JPH04242764A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH04242764A
JPH04242764A JP2417415A JP41741590A JPH04242764A JP H04242764 A JPH04242764 A JP H04242764A JP 2417415 A JP2417415 A JP 2417415A JP 41741590 A JP41741590 A JP 41741590A JP H04242764 A JPH04242764 A JP H04242764A
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Yasushi Yamada
山田 恭
Takeshi Misuhata
剛 水端
Etsuichi Maekawa
前川 悦一
Masanobu Kono
政信 河野
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複写機、特に、記録紙
の両面に転写可能なソーター付き複写機の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の複写機は、本体上部に、
原稿スタック皿に積層された原稿を最下層より、プラテ
ンガラス面上に向けて循環給紙できる原稿搬送装置を備
え、かつ本体内に、該原稿を片面転写した記録紙を中間
スタック皿に最上層より積層収納した後、該記録紙の最
下層より転写部に向けて反転給紙できる中間スタック装
置を備えてなり、片面原稿の画像を記録紙の片面または
両面に転写できるようになっている。また、原稿を反転
給紙できるように構成された原稿搬送装置を用いれば、
両面原稿の画像を記録紙の片面または両面に転写するこ
とができる。そして、作成された記録紙は、本体側部に
設けられたソーターに1部づつ仕分けられるように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
複写機において、両面コピーを行う場合、原稿の搬送手
順と記録紙の反転手順に依存して決まる2種類の処理モ
ードが知られている。
【0004】そこでまず、この2つの処理モードの形態
と所要時間特性について説明する。但し、説明を容易に
するために、原稿は片面原稿とし、 ・原稿枚数(ページ数)=2M ・作成部数=N は予め分かっているものとする。尚、原稿枚数が奇数で
あるか偶数であるかにより、原稿搬送や記録紙の搬送手
順に若干の差異を生じるが、本発明にとって本質的な違
いはないので、ここでは偶数枚としてある。
【0005】第1モード(ADFモード)このモードに
おけるコピー作成手順は以下の通りである(図2〜図8
)。■まず、原稿スタック皿より最下層の原稿(2Mペ
ージ)をプラテンガラス面上に給紙して、給紙部より搬
送された両面未処理の転写紙の表面に転写することを作
成部数だけ、即ち、N回繰り返して、N枚の片面処理済
み転写紙を中間スタック装置(ADF)のスタック皿に
積層する。■次に、プラテンガラス面上の原稿を排紙し
た後、原稿スタック皿の最下層の原稿(2M−1ページ
目)をプラテンガラス面上に給紙するとともに、中間ス
タック装置の「切り返し時間」を経た後、反転給紙され
た片面処理済み記録紙の裏面に転写することを連続的に
N回繰り返し、それぞれソーターのN個所に1枚づつ排
紙する。
【0006】ここで、中間スタック装置の「切り返し時
間」とは、記録紙の表面転写から裏面転写に移る際、中
間スタック皿上に積層された片面処理済み記録紙のうち
、最下層の1枚(先頭紙)が反転されて転写部に到達す
るまでの無駄時間をいい、複写作業の効率を支配する重
要因子である。■さらに、■〜■の手順をM回繰り返し
、全原稿の両面複写を終了する。これにより、2Mペー
ジ、N部の両面コピーが完成する。
【0007】上記ADFモードは、同一ページを全部数
分まとめてコピーするため、 ・少枚数・大量部数になるほど処理が効率的で、高速処
理が可能となる。といった利点を持つ反面、・全部数が
同時平行的に作成されるため、1部のみを先に入手した
い場合などは不便。 ・中間スタック装置(ADF)からの切り返し回数はM
