化、簡略化、経費の節減が
図れる。従って、地下へビル建設する大深度地下ビルを
工事する際に特に有効であり、将来的に有効活用するた
めの、駅ビル、又はプラットホーム等の工事に利用でき
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、工事の簡素化が図れる
と共に、経費節減が図れるエレベータによる地下工事方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータによる地下工事方法の一実
施例を説明するための図。
【図2】本発明のエレベータによる地下工事方法の一実
施例を説明するための図。
【図3】従来のエレベータによる建物の工事方法の一例
を説明するための図。
【符号の説明】
1…移動式巻上機、2…移動式調速機、3…テールコー
ド巻取機、4…ソラセ車、5…ピットタラップユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  地盤の所望の位置において、地下にエ
    レベータの昇降路を形成する所定深さのピットを穿設す
    る第1の工程と、地上側に建物が完成したときエレベー
    タの制御盤が設置される位置に垂直方向に設置された複
    数のマシーンビーム受梁に、水平方向のマシーンビーム
    を連結固定する第2の工程と、前記ピットの上方であっ
    て、前記マシーンビームとマシーンビーム受梁の連結部
    近くに回転可能に複数のソラセ車を設置する第3の工程
    と、かごとカウンターウエイトを吊り下げる主ロープの
    長さを調節可能な巻上機を前記マシーンビームの所望位
    置に固定し、前記かごが上下動する速度を調節する調速
    機のロープ長さの調節可能な調速機を前記マシーンビー
    ムの所望位置に固定し、前記かごの動作を制御する前記
    制御盤と電気的に接続し、テールコード長さを調節可能
    なテールコード巻取機を前記ピット内に固定し、前記主
    ロープと前記調速機のロープは前記ソラセ車に添わせる
    第4の工程と、地下工事中は前記かごを利用して地上か
    ら工事用資材等を運搬し、地下から土砂等を運搬し、工
    事の進行に合せて前記ピット内のロープ長さ、前記調速
    機のロープ長さ、テールコードの長さを順次長くして前
    記かごの可動範囲を大きくして工事を進行させる第5の
    工程とからなり、地下の工事が終了し、建物が完成した
    時点では前記工事中に使用したエレベータを交換するこ
    となく利用することを特徴とするエレベータによる地下
    工事方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06263369A (ja) * 1993-03-12 1994-09-20 Daiichi Shisetsu Kogyo Kk 昇降機
WO2020035933A1 (ja) * 2018-08-16 2020-02-20 三菱電機株式会社 工事用エレベーターの揚程延長技術の適用方法

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JPWO2020035933A1 (ja) * 2018-08-16 2020-08-27 三菱電機株式会社 エレベーターの揚程延長技術の適用方法
CN112566864A (zh) * 2018-08-16 2021-03-26 三菱电机株式会社 施工用电梯的扬程延长技术的应用方法

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