JPH04242143A - 液槽式熱衝撃試験装置の液蒸発防止装置 - Google Patents

液槽式熱衝撃試験装置の液蒸発防止装置

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JPH04242143A
JPH04242143A JP4723291A JP4723291A JPH04242143A JP H04242143 A JPH04242143 A JP H04242143A JP 4723291 A JP4723291 A JP 4723291A JP 4723291 A JP4723291 A JP 4723291A JP H04242143 A JPH04242143 A JP H04242143A
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liquid
duct
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thermal shock
liquid tank
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Rikiya Fujiwara
藤原 力弥
Takashi Tanaka
隆 田中
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気・電子部品等の熱的
衝撃に対する特性を検査する液槽式熱衝撃試験装置に係
り、特に該装置の液蒸発防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気・電子部品等の熱的衝撃に対する特
性を検査する液槽式熱衝撃試験装置は、高温液槽と低温
液槽の2つの液槽を有し、この両液槽に前記電気・電子
部品等試料を交互に浸漬して試料の熱的特性を試験する
ようになっている。従って試験の目的からすれば、両液
槽間の温度差は大きくとる必要があり、このため各液槽
に貯溜する試験液には、この目的にかなうものとしてフ
ッ素系不活性液体が用いられ、該液体が高温液槽に設け
られた加熱装置により例えば150℃に加熱され、低温
液槽に設けられた冷却装置により例えば−65℃に冷却
されて使用されている。
【0003】ところで前記フッ素系不活性液体は非常に
高価なものであるが、高温液槽側においては、その高熱
のために蒸発して減少するという問題があり、さらには
試料を高温液槽と低温液槽に対し、交互に浸漬をくり返
すうちに、試料についた高温液槽の液が低温液槽に運ば
れ、低温液槽側の試験液に混入し、これを劣化させると
いう問題があった。
【0004】そこで、従来、このような問題を解決する
ため特開平2−203243号公報に記載される如く液
槽式熱衝撃試験装置の特に高温液槽上部に凝縮器を設け
ると共に、試験室外に液槽上部のベーパを回収する吸排
気装置を設け、さらにこれらに接続して溶液回収装置を
設けて蒸発及び液の混入を防ぐという手段が講じられて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記手段を講
じた場合、装置全体が複雑化し、かつ大型化するという
問題があった。
【0006】本発明はかかる実状に対処して、高価な試
験液の蒸発抑制及び回収を、従来とは全く異なった簡便
な機構で可能とすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち上記目的に適合する
本発明の特徴は、高温の試験液(2)を貯溜する高温液
槽(1)と低温の試験液を貯溜する低温液槽を有し、両
液槽に対し試料を交互に浸漬して試料の熱衝撃に対する
特性を試験する液槽式熱衝撃試験装置において、前記高
温液槽(1)の上部を外方に拡がるテーパ状(4)に拡
開し、その上端部一側に循環ファン(9)とその吹出側
に整流板(10)を設けた空気供給ダクト(5)を配設
する一方、これに対向する他側に衝突板(11)を備え
たレシーブダクト(6)を配設し、かつこれら両ダクト
(5),(6)をリターンダクト(12)で連結せしめ
て液蒸発防止装置を構成することにある。
【0008】
【作用】前記の如く構成された液蒸発防止装置は、例え
ば、試料を液槽に浸漬している場合は、循環ファン(9
)から整流板(10)を通った気流が高温液槽(1)上
面にエアカーテンを形成し、高温液槽(1)から蒸発す
るガスをレシーブダクト(6)に回収し、循環させるこ
とにより蒸発を防止する。
【0009】一方、試料を高温液槽(1)から引上げる
とき、試料には高温の試験液が付着しているが、これが
、前記気流に吹かれて試料から離脱、飛散する。そして
飛散した液滴はレシーブダクト(6)の衝突板(11)
に当たり、滴下し、高温液槽(1)上部のテーパ状部(
4)に沿って槽(1)内に回収される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
【0011】図1は本発明に係る液槽式熱衝撃試験装置
の液蒸発防止装置の一実施例を示す要部側面図で、図に
おいて(1)は、液槽式熱衝撃試験装置の高温液槽を示
し、内部に所定量の前記フッ素系不活性液体を試験液(
2)として貯溜しており、図示しない加熱装置によりこ
の試験液(2)を所定温度に加熱するようになっている
【0012】一方、(3)は上記高温液槽(1)に浸漬
される試料かごであり、その内部に電気・電子部品等、
熱衝撃試験を行う試料を収容して、図示しない移送装置
により高温液槽(1)内の試験液(2)に浸漬されるよ
うになっている。なお、液槽式熱衝撃試験装置全体とし
ては、前記高温液槽(1)の他に、その側方に低温液槽
(図示しない)が設けられており、前記試料かご(3)
は前記図示なき移送装置により、高温液槽(1)と低温
液槽に対し交互に移送され、かつ浸漬されるようになっ
ている。
【0013】しかして前記高温液槽(1)の上部は図の
ように上方に拡開してテーパ状部(4)となっており、
該テーパ状部(4)の上端部一側に空気供給ダクト(5
)が、またその対向する他側にレシーブダクト(6)が
、夫々その吹出口(7)と吸込口(8)を互いに対向さ
せた状態で取付けられている。
【0014】上記空気供給ダクト(5)及びレシーブダ
クト(6)の平面形状は図2に平面図示するように、夫
々の吹出口(7)あるいは吸込口(8)に向かって拡が
る略三角形状となっているが、このうち空気供給ダクト