回となり、原稿枚数が多くなるほ処理時間が増大する傾
向を持つ。といった欠点を有している。
【0008】第2モード(RDHモード)このモードに
おけるコピー作成手順は以下の通りである(図9〜図1
4)。■′まず、原稿スタック皿より最下層の原稿をプ
ラテンガラス面上に給紙して、最終(2M)ページを、
給紙部より搬送された両面未処理の転写紙の表面に、1
枚だけ転写して中間スタック装置のスタック皿に収納す
る。■′プラテンガラス面上の原稿(2Mページ)を排
紙した後、次の原稿(2M−1ページ)は複写せずに搬
送・排紙し、その次の原稿(2M−2ページ)をプラテ
ンガラス面上に給紙して、両面未処理の転写紙の表面に
、1枚だけ転写して中間スタック装置のスタック皿に収
納する。
【0009】そして■′〜■′の操作をM回繰り返し、
原稿スタック皿の最上層の原稿(1ページ)までを、1
ページおきに複写する。この結果、中間スタック皿上に
、下から、2M,2M−2,2M−4、───4,2ペ
ージ目を片面に転写した記録紙が積層されることとなる
。■′次に、中間スタック皿の片面処理済み記録紙を切
り返し操作した後、原稿の奇数ページを1枚おきに複写
して、ページ数が連続した両面コピーを1部作成する。 即ち、原稿スタック皿より最下層の原稿(2Mページ)
は複写せずに搬送・排紙し、次の原稿(2M−1ページ
)をプラテンガラス面上に給紙して、中間スタック皿上
の最下層より反転給紙された記録紙(2Mページを転写
済み)に転写して、ソーターに排紙する。この操作をM
回繰り返せば、ソーター内には、全ページが連続転写さ
れた両面コピーが1部完成する。さらに、■〜■の操作
をN回繰り返すことにより、2Mページ、N部の両面コ
ピーが完成する。
【0010】上記RDHモードは、1部づつ両面コピー
を作成するため、 ・少部数を早目に手に入れることができる・多数枚の原
稿を少部数コピーする時は効率が良く(切り返しが少な
く)、高速処理が可能といった利点がある反面、 ・部数Nに比例して切り返し回数が増大するため、作成
部数が多くなるほど効率が急速に悪くなるといった欠点
を有している。
【0011】さて、上記のように、ADFモード(第1
モード)とRDHモード(第2モード)には、それぞれ
の特質があるため、状況に応じて、より好適なモードに
切り換えることが望まれていた。
【0012】この発明は上記の点に鑑み、ADFモード
とRDHモードの長所を生かしつつ両モードを適宜選択
し、高速・高性能の処理が可能な複写機を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めこの発明の第1の構成は、本体上部に、原稿スタック
皿に積層された原稿を、最下層または最上層よりプラテ
ンガラス面上に1枚づつ給紙し、該プラテンガラスから
該原稿スタック皿の送り出し層と逆側の層に原稿を戻し
、再び給紙可能な原稿搬送装置を備え、かつ本体内に、
該原稿を片面転写した記録紙を中間スタック皿に最上層
より積層収納した後、該記録紙の最下層より転写部に向
けて反転給紙できる中間スタック装置を備えてなるソー
ター付き複写機において、1枚以上の原稿から1部以上
の両面コピーを作成する際、原稿の同一ページを片面に
転写した記録紙を目標部数だけ作成した後、該記録紙の
各反対面に該原稿の次ページを転写して両面コピーを作
成する処理、を積層された原稿に対して繰り返す第1モ
ードか、原稿の最終ページまたは先頭ページから1ペー
ジおきに片面に転写した記録紙を順次積層した後、該記
録紙の最下層より再び原稿を送り出して、その反対面に
所定の残りページを1ページおきに転写して、ページ順
の合った両面コピーを作成する処理、を目標部数まで繰
り返す第2モードか、のいずれかを適宜選択できるモー
ド選択手段を、該本体に備えてなるソーター付き複写機
において、前記2つの複写モードを手動設定できるよう
に構成し、オペレータ側が、所望の複写モードを選択で
きるようにしたものである。
【0014】また、第2の構成として、前記原稿搬送装
置を、両面原稿を反転給紙できるように構成されたもの
とし、両面原稿から両面コピーを作成する際にも、好適
なモード選択ができるようにしたものである。
【0015】
【実施例】実施例の説明に先立って、上述のADFモー
