JP3040306B2 - 蒸気洗浄装置 - Google Patents

蒸気洗浄装置

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JP3040306B2
JP3040306B2 JP6099228A JP9922894A JP3040306B2 JP 3040306 B2 JP3040306 B2 JP 3040306B2 JP 6099228 A JP6099228 A JP 6099228A JP 9922894 A JP9922894 A JP 9922894A JP 3040306 B2 JP3040306 B2 JP 3040306B2
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pan
cleaning
steam
casing
cleaning liquid
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憲剛 島ノ江
和彦 窪田
進 大塚
賢一 上村
良弘 森
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被洗浄体表面を蒸気洗
浄するための蒸気洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウェハやマスクなどの半
導体基板の表面には、その加工工程に於いて種々の不純
物が付着しており、それらを除去する洗浄法に蒸気洗浄
法がある(例えば特開平1−231329号・特開平5
−41139号公報)。このような蒸気洗浄法では、そ
の洗浄液に例えばイソプロピルアルコール(IPA)を
用いており、気化したガスの半導体基板表面での結露滴
を回収するための回収パンを基板直下に配設している。
従って、不純物を含んで滴下した結露液が回収パンに溜
まり、回収パンに連結された排出管を介して排出される
が、回収パンに一旦溜まったものが下からの蒸気熱で再
び温められて不純物を含んだまま再蒸発し、基板に不純
物が再付着する虞がある。
【0003】また、特開平2−185031号公報には
水蒸気乾燥装置が示されており、その装置では、一度発
生させた水蒸気を蒸気ノズルで吹き付けるようにしてい
るが、この装置でも結露水を直下の温浴槽に溜めてい
る。従って、不純物を含み滴下した結露水が温浴槽にて
再蒸発し、基板に不純物が再付着する虞がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、被洗浄体から回収
パンに滴下した液が再蒸発することを防止し得る蒸気洗
浄装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、ケーシングの上部空間に保持された被洗浄
体を蒸気洗浄するための洗浄液の蒸気を発生する洗浄液
蒸発室を該ケーシングの下部に設け、前記基板と前記洗
浄液蒸発室との間に前記被洗浄体から滴下する洗浄液を
回収するための回収パンを設けた蒸気洗浄装置であっ
て、前記回収パンが、中央部を上に向けて突状に形成さ
れ、かつその突出頂部に前記洗浄液蒸発室から前記基板
収容室に蒸気を通すための開口を有すると共に、該開口
の上方を覆いかつ上に突状をなす屋根部を設けられてい
ることを特徴とする蒸気洗浄装置を提供することにより
達成される。特に、前記ケーシングの前記基板収容室の
周壁部であって前記回収パンの周縁の直上部分に、前記
回収パンにより回収された前記滴下液を前記ケーシング
の外方に排出するための排出孔が設けられていると良
い。
【0006】
【作用】このようにすれば、回収パンに滴下した不純物
を含んだ液は、傘状に形成された回収パンの周縁部に向
けて流れ落ちるため、蒸気発生室からの蒸気の通る開口
部周辺である基板直下部分に留まることがないため、再
蒸発することがない。また、回収パンの周縁部に向けて
流れ落ちた液を、ケーシングの周壁部であって前記回収
パンの周縁の直上部分に設けられ排出孔を介して速やか
に排出することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明が適用された蒸気洗浄装置
を示す模式的縦断面図である。本装置では、図に示され
るように全面を覆われた容器状のケーシング1の上部空
間に被洗浄体としての半導体基板2が保持され、ケーシ
ング1の底部に洗浄液Sが貯留されている。その洗浄液
Sが図示されないヒータや温水などの加熱手段により所
定温度に温められて蒸気となって、半導体基板2の表面
を蒸気洗浄するようにされている。そして、ケーシング
1の上下方向中間部には、半導体基板2表面にて結露し
て落下してくる滴下液を回収するための回収パン3が設
けられており、ケーシング1内が、回収パン3により、
上部の基板収容室4と、下部の洗浄液蒸発室5とに区切
るように中間部に回収パン3を設けられている。
【0009】基板収容室4の天部であるケーシング1の
上面が開閉可能にされており、前工程から搬送されてき
た半導体基板2が、キャリア6により支持されつつケー
シング1上面から基板収容室4内に収められるようにな
っている。洗浄液蒸発室5の底部には洗浄液が貯留され
ており、図示されないヒータや温水などの加熱手段によ
り所定温度に温められるようになっている。なお、洗浄
液には、有機溶剤や純水に限らず、洗浄対象に応じて、
酸または塩または塩基あるいはそれらの組み合わせ、さ
らに過酸化水素を含む液を用いると良い。
【0010】また、回収パン3は、板材を、基板2の直
下を含む中央部を上に向けて突状に形成されており、そ
の周縁をケーシング1の内周面に接続されている。回収
パン3の突出頂部には、洗浄液蒸発室5から蒸発する洗
浄液の蒸気を基板収容室4に通すための開口7が設けら
れている。従って、両室4・5は、開口7を除いて、回
収パン3により区切られている。
【0011】回収パン3の上方には、開口7の上方部分
を覆うように開口7の断面積よりある程度広くされかつ
上に突状をなす屋根部8が、回収パン3の上面であって
開口7の外周部に立設された支柱9により支持されて設