(5)は、その三角形状の根元部分にモータ駆動による
循環ファン(9)が内設され、さらに前記吹出口(7)
に整流板(10)が横設されている。一方、レシーブタ
クト(6)は前記吸込口(8)に衝突板(11)が設け
られている。
【0015】なお、図2には、前記レシーブダクト(6
)における衝突板(11)の一例として、特に複数の金
属板を直角状に折り曲げ、各内側を液槽(1)方向に向
けて複数列配置したものを示しているが、その形状、配
列は同図のものに限るものではない。
【0016】そして、前記空気供給ダクト(5)とレシ
ーブダクト(6)は、各吹出口(7)及び吸込口(8)
の各反対側、即ち、前記三角形状の根元部分が共に開口
されていて、この開口部分が互いにリターンダクト(1
2)で連結されている。
【0017】以上の如く構成される本発明液蒸発防止装
置の作動について次に説明すると、まず、前記試料かご
(3)が高温液槽(1)の上方にない場合、即ち、試料
かご(3)が前記移送装置を介して高温液槽(1)内に
浸漬されている等の場合は、循環ファン(9)を駆動す
ると、これによって発生する気流(図2において矢示)
が、空気供給ダクト(5)の吹出口(7)から前記整流
板(10)を介してレシーブダクト(6)の吸込口(8
)に直接向かう。
【0018】そしてこの気流がリターンダクト(12)
を介して再び空気供給ダクト(5)に戻り、この循環を
くり返す。この気流循環の過程で高温液槽(1)上面に
はエアカーテンができ、このエアカーテンが高温液槽(
1)から蒸発するガスの上昇を阻止し、ガスをレシーブ
ダクト(6)に回収して循環させることとなり、この結
果、試験液(2)の蒸発を抑制する。
【0019】次に前記試料かご(3)が前記移送装置を
介して高温液槽(1)から引上げられ、試料かご(3)
及び試料に試験液が付着している状態にある場合は、前
記同様循環ファン(9)を駆動して、空気供給ダクト(
5)からレシーブダクト(6)に向かう気流を発生させ
、これにより、試料かご(3)や試料に付着していた試
験液(2)を気流により吹き飛ばす。
【0020】そしてこの気流により飛散した液滴が、レ
シーブダクト(6)の吸込口(8)に設けられた前記衝
突板(11)に当たり滴下し、前記テーパ状部(4)を
伝って高温液槽(1)内に回収されることとなる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は液槽式熱
衝撃試験装置の高温液槽上部をテーパ状に拡開し、その
上端部一側に循環ファンとその吹出側に整流板を設けた
空気供給ダクトを配設する一方、これに対向する他側に
衝突板を備えたレシーブダクトを配設し、これら両ダク
トをリターンダクトで連結せしめて液槽式熱衝撃試験装
置の液蒸発防止装置を構成したものであるから、前記循
環ファンの起動により、高温液槽の上面に空気の流れが
でき、この気流が、高温液槽上部に試料のないときは、
高温液槽上面のエアカーテンとなって、高温液槽内の試
験液の蒸発を防止することが可能となる。一方、高温液
槽上部に、高温液槽から引上げたばかりの試料があると
きは、前記気流が、試料に付着した試験液をリターンダ
クトに向かって吹き飛ばす作用をし、この吹き飛ばされ
た試験液の液滴は、衝撃板に当たりテーパ状部に落下し
、該テーパ状部に沿って高温液槽に回収されるので、高
温の試験液が低温液槽に運ばれる不都合はほとんど防止
される。
【0022】以上のように本発明装置は、高価な試験液
の蒸発抑制、回収を極めて効率的に行うことができ、液
槽式熱衝撃試験装置のランニングコスト低減にすこぶる
効果的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液槽式熱衝撃試験装置の液蒸発防止装置
の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1における装置の平面図である。
【符号の説明】
(1)    高温液槽 (2)    試験液 (4)    テーパ状部 (5)    空気供給ダクト (6)    レシーブダクト (9)    循環ファン (10)  整流板 (11)  衝突板 (12)  リターンダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高温の試験液(2)を貯溜する高温液
    槽(1)と低温の試験液を貯溜する低温液槽を有し、両
    液槽に対し試料を交互に浸漬して試料の熱衝撃に対する
    特性を試験する液槽式熱衝撃試験装置において、前記高
    温液槽(1)の上部を外方に拡がるテーパ状(4)に拡
    開し、その上端部一側に循環ファン(9)とその吹出側
    に整流板(10)を設けた空気供給ダクト(5)を配設
    する一方、これに対向する他側に衝突板(11)を備え
    たレシーブダクト(6)を配設し、かつこれら両ダクト
    (5),(6)をリターンダクト(12)で連結せしめ
    たことを特徴とする液槽式熱衝撃試験装置の液蒸発防止
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106501117A (zh) * 2016-12-12 2017-03-15 中华人民共和国唐山出入境检验检疫局 陶瓷致密性及热震损伤综合一体试验设备
JP2020139780A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 エスペック株式会社 空調空気供給装置、材料試験機及び材料試験方法

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CN106501117A (zh) * 2016-12-12 2017-03-15 中华人民共和国唐山出入境检验检疫局 陶瓷致密性及热震损伤综合一体试验设备
CN106501117B (zh) * 2016-12-12 2023-10-10 中华人民共和国唐山出入境检验检疫局 陶瓷致密性及热震损伤综合一体试验设备
JP2020139780A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 エスペック株式会社 空調空気供給装置、材料試験機及び材料試験方法

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