ド(第1モード)とRDHモード(第2モード)におけ
る処理時間が、原稿枚数と処理部数に応じてどのように
変化するかを明らかにしておく。
【0016】〔1〕「片面原稿」→「両面コピー」ここ
で、考察を簡単にするため、原稿枚数は偶数(=2M)
であるとしているが、奇数であっても、モード選択の原
理は同じである。また、作成部数はN部とする。 (ADFモードの場合) ・コピー速度  =t1  ・切り返し時間=ta  とすると、切り返しはM回行われるから、全部数作成ま
でに必要な時間T1は、 T1 =2M×N×t1 +M×ta ───(1)と
なる。 (RDHモードの場合) このモードでは原稿の1枚おきにコピーを行うため、コ
ピー速度はADFモードより遅く、 ・コピー速度  =t2 (t2 >t1 )であるが
、N枚毎に行われる切り返しは、・切り返し時間=ta
  でADFモードと共通であるから、全部数作成までに必
要な時間T2 は、 T2 =(2×2M×t2 +ta )×N=4M×N
×t2 +N×ta ───(2)となる。
【0017】この(1)、(2)式の差は、M、Nが与
えられた時、どちらのモードがより高速に処理できるか
を判別する式となるわけであるが、これは、T2 −T
1 =4M×N×t2 +N×ta −(2M×N×t
1 +M×ta ) =2(M−α)(N−β)+γ (但し、α、β、γは定数) なる形に表記できる。従って、この式から、第1象限を
双曲線によって分割する領域で、ADFモードとRDH
モードのいずれが高速であるかを示す図15のような特
性図が得られる。
【0018】この特性図において、部数Nが1<N≦N
0 (通常N0 =5程度)の範囲では、いずれのモー
ドが高速になるかは、原稿枚数2Mの大きさに大きく依
存していることがわかる。そして、原稿枚数2Mが 5≦2M なる条件では、RDHモードがやや有利に、M<5 なる条件では、ADFモードがやや有利になっているこ
とが分かる。一方、 N0 <N なる範囲では、原稿枚数とはほぼ無関係に、ADFモー
ドが有利になっている。
【0019】このように、処理時間だけについてみれば
、ADFモードとRDHモードのいずれが有利であるか
は、所定のアルゴリズムによって一応判定可能である。 しかしながら、両モードには、前述のように、処理時間
だけでは吟味しきれない条件が影響する。そこで、本願
実施例では、処理時間以外の諸要素も勘案して複写モー
ドを選択できるように構成してある。
【0020】〔2〕「両面原稿」→「両面コピー」ここ
で、原稿ページ数は偶数として議論しているが、片面→
両面コピーの場合と同様、奇数であっても有為差は生じ
ない。原稿枚数はM′( 2M′ページ)、作成部数は
N部とする。 (ADFモードの場合) ・コピー速度  =t1  ・原稿反転時間=tr  ・切り返し時間=ta  とすると、原稿反転回数はM′、切り返しはM′枚毎に
行われるから、全部数作成までに必要な時間T3 は、
T3 =2M′×N×t1 +M′×tr +M′×t
a   ──(3)となる。 (RDHモードの場合) このモードでは、片面原稿ならば1枚おきにコピーを行
うため、コピー速度はADFモードより遅くなるが、両
面原稿では連続的にコピーできるから(ページ数は1ペ
ージおきとなる)、1枚当たりのコピー速度と切り返し
時間は、 ・コピー速度  =t1  ・切り返し時間=ta  で、ADFモードと同じである。 ところが、奇数ページを複写する際、転写前に一度反転
し、次に、複写後にもう一度反転しなければならないか
ら、全部数作成までに必要な時間T4 は、T4 =〔
(t1 +2tr )×M′+t1×M′+ ta 〕
×N =M′Nt1+2M′Ntr +Nta ──(4)と
なる。
【0021】これから、両面原稿に対する複写モードに
よる処理時間の差は、 T4 −T3 =M′Nt1+2M′Ntr +Nta
 −(2M′Nt1+M′tr +M′ta )=2M
′Ntr +Nta −M′tr −M′ta  =2(M′−α´)(N−β´)+γ´と表記でき、基
本的には「片面→両面複写」の場合と同様、双曲線によ
る領域分割特性を示すものである。
【0022】今、 ta =3.0秒 tr =0.3秒 とすると、N=1部の時、M′=50枚ならばT3 =