けられている。従って、回収パン3の上面と屋根部8と
の間には、開口7から上昇してきた蒸気を側方から逃が
すための隙間が設けられている。なお、回収パン3及び
屋根部8は、疎水性の材料により例えばふっ素樹脂材に
より表面加工されている。
【0012】ケーシング1の外周面であって基板収容室
4の拡幅された下半部の回りには、冷却器10が設けら
れている。そして、ケーシング1の基板収容室4の周壁
部であって回収パン3の周縁との接続部の直上部分の適
所には排出孔11が設けられており、排出孔11には排
出管12が接続されている。
【0013】このようにして構成された蒸気洗浄装置に
あっては、洗浄液蒸発室5に貯留されている洗浄液が温
められて蒸気となり、その蒸気が図の破線の矢印のよう
に、回収パン3の開口7を通って、回収パン3と屋根部
8との間から抜け出て基板収容室4内に入って上昇し、
基板2の表面にて結露する。そのとき、基板2表面の不
純物を取り除き、結露液が滴下する。その滴下液は、図
の実線の矢印に示されるように、屋根部8の上面に落ち
るが、屋根部8が上に突状をなすように形成されている
ことから、屋根部8を流れ落ち、回収パン3の上面に落
下する。
【0014】回収パン3も、前記したように上に突状を
なすことから、その上面に落下した滴下液は、実線の矢
印に示されるようにより低い周縁に向けて移動し、ケー
シング1の内周面と回収パン3の周縁との接続部に集め
られる。上記したようにして回収パン3の周縁部に集め
られた滴下液は、排出孔11から排出管12を介して外
部に排出される。
【0015】このように、下方の蒸気により温められ易
い回収パン3の開口7近傍には滴下液が留まることがな
いため、回収パンに5に落下した滴下液が再蒸発するこ
とを防止できる。特に、上記したように回収パン3及び
屋根部8の表面を疎水性に表面加工しておくことによ
り、滴下液を回収パン3の周縁部に向けてより一層速や
かに流れ落とすことができる。さらに、回収パン3の周
縁部に集められた滴下液は、ケーシング1の外周に設け
られた冷却器10により冷却されるため、下方の蒸気に
より温められて再蒸発することをより一層確実に防止さ
れる。
【0016】なお、ケーシング1を、回収パン3を境に
して上下に分割可能な構造にしておくことにより、回収
パン3を容易に取り替え可能にすることができる。この
ようにすることにより、回収パン3のメンテナンスなど
を容易に行い得る。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、中央部を上
に突状に形成した回収パンを設けたことにより、蒸気洗
浄により基板にて結露して滴下した液を回収パンの周縁
部に集めて排出でき、蒸気により比較的暖まり易い回収
パンの中央部に滴下液が留まることが無く、不純物を含
んだ滴下液の再蒸発を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された蒸気洗浄装置を示す模式的
縦断面図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 半導体基板 3 回収パン 4 基板収容室 5 洗浄液蒸発室 6 キャリア 7 開口 8 屋根部 9 支柱 10 冷却器 11 排出孔 12 排出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 賢一 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式 会社 光製鐵所内 (72)発明者 森 良弘 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式 会社 光製鐵所内 (56)参考文献 特開 平4−280632(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B08B 3/00 - 3/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの上部空間に保持された被洗
    浄体を蒸気洗浄するための洗浄液の蒸気を発生する洗浄
    液蒸発室を該ケーシングの下部に設け、前記基板と前記
    洗浄液蒸発室との間に前記被洗浄体から滴下する洗浄液
    を回収するための回収パンを設けた蒸気洗浄装置であっ
    て、 前記回収パンが、中央部を上に向けて突状に形成され、
    かつその突出頂部に前記洗浄液蒸発室から前記基板収容
    室に蒸気を通すための開口を有すると共に、該開口の上
    方を覆いかつ上に突状をなす屋根部を設けられているこ
    とを特徴とする蒸気洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングの周壁部であって前記回
    収パンの周縁の直上部分に、前記回収パンにより回収さ
    れた前記滴下液を前記ケーシングの外方に排出するため
    の排出孔が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の蒸気洗浄装置。
JP6099228A 1994-04-12 1994-04-12 蒸気洗浄装置 Expired - Lifetime JP3040306B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3148201B2 (ja) * 1999-06-03 2001-03-19 株式会社半導体先端テクノロジーズ パーティクル量評価装置ならびにディップ式洗浄システムおよびパーティクル付着量評価方法

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US7775977B2 (en) 2002-09-27 2010-08-17 Olympus Corporation Ultrasonic tomographic diagnostic apparatus

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