  33秒 T4 =165秒 となり、RDHモードが断然有利となる。同様に、  
1<M′<50枚でもRDHモードが有利である。
【0023】次に、N=3部の時T3 >T4 である
には6<M′ が必要であり、原稿枚数M′が6枚以下ならADFモー
ドが、原稿枚数Mが7枚以上ならRDHモードが、有利
となる。N≧5部の時M′の上限を50枚とすれば、M
′の値の如何によらず、 T3 >T4  であり、常に、ADFモードが有利であることが分かる
。これらをまとめて図示すれば、片面→両面の時と同様
な領域分割の特性図となる。
【0024】以下、この発明を添付の図面に示す一実施
例に基づいて説明する。図1は本願複写機の全体構成を
示す断面図、図2〜図8はADFモード(第1モード)
の原理説明図、図9〜図14はRDHモード(第2モー
ド)の原理説明図、第15図は片面原稿から両面コピー
を作成する際に、ADFモードとRDHモードについて
原稿枚数と作成部数による処理時間の優劣を比較した特
性図である。
【0025】図において、1は本願複写機の本体で、該
本体1は、その上部のプラテンガラスP上に原稿搬送装
置10を、本体給紙側側面に給紙装置20を、本体排紙
側側面にソーター70をそれぞれ備えている。また、該
本体1内の所定位置には、光学ユニット部30、転写部
40、反転駆動部50、中間スタック装置60がそれぞ
れ配設されている。
【0026】前記原稿搬送装置10は、原稿スタック皿
11上に積層収納された原稿Gを、最下層の1枚から前
記プラテンガラスP上へと順次搬送し、露光後には排紙
した該原稿Gを循環させて、原稿スタック皿11に最上
面から再度載置できるように構成されている。即ち、片
面原稿1〜2Mページ(2M枚)が積層される場合、最
下層が最終2Mページ目、最上層が1ページ目となり、
給紙は最下層から、2M→(2M−1)──3→2→1
ページの順で給紙されるようになっている。
【0027】また、該原稿搬送装置10は、原稿Gが片
面原稿の場合は、反転操作なしで循環送りし、両面原稿
の場合は、原稿の片面を露光した後に複写処理モードに
応じて、反転経路12を介して所定の反転操作を行って
反対面を露光し、さらに原稿スタック11に帰還させる
こともできるようになっている。
【0028】前記給紙装置20は、両面未処理の記録紙
を給紙するためのもので、給紙スタック皿に収納された
各種判型の記録紙を前記転写部40に向けて、適宜給紙
できるように構成されている。
【0029】前記光学ユニット部30はプラテンガラス
O上の原稿をランプ31で照明するとともに、原稿面か
らの反射光をミラー系32を介して、転写部40の感光
体ドラム41に照射できるようになっている。
【0030】前記転写部40は、原稿Gからの反射光を
感光体ドラム41により静電潜像からトナー像に変換し
て、前記給紙装置20または中間スタック装置60から
給紙された記録紙の上面に転写できるように構成されて
いる。そして、転写済み記録紙は搬送ベルト41を介し
て定着部43で定着処理された後、排紙装置44により
、複写面を上側にした状態でソーター70の所定トレイ
に排紙されるか、または反転駆動部50により、複写面
を下側にした状態で、前記中間スタック装置60の中間
スタック皿の最上面に積層されるようになっている。
【0031】前記中間スタック装置60は、原稿の画像
を片面に複写した記録紙を積層収納し、反対面に複写す
るため転写部40へ再給紙するためのものである。即ち
、該中間スタック装置60は、反転駆動部50から既複
写面を下側にして排紙された記録紙を、中間スタック皿
61上に順次積層収納し、所定のタイミング指令に従っ
て、最下層より1枚づつ、前記転写部40に向けて送出
できるように構成されている。また、この時、記録紙は
搬入方向とは逆方向へスイッチバック式に送出されるた
め、搬送経路にて反転されて、転写部40では未処理面
が上側(感光体ドラム41側)となるように構成されて
いる。
【0032】ここで、該装置本体1の適所にはモード選
択手段(図示せず)が内蔵され、原稿枚数とその作成設
定部数に応じて、前述したADF、RDHの両モードの
いずれかを選択できるように構成されている。即ち、オ
ペレータにより入力された設定部数Nと適宜の原稿枚数
検知手段により検知された原稿枚数Mを加味しつつ、例
えば、図15の特性図によって、より好適なモードを選
択きるように構成されている。
【0033】まず、本体1が複写動作に入る前に、原稿
搬送装置10にセットされた原稿Gの枚数が原稿枚数検
知手段により検知される。この検知手段としては、(a
)原稿スタック皿上の原稿Gを積層された状態で自動カ
ウントする。 (b)オペレータが原稿枚数を手動入力する。 (c)原稿搬送装置を使って原稿枚数をカウントする。 といった三形態が考えられる。
【0034】このうち(a)の検知手段としては、例え
ば、積層原稿の厚さを機械的ないしは光学的に検知した
り、積層原稿の端面の凹凸を機械的ないしは光学的に検
知するなどの方式がある。この方式の場合、原稿をセッ
トして、作成部数を入力すれば、常に最短時間となるよ
うな複写モードが選択され、最も高速のコピーを実現す
ることが可能となるが、別個に構成された機構が必要と
なり、装置構成の複雑化やコスト上昇を招く。
【0035】(b)の手動入力方式は、特別な機構を用
いることなく、原稿搬送装置の循環送りによるカウント
時間を省略できるという利点があるが、原稿枚数が予め
既知であるか、オペレータが計数しなければならず、小
枚数の原稿でしか有効性がない。
【0036】(c)の枚数検知方式は、特別な機構部を
付与することなく枚数が検知でき、装置構成を簡潔にで
きるという利点がある。この場合、複写動作に入る前に
、予め原稿を循環させて枚数を検知した後、原稿枚数と
作成部数に応じて複写モードを選択することも考えられ
るが、循環送り中は見掛け上、オペレータにとって無駄
な待ち時間になるという欠点がある。
【0037】そこで、本願実施例では、第1部目は第1
部目は原稿枚数を計数しながらRDHモード(第2モー
ド)で処理し、第2部目以降は、第1部目で計数した原
稿枚数と作成部数に応じて前記第1または第2モードで
自動的に処理するように構成してある。このような構成
では、見掛け上の待ち時間はゼロであり、先頭ページか
ら最終ページまで完結したコピーを1部、早期に入手す
ることができる。
【0038】ところで、複写モードの選択は、原則的に
は、オペレータが関与すべき性質のものではないが、例
えば、作成部数が多部数であっても、完結したコピーを
1部づつ作成できるRDHモードが望ましい場合などは
、オペレータ側が任意に選択できれば便利である。そこ
で、本願実施例は、上記の自動選択手段とは別に、前記
2つの複写モードの自動選択を解除するためのモード選
択キーを、本体1の操作パネル(図示せず)上に備え、
複写モードを任意に指定できるようになっている。
【0039】また、こうした手動選択手段により、例え
ば、複写動作に入る前に原稿搬送装置で原稿を循環させ
て原稿枚数を検知し、複写モードを自動選択するように
構成された複写機の場合、手動でADFモードを指定し
て原稿枚数検知作業を省略して高速化を図ることも可能
になる。
【0040】以下、部数と原稿枚数に応じたモード選択
の方法について述べる。 1<N≦N0 の場合 原稿枚数Mの大小によって両モードの優劣が変わるため
、次のようなモード選択方法が考えられる。■  原稿
枚数に応じて、ADF(第1モード)かRDH(第2モ
ード)のいずかのモードを選択するように構成する。こ
の場合、原稿枚数は第1部目の処理中に計数されている
から、その原稿枚数により、常により高速の複写モード
を選択することができる。■  原稿枚数に関わりなく
、RDH(第2モード)  モードを選択するように構
成する。通常、ADFとRDHモードの境界が急峻に変
化する領域は、N0 =5程度と少部数であるから、処
理時間は多少長くなるが、第2部目以降もコピーが1部
毎に完結作成されるようにRDHモードを選択するよう
に構成する。この場合、処理速度の点で不利なモードを
選択するケースも出てくるが、原稿枚数検知手段は不要
(従って、枚数計数時間もゼロ)であり、簡潔な装置構
成を実現できる。所定の境界値N0 部以下では、上記
■、■のいずれの方式を用いるかは、複写機の設計仕様
に応じて決定すればよい。また、いずれの場合も、自動
選択を解除して手動選択が可能なことはもちろんである
【0041】N0 <Nの場合 設定部数Nが所定の閾値N0 を越えていた場合、複写
モードは、ADFモード(第1モード)へ切り替えるよ
うに構成されている。これは、図15の特性図で明らか
なように、2つのモードの優劣を決定する境界線が、所
定の閾値N0(例えばN=5程度)で急峻に変化する性
質を利用したものである。即ち、スタック可能な原稿枚
数Mの方には上限(例えば50枚)があるため、部数N
がN0 <N なる条件では、原稿枚数にほぼ関わりなくADFモード
(第1モード)が有利となることを利用している。
【0042】但し、この場合でも、完結作成された原稿
を手早く入手できるようにするために、第1部目のみは
RDHモードで複写するように構成してもよい。また、
自動選択を解除して、RDHモードを手動選択し、1部
づつ完結作成できるようにしてもよいことは上述の通り
である。本願実施例は、そのような形態で構成されてい
るものとする。
【0043】尚、ソーター70に排紙された記録紙Kは
、1部完結する毎にステイプル等の綴じ手段により綴合
できるようになっている。
【0044】上記実施例において、原稿Gが片面原稿の
場合、まず、原稿搬送装置10の原稿スタック皿に片面
原稿Gを1〜2Mページまで積層収納し、作成部数を操
作パネルより手動入力する。原稿Gは最下層の2Mペー
ジ目より1枚づつ給紙され、プラテンガラスP上にセッ
トされる。一方、給紙装置20からは、所定サイズの記
録紙Kが転写部40に送出される。そして、光学系ユニ
ット30内のランプ31で照射された原稿の画像は、ミ
ラー系32を介して、転写部40の感光体ドラム上で静
電潜像に形成され、さらにトナー像に変換した後、記録
紙Kの片面に転写される。この片面処理済み記録紙Kは
、中間スタック皿61に積層される。この時、第1部目
はRDH(第2モード)で複写処理されるとともに、原
稿枚数が検知される。そして、設定された部数が所定の
閾値N0 を越えていない場合は、第2部目以降、原稿
枚数と設定部数に応じて、例えば、図15のような特性
図などに従って、RDHまたはADFモード(第2モー
ド)を選択するように構成されている。
【0045】一方、作成部数Nが閾値N0 を越えてい
る場合は、第1部目以外は原稿枚数に関わりなくADF
モード(第1モード)で複写が行われる。
【0046】しかして、所定モードで複写処理された記
録紙Kは、RDHモードでは1部づつ、ADFモードで
は目標部数を同時に、それぞれ作成され、ソーター70
の各収納皿に積層排紙される。
【0047】さらに、原稿枚数が既知であったり、1部
づつの完結作成を望む場合などは、オペレータが複写モ
ードを手動選択することもできる。
【0048】
【発明の効果】上記のようにこの発明は、本体上部に、
原稿スタック皿に積層された原稿を、最下層または最上
層よりプラテンガラス面上に1枚づつ給紙し、該プラテ
ンガラスから該原稿スタック皿の送り出し層と逆側の層
に原稿を戻し、再び給紙可能な原稿搬送装置を備え、か
つ本体内に、該原稿を片面転写した記録紙を中間スタッ
ク皿に最上層より積層収納した後、該記録紙の最下層よ
り転写部に向けて反転給紙できる中間スタック装置を備
えてなるソーター付き複写機において、1枚以上の原稿
から1部以上の両面コピーを作成する際、原稿の同一ペ
ージを片面に転写した記録紙を目標部数だけ作成した後
、該記録紙の各反対面に該原稿の次ページを転写して両
面コピーを作成する処理、を積層された原稿に対して繰
り返す第1モードか、原稿の最終ページまたは先頭ペー
ジから1ページおきに片面に転写した記録紙を順次積層
した後、該記録紙の最下層より再び原稿を送り出して、
その反対面に所定の残りページを1ページおきに転写し
て、ページ順の合った両面コピーを作成する処理、を目
標部数まで繰り返す第2モードか、のいずれかを適宜選
択できるモード選択手段を、該本体に備えてなるソータ
ー付き複写機において、前記2つの複写モードを手動設
定できるように構成したことを特徴としているので、作
成部数に応じて、より高速な複写モードにて稼働できる
だけでなく、オペレータ側のニーズに応じて、所望の複
写モードで出力可能な複写機を構成することができる。
【0049】また、前記原稿搬送装置を、原稿を反転給
紙できるように構成されたものとすることにより、両面
原稿から両面コピーを作成する場合にも、好適なモード
選択機能を有する複写機を構成することができる。
【0050】この結果、複写モードの自動選択による高
速・高効率化と、手動選択による使いやすさを合わせ持
つ高性能複写機を実現できるという優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願複写機の全体構成を示す断面図である。
【図2】ADFモード(第1モード)の第1ステップの
原理説明図である。
【図3】ADFモード(第1モード)の第2ステップの
原理説明図である。
【図4】ADFモード(第1モード)の第3ステップの
原理説明図である。
【図5】ADFモード(第1モード)の第4ステップの
原理説明図である。
【図6】ADFモード(第1モード)の第5ステップの
原理説明図である。
【図7】ADFモード(第1モード)の第6ステップの
原理説明図である。
【図8】ADFモード(第1モード)の第7ステップの
原理説明図である。
【図9】RDHモード(第2モード)の第1ステップの
原理説明図である。
【図10】RDHモード(第2モード)の第2ステップ
の原理説明図である。
【図11】RDHモード(第2モード)の第3ステップ
の原理説明図である。
【図12】RDHモード(第2モード)の第4ステップ
の原理説明図である。
【図13】RDHモード(第2モード)の第5ステップ
の原理説明図である。
【図14】RDHモード(第2モード)の第6ステップ
の原理説明図である。
【図15】ADFモードとRDHモードについて原稿枚
数と作成部数に対する処理時間の優劣を比較した特性図
である。
【符号の説明】
1  複写機本体 10  原稿搬送装置 20  給紙装置 30  光学ユニット 40  転写部 41  感光体ドラム 50  反転駆動部 60  中間スタック装置 61  中間スタック皿 70  ソーター G  原稿 K  記録紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  本体上部に、原稿スタック皿に積層さ
    れた原稿を、最下層または最上層よりプラテンガラス面
    上に1枚づつ給紙し、該プラテンガラスから該原稿スタ
    ック皿の送り出し層と逆側の層に原稿を戻し、再び給紙
    可能な原稿搬送装置を備え、かつ本体内に、該原稿を片
    面転写した記録紙を中間スタック皿に最上層より積層収
    納した後、該記録紙の最下層より転写部に向けて反転給
    紙できる中間スタック装置を備えてなるソーター付き複
    写機において、1枚以上の原稿から1部以上の両面コピ
    ーを作成する際、原稿の同一ページを片面に転写した記
    録紙を目標部数だけ作成した後、該記録紙の各反対面に
    該原稿の次ページを転写して両面コピーを作成する処理
    、を積層された原稿に対して繰り返す第1モードか、原
    稿の最終ページまたは先頭ページから1ページおきに片
    面に転写した記録紙を順次積層した後、該記録紙の最下
    層より再び原稿を送り出して、その反対面に所定の残り
    ページを1ページおきに転写して、ページ順の合った両
    面コピーを作成する処理、を目標部数まで繰り返す第2
    モードか、のいずれかを適宜選択できるモード選択手段
    を、該本体に備えてなるソーター付き複写機において、
    前記2つの複写モードを手動設定できるように構成した
    ことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】  前記原稿搬送装置は、両面原稿を反転
    給紙できるように構成されたものである特許請求の範囲
    第1項記載の複写機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8289532B2 (en) 2006-08-04 2012-10-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printer controlling device

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